JPWO2006030755A1 - 漂白組成物 - Google Patents
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Abstract
本発明の目的は、過酸化剤を使用することなく、安全かつ簡便な漂白が可能となる漂白組成物を提供することである。本発明によれば、可視光型酸化チタンと水とから実質的に構成される、漂白組成物が提供される。
Description
本発明は、刺激性ある過酸化水素や過酸化尿素を使用することなく、光をあてることにより効果を発揮する漂白剤に関するものである。
歯科治療においては歯牙の審美性の改善の要望が強く、歯牙の漂白が行なわれている。歯牙は、タバコ又はコーヒー等の嗜好品の有色物質の沈着や、色素生成菌の繁殖により変色または着色される。また、歯牙の変色としては、口腔内での金属材料等の影響による外因性の変色もある。さらに、内因性の歯牙変色もあり、例えば、加齢や代謝異常や遺伝性によるもの、その他、歯の障害などによっても変色する。このような外因性の変色及び内因性の変色に対して、漂白処置が行われている。
歯牙の漂白方法としては、過酸化水素又は過酸化尿素などの過酸化剤、還元剤、酸又はアルカリを使用する方法が使用されており、これらの漂白効果を促進するために、加熱や光照射を併用する場合もある。また、酸化チタンに少量の過酸化水素を処方し、酸化能力を発現させる方法も知られている。しかしながら、過酸化水素又は過酸化尿素などの過酸化剤は生体への刺激が強く、取り扱いを慎重に行う必要があるため煩雑であった。
また、特開2004−83489号公報には、酸窒化チタン粉末を含む溶液を歯牙表面に付着させ、当該部分に可視光などの光を照射することにより生ずる光触媒作用に基づいて歯牙を漂白することを特徴とする歯牙の漂白方法が記載されている。しかしながら、特開2004−83489号公報で用いている酸窒化チタンは、含水酸化チタンをアンモニアを含む雰囲気、窒素ガスを含む雰囲気又は窒素ガスと水素ガスの混合雰囲気中で熱処理することにより、又は酸化チタンの粉末と尿素を撹拌混合した後に加熱することにより形成されるものであり、製造が煩雑であった。
本発明は上記した従来技術の問題点を解消することを解決すべき課題とした。即ち、本発明は、過酸化剤を使用することなく、安全かつ簡便な漂白が可能となる漂白組成物を提供することを解決すべき課題とした。さらに本発明は、可視光においても高い漂白効果を示し、可視光のコントロールにより漂白効果をコントロールできる漂白組成物を提供することを解決すべき課題とした。
本発明者らは上記課題を解決するために鋭意検討した結果、可視光型酸化チタンと水を配合し、さらに所望により基剤や界面活性剤を配合した漂白組成物が、可視光により漂白活性を示すことを見出し、本発明を完成するに至った。
即ち、本発明によれば、以下の発明が提供される。
(1) 可視光型酸化チタンと水とから実質的に構成される、漂白組成物。
(2) 可視光型酸化チタンの420nm吸収量が350nm吸収量の10%以上である、(1)に記載の漂白組成物。
(3) 可視光型酸化チタンの420nm吸収量が350nm吸収量の20%以上である、(1)又は(2)に記載の漂白組成物。
(1) 可視光型酸化チタンと水とから実質的に構成される、漂白組成物。
(2) 可視光型酸化チタンの420nm吸収量が350nm吸収量の10%以上である、(1)に記載の漂白組成物。
(3) 可視光型酸化チタンの420nm吸収量が350nm吸収量の20%以上である、(1)又は(2)に記載の漂白組成物。
(4) 可視光型酸化チタンが、青色LEDで可視光型酸化チタンを照射し、ただちにルミノールを添加した発光数から、青色LEDで精製水を照射したのちにルミノールを添加した発光数を引いた発光数が、300/0.1秒以上を示す可視光型酸化チタンである、(1)から(3)の何れかに記載の漂白組成物。
(5) 可視光型酸化チタンを1〜80重量%の量で含有する、(1)から(4)の何れかに記載の漂白組成物。
(6) さらに脂肪酸又は脂肪酸エステル化合物を含む、(1)から(5)の何れかに記載の漂白組成物。
(5) 可視光型酸化チタンを1〜80重量%の量で含有する、(1)から(4)の何れかに記載の漂白組成物。
(6) さらに脂肪酸又は脂肪酸エステル化合物を含む、(1)から(5)の何れかに記載の漂白組成物。
(7) 脂肪酸又は脂肪酸エステル化合物が非イオン界面活性剤である、(6)に記載の漂白組成物。
(8) さらに基剤を含む、(1)から(7)の何れかに記載の漂白組成物。
(9) 基剤が、軽質無水ケイ酸、ビニルポリマー類、ヒドロキシプロピルセルロース、寒天、ゲル化炭化水素、セルロース類、シリカ化合物、ワセリン、ワックス、アクリレートモノマーの何れか1種以上である、(8)に記載の漂白組成物。
(8) さらに基剤を含む、(1)から(7)の何れかに記載の漂白組成物。
(9) 基剤が、軽質無水ケイ酸、ビニルポリマー類、ヒドロキシプロピルセルロース、寒天、ゲル化炭化水素、セルロース類、シリカ化合物、ワセリン、ワックス、アクリレートモノマーの何れか1種以上である、(8)に記載の漂白組成物。
(10) さらに緩衝液を含む、(1)から(9)の何れかに記載の漂白組成物。
(11) 緩衝液が、リン酸緩衝液、ホウ酸緩衝液、トリス緩衝液又はグッズ緩衝液の何れか1種以上である、(10)に記載の漂白組成物。
(12) さらにアパタイト類、リン酸カルシウム類、フッ素化合物、ドデシル硫酸アンモニウム、イオン交換樹脂、セルロース、色素、金又は白金の何れか1種以上を含む、(1)から(11)の何れかに記載の漂白組成物。
(11) 緩衝液が、リン酸緩衝液、ホウ酸緩衝液、トリス緩衝液又はグッズ緩衝液の何れか1種以上である、(10)に記載の漂白組成物。
(12) さらにアパタイト類、リン酸カルシウム類、フッ素化合物、ドデシル硫酸アンモニウム、イオン交換樹脂、セルロース、色素、金又は白金の何れか1種以上を含む、(1)から(11)の何れかに記載の漂白組成物。
(13) 歯牙の漂白のために使用する、(1)から(12)の何れかに記載の漂白組成物。
(14) 歯磨き剤として使用する、(1)から(12)の何れかに記載の漂白組成物。
(15) 入れ歯用洗剤、衣類用洗剤、又は壁・タイル用の漂白剤として使用する、(1)から(12)の何れかに記載の漂白組成物。
(14) 歯磨き剤として使用する、(1)から(12)の何れかに記載の漂白組成物。
(15) 入れ歯用洗剤、衣類用洗剤、又は壁・タイル用の漂白剤として使用する、(1)から(12)の何れかに記載の漂白組成物。
以下、本発明の実施の形態について詳細に説明する。
本発明の漂白組成物は、可視光型酸化チタンと水とから実質的に構成されることを特徴とするものであり、好ましくは歯牙の漂白のために使用することができる。
本発明の漂白組成物は、可視光型酸化チタンと水とから実質的に構成されることを特徴とするものであり、好ましくは歯牙の漂白のために使用することができる。
本明細書で言う「可視光型酸化チタンと水とから実質的に構成される」とは、可視光型酸化チタンと水のみから構成されるか、又は本明細書中以下に記載するような任意成分を含むが、それ以外の成分(例えば、過酸化水素などの過酸化物や、生物・化学発光剤など)を含まないことを意味する。
可視光型酸化チタンとは、400〜900nm程度の可視光領域の光で活性を示す酸化チタンであり、好ましくは420nm吸収量が350nm吸収量の10%以上であり、特に好ましくは、420nm吸収量が350nm吸収量の20%以上である。
本発明で用いることができる可視光型酸化チタンは当業者に公知であり、例えば、特開2003−12432号公報などに記載されている。本発明で用いることができる可視光型(可視光応答型)酸化チタン は、例えば、波長420nm以上の光の作用により活性化される光触媒であり、さらに好ましくは波長450nm以上の光の作用により活性化されるものである。
本発明で使用する可視光応答型酸化チタンは、例えば、国際公開WO00/10706号公報又は国際公開WO02/068576号公報 に記載された安定した酸素欠陥を有する二酸化チタン からなる可視型光触媒、並びに以下に記載する各種の可視光応答型材料でもよい。国際公開WO00/10706号公報又は国際公開WO02/068576号公報に記載された可視型光触媒のESRスペクトルは、真空中、77K、暗黒下で測定されたESRにおいて、g値が2.003〜2.004のシグナルのみを有する。
可視光応答型酸化チタンの代表例としては、アナターゼ型酸化チタンを主成分とする酸化チタンであり、アナターゼ型酸化チタン以外に非晶質の酸化チタンを含むものであるか、またはルチル型酸化チタン を主成分とする酸化チタン であり、ルチル型酸化チタン以外に非晶質の酸化チタンを含むものでもよい。アナターゼ型酸化チタンを主成分とする酸化チタン からなる可視光応答型材料を構成する前記酸化チタンは、チタンと酸素とが不定比であることができ、具体的には、チタンに対する酸素の量が、二酸化チタン における化学量論比(理論値2.00)より少なくても良い。上記可視光応答型材料中の酸化チタン は、例えば、チタンに対する酸素のモル比が、2.00未満、例えば、1.00〜1.99、または1.50〜1.95である。上記可視光応答型材料中の酸化チタン におけるチタンに対する酸素のモル比は、例えば、X線光電子分光法を用いて測定することができる。本発明では窒素を含んでいない可視光応答型酸化チタンを用いる。
上記したような可視光応答型酸化チタンは、非晶質または不完全な結晶質の酸化チタン (含水酸化チタン を含む)及び/又は水酸化チタンを原料として、例えば、特開2003−12432号公報に記載の方法に準じて製造することができる。
本発明では、好ましくは、青色LEDで可視光型酸化チタンを照射し、ただちにルミノールを添加した発光数から、青色LEDで精製水を照射したのちにルミノールを添加した発光数を引いた発光数が、300/0.1秒以上を示す可視光型酸化チタンを用いることができる。
本発明の漂白組成物における可視光型酸化チタンの含有量は特に限定されないが、一般的には1〜80重量%程度であり、好ましくは5〜70重量%程度であり、さらに好ましくは10〜70重量%程度である。本発明の漂白組成物が、可視光型酸化チタンと水のみから構成される場合は、可視光型酸化チタンの含有量は好ましくは20〜70重量%程度であり、好ましくは40〜55重量%程度である。
また、本発明の漂白組成物にはさらに所望により、脂肪酸又は脂肪酸エステル化合物を含めることができる。本発明で用いることができる脂肪酸又は脂肪酸エステル化合物としては例えば、以下のものが挙げられる。
(1)非イオン界面活性剤
ソルビタン脂肪酸エステル、モノオレイン酸ポリオキシエチレンソルビタン、モノステアリン酸グリセリン、モノオレイン酸グリセリン、グリセリン脂肪酸エステル、ラウリン酸ジエタノールアミド、ノニオン(日本油脂)、モノグリ(日本油脂)、スタホーム(日本油脂)
(2)陰イオン界面活性剤
ラウリル硫酸ナトリウム、ラウリル硫酸トリエタノールアミン、ステアロイルメチルタウリンナトリウム、ヤシ油脂脂肪酸サルコシンナトリウム、パーソフト(日本油脂)、ダイヤポン(日本油脂)、サンアミド(日本油脂)、フィレット(日本油脂)
ソルビタン脂肪酸エステル、モノオレイン酸ポリオキシエチレンソルビタン、モノステアリン酸グリセリン、モノオレイン酸グリセリン、グリセリン脂肪酸エステル、ラウリン酸ジエタノールアミド、ノニオン(日本油脂)、モノグリ(日本油脂)、スタホーム(日本油脂)
(2)陰イオン界面活性剤
ラウリル硫酸ナトリウム、ラウリル硫酸トリエタノールアミン、ステアロイルメチルタウリンナトリウム、ヤシ油脂脂肪酸サルコシンナトリウム、パーソフト(日本油脂)、ダイヤポン(日本油脂)、サンアミド(日本油脂)、フィレット(日本油脂)
(3)陽イオン界面活性剤
塩化ベンザルコニウム、塩化ラウリルトリメチルアンモニウム、塩化セチルトリメチルアンモニウム、塩化ステアリルトリメチルアンモニウム、カチオン(日本油脂)
(4)両性界面活性剤
ニッサンアミノ(日本油脂)
塩化ベンザルコニウム、塩化ラウリルトリメチルアンモニウム、塩化セチルトリメチルアンモニウム、塩化ステアリルトリメチルアンモニウム、カチオン(日本油脂)
(4)両性界面活性剤
ニッサンアミノ(日本油脂)
(5)高分子活性剤
無水マレイン酸・ジイソブチレン共重合体ナトリウム液
(6)脂肪酸
オレイン酸、カプロン酸、カプリル酸、カプリン酸、ラウリン酸、ミリスチン酸、パルミチン酸、ステアリン酸
(7)その他
脂肪酸アルコール、脂肪族アミン、グリセリン、金属石鹸、油脂・脂肪酸エステル
無水マレイン酸・ジイソブチレン共重合体ナトリウム液
(6)脂肪酸
オレイン酸、カプロン酸、カプリル酸、カプリン酸、ラウリン酸、ミリスチン酸、パルミチン酸、ステアリン酸
(7)その他
脂肪酸アルコール、脂肪族アミン、グリセリン、金属石鹸、油脂・脂肪酸エステル
本発明の漂白組成物における脂肪酸又は脂肪酸エステル化合物の含有量は特に限定されないが、一般的には0〜50重量%程度であり、好ましくは0〜40重量%程度であり、特に好ましくは10〜30重量%程度である。
本発明の漂白組成物には、さらに基剤を含めることができる。本発明で用いる基剤としては、軽質無水ケイ酸、ビニルポリマー類(例えば、カルボキシビニルポリマーなど)、ヒドロキシプロピルセルロース、寒天、ゲル化炭化水素、セルロース類、シリカ化合物、ワセリン、ワックス、アクリレートモノマーなどが挙げられ、これらは単独で使用してもよいし、2種類以上の基剤を組み合わせて使用してもよい。
本発明の漂白組成物における基剤の含有量は特に限定されないが、一般的には0〜70重量%程度であり、好ましくは0〜60重量%程度である。
本発明の漂白組成物における基剤の含有量は特に限定されないが、一般的には0〜70重量%程度であり、好ましくは0〜60重量%程度である。
本発明の漂白組成物には、さらに緩衝液を含めることができる。本発明で用いる緩衝液としては、リン酸緩衝液、ホウ酸緩衝液、トリス緩衝液又はグッズ緩衝液などが挙げられ、これらは単独で使用してもよいし、2種類以上の緩衝液を組み合わせて使用してもよい。緩衝液のpHは4〜10が好ましい。また、緩衝液には炭酸ナトリウムを含ませてもよい。
本発明の漂白組成物における緩衝液の含有量は特に限定されないが、一般的には0〜90重量%程度である。
本発明の漂白組成物における緩衝液の含有量は特に限定されないが、一般的には0〜90重量%程度である。
本発明の漂白組成物にはさらに所望により、アパタイト類、リン酸カルシウム類、フッ素化合物、ドデシル硫酸アンモニウム、イオン交換樹脂、セルロース、色素、金又は白金などの何れか1種以上を含めることができる。
アパタイト類(ハイドロキシアパタイトなど)、リン酸カルシウム類及びフッ素化合物は何れも歯科分野で歯の強化・防護のために汎用されている成分であり、これらの成分の添加によりう蝕を予防することができる。イオン交換樹脂としては、例えば、アニオン交換樹脂(例えば、官能基として4級アンモニウムを含むもの)、カチオン交換樹脂(例えば、官能基としてSO3 -を含むもの)、又は有機物濃縮用樹脂などを使用することができる。また、色素としては、ローダミンB、食用青色1号、青色4号、黄色5号又は緑茶末などが挙げられる。
本発明の漂白組成物における上記任意成分の含有量は特に限定されないが、一般的には0〜20重量%程度であり、好ましくは0〜10重量%程度である。
アパタイト類(ハイドロキシアパタイトなど)、リン酸カルシウム類及びフッ素化合物は何れも歯科分野で歯の強化・防護のために汎用されている成分であり、これらの成分の添加によりう蝕を予防することができる。イオン交換樹脂としては、例えば、アニオン交換樹脂(例えば、官能基として4級アンモニウムを含むもの)、カチオン交換樹脂(例えば、官能基としてSO3 -を含むもの)、又は有機物濃縮用樹脂などを使用することができる。また、色素としては、ローダミンB、食用青色1号、青色4号、黄色5号又は緑茶末などが挙げられる。
本発明の漂白組成物における上記任意成分の含有量は特に限定されないが、一般的には0〜20重量%程度であり、好ましくは0〜10重量%程度である。
上記した本発明の漂白組成物は、固体、溶液またはゲル等の形態とすることができる。本発明の漂白組成物には、上記した成分以外にさらに、溶剤、香料、キシリトール、キノン類、安定剤等を含めることもできる。本発明の漂白用組成物は、特に歯牙の漂白のために用いられるが、その他の物品の漂白に使用することもでき、具体的には、歯磨き剤、入れ歯用洗剤、衣類用洗剤、又は壁・タイル用の漂白剤として使用することができる。可視光型酸化チタンと水のみから構成される漂白組成物は、特に、歯牙の漂白のために用いることが好ましい。
以下の実施例により本発明をさらに具体的に説明するが、本発明は実施例によって限定されるものではない。
以下の実施例により本発明をさらに具体的に説明するが、本発明は実施例によって限定されるものではない。
以下の実施例で使用した可視光型チタニアは、可視光反応型光触媒チタン(エコデバイス社から購入、吸収曲線を図1に示す)である。また、この可視光反応型光触媒チタンは、青色LEDで可視光型酸化チタンを照射し、ただちにルミノールを添加した発光数から、青色LEDで精製水を照射したのちにルミノールを添加した発光数を引いた発光数が、300/0.1秒以上を示すものである。
試験例1:
(1)サンプル
0.4mg/mLチタニアサンプル(可視光型チタニア(TiO)、チタニア・アナターゼタイプ(ANA)、ルチルタイプ(RTL)、アモルファスタイプ(AMO))(チタニア・アナターゼタイプ、ルチルタイプ、アモルファスタイプは、和光純薬から購入した)
精製水
(1)サンプル
0.4mg/mLチタニアサンプル(可視光型チタニア(TiO)、チタニア・アナターゼタイプ(ANA)、ルチルタイプ(RTL)、アモルファスタイプ(AMO))(チタニア・アナターゼタイプ、ルチルタイプ、アモルファスタイプは、和光純薬から購入した)
精製水
(2)実験方法
250LUXの青色ELで30秒間光照射したサンプル50μLの2秒間における発光数を反応前発光数とした。反応前発光数の測定後、サンプルに再度30秒間青色ELで光照射し、直ちに等量の5mMルミノール水溶液(pH9.5)を加え、2秒間の発光数をルミネッセンサーPSN[AB-2200、アトー] を用いて0.1秒単位で2秒間測定した。サンプル測定値から反応前発光数と精製水の測定値を差引き、ラジカル・発光数として算出した。
250LUXの青色ELで30秒間光照射したサンプル50μLの2秒間における発光数を反応前発光数とした。反応前発光数の測定後、サンプルに再度30秒間青色ELで光照射し、直ちに等量の5mMルミノール水溶液(pH9.5)を加え、2秒間の発光数をルミネッセンサーPSN[AB-2200、アトー] を用いて0.1秒単位で2秒間測定した。サンプル測定値から反応前発光数と精製水の測定値を差引き、ラジカル・発光数として算出した。
(3)結果
ルミノール添加後、直ちに発光反応が始まり、可視光型チタニア(TiO)からラジカルが発生していることが確認できた(図8)。一方、チタニアのアナターゼ、ルチル、アモルファスタイプは、若干の発光反応を示したものの、発光数は250以下であった(図8)。
ルミノール添加後、直ちに発光反応が始まり、可視光型チタニア(TiO)からラジカルが発生していることが確認できた(図8)。一方、チタニアのアナターゼ、ルチル、アモルファスタイプは、若干の発光反応を示したものの、発光数は250以下であった(図8)。
実施例1:照度の違いによる可視光型チタンのヘマトポリフィリン漂白力
(1)サンプル
50w/w%の可視光型チタニアと50w/w%の蒸留水を練和し、可視光チタニアサンプルとした。対照として、50w/w%のチタニア(アナターゼ型)(和光純薬製)と50w/w%の蒸留水を練和し、ブランクとした。
(1)サンプル
50w/w%の可視光型チタニアと50w/w%の蒸留水を練和し、可視光チタニアサンプルとした。対照として、50w/w%のチタニア(アナターゼ型)(和光純薬製)と50w/w%の蒸留水を練和し、ブランクとした。
(2)実験方法
0.1%ヘマトポルフィリン溶液中に直径6mmのろ紙を加え、一昼夜放置した後乾燥し、着色ろ紙とした。着色ろ紙は、ろ紙表面を分光色差計(日本電色工業)で測定し、初期値(a*1,b*1,L*1)とした。照度10LUXの赤色ランプの下で、着色ろ紙10枚の表面にサンプル、またはブランクを約0.5mmの厚さとなるように塗布し、カバーガラスで表面を蓋った。可視光(400〜750nm)のみに波長をもつ白色ランプと可視光照射装置(LT-120、ナガノ科学)を用いて、塗布した着色ろ紙表面から低照度1000LUX、中照度2000LUX、高照度3000LUXで15分間照射し、漂白効果を検討した(20℃)。照射後、直ちに精製水500mL中で15分間洗浄し、再度繰り返し洗浄した。洗浄後、着色ろ紙を40℃、1時間乾燥し、着色ろ紙表面を分光色差計(日本電色工業)で測定し、実測値(a*2,b*2,L*2)とした。なお、実測値−初期値とした△a*,△b*,△L*をそれぞれ2乗し、足した数値にルートをかけ△Eとした。
0.1%ヘマトポルフィリン溶液中に直径6mmのろ紙を加え、一昼夜放置した後乾燥し、着色ろ紙とした。着色ろ紙は、ろ紙表面を分光色差計(日本電色工業)で測定し、初期値(a*1,b*1,L*1)とした。照度10LUXの赤色ランプの下で、着色ろ紙10枚の表面にサンプル、またはブランクを約0.5mmの厚さとなるように塗布し、カバーガラスで表面を蓋った。可視光(400〜750nm)のみに波長をもつ白色ランプと可視光照射装置(LT-120、ナガノ科学)を用いて、塗布した着色ろ紙表面から低照度1000LUX、中照度2000LUX、高照度3000LUXで15分間照射し、漂白効果を検討した(20℃)。照射後、直ちに精製水500mL中で15分間洗浄し、再度繰り返し洗浄した。洗浄後、着色ろ紙を40℃、1時間乾燥し、着色ろ紙表面を分光色差計(日本電色工業)で測定し、実測値(a*2,b*2,L*2)とした。なお、実測値−初期値とした△a*,△b*,△L*をそれぞれ2乗し、足した数値にルートをかけ△Eとした。
(3)結果
ブランク塗布した着色ろ紙は△Eが2以下で、肉眼では色の変化が観察できなかった(図2)。サンプル塗布した着色ろ紙は、照射前でも△E値が高く、照度が上がるにしたがい△Eも高く、白くなった(図3)。
ブランク塗布した着色ろ紙は△Eが2以下で、肉眼では色の変化が観察できなかった(図2)。サンプル塗布した着色ろ紙は、照射前でも△E値が高く、照度が上がるにしたがい△Eも高く、白くなった(図3)。
実施例2:照射時間の違いによる可視光型チタンのヘマトポルフィリン漂白力
(1)サンプル
40w/w%の可視光型チタニアと60w/w%の蒸留水を練和し、可視光チタニアサンプルとした。
(1)サンプル
40w/w%の可視光型チタニアと60w/w%の蒸留水を練和し、可視光チタニアサンプルとした。
(2)実験方法
0.1%ヘマトポルフィリン溶液中に直径6mmのろ紙を加えて染色した。染めたろ紙は50℃で1時間乾燥した後に蒸留水40mLで2回洗浄して着色ろ紙とした。着色ろ紙は、ろ紙表面を分光色差計(日本電色工業)で測定し、初期値(a*1,b*1,L*1)とした。照度10LUXの赤色ランプの下で、着色ろ紙10枚の表面にサンプル、またはブランクを約0.5mmの厚さとなるように塗布し、カバーガラスで表面を蓋った。可視光(400〜750nm)のみに波長をもつ白色ランプと可視光照射装置(LT-120、ナガノ科学)を用いて、塗布した着色ろ紙表面から3000LUXで30分、3時間、7時間、24時間照射し、漂白効果を検討した(20℃)。照射後、直ちに精製水500mL中で15分間洗浄し、再度繰り返し洗浄した。洗浄後、着色ろ紙を40℃、1時間乾燥し、着色ろ紙表面を分光色差計(日本電色工業)で測定し、実測値(a*2,b*2,L*2)とした。なお、実測値-初期値とした△a*,△b*,△L*をそれぞれ2乗し、足した数値にルートをかけ△Eとした。
0.1%ヘマトポルフィリン溶液中に直径6mmのろ紙を加えて染色した。染めたろ紙は50℃で1時間乾燥した後に蒸留水40mLで2回洗浄して着色ろ紙とした。着色ろ紙は、ろ紙表面を分光色差計(日本電色工業)で測定し、初期値(a*1,b*1,L*1)とした。照度10LUXの赤色ランプの下で、着色ろ紙10枚の表面にサンプル、またはブランクを約0.5mmの厚さとなるように塗布し、カバーガラスで表面を蓋った。可視光(400〜750nm)のみに波長をもつ白色ランプと可視光照射装置(LT-120、ナガノ科学)を用いて、塗布した着色ろ紙表面から3000LUXで30分、3時間、7時間、24時間照射し、漂白効果を検討した(20℃)。照射後、直ちに精製水500mL中で15分間洗浄し、再度繰り返し洗浄した。洗浄後、着色ろ紙を40℃、1時間乾燥し、着色ろ紙表面を分光色差計(日本電色工業)で測定し、実測値(a*2,b*2,L*2)とした。なお、実測値-初期値とした△a*,△b*,△L*をそれぞれ2乗し、足した数値にルートをかけ△Eとした。
(3)結果
照射時間が長くなるほど△Eが高くなり、光量により漂白効果をコントロールできた(図4)。
照射時間が長くなるほど△Eが高くなり、光量により漂白効果をコントロールできた(図4)。
実施例3:変色ミノサイクリンの酸化分解
(1)サンプル
可視光型チタニア10wt%、下記の脂肪酸化合物20wt%、ヒドロキシプロピルメチルセルロース2wt%、及び燐酸緩衝液68wt%を攪拌、調製した。また、脂肪酸化合物としては、ラウリン酸、ミリスチン酸、パルミチン酸、ステアリン酸をそれぞれ検討した。
(1)サンプル
可視光型チタニア10wt%、下記の脂肪酸化合物20wt%、ヒドロキシプロピルメチルセルロース2wt%、及び燐酸緩衝液68wt%を攪拌、調製した。また、脂肪酸化合物としては、ラウリン酸、ミリスチン酸、パルミチン酸、ステアリン酸をそれぞれ検討した。
(2)実験方法
2,500ppm塩酸ミノサイクリン溶液を光にあてて変色し、変色ミノサイクリン溶液とした。青色LEDで15分間光照射したサンプル各1gに、変色ミノサイクリン溶液2mLを加え、攪拌し、37℃で15分間保温した後、遠心分離して得た上澄みを分光光度計で測定した。変色ミノサイクリンの極大吸収ピークにおける吸光度を100%とし、各吸光度を算出した。
2,500ppm塩酸ミノサイクリン溶液を光にあてて変色し、変色ミノサイクリン溶液とした。青色LEDで15分間光照射したサンプル各1gに、変色ミノサイクリン溶液2mLを加え、攪拌し、37℃で15分間保温した後、遠心分離して得た上澄みを分光光度計で測定した。変色ミノサイクリンの極大吸収ピークにおける吸光度を100%とし、各吸光度を算出した。
(3)結果
変色ミノサイクリンの極大吸収ピーク、λmaxは348nmであり、各サンプルを添加することにより348nmのピークは小さくなり、変色ミノサイクリンの色がうすい透明になった(図5)。
変色ミノサイクリンの極大吸収ピーク、λmaxは348nmであり、各サンプルを添加することにより348nmのピークは小さくなり、変色ミノサイクリンの色がうすい透明になった(図5)。
実施例4:ヘマトポルフィリンろ紙の漂白
(1)サンプル
可視光型チタニア15wt%、脂肪酸又は脂肪酸エステル化合物30wt%、カルボキシビニルポリマー2wt%及びホウ酸緩衝液53wt%を攪拌、調製した。ブランクとして、脂肪酸又は脂肪酸エステル化合物23wt%、軽質無水ケイ酸3wt%及び燐酸緩衝液74wt%のペーストを調製した。また、脂肪酸又は脂肪酸エステル化合物は、ソルビタン脂肪酸エステル(商品名:ノニオン(日本油脂(株)))、ステアリン酸、ラウリン酸をそれぞれ検討した。
(1)サンプル
可視光型チタニア15wt%、脂肪酸又は脂肪酸エステル化合物30wt%、カルボキシビニルポリマー2wt%及びホウ酸緩衝液53wt%を攪拌、調製した。ブランクとして、脂肪酸又は脂肪酸エステル化合物23wt%、軽質無水ケイ酸3wt%及び燐酸緩衝液74wt%のペーストを調製した。また、脂肪酸又は脂肪酸エステル化合物は、ソルビタン脂肪酸エステル(商品名:ノニオン(日本油脂(株)))、ステアリン酸、ラウリン酸をそれぞれ検討した。
(2)実験方法
0.1%ヘマトポルフィリン溶液中に直径6mmのろ紙を加え、一昼夜放置した後乾燥し、着色ろ紙とした。着色ろ紙は、ろ紙表面を分光色差計(日本電色工業)で測定し、初期値(a*1,b*1,L*1)とした。着色ろ紙10枚の表面にサンプルを塗布し、青色LEDで15分間照射したあと、精製水500mL中で15分間洗浄し、再度繰り返し洗浄した。洗浄後、ろ紙を40℃、1時間乾燥し、ろ紙表面を分光色差計(日本電色工業)で測定し、実測値(a*2,b*2,L*2)とした。なお、実測値-初期値とした△a*,△b*,△L*をそれぞれ2乗し、足した数値にルートをかけ△Eとした。
0.1%ヘマトポルフィリン溶液中に直径6mmのろ紙を加え、一昼夜放置した後乾燥し、着色ろ紙とした。着色ろ紙は、ろ紙表面を分光色差計(日本電色工業)で測定し、初期値(a*1,b*1,L*1)とした。着色ろ紙10枚の表面にサンプルを塗布し、青色LEDで15分間照射したあと、精製水500mL中で15分間洗浄し、再度繰り返し洗浄した。洗浄後、ろ紙を40℃、1時間乾燥し、ろ紙表面を分光色差計(日本電色工業)で測定し、実測値(a*2,b*2,L*2)とした。なお、実測値-初期値とした△a*,△b*,△L*をそれぞれ2乗し、足した数値にルートをかけ△Eとした。
(3)結果
図6に示したように、ブランク塗布において△Eは約1〜2程度であるが、チタニアを含む各サンプルを塗布することで変色ろ紙の△E値は明らかに大きく、白くなった。
図6に示したように、ブランク塗布において△Eは約1〜2程度であるが、チタニアを含む各サンプルを塗布することで変色ろ紙の△E値は明らかに大きく、白くなった。
実施例5:着色物の漂白
(1)サンプル
可視光型チタニア17wt%、ノニオン10wt%、軽質無水ケイ酸1wt%及び燐酸三カルシウム2wt%、水道水70wt%を攪拌、調製した。
(1)サンプル
可視光型チタニア17wt%、ノニオン10wt%、軽質無水ケイ酸1wt%及び燐酸三カルシウム2wt%、水道水70wt%を攪拌、調製した。
(2)実験方法
セラミックスモデルとして、80%以上の密度になるよう燐酸カルシウムペレットを作製した。セラミックスに砂糖とクリーム入りのコーヒー、カレー、または、醤油を加え、30日間放置した後、水洗、乾燥した。乾燥したセラミックス表面を分光色差計(日本電色工業)で測定し、初期値(a*1,b*1,L*1)とした。セラミックスの表面にサンプルを塗布し、青色LEDを15分間照射したあと、精製水500mL中で15分間洗浄し、再度繰り返し洗浄した。洗浄後、セラミックスを40℃、1時間乾燥し、表面を分光色差計(日本電色工業)で測定、実測値(a*2,b*2,L*2)とした。なお、実測値−初期値とした△a*,△b*,△L*をそれぞれ2乗し、足した数値にルートをかけ△Eとした。
セラミックスモデルとして、80%以上の密度になるよう燐酸カルシウムペレットを作製した。セラミックスに砂糖とクリーム入りのコーヒー、カレー、または、醤油を加え、30日間放置した後、水洗、乾燥した。乾燥したセラミックス表面を分光色差計(日本電色工業)で測定し、初期値(a*1,b*1,L*1)とした。セラミックスの表面にサンプルを塗布し、青色LEDを15分間照射したあと、精製水500mL中で15分間洗浄し、再度繰り返し洗浄した。洗浄後、セラミックスを40℃、1時間乾燥し、表面を分光色差計(日本電色工業)で測定、実測値(a*2,b*2,L*2)とした。なお、実測値−初期値とした△a*,△b*,△L*をそれぞれ2乗し、足した数値にルートをかけ△Eとした。
(3)結果
図7に示したように、セラミックスの△E値は大きく、白くなった。
図7に示したように、セラミックスの△E値は大きく、白くなった。
本発明により、過酸化剤を使用することなく、安全かつ簡便な漂白が可能となる漂白組成物を提供することが可能になった。
Claims (15)
- 可視光型酸化チタンと水とから実質的に構成される、漂白組成物。
- 可視光型酸化チタンの420nm吸収量が350nm吸収量の10%以上である、請求項1に記載の漂白組成物。
- 可視光型酸化チタンの420nm吸収量が350nm吸収量の20%以上である、請求項1又は2に記載の漂白組成物。
- 可視光型酸化チタンが、青色LEDで可視光型酸化チタンを照射し、ただちにルミノールを添加した発光数から、青色LEDで精製水を照射したのちにルミノールを添加した発光数を引いた発光数が、300/0.1秒以上を示す可視光型酸化チタンである、請求項1から3の何れかに記載の漂白組成物。
- 可視光型酸化チタンを1〜80重量%の量で含有する、請求項1から4の何れかに記載の漂白組成物。
- さらに脂肪酸又は脂肪酸エステル化合物を含む、請求項1から5の何れかに記載の漂白組成物。
- 脂肪酸又は脂肪酸エステル化合物が非イオン界面活性剤である、請求項6に記載の漂白組成物。
- さらに基剤を含む、請求項1から7の何れかに記載の漂白組成物。
- 基剤が、軽質無水ケイ酸、ビニルポリマー類、ヒドロキシプロピルセルロース、寒天、ゲル化炭化水素、セルロース類、シリカ化合物、ワセリン、ワックス、アクリレートモノマーの何れか1種以上である、請求項8に記載の漂白組成物。
- さらに緩衝液を含む、請求項1から9の何れかに記載の漂白組成物。
- 緩衝液が、リン酸緩衝液、ホウ酸緩衝液、トリス緩衝液又はグッズ緩衝液の何れか1種以上である、請求項10に記載の漂白組成物。
- さらにアパタイト類、リン酸カルシウム類、フッ素化合物、ドデシル硫酸アンモニウム、イオン交換樹脂、セルロース、色素、金又は白金の何れか1種以上を含む、請求項1から11の何れかに記載の漂白組成物。
- 歯牙の漂白のために使用する、請求項1から12の何れかに記載の漂白組成物。
- 歯磨き剤として使用する、請求項1から12の何れかに記載の漂白組成物。
- 入れ歯用洗剤、衣類用洗剤、又は壁・タイル用の漂白剤として使用する、請求項1から12の何れかに記載の漂白組成物。
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