JPWO2005007318A1 - 連続リベッタおよびブラインドリベットの連続かしめ方法 - Google Patents
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Abstract
Description
駆動部Eは、本体Dから側方に分岐した小径のオイルシリンダ1と、このオイルシリンダ1のオイルピストン2を駆動する大径のエアシリンダ3とを有している。
そして、前記エアシリンダ3に内装されたピストン7にはそのピストンロッドであるオイルピストン2が一体に形成されている。
前記オイルシリンダ1は、チャックシリンダ8内のジョーケースピストン20とノーズピストン28との間に形成された空間であるオイル室16に通じる孔18を通じてチャックシリンダ8と連通している。
P2は第2のポートで前記エアシリンダ3のピストン前室4及び前記ノーズピストン28とロッドカバー17との間のエア室15(図16)にそれぞれ圧気を供給し、操作バルブ53の出口側の他方であるポートf(図13)に連通されている。
P1は第1のポートで、エアシリンダ3のピストン後部位置である後室5(図14)に圧気を供給し、後述する操作バルブ53の出口側の一方であるポートeに連通されている。
P3は第3のポートで、ピストン7の前進位置(図14)で前記エアシリンダ3の後室5の圧気を操作バルブ53のパイロットエア回路Yに供給する。
前記エアシリンダ3の下端にはリベット供給部Fの収納ケース47がピン27止めされている。
本体Dは、前記オイルシリンダ1にチャックシリンダ8が略直角に一体形成され、その上部内にはブラインドリベットRの切断された芯軸R1が収納される芯軸収納ケース9が装着され、下部の外側にはリベット供給部Fが装着されている。
前記芯軸収納ケース9の上端には芯軸収納ケース9内を真空にする真空エジェクタ12が取り付けられている。
前記チャックシリンダ8の下端にはロッドカバー17が取り付けられ、その内部にはジョーケースピストン20が内装され、これは上端解放の椀形のピストンで、これにより上部のエア室14と下部のオイル室16とを画成した状態で装着されている。
前記ジョーケースピストン20の下部は筒状のジョーケース21で、前記椀形のピストンの下端に固着され、前記ジョーケース21の先端内面には先端ほど小径に形成されたテーパ面22が形成され、このテーパ面22には一対のジョー25が摺動可能に嵌挿されている。
そして、各ジョー25、25はジョーケース21内に収納されたバネ23により先鋭状のジョープッシャー24を介して下方に付勢されている。
そして、ジョーケース21内には芯軸回収パイプ13が挿入され、その上部は前記芯軸収納ケース9の底板を貫通した状態でこれに嵌挿されている。
前記ジョーケースピストン20の下方にはノーズピストン28が配設され、上部のオイル室16と下部のエア室15とを画成すると共に、前記ノーズピストン28下端に形成された筒体29が前記チャックシリンダ8下端のロッドカバー17に摺動自在に挿通されてシリンダ8外に外出され、前記筒体29の下端にはノーズピース32が装着されている。
なお、図12、図16、図17及び図18の状態では筒体29下壁30(図21)にジョーケース21の先端が、また、下壁30からV字状に突出したノーズピース32にはジョー25の先端がそれぞれ当接している。
前記真空エジェクタ12は、連続リベッタの使用中は常に作動させて、かしめ時に切断したリベットRの芯軸R1を、芯軸回収パイプ13を介して吸引して芯軸収納ケース9に回収すると共に、ノーズピストン28の筒体29のノーズピース32からジョーケース21のジョー部分に挿入されたリベットを真空エジェクタ12の吸引力で保持するようになっている。そのために真空エジェクタ12には管路60にて圧気源50に直接連結されている。
このように構成することによって連続リベッタの使用時には、常に真空エジェクタ12を作動させておくことができるから、芯軸回収パイプ13、および筒体29の先端のノーズピース32、ジョー25部分には芯軸回収パイプ13を介して、常に吸引力を作用させることができる。従って、かしめ時に切断したリベットRの芯軸R1は、芯軸回収パイプ13を介して芯軸収納ケース9に回収できることはもちろんのこと、筒体29の先端からノーズピース32に挿入されたリベットRも吸引して脱落しないように保持することができる。
リベット供給部Fは、図12、図14、図16〜図18及び図20に示すように、テープエアシリンダ37(図20参照)とガイド板43とリベット保持帯Tの収納ケース47とを具備する。
前記テープエアシリンダ37内には、図20に示すようにバネ38により戻り方向に付勢されたテープピストン39が収容されると共に、該テープピストン39には、そのテープピストン39のシャフト40に固着された送り爪41が設けられている。
前記ガイド板43は、リベット保持帯Tをガイドするように、リベット保持帯Tに合せた断面コ字状の形状となっており、その垂直面には長孔44が開口され、この長孔44から前記送り爪41が往復動自在に突出されている。また、ガイド板43の垂直面には、図20に示すようにリベット保持帯Tの垂直部を押えてガイドするばね板46が設けられている。
ブラインドリベット保持帯T(以下、リベット保持帯という)は、図26に示すように合成樹脂や紙等で断面コ字状の長尺体に形成され、垂直部T3の上下端部に長方形の上下1対の上タブT1および下タブT2が、一定間隔毎に間隔T7を隔てて配設されている。垂直部T3には送り孔T4が一定間隔で穿設され、上下タブT1、T2には貫通孔T5が設けられ、リベットRは上下各タブT1、T2の貫通孔T5に下タブT2の下方から挿入され、頭部R3が下タブT2の上面に当接されて装着されている。
このようなリベット保持帯Tは、前記収納ケース47に巻き回されて収納され、先端側からガイド板43を経て送り出される。この送り出しは、前記送り爪41がリベット保持帯Tの送り孔T4に係合し、テープエアシリンダ37のテープピストン39による往復動で行われる。
バルブ部Gは図13、図15及び図19のようになっており、53は操作バルブでエアシリンダ3の鎖線で示す位置に取り付けられ、2位置パイロット切換弁であり、49はトリガーバルブで、オイルシリンダ1とチャックシリンダ8が交差する内側の鎖線で示す位置に取り付けられており、押釦51を押したり解放したりするようになっている。
図において、50はコンプレッサー等の圧気源を示し、h、oは大気に開放され、前記操作バルブ53の出口側ポートe、fは、それぞれ前記第1及び第2のポートP1、P2に連通し、第3のポートP3はパイロットエア回路Yにそれぞれ連通している。
また、前記トリガーバルブ49の出口側ポートmは前記操作バルブ53のパイロットエア回路Xとチャックシリンダ8上端の第4のポートP4に連通し、ポートnは前記操作バルブ53の入り口側ポートgに連通している。
さらに、前記ロッドカバー17には第5のポートP5が設けられ、この第5のポートP5を通してエア室15がテープエアシリンダ37のポートkと連通し、ノーズピース28が上死点まで上昇した際(図18)、筒体29下部の溝31からポートP5を通じエア室15内の圧気がテープエアシリンダ37に供給されるようになっている(図19)。
前記従来の連続リベッタは次の如く作動する。
通常、連続リベッタの収納ケース47にリベット保持帯Tが巻かれた状態で収納され、かしめない状態の時は、図12、図13の状態となっており、押釦51(トリガー)は解放され、リベットRはノーズピース32に真空エジェクタ12の吸引力で下方に抜け落ちないように吸引されている。
図14に示すようにリベットRのリベット本体R2を板金48の孔に挿入し、押釦51を押すと図15に示すようにトリガーバルブ49が移動するので、圧気はポートs→nを通り、操作バルブ53のポートg→eを通って第1のポートP1からエアシリンダ3の後室5に流入し、ピストン7が前進するので、オイルピストン2も前進し、オイル室6のオイルがチャックシリンダ8のオイル室16に流入するのでジョーケースピストン20を所定の距離押し上げる。従って、ジョーケース21が上昇する。
この場合一対のジョー25はジョープッシャー24を介してバネ23により下方へ付勢されているので、ジョー25はノーズピース32の当接から離間することによりジョーケース21のテーパ面22を摺動しながら下方へ移動し、かつ、テーパ面22により互いに接近してリベットRの芯軸R1をつかみながら上昇する。この芯軸R1の上昇によりリベットRのかしめが行われ、次いで、ノーズピース32の先端でリベットRの頭部R3が止められているので芯軸R1が切断される。
この場合、エア室15とエアシリンダ3の前室4とは第2のポートP2から操作バルブ53のポートf→hを通じて大気に解放されているので、ノーズピストン28は下方に押し付けられ、ジョーケースピストン20のみが上昇する。
前記の如くピストン7が前進すると第3のポートP3を通じ後室5の圧気がパイロットエア回路Yへ供給され、操作バルブ53が前進し、図18、図19の状態となり、圧気源50よりの圧気はポートs→n→g→fを通り第2のポートP2に供給され、エアシリンダ3後室5の圧気はポートe→hを通じ、またパイロットエア回路Xの圧気及びエア室14の圧気は第3のポート3からポートm→oを通じて大気へ解放される。
従って、図16〜図18に示すようにジョーケースピストン20とノーズピストン28とは上死点まで上昇する。
図16は、オイルピストン2が戻り(当然ピストン7も戻る)、ノーズピストン28が上昇して、椀形のピストンに接近した位置まで戻り、真空エジェクタ12に圧気が吹き込まれているので、芯軸収納ケース9内にはバキュームが作用している。また、ジョーケースピストン20に対しノーズピストン28が上昇し、筒体29の下壁30がジョーケース21下端に当接すると共に、ノーズピース32の上端がジョー25の先端を押し上げるので、ジョー25は解放された状態となる。
図17は、ジョーケースピストン20とノーズピストン28とが上昇する途中を示し、芯軸R1が芯軸回収パイプ13を通して芯軸収納ケース9内に吸い上げられた状態を示す。
図18は、ジョーケースピストン20とノーズピストン28とが共に、上死点にある状態を示し、この時、第5のポートP5から圧気がテテープエアシリンダ37のポートKに供給されるので、テープピストン39が前進し、送り爪41が長孔44にそって前進し、リベット保持帯Tの送り孔T4に係合している送り爪41はリベット保持帯Tを収納ケース47から引き出してガイド板43にそって1ピッチ移動させ、芯軸R1の先端をノーズピース32下方の軸心上にセットする。
次いで、押釦51を解放すると、バルブ部Gは図13に示す状態となり、トリガーバルブ49はバネ52の力でもとの位置へ戻るので、圧気源50の圧気はポートmを通り、操作バルブ53のパイロットエア回路Xに供給されるので操作バルブ53も後退する。この時パイロットエア回路Yの圧気はポートP3→P2を通りポートf→hから大気中に解放されている。
上記バルブの位置では圧気はトリガーバルブ49のポートs→mを通り第4のポートP4からエア室14に供給され、エア室15の圧気はポートP2→f→hを通り大気中に解放され、ジョーケースピストン20とノーズピストン28とは共に下死点まで降下するので、この際ノーズピース32を通り開放されたジョー25にリベットRの芯軸R1が保持されると共に、ノーズピース32の先端がリベット保持帯Tの上下のタブT1、T2を下方に折り曲げて下降する。このノーズピース32の下降については図21〜図24に基づいて後述する。
ノーズピース32が下降する際テープエアシリンダ37への圧気の供給は停止され、テープエアシリンダ37の圧気は抜けるので、テープピストン39はバネ38の作用で元の位置へ後退するが、リベット保持帯Tは逆止め爪45で逆方向の動きを止められているので、リベット保持帯Tが停止したまま、送り爪41は送り孔T4から外れて1ピッチ手前に移動し、手前の送り孔T4と係合する。
この時、リベット保持帯Tは、ガイド板43にガイド用(ずれ防止用)のばね板46により弾発的に押し付けられているので、位置がずれることなく確実に送り爪41と係合する。
以上でリベットTの次のかしめの準備が完了する。
それ以降の動作は、前に記載した動作の説明と同じであって、以上の動作を繰り返すことにより、連続してリベットRをかしめることができる。
図21〜図24はノーズピース32が下降する状態を示し、図21はリベットRが1本送られた状態を示し、リベット本体R2の頭部R3は下タブT2の内側に位置している。
図22は芯軸R1がノーズピース32に挿入されると共に、ノーズピース32先端が上タブT1を曲折しかけた状態を示す。
図23はノーズピース32が更に下降し、上タブT1は完全に曲折し、芯軸R1はノーズピース32を挿通してジョー25に遊嵌されると共に、ノーズピース32先端に当接したリベット本体R2の頭部R3が下タブT2を少し曲折しかけた状態を示し、下タブT2の基端はガイド板43に支えられているので、このガイド板43と、頭部R3が下タブT2を曲折するに要する抵抗力により、リベットRは頭部R3まで完全にノーズピース32に挿入される。
図24はリベットRが完全にノーズピース32に挿入された状態で下死点まで下降した状態を示し、この状態では図示は省略してあるが下タブT2も完全に曲折された状態となる。図25は、従来の筒体29のノーズピース32部分を拡大して示した断面図である。
また、リベット供給部Fは、図28乃至図34に示すようになっているものもある。図28は底面図、図29は図28のA−A線矢視図、図30は側面図、図31はガイド板部分を示す斜視図であり、前記従来例と同一構成要素には同一符号を付して説明する。
同図に示すように、リベット供給部Fの収納ケース47より延出されているガイド板43は、所定長さの直線フィード部43aを経て、リベット保持帯Tの垂直部T3の方向が所定の角度β曲折する曲折部43bを具備する。このガイド板43の曲折部43bには、リベット保持帯Tの垂直部T3を押さえてガイドする押え板61が、直線フィード部43aから曲折部43bにかけてガイド面に沿って設けられており、この押え板61のリベット保持帯Tが進入する側の端部61aは、リベット保持帯Tの進入を容易にするために拡開する方向にテーパ状に拡開されている。この押え板61により直線状に送り出されるブラインドリベット保持帯Tが、直線フィード部43aから曲折部43bに確実にガイドされ曲折されることとなる。
ガイド板43は、リベット保持帯Tをガイドするもので、図29及び図31に示すようにガイド壁62、62が設けられ、ブラインドリベット保持帯Tがガイド板43から外れることがなく移動するようになっている。また、ガイド板43の直線フィード部43aには、送り爪41が直線往復動する長孔44が開口し、この長孔44より送り爪41の先端が突出している。この送り爪41は図28(図20も同じ)に示すようにテープエアシリンダ37のピストン39に連結して、このテープエアシリンダ37により直線往復動する。この送り爪41は図32に示すようにリベット保持帯Tの送り孔T4に係合しており、送り爪41の直線状の前進によりリベット保持帯Tを1本分送り出す。
図31乃至図34は、ガイド板43部分における使用状態を工程順に示したもので、まず、図31に示す状態から送り爪41でリベット保持帯Tを図32の状態のように1本分送り出す。するとリベット保持帯Tは、押え板61の下に進入して移動するため、ガイド板43の曲折部43bに沿って曲折する。この時、押え板61の先端61aはテーパ状に拡開しているので、リベット保持帯Tの垂直部T3は必ず押え板61の下に進入してガイドされる。そして、図32に示すように曲折した直後のリベットRの芯軸R1は、ノーズピストン28の筒体29の軸心と一致した位置となる。
そこで、連続リベッタを作動させ「かしめ」を行うが、この時、リベット保持帯Tは曲折しているので、図28に示すように直線フィード部43aを通り曲折した直後の曲折部43bの上下タブT1、T2と、直前の直線フィード部43aの上下タブT1、T2との間に間隔Lが形成される。従って、図33に示すように直前の上下タブT1、T2と下降する筒体29とが接触することがなく、図28に示すように、リベットRの間隔を従来より極力接近させることが可能となる。そして、曲折部43bの上下タブT1、T2はリベットRが使用済みで存在しないので、筒体29の下降の邪魔にならない(図34参照)。
その結果、リベット保持帯TにおけるリベットRの間隔(ピッチ)を小さくできるので、リベット保持帯Tの所定長さ当りのリベットR装着本数を増加することができ、収納ケース47に収容可能なリベットの本数が従来より多くすることができる。
しかるに従来の連続リベッタにおいては、オイルピストン2、ジョーケースピストン20およびノーズピストン28で画成するエア室4、14、15とオイル室6、16との間において、繰り返しの使用でエア室4、14、15側の圧縮空気が、オイル室6、16内のオイルに侵入し、オイルに気泡が発生し、その結果オイルに残圧が発生し動作が不確実になり、所定の動作が期待できなくなってしまう課題がある。
その箇所を図面について詳しく説明する。図35は図1のA部に対応する拡大図である。エアシリンダ3のピストン7には、オイルシリンダ1のオイルピストン2が一体に成形され、このオイルピストン2がオイルシリンダ1内においてオイル室6とエアシリンダ3のエア室4を画成している。そして、オイルシリンダ1内には、エア室4側の圧縮空気がオイル室6側に侵入しないようにパッキン72でシールされ、また、オイル室6側のオイルがエア室4側に侵入しないようにパッキン71でシールされている。
しかし、オイルピストン2の戻り工程(図14の状態から図16の状態に至る工程)ではポートP2からエアシリンダ3のエア室4に供給される圧縮空気(圧気)でエアピストン7が後退し、これによりオイルピストン2も引っ張れ後退するから、この時オイルシリンダ1(オイル室6)内のオイル側はオイルピストン2によって引っ張られ負圧になってしまう。空気の侵入を防ぐためパッキン71、72でシールされているが、動作を繰り返すことによりパッキン71と72の間に微量ずつ圧縮空気が侵入し蓄圧され遂にはオイル室6との境界をなすパッキン71を越えてオイル室6に侵入しオイルに気泡が発生する。
図36は図1のB部に対応する拡大図である。ジョーケースピストン20で画成する上部はエア室14で、下部はオイル室16であり、ジョーケースピストン20にはエア室14の圧縮空気がオイル室16側に侵入しないようにパッキン73、74が設けられている。しかし、ジョーケースピストン20の往復運動を繰り返すことによりパッキン73と74との間への微量の空気の侵入は避けられない。この侵入した空気は次第に圧縮空気と同じ圧力まで蓄圧され上昇すると同時に、ジョーケースピストン20の戻り工程でオイル側が負圧になることから遂には空気がパッキン74からオイル室16に侵入し、オイルに気泡が発生する。
図37は図1のC部に対応する拡大図である。ノーズピストン28で画成する上部はオイル室16であり、下部はエア室15であり、ノーズピストン28にはエア室15の圧縮空気がオイル室16側に侵入しないようにパッキン76、77が設けられている。ノーズピストン28はエア室15に圧縮空気が送り込まれて上昇し、オイル室16に油圧が供給されて下降する。従って、ノーズピストン28の繰り返しの往復運動でパッキン77から空気が微量ずつ侵入し、パッキン76と77の間に蓄圧され、ノーズピストン28の戻り工程ではオイル室16のオイルはオイルピストン2に引っ張られ負圧になり、その蓄圧された空気がパッキン76から微量ずつ侵入しオイル室16のオイルに気泡を発生させる。
また、航空機用リベットは、図9に示すように芯軸R1、リベット本体R2および頭部(フランジ体)R3の他にワッシャR4を具備する。しかるに、従来の連続リベッタは、リベットRをノーズピース32から脱落させないため、およびかしめの終了時に切断(破断)された使用済の芯軸R1を芯軸収納ケース9に回収するため、使用時には真空エジェクタ12が常に作動されている。このためワッシャR4は図10に示すようにノーズピース32の先端に吸引されたままとなり、次のリベットRの装着の障害となり、取り除かないと使用できない課題がある。これでは連続してのリベット打ちはできない。
さらに、リベット供給部Fのガイド板43が図31乃至図34に示すように曲折されたものがあるが、従来のリベット保持帯では正確なかしめができない。
従って、この発明は、オイルピストン2、ジョーケースピストン20およびノーズピストン28で画成するエア室4、14、15とオイル室6、16との間において、圧縮空気がオイル室6、16側に侵入しないようにし、オイルに気泡が発生せず正確な作動が可能な連続リベッタの提供を第1の目的とする。
また、真空エジェクタ12が作動しており、ノーズピース32部分に吸引力が作用していても、ワッシャR4を具備する航空機用リベットRであっても、かしめ後にワッシャR4がノーズピース32に吸着せずに脱落できる連続リベッタの提供を第2の目的とする。
さらに、リベット供給部Fのガイド板43が曲折された連続リベッタで、正確なリベット打ちができるリベット保持帯Tを使用してのリベットの連続かしめ方法の提供を第3の目的とする。
また、前記ジョーケースピストンおよびノーズピストンには、オイル室とエア室との間をシールするオイル室側に位置するシール部材とエア室側に位置するシール部材が設けられ、この両シール部材間のピストンにエア通孔がそれぞれが設けられている。
これによりオイル室側に位置するシール部材とエア室側に位置するシール部材間において、エア室側から侵入する空気はエア通孔より逃げるため、両シール部材間に蓄圧されることがなくなり、オイル室側への空気の侵入が防止される。
また、この発明の連続リベッタは、前記連続リベッタが、ブラインドリベットが装着された帯状のブラインドリベット保持帯が巻回された状態で収納される収納ケース及び前記ブラインドリベット保持帯をガイド板に沿ってガイドし、そのブラインドリベット保持帯に装着されたブラインドリベットを1本宛供給するテープエアシリンダを有するリベット供給部を具備し、
前記リベット供給部の収納ケースより延出されているガイド板は、所定長さの直線フィード部を経て、ブラインドリベット保持帯の垂直部の方向が所定の角度曲折する曲折部を有し、
ガイド板の直線フィード部から曲折部にかけてガイド面に沿ってブラインドリベット保持帯の垂直部を押えてガイドする押え板が設けられ、前記テープエアシリンダにより直線往復動する送り爪により直線状に送り出されるブラインドリベット保持帯が、前記押え板により直線フィード部から曲折部にガイドされて曲折され、
前記ノーズピストンの筒体は、ブラインドリベット保持帯が前記ガイド板の直線フィード部を通り、曲折部で曲折した直後の上下タブにおけるブラインドリベットの芯軸の軸心上に位置して、その軸心に筒体の軸心を一致させて配設されている。
これにより前記効果の他に、ガイド板の曲折部には、ブラインドリベット保持帯の垂直部を押さえてガイドする押え板が設けられているので、直線状に送り出されるリベット保持帯は、ガイド板の曲折部に沿って確実に曲折され、前後の上下タブとの間で確実に間隔を拡大する。その結果、リベット保持帯TにおけるリベットRの間隔(ピッチ)を小さくできるので、リベット保持帯Tの所定長さ当りのリベットR装着本数を増加することができ、収納ケース47に収容可能なリベットの本数が従来より多くすることができる。
また、この発明のリベッターは、前記ノーズピストンの筒体の先端にはブラインドリベットの芯軸を挿入する挿通孔が穿設されたノーズピースが設けられ、該ノーズピースには外周面より挿通孔に連通する複数の吸引力分散孔が穿設されている。
これにより真空エジェクタが常に作動し、ノーズピース部分に吸引力が作用しても、リベットの芯軸がなくなると吸引力分散孔から吸引力が分散し、吸引力が低下するので、ワッシャR4も脱落する。
さらに、この発明のリベットの連続かしめ方法は、ブラインドリベットが装着された帯状のブラインドリベット保持帯が巻回された状態で収納される収納ケース及び前記ブラインドリベット保持帯をガイド板に沿ってガイドし、そのブラインドリベット保持帯に装着されたブラインドリベットを1本宛供給するテープエアシリンダを有するリベット供給部を具備し、
前記リベット供給部の収納ケースより延出されているガイド板は、所定長さの直線フィード部を経て、ブラインドリベット保持帯の垂直部の方向が所定の角度曲折する曲折部を有し、
ガイド板の直線フィード部から曲折部にかけてガイド面に沿ってブラインドリベット保持帯の垂直部を押えてガイドする押え板が設けられ、前記テープエアシリンダにより直線往復動する送り爪により直線状に送り出されるブラインドリベット保持帯が、前記押え板により直線フィード部から曲折部にガイドされて曲折され、
前記ノーズピストンの筒体は、ブラインドリベット保持帯が前記ガイド板の直線フィード部を通り、曲折部で曲折した直後の上下タブにおけるブラインドリベットの芯軸の軸心上に位置して、その軸心に筒体の軸心を一致させて配設されている連続リベッタを使用し、
この連続リベッタにブラインドリベットが装着されたブラインドリベット保持帯として、垂直部の上下端に細い切れ目を隔てて微小に一定間隔毎に上タブおよび下タブが連設されたコ字状の長尺体と、
前記垂直部に形成されて前記長尺体を一定方向に送り出すための送り孔と、
前記上タブに形成されて、ブラインドリベットの芯軸を挿通して保持する第1の貫通孔と、
前記下タブに形成されて、前記ブラインドリベットのリベット本体の頭部を前記下タブの内面側に係止させるようにリベット本体の軸部を挿通して保持する第2の貫通孔とを具備し、
前記上タブ及び下タブは垂直部の長手方向に水平に位置が互いにずれて設けられ、かつ前記第1及び第2の貫通孔はそれぞれ斜めに挿通される前記ブラインドリベットの芯軸及びリベット本体の外周に沿う角度に傾斜して設けられ、前記垂直部の内面側には前記上タブと下タブの切れ目を結ぶ斜めの折れ線が配設されているブラインドリベット保持帯を装着してかしめを行うことを特徴とする。
これによりリベット保持帯の単位長さ当りのリベット装着本数を増加したリベット保持帯により効率よく正確なかしめを行うことができる。
図9は、航空機用リベットの正面図、図10は、航空機用リベットを使用した場合のノーズピース部分の従来例を示す断面図である。図11(A)はリベット保持帯の正面図、(B)は(A)のB−B線断面図、(C)は底面図である。
図12は、従来の連続リベッタを示す断面図で、連続リベッタに取り付けられた押釦を解放し、トリガーバルブと操作バルブとがノーマル位置となった状態を示し、図13は、従来の連続リベッタを示すバルブの回路図で、図12と図13の組合せで全体を示す。
図14は、従来の連続リベッタを示す断面図で、連続リベッタに取り付けられた押釦を押し、トリガーバルブのみが切り替えられた状態を示し、図15は、従来の連続リベッタを示すバルブの回路図で、図14と図15の組合せで全体を示す。
図16は、従来の連続リベッタを示す断面図で、連続リベッタに取り付けられた押釦を押し、トリガーバルブと操作バルブとが共に切り替えられた状態を示す。
図17は、従来の連続リベッタを示す断面図で、連続リベッタに取り付けられた押釦を押し、トリガーバルブと操作バルブとが共に切り替えられた状態を示す。
図18は、従来の連続リベッタを示す断面図で、連続リベッタに取り付けられた押釦を押し、トリガーバルブと操作バルブとが共に切り替えられた状態を示す。
図19は、図16から図18の状態のバルブの回路図であり、図20は、リベット供給部の横断面図である。
図21は、従来の連続リベッタのリベット供給部の一部断面した正面図で、ノーズピースが下降する際のブラインドリベット保持帯との関係を示す。
図22は、従来の連続リベッタのリベット供給部の一部断面した正面図で、ノーズピースが下降する際のブラインドリベット保持帯との関係を示す。
図23は、従来の連続リベッタのリベット供給部の一部断面した正面図で、ノーズピースが下降する際のブラインドリベット保持帯との関係を示す。
図24は、従来の連続リベッタのリベット供給部の一部断面した正面図で、ノーズピースが下降する際のブラインドリベット保持帯との関係を示す。
図25は、従来の連続リベッタのノーズピース付近の部分縦断断面図、図26は、ブラインドリベット保持帯の一例を示す斜視図、図27は、ブラインドリベットの斜視図である。
図28は、他の従来例を示す底面図、図29は、図28のA−A線矢視図、図30は、他の従来例を示す側面図である。図31は、他の従来例を示すガイド板部分を示す斜視図、図32は、他の従来例を示すガイド板部分の使用状態を示す斜視図、図33は、ガイド板部分の次の工程の使用状態を示す斜視図、図34は、ガイド板部分のさらに次の工程の使用状態を示す斜視図である。
図35は、図1のA部に対応する従来例を示す拡大断面図、図36は、図1のB部に対応する従来例を示す拡大断面図、図37は、図1のC部に対応する従来例を示す拡大断面図である。
図1は、この発明の実施の形態を示す断面図、図2は、この発明の実施の形態の回路図であり、図1および図2の組合せで全体を示す。図3は、図1のA部拡大図、図4は、図1のB部拡大図、図5は、図1のC部拡大図であり、前記従来例と同一構成要素には同一符号を付して詳細な説明は省略し、この発明の特徴とする構成について詳細に説明する。
チャックシリンダ8は、側方に分岐した小径のオイルシリンダ1と、このオイルシリンダ1のオイルピストン2を駆動する大径のエアシリンダ3とを有している。このエアシリンダ3に内装されたピストン7には、そのピストンロッドである前記オイルピストン2が一体に連結されている。前記オイルシリンダ1は、チャックシリンダ8内のジョーケースピストン20とノーズピストン28との間に形成された空間であるオイル室16に通じる孔18でチャックシリンダ8と連通している。図3に示すように前記オイルピストン2がオイルシリンダ1のオイル室6とエアシリンダ3のエア室4を画成するオイルシリンダ1には、オイル室6側に位置するシール部材71とエア室4側に位置するシール部材72が設けられ、この両シール部材71、72間のオイルシリンダ1にはエア通孔19が設けられている。
また、チャックシリンダ8内には、ジョーケースピストン20がそれより上部のエア室14と下部のオイル室16とを画成した状態で摺動自在に挿入され、該ジョーケースピストン20の下方にはノーズピストン28がそれより上部の前記オイル室16と下部のエア室15とを画成した状態で摺動自在に挿入され、該ノーズピストン28の下方にはチャックシリンダ8外に延出する筒体29が固着され、前記ジョーケースピストン20には該筒体29内を上下動する筒状のジョーケース21が固着されている。
前記ジョーケースピストン20には、図4に示すようにエア室14とオイル室16との間をシールするエア室14側に位置するシール部材73とオイル室16側に位置するシール部材74が設けられ、この両シール部材73、74間のピストン20にエア通孔75が設けられている。
また、前記ノーズピストン28には、図5に示すようにオイル室16とエア室15との間をシールするオイル室16側に位置するシール部材76とエア室15側に位置するシール部材77が設けられ、この両シール部材76、77間のピストン28にエア通孔78が設けられている。
従って、オイルシリンダ1の両シール部材71、72間にシール部材72側よりエアシリンダ3のエア室4側の圧縮空気が侵入しても、エア通孔19から外部(大気)に逃げるため、大気圧以上とはならずシール部材71、72間に蓄圧されることなく、空気がシール部材71部分からオイルシリンダ1のオイル室6に侵入することが防止され、これによりオイル室6のオイルに空気が入り気泡が発生することもなく、確実な動作が確保される。
また、ジョーケースピストン20の両シール部材73、74間にシール部材73側よりチャックシリンダ8のエア室14側に圧縮空気が侵入しても、エア通孔75から外部に逃げるため大気圧以上とはならず両シール部材73、74間に蓄圧されることなく、空気がシール部材74部分からオイル室16に侵入することが防止される。
さらに、ノーズピストン28の両シール部材76、77間にシール部材77側よりエア室15側の圧縮空気が侵入しても、エア通孔78から外部に逃げるため大気圧以上とはならず両シール部材76、77間に蓄圧されることなく、空気がシール部材76部分からオイル室16に侵入することが防止される。
これによりオイル室16のオイルに空気が混入し気泡が発生することもなく、確実な動作が確保される。
図6は、ノーズピース部分の拡大断面図、図7は、ノーズピースの正面図、図8は、ノーズピースの断面図である。同図に示すようにこの発明のノーズピース32は、外周面よりリベットRの芯軸R1を挿入する挿通孔32aに連通する複数の吸引力分散孔33が穿設されている。
従って、ノーズピース32の挿通孔32aにリベットRの芯軸R1が挿入されると、芯軸R1により吸引力分散孔33が塞がれ真空エジェクタ12の吸引力が働き、かしめが終了し切断された芯軸R1が芯軸収納ケース9に回収されると吸引力分散孔33は開口された状態となり、真空エジェクタ12の吸引力は分散され、ノーズピース32での吸引力は低下する。これにより真空エジェクタ12が常に作動していても、航空機用リベットR(図9参照)のようにワッシャR4を具備するものでも、かしめ終了時には吸引力分散孔33により吸引力が分散低下するので、ノーズピース32の先端に、従来の図10に示すようにワッシャR4が吸着したままとなることなく確実に脱落する。しかも、リベットRは吸引力でノーズピース32部分に確実に保持されると共に、かしめ終了後に切断したリベットRの芯軸は、芯軸収納ケース9に回収される。
図11は、この発明の連続リベッタで使用するリベット保持帯Tを示し、(A)は正面図、(B)は(A)のB−B線断面図、(C)は底面図である。
このリベット保持帯Tは、コ字状をした長尺体の垂直部T3の上下端縁に細い切れ目T7を隔てて微小の一定間隔ごとに上タブT1、下タブT2が連設され、この上下タブT1、T2は垂直部T3の長手方向に水平に位置が互いにずれて設けられている。
そして、垂直部T3には保持帯Tを一定方向に送り出すための長方形の送り孔T4が明けられており、図28、図31に示すテープエアシリンダ37の送り爪41により、ガイド板の直線フィード部43aに沿って1本宛が曲折部43bへ送られる。
図28は本発明のブラインドリベット保持帯が使用される連続リベッタを底面から見た図、図29は図28のA−A線矢視図で、リベット保持帯Tの使用状態が分るようになっている。
図11に示すように、上タブT1にはリベットRの芯軸R1を挿通して保持する第1の貫通孔T5が形成され、下タブT2にはリベット本体の頭部R3を下タブT2の内面側に係止させた状態でリベット本体R2を挿通して保持する第2の貫通孔T6が形成され、第1の貫通孔T5と第2の貫通孔T6とはリベットRの外周に接面するように軸心方向に沿って斜めに形成された面を有している。
そして、第1の貫通孔T5及び第2の貫通孔T6とは、リベットRの芯軸R1及びリベット本体R2が取外し可能なように湾形状に形成されている。
また、垂直部T3の内面側には、上タブT1と下タブT2の切れ目T7、T7を結ぶ斜めの折れ線として凹溝T8が設けられており、この凹溝T8を境にしてブラインドリベット保持帯Tはガイド板の直線フィード部43aから曲折部43bへと角度β(図28)曲折するようになっている。図11(C)は曲折した状態を示す。
図11において(B)は凹溝T3の断面を示している。
本発明のブラインドリベット保持帯Tを使用するには、図30に示す収納ケース47に図11に示すブラインドリベット保持帯Tの長尺物を丸く巻回した所定長のものを装填し、外側の先端をU字形のガイド板の直線フィード部43aの端まで延出する。
この場合連発リベッタの筒体29は、曲折部43b(図31)のブラインドリベット保持帯Tのない所を通り下方へ突出している(図示せず)。図28及び図30は連続してかしめの途中であるので、屈曲部43bをブラインドリベット保持帯が通っている。
次に、連続リベッタの操作ハンドルを締めると、筒体29は上昇し、放すと図28および図32に示すテープエアシリンダ37の送り爪41が動きリベットRを1本分送るのでブラインドリベット保持帯Tの先端のリベットR1本分は凹溝T8から曲折して角度β曲折し、曲折部43bに送り出され、同時に筒体29は上下タブT1、T2を下方へ折り曲げて下降しつつリベットRはノーズピース32の孔を挿通してジョー25により把持される。この時、リベットRは第1、第2の貫通孔T5、T6から外れる。
上、下タブT1、T2が折れ曲がった状態は、従来のブラインドリベット保持帯T1でも同じであって、その状態は図34に図示されている。
この状態では、ノーズピース32からリベットRにおけるリベット本体R2と頭部R3が突出しているので、リベットR2を板金Hの孔に挿入して、操作ハンドルを締めるとジョー25で把持された芯軸R1が上昇し、リベットR2がつぶれてかしめられ、芯軸R1は切断して回収され、次にノーズピース32と筒体29は上昇する。さらに、操作レバーを放すと送り爪41はブラインドリベット保持帯TをリベットRの1本分送り、筒体29が上下タブT1、T2を下方へ折り曲げながら下降し、リベットRを把持して、次のかしめが可能な状態となる。
図28、図30では曲折部43bの上,下タブT4,T5は、リベットRがかしめて使用された後、曲折した状態からもとに戻ったとして描いてある。
図28で分かるように、この発明のブラインドリベット保持帯Tでは、かしめられつつあるリベットRが支持されている上,下タブT1、T2と、その直前の上、下タブT1、T2との間が曲折しているので、タブの先端ではLの間隔が開いており、タブの間に僅かな切れ目T7があるだけでリベットRのピッチが小さくても、次にかしめるリベットRが支持されているタブが筒体29の下降を邪魔することはない。また、折れ線T8が存在するため。確実に曲折し、確実なリベット打ちができる。
従って、この発明の連続リベッタで上記リベット保持帯Tを使用してリベット打ちを行うと確実なかしめが行える。即ち、ガイド板43は直線フィード部分43aから曲折部43bを有し、リベット保持帯Tは曲折部43bに沿って確実に折り曲げることができ、この折り曲げることによりリベット連結ピッチが図28のように広がり筒体29の下降を邪魔しなくなる。所定の角度確実に折り曲げることにより筒体29の中心線上にリベットRの芯軸を確実に一致して配置でき、正確なリベット打ちが可能となる。
Claims (5)
- チャックシリンダ内には、ジョーケースピストンがそれより上部のエア室と下部のオイル室とを画成した状態で摺動自在に挿入され、該ジョーケースピストンの下方にはノーズピストンがそれより上部の前記オイル室と下部のエア室とを画成した状態で摺動自在に挿入され、該ノーズピストンの下方にはチャックシリンダ外に延出する筒体が固着され、前記ジョーケースピストンには該筒体内を上下動する筒状のジョーケースが固着され、
前記チャックシリンダには、オイルシリンダがチャックシリンダのオイル室に通孔で連通して連結され、このオイルシリンダには該オイルシリンダのオイルピストンを駆動するエアシリンダが連結され、該エアシリンダのピストンにはオイルシリンダのオイルピストンが一体に連結されてなり、
前記ジョーケースは、先端に孔が穿設され、先端内面に該孔を中心に先端に向けて縮径するテーパ面が形成されており、このジョーケースのテーパ面に位置し、バネによりジョープッシャーを介して下方に付勢された一対のジョーが摺動自在に内挿され、前記筒体の下端の孔に、外部から直接またはノーズピースを介して挿入されたブラインドリベットの芯軸を把持・開放し、
前記ジョーケースの上端には芯軸回収パイプが連結されて、芯軸収納ケース又はシリンダ外に連通し、該芯軸回収パイプに作用する真空エジェクタを設け、かしめ時に切断したブラインドリベットの芯軸を、芯軸回収パイプを介して吸引して排出すると共に、使用時には常に作動させてノーズピストンの筒体の先端からジョーケースのジョー部分に挿入されたブラインドリベットを真空エジェクタの吸引力で保持する連続リベッタにおいて、
前記オイルピストンがオイルシリンダのオイル室とエアシリンダのエア室を画成するオイルシリンダには、オイル室側に位置するシール部材とエア室側に位置するシール部材が設けられ、この両シール部材間のオイルシリンダにはエア通孔が設けられ、
また、前記ジョーケースピストンおよびノーズピストンには、オイル室とエア室との間をシールするオイル室側に位置するシール部材とエア室側に位置するシール部材が設けられ、この両シール部材間のピストンにエア通孔がそれぞれが設けられていることを特徴とする連続リベッタ。 - 前記連続リベッタは、ブラインドリベットが装着された帯状のブラインドリベット保持帯が巻回された状態で収納される収納ケース及び前記ブラインドリベット保持帯をガイド板に沿ってガイドし、そのブラインドリベット保持帯に装着されたブラインドリベットを1本宛供給するテープエアシリンダを有するリベット供給部を具備し、
前記リベット供給部の収納ケースより延出されているガイド板は、所定長さの直線フィード部を経て、ブラインドリベット保持帯の垂直部の方向が所定の角度曲折する曲折部を有し、
ガイド板の直線フィード部から曲折部にかけてガイド面に沿ってブラインドリベット保持帯の垂直部を押えてガイドする押え板が設けられ、前記テープエアシリンダにより直線往復動する送り爪により直線状に送り出されるブラインドリベット保持帯が、前記押え板により直線フィード部から曲折部にガイドされて曲折され、
前記ノーズピストンの筒体は、ブラインドリベット保持帯が前記ガイド板の直線フィード部を通り、曲折部で曲折した直後の上下タブにおけるブラインドリベットの芯軸の軸心上に位置して、その軸心に筒体の軸心を一致させて配設されていることを特徴とする連続リベッタ。 - 前記ノーズピストンの筒体の先端にはブラインドリベットの芯軸を挿入する挿通孔が穿設されたノーズピースが設けられ、該ノーズピースには外周面より挿通孔に連通する複数の吸引力分散孔が穿設されていることを特徴とする請求項1または2記載の連続リベッタ。
- チャックシリンダ内には、ジョーケースピストンがそれより上部のエア室と下部のオイル室とを画成した状態で摺動自在に挿入され、該ジョーケースピストンの下方にはノーズピストンがそれより上部の前記オイル室と下部のエア室とを画成した状態で摺動自在に挿入され、該ノーズピストンの下方にはチャックシリンダ外に延出する筒体が固着され、前記ジョーケースピストンには該筒体内を上下動する筒状のジョーケースが固着され、
前記チャックシリンダには、オイルシリンダがチャックシリンダのオイル室に通孔で連通して連結され、このオイルシリンダには該オイルシリンダのオイルピストンを駆動するエアシリンダが連結され、該エアシリンダのピストンにはオイルシリンダのオイルピストンが一体に連結されてなり、
前記ジョーケースは、先端に孔が穿設され、先端内面に該孔を中心に先端に向けて縮径するテーパ面が形成されており、このジョーケースのテーパ面に位置し、バネによりジョープッシャーを介して下方に付勢された一対のジョーが摺動自在に内挿され、前記筒体の下端の孔に、外部から直接またはノーズピースを介して挿入されたブラインドリベットの芯軸を把持・開放し、
前記ジョーケースの上端には芯軸回収パイプが連結されて、芯軸収納ケース又はシリンダ外に連通し、該芯軸回収パイプに作用する真空エジェクタを設け、かしめ時に切断したブラインドリベットの芯軸を、芯軸回収パイプを介して吸引して排出すると共に、使用時には常に作動させてノーズピストンの筒体の先端からジョーケースのジョー部分に挿入されたブラインドリベットを真空エジェクタの吸引力で保持し、
前記オイルピストンがオイルシリンダのオイル室とエアシリンダのエア室を画成するオイルシリンダには、オイル室側に位置するシール部材とエア室側に位置するシール部材が設けられ、この両シール部材間のオイルシリンダにはエア通孔が設けられ、
また、前記ジョーケースピストンおよびノーズピストンには、オイル室とエア室との間をシールするオイル室側に位置するシール部材とエア室側に位置するシール部材が設けられ、この両シール部材間のピストンにエア通孔がそれぞれが設けられた連続リベッタであって、
ブラインドリベットが装着された帯状のブラインドリベット保持帯が巻回された状態で収納される収納ケース及び前記ブラインドリベット保持帯をガイド板に沿ってガイドし、そのブラインドリベット保持帯に装着されたブラインドリベットを1本宛供給するテープエアシリンダを有するリベット供給部を具備し、
前記リベット供給部の収納ケースより延出されているガイド板は、所定長さの直線フィード部を経て、ブラインドリベット保持帯の垂直部の方向が所定の角度曲折する曲折部を有し、
ガイド板の直線フィード部から曲折部にかけてガイド面に沿ってブラインドリベット保持帯の垂直部を押えてガイドする押え板が設けられ、前記テープエアシリンダにより直線往復動する送り爪により直線状に送り出されるブラインドリベット保持帯が、前記押え板により直線フィード部から曲折部にガイドされて曲折され、
前記ノーズピストンの筒体は、ブラインドリベット保持帯が前記ガイド板の直線フィード部を通り、曲折部で曲折した直後の上下タブにおけるブラインドリベットの芯軸の軸心上に位置して、その軸心に筒体の軸心を一致させて配設されている連続リベッタを使用し、
この連続リベッタにブラインドリベットが装着されたブラインドリベット保持帯として、垂直部の上下端に細い切れ目を隔てて微小に一定間隔毎に上タブおよび下タブが連設されたコ字状の長尺体と、
前記垂直部に形成されて前記長尺体を一定方向に送り出すための送り孔と、
前記上タブに形成されて、ブラインドリベットの芯軸を挿通して保持する第1の貫通孔と、
前記下タブに形成されて、前記ブラインドリベットのリベット本体の頭部を前記下タブの内面側に係止させるようにリベット本体を挿通して保持する第2の貫通孔とを具備し、
前記上タブ及び下タブは垂直部の長手方向に水平に位置が互いにずれて設けられ、かつ前記第1及び第2の貫通孔はそれぞれ斜めに挿通される前記ブラインドリベットの芯軸及びリベット本体の外周に沿う角度に傾斜して設けられ、前記垂直部の内面側には前記上タブと下タブの切れ目を結ぶ斜めの折れ線が配設されているブラインドリベット保持帯を装着してかしめを行うことを特徴とするブラインドリベットの連続かしめ方法。 - 前記ノーズピストンの筒体の先端にはブラインドリベットの芯軸を挿入する挿通孔が穿設されたノーズピースが設けられ、該ノーズピースには外周面より挿通孔に連通する複数の吸引力分散孔が穿設されていることを特徴とする請求項4記載のブラインドリベットの連続かしめ方法。
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