JPWO2005055905A1 - 陰唇間パッドと個別包装容器 - Google Patents

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Abstract

生産ライン中の包装段階で、陰唇間パッドが個別包装容器上の適正な位置からずれることを防止することにより、不良品発生率を低下させることが可能な陰唇間パッドと個別包装容器とを提供する。着用者の陰唇に挟み込んで装着される陰唇間パッドを個別に包装するための個別包装容器であって、前記陰唇間パッドを内包するときに当該陰唇間パッドに接する領域を有する内面と、この内面の反対側の面となる外面を有し、前記内面には前記陰唇間パッドを所定の位置に拘束して当該陰唇間パッドの位置ズレを防止する位置ズレ防止手段を備えている個別包装容器。

Description

本発明は、女性の陰唇間に装着される陰唇間パッドと、陰唇間パッドを包装する個別包装容器と、に関する。さらに詳しくは、陰唇間パッドが適正な位置からずれることを防止する個別包装容器に関する。
従来より、月経時のため、若しくは失禁防御のため、またはこれら両方のために使用される吸収性物品として、女性の陰唇部に装着されて、経血や尿などの体液を吸収する陰唇間パッドが知られている。このような陰唇間パッドは、生理用ナプキンに比べ、身体により密着するため、経血が拡散されて身体に広く接することを防ぐので、衛生的なもの、かつ清潔なものである。また、生理用ナプキンより小型であるために、装着感に優れて快適であり、膣内に挿入するタンポンに比べ、装着時の心理抵抗も低いという特徴を有している。
このような陰唇間パッドとして、ザ・プロクター・エンド・ギャンブル社(以下、PG社)が米国でテスト販売を行った陰唇間パッド(商品名「Envive(Moderate)」)がある(例えば、特許文献1)。この陰唇間パッドは、液透過性の表面側シートと、液不透過性の裏面側シートと、表面側シートと裏面側シートとの間に配置されている吸収部材と、を有する。この陰唇間パッドの表面側シートには、装着時に陰唇内壁とのなじみ性を良好にするために、なじみ性を高めるエモリエント剤(皮膚軟化剤)が含有されている。かかるエモリエント剤が含有された陰唇間パッドは、裏面側シート同士が対向するように2つ折りにされて折り畳まれ、表面側シートと個別包装容器の内面とが対向するように包装される。
特表平11−500341号公報
しかし、表面側シートが含有するエモリエント剤のために、陰唇間パッドの表面側シートと個別包装容器の内面とが接触している面は滑り易くなっている。このため、陰唇間パッドの包装工程において、陰唇間パッドは個別包装容器上の適正な位置からずれ易くなり、陰唇間パッド製造時に不良品を生産してしまうおそれがある。
本発明は、以上のような課題に鑑みてなされたものであり、その目的は、生産ライン中の包装段階で、陰唇間パッドが個別包装容器上の適正な位置からずれることを防止することにより、完成品の不良品発生率を低下させることが可能な陰唇間パッドと個別包装容器とを提供することにある。
より具体的には、本発明は、以下のようなものを提供する。
(1) 着用者の陰唇に挟み込んで装着される陰唇間パッドを個別に包装するための個別包装容器であって、前記陰唇間パッドを内包するときに当該陰唇間パッドに接する領域を有する内面と、その反対側の面となる外面とを有し、前記内面には前記陰唇間パッドを所定の位置に拘束して当該陰唇間パッドの位置ずれを防止する位置ずれ防止手段を備える個別包装容器。
上述の「位置ずれ」とは、包装段階で陰唇間パッドが最初に配置される個別包装容器上の本来置かれた適正な位置から陰唇間パッドがずれてしまうことをいう。また、「拘束」とは、個別包装容器内で陰唇間パッドの動きの自由を制限し、または陰唇間パッドの動きを停止させることである。また、「個別包装容器の内面」とは、陰唇間パッドと接する面を示すものである。つまり、個別包装容器素材が折り返されるなどして個別包装容器外面に陰唇間パッドと接する領域が存在する場合は、その領域の個別包装容器素材は個別包装容器内面の一部を構成するとするものである。
本発明の個別包装容器は、内面に陰唇間パッドを拘束して陰唇間パッドの位置ずれを防止するための位置ずれ防止手段を備えている。これにより、包装段階において、個別包装容器上に置いた陰唇間パッドの位置をそのまま維持できるので、不適切な位置に配されることによる完成品の不良品発生率を低下させることができる。また、包装状態においても、個別包装容器に内包された陰唇間パッドの位置ずれを防止するので、搬送過程などでも個別包装容器内において陰唇間パッドが動いてしまうことにより生ずる変形や破損を防止できる。これにより、形状変化による着用者への異物感や、陰唇間パッドの外面に摩擦が加わることによる陰唇間パッド外面の毛羽立ち等の損傷を防止することができる。
なお、この位置ずれ防止手段は、着用者が個別包装容器から陰唇間パッドを抵抗感なく容易に取り出すことを妨げない。また、個別包装容器は、陰唇間パッドの一部を包装するものでも全体を包むように包装するものであってもよい。また、個別包装容器に包装できるものであれば、陰唇間パッドは、平たいシート状であってもよく、筒状のものであってもよく、球や立方体等、あらゆる形状のものであってもよい。
(2) 前記位置ずれ防止手段は、前記内面の全面または一部であって前記所定の位置の全部もしくは一部に、0.200以上0.600以下の静摩擦係数であるずれ止め要素が配されている(1)記載の個別包装容器。
「静摩擦係数」は、互いに接触している静止した二物体を傾けたときに、一方の物体が他方の物体との接触面を滑ろうとする力と、この滑ろうとする力を阻止する力として二物体の接線方向に働く力との比で測定される。具体的には、個別包装容器の内面の静摩擦係数は、ガラス板と個別包装容器内面とが接触していて、ガラス板が固定されているとき、個別包装容器内面がガラス板上を滑ろうとする力と、個別包装容器内面がガラス板を押し付ける力の比で測定されている。
本発明の位置ずれ防止手段は、個別包装容器の内面の少なくとも所定の位置にずれ止め要素が設けられて、このずれ止め要素の静摩擦係数は、0.200以上0.600以下である。ここで、「ずれ止め要素が全面または一部に配されている」とは、個別包装容器の構成素材が、かかるずれ止め要素として個別包装容器の内面全体または一部を構成している場合を含む。
個別包装容器の内面に設けられた静摩擦係数が0.200以上0.600以下であるずれ止め要素の材料としては、厚さ15〜60μmのポリエチレン、ポリプロピレン、ポリエチレンテレフタラート、ポリビニルアルコール、ポリ乳酸、ポリブチルサクシネート、又は不織布、紙、及びこれらのラミネート材料が挙げられる。また、樹脂に無機フィラーを充填させて延伸処理を施すことで得られる通気フィルムであっても良い。
具体的には、低密度ポリエチレン(LDPE)樹脂を主体として、目付15〜35g/mの範囲で調整したフィルムに微小な凸形状を設けた例が挙げられる。微小な凸形状の高さは0.05mm〜2mmの範囲、微小な凸形状同士の間隔は0.3mm〜20mmの範囲である。その中でも、微小な凸形状の高さが0.2mmで間隔が1.5mmで千鳥状に配置された微小な凸形状を有する低密度ポリエチレン(LDPE)樹脂を主体としたフィルムにおいては、静摩擦係数は0.250である。または、低密度ポリエチレン(LDPE)樹脂と共にエラストマー特性を得られるようなゴム成分、アンチスリップ剤等も混入してもよい。または、ポリエチレン、ポリプロピレン等から成るフィルム、若しくは不織布や紙にメルトブローンを吹き付けて、メルトブローン面を個別包装容器内面に備える個別包装容器素材が挙げられる。メルトブローンは、極細繊維の集合体であるので接触面積が大きくなり、静摩擦係数を適度な範囲内で得ることが可能である。また、個別包装容器は陰唇間パッドで吸収した体液の色を遮断できることが好ましく、顔料を0.2〜10%の範囲で混合するか、若しくはインキなどが印刷されていても良い。
(3) 前記位置ずれ防止手段は前記個別包装容器を構成する通気性素材であり、当該通気性素材の通気度は0.040KPa・s/m以上1.000KPa・s/m以下である(1)記載の個別包装容器。
上述の「通気度」とは、個別包装容器を通過する空気の流通の度合いを示す。
本発明の個別包装容器は、厚み方向に通気性を有するものであり、かかる通気性につき、通気度0.040KPa・s/m以上1.000KPa・s/m以下となっている。個別包装容器の通気度が0.040KPa・s/mより小さいと、陰唇間パッドを個別包装容器で覆う陰唇間パッド包装工程において、サクション(吸引)装置によって吸引しながら搬送する際に、サクション(吸引)装置は、個別包装容器を介して陰唇間パッドを個別包装容器上に確実に固定できず、製造時の風速などの外圧により、陰唇間パッドが本来置かれる位置からずれやすくなってしまう。一方、1.000KPa・s/mより大きいと、携帯中等に個別包装容器を通して、陰唇間パッドにごみなどの異物が付着し易くなる。また、着用者がごみなどの異物が付着した陰唇間パッドの表面側シートに触れることなく取り出すことで、陰唇間パッドを衛生的に保ちやすくなり、抵抗感なく容易に陰唇間パッドを着用できるが、通気性が高いので、表面側シートがサクション装置により吸引された圧力によって損傷してしまう危険性がある。
個別包装容器の通気度が0.040KPa・s/m以上1.000KPa・s/m以下である素材としては、樹脂に無機フィラーを充填させて延伸処理を施す、または部分的に開孔処理が施されている連結孔を有するフィルム、例えば厚さ15〜60μmのポリエチレン、ポリプロピレン、ポリエチレンテレフタラート、ポリビニルアルコール、ポリ乳酸、ポリブチルサクシネート、又は不織布、紙、及びこれらのラミネート材料に連結孔を施した例が挙げられる。具体的には、スパンボンド/メルトブローン/スパンボンドが、6〜10gsm/2〜20gsm/6〜10gsm重量で構成される、いわゆるSMS不織布が挙げられる。メルトブローンは、極細繊維の集合体であるので、高密度となりバリアー性が高いため、このメルトブローン層の目付等を調整することで適正な通気度が得られる。具体的には、スパンボンド/メルトブローン/スパンボンドが7gsm/3gsm/7gsm重量で構成されているSMS不織布の通気度は、0.074Kpa・s/mである。
(4) 前記位置ずれ防止手段は、前記内面もしくは外面に取り付けられ、または個別包装容器を構成する素材自体の一部が延長されて成るシート片であり、当該シート片は、当該陰唇間パッドの一部または全部に巻きついて前記陰唇間パッドの拘束をすることが可能な長さ及び柔軟性を有し、かつ、前記陰唇間パッドを前記個別包装容器から取り出すときには前記拘束が容易に解除できる解除部を有する(1)記載の個別包装容器。
上述の「一部または全部に巻きついて」とは、上記陰唇間パッドがシート片に巻きつけられることにより、シート片の外部から陰唇間パッドの一部が見えなくなること、または、シート片の外部から陰唇間パッドの全てが見えなくなることである。また、解除部とは、目視できるように位置付けられており、陰唇間パッドを引っ張る、またはこの解除部を引っ張ることにより、陰唇間パッドの拘束を解くものである。
本発明の個別包装容器は、位置ずれ防止手段として、個別包装容器の内面または外面に取り付けられ、陰唇間パッドを拘束するように当該陰唇間パッドの一部または全部に巻きつけることが可能なシート片である。これにより、シート片が特に知覚過敏な陰核や肛門と接しやすい陰唇間パッドの周囲を包むことで、携帯中の衝撃からシート片の座屈強度によって保護されるので、着用者の異物感や損傷を防止することができる。また、包装状態において、個別包装容器に内包された陰唇間パッドの位置ずれを防止するので、個別包装容器内での陰唇間パッドの形状を保持することができる。これにより、形状変化による着用者への異物感や、陰唇間パッドの外面に摩擦が加わることによる陰唇間パッド外面の毛羽立ち等の損傷を防止することが可能な陰唇間パッドを提供することができる。
なお、シート片は、個別包装容器の内面または外面に直接取り付けられても、または、個別包装容器の周縁部が一部延長されたものであっても良い。また、シート片の解除部は、切断可能とするために設けられたミシン目や、個別包装容器内面との接着面が容易に剥がれるような感圧型接着剤が塗布されている部分とすることができる。このほか、単にシート片が巻きつけられているだけで陰唇間パッドを拘束している場合には、この巻きつけをほどく部分(例えばシート片の端)でもよく、また、シート片自体が容易に切断できる素材から成る場合には、シート片のいずれの部分であってもよい。
(5) 前記個別包装容器は、当該個別包装容器を開封するための開封部を備えているものであり、前記シート片の前記解除部は、前記個別包装容器の開封部近傍に設けられている(4)記載の個別包装容器。
本発明の個別包装容器は、個別包装容器を開封するための開封部を備えているものであり、シート片は陰唇間パッドに対する拘束を解くための解除部を備えているものであり、解除部は、開封部側に設けられている。これにより、個別包装容器を開封すると同時にシート片の解除部を目視できるため、着用者は抵抗感なく容易に個別包装容器から陰唇間パッドを取り出すことができる。
(6) 着用者の陰唇に挟み込んで装着される陰唇間パッドであって、身体面側に配向される表面側シートとその反対側の面に配向される裏面側シートと、を備え、前記表面側シート及び/または裏面側シートの全部または一部には、前記陰唇間パッドを個別包装容器に包装するときに前記陰唇間パッドが配置された前記個別包装容器の所定の位置からのずれを防ぐ位置ずれ防止手段を備えている陰唇間パッド。
本発明の陰唇間パッドは、表面側シート及び/または裏面側シートに位置ずれ防止手段を備えている。これにより、製造時において、個別包装容器上に置かれる陰唇間パッドの位置ずれを防止するので、完成品の不良品発生率を低下させることができる。さらに、包装後の状態において、個別包装容器に内包された陰唇間パッドの位置ずれを防止するので、個別包装容器内での陰唇間パッドの形状を保持することができる。これにより、着用者への異物感や損傷を防止することが可能な陰唇間パッドを提供することができる。
なお、本発明の陰唇間パッドは、経血吸収用の他、おりもの吸収用や尿失禁用等にも用いることができる。
(7) 前記陰唇間パッドの位置ずれ防止手段は、0.200以上0.600以下の静摩擦係数であるずれ止め要素からなるものである(6)記載の陰唇間パッド。
上述の陰唇間パッドの静摩擦係数は、ガラス板と陰唇間パッドとが接触していて、ガラス板が固定されているとき、陰唇間パッドがガラス板上を滑ろうとする力と、陰唇間パッドがガラス板を押し付ける力の比によって測定される。
本発明の陰唇間パッドは、表面側シートが個別包装容器に接するときには位置ずれ防止手段は表面側シートに、裏面側シートが個別包装容器に接するときには裏面側シートに、0.200以上0.600以下の静摩擦係数であるずれ止め要素が配されている。
ずれ止め要素は、具体的には以下のものである。即ち、表面側シートの材料としては、パルプ、化学パルプ、レーヨン、コットン、アセテート、合成繊維、物理的にエンボス加工されたレーヨンやアセテート、架橋剤により架橋させ、捲縮した化学パルプなどを単独、または複合して用いてよい。シートの製法に関しては、スパンボンド法、ポイントボンド法、エアースルー法、メルトブローン法、スパンレース法、抄紙法等が挙げられる。このような製法のうち、陰唇間パッドの外面には個別包装容器内面とのすべり性を高めてしまうような油剤や潤滑剤等が含まれていない方が良いため、水流交絡によって繊維交絡をし、その水流によって繊維に付着していた油剤が離脱できるスパンレース法が好ましい。
一方、裏面側シートの材料としては、厚さ15〜60μmのポリエチレン、ポリプロピレン、ポリエチレンテレフタラート、ポリビニルアルコール、ポリ乳酸、ポリブチルサクシネート、又は不織布、紙、及びこれらのラミネート材料が挙げられる。また、樹脂に無機フィラーを充填させて延伸処理を施すことで得られる通気フィルムであっても良い。具体的には、低密度ポリエチレン(LDPE)樹脂を主体として、目付15〜35g/mの範囲で調整したフィルムに微小な凸形状を設けた例が挙げられる。微小な凸形の高さは0.05mm〜2mmの範囲、微小な凸形状同士の間隔は0.3〜20mmの範囲である。その中でも、微小な凸形状の高さが0.2mmで間隔が1.5mmで千鳥状に配置された微小な凸形状を有する低密度ポリエチレン(LDPE)樹脂を主体としたフィルムにおいては、静摩擦係数は0.250である。または、低密度ポリエチレン(LDPE)樹脂と共にエラストマー特性を得られるようなゴム成分、アンチスリップ剤等も混入してもよい。または、ポリエチレン、ポリプロピレン等から成るフィルム、若しくは不織布や紙にメルトブローンを吹き付けて、メルトブローン面を陰唇間パッド外面に備える裏面側シートが挙げられる。メルトブローンは、極細繊維の集合体であるので接触面積が大きくなり、静摩擦係数を適度な範囲内で得ることが可能である。
(8) 着用者の陰唇に挟み込んで装着される陰唇間パッドと、当該陰唇間パッドを個別に包装するための個別包装容器とから成る包装体であって、前記陰唇間パッドと前記個別包装容器とが接する部分との静摩擦係数は、0.220以上0.500以下である包装体。
上述の陰唇間パッドと個別包装容器とが接する部分の静摩擦係数は、陰唇間パッドの外面と個別包装容器の内面とが接触していて、個別包装容器の内面に陰唇間パッドが固定されているとき、陰唇間パッドの外面が個別包装容器の内面上を滑ろうとする力と、陰唇間パッドの外面が個別包装容器の内面を押し付ける力の比として測定される。
本発明の包装体は、陰唇間パッド外面、つまり表面側シートまたは裏面側シートと、個別包装容器の内面との静摩擦係数が0.220以上0.500以下とすることが好ましい。このとき、個別包装容器の内面の静摩擦係数が0.200より小さい、もしくは陰唇間パッド外面の静摩擦係数が0.200より小さいと、個別包装容器内面と陰唇間パッド外面との静摩擦係数が0.220より小さくなり易い。また、個別包装容器の内面の静摩擦係数が0.600より大きい、もしくは陰唇間パッド外面の静摩擦係数が0.600より大きいと、陰唇間パッド外面と個別包装容器内面との静摩擦係数が0.500より大きくなり易い。具体的な例を挙げる。個別包装容器内面は、微小な凸形状の高さが0.2mmで間隔が1.5mmで千鳥状に配置された微小な凸形状を有する低密度ポリエチレン(LDPE)樹脂を主体としたフィルムであり、その静摩擦係数は0.250である。一方、陰唇間パッドの外面、表面側シートはレーヨン繊維100%で35g/mのスパンレースであり、その静摩擦係数は0.445である。それぞれのシートの接触面を対面させたときの静摩擦係数は0.299である。
(9) 着用者の陰唇に挟み込んで装着される陰唇間パッドと、当該陰唇間パッドを個別に包装するための個別包装容器とから成る包装体であって、前記陰唇間パッドを前記個別包装容器の所定の位置に拘束して当該陰唇間パッドの位置ずれを防止するために、前記陰唇間パッドの一部と前記個別包装容器の一部とを連結する連結手段を備えているものである包装体。
本発明の包装体は、陰唇間パッドと個別包装容器とが完全に別々となっているものでなく、陰唇間パッドの一部と個別包装容器の一部とが連結している。このため、包装状態において、個別包装容器に内包された陰唇間パッドが動いて不適切な位置にとどまることを防止するので、個別包装容器内での陰唇間パッドの形状を保持することができる。これにより、陰唇間パッドと個別包装容器と形状変化による着用者への異物感や、陰唇間パッドの外面に摩擦が加わることによる陰唇間パッドの毛羽立ち等の損傷を防止することが可能な陰唇間パッドを提供することができる。
(10) 前記連結手段は、前記個別包装容器の一部と前記陰唇間パッドの一部とを一体的に結合するものである(9)記載の包装体。
上述の「一体的に結合」とは、陰唇間パッドの一部と個別包装容器の一部とが、一体となるように接合されていることをいい、例えば、熱溶着しない程度のエンボス条件で接合された場合における噛みこみエンボスの凹凸部による結合がある。
本発明の包装体は、個別包装容器の一部と陰唇間パッドの一部とが結合することによって、個別包装容器に内包された陰唇間パッドの位置ずれを防止できるので、個別包装容器内での陰唇間パッドの形状を保持することができる。
(11) 前記連結手段によって連結された部分またはその近傍には、当該陰唇間パッドを前記個別包装容器から取り出すときに切り取られる切り取り部を有するものである(9)または(10)記載の包装体。
上述の「切り取り部」とは、陰唇間パッドの一部と個別包装容器の一部とが接合されている部分において、両者を切り離すことができるものであり、例えばミシン目のことである。
本発明の包装体は、個別包装容器内で陰唇間パッドを固定していた連結手段において、切り取られる切り取り部を有している。これにより、陰唇間パッドを個別包装容器から取り出すときに、連結された部分、例えば噛みこみエンボスの場合には、陰唇間パッドの一部にミシン目を設け、このミシン目に沿って切り取るだけで個別包装容器から切り離すことができるので、着用者は抵抗感なく容易に個別包装容器から陰唇間パッドを取り出すことができる。
(12) 前記連結手段は、陰唇間パッド及び/または個別包装容器を接着するために塗布された接着剤である(9)記載の包装体。
本発明の包装体は、連結手段が接着剤となっている。個別包装容器から陰唇間パッドを取り出すときには繊維集合体である陰唇間パッドの一部において、前記接着剤が付着した繊維が陰唇間パッド本体から切り離される。このため、陰唇間パッドを個別包装容器から取り出すときには、陰唇間パッド本体を引っ張ることにより、接着剤が付いた繊維の一部が切り取られ、着用者は容易に個別包装容器から陰唇間パッドを取り出すことができる。さらには、繊維集合体もしくはフィルム材料からなる陰唇間パッドの一部に、シリコン塗工などによりリケイ処理が施されている。陰唇間パッド本体を引っ張ることにより、接着剤を個別包装容器に残して陰唇間パッドに損傷を与えることなく取り出すことができる。なお、接着剤の塗工位置は着用者への異物感を考慮して、陰唇から露出する領域に塗工されていることが好ましい。
以上のように、本発明は、陰唇間パッド包装工程において、陰唇間パッドが個別包装容器の上に置くべき目的の位置からずれてしまうことを防止することにより、不良品発生率を低下させることができ、さらに、包装体の状態では個別包装容器内で陰唇間パッドが動いて変形や破壊することを防止する個別包装容器と陰唇間パッドとを提供することができる。
本発明の第1実施形態に係る包装体を示した斜視図である。 本発明の第2実施形態に係る包装体製造工程を示した図である。 本発明の第3実施形態に係る包装体を開いた状態の図である。 本発明の第3実施形態に係る包装体を示した断面図である。 本発明の第3実施形態に係る個別包装容器を開いた状態の図である。 本発明の第3実施形態に係る個別包装容器を開いた状態の図である。 本発明の第4実施形態に係る包装体を示した端面図である。 本発明の第5実施形態に係る包装体を示した端面図である。 本発明の第6実施形態に係る包装体を示した端面図である。 本発明の第6実施形態に係る包装体を示した断面図である。 本発明の静摩擦係数を測定する方法を示した図である。 本発明の静摩擦係数を測定する方法を示した図である。
符号の説明
10、210、310、410、510 包装体
20、320、420 陰唇間パッド
22 表面側シート
24 裏面側シート
30、32、34、130、330、430 個別包装容器
40 開封部
50 生産ライン
52 サクション装置
260、264、266 シート片
262 解除部
332 エンボス
422 ミシン目
570 接着剤
600、700 ブロック
602、702 スリップテスター
604 素材
発明を実施するための形態
以下、本発明の各実施形態を図面に基づいて説明する。なお、以下の実施形態の説明にあたって、同一の構成要件については同一符号を付し、その説明は省略もしくは簡略化する。
[第1実施形態]
図1は、本発明の第1実施形態に係る包装体10の斜視図を示す。
図1に示すように、包装体10は、陰唇間パッド20と、個別包装容器30と、を備え、個別包装容器30は開封部40を備えている。
陰唇間パッド20は、表面側シート22と裏面側シート24とを有し、裏面側シート24同士が対向するように2つ折りにされて折り畳まれ、表面側シート22と個別包装容器30の内面とが対向するように個別包装容器30で包装される。なお、陰唇間パッド20は、表面側シート22同士が対向するように2つ折りにされて折り畳まれ、裏面側シート24と個別包装容器30の内面とが対向するように個別包装容器30で包装されていても良い。
陰唇間パッド20の表面側シート22または裏面側シート24と接する個別包装容器30の内面の所定の位置は、0.200以上0.600以下の静摩擦係数となるように調整されたずれ止め要素が配されている。また、個別包装容器30と接する陰唇間パッド20の表面側シート22または裏面側シート24と、陰唇間パッド20の外面と接する個別包装容器30の内面との静摩擦係数は、0.220以上0.500以下である。このように、各部材の静摩擦係数を調節することにより、製造過程において、または包装体10の状態において、陰唇間パッド20を拘束することができ、陰唇間パッド20の位置ずれを防止することができる。また、各部材は、適度な静摩擦係数を有しているので、着用者は抵抗感なく容易に個別包装容器から陰唇間パッド20を取り出すことができる。
なお、第1実施形態は、個別包装容器30の内面の所定の位置に、0.200以上0.600以下の静摩擦係数であるずれ止め要素を配しているが、陰唇間パッド20の表面側シート22または裏面側シート24の所定の位置に、0.200以上0.600以下の静摩擦係数であるずれ止め要素を配してもよい。
[第2実施形態]
図2は、本発明の第2実施形態に関わる包装体110の製造工程を表す図である。
本実施形態において、ずれ止め要素を個別包装容器130が厚み方向に有する通気度とした点が、前記第1実施形態と異なる。個別包装容器130の通気度は0.040KPa・s/m以上1.000KPa・s/m以下としたものである。図2には、包装体110の製造工程を示す。まず、生産ライン50にはサクション装置52が備えられ、このサクション装置52の上面には、個別包装容器130が載せられている。次に、個別包装容器130の上に等間隔で陰唇間パッド20が載せられ、kの方向に搬送される。このとき、0.040KPa・s/m以上1.000KPa・s/m以下の通気度を有する個別包装容器130を介したサクション吸引により、陰唇間パッド20は、サクション装置52上に拘束される。これにより、包装体110が容易に成形でき、かつ不良品の生産を防止することができる。
[第3実施形態]
図3は、本発明の第3実施形態に関わる包装体210の開いた状態を示す図である。図4は、本発明の第3実施形態に係る包装体210を組み立てた後のX1−X2方向の断面図を示す。
本実施形態において、図3に示すように、ずれ止め要素をシート片260とした点が、前記第1実施形態と異なる。シート片260は、陰唇間パッド20と個別包装容器30との間に設けられている。また、シート片260は、陰唇間パッド20の少なくとも一部または全部を巻きつけることが可能な長さ及び柔軟性を有している。陰唇間パッドが携帯中に折れ曲げられると、折れ曲がった部分が着用者の肌を刺激するおそれがあるが、本実施形態のように、シート片260が、陰唇間パッド20の特に知覚過敏な陰核や肛門と接しやすい箇所の周囲を包むことで、携帯中の衝撃からシート片260の座屈強度によって保護されるので、着用者の異物感や損傷を防止することができる。また、個別包装容器30に内包された陰唇間パッド20の位置ずれを防止するので、個別包装容器30内での陰唇間パッド20の形状を保持することができる。これにより、形状変化による着用者への異物感や、陰唇間パッド20の外面に摩擦が加わることによる陰唇間パッド20外面の毛羽立ち等の損傷を防止することができる。さらに、シート片260は陰唇間パッド20を剥がすための解除部262を備えているものであり、個別包装容器30は個別包装容器30を開封するための開封部40を備えているものであり、解除部262は、開封部40側に設けられている。これにより、個別包装容器30を開封すると同時にシート片260の解除部262を目視できるため、着用者は抵抗感なく容易に個別包装容器30から陰唇間パッド20を取り出すことができる。
なお、シート片260は、図5に示すように個別包装容器32の周縁部の一部が延長されたシート片264であっても良いし、図6に示すように個別包装容器34の外面に接合されたシート片266であっても良い。シート片264は、折り目mで個別包装容器32内側に折られ、陰唇間パッドの一部または全部に巻きつければ良い。また、シート片266は、折り目nで個別包装容器34内側に折られ、陰唇間パッドの一部または全部に巻きつければ良い。
[第4実施形態]
図7は、本発明の第4実施形態に関わる包装体310の端面図を示す。
本実施形態において、包装体310は、個別包装容器330の一部と陰唇間パッド320の一部とを連結する連結手段としての噛みこみエンボスによる凹凸部332を備えている点が、前記第1実施形態と異なる。これにより、包装状態における結合によって個別包装容器330に内包された陰唇間パッド320の位置ずれを防止するので、個別包装容器330内での陰唇間パッド320の形状を保持することができる。
[第5実施形態]
図8は、本発明の第5実施形態に関わる包装体410の端面図を示す。
本実施形態において、図8に示すように、包装体410は、第4実施形態の包装体310と同様に連結手段としての凹凸部432を備えている。包装体410、陰唇間パッド420の一部と個別包装容器430の一部とが凹凸部432により接合されている点が、前記第1実施形態と異なる。これにより、包装状態において、連結手段によって個別包装容器430に内包された陰唇間パッド420の位置ずれを防止するので、個別包装容器内での陰唇間パッドの形状を保持することができる。また、包装体410は、陰唇間パッド420と個別包装容器430との間に設けられた切り取り部であるミシン目422を有する。これにより、本発明の包装体410は、ミシン目422を切り取るだけで陰唇間パッド420と個別包装容器430とが接合された部分から陰唇間パッド420を切り離すことができるので、着用者は抵抗感なく容易に個別包装容器430から陰唇間パッド420を取り出すことができる。
[第6実施形態]
図9は、本発明の第6実施形態に関わる包装体510の端面を示す斜視図である。図10は、本発明の第6実施形態に係る包装体510のY1−Y2方向の断面図を示す。
本実施形態において、図9及び図10に示すように、位置ずれ防止手段として、陰唇間パッド530と個別包装容器520との間にこれらを連結する連結手段としての接着剤570を塗布した点が、前記第1実施形態と異なる。接着剤570が塗布されているため、位置ずれが防止される。個別包装容器の内面と接触する陰唇間パッド520の表面側シート522は、繊維集合体であり、個別包装容器530から陰唇間パッド520を取り出すときには接着剤570が付着した繊維の一部のみが陰唇間パッド520本体から切り離される。さらに、繊維集合体もしくはフィルム材料からなる陰唇間パッド520の表面側シート522には、シリコン塗工などによりリケイ処理が施されている。したがって、接着力は強くないため、陰唇間パッド520本体を引っ張ることにより、接着剤570を個別包装容器530に残したまま、陰唇間パッド520に損傷を与えることなく取り出すことができる。なお、接着剤570の塗工位置は着用者への異物感を考慮して、陰唇から露出する領域に塗工されていることが好ましい。
<包装体を構成する各素材の静摩擦係数測定方法>
本発明の包装体を構成する各素材の静摩擦係数の測定方法を、図11に示す。まず、包装体を構成する素材604(表面側シート及び裏面側シート並びに個別包装容器)を、それぞれ陰唇間パッドの吸収体の長さ方向(以下、「MD方向」という)を15mm、陰唇間パッドの吸収体の長さ方向に直行する幅方向(以下、「CD方向」という)を15mmで採取する。次に、採取した素材の測定面を摩擦面として、10g/(10mm×10mm)のブロック600に取り付ける。
続いて、包装体を構成する素材604(表面側シート及び裏面側シート並びに個別包装容器)を取り付けたブロック600を、ガラス板状のスリップテスター602上に載せる。その後、スリップテスター602をp方向に傾斜させていき、ブロック600が滑り始めた瞬間の傾斜角を測定する。
最後に、静摩擦係数を求める。ここで、包装体を構成する各素材604の静摩擦係数をμ、ブロック600が滑り始めた瞬間の傾斜角をθとすると以下の式になる。
Figure 2005055905
以上の式により、包装体を構成する各素材604の静摩擦係数を求めることができる。
<陰唇間パッドと個別包装容器との間の静摩擦係数測定方法>
本発明の陰唇間パッドと個別包装容器との間の静摩擦係数測定方法を、図12に示す。まず、陰唇間パッドの外面704(表面側シートと裏面側シート)を、それぞれ陰唇間パッドの吸収体の長さ方向(以下、「MD方向」という)を15mm、陰唇間パッドの吸収体の長さ方向に直行する幅方向(以下、「CD方向」という)を15mmで採取する。次に、採取した素材の測定面を摩擦面として、10g/(10mm×10mm)のブロック700に取り付ける。続いて、個別包装容器を、少なくともMD×CD:15mm×15mm以上に採取する。さらに、個別包装容器内面706を摩擦面としてガラス板状のスリップテスター702に隙間なく取り付ける。
続いて、陰唇間パッドの外面704(表面側シートと裏面側シート)を取り付けたブロック700を、個別包装容器内面706を隙間なく取り付けたスリップテスター702上に載せる。その後、スリップテスター702をq方向に傾斜させていき、ブロック700が滑り始めた瞬間の傾斜角を測定する。
最後に、静摩擦係数を求める。ここで、陰唇間パッドの外面704と個別包装容器内面706との間の静摩擦係数をμ、ブロック700が滑り始めた瞬間の傾斜角をθとすると以下の式になる。
Figure 2005055905
以上の式により、陰唇間パッドの外面と個別包装容器内面との間の静摩擦係数を求めることができる。
[陰唇間パッドの構成材料]
<個別包装容器>
個別包装容器の材料としては、厚さ15〜60μmのポリエチレン、ポリプロピレン、ポリエチレンテレフタラート、ポリビニルアルコール、ポリ乳酸、ポリブチルサクシネート、又は不織布、紙、及びこれらのラミネート材料が挙げられる。また、樹脂に無機フィラーを充填させて延伸処理を施すことで得られる通気フィルムであっても良い。具体的には、低密度ポリエチレン(LDPE)樹脂を主体として、目付15〜35g/mの範囲で調整したフィルムに微小な凸形状を設けた例が挙げられる。微小な凸形状の高さは0.05mm〜2mmの範囲、微小な凸形状同士の間隔は0.3mm〜20mmの範囲である。その中でも、微小な凸形状の高さが0.2mmで間隔が1.5mmで千鳥状に配置された微小な凸形状を有する低密度ポリエチレン(LDPE)樹脂を主体としたフィルムにおいては、静摩擦係数は0.250である。または、低密度ポリエチレン(LDPE)樹脂と共にエラストマー特性を得られるようなゴム成分、アンチスリップ剤等も混入してもよい。または、ポリエチレン、ポリプロピレン等から成るフィルム、若しくは不織布や紙にメルトブローンを吹き付けて、メルトブローン面を個別包装容器内面に備える個別包装容器素材が挙げられる。メルトブローンは、極細繊維の集合体であるので接触面積が大きくなり、静摩擦係数を適度な範囲内で得ることが可能である。また、個別包装容器は陰唇間パッドで吸収した体液の色を遮断できることが好ましく、顔料を0.2〜10%の範囲で混合する、若しくはインキなどが印刷されていても良い。また、通気度が0.040KPa・s/m以上1.000KPa・s/m以下である個別包装容器は、樹脂に無機フィラーを充填させて延伸処理を施す、または部分的に開孔処理が施されている連結孔を有するフィルム、ことで得られる通気フィルム、厚さ15〜60μmのポリエチレン、ポリプロピレン、ポリエチレンテレフタラート、ポリビニルアルコール、ポリ乳酸、ポリブチルサクシネート、又は不織布、紙、及びこれらのラミネート材料に連結孔を施した例が挙げられる。具体的には、スパンボンド/メルトブローン/スパンボンドが、6〜10gsm//2〜20gsm/6〜10gsm重量で構成される、いわゆるSMS不織布が挙げられる。メルトブローンは、極細繊維の集合体であるので、高密度となりバリアー性が高いため、このメルトブローン層の目付等を調整することで適正な通気度が得られる。
<陰唇間パッドの表面側シート>
陰唇間パッドの身体側に配置される表面側シート22は、透水性であり、かつ液親水性であり、肌に刺激を与えない素材が用いられる。このような素材としては、パルプ、化学パルプ、レーヨン、コットン、アセテート、合成繊維、物理的にエンボス加工されたレーヨンやアセテート、架橋剤により架橋させ、捲縮した化学パルプなどを単独、または複合して用いてよい。シートの製法に関しては、スパンボンド法、ポイントボンド法、エアースルー法、メルトブローン法、スパンレース法、抄紙法等が挙げられる。このような製法のうち、陰唇間パッドの外面には個別包装容器内面とのすべり性を高めてしまうような油剤や潤滑剤等が含まれていない方が良いため、水流交絡によって繊維交絡をし、その水流によって繊維に付着していた油剤が離脱できるスパンレース法が好ましい。
<陰唇間パッドの裏面側シート>
陰唇間パッドに使用される液難透過性である裏面側シート24は、難透水性の素材が使用される。この難透水性のシートの材料としては、吸収部材に保持された経血が陰唇間パッドの外へ漏れ出すことを防止できるものを使用することができる。また、透湿性素材を使用することにより、装着時の蒸れを低減させることができ、装着時における不快感を低減させることが可能となる。このような裏面側シートの材料としては、厚さ15〜60μmのポリエチレン、ポリプロピレン、ポリエチレンテレフタラート、ポリビニルアルコール、ポリ乳酸、ポリブチルサクシネート、又は不織布、紙、及びこれらのラミネート材料が挙げられる。また、樹脂に無機フィラーを充填させて延伸処理を施すことで得られる通気フィルムであっても良い。具体的には、低密度ポリエチレン(LDPE)樹脂を主体として、目付15〜35g/mの範囲で調整したフィルムに微小な凸形状を設けた例が挙げられる。微小な凸形の高さは0.05mm〜2mmの範囲、微小な凸形状同士の間隔は0.3〜20mmの範囲である。その中でも、微小な凸形状の高さが0.2mmで間隔が1.5mmで千鳥状に配置された微小な凸形状を有する低密度ポリエチレン(LDPE)樹脂を主体としたフィルムにおいては、静摩擦係数は0.250である。または、低密度ポリエチレン(LDPE)樹脂と共にエラストマー特性を得られるようなゴム成分、アンチスリップ剤等も混入してもよい。または、ポリエチレン、ポリプロピレン等から成るフィルム、若しくは不織布や紙にメルトブローンを吹き付けて、メルトブローン面を陰唇間パッド外面に備える裏面側シートが挙げられる。メルトブローンは、極細繊維の集合体であるので接触面積が大きくなり、静摩擦係数を適度な範囲内で得ることが可能である。
本発明は、内包する陰唇間パッドが個別包装容器上の適正な位置からのずれを生じない個別包装容器と陰唇間パッドとして使用することができる。

Claims (12)

  1. 着用者の陰唇に挟み込んで装着される陰唇間パッドを個別に包装するための個別包装容器であって、前記陰唇間パッドを内包するときに当該陰唇間パッドに接する領域を有する内面と、この内面の反対側の面となる外面とを有し、
    前記内面には前記陰唇間パッドを所定の位置に拘束して当該陰唇間パッドの位置ずれを防止する位置ずれ防止手段を備える個別包装容器。
  2. 前記位置ずれ防止手段は、前記内面の全面または一部であって前記所定の位置の全部もしくは一部に、0.200以上0.600以下の静摩擦係数であるずれ止め要素が配されている請求項1記載の個別包装容器。
  3. 前記位置ずれ防止手段は前記個別包装容器を構成する通気性素材であり、当該通気性素材の通気度は0.040KPa・s/m以上1.000KPa・s/m以下である請求項1記載の個別包装容器。
  4. 前記位置ずれ防止手段は、前記内面もしくは外面に取り付けられ、または個別包装容器を構成する素材自体の一部が延長されて成るシート片であり、
    当該シート片は、当該陰唇間パッドの一部または全部に巻きついて前記陰唇間パッドの拘束をすることが可能な長さ及び柔軟性を有し、かつ、前記陰唇間パッドを前記個別包装容器から取り出すときには前記拘束が容易に解除できる解除部を有する請求項1記載の個別包装容器。
  5. 前記個別包装容器は、当該個別包装容器を開封するための開封部を備えているものであり、
    前記シート片の前記解除部は、前記個別包装容器の開封部近傍に設けられている請求項4記載の個別包装容器。
  6. 着用者の陰唇に挟み込んで装着される陰唇間パッドであって、
    身体面側に配向される表面側シートとその反対側の面に配向される裏面側シートと、を備え、
    前記表面側シート及び/または裏面側シートの全部または一部には、前記陰唇間パッドを個別包装容器に包装するときに前記陰唇間パッドが配置された前記個別包装容器の所定の位置からのずれを防ぐ位置ずれ防止手段を備えている陰唇間パッド。
  7. 前記陰唇間パッドの位置ずれ防止手段は、0.200以上0.600以下の静摩擦係数であるずれ止め要素からなるものである請求項6記載の陰唇間パッド。
  8. 着用者の陰唇に挟み込んで装着される陰唇間パッドと、当該陰唇間パッドを個別に包装するための個別包装容器とから成る包装体であって、
    前記陰唇間パッドと前記個別包装容器とが接する部分との静摩擦係数は、0.220以上0.500以下である包装体。
  9. 着用者の陰唇に挟み込んで装着される陰唇間パッドと、当該陰唇間パッドを個別に包装するための個別包装容器とから成る包装体であって、
    前記陰唇間パッドを前記個別包装容器の所定の位置に拘束して当該陰唇間パッドの位置ずれを防止するために、前記陰唇間パッドの一部と前記個別包装容器の一部とを連結する連結手段を備えているものである包装体。
  10. 前記連結手段は、前記個別包装容器の一部と前記陰唇間パッドの一部とを一体的に結合するものである請求項9記載の包装体。
  11. 前記連結手段によって連結された部分またはその近傍には、当該陰唇間パッドを前記個別包装容器から取り出すときに切り取られる切り取り部を有するものである請求項9または10記載の包装体。
  12. 前記連結手段は、陰唇間パッド及び/または個別包装容器を接着するために塗布された接着剤である請求項9記載の包装体。
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