JPWO2006016508A1 - インクジェット記録装置及びインクジェット記録方法 - Google Patents
インクジェット記録装置及びインクジェット記録方法 Download PDFInfo
- Publication number
- JPWO2006016508A1 JPWO2006016508A1 JP2006531515A JP2006531515A JPWO2006016508A1 JP WO2006016508 A1 JPWO2006016508 A1 JP WO2006016508A1 JP 2006531515 A JP2006531515 A JP 2006531515A JP 2006531515 A JP2006531515 A JP 2006531515A JP WO2006016508 A1 JPWO2006016508 A1 JP WO2006016508A1
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- phase
- ink jet
- recording
- recording head
- nozzle
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Images
Classifications
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B41—PRINTING; LINING MACHINES; TYPEWRITERS; STAMPS
- B41J—TYPEWRITERS; SELECTIVE PRINTING MECHANISMS, i.e. MECHANISMS PRINTING OTHERWISE THAN FROM A FORME; CORRECTION OF TYPOGRAPHICAL ERRORS
- B41J2/00—Typewriters or selective printing mechanisms characterised by the printing or marking process for which they are designed
- B41J2/005—Typewriters or selective printing mechanisms characterised by the printing or marking process for which they are designed characterised by bringing liquid or particles selectively into contact with a printing material
- B41J2/01—Ink jet
- B41J2/21—Ink jet for multi-colour printing
- B41J2/2132—Print quality control characterised by dot disposition, e.g. for reducing white stripes or banding
- B41J2/2135—Alignment of dots
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B41—PRINTING; LINING MACHINES; TYPEWRITERS; STAMPS
- B41J—TYPEWRITERS; SELECTIVE PRINTING MECHANISMS, i.e. MECHANISMS PRINTING OTHERWISE THAN FROM A FORME; CORRECTION OF TYPOGRAPHICAL ERRORS
- B41J2/00—Typewriters or selective printing mechanisms characterised by the printing or marking process for which they are designed
- B41J2/005—Typewriters or selective printing mechanisms characterised by the printing or marking process for which they are designed characterised by bringing liquid or particles selectively into contact with a printing material
- B41J2/01—Ink jet
- B41J2/015—Ink jet characterised by the jet generation process
- B41J2/04—Ink jet characterised by the jet generation process generating single droplets or particles on demand
- B41J2/045—Ink jet characterised by the jet generation process generating single droplets or particles on demand by pressure, e.g. electromechanical transducers
- B41J2/04501—Control methods or devices therefor, e.g. driver circuits, control circuits
- B41J2/04541—Specific driving circuit
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B41—PRINTING; LINING MACHINES; TYPEWRITERS; STAMPS
- B41J—TYPEWRITERS; SELECTIVE PRINTING MECHANISMS, i.e. MECHANISMS PRINTING OTHERWISE THAN FROM A FORME; CORRECTION OF TYPOGRAPHICAL ERRORS
- B41J2/00—Typewriters or selective printing mechanisms characterised by the printing or marking process for which they are designed
- B41J2/005—Typewriters or selective printing mechanisms characterised by the printing or marking process for which they are designed characterised by bringing liquid or particles selectively into contact with a printing material
- B41J2/01—Ink jet
- B41J2/015—Ink jet characterised by the jet generation process
- B41J2/04—Ink jet characterised by the jet generation process generating single droplets or particles on demand
- B41J2/045—Ink jet characterised by the jet generation process generating single droplets or particles on demand by pressure, e.g. electromechanical transducers
- B41J2/04501—Control methods or devices therefor, e.g. driver circuits, control circuits
- B41J2/04573—Timing; Delays
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B41—PRINTING; LINING MACHINES; TYPEWRITERS; STAMPS
- B41J—TYPEWRITERS; SELECTIVE PRINTING MECHANISMS, i.e. MECHANISMS PRINTING OTHERWISE THAN FROM A FORME; CORRECTION OF TYPOGRAPHICAL ERRORS
- B41J29/00—Details of, or accessories for, typewriters or selective printing mechanisms not otherwise provided for
- B41J29/38—Drives, motors, controls or automatic cut-off devices for the entire printing mechanism
- B41J29/393—Devices for controlling or analysing the entire machine ; Controlling or analysing mechanical parameters involving printing of test patterns
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Quality & Reliability (AREA)
- Ink Jet (AREA)
- Particle Formation And Scattering Control In Inkjet Printers (AREA)
- Ink Jet Recording Methods And Recording Media Thereof (AREA)
Abstract
インクジェット記録装置1は、3相駆動されるノズル列L,…を有する記録ヘッド装置300と、走査方向Xに記録ヘッド装置300を移動させるキャリッジ2と、キャリッジ2により記録ヘッド装置300が1画素分だけ移動する毎にクロック信号を発生する画素クロック発生部74と、記録ヘッド装置300を制御する記録ヘッド制御部6とを備える。記録ヘッド制御部6は、クロック信号に基づきノズル列L,…の駆動位相をそれぞれ制御する位相制御部7を有し、キャリッジ2による記録ヘッド装置300の移動中に、位相制御部7で制御された駆動位相でノズル列Lを駆動することにより複数画素を所定の間引きパターンで間引きして画像を記録し、これを所定回数繰り返すことによって記録領域における画像記録を完成するよう記録ヘッド装置300を制御する。
Description
本発明は、インクを吐出することによって記録媒体に画像を記録するインクジェット記録装置及びインクジェット記録方法に関する。
従来から、普通紙等の記録媒体に対して印刷可能な記録装置として、記録ヘッドのノズルからインクを吐出して画像を記録するインクジェット記録装置が知られている。
近年、このインクジェット記録装置においては、記録ヘッドのノズルを高密度化することで画像の高画質化を図る一方、記録ヘッドの各ノズル列中のノズルを異なるタイミングで駆動し、同期するノズル数を減らすことで、記録ヘッドの駆動回路の負担を低減している。
近年、このインクジェット記録装置においては、記録ヘッドのノズルを高密度化することで画像の高画質化を図る一方、記録ヘッドの各ノズル列中のノズルを異なるタイミングで駆動し、同期するノズル数を減らすことで、記録ヘッドの駆動回路の負担を低減している。
このようにノズル列中のノズルを異なるタイミングで駆動するインクジェット記録装置として、いわゆるスタガ配置されたノズルを複数の位相で駆動させるインクジェット記録装置(例えば、特許文献1〜3参照)や、いわゆるマルチパス記録を行うインクジェット記録装置(例えば、特許文献4参照)等がある。なお、スタガ配置とは、記録媒体の搬送方向に配列された複数のノズルから構成されるノズル列において、ノズル位置を駆動相毎に走査方向にずらした配置である。また、マルチパス記録とは、シリアル型の記録ヘッドに記録媒体の同一領域上を複数回走査させることにより、この領域に対する画像記録を完了する記録方法である。
ここで、ノズルをスタガ配置にしたインクジェット記録装置の記録ヘッドは、例えば、搬送方向に並んだ3個のノズル毎に、1相、2相、3相の順でノズルが駆動される3相駆動となっている。つまり、図13Aに示すように、1相目,2相目,3相目のノズル30a,30b,30cは、ストローブパルスSTB1〜STB3によって位相の切り替えが行われるように制御されている。そして、このインクジェット記録装置は、記録ヘッドが1画素分を移動する時間内に位相を3回切り替えることにより、ノズル位置のずれを解消して直線状のドット列を記録可能としている。なお、図13Aにおいて、ストローブパルスSTB1はノズル30a、ストローブパルスSTB2はノズル30b、ストローブパルスSTB3はノズル30cの位相の切り替えをするものである。
但し、上記の記録ヘッドがキャリッジに搭載されたシリアル型の記録ヘッドである場合には、直線状にドット列を記録するときに、記録ヘッドが1画素分を移動する時間内で各位相を切り替える必要があることから、キャリッジの走査速度が記録ヘッドのノズル駆動相数によって制限される。即ち、駆動相数が多くなると、ストローブパルスの切り替え回数が多くなり、ストローブパルス幅が相対的に狭くなることから、その分キャリッジ速度が下がってしまう。
また、キャリッジの走査速度はノズルのスタガピッチpによっても制限される。即ち、ノズルがスタガピッチpだけ移動している時間t1に1画素を記録しなければならないため、下記の(1)式に示すように、1画素分のインクを吐出するのに必要な時間t2は前記時間t1(=スタガピッチp/走査速度V)以下でなければならない。このため、走査速度Vの上限は、下記の(2)式に示すように、スタガピッチpを1画素分のインクの吐出に必要な時間t1で除した値となってしまう。ここで、走査速度を上げるためにスタガピッチを大きくとることも考えられるが、スタガピッチを大きくすると記録ヘッドが大型化してしまい、また、製造技術を新たに開発する必要が生じてしまう。
t2≦t1(=p/V) (1)
V≦p/t2 (2)
t2≦t1(=p/V) (1)
V≦p/t2 (2)
このように、多相駆動のインクジェット記録装置においてノズルがスタガ配置とされている場合は、走査速度に限界があり、高速な画像記録を行うことができない問題がある。
一方、マルチパス記録を行うインクジェット記録装置の記録ヘッドとしては、例えば、上記の記録ヘッドと同様に3相駆動となっていて、図13Bに示すように、1相目,2相目,3相目のノズル30a,30b,30cがストローブパルスSTB1〜STB3によって位相の切替制御される、いわゆる多相駆動方式のものが考えられる。このインクジェット記録装置は、本来は同一ノズルで画像記録するべき同一ラインの画素を複数に分割し、分割した部分毎に異なるノズルで画像記録することにより、ノズル配置のばらつきや、一部のノズルの吐出不良を平均化し、ドットの位置ずれ等が目立たないようにするようになっている。このインクジェット記録装置によれば、ノズルをスタガ配置にしたインクジェット記録装置と異なり、走査速度がノズルの駆動相数やスタガピッチによって制限を受けない分、画像の記録速度を高めることができる。
特開2002−137388号公報
特開2003−326687号公報
特開昭59−33117号公報
特許3441868号公報
しかしながら、上記のようなマルチパス記録を行うインクジェット記録装置においては、例えば図14A,図14Bに示すように、YMCKのインクを吐出する4つの記録ヘッドがキャリッジに搭載された場合など、走査方向に複数のノズル列が並んでいる場合に、ノズル列間の距離に対応する画素数が駆動相数の倍数と異なると、各駆動タイミングにおいてノズル列間で位相を揃えて駆動させたときに、走査方向におけるノズル列の位置と、当該ノズル列の位相との関係が、ノズル列間で異なってしまう。そのため、各ノズル列によって形成されるドットの相対的な位置関係が走査方向で正確に表現されなくなる結果、細線や文字の画質が低下する場合がある。
本発明の課題は、従来と比較して高画質の画像を高速で記録することができるインクジェット記録装置及びインクジェット記録方法を提供することである。
上記課題を解決するため、本発明の第1の側面によれば、インクジェット記録装置において、
多相駆動される複数のノズル列を有する少なくとも1つの記録ヘッド装置と、
記録媒体における同一の記録領域との対向領域で、前記ノズル列と交差する走査方向に前記記録ヘッド装置を所定の回数移動させる移動装置と、
前記移動装置により前記記録ヘッド装置が所定距離だけ移動する毎にクロック信号を発生するクロック発生部と、
前記記録ヘッド装置を制御する記録ヘッド制御部とを備え、
前記記録ヘッド制御部は、
前記クロック信号に基づき、前記複数のノズル列の駆動位相をそれぞれ制御する位相制御部を有し、
前記移動装置による前記記録ヘッド装置の移動中に、前記位相制御部で制御された前記駆動位相で前記ノズル列を駆動することにより複数の画素を所定の間引きパターンで間引きして画像を記録し、これを前記所定の回数繰り返すことによって前記記録領域における画像記録を完成するよう、前記記録ヘッド装置を制御する。
多相駆動される複数のノズル列を有する少なくとも1つの記録ヘッド装置と、
記録媒体における同一の記録領域との対向領域で、前記ノズル列と交差する走査方向に前記記録ヘッド装置を所定の回数移動させる移動装置と、
前記移動装置により前記記録ヘッド装置が所定距離だけ移動する毎にクロック信号を発生するクロック発生部と、
前記記録ヘッド装置を制御する記録ヘッド制御部とを備え、
前記記録ヘッド制御部は、
前記クロック信号に基づき、前記複数のノズル列の駆動位相をそれぞれ制御する位相制御部を有し、
前記移動装置による前記記録ヘッド装置の移動中に、前記位相制御部で制御された前記駆動位相で前記ノズル列を駆動することにより複数の画素を所定の間引きパターンで間引きして画像を記録し、これを前記所定の回数繰り返すことによって前記記録領域における画像記録を完成するよう、前記記録ヘッド装置を制御する。
このインクジェット記録装置によれば、位相制御部が複数のノズル列の駆動位相をそれぞれ制御するので、走査方向におけるノズル列の位置と、当該ノズル列の駆動位相との関係を、ノズル列間で揃えることができる。従って、各ノズル列によって形成されるドットの相対的な位置関係を走査方向で正確に表現することができるため、従来と比較して画質を高めることができる。
また、多相駆動方式のマルチパス記録を行うので、記録ヘッド装置の駆動回路の負担を低減することができる。また、ノズルをスタガ配置にした従来の場合と異なり、走査速度がノズルの駆動相数やスタガピッチによって制限を受けない分、画像の記録速度を高めることができる。
よって、従来と比較して、高画質の画像を高速で記録することができる。
また、多相駆動方式のマルチパス記録を行うので、記録ヘッド装置の駆動回路の負担を低減することができる。また、ノズルをスタガ配置にした従来の場合と異なり、走査速度がノズルの駆動相数やスタガピッチによって制限を受けない分、画像の記録速度を高めることができる。
よって、従来と比較して、高画質の画像を高速で記録することができる。
なお、ノズル列が多相駆動されるとは、ノズル列中のノズルが複数のノズル群を形成し、これらノズル群毎に駆動が制御されることをいう。
また、記録ヘッド装置とは、インクを吐出する少なくとも1つの記録ヘッドを備えるものである。記録ヘッド装置が複数の記録ヘッドを備える場合、これら記録ヘッドは同一色のインクを吐出しても良いし、異なる色のインクを吐出しても良い。
また、本発明のインクジェット記録装置は、記録ヘッド装置を1つ有していても良いし、複数有していても良い。
ここで、インクジェット記録装置が記録ヘッド装置を1つ有する場合、複数のノズル列はそれぞれ同一色のインクを吐出しても良いし、異なるインクを吐出しても良い。
また、インクジェット記録装置が記録ヘッド装置を複数有する場合、それぞれ記録ヘッド装置が有する複数のノズル列はそれぞれ同一色のインクを吐出しても良いし、異なるインクを吐出しても良い。また、インクジェット記録装置が記録ヘッド装置を複数有する場合、それぞれの記録ヘッド装置は同一色のインクを吐出しても良いし、異なるインクを吐出しても良い。更に、インクジェット記録装置が記録ヘッド装置を複数有する場合、記録ヘッド装置を制御する記録ヘッド制御部は、複数の記録ヘッド装置のそれぞれに設けても良いし、複数の記録ヘッド装置をまとめて制御するように1つ設けても良い。
また、所定距離とは、1画素や複数画素分の距離でも良いし、1画素分未満の距離でも良い。
また、記録ヘッド装置とは、インクを吐出する少なくとも1つの記録ヘッドを備えるものである。記録ヘッド装置が複数の記録ヘッドを備える場合、これら記録ヘッドは同一色のインクを吐出しても良いし、異なる色のインクを吐出しても良い。
また、本発明のインクジェット記録装置は、記録ヘッド装置を1つ有していても良いし、複数有していても良い。
ここで、インクジェット記録装置が記録ヘッド装置を1つ有する場合、複数のノズル列はそれぞれ同一色のインクを吐出しても良いし、異なるインクを吐出しても良い。
また、インクジェット記録装置が記録ヘッド装置を複数有する場合、それぞれ記録ヘッド装置が有する複数のノズル列はそれぞれ同一色のインクを吐出しても良いし、異なるインクを吐出しても良い。また、インクジェット記録装置が記録ヘッド装置を複数有する場合、それぞれの記録ヘッド装置は同一色のインクを吐出しても良いし、異なるインクを吐出しても良い。更に、インクジェット記録装置が記録ヘッド装置を複数有する場合、記録ヘッド装置を制御する記録ヘッド制御部は、複数の記録ヘッド装置のそれぞれに設けても良いし、複数の記録ヘッド装置をまとめて制御するように1つ設けても良い。
また、所定距離とは、1画素や複数画素分の距離でも良いし、1画素分未満の距離でも良い。
本発明のインクジェット記録装置においては、
前記位相制御部は、
前記複数のノズル列の間隔を記憶する間隔記憶部と、
前記クロック信号及び前記間隔に基づいて、前記複数のノズル列の間でインク吐出タイミングを調整するタイミング調整部とを備えることが好ましい。
前記位相制御部は、
前記複数のノズル列の間隔を記憶する間隔記憶部と、
前記クロック信号及び前記間隔に基づいて、前記複数のノズル列の間でインク吐出タイミングを調整するタイミング調整部とを備えることが好ましい。
このようにすれば、複数のノズル列の間隔を間隔記憶部が記憶し、各ノズルのインク吐出タイミングをクロック信号及び前記間隔に基づいてタイミング調整部が調整するので、走査方向におけるノズル列位置のずれに起因するドット位置のずれが解消される。従って、各ノズル列によって形成されるドットの相対的な位置関係を走査方向でより正確に表現することができるため、画質を確実に高めることができる。
ここで、記憶部には、ノズル列の間隔として、記録ヘッド装置の移動開始時から、所定位置への各ノズル列の到達時までにカウントされるクロック信号数の差が記憶されることが好ましい。
また、本発明のインクジェット記録装置においては、
前記位相制御部は、
前記クロック信号に基づいて、前記複数のノズル列の駆動位相をそれぞれ所定の位相順序で切り替える位相設定部を備えることが好ましい。
前記位相制御部は、
前記クロック信号に基づいて、前記複数のノズル列の駆動位相をそれぞれ所定の位相順序で切り替える位相設定部を備えることが好ましい。
このようにすれば、位相設定部が複数のノズル列の駆動位相をそれぞれ所定の位相順序で切り替えるので、走査方向におけるノズル列の位置と、当該ノズル列の駆動位相との関係を、ノズル列間で確実に揃えることができる。従って、各ノズル列によって形成されるドットの相対的な位置関係を走査方向でより正確に表現することができるため、画質をより確実に高めることができる。
また、本発明のインクジェット記録装置においては、
前記位相制御部は、前記複数のノズル列の開始駆動位相として、各ノズル列に固有の開始駆動位相を記憶する開始位相記憶部を備え、
前記位相設定部は、前記開始位相記憶部に記憶された各開始駆動位相を、各ノズル列の開始駆動位相として設定することが好ましい。
前記位相制御部は、前記複数のノズル列の開始駆動位相として、各ノズル列に固有の開始駆動位相を記憶する開始位相記憶部を備え、
前記位相設定部は、前記開始位相記憶部に記憶された各開始駆動位相を、各ノズル列の開始駆動位相として設定することが好ましい。
ここで、開始駆動位相とは、位相設定部が切り替えを行う前の駆動位相であり、例えば、記録ヘッド装置の移動開始時に各ノズル列に対して設定される駆動位相である。
このようにすれば、位相設定部が各ノズル列に固有の開始駆動位相を設定するので、走査方向におけるノズル列の位置と、当該ノズル列の駆動位相との関係を、ノズル列間でより確実に揃えることができる。
また、本発明のインクジェット記録装置においては、
前記位相制御部は、前記所定の位相順序として、各ノズル列に固有の位相順序を記憶する位相順序記憶部を備え、
前記位相設定部は、前記位相順序記憶部に記憶された前記所定の位相順序に基づいて各ノズル列の駆動位相を切り替えることが好ましい。
前記位相制御部は、前記所定の位相順序として、各ノズル列に固有の位相順序を記憶する位相順序記憶部を備え、
前記位相設定部は、前記位相順序記憶部に記憶された前記所定の位相順序に基づいて各ノズル列の駆動位相を切り替えることが好ましい。
このようにすれば、位相設定部は各ノズル列に固有の位相順序に基づいて各ノズル列の駆動位相を切り替えるので、走査方向におけるノズル列の位置と、当該ノズル列の駆動位相との関係を、ノズル列間でより確実に揃えることができる。
また、本発明のインクジェット記録装置においては、
前記記録媒体に着弾したインクに光を照射する照射装置を備え、
前記記録ヘッド装置は、光硬化性のインクを吐出することが好ましい。
前記記録媒体に着弾したインクに光を照射する照射装置を備え、
前記記録ヘッド装置は、光硬化性のインクを吐出することが好ましい。
このようにすれば、上記に記載のインクジェット記録装置の発明と同様の効果を得ることができる。
また、本発明のインクジェット記録装置においては、
前記照射装置は、紫外線を照射し、
前記記録ヘッド装置は、紫外線硬化性のインクを吐出することが好ましい。
前記照射装置は、紫外線を照射し、
前記記録ヘッド装置は、紫外線硬化性のインクを吐出することが好ましい。
このようにすれば、上記に記載のインクジェット記録装置の発明と同様の効果を得ることができる。
また、本発明のインクジェット記録装置においては、
前記インクは、カチオン重合系のインクであることが好ましい。
前記インクは、カチオン重合系のインクであることが好ましい。
このようにすれば、インクがカチオン重合系であるので、ラジカル重合系やハイブリッド型である場合と比較して、酸素による重合反応の阻害作用が少ない。また、ラジカル重合系やハイブリッド型である場合と異なり、エネルギー蓄積型であるため、低照度の紫外線でも長時間照射すれば硬化させることができる。
また、本発明の第2の側面によれば、インクジェット記録方法において、
多相駆動される複数のノズル列を有する少なくとも1つの記録ヘッド装置を、記録媒体における同一の記録領域との対向領域で、前記ノズル列と交差する走査方向に所定の回数移動させる移動工程と、
前記移動工程において前記記録ヘッド装置が所定距離だけ移動する毎にクロック信号を発生させるクロック発生工程と、
前記記録ヘッド装置を制御する記録ヘッド制御工程とを備え、
前記記録ヘッド制御工程では、
前記クロック信号に基づき、前記複数のノズル列の駆動位相をそれぞれ制御する位相制御工程を行い、
前記移動工程における前記記録ヘッド装置の移動中に、前記位相制御工程で制御された前記駆動位相で前記ノズル列を駆動することにより複数の画素を所定の間引きパターンで間引きして画像を記録し、これを前記所定の回数繰り返すことによって前記記録領域における画像記録を完成するよう、前記記録ヘッド装置を制御する。
多相駆動される複数のノズル列を有する少なくとも1つの記録ヘッド装置を、記録媒体における同一の記録領域との対向領域で、前記ノズル列と交差する走査方向に所定の回数移動させる移動工程と、
前記移動工程において前記記録ヘッド装置が所定距離だけ移動する毎にクロック信号を発生させるクロック発生工程と、
前記記録ヘッド装置を制御する記録ヘッド制御工程とを備え、
前記記録ヘッド制御工程では、
前記クロック信号に基づき、前記複数のノズル列の駆動位相をそれぞれ制御する位相制御工程を行い、
前記移動工程における前記記録ヘッド装置の移動中に、前記位相制御工程で制御された前記駆動位相で前記ノズル列を駆動することにより複数の画素を所定の間引きパターンで間引きして画像を記録し、これを前記所定の回数繰り返すことによって前記記録領域における画像記録を完成するよう、前記記録ヘッド装置を制御する。
このインクジェット記録方法によれば、位相制御部が複数のノズル列の駆動位相をそれぞれ制御することにより、走査方向におけるノズル列の位置と、当該ノズル列の駆動位相との関係を、ノズル列間で揃えることができる。従って、各ノズル列によって形成されるドットの相対的な位置関係を走査方向で正確に表現することができるため、従来と比較して画質を高めることができる。
また、多相駆動方式のマルチパス記録を行うことにより、記録ヘッド装置の駆動回路の負担を低減することができる。また、ノズルをスタガ配置にした従来の場合と異なり、走査速度がノズルの駆動相数やスタガピッチによって制限を受けない分、画像の記録速度を高めることができる。
よって、従来と比較して、高画質の画像を高速で記録することができる。
また、多相駆動方式のマルチパス記録を行うことにより、記録ヘッド装置の駆動回路の負担を低減することができる。また、ノズルをスタガ配置にした従来の場合と異なり、走査速度がノズルの駆動相数やスタガピッチによって制限を受けない分、画像の記録速度を高めることができる。
よって、従来と比較して、高画質の画像を高速で記録することができる。
また、本発明のインクジェット記録方法においては、
前記位相制御工程では、
前記複数のノズル列の間隔及び前記クロック信号に基づいて、前記複数のノズル列の間でインク吐出タイミングを調整するタイミング調整工程を行うことが好ましい。
前記位相制御工程では、
前記複数のノズル列の間隔及び前記クロック信号に基づいて、前記複数のノズル列の間でインク吐出タイミングを調整するタイミング調整工程を行うことが好ましい。
このようにすれば、タイミング調整工程で各ノズルのインク吐出タイミングを複数のノズル列の間隔及びクロック信号に基づいて調整することにより、走査方向におけるノズル列位置のずれに起因するドット位置のずれが解消される。従って、各ノズル列によって形成されるドットの相対的な位置関係を走査方向でより正確に表現することができるため、画質を確実に高めることができる。
また、本発明のインクジェット記録方法においては、
前記位相制御工程では、
前記クロック信号に基づいて、前記複数のノズル列の駆動位相をそれぞれ所定の位相順序で切り替える位相設定工程を行うことが好ましい。
前記位相制御工程では、
前記クロック信号に基づいて、前記複数のノズル列の駆動位相をそれぞれ所定の位相順序で切り替える位相設定工程を行うことが好ましい。
このようにすれば、位相設定工程で複数のノズル列の駆動位相をそれぞれ所定の位相順序で切り替えることにより、走査方向におけるノズル列の位置と、当該ノズル列の駆動位相との関係を、ノズル列間で確実に揃えることができる。従って、各ノズル列によって形成されるドットの相対的な位置関係を走査方向でより正確に表現することができるため、画質をより確実に高めることができる。
また、本発明のインクジェット記録方法においては、
前記位相設定工程では、
前記複数のノズル列の開始駆動位相として、各ノズル列に固有の開始駆動位相を用いることが好ましい。
前記位相設定工程では、
前記複数のノズル列の開始駆動位相として、各ノズル列に固有の開始駆動位相を用いることが好ましい。
このようにすれば、位相設定工程では複数のノズル列の開始駆動位相として、各ノズル列に固有の開始駆動位相を用いることにより、走査方向におけるノズル列の位置と、当該ノズル列の駆動位相との関係を、ノズル列間でより確実に揃えることができる。
また、本発明のインクジェット記録方法においては、
前記位相設定工程では、
前記所定の位相順序として、各ノズル列に固有の位相順序を用いることが好ましい。
前記位相設定工程では、
前記所定の位相順序として、各ノズル列に固有の位相順序を用いることが好ましい。
このようにすれば、前記所定の位相順序として、各ノズル列に固有の位相順序を用いることにより、走査方向におけるノズル列の位置と、当該ノズル列の駆動位相との関係を、ノズル列間でより確実に揃えることができる。
また、本発明のインクジェット記録方法においては、
前記記録媒体に着弾したインクに光を照射する照射工程を備え、
前記記録ヘッド装置として、光硬化性のインクを吐出するものを用いることが好ましい。
前記記録媒体に着弾したインクに光を照射する照射工程を備え、
前記記録ヘッド装置として、光硬化性のインクを吐出するものを用いることが好ましい。
このようにすれば、上記に記載のインクジェット記録方法の発明と同様の効果を得ることができる。
また、本発明のインクジェット記録方法においては、
前記記録ヘッド装置として、紫外線硬化性のインクを吐出するものを用い、
前記照射工程では、紫外線を照射することが好ましい。
前記記録ヘッド装置として、紫外線硬化性のインクを吐出するものを用い、
前記照射工程では、紫外線を照射することが好ましい。
このようにすれば、上記に記載のインクジェット記録方法の発明と同様の効果を得ることができる。
また、本発明のインクジェット記録方法においては、
前記インクとして、カチオン重合系のインクを用いることが好ましい。
前記インクとして、カチオン重合系のインクを用いることが好ましい。
このようにすれば、カチオン重合系のインクを用いることにより、ラジカル重合系やハイブリッド型のインクを用いる場合と比較して、酸素による重合反応の阻害作用が少ない。また、ラジカル重合系やハイブリッド型のインクを用いる場合と異なり、インクがエネルギー蓄積型であるため、低照度の紫外線でも長時間照射すれば硬化させることができる。
本発明によれば、各ノズル列によって形成されるドットの相対的な位置関係を走査方向で正確に表現することができるため、従来と比較して画質を高めることができる。また、走査速度がノズルの駆動相数やスタガピッチによって制限を受けない分、画像の記録速度を高めることができる。よって、従来と比較して、高画質の画像を高速で記録することができる。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照して説明する。
<第1の実施の形態>
<第1の実施の形態>
図1は、本発明に係るインクジェット記録装置1の概略構成を示す平面図である。
この図に示すように、インクジェット記録装置1には、記録媒体Pを下方から支持するプラテン10が設けられている。プラテン10は略水平な上面を有しており、この上面によって記録媒体Pを裏面側から支持している。
この図に示すように、インクジェット記録装置1には、記録媒体Pを下方から支持するプラテン10が設けられている。プラテン10は略水平な上面を有しており、この上面によって記録媒体Pを裏面側から支持している。
プラテン10に対し図中上側及び下側には、搬送方向Yに記録媒体Pを搬送するローラなどの搬送装置11が配置されている。また、プラテン10の上方には、搬送方向Yと直交する方向(以下、走査方向Xとする)に延在する一対のガイドレール12が配設され、このガイドレール12には、キャリッジ2が支持されている。キャリッジ2は移動装置として機能するものであり、ガイドレール12によりガイドされた状態で、記録媒体Pの上方を走査方向Xに往復自在となっている。なお、インクジェット記録装置1が画像記録を行う場合には、キャリッジ2は記録媒体Pの側方の記録開始位置(図示せず)から記録媒体Pの上方に移動するようになっている。
キャリッジ2には、キャリッジ2の移動量に応じてクロック信号を発生する画素クロック発生部74(図2参照)が設けられている。画素クロック発生部74は、図2に示すように、リニアエンコーダ75及び逓倍部76を備えている。リニアエンコーダ75は、キャリッジ2が所定の距離、本実施の形態においては4画素分の距離だけ移動する度に電気信号を生じるものである。逓倍部76は、リニアエンコーダ75で生じた電気信号を整数倍、本実施の形態においては4倍してクロック信号を生成するものである。逓倍部76で生成されたクロック信号は、後述の画像処理部50及び記録ヘッド制御部6に入力されるようになっている。
また、キャリッジ2には、図1に示すように、記録ヘッド装置300が搭載されている。
記録ヘッド装置300は、4つの記録ヘッド3a〜3dを備えている。これら記録ヘッド3a〜3dは、イエロー(Y),マゼンタ(M),シアン(C),ブラック(K)のインクを吐出するものであり、この順序で走査方向Xに配列されている。
各記録ヘッド3a〜3dは、図3に示すように、ヘッド駆動部8a〜8dと、射出エレメント8e〜8hとを備えている。
記録ヘッド装置300は、4つの記録ヘッド3a〜3dを備えている。これら記録ヘッド3a〜3dは、イエロー(Y),マゼンタ(M),シアン(C),ブラック(K)のインクを吐出するものであり、この順序で走査方向Xに配列されている。
各記録ヘッド3a〜3dは、図3に示すように、ヘッド駆動部8a〜8dと、射出エレメント8e〜8hとを備えている。
ヘッド駆動部8a〜8dは、後述の画像処理部50や位相設定部73、駆動信号発生部80などから入力される信号に基づいて射出エレメント8e〜8hを駆動させるものである。
射出エレメント8e〜8hは、いわゆるピエゾ素子であり、駆動によってノズル30,…(図4A参照)にインクを吐出させるものである。
射出エレメント8e〜8hは、いわゆるピエゾ素子であり、駆動によってノズル30,…(図4A参照)にインクを吐出させるものである。
これらノズル30,…は、図4Aに示すように、記録ヘッド3a〜3dにおける記録媒体Pとの対向面、つまり下面で搬送方向Yに直線状に配列され、多相駆動のノズル列Lを形成している。なお、本実施の形態においては、便宜的に、各記録ヘッド3a〜3dが備えるノズル30の数を16個とする。また、隣り合うノズル列L,L同士の間隔を4画素分とする(図5A参照)。
各ノズル列Lのノズル30,…には、搬送方向Yの上流側から下流側に向かって1から順にノズル番号が設定されており、このノズル番号に基づいて位相チャンネルが設定されている。
各ノズル列Lのノズル30,…には、搬送方向Yの上流側から下流側に向かって1から順にノズル番号が設定されており、このノズル番号に基づいて位相チャンネルが設定されている。
具体的には、本実施の形態ではノズル列Lのノズル30,…に対し3相の位相チャンネルが設定されており、図4Bに示すように、3n−2(nは1以上の整数)のノズル番号のノズル30,…(以下、ノズル30Aとする)には位相チャンネルとして「A」が設定され、3n−1のノズル番号のノズル30(以下、ノズル30Bとする)には位相チャンネルとして「B」が設定され、3nのノズル番号のノズル30(以下、ノズル30Cとする)には位相チャンネルとして「C」が設定されている。
なお、記録ヘッド3a〜3dから吐出されるインクは、紫外線硬化型のインクである。紫外線硬化型のインクとしては、ラジカル重合系インクや、カチオン重合系インク、これらのハイブリッド型インク等があり、本実施の形態においては、カチオン重合系インクが用いられている。このカチオン重合系インクは、ラジカル重合系インクやハイブリッド型インクと比較して酸素による重合反応の阻害作用が少ないという利点や、ラジカル重合系インクやハイブリッド型インクと異なりエネルギー蓄積型であるため、低照度の紫外線でも長時間照射すれば硬化可能であるという利点を有している。
また、キャリッジ2には、図1に示すように、下方の記録媒体Pに向けて紫外線を照射する照射装置4,4が搭載されている。
これら照射装置4,4は、記録ヘッド3a〜3dに対して図中の左右両側に配置されている。照射装置4には紫外線光源としてLED(発光ダイオード)又はLD(半導体レーザ)が備えられている。
これら照射装置4,4は、記録ヘッド3a〜3dに対して図中の左右両側に配置されている。照射装置4には紫外線光源としてLED(発光ダイオード)又はLD(半導体レーザ)が備えられている。
この照射装置4,4と、上記の搬送装置11及びキャリッジ2等には、図2に示すように、制御部5が接続されている。
この制御部5は、CPUやROM、RAM等で構成されており、インクジェット記録装置1の各部を駆動制御するようになっている。具体的には、例えば、制御部5は、照射装置4を制御することにより、紫外線を照射させて記録媒体Pの表面のインクを硬化させるようになっている。また、制御部5は、搬送装置11を制御することにより、記録媒体Pを間欠的に搬送させるようになっている。また、制御部5は、キャリッジ2を制御することにより、記録ヘッド3a〜3d及び照射装置4,4を走査方向Xに移動させるようになっている。
この制御部5は、CPUやROM、RAM等で構成されており、インクジェット記録装置1の各部を駆動制御するようになっている。具体的には、例えば、制御部5は、照射装置4を制御することにより、紫外線を照射させて記録媒体Pの表面のインクを硬化させるようになっている。また、制御部5は、搬送装置11を制御することにより、記録媒体Pを間欠的に搬送させるようになっている。また、制御部5は、キャリッジ2を制御することにより、記録ヘッド3a〜3d及び照射装置4,4を走査方向Xに移動させるようになっている。
制御部5には、画像処理部50及び記録ヘッド制御部6が接続されている。
画像処理部50は、ホストシステムHからインタフェース(I/F)51を介して入力される画像データを復号化するものである。画像処理部50によって復号化された画像データは、画素クロック発生部74からのクロック信号に合わせて制御部5及び記録ヘッド制御部6に入力されるようになっている。なお、ホストシステムHにはネットワークを通じて外部装置(図示せず)が接続されている。これらホストシステムH及び外部装置は、画像データや各種の指示信号をインクジェット記録装置1に送るようになっている。また、ホストシステムH及び外部装置においては、記録ヘッド3を駆動する駆動周波数の設定を行うことも可能となっている。
画像処理部50は、ホストシステムHからインタフェース(I/F)51を介して入力される画像データを復号化するものである。画像処理部50によって復号化された画像データは、画素クロック発生部74からのクロック信号に合わせて制御部5及び記録ヘッド制御部6に入力されるようになっている。なお、ホストシステムHにはネットワークを通じて外部装置(図示せず)が接続されている。これらホストシステムH及び外部装置は、画像データや各種の指示信号をインクジェット記録装置1に送るようになっている。また、ホストシステムH及び外部装置においては、記録ヘッド3を駆動する駆動周波数の設定を行うことも可能となっている。
記録ヘッド制御部6は、記録ヘッド3a〜3dをそれぞれ制御するものであり、図3に示すように、位相制御部7と駆動信号発生部80とを備えている。
位相制御部7は、それぞれ4つの間隔記憶部70,…、カウンタ部71,…、位相記憶部72,…及び位相設定部73,…を備えている。
間隔記憶部70は、記録ヘッド3a〜3dのノズル列L,…の間隔を記憶するものである。本実施の形態における間隔記憶部70は、ノズル列L,…の間隔として、前記記録開始位置上のキャリッジ2が移動を開始する時点から、各ノズル列L,…が記録媒体P上の縁部に到達する時点までにカウントされるクロック信号数の差を記憶している。
間隔記憶部70は、記録ヘッド3a〜3dのノズル列L,…の間隔を記憶するものである。本実施の形態における間隔記憶部70は、ノズル列L,…の間隔として、前記記録開始位置上のキャリッジ2が移動を開始する時点から、各ノズル列L,…が記録媒体P上の縁部に到達する時点までにカウントされるクロック信号数の差を記憶している。
より詳細には、記録ヘッド3aに対応する間隔記憶部70は、キャリッジ2が記録媒体Pに対し図1中左側の記録開始位置から右側に移動する場合に、記録ヘッド3d及び記録ヘッド3aのノズル列L,Lがそれぞれ記録媒体Pの図1中左側の縁部に到達する時点までにカウントされるクロック信号数の差を記憶している。このクロック信号数の差は、本実施の形態においては図5Aに示すように、12個となっている。
また、記録ヘッド3bに対応する間隔記憶部70は、キャリッジ2が記録媒体Pに対し図1中左側の記録開始位置から右側に移動する場合に、記録ヘッド3d及び記録ヘッド3bのノズル列L,Lがそれぞれ記録媒体Pの図1中左側の縁部に到達する時点までにカウントされるクロック信号数の差を記憶している。このクロック信号数の差は、図5Aに示すように、本実施の形態においては、8個となっている。
また、この間隔記憶部70は、キャリッジ2が記録媒体Pに対し図1中右側の記録開始位置から左側に移動する場合に、記録ヘッド3a及び記録ヘッド3bのノズル列L,Lがそれぞれ記録媒体Pの図1中右側の縁部に到達する時点までにカウントされるクロック信号数の差も記憶している。このクロック信号数の差は、本実施の形態においては図5Aに示すように、4個となっている。
また、この間隔記憶部70は、キャリッジ2が記録媒体Pに対し図1中右側の記録開始位置から左側に移動する場合に、記録ヘッド3a及び記録ヘッド3bのノズル列L,Lがそれぞれ記録媒体Pの図1中右側の縁部に到達する時点までにカウントされるクロック信号数の差も記憶している。このクロック信号数の差は、本実施の形態においては図5Aに示すように、4個となっている。
また、記録ヘッド3cに対応する間隔記憶部70は、キャリッジ2が記録媒体Pに対し図1中左側の記録開始位置から右側に移動する場合に、記録ヘッド3d及び記録ヘッド3cのノズル列L,Lがそれぞれ記録媒体Pの図1中左側の縁部に到達する時点までにカウントされるクロック信号数の差を記憶している。このクロック信号数の差は、本実施の形態においては図5Aに示すように、4個となっている。
また、この間隔記憶部70は、キャリッジ2が記録媒体Pに対し図1中右側の記録開始位置から左側に移動する場合に、記録ヘッド3a及び記録ヘッド3cのノズル列L,Lがそれぞれ記録媒体Pの図1中右側の縁部に到達する時点までにカウントされるクロック信号数の差も記憶している。このクロック信号数の差は、本実施の形態においては図5Aに示すように、8個となっている。
また、この間隔記憶部70は、キャリッジ2が記録媒体Pに対し図1中右側の記録開始位置から左側に移動する場合に、記録ヘッド3a及び記録ヘッド3cのノズル列L,Lがそれぞれ記録媒体Pの図1中右側の縁部に到達する時点までにカウントされるクロック信号数の差も記憶している。このクロック信号数の差は、本実施の形態においては図5Aに示すように、8個となっている。
また、記録ヘッド3dに対応する間隔記憶部70は、キャリッジ2が記録媒体Pに対し図1中右側の記録開始位置から左側に移動する場合に、記録ヘッド3a及び記録ヘッド3dのノズル列L,Lがそれぞれ記録媒体Pの図1中右側の縁部に到達する時点までにカウントされるクロック信号数の差を記憶している。このクロック信号数の差は、本実施の形態においては図5Aに示すように、12個となっている。
カウンタ部71は、タイミング調整部として機能するものである。具体的には、カウンタ部71は、画素クロック発生部74から入力されるクロック信号をカウントし、間隔記憶部70から入力されるノズル列L,…の間隔に基づいて、複数のノズル列L,…の間でインク吐出タイミングを調整するようになっている。
位相記憶部72は、開始位相記憶部及び位相順序記憶部として機能するものであり、各ノズル列L,…に固有の開始駆動位相及び位相順序を記憶するようになっている。ここで、本実施の形態においては図5Aに示すように、記録ヘッド3aのノズル列の開始駆動位相は「1」、位相順序は「1」、「2」、「3」の順となっている。また、記録ヘッド3bのノズル列の開始駆動位相は「2」、位相順序は「2」、「3」、「1」の順となっている。また、記録ヘッド3cのノズル列の開始駆動位相は「3」、位相順序は「3」、「1」、「2」の順となっている。また、記録ヘッド3dのノズル列の開始駆動位相は「1」、位相順序は「1」、「2」、「3」の順となっている。
位相設定部73は、ノズル列Lにおける各位相チャンネルのノズル群に対し駆動位相を設定するものであり、本実施の形態においては、図4Bに示すように、位相チャンネル「A」のノズル群が駆動位相「1」で駆動し、位相チャンネル「B」のノズル群が駆動位相「2」で駆動し、位相チャンネル「C」のノズル群が駆動位相「3」で駆動するよう、位相チャンネルと駆動位相との関係を設定している。
また、この位相設定部73は、位相記憶部72に記憶された各開始駆動位相に対応するストローブパルス(図13B参照)を送信することにより、各ノズル列L,…と対応するヘッド駆動部8a〜8dに対して開始駆動位相を設定するようになっている。このストローブパルスの送信タイミングは、カウンタ部71で調整された吐出タイミングと同期している。
また、位相設定部73は、位相記憶部72に記憶された各位相順序に基づき、ヘッド駆動部8a〜8dに対してストローブパルスを送信することにより、各ノズル列L,…と対応するヘッド駆動部8a〜8dの駆動位相を切り替えるようになっている。このストローブパルスの送信タイミングは、画素クロック発生部74からのクロック信号と同期している。
なお、開始駆動位相とは、本実施の形態においては、キャリッジ2の移動開始時に各ノズル列L,…に対して設定される駆動位相である。
なお、開始駆動位相とは、本実施の形態においては、キャリッジ2の移動開始時に各ノズル列L,…に対して設定される駆動位相である。
駆動信号発生部80は、画素クロック発生部74からのクロック信号に基づいてパルス信号を発生するものである。駆動信号発生部80で発生したパルス信号は、図3に示すように、ヘッド駆動部8a〜8dにそれぞれ入力されるようになっている。
続いて、本発明に係るインクジェット記録方法について、図6Aを参照しつつ説明する。なお、以下の説明においては、便宜的に、記録媒体Pのすべての画素に対してドットを形成することにより、いわゆるベタ画像を記録することとする。
まず、ホストシステムH又は前記外部装置からI/F51及び画像処理部50を介して制御部5に画像データが入力されると、制御部5はキャリッジ2を記録媒体Pの記録開始位置まで移動させる。
次に、搬送装置11による記録媒体Pの搬送が停止した状態で、キャリッジ2が記録媒体Pの直上で走査方向Xに1回目の走査を行う。これにより、記録ヘッド3a〜3d及び照射装置4,4がキャリッジ2に追従して走査する(ステップS1、移動工程)。また、画素クロック発生部74がキャリッジ2の移動量に応じてクロック信号を発生する(ステップS2、クロック発生工程)。
このとき、位相制御部7が、各記録ヘッド3a〜3dのノズル列L,…の駆動位相を制御する(ステップS3、位相制御工程(記録ヘッド制御工程))。
具体的には、図6Bに示すように、まず、カウンタ部71,…が、画素クロック発生部74から入力されるクロック信号と、間隔記憶部70,…から入力されるノズル列L,…の間隔とに基づいて、各記録ヘッド3a〜3dのノズル列のインク吐出タイミングを調整する(ステップS31、タイミング調整工程)。即ち、キャリッジ2が図1の左側から右側に移動するときには、図5Aに示すように、記録ヘッド3dのノズル列Lのインク吐出タイミングに対し、記録ヘッド3cのノズル列Lのインク吐出タイミングを4画素分、記録ヘッド3bのノズル列Lのインク吐出タイミングを8画素分、記録ヘッド3aのノズル列Lのインク吐出タイミングを12画素分遅らせる。また、キャリッジ2が図1の右側から左側に移動するときには、記録ヘッド3aのノズル列Lのインク吐出タイミングに対し、記録ヘッド3bのノズル列Lのインク吐出タイミングを4画素分、記録ヘッド3cのノズル列Lのインク吐出タイミングを8画素分、記録ヘッド3dのノズル列Lのインク吐出タイミングを12画素分遅らせる。
このように、各ノズル30,…のインク吐出タイミングをクロック信号と複数のノズル列L,…の間隔とに基づいて調整することにより、走査方向Xにおけるノズル列位置のずれに起因するドット位置のずれが解消されることとなる。なお、本実施の形態においては、走査方向Xにおいてドットの形成位置がノズル列L,…の間で揃うようになっている。
また、位相設定部73,…が、カウンタ部71によって調整されたインク吐出タイミングと、画素クロック発生部74からのクロック信号とに合わせ、ヘッド駆動部8a〜8dに対し開始駆動位相を設定し、設定された駆動位相を切り替える(ステップS32、位相設定工程)。このとき、位相設定部73,…は、開始駆動位相及び位相順序として、位相記憶部72に記憶されたものを用いる。
このように、各ノズル列L,…に固有の開始駆動位相及び位相順序を用いて位相制御部7が各ノズル列Lの駆動位相をそれぞれ設定することにより、従来と異なり、図5Bに示すように、走査方向Xにおけるノズル列Lの位置と、当該ノズル列Lの駆動位相との関係が、ノズル列L,…の間で確実に揃うこととなる。
そして、図6Aに示すように、ヘッド駆動部8a〜8dは、位相設定部73,…により設定された駆動位相のノズルの射出エレメント8e〜8hに対し、駆動信号発生部からのパルス電圧を画像データに基づいて印加することにより、ノズル30,…にインクを吐出させる。これにより、上述の図13Bに示すように、各位相ごとに走査方向Xに1画素ずらしたライン上にインクが着弾する。より詳細には、図4B及び図7に示すように、記録媒体Pにおける搬送方向Yのラインのうち、最も記録開始位置側のラインを1番目のラインとすると、ノズル30A,…から吐出されるインクは3n−2番目のラインに着弾し、ノズル30B,…から吐出されるインクは3n−1番目のラインに着弾し、ノズル30C,…から吐出されるインクは3n番目のラインに着弾する。またこのとき、記録媒体Pにおける走査方向Xのラインのうち、ノズル番号「1」のノズルに対応するラインを1番目のラインとすると、ノズル30A,…から吐出されるインクは3n−2番目のラインに着弾し、ノズル30B,…から吐出されるインクは3n−1番目のラインに着弾し、ノズル30C,…から吐出されるインクは3n番目のラインに着弾する。
また、照射装置4が紫外線を照射することにより、記録媒体P上のインクを硬化させる(ステップS4、照射工程)。
また、照射装置4が紫外線を照射することにより、記録媒体P上のインクを硬化させる(ステップS4、照射工程)。
次に、搬送装置11が搬送方向Yに5画素分だけ記録媒体Pを搬送した後、キャリッジ2が2回目の走査を行う(ステップS1、移動工程)。この走査中に、記録ヘッド3a〜3dが1走査目と同様にインクを吐出し、照射装置4が紫外線を照射する。
以降、インクジェット記録装置1が上記の各動作を繰り返すことにより、図7の上端に示すように、記録媒体Pの表面にベタ画像が順次記録される。
以上のインクジェット記録方法によれば、走査方向Xにおけるノズル列Lの位置と、当該ノズル列Lの駆動位相との関係を、ノズル列L,…間で確実に揃えることができるため、各ノズル列L,…によって形成されるドットの相対的な位置関係を走査方向Yで正確に表現することができる。また、走査方向Xにおけるノズル列位置のずれに起因するドット位置のずれを解消することができるため、走査方向Xにおいてドットの形成位置をノズル列L,…の間で揃えることができる。従って、従来と比較して画質を高めることができる。
また、多相駆動方式のマルチパス記録を行うことにより、記録ヘッド3a〜3dの駆動回路の負担を低減することができる。また、ノズルをスタガ配置にした従来の場合と異なり、走査速度がノズル30,…の駆動相数やスタガピッチによって制限を受けない分、画像の記録速度を高めることができる。
よって、従来と比較して、高画質の画像を高速で記録することができる。
また、多相駆動方式のマルチパス記録を行うことにより、記録ヘッド3a〜3dの駆動回路の負担を低減することができる。また、ノズルをスタガ配置にした従来の場合と異なり、走査速度がノズル30,…の駆動相数やスタガピッチによって制限を受けない分、画像の記録速度を高めることができる。
よって、従来と比較して、高画質の画像を高速で記録することができる。
なお、上記の実施の形態においては、記録ヘッド3a〜3dのノズル列L,…のうち、隣り合うノズル列L,L同士の間隔は全て4画素分であることとして説明したが、他の画素数分だけ離れていることとしても良い。例えば、図8Aに示すように、記録ヘッド3cのノズル列Lと記録ヘッド3dのノズル列Lとの間隔が5画素分である場合には、キャリッジ2が図1の左側から右側に移動するときに、記録ヘッド3dのノズル列Lのインク吐出タイミングに対し、記録ヘッド3c,3b,3aのインク吐出タイミングを5画素分,9画素分,13画素分遅らせることにより、走査方向Xにおけるインク吐出位置をノズル列L,…の間で揃えることができる。また、この場合には、記録ヘッド3dの開始駆動位相を「1」、位相順序を「1」、「2」、「3」とし、記録ヘッド3cの開始駆動位相を「2」、位相順序を「2」、「3」、「1」とし、記録ヘッド3bの開始駆動位相を「1」、位相順序を「1」、「2」、「3」とし、記録ヘッド3aの開始駆動位相を「3」、位相順序を「3」、「1」、「2」とすることにより、図8Bに示すように、走査方向Xにおけるノズル列Lの位置と、当該ノズル列Lの駆動位相との関係を、ノズル列L,…間で揃えることができる。このようにして各記録ヘッド3a〜3dのインク吐出タイミングや開始駆動位相、位相順序をそれぞれ制御することにより、ノズル列L,…の間隔に関わらず、走査方向Xにおけるインク吐出位置や、走査方向Xにおけるノズル列Lの位置と当該ノズル列Lの駆動位相との関係を、ノズル列L,…の間で揃えることができる。
また、位相設定部73は同一のタイミングで各ノズル列Lの開始駆動位相を設定することとして説明したが、カウンタ部71によって調整されたインク吐出タイミング以前であれば、例えば図5Cに示すように、別々のタイミングで設定することとしても良い。ここで、図5Cでは、各ノズル列L,…が記録媒体Pの縁部に到達するタイミングで開始駆動位相「1」が設定されるようになっている。
また、各記録ヘッド3a〜3dのノズル列Lが3相駆動されることとして説明したが、3相以外の相、例えば2相や4相で駆動されることとしても良い。
また、インクとして紫外線硬化型のものを用いることとして説明したが、紫外線以外の波長の光で硬化するものを用いることとしても良い。この場合には、照射装置4の光源として、例えば、電子線、X線、可視光、赤外光などを照射する蛍光灯や、水銀ランプ、メタルハイドランプ等を用いることとしても良い。
<第2の実施の形態>
次に、本発明の第2の実施の形態について説明する。なお、上記第1の実施の形態と同様の構成要素には同一の符号を付し、その説明を省略する。
次に、本発明の第2の実施の形態について説明する。なお、上記第1の実施の形態と同様の構成要素には同一の符号を付し、その説明を省略する。
本第2の実施の形態におけるインクジェット記録装置1Aの記録ヘッド3a〜3dは、図9Aに示すように、搬送方向Yの上流側に配設された第1ヘッド9aと、下流側に配設された第2ヘッド9bとを備えている。
第1ヘッド9a及び第2ヘッド9bはそれぞれノズル列Lを備えており、本実施の形態においては、ノズル列L中のノズル数はともに16個となっている。これらノズル列L,Lの走査方向Xにおける間隔は、例えば1画素分となっている。
これらノズル列L,Lのノズル30,…には、図9Bに示すように、3相の位相チャンネルが設定されている。具体的には、3n−2のノズル番号のノズル30A,…には位相チャンネルとして「A」が設定され、3n−1のノズル番号のノズル30B,…には位相チャンネルとして「B」が設定され、3nのノズル番号のノズル30C,…には位相チャンネルとして「C」が設定されている。
また、本実施の形態における位相設定部73は、第1ヘッド9aの各ノズル群に対し、位相チャンネル「A」のノズル群が駆動位相「1」で駆動し、位相チャンネル「B」のノズル群が駆動位相「2」で駆動し、位相チャンネル「C」のノズル群が駆動位相「3」で駆動するよう、位相チャンネルと駆動位相との関係を設定している。
また、この位相設定部73は、第2ヘッド9bのノズル群に対し、位相チャンネル「A」のノズル群が駆動位相「2」で駆動し、位相チャンネル「B」のノズル群が駆動位相「3」で駆動し、位相チャンネル「C」のノズル群が駆動位相「1」で駆動するよう、位相チャンネルと駆動位相との関係を設定している。
また、この位相設定部73は、第2ヘッド9bのノズル群に対し、位相チャンネル「A」のノズル群が駆動位相「2」で駆動し、位相チャンネル「B」のノズル群が駆動位相「3」で駆動し、位相チャンネル「C」のノズル群が駆動位相「1」で駆動するよう、位相チャンネルと駆動位相との関係を設定している。
このようなインクジェット記録装置1Aを用いる場合には、例えば、各ノズル列L,Lの位相順序を「1」、「2」、「3」とし、各走査間で記録媒体Pを10画素分だけ搬送してベタ画像を記録することにより、図10に示すように、記録媒体Pの表面にベタ画像が記録される。
以上のインクジェット記録装置1Aによれば、位相制御部7が位相チャンネル及び駆動位相の関係を第1ヘッド9aと第2ヘッド9bとで異なるように設定することによって駆動位相をそれぞれ制御するので、走査方向Xにおけるノズル列Lの位置と、当該ノズル列Lの駆動位相との関係をノズル列L,…間で確実に揃え、その結果、各ノズル列L,…によって形成されるドットの相対的な位置関係を走査方向Xで正確に表現することができる。また、走査方向Xにおけるノズル列位置のずれに起因するドット位置のずれを解消することができるため、走査方向Xにおいてドットの形成位置をノズル列L,…の間で揃えることができる。また、各駆動位相で記録されるドットの間隔を搬送方向Yにおいて一定に揃えることができる。つまり、各ノズル列L,Lによって形成されるドットの相対的な位置関係を搬送方向Yで正確に表現することができる。従って、従来と比較して画質を高めることができる。
また、マルチパス記録を行うことにより、記録ヘッド3a〜3dの駆動回路の負担を低減することができる。また、ノズルをスタガ配置にした従来の場合と異なり、走査速度がノズル30,…の駆動相数やスタガピッチによって制限を受けない分、画像の記録速度を高めることができる。
よって、従来と比較して、高画質の画像を高速で記録することができる。
また、マルチパス記録を行うことにより、記録ヘッド3a〜3dの駆動回路の負担を低減することができる。また、ノズルをスタガ配置にした従来の場合と異なり、走査速度がノズル30,…の駆動相数やスタガピッチによって制限を受けない分、画像の記録速度を高めることができる。
よって、従来と比較して、高画質の画像を高速で記録することができる。
<第3の実施の形態>
次に、本発明の第3の実施の形態について説明する。なお、上記第1の実施の形態と同様の構成要素には同一の符号を付し、その説明を省略する。
次に、本発明の第3の実施の形態について説明する。なお、上記第1の実施の形態と同様の構成要素には同一の符号を付し、その説明を省略する。
本第3の実施の形態におけるインクジェット記録装置1Bの記録ヘッド3a〜3dは、図11Aに示すように、2つのノズル列L,Lを備えている。
本実施の形態においては、ノズル列L中のノズル数はともに8個となっている。これらノズル列L,Lの走査方向Xにおける間隔は、例えば1画素分となっている。
図中左側のノズル列L(以下、左側ノズル列Lとする)のノズル30,…には、搬送方向Yの上流側から下流側に向かって1から順にノズル番号が設定されており、図中右側のノズル列L(以下、右側ノズル列Lとする)のノズル30,…には、搬送方向Yの下流側から上流側に向かって1から順にノズル番号が設定されている。
これらノズル列L,Lのノズル30,…には、図11Bに示すように、3相の位相チャンネルが設定されている。具体的には、3n−2のノズル番号のノズル30A,…には位相チャンネルとして「A」が設定され、3n−1のノズル番号のノズル30B,…には位相チャンネルとして「B」が設定され、3nのノズル番号のノズル30C,…には位相チャンネルとして「C」が設定されている。
また、本実施の形態における位相設定部73は、左側ノズル列のノズル群に対し、位相チャンネル「A」のノズル群が駆動位相「1」で駆動し、位相チャンネル「B」のノズル群が駆動位相「3」で駆動し、位相チャンネル「C」のノズル群が駆動位相「2」で駆動するよう、位相チャンネルと駆動位相との関係を設定している。
また、この位相設定部73は、右側ノズル列のノズル群に対し、位相チャンネル「A」のノズル群が駆動位相「1」で駆動し、位相チャンネル「B」のノズル群が駆動位相「2」で駆動し、位相チャンネル「C」のノズル群が駆動位相「3」で駆動するよう、位相チャンネルと駆動位相との関係を設定している。
また、この位相設定部73は、右側ノズル列のノズル群に対し、位相チャンネル「A」のノズル群が駆動位相「1」で駆動し、位相チャンネル「B」のノズル群が駆動位相「2」で駆動し、位相チャンネル「C」のノズル群が駆動位相「3」で駆動するよう、位相チャンネルと駆動位相との関係を設定している。
このようなインクジェット記録装置1Bを用いる場合には、例えば、位相順序を「1」、「2」、「3」とし、各走査間で記録媒体Pを5画素分だけ搬送してベタ画像を記録することにより、図12に示すように、記録媒体Pの表面にベタ画像が記録される。
以上のインクジェット記録装置1Bによれば、位相制御部7が位相チャンネル及び駆動位相の関係を左側ノズル列Lと右側ノズル列Lとで異なるように設定することによって駆動位相をそれぞれ制御するので、走査方向Xにおけるノズル列Lの位置と、当該ノズル列Lの駆動位相との関係をノズル列L,…間で確実に揃え、その結果、各ノズル列L,…によって形成されるドットの相対的な位置関係を走査方向Xで正確に表現することができる。また、走査方向Xにおけるノズル列位置のずれに起因するドット位置のずれを解消することができるため、走査方向Xにおいてドットの形成位置をノズル列L,…の間で揃えることができる。また、各駆動位相で記録されるドットの間隔を搬送方向Yにおいて一定に揃えることができる。つまり、各ノズル列L,Lによって形成されるドットの相対的な位置関係を搬送方向Yで正確に表現することができる。従って、従来と比較して画質を高めることができる。
また、マルチパス記録を行うことにより、記録ヘッド3a〜3dの駆動回路の負担を低減することができる。また、ノズルをスタガ配置にした従来の場合と異なり、走査速度がノズル30,…の駆動相数やスタガピッチによって制限を受けない分、画像の記録速度を高めることができる。
よって、従来と比較して、高画質の画像を高速で記録することができる。
また、マルチパス記録を行うことにより、記録ヘッド3a〜3dの駆動回路の負担を低減することができる。また、ノズルをスタガ配置にした従来の場合と異なり、走査速度がノズル30,…の駆動相数やスタガピッチによって制限を受けない分、画像の記録速度を高めることができる。
よって、従来と比較して、高画質の画像を高速で記録することができる。
なお、明細書、請求の範囲、図面および要約を含む2004年8月11日に出願された日本特許出願No.2004−234719号の全ての開示は、そのまま本出願の一部に組み込まれる。
以上のように、本発明に係るインクジェット記録装置及びインクジェット記録方法は、従来と比較して高画質の画像を高速で記録するのに有用である。
1 インクジェット記録装置
2 キャリッジ(移動装置)
4 照射装置
6 記録ヘッド制御部
7 位相制御部
30 ノズル
70 間隔記憶部
71 カウンタ部(タイミング調整部)
72 位相記憶部(開始位相記憶部,位相順序記憶部)
73 位相設定部
74 画素クロック発生部(クロック発生部)
300 記録ヘッド装置
P 記録媒体
L ノズル列
X 走査方向
2 キャリッジ(移動装置)
4 照射装置
6 記録ヘッド制御部
7 位相制御部
30 ノズル
70 間隔記憶部
71 カウンタ部(タイミング調整部)
72 位相記憶部(開始位相記憶部,位相順序記憶部)
73 位相設定部
74 画素クロック発生部(クロック発生部)
300 記録ヘッド装置
P 記録媒体
L ノズル列
X 走査方向
Claims (16)
- 多相駆動される複数のノズル列を有する少なくとも1つの記録ヘッド装置と、
記録媒体における同一の記録領域との対向領域で、前記ノズル列と交差する走査方向に前記記録ヘッド装置を所定の回数移動させる移動装置と、
前記移動装置により前記記録ヘッド装置が所定距離だけ移動する毎にクロック信号を発生するクロック発生部と、
前記記録ヘッド装置を制御する記録ヘッド制御部とを備え、
前記記録ヘッド制御部は、
前記クロック信号に基づき、前記複数のノズル列の駆動位相をそれぞれ制御する位相制御部を有し、
前記移動装置による前記記録ヘッド装置の移動中に、前記位相制御部で制御された前記駆動位相で前記ノズル列を駆動することにより複数の画素を所定の間引きパターンで間引きして画像を記録し、これを前記所定の回数繰り返すことによって前記記録領域における画像記録を完成するよう、前記記録ヘッド装置を制御することを特徴とするインクジェット記録装置。 - 請求の範囲第1項に記載のインクジェット記録装置において、
前記位相制御部は、
前記複数のノズル列の間隔を記憶する間隔記憶部と、
前記クロック信号及び前記間隔に基づいて、前記複数のノズル列の間でインク吐出タイミングを調整するタイミング調整部とを備えることを特徴とするインクジェット記録装置。 - 請求の範囲第2項に記載のインクジェット記録装置において、
前記位相制御部は、
前記クロック信号に基づいて、前記複数のノズル列の駆動位相をそれぞれ所定の位相順序で切り替える位相設定部を備えることを特徴とするインクジェット記録装置。 - 請求の範囲第3項に記載のインクジェット記録装置において、
前記位相制御部は、前記複数のノズル列の開始駆動位相として、各ノズル列に固有の開始駆動位相を記憶する開始位相記憶部を備え、
前記位相設定部は、前記開始位相記憶部に記憶された各開始駆動位相を、各ノズル列の開始駆動位相として設定することを特徴とするインクジェット記録装置。 - 請求の範囲第3項または第4項に記載のインクジェット記録装置において、
前記位相制御部は、前記所定の位相順序として、各ノズル列に固有の位相順序を記憶する位相順序記憶部を備え、
前記位相設定部は、前記位相順序記憶部に記憶された前記所定の位相順序に基づいて各ノズル列の駆動位相を切り替えることを特徴とするインクジェット記録装置。 - 請求の範囲第1項〜第5項の何れか一項に記載のインクジェット記録装置において、
前記記録媒体に着弾したインクに光を照射する照射装置を備え、
前記記録ヘッド装置は、光硬化性のインクを吐出することを特徴とするインクジェット記録装置。 - 請求の範囲第6項に記載のインクジェット記録装置において、
前記照射装置は、紫外線を照射し、
前記記録ヘッド装置は、紫外線硬化性のインクを吐出することを特徴とするインクジェット記録装置。 - 請求の範囲第6項または第7項に記載のインクジェット記録装置において、
前記インクは、カチオン重合系のインクであることを特徴とするインクジェット記録装置。 - 多相駆動される複数のノズル列を有する少なくとも1つの記録ヘッド装置を、記録媒体における同一の記録領域との対向領域で、前記ノズル列と交差する走査方向に所定の回数移動させる移動工程と、
前記移動工程において前記記録ヘッド装置が所定距離だけ移動する毎にクロック信号を発生させるクロック発生工程と、
前記記録ヘッド装置を制御する記録ヘッド制御工程とを備え、
前記記録ヘッド制御工程では、
前記クロック信号に基づき、前記複数のノズル列の駆動位相をそれぞれ制御する位相制御工程を行い、
前記移動工程における前記記録ヘッド装置の移動中に、前記位相制御工程で制御された前記駆動位相で前記ノズル列を駆動することにより複数の画素を所定の間引きパターンで間引きして画像を記録し、これを前記所定の回数繰り返すことによって前記記録領域における画像記録を完成するよう、前記記録ヘッド装置を制御することを特徴とするインクジェット記録方法。 - 請求の範囲第9項に記載のインクジェット記録方法において、
前記位相制御工程では、
前記複数のノズル列の間隔及び前記クロック信号に基づいて、前記複数のノズル列の間でインク吐出タイミングを調整するタイミング調整工程を行うことを特徴とするインクジェット記録方法。 - 請求の範囲第10項に記載のインクジェット記録方法において、
前記位相制御工程では、
前記クロック信号に基づいて、前記複数のノズル列の駆動位相をそれぞれ所定の位相順序で切り替える位相設定工程を行うことを特徴とするインクジェット記録方法。 - 請求の範囲第11項に記載のインクジェット記録方法において、
前記位相設定工程では、
前記複数のノズル列の開始駆動位相として、各ノズル列に固有の開始駆動位相を用いることを特徴とするインクジェット記録方法。 - 請求の範囲第11項または第12項に記載のインクジェット記録方法において、
前記位相設定工程では、
前記所定の位相順序として、各ノズル列に固有の位相順序を用いることを特徴とするインクジェット記録方法。 - 請求の範囲第9項〜第13項の何れか一項に記載のインクジェット記録方法において、
前記記録媒体に着弾したインクに光を照射する照射工程を備え、
前記記録ヘッド装置として、光硬化性のインクを吐出するものを用いることを特徴とするインクジェット記録方法。 - 請求の範囲第14項に記載のインクジェット記録方法において、
前記記録ヘッド装置として、紫外線硬化性のインクを吐出するものを用い、
前記照射工程では、紫外線を照射することを特徴とするインクジェット記録方法。 - 請求の範囲第14項または第15項に記載のインクジェット記録方法において、
前記インクとして、カチオン重合系のインクを用いることを特徴とするインクジェット記録方法。
Applications Claiming Priority (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2004234719 | 2004-08-11 | ||
JP2004234719 | 2004-08-11 | ||
PCT/JP2005/014206 WO2006016508A1 (ja) | 2004-08-11 | 2005-08-03 | インクジェット記録装置及びインクジェット記録方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPWO2006016508A1 true JPWO2006016508A1 (ja) | 2008-05-01 |
Family
ID=35799557
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2006531515A Pending JPWO2006016508A1 (ja) | 2004-08-11 | 2005-08-03 | インクジェット記録装置及びインクジェット記録方法 |
Country Status (4)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US7780255B2 (ja) |
EP (1) | EP1780014B1 (ja) |
JP (1) | JPWO2006016508A1 (ja) |
WO (1) | WO2006016508A1 (ja) |
Families Citing this family (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP4760907B2 (ja) * | 2006-06-23 | 2011-08-31 | コニカミノルタエムジー株式会社 | インクジェット記録装置 |
JP2011037016A (ja) * | 2009-08-06 | 2011-02-24 | Canon Inc | 記録装置 |
JP5714424B2 (ja) * | 2011-06-22 | 2015-05-07 | 富士フイルム株式会社 | インクジェット記録装置及びインクジェット記録方法 |
JP5714423B2 (ja) * | 2011-06-22 | 2015-05-07 | 富士フイルム株式会社 | インクジェット記録装置及びインクジェット記録方法 |
Family Cites Families (13)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP3595585B2 (ja) * | 1993-12-14 | 2004-12-02 | キヤノン株式会社 | インクジェット記録方法及びインクジェット記録装置 |
EP0658607B1 (en) | 1993-12-14 | 1998-09-16 | Canon Kabushiki Kaisha | Ink, and ink-jet recording method and instrument using the same |
US6715853B2 (en) * | 1997-10-23 | 2004-04-06 | Unisys Corporation | System and method for high quality bank check imprintation during high velocity passage of bank checks |
US6257690B1 (en) * | 1998-10-31 | 2001-07-10 | Hewlett-Packard Company | Ink ejection element firing order to minimize horizontal banding and the jaggedness of vertical lines |
JP3384376B2 (ja) * | 1999-02-10 | 2003-03-10 | セイコーエプソン株式会社 | 印刷ヘッドユニットのヘッド識別情報を用いた印刷時の記録位置ズレの調整 |
EP1681164A3 (en) * | 1999-03-10 | 2009-04-01 | Seiko Epson Corporation | Dot formation position misalignment adjustment performed using pixel-level information indicating dot non-formation |
US6338544B1 (en) * | 1999-06-29 | 2002-01-15 | Xerox Corporation | Reduction of stitch joint error by alternating print head firing mode |
US6616258B2 (en) * | 2001-01-31 | 2003-09-09 | Canon Kabushiki Kaisha | Ink-jet recording apparatus and driving method for ink-jet recording head |
JP2002248810A (ja) * | 2001-02-23 | 2002-09-03 | Canon Inc | 記録装置及び記録ヘッド駆動方法 |
US6478396B1 (en) * | 2001-03-02 | 2002-11-12 | Hewlett-Packard Company | Programmable nozzle firing order for printhead assembly |
US6786589B2 (en) * | 2002-03-27 | 2004-09-07 | Konica Corporation | Ink jet printer, ink jet head, and image forming method |
US6669330B2 (en) * | 2002-05-08 | 2003-12-30 | Agfa-Gevaert | Staggered multi-phase firing of nozzle heads for a printer |
JP4211280B2 (ja) * | 2002-05-08 | 2009-01-21 | セイコーエプソン株式会社 | 複数の印刷ヘッドを用いる印刷 |
-
2005
- 2005-08-03 EP EP05768503.4A patent/EP1780014B1/en not_active Ceased
- 2005-08-03 JP JP2006531515A patent/JPWO2006016508A1/ja active Pending
- 2005-08-03 WO PCT/JP2005/014206 patent/WO2006016508A1/ja active Application Filing
- 2005-08-08 US US11/199,414 patent/US7780255B2/en not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
EP1780014B1 (en) | 2014-02-12 |
WO2006016508A1 (ja) | 2006-02-16 |
EP1780014A4 (en) | 2012-11-07 |
US20060033765A1 (en) | 2006-02-16 |
US7780255B2 (en) | 2010-08-24 |
EP1780014A1 (en) | 2007-05-02 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
WO2006006264A1 (ja) | インクジェット記録装置、記録ヘッド及びインクジェット記録方法 | |
US7922318B2 (en) | Inkjet recording apparatus | |
JP4479224B2 (ja) | インクジェット記録装置 | |
JP5247006B2 (ja) | インクジェット記録装置およびインクジェット記録方法 | |
US9090065B2 (en) | Ink jet printing apparatus and ink jet printing method | |
JPWO2006016508A1 (ja) | インクジェット記録装置及びインクジェット記録方法 | |
WO2017104721A1 (ja) | 印刷装置及び印刷方法 | |
WO2001074596A1 (fr) | Imprimante a jet d'encre a la demande et son procede de commande et circuit de commande | |
JP6434817B2 (ja) | 印刷装置及び印刷方法 | |
JP7500321B2 (ja) | インクジェット記録方法及びインクジェット記録装置 | |
JP2020082709A (ja) | 液体吐出装置、吐出調整方法、及び吐出調整プログラム | |
JP5099125B2 (ja) | インクジェット記録装置及びインクジェット記録方法 | |
JP2009061774A (ja) | インクジェット記録装置およびインクジェット記録方法 | |
US8215748B2 (en) | Ink-jet recording device and ink-jet recording method | |
JP2014061608A (ja) | 紫外線照射装置及びインク硬化制御装置 | |
JP6317141B2 (ja) | 印刷装置及び印刷方法 | |
WO2015137479A1 (ja) | 印刷装置及び印刷方法 | |
JP2009056754A (ja) | インクジェット記録システム、インクジェット記録装置及びプログラム | |
JP2019130781A (ja) | 印刷装置および印刷方法 | |
JP4375382B2 (ja) | インクジェット記録装置 | |
JP2001138513A (ja) | 複数種類の駆動信号を用いた印刷における位置ズレ調整 | |
JPH1081010A (ja) | 記録装置 | |
JPH11245391A (ja) | インクジェット記録装置 | |
JP2007001316A (ja) | インクジェット式記録装置 | |
JP2013212635A (ja) | 印刷装置、印刷方法 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20090630 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20090827 |
|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20100309 |