JPWO2004109957A1 - 光信号受信装置およびその二値化処理用識別点制御方法 - Google Patents

光信号受信装置およびその二値化処理用識別点制御方法 Download PDF

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Abstract

識別点を受信信号に応じて常時最適化追従することにより、符号誤り率を減少させて伝送品質を高品質に保つことができるようにした、光信号受信装置における二値化処理用識別点制御方法である。 目標値到達判定ステップ(S17)で、誤り訂正処理の回数が目標値に到達していると判定された場合には、識別点電気信号はそのままとする一方、誤り訂正処理の回数が目標値に到達していないと判定された場合には、誤り訂正処理の回数が当該目標値に近づくように、所定の増減範囲で前記識別点電気信号を増加又は減少させる識別点電気信号増減ステップ(S18〜S21)をそなえて構成する。

Description

本発明は、光信号受信装置およびその二値化処理用識別点制御方法に係り、特に、アイ・パターンの如何にかかわらず識別点を最適に決めることができ、且つ、イン・サービス中でも伝送データに誤りを混入させずに短時間で識別点を最適に決めることができる光信号受信装置およびその二値化処理用識別点制御方法に関する。
光海底中継伝送システムをはじめとする光伝送システムは、伝送容量の大容量化と伝送距離の長距離化の途上にあり、伝送容量の大容量化に対応するために多重数が大きい波長多重伝送システムが導入されており、又、伝送距離の長距離化による符号誤りの増加を避けるために訂正能力が高い誤り訂正符号が導入されている。
図7に、片方向に伝送される信号に着目した波長多重光海底伝送システムの一例を示す。尚、波長多重光海底伝送システムを例示しているのは、ディジタル通信の主要伝送方式を構成する光伝送を行なっていること、大容量化のために波長多重を行なっていること、及び、訂正能力が高い誤り訂正符号を導入していることによって、例示するには最も適した伝送システムであるためである。
しかし、本発明の適用領域が波長多重光海底伝送システムに限定されることはなく、光伝送システムに限定されることもなく、本発明は伝送方式を問わないディジタル伝送システムに適用できることを指摘しておく。
ここで、図7に示す波長多重光海底伝送システム100においては、送信側端局装置110Aと受信側端局装置110Bとが光ファイバ105aおよび海底中継器105Bを介して接続されて、送信側端局装置110Aから受信側端局装置110Bに宛てて、STM−64のフレームを多重化して約12Gb/s(ギガ・ビット/秒)で伝送するようになっている。
ここで、送信側端局装置110Aは、n(nは2以上の整数)個の送信変換部101−1〜101−n,増幅器102−1〜102−n,波長多重部103および送信増幅器104をそなえて構成されている。
送信変換部101〜1〜101−nは、STM−64のフレームによって変調された光信号を受けて一旦電気信号に変換すると共に誤り訂正符号等のサービス・ビットを付加して12Gb/sの信号を生成し、該12Gb/sの信号によって光信号を変調して出力する送信変換装置である。そして、送信変換装置が出力する光信号の波長は全て異なる。
増幅器102−1〜102−nは、各々の送信変換部101−1〜101−nが出力する光信号を増幅する増幅器で、通常はエルビウム・イオン添加光ファイバを用いた光ファイバ増幅器が用いられる。
また、波長多重部103は、各々の増幅器102−1〜102−nが出力する互いに異なる波長の光信号を波長多重化するもので、送信増幅器104は、波長多重部103が出力する複数波長の光信号が多重化された光信号を増幅するもので、通常はエルビウム・イオン添加光ファイバを用いた光ファイバ増幅器が用いられる。
また、海底中継器105は、海底に敷設された光伝送路における光信号の減衰を補償するもので、通常はエルビウム・イオン添加光ファイバを用いた光ファイバ増幅器が用いられる。
さらに、受信側端局装置110Bは、受信増幅器106,波長分離部107,増幅器108−1〜108−nおよび受信変換部109−1〜109−nをそなえている。
受信増幅器106は、伝送されてきた光信号を増幅するもので、通常はエルビウム・イオン添加光ファイバを用いた光ファイバ増幅器が用いられる。又、波長分離部107は、波長多重されて伝送されてきた光信号を元の各々の波長の光信号に分離するものである。ここで出力される各々の波長の光信号は12Gb/sの電気信号によって変調されている。
増幅器108−1〜108−nは、波長分離された各々の波長の光信号を増幅する増幅器で、通常はエルビウム・イオン添加光ファイバを用いた光ファイバ増幅器が用いられる。
受信変換部109−1〜109−nは、12Gb/sの電気信号が変調された光信号を一旦電気信号に変換すると共に、誤り訂正を行なうなどしてサービス・ビットを除去してSTM−64のフレームで変調された光信号を出力する受信変換装置である。
そして、各受信変換部109−1〜109−nには、入力された光信号についてその強度に応じた電気信号に変換してから、時間軸に対する強度変化によって変調された12Gb/sのディジタル信号を復号化する識別回路が配置されており、最終的には該識別回路における識別確度が伝送品質の評価尺度になる。
図8は、図7に示した従来の受信側端局装置110Bにおける各受信変換部109−1〜109−nの構成例を示すブロック図であり、この図8に示す受信変換部109において、111は、入力される12Gb/sの電気信号で変調された光信号を増幅する前置増幅器(AMP)で、112は、前置増幅器111が出力する光信号を電気変換して12Gb/sの電気信号を出力する光/電気インタフェース部(O/E;Optical/Electrical)である。前述の識別回路はこの中に配置されている。
また、113は、光・電気インタフェース部112が出力する12Gb/sの電気信号を751Mb/s×16に分解する多重分離器(DMUX;De−Multiplexer)で、114は、751Mb/s×16の電気信号を178Mb/s×64の電気信号に変換する直列・並列変換器(S/P;Serial/Parallel)である。
さらに、115は、直列・並列変換器114が出力する178Mb/sの信号毎に誤り訂正を行なう誤り訂正復号器(FEC,DEC;Forward−acting Error Collecting code,Decoder)である。
また、116は、12Gb/s系のフレーム・フォーマットからSTM−64系のフレーム・フォーマットに変換する速度変換器(SPD CONV;Speed Converter)で、この出力は155Mb/s×64である。
さらに、117は、155Mb/s×64の電気信号を621Mb/s×16の電気信号に変換する並列・直列変換器(図では「P/S」と略記している。)で、118は、621Mb/s×16の電気信号によって光信号を変調する電気・光変換器(図では「E/O」と略記している。)で、119は、受信変換部109の監視・制御を司るプロセッサ(MP;Maintenance Processor)で、120はプロセッサ119のコマンドに対応して誤り訂正復号器115から誤り符号数を収集してレスポンスする制御バッファ(BUFF;Buffer)である。
ところで、図9は上述の従来における光・電気インタフェース112の構成例を示すブロック図であり、この図9に示す光・電気インタフェース部112は、フォトダイオード(Photodiode;PD)121,アンプ122,等化器(EQL;Equalizer)123,タイミング抽出部(TIM)124,Dフリップフロップ(D−FF;D−Flip Flop)125およびリファレンス電圧保持部126をそなえて構成されている。
ここで、フォトダイオード121は、図8に示すAMP111からの光信号(波長分離された光信号)を受光してその強度に応じた振幅値を有する電気信号(電圧信号)を出力するもので、アンプ122は、フォトダイオード121からの電気信号を増幅するものである。
さらに、等化器123は、アンプ122にて増幅された電気信号について等化処理を施すもので、タイミング抽出部124は、アンプ122からの電気信号から、後段において変調された信号成分を取り出すためのタイミング成分を抽出し、クロック信号として出力するものである。
Dフリップフロップ125は、等化器123からの信号をデータ信号として、リファレンス電圧保持部126にて保持されている固定の電圧値との大小を比較して、その比較結果に応じた信号を、タイミング抽出部124からのクロック信号に同期させて出力するものである。
フォトダイオード121で受光する光信号は、送信側端局装置110Aのいずれかの送信変換部101−1〜101−nにおいて12Gb/sのデータ信号が振幅変調処理により変調されたものであるが、上述のDフリップフロップ125により、この変調された信号を復号化して、ディジタル信号として出力することができるようになっている。
したがって、Dフリップフロップ125は、リファレンス電圧保持部126にて保持されている電圧と、タイミング抽出部124からのクロック信号の位相とにより決定される点を識別点として、“1”又は“0”の論理レベルからなる(二値化された)ディジタル信号をクロック信号に同期して出力するようになっており、時間軸に対する振幅変化によって変調された12Gb/sのディジタル信号を復号化する識別回路を構成する。
図10(a),図10(b)はともに、上述のDフリップフロップ125に入力されるデータ信号(電圧信号)の信号波形と識別点Iとの関係を示す図であり、図中、横軸は時間、縦軸は振幅を示している。この図10(a),図10(b)に示すように、識別点Iは、リファレンス電圧保持部126にて保持されている固定電圧値と、タイミング抽出部124からのクロック信号の位相とにより決定されるものである。
ここで、振幅の最高レベルが論理レベル“1”のレベルで、振幅の最低レベルが論理レベル“0”のレベルである。又、伝送速度に対応した1ビットの時間で伝送情報の論理レベルが変化する可能性があるので、1ビットの時間毎に論理レベルの切り替わり点が生ずる。そして、論理レベルが“1”のレベル、論理レベルが“0”のレベル、及び、切り替わり点前後の過渡状態で囲まれた領域をアイ・パターンという。
実際には、ビット毎に論理レベルが“1”のレベル、論理レベルが“0”のレベル、及び、切り替わり点前後の過渡状態が変化するためにアイ・パターンは狭くなる。尚、図10(a)では正常時のアイ・パターンを示しており、図10(b)は伝送信号の劣化等が生じた場合のアイ・パターンを示している。
図10(a)のようなアイ・パターンの場合には、固定的に設定された識別点電圧を用いても、Dフリップフロップ125では受信波形の識別処理を高精度に行なうことが可能であるため、識別時の符号誤り率が最小になって伝送品質が最高になる。
これに対し、伝送路の損失変動や光ファイバ増幅器の利得変動が生じると、受信波形の振幅は、図10(b)に示すように、図10(a)に示す正常時に比して小さくなっており、固定的に設定された識別点電圧Iを用いた場合には、Dフリップフロップ125では精度高く識別処理を行なうことが困難となり、符号誤り率が劣化するため、伝送品質の向上に支障を来たす。
言い換えれば、光通信システムにおいて、長距離・大容量化を突き進めていくと、さまざまな変動要因により、伝送されて受信器に入力される受信信号は、短期的にも長期的にも変動することとなり、受信器における信号識別回路の最適識別点も同様に変動することになる。
換言すれば、波長多重光伝送システムにおいて、上述の受信側端局装置110Bの識別回路125において変調データを符号誤りを最小にして復号するためには、識別点電圧としては固定値に設定しておくよりも、伝送特性に応じて変化させることが望まれる。
又、波長多重光伝送システムにおいては、光ファイバ増幅器の利得に波長依存性がある。この波長依存性を光可変等化器を用いて軽減する技術もあるが、長距離伝送路で光ファイバ増幅器の段数が多くなると等化残差が累積して波長毎に符号のレベルがばらつくことが避けられない。従って、このような場合には受信変換装置毎に異なる識別点に制御して識別する必要がある。
本発明は、このような課題に鑑み創案されたもので、識別点を受信信号に応じて常時最適化追従することにより、符号誤り率を減少させて伝送品質を高品質に保つことができるようにした、光信号受信装置およびその二値化処理用識別点制御方法を提供することを目的とする。
上記の目的を達成するために、本発明の二値化処理用識別点制御方法は、フレーム形式でデータ信号が変調された光信号を受信しその強度に応じた電気信号に変換する光電変換部と、該光電変換部からの前記電気信号について、所定の識別点電気信号との大小比較を行なうことにより、二値化されたディジタルデータとして出力する二値化処理部と、該二値化処理部からのディジタルデータから、該光電変換部で受信した光信号が変調されたフレーム情報を、フレーム捕捉処理および誤り訂正処理を行なって復号する復号処理部とをそなえてなる光信号受信装置における前記二値化処理用識別点を制御する方法であって、
前記の復号処理部における誤り訂正処理が行なわれた回数を取得する誤り訂正処理回数取得ステップと、前記の復号処理部でのフレーム捕捉処理において、捕捉エラーが生じているか否かを判定する捕捉エラー判定ステップと、該捕捉エラー判定ステップにおいて、前記捕捉エラーが生じていない場合において、前記の復号処理部での誤り訂正処理の回数が目標値に到達しているか否かを判定する目標値到達判定ステップと、該目標値到達判定判定ステップにおいて、前記誤り訂正処理の回数が目標値に到達していると判定された場合には、前記識別点電気信号はそのままとする一方、前記誤り訂正処理の回数が目標値に到達していないと判定された場合には、前記誤り訂正処理の回数が当該目標値に近づくように、所定の増減範囲で前記識別点電気信号を増加又は減少させる識別点電気信号増減ステップと、該捕捉エラー判定ステップにおいて、前記捕捉エラーが生じている場合においては、前記識別点電気信号増減ステップにおいて前記識別点電気信号を増加又は減少させるための増減範囲を縮小させる増減範囲縮小ステップと、をそなえて構成されたことを特徴としている。
また、該識別点電気信号増減ステップを、該誤り訂正回数取得ステップにおいて、今回取得した誤り訂正回数と前回取得した誤り訂正回数との大小を比較する誤り訂正回数比較ステップと、該誤り訂正回数比較ステップにおいて、今回取得した誤り訂正回数が前回取得した誤り訂正回数よりも小さい場合には、前記識別点電気信号を増減させる方向をそのままとする一方、今回取得した誤り訂正回数が前回取得した誤り訂正回数よりも大きい場合には、前記識別点電気信号を増減させる方向を反転させる増減方向決定ステップと、前記増減方向決定ステップにて決定された増減方向に従って、前記識別点電気信号を所定の増減単位量だけ増加又は減少させる計算を行なう計算ステップと、該計算ステップにおける識別点電気信号の計算の結果、該識別点電気信号が前記増減範囲の限界値となった場合には、前記識別点電気信号を増減させる方向を反転させる限界値処理ステップと、をそなえて構成することもできる。
この場合において、該捕捉エラー判定ステップにおいて、前記捕捉エラーが生じている場合および前記捕捉エラーが生じていない場合を、それぞれ保護段を設けて判定することとしてもよい。
さらに、該捕捉エラー判定ステップにおいて、第1所定回数前記捕捉エラー発生を示す情報を該復号処理部から受けた場合には、前記捕捉エラーが生じていると判定する一方、前記補足エラーが発生していない旨を示す情報を第2所定回数受けた場合には、前記捕捉エラーが生じていないと判定することもできる。
また、該捕捉エラー判定ステップにおいて、前記補足エラーが発生していない旨を示す情報を受けた回数が第2所定回数となるまでは、前記増減範囲を該光電変換部からの前記電気信号がとりうる最大範囲に保持しておくこととしてもよい。
また、外部からのアラーム信号に基づいて、上記二値化処理用の識別点制御を停止するようにしてもよい。
さらに、本発明の光信号受信装置は、フレーム形式でデータ信号が変調された光信号を受信してアナログ電気信号に変換する光電変換部と、該光電変換部からのアナログ電気信号について、所定の識別点電圧との大小比較を行なうことにより、二値化されたディジタルデータとして出力する二値化処理部と、該二値化処理部からのディジタルデータから、該光電変換部で受信した光信号が変調されたフレーム情報を、フレーム捕捉処理および誤り訂正処理を行なって復号する復号処理部と、該復号処理部からの前記フレームの捕捉エラーに関する情報と、前記誤り訂正が行なわれた回数情報とを入力され、これらの情報から、前記二値化処理部における前記識別点電圧を追従制御する追従制御部とをそなえて構成されたことを特徴としている。
したがって、本発明によれば、追従制御部による処理、即ち誤り訂正処理回数取得ステップ,補足エラー判定ステップ,目標値到達判定ステップ,識別点電気信号増減ステップおよび増減範囲縮小ステップにより、識別点を受信信号に応じて常時最適化追従することにより、符号誤り率を減少させて伝送品質を高品質に保つことができる利点がある。
図1は本発明の実施の形態にかかる光伝送システムを示すブロック図である。
図2は本発明の一実施形態における光/電気インタフェース部を示すブロック図である。
図3〜図5は演算処理部による識別点電圧の追従制御について説明するためのフローチャートである。
図6(a),図6(b)はともに本実施形態にかかる二値化処理用識別点制御による作用効果を説明するための図である。
図7は本発明の背景技術としての、片方向に伝送される信号に着目した波長多重光海底伝送システムの一例を示す図である。
図8は図7に示した各受信変換装置の構成例を示すブロック図である。
図9は図8に示す受信変換装置の要部を示すブロック図である。
図10(a),図10(b)はともに本発明が解決すべき課題について説明するための図である。
以下、図面を参照して本発明の実施の形態を説明する。
図1は本発明の実施の形態にかかる光伝送システムを示すブロック図で、この図1に示す光伝送システム1は、特に前述の図7における一組の送信変換装置および受信変換装置との光信号の送受に着目したものである。即ち、この図1に示す光伝送システム1においては、送信変換装置10において特定波長の光にデータが変調された光信号を、受信変換装置20において受信して、復号されたデータ信号として出力するようになっている。
なお、図1に示す光伝送システム1においては、図7に示す増幅器102−1〜102−n,波長多重部103,送信増幅器104,受信増幅器106,波長分離部107および増幅器108−1〜108−nの図示は省略している。又、光ファイバ105aおよび海底中継器105bからなる伝送路については、伝送路30として図示している。
ここで、この図1に示す送信変換装置10は、第1信号変換部13,FEC符号化処理部14および第2信号変換部15をそなえてなる電気回路部11とともに、E/O部12をそなえて構成されている。
また、第1信号変換部13は、図示しない複数チャンネルの局内インタフェースからパラレル入力されたSTM−64信号等について速度変換されたフレーム信号をシリアル信号として出力するもので、FEC符号化処理部14は、第1信号変換部13からのフレーム信号について、誤り訂正符号等のサービス・ビットを付加するもので、第2信号変換部15は、FEC符号化処理部14からのフレーム信号を多重化して例えば12Gb/sの信号を生成するものである。
また、E/O部12は、電気回路部11の第2信号変換部15で生成された12Gb/sの信号によって所定波長の光を変調して出力するものであり、上述したように、この光信号は他の波長の光信号とともに波長多重されて伝送路30を通じて伝送されるようになっている。
さらに、図1に示す受信変換装置20は、伝送路30を通じて伝送されてきた12Gb/sの(波長分離された後の)光信号について電気信号に変換するO/E部21,電気回路部22,演算処理部28およびD/A変換部29をそなえて構成されている。
ここで、O/E部21は、前述の図8に示すもの(符号111,112参照)に相当するAMP23および光/電気インタフェース部24をそなえているが、この光/電気インタフェース部24は、詳細には図2に示すような構成を有している。
また、光/電気インタフェース部24は、前述の図9に示すもの(符号121〜124参照)とほぼ同様に機能するフォトダイオード(PD)24a,アンプ24b,等化器(EQL)24c,タイミング抽出部(TIM)24dをそなえるとともに、本願発明の特徴的な制御を受けて二値化信号を出力するDフリップフロップ(D−FF)24eをそなえている。
すなわち、Dフリップフロップ24eは、後述のD/A変換部29からの設定電圧値(ディジタル値)を受けて、この設定電圧値よりも等化器24cからデータ入力される信号の振幅値が大きい場合には“1”を、この設定電圧値よりも等化器24cからデータ入力される信号の振幅値が小さい場合には“0”を、それぞれタイミング抽出部24dからのクロック信号に同期して出力するようになっている。
換言すれば、このDフリップフロップ24eは、D/A変換部29からの設定電圧値および、等化器24cからデータ入力される電気信号とタイミング抽出部124からのクロック信号との位相差により決定される点を識別点として、“1”又は“0”の論理レベルからなる二値化信号を出力する。
したがって、上述のフォトダイオード24aにより、例えば12Gb/sのフレーム形式でデータ信号が変調された光信号を受信しその強度に応じた電気信号(強度に応じた振幅値を持つ電圧信号)に変換する光電変換部として機能するとともに、等化器24c,タイミング抽出部24dおよびDフリップフロップ24eにより、フォトダイオード24aからの電気信号について、所定の識別点電気信号との大小比較を行なうことにより、二値化されたディジタルデータとして出力する二値化処理部として機能する。
また、電気回路部22は、O/E部21にて電気信号に変換された信号をなすフレームを図示しない局内インタフェースに宛てた信号(例えばSTM−64信号)に変換するもので、第3信号変換部25,FEC同期・復号処理部26および第4信号変換部27をそなえて構成されている。
ここで、第3信号変換部25は、O/E部21の光/電気変換インタフェース部24からの二値化されたディジタル信号を分離しシリアル信号からパラレル信号に変換するものであり、前述の図8に示すDMUX113およびS/P114と同様の機能を有している。
さらに、FEC同期・復号処理部26は、前述の図9における誤り訂正復号器115と基本的に同様の機能を有しており、二値化処理部からのディジタルデータを第3信号変換部25を介して入力されて、このディジタルデータから、フォトダイオード24aで受信した光信号に変調されているフレーム情報を、フレーム捕捉処理および誤り訂正処理を行なって復号する復号処理部として機能する。
なお、このFEC同期・復号処理部26における誤り訂正処理が行なわれた回数はバッファ29に記憶されるとともに、FEC同期・復調処理部26においてフレーム同期外れが生じている場合には、その旨を演算処理部28に出力するようになっている。
さらに、第4信号変換部27は、FEC同期・復調処理部26からのフレーム情報について速度変換を行なうとともにシリアル信号からパラレル信号に変換するものであり、前述の図8に示すSPD CONV116およびP/S117と同様の機能を有している。
また、演算処理部28は、FEC同期・復号処理部26からのフレームの捕捉エラーに関する情報と、FEC同期・復号処理部26からの誤り訂正が行なわれた回数情報とを入力され、これらの情報から、光/電気インタフェース部24のDフリップフロップ24eにおいて用いられる識別点電圧を追従制御するものであり、追従制御部として機能するものである。
また、この演算処理部28としては、例えば、ソフトウェアによって動作するマイクロプロセッサにより構成したり、ファームウェアによって動作させるように構成したり、ハードウェアによって動作させるように構成したりすることが可能である。
さらに、D/A変換部29は、演算処理部28から追従制御用に出力される識別点電圧信号(ディジタル信号)をアナログ信号に変換するものであり、Dフリップフロップ24eにおいては、このディジタル信号に変換された識別点電圧信号を二値化処理のための閾値電圧として用いることにより、データ入力される電気信号について二値化されたディジタル信号として出力することができるようになっている。
図3〜図5は演算処理部28による識別点電圧の追従制御について説明するためのフローチャートであり、以下においては、これらのフローチャートに従って、演算処理部28の制御態様について説明を進める。尚、演算処理部28では、以下の追従制御を行なうにあたり、I/OレジスタVth CONT,Vth UNCONT,SLOST,VTH_ON/OFF,VTH_SET,ECを用いてデータ〜命令の読み出し/書き込みを行なっている。
なお、Vth CONTは、読み出しにより識別点制御のEnable/Disableが通知され、書き込みにより識別点制御の起動/停止を通知するもので、Vth UNCONTは、識別点制御が不可能なアラームを通知するもので、SLOSTは、FECフレーム同期外れが通知されるもので、VTH_ON/OFFは、Dフリップフロップ24eにおける振幅閾値電圧(識別点電圧)を設定するためのキーフラグで、VTH_SETは、振幅閾値電圧の値を出力するもので、ECはFECエラー訂正個数を通知されるものである。
まず、受信変換装置20を駆動するための電源を投入した後、初期動作として、演算処理部28での演算処理上の変数Vth_set,Vstep_set,VplimitおよびVmlimitを初期設定してから(ステップS2)、変数Timer10で設定されるウォームアップのための待機時間(例えば10秒程度)を経過した後(ステップS3)、演算処理部28では自動的に制御を開始する。
なお、演算処理部28がソフトウェアの実行により動作するマイクロプロセッサにより構成された場合には、上述の演算処理上の変数の設定に先行して、演算処理部28にて使用する全ての変数情報を記憶装置からロードしておく(ステップS1)。
ここで、Vth_setは、演算処理部28における演算処理の際における識別点電圧(振幅閾値電圧)の設定値であり、初期設定時においては、このVth_setの初期値として設定されているVth_init(例えば、「128」)に設定する。尚、このVth_initについては、等化器24cでデータ出力可能な振幅の最小値を「0」,最大値を「265」とする場合に、「0」〜「265」の範囲で任意に設定することが可能である。
また、Vstep_setは、振幅閾値電圧設定のステップ幅の設定値である。即ち、このVstep_setは、識別点電圧を増減させる際の増減単位量を示すもので、初期設定時においては、このVth_stepの初期値として設定されているVstep_init(例えば、「1」)に設定する。尚、この場合においては、Vstep_initについては、「0」〜「20」の範囲で任意に設定できるようにしている。
さらに、Vplimitは、プラス側振幅閾値電圧の限界値の設定値で、初期設定時においては、プラス側振幅閾値電圧の最大値であるVpmax(この場合においては「265」,)を設定する。このVpmax「265」の振幅値を、Dフリップフロップ24eにデータ入力される信号振幅のプラス側最大値であるとすると、後述の図6(a)に示すように、振幅閾値電圧(識別点電圧)Vth_SETが値Vpmax程度まで増加させることができることを示している。
同様に、Vmlimitは、マイナス側振幅閾値電圧の限界値の設定値で、初期設定時においては、マイナス側振幅閾値電圧の最大値であるVmmax(この場合においては「0」)を設定する。このVmmax「0」の振幅値を、Dフリップフロップ24eにデータ入力される信号振幅のマイナス側最大値であるとすると、後述の図6(a)に示すように、振幅閾値電圧(識別点電圧)Vth_SETが値Vmmax程度までマイナス側に増加させることができることを示している。
また、上述の装置ウォームアップのための待機時間として設定されるTimer10は、本実施形態において「10」が設定されているが、このTimer10の値としては、「10」〜「20」の間の整数値で任意に設定することができる。
上述の4つの変数が初期設定されると、この振幅閾値電圧の追従制御が開始することになるが、このとき、外部からのアラーム信号が入力されている場合には、このアラーム信号に基づいて二値化処理用の識別点制御を停止する。
たとえば、高次群側光信号入力断等の、演算処理部28による追従制御に影響する種類の警報を受けた場合、具体的には、演算処理部28におけるI/OレジスタVth UNCONTを通じて上述のごとき警報を通知された場合には、現状の振幅閾値電圧値Vth_setを保持し制御を停止する(ステップS4のYESルート)。
さらに、上述のごとき警報を通知されていない場合(もしくは警報が解除された場合)においても、MPTR(Maintenance Processor for Tributary)からNMS(Network Management System)経由でDisable命令を受けた場合、具体的にはI/OレジスタVth CONTを通じて「Disable」が通知された場合においては、当該MPTRからEnable命令を受けるまでは、現状の閾値を保持し、制御を停止する(ステップS4のNOルートからステップS5、ステップS5のNOルートからステップS6)。
また、上述のステップS4における警報が復旧するとともに、MPTRからEnable命令が通知されるようになった場合(I/OレジスタVth CONTに「Enable」が設定された場合)においては、現状保持している振幅閾値電圧値Vth_setから追従制御を再開させる(ステップS4のNOルート,ステップS5のYESルートからステップS7)。このとき、演算処理部28のステータスを示すI/OレジスタVthCONTは「起動中」に設定される。
なお、演算処理部28による追従制御の実行中においては、演算処理部28のステータスを示すI/OレジスタVth CONTには「起動中」の旨を書き込むことにより、実行中である状態をNMS:Craft Terminal/SSE(System Surveillance Equipment)等を経由して上位装置であるMPTRに通知しつづけ、追従制御の停止中においては、I/OレジスタVth CONTには「停止中」の旨が書き込まれる。
上述のごとく追従制御が開始されると、まず、振幅閾値電圧をA/D変換部29側に出力するためのI/OレジスタVTH_SETを設定することにより、振幅閾値電圧をDフリップフロップ24eに設定する(ステップS8)。
即ち、このDフリップフロップ24eに振幅閾値電圧(識別点電圧)を設定するためのキーフラグであるI/OレジスタVth_ON/OFFを「1」(振幅閾値電圧を出力可能状態とする旨のフラグ)とした上で、演算処理部28に設定されている振幅閾値電圧Vth_setをI/OレジスタVTH_SETに設定してから、I/OレジスタVth_ON/OFFを「0」(振幅閾値電圧を出力不可状態とする旨のフラグ)に戻す。
これにより、D/A変換部29では上述のI/OレジスタVTH_SETに設定された振幅閾値電圧値(ディジタル信号)を読み込み、これをアナログ信号に変換してDフリップフロップ24eに出力することができる。
そして、演算処理部28では、上述の振幅閾値電圧VTH_SETを出力してから、振幅閾値電圧変更設定直後のエラー安定化のための時間として、Wait_timeとして設定された時間待機した後に(ステップS9)、Meas_timeとして設定された測定時間の間に測定された誤り訂正個数をI/OレジスタECから取得する。演算処理部28においては、このエラー訂正個数を変数EC_curとして後段の演算処理に用いる(ステップS10)。
換言すれば、このステップS10により、FEC同期・復号処理部26における誤り訂正処理が行なわれた回数を取得する誤り訂正処理回数取得ステップを構成する。
なお、上述のWait_timeとして設定される待機時間としては、初期値として例えば「1」を設定することができるが、本実施形態の場合においては「0」〜「10」の整数値に設定することもできる。又、Meas_timeとして設定される測定時間についても、初期値として例えば「1」を設定することができるが、本実施形態の場合においては「0」〜「10」の整数値に設定したり、「0」〜「1」までの間の0.1刻みの値を設定したりすることも可能である。
演算処理部28において、上述のごとくエラー訂正個数をEC_curとして設定すると、次いで、FEC同期・復号処理部26がFECフレーム同期外れを通知するためのI/OレジスタSLOSTの値を読み出し、このI/OレジスタSLOSTの値から、同期外れが発生しているか(即ち捕捉エラーが生じているか)、同期がとれている状態か(即ち捕捉エラーが生じていないか)を、それぞれ保護段を設けて判定している(ステップS11)。
なお、ここでいう「保護段」とは、一度のFEC同期外れ又は同期が取れている旨のI/Oデータの読み出しのみならず、規定された回数のI/Oデータの読み出しによって、FEC同期外れ又はFEC同期が取れていると判断する演算処理部28での処理機能を指す。
このとき、後述するように、同期が取れている判定が規定回数に達する場合には、後述するように振幅閾値電圧は現状の方向でそのまま進ませるが(後方保護)、FEC同期外れ状態の回数が規定保護回数を超えたら「ハンチング」と称して、強制的に振幅閾値電圧を現在指定されている方向に進ませる(前方保護)。
具体的には、演算処理部28において、I/OレジスタSLOSTから「同期がとれている状態」である旨(SLOST非発生)が読み出されるごとにHunt_bwd(初期値は「0」)の値に「1」を加えてゆくことで、演算処理部28でFEC同期が取れていると判断される回数をカウントしている(ステップS11のNOルートからステップS12)。
つまり、この変数Hunt_bwdは、ハンチングの後方保護回数カウンタとして設定されるもので、Hunt_bwdが示す同期がとれていると判断される回数、即ちI/OレジスタSLOSTから「同期がとれている状態」である旨が読み出された回数が最大値MaxHunt_bwd以上となるまでは、振幅閾値電圧Vth_setを計算する処理を行なわないのである(ステップS13)。
換言すれば、補足エラーが発生していない旨を示す情報を第2所定回数としてのMaxHunt_bwdの回数受けた場合に、演算処理部28では捕捉エラーが生じていないと判定するのである。尚、上述のMaxHunt_bwdは、例えば「10」に設定しておくことができるが、本実施形態においては「0」〜「266」のうちの任意の値を設定することができる。
同様に、演算処理部28においては、I/OレジスタSLOSTから「FEC同期外れの状態」である旨(SLOST発生)が読み出されるごとにHunt_fwd(初期値は「0」)の値に「1」を加えてゆくことで、演算処理部28で、FEC同期外れが生じていると判断される回数をカウントしている(ステップS11のYESルートからステップS22)。
この変数Hunt_fwdは、ハンチングの前方保護回数カウンタとして設定されるもので、このHunt_fwdの値が示す同期外れと判断される回数、即ちI/OレジスタSLOSTから「FEC同期の状態」である旨が読み出された回数が最大値MaxHunt_fwd以上となるまでは、後述する振幅閾値電圧を増減させる範囲を狭めるための処理は行なわないのである(ステップS23)。
換言すれば、捕捉エラーを示す情報をFEC同期・復号処理部26から第1所定回数としてのMaxHunt_fwdの回数受けた場合に、演算処理部28では捕捉エラーが生じていると判定するのである。尚、上述のMaxHunt_fwdは、例えば「20」に設定しておくことができるが、本実施形態においては「0」〜「266」のうちの任意の値を設定することができる。
したがって、上述のステップS11〜S13,S22,S23により、FEC同期・復号処理部26でのフレーム捕捉処理において、捕捉エラーとしてのFEC同期外れが生じているか否かを判定する捕捉エラー判定ステップを構成する。
さて、I/OレジスタSLOSTにおいて「同期がとれている状態」である旨が通知されている場合において、Hunt_bwdがMaxHunt_bwdの値以上となるまでは、VplimitおよびVmlimitの値をそれぞれ最大値VpmaxおよびVmmaxに維持しながら(ステップS13のNOルートからステップS14)、演算処理部28に設定されたEC_curを前回測定時の誤り訂正回数EC_preに設定して(ステップS21)、もとの制御シーケンスに戻る(ステップS21からステップS4)。
すなわち、補足エラーが発生していない旨を示す情報を受けた回数Hunt_bwdが第2所定回数としてのMaxHunt_bwdとなるまでは、VmlimitからVplimitの値で定義される識別点電圧値の増減範囲を、フォトダイオード24aからの電気信号がとりうる最大範囲(即ちVmmaxとVpmaxの値で定義される範囲〔後述の図6(a),図6(b)参照〕に保持しておく。
すなわち、Dフリップフロップ24eに設定された識別電圧値(Vth_SETに相当するアナログ値)を用いることにより、追従制御を継続/停止する判断基準となるI/OレジスタVth UNCONT,Vth CONTを参照しながら(ステップS4,S5)、誤り訂正個数の取得シーケンス(ステップS7〜ステップS10)に戻るのである。
さらに、Hunt_bwdが最大値MaxHunt_bwd以上となった場合には、このHunt_bwdをMaxHunt_bwdの値に設定するとともに(ステップS13のYESルートからステップS15)、上述の変数Hunt_fwdを「0」に設定する(ステップS16)。
Hunt_bwdをMaxHunt_bwdに設定する処理に続いて、ステップS10で取得した誤り訂正個数が「0」となっているか否かに基づいて、以下に示す閾値設定電圧の増減のための処理を行なう(ステップS17)。
したがって、上述のステップS17により、捕捉エラー判定ステップS11〜S13において、捕捉エラーが生じていない場合において、FEC同期・復号処理部26での誤り訂正処理の回数の測定値が制御の目標値(この場合は「0」)に到達しているか否かを判定する目標値到達判定ステップを構成する。
すなわち、誤り訂正個数が「0」となっている場合には、演算処理部28に設定されたEC_curを前回測定時の誤り訂正回数EC_preに設定して(ステップS17のYESルートからステップS21)、もとの制御シーケンスに戻ることになるが(ステップS21からステップS4)、誤り訂正個数が「0」となっていない場合には、閾値設定電圧を増減させる処理を行なう(ステップS17のNOルート)。
このとき、閾値設定電圧を増減させる処理としては、まず誤り訂正個数の世代比較を行なう。即ち、今回測定時の誤り訂正個数EC_curが、前回測定時の誤り訂正個数EC_preよりも大きいか小さいかを判定する(ステップS18,誤り訂正回数比較ステップ)。
ここで、今回測定時の誤り訂正個数EC_curが、前回測定時の誤り訂正個数EC_preよりも小さい場合には、振幅閾値電圧の制御が正しい方向に向かっていると考えて、Dir_signによって設定される増減方向に従って、閾値設定電圧を増加(又は減少)させる(ステップS18のNOルートからステップS20)。
また、今回測定時の誤り訂正個数EC_curが、前回測定時の誤り訂正個数EC_preよりも大きい場合には、振幅閾値電圧の制御が間違った方向に向かっていると考え、Dir_signによって設定される増減方向を反転させて(ステップS18のYESルートからステップS19)、閾値設定電圧を増加(又は減少)させる(ステップS20)。
したがって、上述のステップS19により、誤り訂正回数比較ステップS18において、今回取得した誤り訂正回数が前回取得した誤り訂正回数よりも小さい場合には、識別点電気信号を増減させる方向をそのままとする一方、今回取得した誤り訂正回数が前回取得した誤り訂正回数よりも大きい場合には、識別点電気信号を増減させる方向を反転させる増減方向決定ステップとして機能する。
なお、上述のDir_signは、初期値としては「+1」を設定しておくことができるが、この初期値状態においては、閾値計算処理によりVth_setをステップ幅Vstep_setだけ増加させることになり、符号が反転されて「−1」となった場合には閾値計算処理によりVth_setをステップ幅Vstep_setだけ減少させる(又はマイナス方向に増加させる)ことになる。
図5は上述のステップS20における閾値設定電圧を増加(又は減少)させる閾値計算処理を説明するためのフローチャートである。この図5に示すように、閾値計算処理として、上述のVth_set,Dir_signおよびVstep_setを用いることにより、以下の式(1)を計算することによって、増加(又は減少)された振幅閾値電圧Vth_setを計算する(ステップS201)。この式(1)に示すように、もとの計算されたVth_setは、もとのVth_setに対しVstep_setだけ変化し、その変化の方向はDir_signの符号で決定される。
Vth_set=Vth_set+Dir_sign×Vstep_set …(1)
したがって、上述のステップS201は、増減方向決定ステップS19にて決定された増減方向に従って、識別点電気信号を所定の増減単位量だけ増加又は減少させる計算を行なう計算ステップとして機能する。
そして、このように計算されたVth_setが、Vth_setとしてとりうる振幅閾値電圧の最大値を超えたか否かを判断する。即ち、Vth_setが、Vth_setとしてとりうるマイナス側振幅閾値電圧の最大値Vmlimitを(マイナス方向に)超えた場合には、閾値設定電圧Vth_setを当該最大値Vmlimitとするとともに、Dir_signを「−1」から「+1」とすることにより、閾値計算処理によりVth_setを変化させる方向を減少方向から増加方向に変更する(ステップS202のYESルートからステップS203)。
反対に、Vth_setが、Vth_setとしてとりうるプラス側振幅閾値電圧の最大値Vplimitを(プラス方向に)超えた場合には、閾値設定電圧Vth_setを当該最大値Vplimitとするとともに、Dir_signを「+1」から「−1」とすることにより、閾値計算処理によりVth_setを変化させる方向を増加方向から減少方向に変更する(ステップS202のNOルート,ステップS204のYESルートからステップS205)。
なお、Vth_setが、上述のプラス側振幅閾値電圧の最大値Vplimitを(プラス方向に)超えておらず、マイナス側振幅閾値電圧の最大値Vmlimitを(マイナス方向に)越えていない場合には、Dir_signの符号はそのままとし、Vth_setを変化させる方向は変更しない(ステップS204のNOルート)。
したがって、上述のステップS202〜S205は、計算ステップS201における識別点電気信号の計算の結果、識別点電気信号が増減範囲の限界値となった場合には、識別点電気信号を増減させる方向を反転させる限界値処理ステップとして機能する。
上述のごとくVth_setが計算され、次回のVth_setの計算の際に用いるDir_signの符号を決定すると(ステップS203,S204のNOルート,S205)、演算処理部28に設定されたEC_curを前回測定時の誤り訂正回数EC_preに設定して(ステップS21)、もとの制御シーケンスに戻る(ステップS21からステップS4)。
これにより、上述のステップS17に続くステップS18〜S21は、目標値到達判定ステップS17において、誤り訂正処理の回数が目標値「0」に到達していると判定された場合には、識別点電気信号はそのままとする一方、誤り訂正処理の回数が目標値に到達していないと判定された場合には、誤り訂正処理の回数が当該目標値「0」に近づくように、所定の増減範囲で識別点電気信号を増加又は減少させる識別点電気信号増減ステップとして機能する。
ところで、装置電源投入時から上述のごとき振幅閾値電圧の追従制御自動的に開始すると、ステップS4,S5におけるアラーム等や、FEC同期外れが生じなければ、ステップS4〜ステップS21により、閾値設定電圧Vth_setは、初期値として設定されたVmlimitおよびVplimitの範囲で、誤り訂正個数が最小となる方向に追従して増減するが、FEC同期外れが保護段を越えて発生した場合には、上述の閾値設定電圧Vth_setが増減する範囲が狭まるように、VmlimitおよびVplimitを変化させる。
すなわち、I/OレジスタSLOSTにおいて「FEC同期外れの状態」である旨が通知されている場合において(ステップS11のYESルート)、FEC同期外れが保護段を越えるまで、即ちHunt_fwdがMaxHunt_fwdの値以上となるまでは(ステップS22,ステップS23のNOルート)、演算処理部28に設定されたEC_curを前回測定時の誤り訂正回数EC_preに設定して(ステップS21)、もとの制御シーケンスに戻る(ステップS21からステップS4)。
さらに、FEC同期外れが保護段を越えた場合、即ちHunt_fwdが最大値MaxHunt_fwd以上となった場合には、このHunt_fwdをMaxHunt_fwdの値に設定するとともに(ステップS23のYESルートからステップS24)、上述の変数Hunt_bwdを「0」に設定する(ステップS25)。
ついで、上述のステップS202,S204において用いるプラス側振幅閾値電圧の最大値Vplimitを振幅閾値電圧の初期値Vth_initにVnbを加算した値とするとともに、マイナス側振幅閾値電圧の最大値Vmlimitは振幅閾値電圧の初期値Vth_initにVnbを減算した値とする(ステップS26)。尚、Vnbは、振幅閾値電圧の狭帯域制限幅を示すもので、この場合には「26」と設定することができるが、この他、「0」〜「120」の値の範囲内で、任意に設定することも可能である。尚、Vnbを「26」とした場合には、Vth_initは「128」であるので、Vplimitは「153」、Vmlimitは「103」となる。
したがって、上述のステップS26により、捕捉エラー判定ステップS11において、捕捉エラーとしてのFEC同期外れが生じている場合においては、識別点電気信号増減ステップS18〜S21において前記識別点電気信号を増加又は減少させるための増減範囲を縮小させる増減範囲縮小ステップを構成する。
ついで、上述のごとく変更されたVplimitおよびVmlimitの値を用いながら、前述の場合と同様の振幅閾値電圧の計算処理(ステップS20,図5のステップS201〜S205参照)を行なうことにより、振幅閾値電圧Vth_SETを上述のVmlimit「103」からVplimitは「153」の範囲内で増減させることができる。このように振幅閾値電圧のとりうる範囲を制限することにより、早期に同期外れから回復することが期待される。
なお、このような振幅閾値電圧のとりうる範囲の制限により、FEC同期外れが復旧しても、その確からしさは不明なので、同期がとれている旨の判定が規定回数に達するまでは、振幅閾値電圧は現状の方向でそのまま進ませるが(後方保護,ステップS13のNOルート)、エラー測定値の世代比較(EC_curとEC_preとの大小比較)は行なわず、規定保護回数を超えたら、ステップS19,S20で、エラー測定値の世代比較の判定を行ない、振幅閾値電圧のシフト動作を行なう。
なお、上述の演算処理部28において用いられる設定変数Vth_init,Vstep_init,Vnb,MaxHunt_fwd,MaxHunt_bwd,Meas_time,Timer10については、デバッグ中に容易に変更可能な扱いができ、デバッグ完了するまでは、最終値決定とはならない。
上述の構成により、送信変換装置10から送信される光信号が波長多重されて伝送路30を通じて伝送され、波長分離されてから受信変換装置20にて受信するが、この受信変換装置20においては、演算処理部28において識別電圧としての振幅閾値電圧を誤り訂正個数に常時追従して増減させることができるので、常に誤り訂正個数が少なくなるように識別点電圧Vth_SETを増減させることができるので、例えば、図6(a)に示すような正常時のアイ・パターンを有する光信号が入力されている場合や、図6(b)に示すような信号劣化等が生じたアイ・パターンを有する光信号となった場合においても、図中信号成分との重なりが少ない点に識別点Iを設定することができる。
本発明者は、上述のごとき、演算処理部28による振幅閾値電圧の追従制御により、符号誤り率を減少できることをシミュレーション実験により確認している。
このように、本発明の一実施形態によれば、追従制御部としての演算処理部28による処理(ステップS1〜S26)により、識別点を受信信号に応じて常時最適化追従することにより、符号誤り率を減少させて伝送品質を高品質に保つことができる利点がある。
また、本実施形態のごとく、波長多重光伝送システムの受信側装置に本願発明の受信信号の識別点追従制御を適用することにより、受信変換装置毎(即ち波長毎)に異なる識別点に制御して識別することができ、光ファイバ増幅器の利得波長依存性に起因した波長毎の符号のレベルのバラツキが生じているとしても、符号誤り率を減少させて伝送品質を高品質に保つことができる。
なお、上述した実施形態に関わらず、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で種々変形して実施することができる。
なお、本発明の各実施形態が開示されていれば、当業者によって製造することが可能である。
以上のように、本発明の光信号受信装置およびその二値化処理用識別点制御方法は、受信信号の識別点電気信号との大小比較を行なって二値化されたディジタルデータを出力する際に有用であり、特に光海底中継伝送システム等の光伝送システムにおける光信号受信装置における受信信号処理に適している。

Claims (7)

  1. フレーム形式でデータ信号が変調された光信号を受信しその強度に応じた電気信号に変換する光電変換部と、該光電変換部からの前記電気信号について、所定の識別点電気信号との大小比較を行なうことにより、二値化されたディジタルデータとして出力する二値化処理部と、該二値化処理部からのディジタルデータから、該光電変換部で受信した光信号が変調されたフレーム情報を、フレーム捕捉処理および誤り訂正処理を行なって復号する復号処理部とをそなえてなる光信号受信装置における前記二値化処理用識別点を制御する方法であって、
    前記の復号処理部における誤り訂正処理が行なわれた回数を取得する誤り訂正処理回数取得ステップと、
    前記の復号処理部でのフレーム捕捉処理において、捕捉エラーが生じているか否かを判定する捕捉エラー判定ステップと、
    該捕捉エラー判定ステップにおいて、前記捕捉エラーが生じていない場合において、前記の復号処理部での誤り訂正処理の回数が目標値に到達しているか否かを判定する目標値到達判定ステップと、
    該目標値到達判定判定ステップにおいて、前記誤り訂正処理の回数が目標値に到達していると判定された場合には、前記識別点電気信号はそのままとする一方、前記誤り訂正処理の回数が目標値に到達していないと判定された場合には、前記誤り訂正処理の回数が当該目標値に近づくように、所定の増減範囲で前記識別点電気信号を増加又は減少させる識別点電気信号増減ステップと、
    該捕捉エラー判定ステップにおいて、前記捕捉エラーが生じている場合においては、前記識別点電気信号増減ステップにおいて前記識別点電気信号を増加又は減少させるための増減範囲を縮小させる増減範囲縮小ステップと、
    をそなえて構成されたことを特徴とする、光信号受信装置における二値化処理用識別点制御方法。
  2. 該識別点電気信号増減ステップが、
    該誤り訂正回数取得ステップにおいて、今回取得した誤り訂正回数と前回取得した誤り訂正回数との大小を比較する誤り訂正回数比較ステップと、
    該誤り訂正回数比較ステップにおいて、今回取得した誤り訂正回数が前回取得した誤り訂正回数よりも小さい場合には、前記識別点電気信号を増減させる方向をそのままとする一方、今回取得した誤り訂正回数が前回取得した誤り訂正回数よりも大きい場合には、前記識別点電気信号を増減させる方向を反転させる増減方向決定ステップと、
    前記増減方向決定ステップにて決定された増減方向に従って、前記識別点電気信号を所定の増減単位量だけ増加又は減少させる計算を行なう計算ステップと、
    該計算ステップにおける識別点電気信号の計算の結果、該識別点電気信号が前記増減範囲の限界値となった場合には、前記識別点電気信号を増減させる方向を反転させる限界値処理ステップと、
    をそなえて構成されたことを特徴とする、請求の範囲第1項記載の光信号受信装置における二値化処理用識別点制御方法。
  3. 該捕捉エラー判定ステップにおいて、前記捕捉エラーが生じている場合および前記捕捉エラーが生じていない場合を、それぞれ保護段を設けて判定することを特徴とする、請求の範囲第1項又は第2項記載の光信号受信装置における二値化処理用識別点制御方法。
  4. 該捕捉エラー判定ステップにおいて、第1所定回数前記捕捉エラー発生を示す情報を該復号処理部から受けた場合には、前記捕捉エラーが生じていると判定する一方、前記補足エラーが発生していない旨を示す情報を第2所定回数受けた場合には、前記捕捉エラーが生じていないと判定することを特徴とする、請求の範囲第3項記載の光信号受信装置における二値化処理用識別点制御方法。
  5. 該捕捉エラー判定ステップにおいて、前記補足エラーが発生していない旨を示す情報を受けた回数が第2所定回数となるまでは、前記増減範囲を該光電変換部からの前記電気信号がとりうる最大範囲に保持しておくことを特徴とする、請求の範囲第4項記載の光信号受信装置における二値化処理用識別点制御方法。
  6. 外部からのアラーム信号に基づいて、上記二値化処理用の識別点制御を停止することを特徴とする、請求の範囲第1項〜第5項のいずれか1項記載の光信号受信装置における二値化処理用識別点制御方法。
  7. フレーム形式でデータ信号が変調された光信号を受信してアナログ電気信号に変換する光電変換部と、
    該光電変換部からのアナログ電気信号について、所定の識別点電圧との大小比較を行なうことにより、二値化されたディジタルデータとして出力する二値化処理部と、
    該二値化処理部からのディジタルデータから、該光電変換部で受信した光信号が変調されたフレーム情報を、フレーム捕捉処理および誤り訂正処理を行なって復号する復号処理部と、
    該復号処理部からの前記フレームの捕捉エラーに関する情報と、前記誤り訂正が行なわれた回数情報とを入力され、これらの情報から、前記二値化処理部における前記識別点電圧を追従制御する追従制御部とをそなえて構成されたことを
    特徴とする、光信号受信装置。
JP2005500530A 2003-06-03 2003-06-03 光信号受信装置およびその二値化処理用識別点制御方法 Expired - Fee Related JP3881001B2 (ja)

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