JPWO2004027701A1 - 携帯型ｉｃカードリーダ及びその使用方法 - Google Patents
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Abstract
携帯型ＩＣカードリーダ１はＩＣカード２を挿入する挿入部４を有する携帯型ＩＣカードリーダの本体ケース３と、この本体ケース３に設けられた引掛け部５ａ、５ｂとを備えている。携帯型ＩＣカードリーダ１の引掛け部５ａ、５ｂは、ＰＣ等の外部装置１１に引っかけられる。これにより本件ケース３が外部装置１１に取付けられる。
Description
本発明は、ＩＣカードを挿入する挿入部を有する携帯型ＩＣカードリーダ及びその使用方法に関する。
従来、持ち運びに便利なように、リーダケース内にＩＣカードを挿入するための挿入部と、挿入されたＩＣカードの接続端子部と電気的に接続するための複数の接触子などを有し、できるだけ不必要な部品が省かれて構成されたコンパクトな形状からなる携帯型ＩＣカードリーダが知られている。（例えば、日本国特開平５−１１４０５４号公報）
また、これらの携帯型ＩＣカードリーダには、携帯型ＩＣカードリーダとパソコン等の処理装置との間を電気的に接続する接続コードなどが設けられていて、外出時にノート型パソコンと携帯型ＩＣカードリーダとを鞄などに入れて簡単に持ち運んで、移動先において携帯型ＩＣカードリーダを用いてＩＣカードによる処理ができるようにしている。
しかしながら、例えばノート型パソコン（ノート型ＰＣ）にこれらの携帯型ＩＣカードリーダを接続コードにより繋いだ状態において、携帯型ＩＣカードリーダの挿入部にＩＣカードを挿入する場合には、携帯型ＩＣカードリーダが小型であるために動いてしまってスムーズにＩＣカードの挿入ができないことがある。
従って、ＩＣカードを携帯型ＩＣカードリーダの挿入部から挿入する際には、片手で携帯型ＩＣカードリーダの本体ケースを押さえながら挿入したり、または片手で携帯型ＩＣカードリーダを持ち上げた状態で、ＩＣカードを挿入部に挿入しなければならず、作業性が悪い。このため、ノート型パソコンのキーボードを操作しながらＩＣカードの挿入や取り出しを行うことができず、不便であるという問題がある。
また、これらの携帯型ＩＣカードリーダには、携帯型ＩＣカードリーダとパソコン等の処理装置との間を電気的に接続する接続コードなどが設けられていて、外出時にノート型パソコンと携帯型ＩＣカードリーダとを鞄などに入れて簡単に持ち運んで、移動先において携帯型ＩＣカードリーダを用いてＩＣカードによる処理ができるようにしている。
しかしながら、例えばノート型パソコン（ノート型ＰＣ）にこれらの携帯型ＩＣカードリーダを接続コードにより繋いだ状態において、携帯型ＩＣカードリーダの挿入部にＩＣカードを挿入する場合には、携帯型ＩＣカードリーダが小型であるために動いてしまってスムーズにＩＣカードの挿入ができないことがある。
従って、ＩＣカードを携帯型ＩＣカードリーダの挿入部から挿入する際には、片手で携帯型ＩＣカードリーダの本体ケースを押さえながら挿入したり、または片手で携帯型ＩＣカードリーダを持ち上げた状態で、ＩＣカードを挿入部に挿入しなければならず、作業性が悪い。このため、ノート型パソコンのキーボードを操作しながらＩＣカードの挿入や取り出しを行うことができず、不便であるという問題がある。
本発明は、携帯型ＩＣカードリーダにＩＣカードを挿入又は取り出す際においても、その都度、携帯型ＩＣカードリーダを押さえたり、また片手で携帯型ＩＣカードリーダを持ち上げることなく、ＩＣカードを携帯型ＩＣカードリーダの挿入部に挿入したり、挿入状態にあるＩＣカードを取り出すことができるようにして、ＩＣカードの取扱い時の作業性の向上を図った携帯型ＩＣカードリーダ及びその使用方法を提供することを目的とする。
本発明は、ＩＣカードを挿入する挿入部を有するＩＣカードリーダの本体ケースと、この本体ケースに設けられ、外部装置に係合可能な引掛け部と、を備えたことを特徴とする携帯型ＩＣカードリーダである。
本発明は、本体ケースの裏面に、一対の引掛け部が設けられていることを特徴とする携帯型ＩＣカードリーダである。
本発明は、引掛け部は本体ケースの裏面に対して回動自在に設けられていることを特徴とする携帯型ＩＣカードリーダである。
本発明は、本体ケースの裏面に、引掛け部を収納する収納用凹部が設けられていることを特徴とする携帯型ＩＣカードリーダ。
本発明は、引掛け部はＬ字状に形成されていることを特徴とする携帯型ＩＣカードリーダである。
本発明は、本体ケースの裏面に、単一の引掛け部が設けられていることを特徴とする携帯型ＩＣカードリーダである。
本発明は、ＩＣカードを挿入する挿入部を有するＩＣカードの本体ケースと、この本体ケースに設けられ外部装置に係合可能な引掛け部とを備えた携帯型ＩＣカードリーダの使用方法において、外部装置に引掛け部を引掛けて本体ケースを外部装置に取付ける工程と、外部装置に取付けられた本体ケースの挿入部にＩＣカードを挿入する工程と、を備えたことを特徴とする携帯型ＩＣカードリーダの使用方法である。
本発明は、外部装置はディスプレイを有するノート型ＰＣであり、引掛け部をノート型ＰＣのディスプレイ装備側フレームに引掛けることを特徴とする携帯型ＩＣカードリーダの使用方法である。
本発明は、ＩＣカードを挿入する挿入部を有するＩＣカードリーダの本体ケースと、この本体ケースに設けられ、外部装置に係合可能な引掛け部と、を備えたことを特徴とする携帯型ＩＣカードリーダである。
本発明は、本体ケースの裏面に、一対の引掛け部が設けられていることを特徴とする携帯型ＩＣカードリーダである。
本発明は、引掛け部は本体ケースの裏面に対して回動自在に設けられていることを特徴とする携帯型ＩＣカードリーダである。
本発明は、本体ケースの裏面に、引掛け部を収納する収納用凹部が設けられていることを特徴とする携帯型ＩＣカードリーダ。
本発明は、引掛け部はＬ字状に形成されていることを特徴とする携帯型ＩＣカードリーダである。
本発明は、本体ケースの裏面に、単一の引掛け部が設けられていることを特徴とする携帯型ＩＣカードリーダである。
本発明は、ＩＣカードを挿入する挿入部を有するＩＣカードの本体ケースと、この本体ケースに設けられ外部装置に係合可能な引掛け部とを備えた携帯型ＩＣカードリーダの使用方法において、外部装置に引掛け部を引掛けて本体ケースを外部装置に取付ける工程と、外部装置に取付けられた本体ケースの挿入部にＩＣカードを挿入する工程と、を備えたことを特徴とする携帯型ＩＣカードリーダの使用方法である。
本発明は、外部装置はディスプレイを有するノート型ＰＣであり、引掛け部をノート型ＰＣのディスプレイ装備側フレームに引掛けることを特徴とする携帯型ＩＣカードリーダの使用方法である。
図１は、本発明の実施形態に係る携帯型ＩＣカードリーダとＩＣカードの斜視図である。
図２は、本発明の実施形態に係る携帯型ＩＣカードリーダであって、引掛け部が収納された状態を示す裏面側の斜視図である。
図３は、本発明の実施形態に係る携帯型ＩＣカードリーダであって、引掛け部を引出した状態を示す裏面側の斜視図である。
図４は、本発明の実施形態に係る携帯型ＩＣカードリーダであって、引掛け部が形成されている部分を示す一部切り欠き断面図である。
図５は、本発明の実施形態に係る携帯型ＩＣカードリーダを、ノート型パソコンのディスプレイ装備側フレームの上端部に引っ掛けて設置した状態を示す斜視図である。
図６は、本発明の第２実施形態に係る携帯型ＩＣカードリーダの裏面側の斜視図である。
図７は、本発明の第２実施形態に係る携帯型ＩＣカードリーダを、ノート型パソコンのディスプレイ装備側フレームの上端部に引っ掛けて設置した状態を示す斜視図である。
図２は、本発明の実施形態に係る携帯型ＩＣカードリーダであって、引掛け部が収納された状態を示す裏面側の斜視図である。
図３は、本発明の実施形態に係る携帯型ＩＣカードリーダであって、引掛け部を引出した状態を示す裏面側の斜視図である。
図４は、本発明の実施形態に係る携帯型ＩＣカードリーダであって、引掛け部が形成されている部分を示す一部切り欠き断面図である。
図５は、本発明の実施形態に係る携帯型ＩＣカードリーダを、ノート型パソコンのディスプレイ装備側フレームの上端部に引っ掛けて設置した状態を示す斜視図である。
図６は、本発明の第２実施形態に係る携帯型ＩＣカードリーダの裏面側の斜視図である。
図７は、本発明の第２実施形態に係る携帯型ＩＣカードリーダを、ノート型パソコンのディスプレイ装備側フレームの上端部に引っ掛けて設置した状態を示す斜視図である。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて詳細に説明する。
図１は、本発明の第１実施形態に係る携帯型ＩＣカードリーダとＩＣカードの斜視図、図２は、本発明の第１実施形態に係る携帯型ＩＣカードリーダであって、引掛け部が収納された状態を示す裏面側の斜視図、図３は、本発明の第１実施形態に係る携帯型ＩＣカードリーダであって、引掛け部を引出した状態を示す裏面側の斜視図、図４は、本発明の第１実施形態に係る携帯型ＩＣカードリーダであって、引掛け部が形成されている部分を示す一部切り欠き断面図、図５は、本発明の第１実施形態に係る携帯型ＩＣカードリーダを、ノート型パソコンのディスプレイ装備側フレームの上端部に引っ掛けて設置した状態を示す斜視図、図６は、本発明の第２実施形態に係る携帯型ＩＣカードリーダの裏面側の斜視図、図７は、本発明の第２実施形態に係る携帯型ＩＣカードリーダを、ノート型パソコンのディスプレイ装備側フレームの上端部に引っ掛けて設置した状態を示す斜視図である。
本発明の第１実施形態に係る携帯型ＩＣカードリーダ１は、図１に示すように、簡単に鞄などに入れて持ち運びできるように小型化されている。
図２には、携帯型ＩＣカードリーダ１を裏面側から見た斜視図が示してあるが、携帯型ＩＣカードリーダ１はＩＣカード２を手に持って挿入するための挿入部４を有する本体ケース３と、本体ケース３に設けられ、本体ケース３をパソコン（ＰＣ）等の外部装置に引っかけて設置するための一対の引掛け部５ａ，５ｂとを備えている。また、本体ケース３の所定部分には、パソコン等の外部装置との間での電気的な接続を行う接続ケーブル６が設けられている。
また、携帯型ＩＣカードリーダ１の本体ケース３の内部には、挿入部４に挿入されたＩＣカード２の接続端子７と接続される接続子（図示せず）が備えられている。
そして、挿入部４へＩＣカード２を挿入する場合には、ＩＣカード２の長手方向において、接続端子７と近い側の端辺から挿入させることで、少なくとも接続端子７が本体ケース３の内部に挿入され、本体ケース３の内部に備えられている接続子（図示せず）と接続されるように構成されている。
また、挿入部４へのＩＣカード２の挿入及び引出しは、使用者が手でＩＣカード２を持って行うため、挿入部４の奥行き寸法は、ＩＣカード２の長手寸法より短く構成され、ＩＣカード２を挿入部４へ挿入完了させた状態において、少なくともＩＣカード２の一部分が外側に出た状態となる仕様を有している。
携帯型ＩＣカードリーダ１の本体ケース３に設けられている一対の引掛け部５ａ，５ｂは、図２乃至図４に示すように、本体ケース３の裏面側に設けられている。
図３Ａに示すように、この引掛け部５ａ，５ｂは、本体ケース３の裏面側に左右対称となるように設けられている。引掛け部５ａ，５ｂを用いる必要がない場合には、本体ケース３に形成された２つの引掛け部収納用凹部８ａ，８ｂの内部に引掛け部５ａ，５ｂを収納できるようにしてある。
また、携帯型ＩＣカードリーダ１をパソコン等の外部装置に引っかけて使用する場合には、図３Ａに示すように、２つの引掛け部収納用凹部８ａ，８ｂに収納されたそれぞれの引掛け部５ａ，５ｂの一部を支点として円弧状に動かすことで、外側に引出し、この携帯型ＩＣカードリーダ１を引掛けられるように構成されている。
引掛け部５ａ，５ｂを引掛け部収納用凹部８ａ，８ｂに収納したり、引出すことができるようにするために、図４に示すように、各引掛け部５ａ，５ｂの所定部分に２つの突起部９がそれぞれ上下部分に形成されている。またこの突起部９を支点として円弧状に各々の引掛け部５ａ，５ｂを動かせるように、引掛け部収納用凹部８ａ，８ｂにこの突起部９を嵌めるための凹部１０がそれぞれ形成されている。
各引掛け部５ａ、５ｂは水平部Ｈと垂直部Ｖとを有するＬ字状に形成され、垂直部Ｖが各引掛け部５ａ、５ｂの外側に位置するとともに、突起部９は水平部Ｈの内側に設けられている（図３Ａ）。
ところで、本実施の形態において、携帯型ＩＣカードリーダ１は、ＩＣカード２の読み取り機能をもつものだけでなく、読み取り、書き込み機能をもつものを含む。
次に、本発明の第１実施形態に係る携帯型ＩＣカードリーダ１の使用例として、ノート型パソコン（ノート型ＰＣ）１１でＩＣカード２を用いたデータ処理を行う場合の携帯型ＩＣカードリーダ１の使用方法について説明する。
図５に示すように、ノート型パソコン１１を使用する場合には、キーボード装備側フレーム１１ａからディスプレイ装備側フレーム１１ｂを開くことで、使用者による操作や情報の表示が可能となる。
そして、ＩＣカード２を用いてノート型パソコン１１による処理を行う場合には、まず携帯型ＩＣカードリーダ１の引掛け部５ａ，５ｂを図３Ａに示すように、２つの引掛け部収納用凹部８ａ，８ｂから引出す。
この場合、引掛け部収納用凹部８ａ，８ｂから引掛け部５ａ，５ｂを引出す程度は、ノート型パソコン１１のキーボード装備側フレーム１１ａの厚みに応じて、キーボード装備側フレーム１１ａの厚みと略同じ幅の空間を有する程度に引出すとよい。
そして、ノート型パソコン１１を開いた状態におけるディスプレイ装備側フレーム１１ｂの上端部に、携帯型ＩＣカードリーダ１の引っ掛け部５ａ，５ｂを図５に示すように引掛けて設置する。
次に、携帯型ＩＣカードリーダ１の接続ケーブル６をノート型パソコンに接続する。
この状態では、携帯型ＩＣカードリーダ１の上側にＩＣカード２の挿入部４がくるので、片手でＩＣカード２を持って必要に応じて上方から挿入部４にＩＣカード２を挿入したり、引き抜くことができる。
したがって、ＩＣカード２の挿入及び引出しの際にも、携帯型ＩＣカードリーダ１の本体ケース３を押さえることなく、片手で挿入部４にＩＣカード２を挿入したり、引き抜くことができる。また、接続ケーブル６は、ディスプレイ装備側フレーム１１ｂの高さ分だけ延ばせば良く、接続ケーブル６をノート型パソコン１１の周囲にわたって引き延ばす場合に比べて接続ケーブル６の長さを短くすることができる。
次に、本発明の第２実施形態に係る携帯型ＩＣカードリーダ２０を図６及び図７に基づいて説明する。
図６には、携帯型ＩＣカードリーダ２０を裏面側から見た斜視図が示してあるが、携帯型ＩＣカードリーダ１の本体ケース２１の裏面側には、携帯型ＩＣカードリーダ２０をパソコン等の外部装置に引っ掛けて設置するための外方へ突出する引掛け部２２がＬ字状に形成されている。
そして、図７に示すように、Ｌ字状に形成された引掛け部２２を、ノート型パソコン１１の開いたディスプレイ装備側フレーム１１ｂの角部に引掛けることで、簡単にディスプレイ装備側フレーム１１ｂ上に設置するものである。
尚、携帯型ＩＣカードリーダの本体ケースに設けた引掛け部は、本体ケースの表側または裏側のいずれに設けてもよい。
また、前記の実施形態に限定されるものではなく、その他の種々の形態による引掛け部を用いることができるものである。
また、携帯型ＩＣカードリーダの引掛け部により引掛ける対象物は、例えばパソコン本体、外付けＣＤ−Ｒ／Ｌ、ハードディスク、プリンターなど、使用者が選択することができる。
以上説明したように、本発明の携帯型ＩＣカードリーダは、携帯型ＩＣカードリーダの本体ケースに引掛け部が備えられているので、外部装置に引掛け部を引掛けて本体ケースを外部装置に取付けることができる。このため携帯型ＩＣカードリーダにＩＣカードを挿入したり、又は取り出したりする際においても、その都度、携帯型ＩＣカードリーダを押さえたり、また片手で携帯型ＩＣカードリーダを押さえたり、持ち上げることなく、ＩＣカードを携帯型ＩＣカードリーダの挿入部に挿入又は取り出しを行うことができ、作業効率が向上するという効果がある。
更に、引掛け部を携帯型ＩＣカードリーダの本体ケース内に収納できるので、携帯型ＩＣカードリーダを持ち運ぶ際でも、引掛け部が邪魔にならないという効果がある。
また、本発明の携帯型ＩＣカードリーダの使用方法は、携帯型ＩＣカードリーダの引掛け部で、前記携帯型ＩＣカードリーダを外部装置に引っかけて設置するので、外部装置での処理の際にＩＣカードの挿入又は取り出しが簡単にできるという効果がある。
更に、携帯型ＩＣカードリーダの引掛け部で、ノート型パソコンを開いた状態におけるディスプレイ装備側フレームの上端部に携帯型ＩＣカードリーダを引っかけて設置することで、ノート型パソコンを持ち歩いて所望の場所でＩＣカードにより種々の処理を行う場合に、便利であり操作性が良いという効果がある。
図１は、本発明の第１実施形態に係る携帯型ＩＣカードリーダとＩＣカードの斜視図、図２は、本発明の第１実施形態に係る携帯型ＩＣカードリーダであって、引掛け部が収納された状態を示す裏面側の斜視図、図３は、本発明の第１実施形態に係る携帯型ＩＣカードリーダであって、引掛け部を引出した状態を示す裏面側の斜視図、図４は、本発明の第１実施形態に係る携帯型ＩＣカードリーダであって、引掛け部が形成されている部分を示す一部切り欠き断面図、図５は、本発明の第１実施形態に係る携帯型ＩＣカードリーダを、ノート型パソコンのディスプレイ装備側フレームの上端部に引っ掛けて設置した状態を示す斜視図、図６は、本発明の第２実施形態に係る携帯型ＩＣカードリーダの裏面側の斜視図、図７は、本発明の第２実施形態に係る携帯型ＩＣカードリーダを、ノート型パソコンのディスプレイ装備側フレームの上端部に引っ掛けて設置した状態を示す斜視図である。
本発明の第１実施形態に係る携帯型ＩＣカードリーダ１は、図１に示すように、簡単に鞄などに入れて持ち運びできるように小型化されている。
図２には、携帯型ＩＣカードリーダ１を裏面側から見た斜視図が示してあるが、携帯型ＩＣカードリーダ１はＩＣカード２を手に持って挿入するための挿入部４を有する本体ケース３と、本体ケース３に設けられ、本体ケース３をパソコン（ＰＣ）等の外部装置に引っかけて設置するための一対の引掛け部５ａ，５ｂとを備えている。また、本体ケース３の所定部分には、パソコン等の外部装置との間での電気的な接続を行う接続ケーブル６が設けられている。
また、携帯型ＩＣカードリーダ１の本体ケース３の内部には、挿入部４に挿入されたＩＣカード２の接続端子７と接続される接続子（図示せず）が備えられている。
そして、挿入部４へＩＣカード２を挿入する場合には、ＩＣカード２の長手方向において、接続端子７と近い側の端辺から挿入させることで、少なくとも接続端子７が本体ケース３の内部に挿入され、本体ケース３の内部に備えられている接続子（図示せず）と接続されるように構成されている。
また、挿入部４へのＩＣカード２の挿入及び引出しは、使用者が手でＩＣカード２を持って行うため、挿入部４の奥行き寸法は、ＩＣカード２の長手寸法より短く構成され、ＩＣカード２を挿入部４へ挿入完了させた状態において、少なくともＩＣカード２の一部分が外側に出た状態となる仕様を有している。
携帯型ＩＣカードリーダ１の本体ケース３に設けられている一対の引掛け部５ａ，５ｂは、図２乃至図４に示すように、本体ケース３の裏面側に設けられている。
図３Ａに示すように、この引掛け部５ａ，５ｂは、本体ケース３の裏面側に左右対称となるように設けられている。引掛け部５ａ，５ｂを用いる必要がない場合には、本体ケース３に形成された２つの引掛け部収納用凹部８ａ，８ｂの内部に引掛け部５ａ，５ｂを収納できるようにしてある。
また、携帯型ＩＣカードリーダ１をパソコン等の外部装置に引っかけて使用する場合には、図３Ａに示すように、２つの引掛け部収納用凹部８ａ，８ｂに収納されたそれぞれの引掛け部５ａ，５ｂの一部を支点として円弧状に動かすことで、外側に引出し、この携帯型ＩＣカードリーダ１を引掛けられるように構成されている。
引掛け部５ａ，５ｂを引掛け部収納用凹部８ａ，８ｂに収納したり、引出すことができるようにするために、図４に示すように、各引掛け部５ａ，５ｂの所定部分に２つの突起部９がそれぞれ上下部分に形成されている。またこの突起部９を支点として円弧状に各々の引掛け部５ａ，５ｂを動かせるように、引掛け部収納用凹部８ａ，８ｂにこの突起部９を嵌めるための凹部１０がそれぞれ形成されている。
各引掛け部５ａ、５ｂは水平部Ｈと垂直部Ｖとを有するＬ字状に形成され、垂直部Ｖが各引掛け部５ａ、５ｂの外側に位置するとともに、突起部９は水平部Ｈの内側に設けられている（図３Ａ）。
ところで、本実施の形態において、携帯型ＩＣカードリーダ１は、ＩＣカード２の読み取り機能をもつものだけでなく、読み取り、書き込み機能をもつものを含む。
次に、本発明の第１実施形態に係る携帯型ＩＣカードリーダ１の使用例として、ノート型パソコン（ノート型ＰＣ）１１でＩＣカード２を用いたデータ処理を行う場合の携帯型ＩＣカードリーダ１の使用方法について説明する。
図５に示すように、ノート型パソコン１１を使用する場合には、キーボード装備側フレーム１１ａからディスプレイ装備側フレーム１１ｂを開くことで、使用者による操作や情報の表示が可能となる。
そして、ＩＣカード２を用いてノート型パソコン１１による処理を行う場合には、まず携帯型ＩＣカードリーダ１の引掛け部５ａ，５ｂを図３Ａに示すように、２つの引掛け部収納用凹部８ａ，８ｂから引出す。
この場合、引掛け部収納用凹部８ａ，８ｂから引掛け部５ａ，５ｂを引出す程度は、ノート型パソコン１１のキーボード装備側フレーム１１ａの厚みに応じて、キーボード装備側フレーム１１ａの厚みと略同じ幅の空間を有する程度に引出すとよい。
そして、ノート型パソコン１１を開いた状態におけるディスプレイ装備側フレーム１１ｂの上端部に、携帯型ＩＣカードリーダ１の引っ掛け部５ａ，５ｂを図５に示すように引掛けて設置する。
次に、携帯型ＩＣカードリーダ１の接続ケーブル６をノート型パソコンに接続する。
この状態では、携帯型ＩＣカードリーダ１の上側にＩＣカード２の挿入部４がくるので、片手でＩＣカード２を持って必要に応じて上方から挿入部４にＩＣカード２を挿入したり、引き抜くことができる。
したがって、ＩＣカード２の挿入及び引出しの際にも、携帯型ＩＣカードリーダ１の本体ケース３を押さえることなく、片手で挿入部４にＩＣカード２を挿入したり、引き抜くことができる。また、接続ケーブル６は、ディスプレイ装備側フレーム１１ｂの高さ分だけ延ばせば良く、接続ケーブル６をノート型パソコン１１の周囲にわたって引き延ばす場合に比べて接続ケーブル６の長さを短くすることができる。
次に、本発明の第２実施形態に係る携帯型ＩＣカードリーダ２０を図６及び図７に基づいて説明する。
図６には、携帯型ＩＣカードリーダ２０を裏面側から見た斜視図が示してあるが、携帯型ＩＣカードリーダ１の本体ケース２１の裏面側には、携帯型ＩＣカードリーダ２０をパソコン等の外部装置に引っ掛けて設置するための外方へ突出する引掛け部２２がＬ字状に形成されている。
そして、図７に示すように、Ｌ字状に形成された引掛け部２２を、ノート型パソコン１１の開いたディスプレイ装備側フレーム１１ｂの角部に引掛けることで、簡単にディスプレイ装備側フレーム１１ｂ上に設置するものである。
尚、携帯型ＩＣカードリーダの本体ケースに設けた引掛け部は、本体ケースの表側または裏側のいずれに設けてもよい。
また、前記の実施形態に限定されるものではなく、その他の種々の形態による引掛け部を用いることができるものである。
また、携帯型ＩＣカードリーダの引掛け部により引掛ける対象物は、例えばパソコン本体、外付けＣＤ−Ｒ／Ｌ、ハードディスク、プリンターなど、使用者が選択することができる。
以上説明したように、本発明の携帯型ＩＣカードリーダは、携帯型ＩＣカードリーダの本体ケースに引掛け部が備えられているので、外部装置に引掛け部を引掛けて本体ケースを外部装置に取付けることができる。このため携帯型ＩＣカードリーダにＩＣカードを挿入したり、又は取り出したりする際においても、その都度、携帯型ＩＣカードリーダを押さえたり、また片手で携帯型ＩＣカードリーダを押さえたり、持ち上げることなく、ＩＣカードを携帯型ＩＣカードリーダの挿入部に挿入又は取り出しを行うことができ、作業効率が向上するという効果がある。
更に、引掛け部を携帯型ＩＣカードリーダの本体ケース内に収納できるので、携帯型ＩＣカードリーダを持ち運ぶ際でも、引掛け部が邪魔にならないという効果がある。
また、本発明の携帯型ＩＣカードリーダの使用方法は、携帯型ＩＣカードリーダの引掛け部で、前記携帯型ＩＣカードリーダを外部装置に引っかけて設置するので、外部装置での処理の際にＩＣカードの挿入又は取り出しが簡単にできるという効果がある。
更に、携帯型ＩＣカードリーダの引掛け部で、ノート型パソコンを開いた状態におけるディスプレイ装備側フレームの上端部に携帯型ＩＣカードリーダを引っかけて設置することで、ノート型パソコンを持ち歩いて所望の場所でＩＣカードにより種々の処理を行う場合に、便利であり操作性が良いという効果がある。
Claims (8)
- ＩＣカードを挿入する挿入部を有するＩＣカードリーダの本体ケースと、
この本体ケースに設けられ、外部装置に係合可能な引掛け部と、
を備えたことを特徴とする携帯型ＩＣカードリーダ。 - 本体ケースの裏面に、一対の引掛け部が設けられていることを特徴とする請求項１記載の携帯型ＩＣカードリーダ。
- 引掛け部は本体ケースの裏面に対して回動自在に設けられていることを特徴とする請求項１記載の携帯型ＩＣカードリーダ。
- 本体ケースの裏面に、引掛け部を収納する収納用凹部が設けられていることを特徴とする請求項３記載の携帯型ＩＣカードリーダ。
- 引掛け部はＬ字状に形成されていることを特徴とする請求項１記載の携帯型ＩＣカードリーダ。
- 本体ケースの裏面に、単一の引掛け部が設けられていることを特徴とする請求項１記載の携帯型ＩＣカードリーダ。
- ＩＣカードを挿入する挿入部を有するＩＣカードの本体ケースと、この本体ケースに設けられ外部装置に係合可能な引掛け部とを備えた携帯型ＩＣカードリーダの使用方法において、
外部装置に引掛け部を引掛けて本体ケースを外部装置に取付ける工程と、
外部装置に取付けられた本体ケースの挿入部にＩＣカードを挿入する工程と、
を備えたことを特徴とする携帯型ＩＣカードリーダの使用方法。 - 外部装置はディスプレイを有するノート型ＰＣであり、
引掛け部をノート型ＰＣのディスプレイ装備側フレームに引掛けることを特徴とする請求項７記載の携帯型ＩＣカードリーダの使用方法。
Applications Claiming Priority (3)
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