JPWO2006009166A1 - 断層像撮影装置 - Google Patents

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Abstract

本発明の断層像撮影装置は、被検者の体軸方向の複数の断層位置における断層像を同時に取得する撮影手段と、前記取得された複数の断層像を表示する表示手段と、前記複数の断層像それぞれの断層位置の相対的な距離を求める断層像間相対距離算出部と、前記求められた断層像間相対距離と前記複数の断層像を前記表示手段に表示制御する制御手段とを備える。これにより、処置者は表示された断層像間相対距離のデータと処置用具の長さを直感的に把握できるため、被検者等に対し処置用具の挿入位置の位置決めが効率的に行える。

Description

本発明は、断層像撮影装置に関し、例えば穿刺針などの処置用具を被検者や患者(被検者等)に挿入して必要な処置を施すのに際して、その処置用具の挿入位置の位置決めなどを支援できるように構成される断層像撮影装置に関する。
近年、断層像撮影装置のうちのX線CT装置において、被検者等の体軸方向に複数の断層像が得られるマルチスライスX線CT装置が普及している。マルチスライス断層像撮影装置は被検者等の体軸方向で設定される複数の断層位置(スライス位置)それぞれについての断層像を同時的に取得する撮影を可能とするため、X線検出手段として二次元検出器を備えている。二次元検出器は、X線検出素子が線状に配列されたX線検出素子アレイを複数列配列して形成されており、これら複数のX線検出素子アレイごと、あるいはいくつかのX線検出素子アレイを単位として投影データを取得することによりマルチスライスX線CT撮影を行えるようにする。
このような断層像撮影装置は、CT透視技法と呼ばれる方法で被検者の検査や患者の治療が行われる。CT透視技法とは、例えば穿刺針により被検者等の腫瘍部位から検査用組織を取得する生検などにおいて、穿刺針などの処置用具を被検者等の処置対象領域(腫瘍の生検の場合であれば腫瘍発生部位)に挿入して必要な処置(検査用組織の取得など)を施すものである。
従来のCT透視技法に関する技術は、その処置用具の挿入位置の位置決めなどを、複数の断層像を時系列で連続表示させることにより支援するものであった(例えば特許文献1)。
特開2000−287962号公報
しかしながら、上記特許文献1における処置用具の挿入位置の位置決めは、被検者等への挿入に先立ってなされるので、時系列で連続した表示画像だけでは位置決めに必要な情報が得られない場合があり、断層像の撮像を試行錯誤で行う必要がある。このため、試行錯誤の手間の解消という、処置用具の挿入支援に対するニーズに応えるものではない。またこのニーズとしては、診断や検査のスループット向上という処置者側の利便性のみならず、検査または治療を受ける被検者等へのX線被曝線量の低減やその拘束時間の短縮など被検者等に対するメリットも同時に求められている。
そこで本発明は、被検者に対し処置用具の挿入位置の位置決めをより効率的に行える断層像撮影装置を提供することを目的とする。
本発明の断層像撮影装置は、被検者の体軸方向の複数の断層位置における断層像を同時に取得する撮影手段と、前記取得された複数の断層像を表示する表示手段と、前記複数の断層像それぞれの断層位置の相対的な距離を求める断層像間相対距離算出部と、前記求められた断層像間相対距離と前記複数の断層像を前記表示手段に表示制御する制御手段とを備える。
本発明によれば、処置者は表示された断層像間相対距離のデータと処置用具の長さを直感的に把握できるため、被検者等に対し処置用具の挿入位置の位置決めが効率的に行える。
以下、本発明の実施の形態を説明する。図1に本発明の一実施形態による断層像撮影装置の構成を模式化して示す。
本実施形態における断層像撮影装置は、主として、被検者Pに対する撮影を行う撮影部10と、撮影部10で得られた投影データ信号を処理し画像を作成するとともに表示させる画像処理部20と、撮影動作を制御する動作制御部30とを備えている。
撮影部10はガントリ1を備え、このガントリ1には、図の状態で時計回りあるいは反時計回りに回転できるようにされた円環状の回転フレーム2が組み込まれている。回転フレーム2は、その中心に開口3が設けられており、この開口3に対して、被検者Pを寝せた状態で載せた寝台4を進退させることができるようにされている。回転フレーム2には、開口3を挟んで対向するようにしてX線照射手段5とX線検出手段6が組み込まれている。またガントリ1には、被検者Pの体表上に視覚的なマークを施すことにより、撮影位置(スライス位置、マルチスライスの場合には中心スライス位置)を表示するための位置表示手段(図示を省略)が設けられている。位置表示は、例えばレーザ光の照射などによる位置表示マークで、穿刺等を行う場合には位置の指標とされる。
X線照射手段5は、高電圧発生装置7から供給される高電圧で作動してX線を照射するX線管式のX線源8とX線源8が照射するX線を適切な角度のコーンビーム状に規制するコリメータ9で構成されている。
X線検出手段6は、X線検出素子が線状に配列されてなるX線検出素子アレイを複数列配列した構造の二次元検出器で形成されている。その複数のX線検出素子アレイごと、あるいはいくつかのX線検出素子アレイが、そのX線検出素子アレイを単位として投影データを取得することによりマルチスライスX線CT撮影を行えるようにされている。X線検出手段6からの投影データ信号は、プリアンプ11による増幅を経て画像処理部20に送られる。
画像処理部20は、画像演算部21、画像表示制御部22、断層像間相対距離算出部23、および断層像間相対距離表示制御部24を備えている。画像演算部21は、投影データから断層像の再構成を行い、画像演算部21で生成された断層像は、画像表示制御部22の制御の下で表示装置25の画面に表示される。画像表示制御部22は、マルチスライスX線CT撮影で同時的に得られる複数の断層像などを表示装置25の画面に所定の順序で並べて表示させる機能を有している。断層像間相対距離算出部23は、複数の断層像の、一つの基準像に対する相対距離を算出し、断層像間相対距離表示制御部24は算出された相対距離の表示装置25における表示を制御する。
動作制御部30は、回転フレーム2を回転させることによる被検者Pへの所定角度範囲でのX線照射と、寝台4の開口3に対する進退移動によるスライス位置の移動を組み合わせて行い、寝台4上の被検者Pに対する断層像の撮影が行われるように撮影部10の動作を制御するもので、X線照射制御部31、回転制御部32および寝台制御部33を備えている。また各制御部への指示入力手段として例えばフットスイッチ34〜36が接続されている。なお、指示入力手段はフットスイッチを例示したがこれに限らず、体の一部で指示入力ができるスイッチ、音声入力手段、視線移動入力手段等が使用可能である。
X線照射制御部31は、高電圧発生装置7を介してX線照射手段5の制御を行う。X線照射制御部31によるX線照射手段5の制御はシャッタ方式的に行われる。シャッタ方式的の制御とは、例えば後述するような穿刺処置において処置者がフットスイッチ34を踏んでX線照射開始の操作をするのに応じて、回転フレーム2の所定角度(例えば360度)の回転走査の間だけX線をX線照射手段5に照射させるという制御であり、特許文献2に開示されている。
特開2004−180711号公報
回転制御部32は回転フレーム2の回転を制御する。具体的には、処置者が指示入力手段であるフットスイッチ35を踏んで操作すると、X線照射制御部31、回転制御部32および寝台制御部33のそれぞれに指示が到達し、回転フレーム2を回転させながらX線を照射させ、同時に寝台4を送り、断層像の撮影を開始する。なお、スキャノ撮影の場合には、別途設けるスキャノ撮影用の指示入力手段(図示を省略)が用いられる。
寝台制御部33は、X線照射制御部31や回転制御部32と同様に、寝台4の進退移動を個別に制御可能とする。寝台移動制御用のフットスイッチ36は、前進フットスイッチ36aと後退フットスイッチ36bからなり、処置者が前進フットスイッチ36aまたは後退フットスイッチ36bを踏んで操作している間だけ寝台4が前進または後退する。フットスイッチ36の操作による寝台の位置情報(座標)は、寝台4に備えられた位置検出器(図示せず)或いは寝台制御部33から画像処理部20に与えられ、断層像の表示と関連付けられて表示される。
マルチスライス断層像撮影装置を用いて、例えば穿刺針による生検をする場合、以下のような手順で処置が進められる。まず被検者のスキャノ撮影を行う。スキャノ撮影は、被検者について投影的なイメージを処置者が得るための撮影であり、透視撮影である。それからスキャノ撮影画像を基に生検対象領域を含む範囲で断層像の撮影を行う。次いで、これで得られた生検対象領域の断層像を基に穿刺計画を立てた後に穿刺位置決め撮影を行い、さらに穿刺位置で撮影した断層像で穿刺針の穿刺状態を確認しながら穿刺を進める。
穿刺位置決め撮影では、まず上記生検対象領域の断層像を基に穿刺予定位置について撮影を試行する。すなわち上記生検対象領域の断層像を基に穿刺予定位置を中心にしたスライス位置で撮影を行う。これで得られた複数の断層像は表示装置の画面上に適宜な順序で並べて表示される。
ここで、マルチスライスX線CT撮影で表示する断層像は例えば3スライス分とする。この場合、3スライス分の断層像をスライス方向に沿って中央位置断層像、前位置断層像および後位置断層像としたとき、中央位置断層像のスライス位置を例えばレーザ光の照射などによる位置表示手段で被検者の体表上に視覚的に表示する。そしてこの位置表示された位置で穿刺針の穿刺を行うようにする。つまり、穿刺位置決め撮影は、中央位置断層像に生検対象領域が現れる状態となるスライス位置を探すために行なわれる撮影である。
穿刺位置が決まれば、その位置で必要に応じて穿刺針の穿刺位置や方向の微調整を行ってから穿刺に入る。穿刺処置は、穿刺位置を中央位置断層像のスライス位置として撮影した断層像で穿刺針の穿刺状態を見ながら進められる。
以下、断層像撮影装置を用いてなされる穿刺生検処置の例と関連させて本実施形態による断層像撮影装置の主な特徴を説明する。
図2に穿刺生検処置における処置手順の一例を示す。まず、被検者のスキャノ撮影を行う(ステップ101)。スキャノ撮影は、上述のように、被検者について投影的なイメージを処置者が得るための撮影であり、レントゲン写真的な透視撮影として行われる。それからスキャノ撮影画像を基にリファレンス画像の撮影計画を立て(ステップ102)、その撮影計画に沿ってリファレンス画像の撮影を行う(ステップ103)。リファレンス画像は、穿刺に先立って行う生検対象領域を含む範囲の画像である。リファレンス画像は、処置者が穿刺針の穿刺距離や穿刺角度などを予め計画するのに用いられる。また穿刺位置決めに際して試行される撮影のスライス位置の見当をつけるのにも用いられる。
またリファレンス画像は、スライス位置の見当をつける機能の外、生検対象領域を含む範囲の断層像で三次元画像を構成しその状況を立体的に把握できるようにしてもよい。ここで、三次元画像の構成は、公知の手法を用いることができる(例えば、特許文献3)。
特公平6−34238号公報
なお本実施の形態では、ステップ103でリファレンス画像を撮像することとしているが、リファレンス画像は、被検者自身の半年や1年ぐらい前の過去に撮影した生検対象領域を含む範囲と略同一部位の断層像であってもよい。この場合、過去の状態と比較することができる。
さらにリファレンス画像は、治療対象となる症例が類似した他の被検者の断層像を表示したり、被検者と同世代の年齢や同じ体型の他の被検者の断層像を表示して、治療計画の参考とする画像も含むものとする。この場合は、所望の症例や被検者の年齢、体型などを入力することにより所望の断層像が検索できるようになっている公知の検索キーの技術(例えば、特許文献4)を利用することができ、このような検索キーにより所望の断層像が検索され、リファレンス画像として表示可能となる。
特開2005−73818号公報
要するに、リファレンス画像は広義で被検者の体内への処置用具の挿入を支援するものであれば、全ての画像を含むとする。
このようなリファレンス画像を表示させるため画像表示制御部22は、図3に示すように、表示装置25の画面にリファレンス画像表示枠を設定し、その設定された表示枠に、穿刺位置決めでなされる試行撮影の間を通じてリファレンス画像40を表示しておくようにする。また、このリファレンス画像40には、位置表示枠46を設け、この位置表示枠46にリファレンス画像40のスライス位置のデータを表示できるようにするとさらに好ましい。リファレンス画像40のスライス位置データは、例えば寝台4の長軸方向についての座標値などとして得ることができる。リファレンス画像の撮影を終えたら、そのリファレンス画像で穿刺距離の計測を行う(ステップ104)。
次いで、撮影部10は穿刺位置決め撮影を行う(ステップ105)。穿刺位置決め撮影では、まず表示装置25に表示してあるリファレンス画像40で見当を付けた穿刺予定のスライス位置について最初の撮影を試行する。この撮影は、マルチスライスX線CT撮影であり、本実施形態では3スライス分の断層像、スライス方向に関して中央位置となる断層像(中央位置断層像)41、前位置となる断層像(前位置断層像)42および後位置となる断層像43(後位置断層像)が取得される。各断層像は、表示装置25の画面上でリファレンス画像表示枠と並置するように設定されたマルチスライス画像表示枠に、所定の順序で並べて表示される。
またこれら3つの断層像の表示枠には、それぞれのスライス間距離を表示するための距離表示枠44が設定されている。この距離表示枠44には、中央位置断層像41の位置を基準(ゼロ)として、前位置断層像42および後位置断層像43の基準からの距離(相対距離)が表示される。断層像間相対距離は各断層像のスライス厚で決まり、各断層像のスライス厚は、それぞれの断層像に用いるX線検出素子アレイの数で決まり、断層像間相対距離算出部23により算出される。
具体的には、1スライス分の断層像はn列(n=1、2、3、…)のX線検出素子アレイからの投影データで再構成され、1スライス分の断層像のスライス厚はX線検出素子アレイの幅のn倍となる。このようなスライス厚は、図1の断層像撮影装置に設けてあるコントロールパネル(図示を省略)で処置者が選択的に設定することができる。断層像間相対距離算出部23は処置者によって設定されたスライス厚に基づいて断層像間相対距離を算出する。
処置者は表示された3つの断層像を検討し、そこに生検対象領域が適切な状態で含まれているか否かを判定する(ステップ106)。その結果、図4に示すように、中央位置断層像41に生検対象領域が適切な状態で含まれるスライス位置であれば、ステップ106の結果が肯定(YES)となり、穿刺位置決めが完了する。中央位置断層像41に対応する被検者のスライス位置には、レーザ光の照射などによる位置表示手段(図示を省略)で視覚的なマークが表示されるので、このような位置表示マークが穿刺位置の指標とされる。
ステップ106の判定結果が否定(NO)の場合、つまり何れの断層像にも生検対象領域が含まれていない場合、または中央位置断層像41以外の前位置断層像42や後位置断層像43に生検対象領域が含まれていた場合(図3の例では生検対象領域である腫瘍部位Mが前位置断層像42に含まれている)には、寝台4を移動させてその位置を調整することでスライス位置を変える(ステップ107)。
スライス位置の移動は、フットスイッチ36の操作により寝台4を移動させることにより行う。寝台4の移動に伴い、中央位置断層像41の距離表示枠には移動量に当る数値が表示される。この数値は、断層像間相対距離算出部23が、寝台4の位置情報(座標値)を寝台4或いは寝台制御部33から得て、これをもとに算出し、断層像間相対距離表示制御部23により表示装置25に表示させる。この際、移動に伴って数値の表示も時々刻々変化するように制御される。処置者は、まず表示画面に表示された3つの断層像と断層像間相対距離を参照しながら、適切と考えられる距離を推定し、次に距離表示枠44に表示される移動距離に当る数値を参照しながら寝台4を移動させる。
図3に示す例では、基準となる中央位置断層像41のスライス位置の距離値が0.0mm、前位置断層像42のスライス位置の距離値が−5.5mm、後位置断層像43のスライス位置の距離値が+5.5mmとなっている。そして生検対象領域は前位置断層像42に含まれているので、前位置断層像42が中央位置断層像となるスライス位置に移動すればよいと判断できる。このときの移動量は+5.5mmである。そこでフットスイッチ36を操作して、寝台4の移動を開始するとその移動に応じて中央位置断層像41の距離表示枠44中の距離値がリアルタイムで+1、+2、…、+5のように変化する。同時に前位置断層像42のスライス位置の距離が−5.5から0へ、後位置断層像43のスライス位置の距離が+5.5から0へ変化する。そして、中央位置断層像41のスライス位置を表示する距離値が+5.5mmとなった時点で、寝台4の移動を停止し、フットスイッチ34を操作してシャッタ方式的でX線を照射し断層像の撮影を行う。これにより生検対象領域を含む前位置断層像42のスライス位置が、新しい中央位置断層像となる3スライスの断層像が得られる。
このように複数の断層位置を撮影して得られる複数の断層像間の相対距離を断層像間相対距離算出部で求め、それを断層像間相対距離表示制御部により複数の断層像ごとに対応させて表示できるようにしているため、この断層像間相対距離表示を参照することが可能となる。
生検対象領域が3つの断層像の2つに現れている場合にも、その現れ方から、生検対象領域が2つの断層像の中間であって、いずれに近いかを見当つけることができるので、そのような画像から得られる情報と画像と重畳して表示された相対距離とから、寝台4を移動する距離を推定することが可能である。
また各断層像41、42、43の何れにも腫瘍部位Mが現れなかった場合でも、相対距離表示を参照することで、適切な穿刺予定位置に見当を付けることができる。この場合には、相対距離表示を参照するのに加えてリファレンス画像40やそのスライス位置データの表示も参照することで穿刺予定位置の見当がより付きやすくなる。
新たなスライス位置で撮影された3つの断層像が得られると、表示画面に表示されていた従前の3つの断層像は、新たなスライス位置で撮影された中央位置断層像、前位置断層像および後位置断層像に更新される。同時に中央位置断層像41の距離表示枠44中の距離値もリセットされ、ゼロに戻る。このように距離値をリアルタイムで変化させるのは、中央位置断層像41についてだけで足り、このようにすることで断層像間相対距離算出部23や断層像間相対距離表示制御部24のデータ処理の負担を軽減することができる。
本実施の形態では、リファレンス画像40が表示画面に並置して表示され、それを参照してステップ105の撮影を行うことができるので、最初の撮影で3つの断層像のいずれかに生検対象領域が含まれる可能性が高い。従ってほとんど場合、上述した位置決め撮影は1回または2回で済ますことができる。必要であれば、新たに表示された3つの断層像とその相対距離の表示を参照して、寝台位置の調整(ステップ107)と位置決め撮影(ステップ106)を再試行する。
以上のようにして穿刺位置が決まれば、その位置で撮影した断層像を参照しながら穿刺方向と位置の最終調整を行う(ステップ108)。図4は、腫瘍部位Mが中央位置断層像41に出現するスライス位置で撮影した各断層像41、42、43を表示した例であり、このような表示を参照しながら、穿刺針を保持している固定治具Tjの調整などを行い、穿刺方向と位置を最終的に調整する。
穿刺方向と位置の最終調整を終えたら、それによる穿刺方向と位置を処置者が最終的に判定する(ステップ109)。その結果、適切(YES)と判断されて穿刺方向位置が確定されたならば穿刺を開始する(ステップ110)。一方、穿刺方向や位置が不適切(NO)と判定された場合には、ステップ105に戻り、ステップ105〜ステップ108までの処置を再度行う。
穿刺は、穿刺位置で連続的に撮影を行いながら、時系列的に得られる断層像で穿刺針の穿刺状態を見ながら進められる。すなわち穿刺位置をスライス位置とした断層像には、図5に示す例のように、中央位置断層像41に穿刺針Tが現れるので、このように断層像に映し出される穿刺針Tの穿刺状態を見ながら穿刺を進める。
生検穿刺では、穿刺針Tを腫瘍部位Mまで刺してその部分から組織の一部を取り出す(図5に示す状態)。この穿刺処置については穿刺針Tが腫瘍部位Mまで刺し込まれた状態を後に確認できるように、穿刺確認撮影を行う(ステップ111)。また穿刺で取得した組織については、その量や状態を評価し、組織の取得が十分であるか否かを判定する(ステップ112)。その結果が十分(YES)ということであれば処置を終了し、不十分(NO)とされた場合にはステップ105に戻り、ステップ105〜ステップ111までの処置を再度行う。
なお、組織の取得は、少なくとも腫瘍部位Mの2箇所について行われるのが通常である。この場合、腫瘍部位Mが大きいと各組織取得箇所が離れた位置となることから、2箇所以上での組織の取得の都度、ステップ105以下の処置を行うことになる。
以上、本実施形態を、穿刺生検処置を例に説明した。本実施の形態によれば以下のような効果が得られる。
1)穿刺位置決め撮影において、断層像間の相対距離表示により寝台4の必要移動量を処置者が数値的に把握し、それに基づいて寝台4の移動の目安を知ることができるので、処置者の勘だけに頼っていた従来の手法に比べ、腫瘍部位Mが中央位置断層像41に現れるようになるまでの試行撮影の回数を大幅に減らすことができる。
2)試行撮影回数の低減により、穿刺生検処置を効率よく行うことができるとともに、マルチスライスCTによるX線被曝量の増加を最小限に抑えることができる。
3)表示装置25に並列表示させたリファレンス画像40を参照して試行撮影を行うことができるので、最初の試行撮影で各断層像の何れかに腫瘍部位Mが現れる可能性が高くなり、最初の試行撮影で中央位置断層像41に腫瘍部位Mが現れれば位置決め撮影を1回で済ますことができる。
その場合、従来では穿刺位置決めに平均3回程度の撮影回数を必要としていたのに対し、半分以下の回数とすることができるので、穿刺位置決めまでのX線の照射時間を半分以下に減らすことが可能となる。特に大きな腫瘍部位で複数回の穿刺が必要となる場合、この効果は大きい。
なお以上の実施の形態では、シャッタ方式でX線照射制御する場合を説明したが、本実施形態は寝台を移動させながらX線を連続的に照射する場合にも適用することができる。この場合には、相対距離表示と距離値のリアルタイム変更の効用がさらに活かされる。すなわち、X線の連続照射で穿刺位置決め撮影を行う場合、従来の手法では、断層像のスライス位置とその断層像が表示された時点における表示スライス位置と寝台4の位置とにずれを生じ、穿刺位置決め撮影に多くの時間を要する大きな要因となっているが、本実施形態の場合は、寝台4の移動に応じて中央位置断層像41の距離値をリアルタイムで変化させ、それが必要な値となった時点でX線の照射を停止させるという操作が可能であるので、位置ずれの発生を避けることができ、位置決めを効率よく迅速に行うことが可能となる。
断層像間相対距離表示を用いる場合、穿刺位置決めまでの撮影時間は平均5秒以下で済み、平均15秒以上の時間を必要としていた従来に比べて、穿刺位置決めまでのX線の照射時間を1/3以下に減らせることが可能である。
以上のように本実施形態によれば、穿刺位置決めを効率的になせるようになり、最終的な位置決めまでのX線の照射時間を大幅に短縮し、このことにより、被検者や処置者のX線被曝量の低減を図ることが可能となる。このような本実施形態の効果は、X線照射をシャッタ方式にする場合と連続照射方式にする場合の何れについても、有効に発揮されるものであるが、シャッタ方式と組み合わせることで、シャッタ方式によるX線被曝量の低減効果と合わさって、さらに一層のX線被曝量の低減をもたらす。
本実施形態の断層像撮影装置によれば、制御手段は、X線照射制御用の指示入力手段を備え、指示入力手段の操作によりX線の前記被検者に対する照射の開始と停止を制御することができる。
また本実施形態の断層像撮影装置は、被検者を挟んで対向配置され、前記被検者の周りを回転駆動されるX線源及びX線検出器と、前記被検者を移動させる移動手段とを有する撮影手段、前記撮影手段の動作を制御する動作制御手段、前記撮影手段のX線検出器が検出した信号を処理し前記被検者の断層像を作成する画像処理手段、及び前記画像処理手段が作成した断層像を表示する表示手段を備え、画像処理手段は、前記撮影手段によって同時的に撮影された複数の断層像を並置して表示させるとともに、前記複数の断層像のうち1つの断層像に対応する断層位置を基準とした他の断層像の位置情報(相対距離)を前記複数の断層像と合わせて前記表示手段に表示させる。
これによって、他の断層像の位置情報も複数の断層像と合わせて表示されるから、CT透視技法における位置決めの効率化のための表示情報が提供できる。
本実施形態において、好適には、断層像間相対距離の表示値は、被検者をその体軸方向に移動させる移動手段による被検者の断層位置の移動操作に応じて、リアルタイムで変更表示される。
これによって、CT透視技法を実施する処置者は現在の撮影位置をリアルタイムで知ることができる。よって、CT透視技法の更なる効率化に寄与する。
また、本実施形態において、好適には、被検者の処置対象領域について予め撮影しておいた断層像をリファレンス画像とし、このリファレンス画像を表示手段の画面上に表示される複数の断層像と並べて表示する。
これによって、CT透視技法を実施する処置者は断層像と、穿刺に先立って行う生検対象領域を含む範囲の断層像撮影にて得た断層像のリファレンス画像とを参照できるので、穿刺の無い状態の断層像を表示できるから、リファレンス画像を参照して穿刺針を進める計画を立てやすくなる。よって、CT透視技法の更なる効率化に寄与する。
また本実施形態は、X線断層像撮影装置のみならず、被検者を移動方向に交差する複数の断層位置の断層像を取得し、これら断層像を用いて処置用具の挿入支援を行う装置であれば、適用することが可能であり、その場合にも実施形態により挿入位置の位置決めに要する時間を大幅に削減できる。例えば、MRI装置、PET装置を含む被検者の断層像を得られる断層像撮影装置等にも適用が可能である。
MRI装置では、例えば、被検者が置かれる空間に均一な静磁場を発生する静磁場磁石と、この空間に磁場勾配を形成する傾斜磁場コイルと、被検者の組織を構成する原子の原子核に、その共鳴周波数と同じ周波数の高周波磁場を照射する照射コイルと、被検者から発生するNMR信号を受信する受信コイルと、この受信コイルによって受信されたNMR信号を信号処理し前記被検者の断層像を画像再構成演算する画像処理手段とを備え、画像処理手段によって画像再構成された前記被検者の断層像を表示する。
MRI装置は被検の体軸方向に複数枚の断層像を得ることが可能であるので、
MRI画像での生検にもX線CT装置で採用した技術が適用可能である。
つまり、画像処理手段は、前記撮影手段によって同時的に撮影された複数の断層像を並置して表示させるとともに、前記複数の断層像のうち1つの断層像に対応する断層位置を基準とした他の断層像の位置情報(相対距離)を前記複数の断層像と合わせて前記表示手段に表示させる。
これによって、他の断層像の位置情報も複数の断層像と合わせて表示されるから、MRI画像での生検における位置決めの効率化のための表示情報が提供できる。
本実施形態において、好適には、断層像間相対距離の表示値は、被検者をその体軸方向に移動させる移動手段による被検者の断層位置の移動操作に応じて、リアルタイムで変更表示される。
これによって、MRI画像での生検を実施する処置者は現在の撮影位置をリアルタイムで知ることができる。よってMRI画像での生検の更なる効率化に寄与する。
また、本実施形態において、好適には、被検者の処置対象領域について予め撮影しておいた断層像をリファレンス画像とし、このリファレンス画像を表示手段の画面上に表示される複数の断層像と並べて表示する。
これによって、MRI画像での生検を実施する処置者は断層像と、穿刺に先立って行う生検対象領域を含む範囲の断層像撮影にて得た断層像のリファレンス画像とを参照できるので、穿刺の無い状態の断層像を表示できるから、リファレンス画像を参照して穿刺針を進める計画を立てやすくなる。よって、MRI画像での生検の更なる効率化に寄与する。
本発明の一実施形態による断層像撮影装置の構成を模式化して示す図である。 穿刺生検処置における処置手順の一例について流れを示す図である。 表示装置の表示画面の例を示す図である。 表示装置の表示画面の他の例を示す図である。 表示装置の表示画面のさらなる他の例を示す図である。
符号の説明
10 撮影部
20 画像処理部
23 断層像間相対距離算出部
24 断層像間相対距離表示制御部
25 表示装置
30 動作制御部
34 指示入力手段
40 リファレンス画像
41 中央位置断層像
42 前位置断層像
43 後位置断層像
44 距離表示枠
P 被検者
T 穿刺針(処置用具)

Claims (18)

  1. 被検者の体軸方向の複数の断層位置における断層像を同時に取得する撮影手段と、
    前記取得された複数の断層像を表示する表示手段と、
    前記複数の断層像それぞれの断層位置の相対的な距離を求める断層像間相対距離算出部と、
    前記求められた断層像間相対距離と前記複数の断層像を前記表示手段に表示制御する制御手段と、を備えたことを特徴とする断層像撮影装置。
  2. 前記相対的距離は、前記複数の断層像中の基準断層像の位置に対する距離と符号から成ることを特徴とする請求項1に記載の断層像撮影装置。
  3. 前記制御手段は、前記複数の断層像中の少なくとも3つを任意順序で前記表示手段に表示するとともに、任意順序で表示された複数の断層像ごとに対応する断層像間相対距離を前記表示手段に表示することを特徴とする請求項1に記載の断層像撮影装置。
  4. 前記撮影手段は、前記被検者をその体軸方向に移動させる移動手段を備え、
    前記制御手段は、前記移動手段による前記被検者の断層位置の移動操作に応じて前記断層像間相対距離の表示値をリアルタイムで変更表示することを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の断層像撮影装置。
  5. 前記制御手段は、前記移動手段によって移動後に前記断層像間相対距離の表示値を初期状態に再設定することを特徴とする請求項4に記載の断層像撮影装置。
  6. 前記表示手段は、前記被検者の体内に挿入すべき処置用具の挿入位置を前記複数の断層像により確認可能とするためのものであって、
    前記移動手段は、前記処置用具の挿入位置の移動に伴って前記被検者をその体軸方向に移動させること特徴とする請求項4に記載の断層像撮影装置。
  7. 前記制御手段は、前記被検者の体内への処置用具の挿入を支援するリファレンス画像を前記表示手段の画面上に表示される前記複数の断層像と並べて表示することを特徴とする請求項1乃至6のいずれか1項に記載の断層像撮影装置。
  8. 前記リファレンス画像は、前記被検者の処置対象領域について予め撮影しておいた断層像であることを特徴とする請求項7に記載の断層像撮影装置。
  9. 前記リファレンス画像は、前記被検者の処置対象領域について予め撮影しておいた断層像を用いて構成した三次元画像であることを特徴とする請求項7に記載の断層像撮影装置。
  10. 前記リファレンス画像は、前記被検者の処置対象領域と症例が類似した他の被検者の断層像であることを特徴とする請求項7に記載の断層像撮影装置。
  11. 前記リファレンス画像は、前記被検者と同世代の年齢や同じ体型の他の被検者の断層像であることを特徴とする請求項7に記載の断層像撮影装置。
  12. 前記制御手段は、X線照射制御用の指示入力手段を備え、前記指示入力手段の操作によりX線の前記被検者に対する照射の開始と停止を制御することを特徴とする請求項1に記載の断層像撮影装置。
  13. 被検者を挟んで対向配置され、前記被検者の周りを回転駆動されるX線源及びX線検出器と、前記被検者を移動させる移動手段とを有する撮影手段、前記撮影手段の動作を制御する動作制御手段、前記撮影手段のX線検出器が検出した信号を処理し前記被検者の断層像を作成する画像処理手段、及び前記画像処理手段が作成した断層像を表示する表示手段を備えた断層像撮影装置において、
    前記画像処理手段は、前記撮影手段によって同時的に撮影された複数の断層像を並置して表示させるとともに、前記複数の断層像のうち1つの断層像に対応する断層位置を基準とした他の断層像の位置情報(相対距離)を前記複数の断層像と合わせて前記表示手段に表示させることを特徴とする断層像撮影装置。
  14. 前記画像処理手段は、前記移動手段の操作による断層位置の位置変化の情報を入力し、前記移動手段の移動に伴う前記基準となる断層位置の変化を、前記表示手段にリアルタイムで更新して表示することを特徴とする請求項13記載の断層像撮影装置。
  15. 前記画像処理手段は、前記被検者の処置対象領域について予め撮影しておいた断層像をリファレンス画像とし、このリファレンス画像を前記表示手段の画面上に表示される前記複数の断層像と並べて表示することを特徴とする請求項13又は請求項14に記載の断層像撮影装置。
  16. 被検者が置かれる空間に均一な静磁場を発生する静磁場磁石と、この空間に磁場勾配を形成する傾斜磁場コイルと、被検者の組織を構成する原子の原子核に、その共鳴周波数と同じ周波数の高周波磁場を照射する照射コイルと、被検者から発生するNMR信号を受信する受信コイルと、この受信コイルによって受信されたNMR信号を信号処理し前記被検者の断層像を画像再構成演算する画像処理手段と、この画像処理手段によって画像再構成された前記被検者の断層像を表示する画像表示手段とを備えた断層像撮影装置において、
    前記画像処理手段は、前記撮影手段によって同時的に撮影された複数の断層像を並置して表示させるとともに、前記複数の断層像のうち1つの断層像に対応する断層位置を基準とした他の断層像の位置情報(相対距離)を前記複数の断層像と合わせて前記表示手段に表示させることを特徴とする断層像撮影装置。
  17. 前記画像処理手段は、前記移動手段の操作による断層位置の位置変化の情報を入力し、前記移動手段の移動に伴う前記基準となる断層位置の変化を、前記表示手段にリアルタイムで更新して表示することを特徴とする請求項16記載の断層像撮影装置。
  18. 前記画像処理手段は、前記被検者の処置対象領域について予め撮影しておいた断層像をリファレンス画像とし、このリファレンス画像を前記表示手段の画面上に表示される前記複数の断層像と並べて表示することを特徴とする請求項16又は請求項17に記載の断層像撮影装置。
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