JPWO2005055906A1 - 陰唇間パッド - Google Patents

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Abstract

体液が体外へ排泄され、吸収部材の衣服側端面に到達した場合においても、陰唇間パッドから体液が漏れない陰唇間パッドを提供する。着用者の陰唇に全部または一部を挟み込んで装着する、体液吸収能を有する陰唇間パッドであって、装着状態において陰唇間内の奥にある前庭床から鉛直方向の下方に位置して、流出する体液を受ける液難透過性の障壁部を備えていることを特徴とする陰唇間パッド。

Description

本発明は、女性の陰唇間に装着される陰唇間パッドに関する。さらに詳しくは、体液を容易に透過しない裏面側シートを有する陰唇間パッドに関する。
従来より、月経時や失禁防御等のため、またはこれら両方のために使用される吸収性物品として、女性の陰唇部に装着されて、経血や尿などの体液を吸収する陰唇間パッドが知られている。このような陰唇間パッドは、生理用ナプキンに比べ、身体により密着するため、経血が拡散されて身体に広く接することを防ぐので、衛生的かつ清潔なものである。また、生理用ナプキンに比べて小型であるために、装着感に優れて快適であり、膣内に挿入するタンポンに比べて装着状態の心理抵抗も低いという特徴を有している。
このような陰唇間パッドとして、ザ・プロクター・エンド・ギャンブル社(以下、PG社)が米国でテスト販売を行った陰唇間パッド(商品名「Envive(Moderate)」)がある(例えば、特許文献1)。この陰唇間パッド701は、図15に示すように、液透過性の表面側シート710と、液不透過性の裏面側シート720と、表面側シート710と裏面側シート720との間に配置されている吸収部材730と、を有する。また、陰唇間パッド701の裏面側シート720には、陰唇間パッド701を陰唇間rに装着するための半円状の把持部712が設けられている。この陰唇間パッド701は、図16に示すように、裏面側シート720同士が向かい合うように長手方向中心線mを折り軸として、2つに折られて陰唇部rに装着される。これにより、装着後の吸収部材730の衣服側端面のほとんどが、液透過性の表面側シート710で覆われることになる。
特表平11−500341号公報
しかし、陰唇間パッド701は、装着状態において、吸収部材730の衣服に対向する面のほとんどが液透過性の表面側シート710で覆われているために、体外へ排泄された体液が吸収部材730の衣服側端面710a、710b、720aに到達した場合、表面側シート710を透過し、陰唇間パッド701から体液が漏れてしまう場合があった。
本発明は、以上のような課題に鑑みてなされたものであり、その目的は、体液が体外へ排泄され、吸収部材の衣服側端面に到達した場合においても、陰唇間パッドから体液が漏れない陰唇間パッドを提供することにある。
より具体的には、本発明は、以下のようなものを提供する。
(1) 着用者の陰唇に全部または一部を挟み込んで装着する、体液吸収能を有する陰唇間パッドであって、装着状態において、陰唇間内の奥にある前庭床から鉛直方向の下方に位置して流出する体液を受ける、液難透過性の障壁部を備えていることを特徴とする陰唇間パッド。
上述の「全部または一部」とは、上記陰唇間パッドが陰唇間に挟み込まれることにより外部から全てが見えなくなること、または、外部から一部が見えなくなることであり、「体液」とは、着用者から排出された経血、尿、おりもの等のことである。また、「体液吸収能」とは、着用者から排出された体液を吸収する能力のことであり、「前庭床または鉛直方向の下方」とは、陰唇間パッドと下着やナプキンとを併着している場合に、陰唇間パッドの装着状態において下着やナプキンに面する部分のことである。さらに、「液難透過性」とは、体液の透過が実質的に困難な性質のことであり、「障壁部」とは、着用者から排出された体液を受ける陰唇間パッドの部分のことである。
本発明の陰唇間パッドは、装着状態において陰唇内の奥にある前庭床から鉛直方向の下方に位置する部分が、液難透過性の障壁部となっているため、前庭床に位置する膣口及び尿道口から陰唇間パッドの障壁部まで流れた体液を確実に陰唇間パッド内で塞き止めることができ、かつ、陰唇間パッドの外へ漏れることなく確実に保持することができる。
なお、この陰唇間パッドは、平たいシート状であってもよく、筒状のものであってもよく、球や立方体等、あらゆる形状のものであってもよい。
(2) 前記陰唇間パッドは、体液を吸収する吸収部材と当該吸収部材を被覆する被覆部材とから成り、前記障壁部は、前記被覆部材の一部であることを特徴とする(1)記載の陰唇間パッド。
本発明の陰唇間パッドは、陰唇間パッドの吸収部材が被覆部材で覆われているので、体液を吸収した吸収部材が着用者の陰唇に直に触れることがなく、着用者に不快感を与えない。これにより、着用者は、快適に陰唇間パッドを装着することができる。また、本発明の陰唇間パッドの被覆部材の一部が液難透過性となっているので、被覆部材及び吸収部材を介して陰唇間パッドの下着やナプキンに面する部分に対向する部分まで流れた体液は、障壁部によって塞き止められ、陰唇間パッドの外へ漏れ出ることなく、陰唇間パッドに確実に保持される。
(3) 前記障壁部は、装着状態において、陰唇内壁から離れているものであることを特徴とする(2)記載の陰唇間パッド。
本発明の陰唇間パッドの障壁部は、装着状態において、陰唇内壁と当接しないため、着用者に異物感及び不快感を与えない。これにより、着用者は、快適に陰唇間パッドを装着することができる。
(4) 前記陰唇間パッドは、長手方向と短手方向とを有する実質的に縦長形状をなすものであって、装着時には、前記長手方向の略中心を軸として二つ折りにするものであり、前記被覆部材は、身体面に配向される液透過性の表面側シートと、当該身体面の反対側に配向される液難透過性の裏面側シートとから成り、前記裏面側シートは、前記長手方向を中心軸として左右に位置する両側縁から表面側シートに向かって前記吸収部材の前記両側縁を覆う側縁覆部を有し、前記障壁部は、前記側縁覆部より成ることを特徴とする(2)または(3)記載の陰唇間パッド。
上述の「長手方向の略中心」とは、陰唇間パッドが装着される時の着用者の身体の前後方向に略平行な向きに延びる線であって、その線で仮に陰唇間パッドを切ったとするならば、その陰唇間パッドがちょうど縦半分に分けることができるような線のことをいう。このとき、陰唇間パッドが着用者の前後方向を基準に左右対称であれば、中心線はその対称線に一致するが、左右非対称であった場合であっても、中心線はその陰唇間パッドの主要部(特に吸収部材)が略対称となるような線であればよい。
本発明の陰唇間パッドは、長手方向の略中心を軸として二つ折りにして装着される。これにより、陰唇内壁に密着可能となるため、陰唇内壁を伝って流れる体液が吸収部材の衣服側端面にまで到達しにくくなり、体液の漏れを防止することができる。また、本発明の陰唇間パッドの裏面側シートは、長手方向を中心軸として中心軸の両側(左右)端部側に位置する両側縁から表面側シートに向かって伸長されて吸収部材の両側縁を覆う側縁覆部を有している。これにより、液難透過性の裏面側シートが、陰唇間パッドの衣服面側を覆い、かつ陰唇間パッドの身体面側を覆う表面側シートの一部を覆うので、下着やナプキンに面する部分へと排出される体液の漏れを確実に防止することができる。
なお、本発明の陰唇間パッドは、側縁覆部が陰唇内壁と接して着用者に異物感及び不快感を与えないために、裏面側シートの両端は、陰唇から露出する領域に配置させていることが好ましい。
(5) 前記吸収部材は、前記長手方向を中心軸として左右に位置する両側部が前記中心軸に向かって窪んだウエスト部を形成しているものであり、前記裏面側シートは、前記ウエスト部との間に空間を有するように前記吸収部材を被覆していることを特徴とする(4)記載の陰唇間パッド。
「ウエスト部」とは、着用者の左右の脚の付け根に位置する鼠径部にあたる幅が最も狭い箇所に位置するように設けられたくびれのことである。また、空間とは、裏面側シートと吸収部材のウエスト部との間に設けられた部分であり、その空間によって吸収部材のウエスト部端面まで達した経血が、裏面側シートと接触しないため、より一層ナプキンや下着への経血漏れを防ぐことができる。
本発明の陰唇間パッドには、ウエスト部が形成されているため、装着状態において着用者の左右の脚の付け根に位置する鼠径部において、内ももと接して異物感を与えることがない。これにより、着用者は、快適に陰唇間パッドを装着することができる。また、裏面側シートは吸収部材と同様の形状をなさず、吸収部材を覆うときに空間が形成されている。このため、この空間で経血漏れを防ぐことができる。さらには、体液が多量に排泄されたときには、この空間で経血を貯留できる体液貯留空間となる。また、この空間は液難透過性の裏面側シートで覆われているので、貯まった体液が、吸収部材パッドからの漏れることがない。さらに、かかる空間が設けられることにより、外圧が陰唇間パッドに加わっても緩衝することができるので、着用者に異物感を与えない。
(6) 前記被覆部材は、身体面に配向される液透過性の表面側シートと当該身体面の反対側に配向される液難透過性の裏面側シートとから成り、前記障壁部は、前記表面側シート及び前記裏面側シートまたは前記裏面側シートのみが装着状態に陰唇内壁へ向かう方向に折り畳まれた蛇腹部から成ることを特徴とする(2)から(5)いずれか記載の陰唇間パッド。
「蛇腹部」とは、陰唇から露出した表面側シート及び裏面側シートまたは裏面側シートが、陰唇内壁に向かって一つ以上の折りを形成するように山折状に折り畳まれた状態となっている部分のことである。
本発明の陰唇間パッドは、表面側シート及び裏面側シートまたは裏面側シートのみが装着状態に陰唇内壁へ向かう方向に一つの折りを形成する蛇腹部から成ることにより、裏面側シートの衣服側端面が外陰部や陰唇内壁に接触することがないため、着用者に異物感や損傷を与えにくい。これにより、着用者は、快適に陰唇間パッドを装着することができる。
(7) 前記障壁部は、装着状態で陰裂に対して略水平となるように設けられていることを特徴とする(1)から(3)いずれか記載の陰唇間パッド。
上述の「略水平」とは、着用者がこの陰唇間パッドを装着した場合において、膣口または尿道口から下着やナプキンに面する部分へと排出される方向と直交する方向で、着用者が直立したときに地面に平行な方向である。
本発明の陰唇間パッドは、障壁部が装着状態で陰裂に対して略水平となるように設けられているので、体液の流れを効果的に遮断することができる。
(8) 前記陰唇間パッドは、平坦部と当該平坦部から凸設された隆起部とから成る断面逆T字状をなすものであって、前記障壁部は、前記平坦部であることを特徴とする(7)記載の陰唇間パッド。
また、「断面逆T字状の凸部」とは、隆起部の下端に、水平方向に延びる障壁部が接合されている形状をいう。
本発明の陰唇間パッドの障壁部は、隆起部の下端に接合され、断面逆T字状の凸部の平坦部なので、吸収部材で吸収し切れなかった体液を、障壁部によって留めることができる。
(9) 前記陰唇間パッドは、おりものの吸収体用/または尿失禁用であることを特徴とする(1)から(8)いずれか記載の陰唇間パッド。
前記陰唇間パッドは、経血吸収用であることはもちろんのこと、おりもの吸収用や、尿失禁用に用いることができる。
以上のように、本発明は、着用者の陰唇に全部または一部を挟み込んで装着し、体液吸収能を有する陰唇間パッドであって、体液が体外へ排泄され、吸収部材の下着やナプキンに面する部分に対向する最遠端の部分に到達した場合においても、最遠端の部分が液難透過性の障壁部となっているため、陰唇間パッドから体液が漏れない陰唇間パッドを提供することできる。
本発明の第1実施形態に係る陰唇間パッドを示した斜視図である。 本発明の第1実施形態に係る陰唇間パッドを示した断面図である。 本発明の第1実施形態に係る陰唇間パッド製造工程を示した図である。 本発明の第1実施形態に係る陰唇間パッドの変形例を示した断面図である。 本発明の第2実施形態に係る陰唇間パッドを示した断面図である。 本発明の第2実施形態に係る陰唇間パッドの変形例を示した断面図である。 本発明の第3実施形態に係る陰唇間パッドを示した斜視図である。 本発明の第3実施形態に係る陰唇間パッドを示した断面図である。 本発明の第4実施形態に係る陰唇間パッドを示した斜視図である。 本発明の第4実施形態に係る陰唇間パッドを示した断面図である。 本発明の第5実施形態に係る陰唇間パッドを示した断面図である。 本発明の第6実施形態に係る陰唇間パッドを示した断面図である。 本発明の第7実施形態に係る陰唇間パッドを示した断面図である。 本発明の第8実施形態に係る陰唇間パッドを示した断面図である。 本発明の従来技術に係る陰唇間パッドを示した斜視図である。 本発明の従来技術に係る陰唇間パッドを示した断面図である。
符号の説明
1、2、101、201、301、401、501、602 陰唇間パッド
10、11、13、210、310、410、510 表面側シート
12、212 ウエスト部
20、220、320、420、520 裏面側シート
22、120、620 平坦部
30、130、230、330、430、530 吸収部材
30a、30b、110a 衣服側端面
32、132 接着剤
110 被覆部材
110a 接合部
150 隆起部
150a 湾曲部分
発明を実施するための形態
以下、本発明の各実施形態を図面に基づいて説明する。なお、以下の実施形態の説明にあたって、同一の構成要件については同一符号を付し、その説明は省略もしくは簡略化する。
[第1実施形態]
図1は、本発明の第1実施形態に係る陰唇間パッド1の斜視図を示す。図2は、陰唇間パッド1が陰唇間に装着された状態を表す断面図である。図3は、陰唇間パッド1の製造工程を表す図である。
陰唇間パッド1は、着用者の陰唇間に全部を挟み込んで装着される。図1に示すように、陰唇間パッド1は、表面側シート10と、裏面側シート20と、表面側シート10と裏面側シート20との間に配置された吸収部材30と、を備えている。また、図1に示す陰唇間パッド1の形状は、着用者の左右の脚の付け根に位置する鼠径部の幅が最も狭い箇所に位置するように設けられたウエスト部12を有する瓢箪型である。
表面側シート10は、被覆部材の一部で、装着されたときに身体側に当接するものであり、経血や尿などの体液を含む体液を透過させる性質(「液透過性」という)を有する。
裏面側シート20は、被覆部材の一部で、装着状態に下着やナプキンに面する部分に対向し、かつ体液の透過が実質的に困難な性質(「液難透過性」という)を有する。また、図2に示すように、裏面側シート20は、吸収部材30の衣服側端面30a、30bのほとんどを覆い、裏面側シート20で覆われた衣服側端面30a、30bの部分が、前庭床qから流下する体液を受ける障壁部となる側縁覆部となっている。
陰唇間パッド1は、以下の手順で装着される。図1に示すように、裏面側シート20が内側に、表面側シート10が外側になるように、長手方向の中心kを軸として、ほぼ半分に折り曲げられる。次に、折り曲げられた陰唇間パッド1は、図2に示すように、表面側シート10が身体に接する身体側として、折り曲げ部分が陰唇rの前庭床qに接するように装着される。このようにして、陰唇間に装着された陰唇間パッド1は、表面側シート10が液透過性であるため、陰唇内壁を流下する体液が表面側シート10を透過し、吸収部材30に吸収され保持される。このときに、吸収部材30の衣服側端面30a及び30bは、液難透過性の裏面側シート20によって覆われているため、吸収部材30の衣服側端面30a及び30bまで流れた体液は、この裏面側シート20によって塞き止められ、陰唇間パッド1の外へ漏れ出ることなく、確実に吸収部材30に保持される。
陰唇間パッドの作成方法としては、次のような方法が挙げられる。まず、吸収部材形状とほぼ同寸法、もしくは1〜5mm大きめの吸収部材形状を型取ったエンボスロールで、裏面側シートに吸収部材と同様の形状の窪みを成形する。なお裏面側シートは、裏面側シートと同一の素材で作られたシートから切り出してもよく、吸収部材形状を型取った金型に樹脂を流し込み裏面側シートを成形しても良い。次いで、裏面側シートの吸収部材形状に窪んだ領域に吸収部材を充填し、さらに表面側シートを接合させる。
図3は、陰唇間パッド1の製造工程を示す。まず、生産ライン40にはサクション装置42が備えられ、このサクション装置42の上面には、表面側シート10が載せられる。次に、吸収部材30が表面側シート10の上にほぼ等間隔で載せられ、続いて裏面側シート20が載せられる。このように、サクション装置42の上面で表面側シート10、吸収部材30、及び裏面側シート20が積層されながら、nの方向に搬送される。また、裏面側シート20は柔軟性を有するため、表面側シート10及び吸収部材30を介したサクション吸引により、裏面側シート20は、瓢箪型の吸収部材30の形状に併せて成形され、吸収部材30の辺縁を取り囲み、吸収部材30の衣服側端面30a、30bを覆う側縁覆部が形成されることとなる。このとき、裏面側シート20が伸長性に優れていると、裏面側シート20が吸収部材の厚み分伸長して、より一層吸収部材の形状に併せて成形しやすくなる。これにより、陰唇間パッド1を瓢箪型に容易に成形できるのである。また、製造された陰唇間パッド1が柔軟性を有することとなり、装着状態において、着用者に異物感を与えにくいものとなる。
さらには、着用中においても吸収部材30の少なくとも衣服側端面30a、30bが裏面側シート20によって覆われ続けるためには、少なくとも吸収部材30の衣服側端面30a、30bと裏面側シート20とが接合されていることが好ましい。具体的には、図4に示すように、吸収部材30の衣服側端面30a、30bと裏面側シート20との間には接着剤32が設けられている。
図4の陰唇間パッド1Aは第1実施形態に係る陰唇間パッド1の変形例である。本実施形態では、陰唇間パッド1のように裏面側シート20で吸収部材30の衣服側端面30a、30bを覆うことにより側縁覆部を形成する代わりに、吸収部材30の衣服側端面30a、30bと裏面側シート20Aとの間に接着剤32を塗布して障壁部としている。接着剤32の塗工パターンは、スパイラル塗工、コントロールシーム塗工、コーター塗工、カーテンコーター塗工、サミットガン塗工等、特に限定するものではない。
[第2実施形態] 図5は、略楕円筒状の陰唇間パッド1Bの断面模式図である。陰唇間パッド1Bは、略楕円筒状の吸収部材30Aと、この吸収部材30Aを被覆する被覆部材としての表面側シート11と、で構成され、略楕円筒形の吸収部材30Aの一方の側部であって表面側シート11で覆われた部分が平坦な平坦部22となっている。陰唇間パッド1Bは、平坦部22と反対側の側部を前庭床qに当てるようにして陰唇rに装着される。
本実施形態は、表面側シート11が一枚の液透過材からなり、平担部22をエンボス加工によって高密度にさせることによって液難透過性を付与し、前庭床qから流下する体液を受ける障壁部とした例である。エンボスパターンは、格子状、ドット状、波状等、特に制限するものではないが、液難透過性を高めるにはフラット状が好ましい。また、エンボス加工に限らず、一枚の液透過材の一部にラミネート加工や撥水処理等をして液難透過性の平担部22を設けても良い。
図6は、図5の陰唇間パッド1Bの変形例である陰唇間パッド1Cを示す。陰唇間パッド1Cは、図5に示す陰唇間パッド1Bの表面側シート11の一部をエンボス加工する代わりに、一枚の液透過材からなる表面側シート13と吸収部材30Aとの間に、接着剤132を塗工することで障壁部となる平坦部22Aを設けた例である。接着剤132の塗工パターンは、スパイラル塗工、コントロールシーム塗工、コーター塗工、カーテンコーター塗工、サミットガン塗工等が挙げられるが、その中でも液難透過性を高めるにはコーター塗工が好ましい。また、接着剤132に限らず、ポリビニルアルコールや撥水処理等が吸収部材及び/または被覆部材に備えられていても良い。
[第3実施形態]
図7は、本発明の第3実施形態に係る陰唇間パッド2の端面斜視図を示す。図8は、陰唇間パッド2が陰唇間に装着された状態を表す断面図である。
陰唇間パッド2は、図7に示すように、平坦部120と、隆起部150と、を有する逆T字状のものであり、被覆部材110に内包された吸収部材130とを備えている。また、図8に示す陰唇間パッド2は、隆起部150の断面形状がほぼ楕円形の細長な形状をなすものあり、この隆起部150を着用者の陰唇間の隙間に嵌合させるようにして装着される。なお、隆起部150は平坦部120側の幅がやや狭くなっている。
被覆部材110は、経血や尿などの体液を含む体液を透過させる性質(「液透過性」という)を有する。また、被覆部材110は、吸収部材130を内包する形状である。
平坦部120は、体液を実質的に透過させない性質(「液難透過性」という)を有する。また、平坦部120は、被覆部材110の接合部110aに、膣口から下着やナプキンに面する部分へと排出される体液の流出方向に対して略垂直になるように被覆部材110に接合され、設けられている。
陰唇間パッド2は、以下の手順で装着される。まず、図8に示すように、被覆部材110が身体に接する身体側として、隆起部150の湾曲部分150aが陰唇rの前庭床qに接するように装着される。また、平坦部120は、陰唇rの間を塞ぐように装着される。このようにして、陰唇間に装着された陰唇間パッド2は、被覆部材110が液透過性であるため、陰唇内壁を流下する体液が被覆部材110を透過し、吸収部材130に吸収される。このときに、吸収部材130の下着やナプキンに面する部分に対向する部分は、平坦部120によって完全に覆われているため、吸収部材130の下着やナプキンに面する部分に対向する部分まで流れた体液は、平坦部120によって塞き止められ、陰唇間パッド2の外へ漏れ出ることなく、確実に吸収部材130に保持される。
[第4実施形態]
図9は、本発明の第4実施形態に係る陰唇間パッド201の斜視図を示す。図10は、本発明の第4実施形態に係る陰唇間パッド201のX方向の断面図を示す。
本実施形態において、図9に示すように、陰唇間パッド201の吸収部材230のみが、ウエスト部212を有し、短手方向の略断面が裾野を備える山状となる点などが、前記第1実施形態と異なる。本実施形態では、第1実施形態の陰唇間パッド1と同様に、裏面側シート220が吸収部材130の辺縁部を含む衣服側端面を覆うことにより、側縁覆部が形成されている。本実施形態の陰唇間パッド201では、図10に示すように、吸収部材230のみがウエスト部212を有することによって、裏面側シート220と、ウエスト部212と、の間に側縁覆部に隣接した空間sを生じる。この空間sによって、吸収部材230で吸収し切れなかった体液を貯めることができ、かつ裏面側シート220でその体液を塞き止めることができる。また、空間sは、外圧が陰唇間パッド201に加わった場合においても、その外圧を緩衝することができるので、着用者に異物感を与えない。さらに、図10に示すように、陰唇間パッド201は、折り目mに沿って、表面側シート210が向き合うように折られている。このため、吸収部材230が吸収した経血が吸収部材230端部まで広がっていたとしても、圧力がかかりやすい陰唇の先端において、経血が肌へ逆戻りすることが防止され、快適な着用感を提供できる。
[第5実施形態]
図11は、本発明の第5実施形態に係る陰唇間パッド301の断面図を示す。
本実施形態において、図11に示すように、吸収部材330の下着やナプキンに面する部分のみならず、表面側シート310の一部も、裏面側シート320によって覆われている点が、前記第1実施形態と異なる。これにより、図11に示すように、液透過性の材料で構成されている表面側シート310を、液難透過性の裏面側シート320によって被覆できるので、体液の漏れを防ぐことができる。また、陰唇間パッド301の陰唇rから露出する領域には体液の漏れがないために、指の汚れを懸念することなく陰唇間パッド301を取り外すことができる。
[第6実施形態]
図12は、本発明の第6実施形態に係る陰唇間パッド401の断面を示す。
本実施形態において、図12に示すように、陰唇間パッド401の表面側シート410及び裏面側シート420が、陰唇rから露出し、かつ陰唇rに沿うように形成されている点が、前記第1実施形態と異なる。これにより、図12に示すように、表面側シート410が吸収部材430の厚み方向432に折れることなく略水平状態を保つので、表面側シート410及び裏面側シート420の両端は陰唇rから離れることなく接触した状態を維持することができるので、陰唇rから体外に体液が伝い流れてしまった場合であっても、体液を遮断することができる。表面側シート410と裏面側シート420との両端だけでなく、前後端部においても同様のことがいえるので、障壁部となる側縁覆部は図に示すように吸収部材430の周縁部に設けられていることが最も好ましい。また、表面側シート410と裏面側シート420との周縁部が陰唇r内に収まっている場合でも、同様に陰唇r内壁を伝わってきた経血を遮断し易い。
[第7実施形態]
図13は、本発明の第7実施形態に係る陰唇間パッド501の断面を示す。
本実施形態において、図13に示すように、陰唇間パッド501の表面側シート510及び裏面側シート520が、陰唇rから露出し、かつ陰唇rに沿うように、装着状態に陰唇内壁へ向かう方向に一度折り畳まれた蛇腹部から成っている点が、前記第1実施形態と異なる。これにより、図10に示すように、表面側シート510及び裏面側シート520の両端面である510a、510b、520a、520bが、陰唇内壁に接することがないため、異物感や損傷を与えにくい。また、陰唇間パッド501の裏面側シート520のみが、装着状態に陰唇内壁へ向かう方向に折り畳まれた蛇腹部から成っていてもよい。
[第8実施形態]
図14は、本発明の第8実施形態に係る陰唇間パッド602の断面図を示す。
本実施形態において、図14に示すように、陰唇間パッド602の平坦部620が、陰唇rの先端を覆うように形成されている点が、前記第2実施形態と異なる。これにより、図14に示すように、平坦部620が陰唇rの先端を覆い、かつ陰唇rの先端から離れることなく接触した状態を維持することができるので、膣口から体外に体液が伝い流れてしまった場合であっても、体液を遮断することができる。
なお、本発明は前記実施形態に限定されるものではなく、本発明の目的を達成できる範囲での変形、改良等は本発明に含まれるものである。例えば、前記実施形態では、陰唇間パッド1の形状は、着用者の左右の脚の付け根に位置する鼠径部の幅が最も狭い箇所に位置するように設けられたくびれを有する瓢箪型であったが、これに限らず、くびれのない楕円型、雫型等の女性の陰唇に適合する形状で、装着状態に形状が変化するものであれば特に限定されない。また、本実施形態の陰唇間パッド1は、幅方向の断面形状がほぼV字状に折れ曲がって立体的になっているが、ほぼ平板状でもよい。
本発明の陰唇間パッドは、20代から50代の女性の平均値を参考に作成している。具体的には、BMI値21(=体重kg/(身長m))、直立状態の膝内間隔35cmの体勢における鼠径部間の延べ距離は、陰唇前方交連60mm、陰核38mm、膣口34mm、肛門50mmである。これらの値は、身体の長手方向における各部位(陰核前方交連、陰核等)で水平線を引き、水平線と交わる鼠径部の一番深い地点同士の延べ距離を測定した。
[陰唇間パッドの構成材料]
<表面側シート及び被覆部材>
陰唇間パッドの身体側に配置される表面側シート10、210、310、410、510と、被覆部材110は、透水性であり、かつ液親水性であり、肌に刺激を与えない素材が用いられる。
このような素材としては、メルトブローン、スパンボンド、ポイントボンド、スルーエアー、ニードルパンチ、湿式、湿式スパンレース、フォームフィルム等の製造方法から得られる不織布を、単独又はこれらを複合した材料が挙げられる。このような素材のうち、着用者が陰唇間パッドと陰唇表面との間にずれを生じ異物感を感じることがないよう、陰唇内壁との親和性を考慮し、少なくともセルロース系の液親水性繊維を主体とした構成が好ましい。具体的には、天然コットン5〜30%、レーヨンまたはアセテートを70〜95%の比率で混合した繊維を、目付け20〜50g/mの範囲で調整した後、水流交絡により繊維同士を絡合させて乾燥させ、厚みを0.3〜1.0mmの範囲で調整したスパンレースが好ましい。この際に使用する糸質は、天然コットンであれば、繊維長15〜60mmの範囲、レーヨンまたはアセテートであれば繊維長25〜51mmの範囲で、繊度2.2〜6.6dtexの範囲から選ばれる。
<裏面側シート及び障壁部>
陰唇間パッドに使用される液難透過性である裏面側シート20、220、320、420、520は、難透水性の素材が使用される。この難透水性のシートの材料としては、吸収部材に保持された経血が陰唇間パッドの外へ漏れ出すことを防止できるものを使用することができる。また、透湿性素材を使用することにより、装着状態の蒸れを低減させることができ、装着状態における不快感を低減させることが可能となる。
難透水性のシートの材料としては、厚さ15〜60μmのポリエチレン、ポリプロピレン、ポリエチレンテレフタラート、ポリビニルアルコール、ポリ乳酸、ポリブチルサクシネート、又は不織布、紙、及びこれらのラミネート材料が挙げられる。また、樹脂に無機フィラーを充填させて延伸処理を施すことで得られる通気性フィルムであっても良い。具体的には、低密度ポリエチレン(LDPE)樹脂を主体として、10〜30%の開孔を有し、孔径が0.1〜0.6mm、目付15〜35g/mの範囲で調整したフィルムが挙げられる。不織布の例としては、スパンボンド不織布やポイントボンド不織布、スルーエアー不織布が挙げられ、これらに撥水処理が施されてあっても良い。中でも、極細繊維で構成され繊維間距離が非常に小さいメルトブローンを含むSMS不織布が好ましい。目付は、5〜15g/m・5〜10g/mの範囲で構成される。
<吸収部材>
吸収部材30、130、230、330、430、530は、体液を吸収保持できるものであれば、特に限定なく使用できる。吸収部材30、130、230、330、430、530としては、体液の吸収性が高く、例えば自重の15〜100倍程度の体液を吸収保持することができる高吸水性の吸収部材を使用することが好ましく、さらに、嵩高であり、型崩れし難く、化学的刺激が少ないものを用いることが好ましい。吸収部材30、130、230、330、430、530を構成する材料としては、パルプ、化学パルプ、レーヨン、アセテート、天然コットン、高分子吸収部材、繊維性高分子吸収部材、合成繊維を単独またはこれらを混合したものが使用できる。特に、生分解性を有するカルボキシメチルセルロース(CMC)繊維が好ましい。吸収部材30、130、230、330、430、530の形状は、特に限定されず、シート状であってもよく、または粉状であってもよい。
本発明は、体液を容易に漏出しない陰唇間パッドとして使用することができる。

Claims (9)

  1. 着用者の陰唇に全部または一部を挟み込んで装着する、体液吸収能を有する陰唇間パッドであって、
    装着状態において、陰唇間内の奥にある前庭床から鉛直方向の下方に位置して流出する体液を受ける、液難透過性の障壁部を備えていることを特徴とする陰唇間パッド。
  2. 前記陰唇間パッドは、体液を吸収する吸収部材と当該吸収部材を被覆する被覆部材とから成り、
    前記障壁部は、前記被覆部材の一部であることを特徴とする請求項1記載の陰唇間パッド。
  3. 前記障壁部は、装着状態において、陰唇内壁から離れているものであることを特徴とする請求項2記載の陰唇間パッド。
  4. 前記陰唇間パッドは、長手方向と短手方向とを有する実質的に縦長形状をなすものであって、装着時には、前記長手方向の略中心を軸として二つ折りにするものであり、
    前記被覆部材は、身体面に配向される液透過性の表面側シートと、当該身体面の反対側に配向される液難透過性の裏面側シートとから成り、
    前記裏面側シートは、前記長手方向を中心軸として左右に位置する両側縁から表面側シートに向かって前記吸収部材の前記両側縁を覆う側縁覆部を有し、
    前記障壁部は、前記側縁覆部より成ることを特徴とする請求項2または3記載の陰唇間パッド。
  5. 前記吸収部材は、前記長手方向を中心軸として左右に位置する両側部が前記中心軸に向かって窪んだウエスト部を形成しているものであり、
    前記裏面側シートは、前記ウエスト部との間に空間を有するように前記吸収部材を被覆していることを特徴とする請求項4記載の陰唇間パッド。
  6. 前記被覆部材は、身体面に配向される液透過性の表面側シートと当該身体面の反対側に配向される液難透過性の裏面側シートとから成り、
    前記障壁部は、前記表面側シート及び前記裏面側シートまたは前記裏面側シートのみが装着状態に陰唇内壁へ向かう方向に折り畳まれた蛇腹部から成ることを特徴とする請求項2から5いずれか記載の陰唇間パッド。
  7. 前記障壁部は、装着状態で陰裂に対して略水平となるように設けられていることを特徴とする請求項1から3いずれか記載の陰唇間パッド。
  8. 前記陰唇間パッドは、平坦部と当該平坦部から凸設された隆起部とから成る断面逆T字状をなすものであって、
    前記障壁部は、前記平坦部であることを特徴とする請求項7記載の陰唇間パッド。
  9. 前記陰唇間パッドは、おりものの吸収体用及び/または尿失禁用であることを特徴とする請求項1から8いずれか記載の陰唇間パッド。
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