JP5058543B2 - 補助吸収性物品 - Google Patents

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本発明は、裏面シートに所定の耐水性を有する吸収性物品に関する。
従来より、例えば、女性用生理用品として、生理用ナプキン、タンポンが一般的に用いられている。ここで、生理用ナプキンについては、膣口付近への密着性の乏しさゆえに生じる隙間からの経血のもれを防ぐべく、多大な努力が払われている。また、タンポンについても、その物品の属性に起因して、着用ときの異物感や不快感、膣内への装着困難性を生じることから、これらを除去するために種々の工夫が行われている。
このような状況下、生理用ナプキンやタンポンの中間に位置する生理用品として、近年、陰唇間パッドと称される生理用品が注目されるようになってきている。この陰唇間パッドは、女性の陰唇間にその一部分を挟み込み、陰唇内面に当接させて装着する。したがって、陰唇間パッドは、生理用ナプキンに比して身体との密着性が高いために経血のもれが防止されるとともに、経血が拡散して身体に広く接することを防ぐために衛生的かつ清潔である。また、生理用ナプキンよりも小型であるために、装着感に優れて快適であり、膣内に挿入するタンポンに比べて着用ときの心理抵抗も低いという特徴を有している。
このような特徴を有する陰唇間パッドとして、例えば、下記の特許文献1には、液体透過性のトップシート、湿潤強力樹脂が含まれる繊維アセンブリの表面を耐水性樹脂でコート処理することにより液不透過性としたバックシート、トップシートとバックシートとの間に配置される吸収性コアを含む陰唇間吸収構造が開示されている。
また、下記の特許文献2には、表面側シートと裏面側シートとその間に吸収体が介在する陰唇間パッドが開示されている。この陰唇間パッドの裏面シートに使用する材料として、織物、不織布、プラスチックなどのシート状構造物が開示されており、不織布などの液透過性の材料を用いることも可能である。
国際公開第WO98/08475号パンフレット 国際公開第WO02/094145号パンフレット
しかしながら、特許文献1に記載されている陰唇間吸収構造では、着用者が陰唇間吸収物品とナプキンを併用しているとき、陰唇間吸収物品はナプキンの中心部の上側に位置するので、陰唇間吸収物品の裏面シートが、ナプキンの吸収体の中心部を液不透過性のシートで覆った状態になる。したがって、流れてきた経血はナプキン中心部に吸収されず、ナプキンの左右からショーツへともれてしまうという課題があった。
また、特許文献2に記載されている陰唇間パッドでは、着用者が陰唇間パッドとナプキンとを併用しているとき、陰唇間パッドの裏面シートに不織布を用いると液透過性になるため、経血は陰唇間パッドの吸収体内部で吸収される前に、液透過性の裏面シートを通過してナプキンへ流れてしまい、陰唇間パッドが効果的に経血の吸収が行えていないという課題があった。
本発明は、吸収性物品の裏面シートに耐水処理剤を含有し、該裏面シートにおける少なくとも一部に所定の耐水性を有する吸収性物品、補助吸収性物品、および吸収性物品用シートを提供することを目的とする。
より具体的には、本発明は、以下の構成からなる吸収性物品、補助吸収性物品および吸収性物品用シートを提供する。
(1) 身体側に面する液体透過性の表面シートと、前記表面シートの厚さ方向における一方側に配設される裏面シートと、が液体を吸収する吸収体を内包させた形態で接合されてなる吸収性物品であって、前記裏面シートは、耐水処理剤を含有し、該裏面シートにおける少なくとも一部に所定の耐水性を有する吸収性物品。
(2) 前記裏面シートのJIS L 1092「繊維製品の防水性試験方法」により測定した耐水度が、1mm以上150mm未満である(1)に記載の吸収性物品。
(3) 前記耐水処理剤がサイズ剤である(1)または(2)に記載の吸収性物品。
(4) 前記耐水処理剤の含有量は、シート中に含まれる繊維に対して、0.1質量%以上10質量%以下である(1)から(3)のいずれかに記載の吸収性物品。
(5) 前記裏面シートは、前記吸収体が吸収できる液体の最大量の70%を吸収したときにおける荷重がかかるまで前記耐水性を有する(1)から(4)のいずれかに記載の吸収性物品。
(6) 他の吸収性物品と併用され、身体側に面する液体透過性の表面シートと、前記表面シートの厚さ方向における一方側に配設される裏面シートと、が液体を吸収する吸収体を内包させた形態で接合されてなる補助吸収性物品であって、前記裏面シートは、耐水処理剤を含有し、該裏面シートにおける少なくとも一部に所定の耐水性を有する補助吸収性物品。
(7) 耐水処理剤を含有し、少なくとも一部に所定の耐水性を有する吸収性物品用シート。
(8) JIS L 1092「繊維製品の防水性試験方法」により測定した耐水度が、1mm以上150mm未満である(7)に記載の吸収性物品用シート。
(9) 前記耐水処理剤がサイズ剤である(7)または(8)に記載の吸収性物品用シート。
(10) 前記耐水処理剤の含有量は、シート中に含まれる繊維に対して、0.1質量%以上10質量%以下である(7)から(9)のいずれかに記載の吸収性物品用シート。
本発明によれば、裏面シートに耐水処理剤を含有し、該裏面シートにおける少なくとも一部に所定の耐水性を有する吸収性物品、補助吸収性物品、および吸収性物品用シートを提供することができる。
以下、本発明の各実施形態を図面に基づいて説明する。以下の実施形態の説明においては、同一の構成要件については同一符号を付し、その説明は省略もしくは簡略化する。また、説明の便宜上、吸収性物品が陰唇間パッドの場合について説明するが、本発明を限定するものではない。
<陰唇間パッド1の全体構成>
図1に本発明に係る吸収性物品の陰唇間パッド1の斜視図を示す。また、図2に図1に示した陰唇間パッド1を長手方向中心軸を折り軸として、裏面側同士が向かい合うように二つ折りにした様子を示す。図3に図1におけるX−X線に沿った断面図を示す。図1から図3に示すように、陰唇間パッド1は、周縁部5と、表面シート2と、表面シート2の厚さ方向における一方側に配設される裏面シート4とを有しており、表面シート2と裏面シート4との間には吸収体3が配置されている。また、本発明に係る陰唇間パッド1は、実質的に縦長であり、長手方向と短手方向を有する形状である。陰唇間パッド1は、装着者の前後方向に縦長であり、この方向を長手方向とし、長手方向に垂直な方向を短手方向とする。この陰唇間パッド1は、長手方向中心軸を折り目線として二つ折りされ、中心軸付近の少なくとも一部が陰唇内の前庭床に接するように陰唇間の小陰唇に少なくとも一部挟まれて着用される。
陰唇間パッド1の形状としては、楕円型、瓢箪型、雫型などの女性の陰唇に適合する形状が挙げられる。陰唇間パッド1の外形の延べ寸法は、中心軸方向の幅として40〜180mmが好ましく、より好ましくは80〜120mmである。また、中心軸に対して垂直方向の幅としては20〜100mmが好ましく、より好ましくは50〜80mmである。なお、この中心軸に対して垂直方向の幅は、二つ折りがなされる前の平面状の陰唇間パッド1における寸法である。二つ折りにされた状態で陰唇間に着用される際には、着用形態における鉛直方向への延べ寸法は、上記の幅の略1/2の寸法となる。なお、陰唇間パッド1は、上述した通り、平面状のパッドを二つ折りにして陰唇に挟むタイプであるが、その他にも棒状あるいは筒状の形態を採り得る。平面状のパッドを二つ折りにして着用するタイプ以外のパッドにおいては、中心軸に対して垂直方向の幅は、上記の幅の略1/2となる。
女性の陰裂(前方陰唇交連部〜後方陰唇交連部)の平均長さは約80mm、陰核から膣口までの平均長さは約40mm、膣口から肛門までの平均長さは約45mm(出願人調べ)である。陰唇間パッド1の前方側縁は、経血モレを防止するために、少なくとも陰核まで覆うことが好ましく、後方側縁は、臀部の肉の動きでパッドが脱落することを防止するために、肛門まで達しないことが好ましい。これらの条件を満たす範囲として、陰唇間パッド1の外形の延べ寸法は、上記の範囲であることが望ましい。
図3は、図1のX−Xの断面図である。図3に示すように、本発明の陰唇間パッド1は、吸収体3と、その両側に配置される液透過性の表面シート2と裏面シート4とを備えている。なお、吸収体3の一部に、周辺領域よりも曲げ剛性の低い低曲げ剛性部を備えるようにしてもよい。陰唇間パッド1の曲げ剛性には、吸収体3の寄与する割合が高いため、吸収体3の一部に低曲げ剛性部を備えることにより、曲げ剛性を調節することができる。
本発明の陰唇間パッド1は水分散性素材、生分解性素材または水溶性素材で構成されていることが好ましい。このような陰唇間パッド1は、使用後にトイレに流して廃棄することができるため、陰唇間パッド1の廃棄が簡便かつ清潔に行うことができ、トイレ内のごみの低減をはかることもできる。
「水分散性」とは、水解性と同じ意味を指し、使用ときの限定された量の水分や経血では製品に影響はないが、多量の水や水流中では、少なくとも一般のトイレの排水管を詰まらせることがない程度に、繊維同士が分散する性質のことをいう。
「生分解性」とは、放線菌をはじめとする細菌、その他の微生物の存在下、自然界のプロセスによって、製品を構成する物質が二酸化炭素またはメタンなどのガス、水およびバイオマスに分解されることをいう。また、その生分解能(生分解速度、生分解度など)が、落ち葉などの自然に生じる材料、または、一般的に生分解性として認識される合成ポリマーに準じることをいう。
また、「水溶性」とは、使用ときの限定された水分や経血では製品に影響はないが、多量の水や水流中では、溶解する性質のことをいう。
<表面シート2>
表面シート2は、液透過性かつ液親水性で肌に刺激を与えない素材が好ましく用いられる。例えば、ポイントボンド、スパンレース、エアースルーなどによって製造される不織布を単独、または、これらを複合した材料が用いられる。また、陰唇間パッド1の表面シート2は、使用中に、表面シート2と陰唇内壁がずれて異物感が発生するのを防ぐために、肌への貼り付き性の高いセルロース系の親水性繊維を主体とした材料が用いられる。具体的には、表面シート2は、ポリエチレンテレフタレート(PET)繊維5%以上30%以下、レーヨン繊維またはアセテート繊維を70%以上95%以下の比率で混合した繊維を、水流交絡により繊維同士を絡合させて乾燥した後、厚みが0.2mm以上1.0mm以下の範囲で調整した繊維長が1〜20mmの範囲から構成される湿式スパンレース不織布が用いることができる。例えば、繊度が1.1dtexで繊維長が7mmのレーヨンと、繊度が0.4dtexで繊維長が10mmのPET、繊度が2.2dtexで繊維長が10mmの捲縮PETから構成され、目付を35g/mに調整した湿式スパンレース不織布が挙げられる。
<吸収体3>
吸収体3は、液体(体液)を吸収保持できるものであれば特に限定されないが、嵩高で、型崩れしにくく、化学的刺激が少ないものであることが好ましい。また、吸収体3に使用する材料としては、例えば、パルプ、化学パルプ、レーヨン、アセテートレーヨン、天然コットン、高分子吸収体、繊維性高分子吸収体、合成繊維を単独またはこれらを混合したものを用いることができる。吸収体3は、エアレイドパルプ、高分子吸収体を混合したエアレイドパルプ、親水処理を施したメルトブローン不織布、親水性繊維を主体としたスパンレース不織布、ティッシュ、親水処理を施した連続発泡体、セルロース発泡体などとすることにより製造することができる。このとき、必要に応じて、重ねたり、折り重ねることにより、嵩高を適宜調整する。また、吸収体3は、シート形状に限定されず、例えば、粉砕状に加工して使用してもよく、形態などは特に限定されない。シート形状または粉砕加工などにより得られた積層体には、エンボス加工を施して使用してもよい。なお、エンボス面積は、0.1以上60%以下の範囲であることが好ましく、1以上30%以下の範囲であることが好ましい。
以下、積層体を具体的に示す。繊維長が7mmで繊度が3.3dtexのレーヨンが40〜100質量%と、繊維長が10mmで繊度が2.2dtexの捲縮PETが0〜30質量%と、叩解パルプが0〜30質量%と、静電気防止剤から構成された湿式機スパンレース不織布をガーネットミルなどの解繊機で繊維をほぐして目付を50〜1000g/m、好ましくは100〜800g/mの範囲で積層した後、ドット状のパターンでエンボス加工を施して厚みを2〜10mmに調節した積層体が例として挙げられる。
積層体である吸収体3は、楕円型、瓢箪型、雫型、ハート型などの周縁形状に切断されるが、陰唇の適合する形状であれば特に限定されない。また、吸収体3に柔軟性を持たせるために、スリット加工が施されていてもよい。上記の陰唇間パッド1を構成する材料は、使用後にトイレに流して処理することが可能な水崩壊性素材や生分解性素材から構成されていてもよい。
<裏面シート4>
裏面シート4は、耐水処理剤を含有し、少なくとも一部に所定の耐水性を有するシートである。例えば、吸収体3が吸収できる液体の最大量の70%以下の吸収量である場合、裏面シート4は液体の透過の障壁となる耐水性を有し、吸収量が70%を超えると、液体を裏面シート4側から流出させることができる液透過性をもつ素材を用いることができる。すなわち、裏面シート4は、前記吸収体3が吸収できる液体の最大量の70%を吸収したときにおける荷重がかかるまで耐水性を有する。例えば、裏面シート4に耐水性を持たせるために、サイズ剤などに耐水処理剤を含有した湿式スパンレース不織布などが挙げられる。
裏面シート4を上記構成とすることにより、陰唇間パッド1の吸収体3に、経血などの体液が所定量吸収されるまで、裏面シート4が耐水性を有する。したがって、陰唇間パッド1の吸収体3に効率よく経血などの体液を吸収することができる。また、吸収体3が経血などの体液を所定量吸収した後は、裏面シート4が液透過性となるため、陰唇間パッド1の左右から経血が流出することを防止することができる。
また、裏面シート4において、耐水性を有し、所定の荷重がかかった後に液透過性となる部分は、裏面シート4の中心部であることが好ましい。裏面シート4の中心部を上記構成とすることにより、生理用ナプキンを併用する際、陰唇間パッド1で吸収できなかった経血などを、吸収効率のよいナプキンの中心部で吸収することができるため、効率よく吸収することができる。
裏面シート4としては、例えば、親水性繊維が30〜60質量%、細径疎水性繊維が20〜50質量%および太径疎水性繊維が10〜30質量%の比率で混合した繊維配合に、耐水処理剤であるサイズ剤を、裏面シート4中に含まれる繊維に対して、0.1質量%以上10質量%以下の含有量で含有し、これを20g/m以上50g/m以下の範囲で調整した後、水流交絡により繊維同士を交絡させて、厚みを0.3mm以上1.0mm以下の範囲で調整して製造した繊維長が1〜20mmの範囲から構成される湿式スパンレース不織布が好ましく用いられる。湿式スパンレース不織布を用いる場合、例えば、繊度が1.1dtexで繊維長が7mmのレーヨンと、繊度が0.4dtexで繊維長が10mmのPET、繊度が2.2dtexで繊維長が10mmの捲縮PETと、耐水処理剤としてサイズ剤から構成され、目付を35g/mに調整した湿式スパンレース不織布を使用する。
また、裏面シート4を構成する材料としては、所定の耐水性と液透過性を有する配合であれば、他の繊維種や耐水処理剤を用いることもできる。
裏面シート4の評価は、後述する試験方法「耐水度試験」と「吸収性試験」により評価を行うことができる。耐水性と液透過性を両立するための範囲は、JIS L 1092 「繊維製品の防水性試験法」による耐水度が1mm以上150mm未満の範囲であり、より好ましくは10mm以上50mm以下の範囲である。耐水度が1mm未満であると、裏面シート4の液透過性が高く、体液は陰唇間パッド1の吸収体3に吸収される前に、裏面シート4を通過してしまい、陰唇間パッド1の吸収体3に充分吸収されない。また、耐水度が150mm以上の場合、裏面シート4が液不透過性となるため、陰唇間パッド1の吸収体3に体液が充分に吸収された後は、陰唇間パッド1の左右から体液がもれるため、ナプキンを併用していた場合、ナプキンの中心部での体液の吸収を阻害してしまう。
なお、本発明において、「耐水度」とは、JIS L 1092 「繊維製品の防水性試験法」により測定した数値のことであり、「所定の耐水性」とは、陰唇間パッド1の吸収体3に経血などの体液が吸収されることによりかかる裏面シート4の荷重のことであり、例えば、耐水度を圧力換算することにより求めることができる。また、「耐水性」とは、裏面シート4が液不透過性の性質を有することである。
<耐水処理剤>
耐水処理剤は、裏面シート4における吸収する性質を制限するために添加される。裏面シート4を構成する紙や不織布は、多孔質であるため液体を吸収する性質を有する。この多孔を耐水処理剤で塞ぐことにより、液体の浸入を防止することができる。これにより、裏面シート4に所定の耐水性を持たせることができる。
耐水処理剤としては、裏面シート4に所定の耐水性を持たせることができれば、特に限定されず用いることができる。具体的には、サイズ剤(耐水性膠質物)を用いることができる。サイズ剤を用いることにより、シートの表面または内部の空隙をサイズ剤で塞ぐことができるため、裏面シート4に所定の圧力がかかるまで耐水性を持たせることができる。サイズ剤としては、ロジン誘導体、アルキルケテンダイマー(AKD)、アルケニル無水コハク酸(ASA)を挙げることができる。
耐水処理剤の含有量は、裏面シート4中に含まれる繊維に対して、0.1質量%以上10質量%以下であることが好ましく、3質量%以上10質量%以下であることがより好ましい。この範囲で、耐水処理剤を添加することにより、裏面シート4に適度な耐水性を持たせることができる。したがって、吸収体3が、所定の吸収量に達することにより、裏面シート4における少なくとも一部が液透過性となり、裏面シート4から経血などの体液を流出させることができる。
<ミニシート片>
図2に示したように、長手方向中心軸を折り軸として、裏面側同士が向かい合うように二つ折りされるタイプの陰唇間パッド1の場合には、裏面側同士を跨ぐようにしてミニシート片(図示せず)が設けられていてもよい。この場合には、ミニシート片と裏面側との間に、指挿入用口が形成され、安定的にかつ適切な位置に陰唇間パッド1を着用することができる。ミニシート片は、表面シート2や裏面シート4と同様の構成により形成することができる。さらには、弾性力のある繊維の積層体、フィルム、空気のセルをもった発泡化した材料などを利用することができる。
ミニシート片に使用する材料としては、繊維長が1〜20mmの範囲から構成される湿式スパンレース不織布を使用することができる。例えば、繊度が1.1dtexで繊維長が7mmのレーヨンと、叩解パルプと、視認性を向上させるための着色剤から構成され、目付を30g/mに調整した湿式スパンレース不織布が挙げられる。
また、弾性力を有する繊維としては、PE、PP、PETなどの熱可塑性材料を単独で用いた繊維や、これらの熱可塑性材料を芯鞘タイプ、芯鞘の偏芯タイプ、または、サイドバイサイドタイプとして用いた繊維が挙げられる。これらの繊維のうち、機械捲縮や熱などにより二次捲縮が掛けられた繊維が弾性力を有するため好ましい。弾性力および着用感を考慮すると、繊度は0.5dtex以上8.8dtex以下の範囲内であることが好ましく、繊維長は3mm以上64mm以下の範囲内であることが好ましい。厚みは、0.2mm以上3.0mm以下の範囲内であることが好ましく、0.5mm以上1.5mm以下の範囲内であることがさらに好ましい。フィルムとしては、弾性力を有するPE、PP、PETなどの樹脂の他、高弾性のウレタン、ゴムなどの樹脂を、Tダイやインフレで単一、複合、または、多層で押出成形した材料が利用される。発泡化材料としては、弾性力を有するPE、PPなどの樹脂や、高弾性のウレタン、ゴムなどの樹脂を発泡化した材料の他、吸収性を有するセルローススポンジが利用される。なお、発泡体は連続型または独立型のどちらであってもよい。
弾性力を有する繊維を用いた不織布の例を挙げると、繊維をカードで積層し、熱可塑性繊維の溶融によりボンディングするスルーエア製法で形成された不織布が反発弾性力に優れ、好適に利用される。一般的に利用されるポイントボンド、スパンボンド、スパンレース法も利用できる。連続フィラメントを紡糸し熱エンボスでボンディングするスパンボンドや、スパンボンドにメルトブローンを吹き付けボンディングしたSMS(スパンボンド/メルトブローン/スパンボンド)不織布であってもよい。繊維積層後に表面にバインダーを塗付することによりボンディングするケミカルボンドやエアレイド法による不織布も利用できる。これらの材料を単一で利用したり、多層化して接着剤やエンボスで固定したものであってもよい。また、エンボスパターンによって反発力や厚みを調整した材料も好適に利用される。
[陰唇間パッド1の製造方法]
本実施形態の陰唇間パッド1は、表面シート2、吸収体3、裏面シート4を接合することにより得られる。接合方法としては、例えば、エンボス加工ときに熱を加えて吸収体3と表面シート2、裏面シート4を熱融着させる方法、あるいは接着剤を介して接合する方法などを挙げることができ、これらの方法は単独もしくは組み合わされて使用される。
エンボス加工により接合させる場合には、エンボスパターンは特に限定されるものではなく、ドット状、格子状、波状などが適宜選択できる。これらのなかでは、陰唇内壁に過度の異物感を与えないことから、ドット状のエンボスパターンにより、面積率10%で接合することが好ましい。
熱融着により接合させる場合には、構成素材の軟化点以上の温度で熱を加えればよく、熱エンボス加工、超音波加工などを挙げることができる。
接着剤を介して接合する場合には、SEBS、SBS、SISなどのゴム系接着剤、直鎖状低密度ポリエチレンなどのオレフィン系を主体とした感圧型接着剤や感熱型接着剤、ポリビニルアルコール、カルボキシルメチルセルロース、ゼラチンなどの水溶性高分子からなる、あるいは、ポリビニルアセテートやポリアクリル酸ナトリウムなどの水膨潤性高分子からなる感水性接着剤を例として挙げることができる。これらの中では、体圧が陰唇間パッド1に加わったときに、万が一陰唇間パッド1の外面に接着剤が滲み出してしまった場合であっても、そのとき点ではタック性を有さないようにできることから、感熱型接着剤が好ましい。接着剤の具体的な例としては、SEBSを5〜25%、脂環族飽和炭化水素を40〜60%、芳香族変性テルペンを1〜10%、添加剤を15〜35%で溶融混合したものが挙げられる。
接着剤の塗工パターンとしては、スパイラル塗工、コントロールシーム塗工、コーター塗工、カーテンコーター塗工、サミットガン塗工など挙げられる。また、接着剤の目付量は、好ましくは1〜30g/mの範囲、さらに好ましくは3〜10g/mの範囲である。接着剤が線状に塗工されているパターンであれば、その線径は30〜300μmの範囲が好ましい。接着剤の目付量が1g/mより小さい場合、もしくは線径が30μmより小さい場合には、表面シート2が繊維集合体で構成されていると、繊維間に接着剤が埋もれてしまうため十分な接合力が得られない。一方で、接着剤の目付量が30g/mより大きい場合、もしくは線径が300μmより大きい場合には、接着剤を施した部分の周縁部が剛くなってしまう。接着剤の塗工位置は、パッドの周縁の少なくとも一部または全部に塗工されていれば特に限定されるものではないが、液の吸収性を考慮すれば、吸収体3の裏面側であり、周縁の少なくとも一部または全部に塗工されていることが好ましい。
<陰唇間パッドの装着状態>
次に、陰唇間パッド1を着用者の陰唇に装着した状態について説明する。図4は、本発明の陰唇間パッド1の装着状態を示す側断面図、図5は、本発明の陰唇間パッド1の装着状態を示す正面断面図である。陰唇間パッド1は、着用者の陰唇8に挟まれており、陰唇間パッド1は膣口9に接している。このため、膣口9から排出された経血を集中的に吸収することができる。
また、本発明の陰唇間パッド1は、通常の生理用ナプキン7と併用して用いることができる。装着方法としては、陰唇間パッド1を陰唇間内に装着し、生理用ナプキン7をショーツ6に装着する。このように、生理用ナプキン7と併用することによって、経血量が多い日であっても、本発明の陰唇間パッド1をより効果的に用いることができる。本発明の陰唇間パッド1を生理用ナプキン7と併用することにより、陰唇間パッド1の吸収体3に吸収しきれなかった体液などは、裏面シート4を通過し生理用ナプキン7の中心部で吸収される。そのため、陰唇間パッド1の吸収体3で吸収量が限界に達するまで吸収した後、陰唇間パッド1で吸収できなかった体液などは、裏面シート4を通過し、吸収効率の最も高い生理用ナプキンの中心部で吸収される。したがって、全体の吸収効率を向上させることができ、さらに、生理用ナプキンの左右からショーツへもれることを防止することができる。
<耐水度試験の測定>
裏面シート4の耐水性の評価方法については、JIS L 1092「繊維製品の防水性試験法」により測定した。耐水度測定装置は、図6に示す耐水度測定装置10を用いた。シリンダー(水準装置)11は、60±3cm/minおよび10±0.5cm/minの速さで上昇できる装置である。クランプ12は、試験片の水接触面積が100cmであり、水圧計13は、0.1mm目盛りでシリンダー11を上昇させたときの最高水位が約1000mmである。
試験片は約15×15cmに準備し、図6の耐水度測定装置10のクランプ12に試験片の表側が水に接触するように取り付け、シリンダー11を10±0.5cm/minの速度で上昇させたときに、試験片の表面に水滴が通過したときの水圧計13の水位を耐水度(mm)とした。
なお、上述したように本実施形態では、吸収性物品が陰唇間パッド1の場合について開示したが、本発明の吸収性物品は陰唇間パッド1に限定されることはなく、例えば、使い捨ておむつ、生理用ナプキンなどの吸収性物品と併用する補助パッドなどとしても使用することができる。
以下、本発明の吸収性物品について実施例を用いてより詳細に説明するが、本発明はこれらに限定されるものではない。
(実施例1)
裏面シート4は、繊度1.1dtex、繊維長7mmのレーヨン繊維50%、繊度0.4dtex、繊維長10mmのポリエチレンテレフタレート(PET)繊維30%、繊度2.2dtex、繊維長10mmのエチルプロピルチオカルバメート(EPTC)繊維20%の比率で混合し、サイズ剤として、ロジン誘導体系のカチオン性スチレン系樹脂水溶液(サイズパインW−360:荒川化学工業(株)製)を原料に対して5%添加し製造した。
表面シート2は、35g/mレーヨンスパンレース不織布を用い、吸収体3は200g/mレーヨン繊維積層体と25g/mスパンレース不織布と100g/mパルプからなる吸収体3を用い、陰唇間パッド1を製造した。
(実施例2)
サイズ剤を原料に対して10%添加した以外は、実施例1と同様の方法により裏面シート4を製造し、陰唇間パッド1を製造した。
(比較例1)
サイズ剤を添加しなかった以外は、実施例1と同様の方法により裏面シート4を製造し、陰唇間パッド1を製造した。
(比較例2)
裏面シート4にポリエチレン製のフィルムを用いた以外は、実施例1と同様の方法により陰唇間パッド1を製造した。
実施例1、2、比較例1、2の陰唇間パッド1について、耐水度試験により耐水度、陰唇間パッド1の液吸収性および陰唇間パッド1の下に静置したときの生理用ナプキンの吸収量から陰唇間パッド1からの液移行性を測定した。耐水度試験は、上述したJIS L 1092「繊維製品の防水性試験法」に準じて測定した。
また、陰唇間パッド1の吸収性、液移行性については、図7に示す装置を用いて測定した。サンプルの大きさは、110×62cmの大きさで準備し、使用状態を想定し、擬似陰唇16に2つ折りにしたサンプルを取り付け、その直下に生理用ナプキン7を静置した。生理用ナプキンは、アクティブスリム(ユニ・チャーム社製)を用いた。液投入口15から7mL/minの速度で、人口経血を15mL投入したときの、サンプルの吸収量と下に静置したときのナプキンの吸収量を測定した。
(結果)
図8に裏面シート4の耐水度試験結果、吸収性・液移行試験結果などを示す。なお、陰唇間パッド1吸収効率は、陰唇間パッド1の吸収量を陰唇間パッド1の最大吸収量で除した値であり、100%に近いほど経血が陰唇間パッド1に効率よく吸収され、0%に近いほど経血が陰唇間パッド1に吸収されないことを示す。なお、陰唇間パッド1の最大吸収量は、12gである。ナプキンモレ面積は、ナプキンへの経血もれ拡散面積、すなわち経血の拡散距離の長手方向の最長の長さ×短手方向の最長の長さから算出した面積を示す。ナプキンモレ面積が大きいほど経血がナプキンに広がっていることを示す。また、総合判定は、陰唇間パッド1の耐水度、吸収性、液移行性試験の結果に基づいて、下記に示した基準により行った。
○・・・良好 「陰唇間パッド1の吸収効率が80%以上」、「ナプキンへの拡散面積が21cm以内」の条件を全て満たす。
×・・・不良 「陰唇間パッド1の吸収効率が80%以上」、「ナプキンへの拡散面積が21cm以内」の条件のうち、どちらかを満たさない。
サイズ剤を5%、10%添加した実施例1、2については、裏面シート4の耐水度が41mm、52mmであり、低荷重下において耐水性を有する。したがって、人口経血は、生理用ナプキン7に流出することなく最大量まで吸収され、保持される。最大吸収ときの陰唇間パッド1にさらに経血や体圧が加わると裏面シート4は耐水性から液透過性になるため、過剰の人口経血は裏面シート4を通過し、陰唇間パッド1の直下にある生理用ナプキン中心部に流れ、生理用ナプキン中心部で吸収される。したがって、裏面シート4に所定の荷重がかかるまで耐水性を有し、所定の荷重がかかった後は、液透過性となるようにすることで、陰唇間パッド1の吸収効率が高く、かつ、生理用ナプキンの吸収力が高い中心部分で吸収できるため、全体として吸収効率を高めることができる。
比較例1は、裏面シート4が不織布のサンプルである。比較例1は、液透過性または、低荷重下において耐水性が不充分であるため、人口経血は、陰唇間パッド1に吸収、保持される前に、裏面シート4を通過し、生理用ナプキンへと移行してしまう。したがって、陰唇間パッド1の吸収容量を残したまま、経血が生理用ナプキンへ移行してしまうため、陰唇間パッド1の吸収効率が悪くなる。
比較例2は、裏面シート4がポリエチレンフィルムであり、液透過性が全くないサンプルである。裏面シート4は液不透過性であるため、人口経血はまず、陰唇間パッド1に最大量まで吸収される。しかし、過剰な経血は陰唇間パッド1の裏面シート4を通過できないため、表面に再度流れ出る。そして、人口経血は陰唇間パッド1の表面を伝い流れ、陰唇間パッド1の周縁から生理用ナプキンへと移行する。すなわち、過剰の人口経血は、陰唇間パッド1の裏面シート4に遮られて、生理用ナプキンの中心部に人口経血が移行しないため、生理用ナプキンの側部で吸収される。したがって、陰唇間パッド1の吸収効率は良好であるが、生理用ナプキンは、吸収効率の高い中心部で吸収できないため、全体の吸収効率が悪くなる。
比較例3は、裏面シート4が紙(包装紙用)であり、パルプ100%のサンプルである。裏面シート4は耐水度が高く液不透過性となるため、人口経血はまず、陰唇間パッド1に最大量まで吸収される。しかし、過剰な経血は陰唇間パッド1の裏面シート4を通過できないため、表面に再度流れ出る。そして、人口経血は陰唇間パッド1の表面を伝い流れ、陰唇間パッド1の周縁から生理用ナプキンへと移行する。すなわち、過剰の人口経血は、陰唇間パッド1の裏面シート4に遮られて、生理用ナプキンの中心部に人口経血が移行しないため、生理用ナプキンの側部で吸収される。したがって、陰唇間パッド1の吸収効率は良好であるが、生理用ナプキンは、吸収効率の高い中心部で吸収できないため、全体の吸収効率が悪くなる。
本発明の吸収性物品にかかる陰唇間パッドの斜視図である。 陰唇間パッドを長手方向中心軸を折り軸として、裏面側同士が向かい合うように二つ折りにした様子を示した図である。 図1におけるX−X線に沿った断面図である。 本発明の陰唇間パッドの装着状態を示す側断面図である。 本発明の陰唇間パッドの装着状態を示す正面断面図である。 耐水度試験に用いられる耐水度測定装置を示す図である。 吸収性、液移行性試験に用いられる装置図を示す図である。 耐水度試験、吸収性および液移行性試験などの結果を示す図である。
符号の説明
1 陰唇間パッド
2 表面シート
3 吸収体
4 裏面シート
5 周縁部
6 ショーツ
7 生理用ナプキン
8 陰唇
9 膣口
10 耐水度測定装置
11 シリンダー
12 クランプ
13 水圧計
15 液投入口
16 擬似陰唇

Claims (4)

  1. 他の吸収性物品と併用され、身体側に面する液体透過性の表面シートと、前記表面シートの厚さ方向における一方側に配設される裏面シートと、が液体を吸収する吸収体を内包させた形態で接合されてなる補助吸収性物品であって、
    前記裏面シートは、耐水処理剤を含有し、前記吸収体が吸収できる液体の最大量の70%を吸収した時における荷重がかかるまで耐水性を有する補助吸収性物品。
  2. 前記裏面シートのJIS L 1092「繊維製品の防水性試験方法」により測定した耐水度が、1mm以上150mm未満である請求項1に記載の補助吸収性物品。
  3. 前記耐水処理剤がサイズ剤である請求項1または2に記載の補助吸収性物品。
  4. 前記耐水処理剤の含有量は、シート中に含まれる繊維に対して、0.1質量%以上10質量%以下である請求項1から3のいずれかに記載の補助吸収性物品。
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