JPWO2003098355A1 - 画像形成装置、現像ユニット、及び、コンピュータシステム - Google Patents

画像形成装置、現像ユニット、及び、コンピュータシステム Download PDF

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Abstract

効率的な通信システムを有する画像形成装置およびコンピュータシステムを実現する。現像ユニット着脱部に装着された現像ユニットが有する現像ユニット用素子および感光体ユニット着脱部に装着された感光体ユニットが有する感光体ユニット用素子の双方と無線通信可能なアンテナを備える。または、回転体の現像ユニット着脱部に装着された複数の現像ユニットのそれぞれが有する素子と回転体の複数の回転角で無線通信可能なアンテナを備え、現像ユニットが着脱部に装着された状態で回転体が回転した際の現像ユニットが描く軌跡の最外径Rと素子が描く軌跡の最外径rとが、R>rの関係を満たす。回転体の回転により、現像ユニットが感光体と対向する位置に到達してから取り外し位置に到達するまでの間に、現像ユニット用素子に情報を書き込む。情報の書き込みは、現像ユニットに交流電圧が供給されていないときに行われる。

Description

技術分野
本発明は、画像形成装置、現像ユニット、及び、コンピュータシステムに関する。
背景技術
レーザビームプリンタ等の画像形成装置においては、素子(メモリ)を有する現像ユニットが着脱可能であって、装着された現像ユニットをロータリー等の回転装置により回転させて、感光体ユニットに備えられた感光体に形成された潜像をフルカラー印刷するものがある。
現像ユニットが有する素子(メモリ)や感光体ユニットが有する素子(メモリ)に対して各種の情報の書き込みや読み出しを行うべく、これらの素子(メモリ)と画像形成装置本体との間で無線で通信がなされる。
前記素子と無線で通信を行うためには、画像形成装置本体側にアンテナを設ける必要がある。この際に、現像ユニットが有する素子(メモリ)と無線で通信を行うためのアンテナと、感光体ユニットが有する素子(メモリ)と無線で通信を行うためのアンテナと、を別個に設けるのは非効率的である。
また、現像ユニットが有する素子(メモリ)と画像形成装置本体との間での前記通信は、前記回転装置の複数の回転角において可能であるのが望ましい。しかし、これを満足するアンテナを、画像形成装置本体側に設けようとすると、当該アンテナの大きさが大きくなってしまうという問題が生ずる。
本発明は、効率的な通信システムを有する画像形成装置、及び、コンピュータシステムを実現することを目的とする。
また、本発明は、現像ユニットが有する素子と無線で通信するためのアンテナの大きさを小さくすることが可能となる画像形成装置、現像ユニット、及び、コンピュータシステムを実現することを目的とする。
発明の開示
主たる本発明は、通信可能な現像ユニット用素子を有する現像ユニットが着脱可能な現像ユニット着脱部と、通信可能な感光体ユニット用素子を有する感光体ユニットが着脱可能な感光体ユニット着脱部と、前記現像ユニット着脱部に装着された現像ユニットが有する前記現像ユニット用素子と、前記感光体ユニット着脱部に装着された感光体ユニットが有する前記感光体ユニット用素子の双方と無線で通信可能なアンテナと、を有する画像形成装置である。
また、他の主たる本発明は、通信可能な素子を有する現像ユニットが着脱可能な着脱部を複数備えた回転体と、該回転体の複数の回転角にて前記着脱部に装着された現像ユニットが有する素子と無線で通信するためのアンテナと、を有する画像形成装置において、前記現像ユニットが前記着脱部に装着された状態で前記回転体が回転した際の、前記現像ユニットが描く軌跡の最外径をR、前記素子が描く軌跡の最外径をrとしたときに、R>rの関係を満たす画像形成装置である。
本発明の上記以外の目的、及び、その特徴とするところは、本明細書及び添付図面の記載により明らかとなる。
発明を実施するための最良の形態
本明細書及び添付図面の記載により、少なくとも、以下の事項が明らかになる。
通信可能な現像ユニット用素子を有する現像ユニットが着脱可能な現像ユニット着脱部と、通信可能な感光体ユニット用素子を有する感光体ユニットが着脱可能な感光体ユニット着脱部と、前記現像ユニット着脱部に装着された現像ユニットが有する前記現像ユニット用素子と、前記感光体ユニット着脱部に装着された感光体ユニットが有する前記感光体ユニット用素子の双方と無線で通信可能なアンテナと、を有する画像形成装置。
前記画像形成装置によれば、前記現像ユニット着脱部に装着された現像ユニットが有する前記現像ユニット用素子と、前記感光体ユニット着脱部に装着された感光体ユニットが有する前記感光体ユニット用素子の双方と無線で通信可能なアンテナを備えるから、効率的な通信システムを有する画像形成装置を実現することが可能となる。
また、前記アンテナは、前記現像ユニット着脱部に装着された現像ユニットが有する前記現像ユニット用素子と、前記感光体ユニット着脱部に装着された感光体ユニットが有する前記感光体ユニット用素子と、に挟まれた位置に設けられていることとしてもよい。
このような場合には、通信に係る性能を向上させることができるアンテナ及び素子の配置を実現することが可能となる。
また、前記感光体ユニット用素子は、感光体ユニットアンテナを備え、前記アンテナは、前記感光体ユニットが前記感光体ユニット着脱部に装着された際に、該感光体ユニットが有する感光体ユニット用素子に備えられた前記感光体ユニットアンテナと対向することとしてもよい。
このような場合には、前記感光体ユニット用素子及び前記アンテナ間の通信に係る性能をさらに向上させることができる。
また、前記アンテナの長手方向は、前記感光体ユニットが前記感光体ユニット着脱部に装着された際に、該感光体ユニットが有する感光体ユニット用素子に備えられた前記感光体ユニットアンテナの長手方向に沿っていることとしてもよい。
このような場合には、前記感光体ユニット用素子及び前記アンテナ間の通信に係る性能をさらに向上させることができる。
また、前記感光体ユニットが前記感光体ユニット着脱部に装着された際の、該感光体ユニットが有する感光体ユニット用素子に備えられた前記感光体ユニットアンテナの長手方向における前記アンテナの長さは、該感光体ユニットアンテナの長手方向の長さよりも長いこととしてもよい。
このような場合には、例えば、素子が、その本来の位置からずれてしまうような状況となっても、一定の通信品質を担保することが可能となる。
また、前記現像ユニット着脱部を複数備えた移動体を有し、前記現像ユニット用素子は、現像ユニットアンテナを備え、前記アンテナは、前記現像ユニットが前記現像ユニット着脱部に装着され前記移動体が所定の位置に移動した際に、該現像ユニットが有する現像ユニット用素子に備えられた前記現像ユニットアンテナと対向することとしてもよい。
このような場合には、前記アンテナは、前記現像ユニットが前記現像ユニット着脱部に装着され前記移動体が所定の位置に移動した際に、該現像ユニットが有する現像ユニット用素子に備えられた前記現像ユニットアンテナと対向するから、前記現像ユニット用素子及び前記アンテナ間の通信に係る性能をさらに向上させることができる。
また、前記移動体は回転移動することとしてもよい。
このような場合には、前記アンテナは、前記現像ユニットが前記現像ユニット着脱部に装着され前記移動体が所定の位置に回転移動した際に、該現像ユニットが有する現像ユニット用素子に備えられた前記現像ユニットアンテナと対向するから、前記現像ユニット用素子及び前記アンテナ間の通信に係る性能をさらに向上させることができる。
また、前記アンテナの長手方向は、前記現像ユニットが前記現像ユニット着脱部に装着され前記移動体が所定の位置に移動した際に、該現像ユニットが有する現像ユニット用素子に備えられた前記現像ユニットアンテナの長手方向に沿っていることとしてもよい。
このような場合には、前記現像ユニット用素子及び前記アンテナ間の通信に係る性能をさらに向上させることができる。
また、前記現像ユニットが前記現像ユニット着脱部に装着され前記移動体が所定の位置に移動した際の該現像ユニットが有する現像ユニット用素子に備えられた前記現像ユニットアンテナの長手方向における前記アンテナの長さは、該現像ユニットアンテナの長手方向の長さよりも長いこととしてもよい。
このような場合には、例えば、素子が、その本来の位置からずれてしまうような状況となっても、一定の通信品質を担保することが可能となる。
また、前記アンテナは、前記感光体ユニット用素子に非接触状態にて通信可能であることとしてもよい。
このような場合には、例えば、前記アンテナが前記感光体ユニット用素子に接触状態にて通信可能である場合と比較して、現像ユニット用素子と感光体ユニット用素子の双方と無線で通信可能なアンテナを備える画像形成装置を容易に実現することができる。
また、前記アンテナは、前記現像ユニット用素子に非接触状態にて通信可能であることとしてもよい。
このような場合には、例えば、前記アンテナが前記現像ユニット用素子に接触状態にて通信可能である場合と比較して、現像ユニット用素子と感光体ユニット用素子の双方と無線で通信可能なアンテナを備える画像形成装置を容易に実現することができる。
また、通信可能な現像ユニット用素子を有する現像ユニットが着脱可能な現像ユニット着脱部と、通信可能な感光体ユニット用素子を有する感光体ユニットが着脱可能な感光体ユニット着脱部と、を有する画像形成装置において、前記現像ユニット着脱部に装着された現像ユニットが有する前記現像ユニット用素子と、前記感光体ユニット着脱部に装着された感光体ユニットが有する前記感光体ユニット用素子の双方と無線で通信可能なアンテナを備え、前記アンテナは、前記現像ユニット着脱部に装着された現像ユニットが有する前記現像ユニット用素子と、前記感光体ユニット着脱部に装着された感光体ユニットが有する前記感光体ユニット用素子と、に挟まれた位置に設けられており、前記感光体ユニット用素子は、感光体ユニットアンテナを備え、前記アンテナは、前記感光体ユニットが前記感光体ユニット着脱部に装着された際に、該感光体ユニットが有する感光体ユニット用素子に備えられた前記感光体ユニットアンテナと対向し、前記アンテナの長手方向は、前記感光体ユニットが前記感光体ユニット着脱部に装着された際に、該感光体ユニットが有する感光体ユニット用素子に備えられた前記感光体ユニットアンテナの長手方向に沿っており、前記感光体ユニットが前記感光体ユニット着脱部に装着された際の、該感光体ユニットが有する感光体ユニット用素子に備えられた前記感光体ユニットアンテナの長手方向における前記アンテナの長さは、該感光体ユニットアンテナの長手方向の長さよりも長く、前記現像ユニット着脱部を複数備えた移動体を有し、前記現像ユニット用素子は、現像ユニットアンテナを備え、前記アンテナは、前記現像ユニットが前記現像ユニット着脱部に装着され前記移動体が所定の位置に移動した際に、該現像ユニットが有する現像ユニット用素子に備えられた前記現像ユニットアンテナと対向し、前記移動体は回転移動し、前記アンテナの長手方向は、前記現像ユニットが前記現像ユニット着脱部に装着され前記移動体が所定の位置に移動した際に、該現像ユニットが有する現像ユニット用素子に備えられた前記現像ユニットアンテナの長手方向に沿っており、前記現像ユニットが前記現像ユニット着脱部に装着され前記移動体が所定の位置に移動した際の該現像ユニットが有する現像ユニット用素子に備えられた前記現像ユニットアンテナの長手方向における前記アンテナの長さは、該現像ユニットアンテナの長手方向の長さよりも長く、前記アンテナは、前記感光体ユニット用素子に非接触状態にて通信可能であり、前記アンテナは、前記現像ユニット用素子に非接触状態にて通信可能であることを特徴とする画像形成装置も実現可能である。
また、コンピュータ本体、及び、コンピュータ本体に接続可能な画像形成装置であって、通信可能な現像ユニット用素子を有する現像ユニットが着脱可能な現像ユニット着脱部と、通信可能な感光体ユニット用素子を有する感光体ユニットが着脱可能な感光体ユニット着脱部と、前記現像ユニット着脱部に装着された現像ユニットが有する前記現像ユニット用素子と、前記感光体ユニット着脱部に装着された感光体ユニットが有する前記感光体ユニット用素子の双方と無線で通信可能なアンテナと、を備えた画像形成装置、を具備することを特徴とするコンピュータシステムも実現可能である。
通信可能な素子を有する現像ユニットが着脱可能な着脱部を複数備えた回転体と、該回転体の複数の回転角にて前記着脱部に装着された現像ユニットが有する素子と無線で通信するためのアンテナと、を有する画像形成装置において、前記現像ユニットが前記着脱部に装着された状態で前記回転体が回転した際の、前記現像ユニットが描く軌跡の最外径をR、前記素子が描く軌跡の最外径をrとしたときに、R>rの関係を満たすことを特徴とする画像形成装置。
前記画像形成装置によれば、前記現像ユニットが前記着脱部に装着された状態で前記回転体が回転した際の、前記現像ユニットが描く軌跡の最外径をR、前記素子が描く軌跡の最外径をrとしたときに、R>rの関係を満たしているから、現像ユニットが有する素子と無線で通信するためのアンテナの大きさを小さくすることが可能となる。
また、前記回転体の中心から、前記回転体の回転径方向における前記アンテナの最も外側の位置までの距離をLとしたときに、R>Lの関係を満たすこととしてもよい。
このような場合には、小さなアンテナを、素子との無線通信に利用することが可能となる。
また、前記現像ユニットが前記着脱部に装着された状態で前記回転体が回転した際の、前記現像ユニットが描く軌跡の最外径をR、前記素子が描く軌跡の最外径をrとしたときに、R/2>rの関係を満たすこととしてもよい。
このような場合には、現像ユニットが有する素子と無線で通信するためのアンテナの大きさをより小さくすることが可能となる。
また、前記回転体の中心から、前記回転体の回転径方向における前記アンテナの最も外側の位置までの距離をLとしたときに、R/2>Lの関係を満たすこととしてもよい。
このような場合には、より小さなアンテナを、素子との無線通信に利用することが可能となる。
また、前記素子は、前記現像ユニットが前記着脱部に装着された際に前記回転体の回転軸方向と交差する、該現像ユニットの側面に設けられていることとしてもよい。
このような場合には、前記素子を現像ユニットの取り付け易い位置に設けることが可能となる。
また、前記側面は、現像ユニットを装着する際に、先頭側となる側面であることとしてもよい。
このような場合には、ユーザが現像ユニットを交換する際に素子に触れること等による当該素子の破損の危険性を少なくすることができる。
また、前記アンテナは、前記現像ユニットが前記着脱部に装着された際に、前記回転体の回転軸方向において、前記素子よりも外側に位置することとしてもよい。
このような場合には、前記アンテナを画像形成装置の取り付け易い位置に設けることが可能となる。
また、前記着脱部に装着された現像ユニットのうち、その一部又は総ての現像ユニットが有する前記素子は、前記回転体の所定の回転角にて、前記アンテナと対向することとしてもよい。
このような場合には、前記素子と前記アンテナ間の通信に係る性能を向上させることが可能となる。
また、前記着脱部に複数の現像ユニットが装着された際に、該複数の現像ユニットが有する総ての素子は、前記回転体の所定の回転角にて同時に、前記アンテナと対向することとしてもよい。
このような場合には、前記回転体の所定の回転角において、複数の素子が同時に前記アンテナと通信を行う際等に、当該通信に係る性能を向上させることが可能となる。
また、前記着脱部に装着された現像ユニットのうち、その一部又は総ての現像ユニットが有する前記素子は、前記回転体の総ての回転角にて、前記アンテナと対向することとしてもよい。
このような場合には、前記回転体の総ての回転角において、前記素子と前記アンテナ間の通信に係る性能を向上させることが可能となる。
また、前記着脱部に複数の現像ユニットが装着された際に、該複数の現像ユニットが有する総ての素子は、前記回転体の所定の回転角にて同時に、前記アンテナに対して通信可能であることとしてもよい。
このような場合には、前記回転体の所定の回転角において、複数の素子が同時に前記アンテナと通信を行うことが可能となるから、素子、アンテナ間で通信を行うタイミングに係る制限を少なくすることができる。
また、前記着脱部に装着された現像ユニットのうち、その一部又は総ての現像ユニットが有する前記素子は、前記回転体の総ての回転角にて、前記アンテナに対して通信可能であることとしてもよい。
このような場合には、素子、アンテナ間で通信を行うタイミングに係る制限を少なくすることができる。
また、回転している現像ユニットが有する素子は、前記アンテナに対して通信可能であることとしてもよい。
このような場合には、現像ユニットが回転している時間を利用して効率よく通信を行うことができる。
また、前記素子は、前記アンテナに非接触状態にて通信可能であることとしてもよい。
このような場合には、現像ユニットが有する素子と非接触状態にて無線通信するためのアンテナの大きさを小さくすることが可能となる。
また、交流電圧を供給するための交流電圧供給部を有し、画像形成処理を開始してから終了するまでの間において、前記交流電圧供給部が交流電圧を供給していないときに、前記アンテナを用いて、前記着脱部に装着された現像ユニットが有する前記素子に情報を書き込むこととしてもよい。
このような場合には、画像形成処理を開始してから終了するまでの間において、前記交流電圧供給部が交流電圧を供給していないときに、前記アンテナを用いて、前記着脱部に装着された現像ユニットが有する前記素子に情報を書き込むから、帯電部材への交流電圧の供給に起因するノイズ等の影響を受けずに精度良く情報を書き込むことが可能となる。
また、前記着脱部に前記現像ユニットを着脱するための着脱開口と、潜像を形成可能な感光体と、を有し、前記回転体の回転により前記現像ユニットが前記感光体に対向する対向位置に位置した状態にて、該現像ユニットに収容された現像剤による前記潜像の現像が可能となり、前記回転体の回転により前記現像ユニットが前記対向位置とは異なる取り外し位置に位置した状態にて、前記着脱開口を介した該現像ユニットの前記着脱部からの取り外しが可能となり、前記回転体の回転により前記現像ユニットが前記対向位置に到達してから前記取り外し位置に到達するまでの間に、該現像ユニットが有する前記素子に対して、前記アンテナを用いて情報を書き込むこととしてもよい。
前記着脱部に前記現像ユニットを着脱するための着脱開口を備えている場合には、着脱部に装着された現像ユニットが着脱開口を介して不用意に取り外される可能性がある。特に、現像ユニットが前記対向位置に位置して現像が行われると該現像ユニット内の現像剤の量が減少するため、減少した現像剤の量に関する情報が素子に書き込まれる前に該現像ユニットが取り外されてしまうと、現像ユニットに収容された現像剤の量等を把握できなくなる可能性がある。
上記のような場合には、かかる問題点を解消することが可能となる。
また、通信可能な素子を有する現像ユニットが着脱可能な着脱部を複数備えた回転体と、該回転体の複数の回転角にて前記着脱部に装着された現像ユニットが有する素子と無線で通信するためのアンテナと、を有する画像形成装置において、前記現像ユニットが前記着脱部に装着された状態で前記回転体が回転した際の、前記現像ユニットが描く軌跡の最外径をR、前記素子が描く軌跡の最外径をrとしたときに、R/2>rの関係を満たし、前記回転体の中心から、前記回転体の回転径方向における前記アンテナの最も外側の位置までの距離をLとしたときに、R/2>Lの関係を満たし、前記素子は、前記現像ユニットが前記着脱部に装着された際に前記回転体の回転軸方向と交差する、該現像ユニットの側面に設けられており、前記側面は、現像ユニットを装着する際に、先頭側となる側面であり、前記アンテナは、前記現像ユニットが前記着脱部に装着された際に、前記回転体の回転軸方向において、前記素子よりも外側に位置し、前記着脱部に装着された現像ユニットのうち、その一部又は総ての現像ユニットが有する前記素子は、前記回転体の総ての回転角にて、前記アンテナと対向し、前記着脱部に装着された現像ユニットのうち、その一部又は総ての現像ユニットが有する前記素子は、前記回転体の総ての回転角にて、前記アンテナに対して通信可能であり、回転している現像ユニットが有する素子は、前記アンテナに対して通信可能であり、前記素子は、前記アンテナに非接触状態にて通信可能であり、交流電圧を供給するための交流電圧供給部を有し、画像形成処理を開始してから終了するまでの間において、前記交流電圧供給部が交流電圧を供給していないときに、前記アンテナを用いて、前記着脱部に装着された現像ユニットが有する前記素子に情報を書き込み、前記着脱部に前記現像ユニットを着脱するための着脱開口と、潜像を形成可能な感光体と、を有し、前記回転体の回転により前記現像ユニットが前記感光体に対向する対向位置に位置した状態にて、該現像ユニットに収容された現像剤による前記潜像の現像が可能となり、前記回転体の回転により前記現像ユニットが前記対向位置とは異なる取り外し位置に位置した状態にて、前記着脱開口を介した該現像ユニットの前記着脱部からの取り外しが可能となり、前記回転体の回転により前記現像ユニットが前記対向位置に到達してから前記取り外し位置に到達するまでの間に、該現像ユニットが有する前記素子に対して、前記アンテナを用いて情報を書き込むことを特徴とする画像形成装置も実現可能である。
次に、現像ユニットが着脱可能な着脱部を複数備えた回転体と、該回転体の複数の回転角にて前記着脱部に装着された現像ユニットが有する素子と無線で通信するためのアンテナと、を有する画像形成装置本体の、該着脱部に着脱可能な現像ユニットであって、通信可能な前記素子を有する現像ユニットにおいて、前記現像ユニットが前記着脱部に装着された状態で前記回転体が回転した際の、前記現像ユニットが描く軌跡の最外径をR、前記素子が描く軌跡の最外径をrとしたときに、R>rの関係を満たすことを特徴とする現像ユニット。
前記現像ユニットによれば、当該現像ユニットが前記着脱部に装着された状態で前記回転体が回転した際の、前記現像ユニットが描く軌跡の最外径をR、前記素子が描く軌跡の最外径をrとしたときに、R>rの関係を満たしているから、現像ユニットが有する素子と無線で通信するためのアンテナの大きさを小さくすることが可能となる。
また、前記回転体の中心から、前記回転体の回転径方向における前記アンテナの最も外側の位置までの距離をLとしたときに、R>Lの関係を満たすこととしてもよい。
このような場合には、小さなアンテナを、素子との無線通信に利用することが可能となる。
また、前記現像ユニットが前記着脱部に装着された状態で前記回転体が回転した際の、前記現像ユニットが描く軌跡の最外径をR、前記素子が描く軌跡の最外径をrとしたときに、R/2>rの関係を満たすこととしてもよい。
このような場合には、現像ユニットが有する素子と無線で通信するためのアンテナの大きさをより小さくすることが可能となる。
また、前記回転体の中心から、前記回転体の回転径方向における前記アンテナの最も外側の位置までの距離をLとしたときに、R/2>Lの関係を満たすこととしてもよい。
このような場合には、より小さなアンテナを、素子との無線通信に利用することが可能となる。
また、コンピュータ本体、コンピュータ本体に接続可能な表示装置、及び、コンピュータ本体に接続可能な画像形成装置であって、通信可能な素子を有する現像ユニットが着脱可能な着脱部を複数備えた回転体と、該回転体の複数の回転角にて前記着脱部に装着された現像ユニットが有する素子と無線で通信するためのアンテナと、を有する画像形成装置であって、前記現像ユニットが前記着脱部に装着された状態で前記回転体が回転した際の、前記現像ユニットが描く軌跡の最外径をR、前記素子が描く軌跡の最外径をrとしたときに、R>rの関係を満たす画像形成装置、を具備することを特徴とするコンピュータシステムも実現可能である。
= 第一実施形態 =
===画像形成装置(レーザビームプリンタ)の概要===
次に、図1及び図2を用いて、画像形成装置としてレーザビームプリンタ(以下、「プリンタ」ともいう。)10を例にとって、その概要について説明する。図1は、プリンタ本体10aに対する、現像ユニット54(51、52、53)及び感光体ユニット75の着脱構成を説明するための図である。図2は、プリンタ10を構成する主要構成要素を示した図である。なお、図2は、図1におけるX方向と垂直な断面の図である。また、図1、図2には、矢印にて上下方向を示しており、例えば、給紙トレイ92は、プリンタ10の下部に配置されており、定着ユニット90は、プリンタ10の上部に配置されている。
<着脱構成>
プリンタ本体10aには、現像ユニット54(51、52、53)、及び感光体ユニット75が着脱可能である。これら現像ユニット54(51、52、53)及び感光体ユニット75がプリンタ本体10aに装着されることにより、プリンタ10が構成される。
プリンタ本体10aは、開閉可能な第一開閉カバー10b、第一開閉カバー10bより内側に設けられ開閉可能な第二開閉カバー10c、感光体ユニット75を着脱するための感光体ユニット着脱開口10d、及び、現像ユニット54(51、52、53)を着脱するための現像ユニット着脱開口10eを有している。
ここで、ユーザが第一開閉カバー10bを開くことにより、感光体ユニット着脱開口10dを介して感光体ユニット75をプリンタ本体10aの感光体ユニット着脱部に着脱することが可能となる。さらに、ユーザが第二開閉カバー10cを開くことにより、現像ユニット着脱開口10eを介して現像ユニット54(51、52、53)をプリンタ本体10aの現像ユニット着脱部に着脱することが可能となる。
<プリンタ10の概要>
現像ユニット54(51、52、53)及び感光体ユニット75がプリンタ本体10aに装着された状態におけるプリンタ10の概要を説明する。
本実施の形態に係るプリンタ10は、図2に示すように、潜像を担持する潜像担持体である感光体20の回転方向に沿って、帯電ユニット30、露光ユニット40、YMCK現像デバイス50、一次転写ユニット60、中間転写体70、クリーニングブレード76を有し、さらに、二次転写ユニット80、定着ユニット90、ユーザへの報知手段を構成するための液晶パネル等からなる表示ユニット95、及び、これらのユニット等を制御しプリンタ10の動作を制御する制御ユニット100(図3)を有している。
感光体20は、円筒状の導電性基材とその外周面に形成された感光層を有し、中心軸を中心に回転可能であり、本実施の形態においては、図2中の矢印で示すように時計回りに回転する。
帯電ユニット30は、感光体20を帯電するための装置であり、露光ユニット40は、レーザを照射することによって帯電された感光体20上に潜像を形成する装置である。この露光ユニット40は、半導体レーザ、ポリゴンミラー、F−θレンズ等を有しており、パーソナルコンピュータ、ワードプロセッサ等の不図示のホストコンピュータから入力された画像信号に基づいて、変調されたレーザを帯電された感光体20上に照射する。
YMCK現像デバイス50は、移動体としてのロータリー55と、このロータリー55に装着された4つの現像ユニットを有している。ロータリー55は、回転可能であり、4つの現像ユニット51、52、53、54それぞれを現像ユニット着脱開口10eを介して着脱可能な、現像ユニット着脱部としての4つの着脱部55b、55c、55d、55eを備えている。シアン(C)トナーを収容したシアン現像ユニット51は、着脱部55bに対して着脱可能であり、マゼンタ(M)トナーを収容したマゼンタ現像ユニット52は、着脱部55cに対して着脱可能であり、ブラック(K)トナーを収容したブラック現像ユニット53は、着脱部55dに対して着脱可能であり、イエロー(Y)トナーを収容したイエロー現像ユニット54は、着脱部55eに対して着脱可能である。
ロータリー55は、回転することにより、着脱部55b、55c、55d、55eにそれぞれ装着された前記4つの現像ユニット51、52、53、54を移動させる。すなわち、このロータリー55は、装着された4つの現像ユニット51、52、53、54を、中心軸55aを中心として、それらの相対位置を維持したまま回転させる。そして、感光体20に形成された潜像に、現像ユニット51、52、53、54を選択的に対向させ、それぞれの現像ユニット51、52、53、54に収容されたトナーにて、感光体20上の潜像を現像する。なお、各現像ユニットの詳細については後述する。
一次転写ユニット60は、感光体20に形成された単色トナー像を中間転写体70に転写するための装置であり、4色のトナーが順次重ねて転写されると、中間転写体70にフルカラートナー像が形成される。
中間転写体70は、エンドレスのベルトであり、感光体20とほぼ同じ周速度にて回転駆動される。中間転写体70の近傍には同期用読み取りセンサRSが設けられている。この同期用読み取りセンサRSは、中間転写体70の基準位置を検知するためのセンサであり、主走査方向と直交する副走査方向における同期信号Vsyncを得る。同期用読み取りセンサRSは、光を発するための発光部と、光を受光するための受光部とを有している。前記発光部から発せられた光が、中間転写体70の所定の位置に形成された穴を通過し、前記受光部によって受光された際に、同期用読み取りセンサRSは、パルス信号を発する。このパルス信号は、中間転写体70が一回転する毎に一つ発せられる。
二次転写ユニット80は、中間転写体70上に形成された単色トナー像やフルカラートナー像を紙、フィルム、布等の記録媒体に転写するための装置である。
定着ユニット90は、記録媒体上に転写された単色トナー像やフルカラートナー像を紙等の記録媒体に融着させて永久像とするための装置である。
クリーニングブレード76は、ゴム製であり、感光体20の表面に当接している。このクリーニングブレード76は、一次転写ユニット60によって中間転写体70上にトナー像が転写された後に、感光体20上に残存するトナーを掻き落として除去する。
感光体ユニット75は、一次転写ユニット60と露光ユニット40との間に設けられ、感光体20、情報を書き込み可能な感光体ユニット用素子としての素子75a、帯電ユニット30、クリーニングブレード76、及び、クリーニングブレード76により掻き落とされたトナーを収容する廃トナー収容部76aを有している。なお、素子75aは、書き込まれた各種の情報を記憶可能な構成となっている。
制御ユニット100は、図3に示すようにメインコントローラ101と、ユニットコントローラ102とで構成され、メインコントローラ101には画像信号が入力され、この画像信号に基づく指令に応じてユニットコントローラ102が前記各ユニット等を制御して画像を形成する。
===プリンタ10の動作===
次に、このように構成されたプリンタ10の動作について、他の構成要素にも言及しつつ説明する。
まず、不図示のホストコンピュータからの画像信号がインターフェイス(I/F)112を介してプリンタ10のメインコントローラ101に入力されると、このメインコントローラ101からの指令に基づくユニットコントローラ102の制御により感光体20、及び中間転写体70が回転する。その後、同期用読み取りセンサRSにより中間転写体70の基準位置が検出され、パルス信号が出力される。このパルス信号は、シリアルインターフェイス121を介してユニットコントローラ102に送られる。ユニットコントローラ102は、受信したパルス信号を基準として、以下の動作を制御する。
感光体20は、回転しながら、帯電位置において帯電ユニット30により順次帯電される。感光体20の帯電された領域は、感光体20の回転に伴って露光位置に至り、露光ユニット40によって、第1色目、例えばイエローYの画像情報に応じた潜像が該領域に形成される。
感光体20上に形成された潜像は、感光体20の回転に伴って現像位置に至り、イエロー現像ユニット54によってイエロートナーで現像される。これにより、感光体20上にイエロートナー像が形成される。
感光体20上に形成されたイエロートナー像は、感光体20の回転に伴って一次転写位置に至り、一次転写ユニット60によって、中間転写体70に転写される。この際、一次転写ユニット60には、トナーの帯電極性とは逆の極性の一次転写電圧が印加される。なお、この間、二次転写ユニット80は、中間転写体70から離間している。
上記の処理が、第2色目、第3色目及び第4色目について繰り返して実行されることにより、各画像信号に対応した各色のトナー像が、中間転写体70に重なり合って転写される。これにより、中間転写体70上にはフルカラートナー像が形成される。
中間転写体70上に形成されたフルカラートナー像は、中間転写体70の回転に伴って二次転写位置に至り、二次転写ユニット80によって記録媒体に転写される。なお、記録媒体は、給紙トレイ92から、給紙ローラ94、レジローラ96を介して二次転写ユニット80へ搬送される。また、転写動作を行う際、二次転写ユニット80は中間転写体70に押圧されるとともに二次転写電圧が印加される。
記録媒体に転写されたフルカラートナー像は、定着ユニット90によって加熱加圧されて記録媒体に融着される。
一方、感光体20は一次転写位置を経過した後に、クリーニングブレード76によって、その表面に付着しているトナーが掻き落とされ、次の潜像を形成するための帯電に備える。掻き落とされたトナーは、廃トナー収容部76aに回収される。
===制御ユニットの概要===
次に、制御ユニット100の構成について図3を参照しつつ説明する。図3は、プリンタ10に設けられた制御ユニット100を示すブロック図である。
制御ユニット100のメインコントローラ101は、インターフェイス112を介してホストコンピュータと接続され、このホストコンピュータから入力された画像信号を記憶するための画像メモリ113を備えている。
制御ユニット100のユニットコントローラ102は、各ユニット(帯電ユニット30、露光ユニット40、一次転写ユニット60、感光体ユニット75、二次転写ユニット80、定着ユニット90、表示ユニット95)及びYMCK現像デバイス50と電気的に接続され、それらが備えるセンサからの信号を受信することによって、各ユニット及びYMCK現像デバイス50の状態を検出しつつ、メインコントローラ101から入力される信号に基づいて、各ユニット及びYMCK現像デバイス50を制御する。各ユニット及びYMCK現像デバイス50を駆動するための構成要素として、図3では、感光体ユニット駆動制御回路、帯電ユニット駆動制御回路、露光ユニット駆動制御回路127、YMCK現像デバイス駆動制御回路125、一次転写ユニット駆動制御回路、二次転写ユニット駆動制御回路、定着ユニット駆動制御回路、及び、表示ユニット駆動制御回路が示されている。
露光ユニット40に接続された露光ユニット駆動制御回路127は、現像剤の消費量を検知するための消費量検知手段たる画素カウンタ127aを有している。この画素カウンタ127aは、露光ユニット40に入力される画素数をカウントする。なお、画素カウンタ127aは、露光ユニット40に設けてもよいし、メインコントローラ101に設けてもよい。なお、画素数とは、プリンタ10の基本解像度単位の画素数、換言すれば、実際に印刷する画像の画素数である。トナーTの消費量(使用量)は、画素数に比例するため、画素数をカウントすることにより、トナーTの消費量を検知することができる。
YMCK現像デバイス駆動制御回路125には、交流電圧供給部126aから交流電圧が供給され、直流電圧供給部126bから直流電圧が供給される。YMCK現像デバイス駆動制御回路125は、これらの交流電圧と直流電圧を重畳した電圧を、適宜のタイミングで現像ローラに印加して、現像ローラと感光体との間に交番電界を形成する。
また、ユニットコントローラ102が備えるCPU120は、シリアルインターフェイス(I/F)121を介して、シリアルEEPROM等の不揮発性記憶素子(以下、「本体側メモリ」ともいう。)122に接続されている。
また、CPU120は、シリアルインターフェイス121、送受信回路123、及び、アンテナの一例としての本体側アンテナ124を介して、各現像ユニット51、52、53、54に設けられた現像ユニット用素子としての素子51a、52a、53a、54aと、無線にて通信可能となっている。同様に、CPU120は、シリアルインターフェイス121、送受信回路123、及び、本体側アンテナ124を介して、感光体ユニット75に設けられた素子75aと無線にて通信可能となっている。
すなわち、プリンタ10は、現像ユニット着脱部に装着された現像ユニットが有する現像ユニット用素子と、感光体ユニット着脱部に装着された感光体ユニット75が有する感光体ユニット用素子75aの双方と無線で通信可能な本体側アンテナ124を備えている。
無線通信の際に、本体側アンテナ124は、各現像ユニット51、52、53、54に設けられた素子51a、52a、53a、54aに情報を書き込む。また、本体側アンテナ124は、各現像ユニット51、52、53、54に設けられた素子51a、52a、53a、54aから情報を読み込むことも可能である。無線通信の際に、本体側アンテナ124は、感光体ユニット75に設けられた素子75aに情報を書き込む。また、本体側アンテナ124は、感光体ユニット75に設けられた素子75aから情報を読み込むことも可能である。
このように、プリンタ10は、現像ユニット着脱部に装着された現像ユニットが有する現像ユニット用素子と、感光体ユニット着脱部に装着された感光体ユニット75が有する感光体ユニット用素子75aの双方と無線で通信可能な本体側アンテナ124を備えているため、効率的な通信システムを有する画像形成装置を実現することが可能となる。
すなわち、発明が解決しようとする課題の項で説明したとおり、現像ユニットが有する現像ユニット用素子と無線で通信を行うためのアンテナと、感光体ユニットが有する感光体ユニット用素子75aと無線で通信を行うためのアンテナと、を別個に設けるのは非効率的である。そこで、前述した通り、現像ユニット着脱部に装着された現像ユニットが有する現像ユニット用素子と、感光体ユニット着脱部に装着された感光体ユニット75が有する感光体ユニット用素子75aの双方と無線で通信可能な本体側アンテナ124を設けることにより、前記問題点を解消することが可能となる。
===現像ユニットの概要===
次に、図4、図5を用いて、現像ユニットの概要について説明する。図4は、イエロー現像ユニット54を現像ローラ510側から見た斜視図である。図5は、イエロー現像ユニット54の主要構成要素を示した断面図である。なお、図5にも、矢印にて上下方向を示しており、例えば、現像ローラ510の中心軸は、感光体20の中心軸よりも下方にある。また、図5では、イエロー現像ユニット54が、感光体20と対向する現像位置に位置している状態にて示されている。
YMCK現像デバイス50には、シアン(C)トナーを収容したシアン現像ユニット51、マゼンタ(M)トナーを収容したマゼンタ現像ユニット52、ブラック(K)トナーを収容したブラック現像ユニット53及びイエロー(Y)トナーを収容したイエロー現像ユニット54が設けられているが、各現像ユニットの構成は同様であるので、以下、イエロー現像ユニット54について説明する。
イエロー現像ユニット54は、現像剤としてのイエロートナーTを収容するための現像剤収容部、すなわち、第1収容部530・第2収容部535、素子54a、ハウジング540、現像剤担持体としての現像ローラ510、この現像ローラ510にトナーTを供給するトナー供給ローラ550、現像ローラ510に担持されたトナーTの層厚を規制する規制ブレード560等が設けられている。
ハウジング540は、一体成形された上ハウジングと下ハウジング等を接合して製造されたものであり、その内部は下部から上方に(図5の上下方向)延出させた規制壁545により、第1収容部530と第2収容部535とに分けられている。これら第1収容部530と第2収容部535は、現像剤としてのトナーTを収容するための現像剤収容部(530、535)を形成している。第1収容部530と第2収容部535とは、上部が連通され、規制壁545によりトナーTの移動が規制されている。なお、第1収容部530及び第2収容部535に収容されたトナーTを攪拌するための攪拌部材を設けてもよいが、本実施の形態では、ロータリー55の回転に伴って各現像ユニット(シアン現像ユニット51、マゼンタ現像ユニット52、ブラック現像ユニット53、イエロー現像ユニット54)が回転し、これにより各現像ユニット内のトナーTが攪拌されるため、第1収容部530及び第2収容部535には攪拌部材を設けていない。
第1収容部530の下部には、ハウジング540の外部と連通する開口541が設けられている。第1収容部530には、トナー供給ローラ550が、その周面を前記開口541に臨ませて設けられ、ハウジング540に回転可能に支持されている。また、ハウジング540の外側からは、開口541に周面を臨ませて、現像ローラ510が設けられ、この現像ローラ510は、トナー供給ローラ550に当接している。
現像ローラ510は、トナーTを担持して感光体20と対向する現像位置に搬送する。この現像ローラ510は、アルミニウム、ステンレス、鉄等により製造されており、必要に応じて、ニッケルメッキ、クロムメッキ等や、トナー担持領域にはサンドブラスト等が施されている。また、現像ローラ510は、その長手方向が、イエロー現像ユニット54の長手方向に沿うように設けられている。また、現像ローラ510は、中心軸を中心として回転可能であり、図5に示すように、感光体20の回転方向(図5において時計方向)と逆の方向(図5において反時計方向)に回転する。その中心軸は、感光体20の中心軸よりも下方にある。また、図5に示すように、イエロー現像ユニット54が感光体20と対向している状態では、現像ローラ510と感光体20との間には空隙が存在する。すなわち、イエロー現像ユニット54は、感光体20上に形成された潜像を非接触状態で現像する。なお、感光体20上に形成された潜像を現像する際には、現像ローラ510と感光体20との間に交番電界が形成される。
トナー供給ローラ550は、第1収容部530及び第2収容部535に収容されたトナーTを現像ローラ510に供給する。このトナー供給ローラ550は、ポリウレタンフォーム等からなり、弾性変形された状態で現像ローラ510に当接している。トナー供給ローラ550は、第1収容部530の下部に配置されており、第1収容部530及び第2収容部に収容されたトナーTは、第1収容部530の下部にてトナー供給ローラ550によって現像ローラ510に供給される。トナー供給ローラ550は、中心軸を中心として回転可能であり、その中心軸は、現像ローラ510の回転中心軸よりも下方にある。また、トナー供給ローラ550は、現像ローラ510の回転方向(図5において反時計方向)と逆の方向(図5において時計方向)に回転する。なお、トナー供給ローラ550は、第1収容部530及び第2収容部535に収容されたトナーTを現像ローラ510に供給する機能を有するとともに、現像後に現像ローラ510に残存しているトナーTを、現像ローラ510から剥ぎ取る機能をも有している。
規制ブレード560は、現像ローラ510に担持されたトナーTの層厚を規制し、また、現像ローラ510に担持されたトナーTに電荷を付与する。この規制ブレード560は、ゴム部560aと、ゴム支持部560bとを有している。ゴム部560aは、シリコンゴム、ウレタンゴム等からなり、ゴム支持部560bは、リン青銅、ステンレス等のバネ性を有する薄板である。ゴム部560aは、ゴム支持部560bに支持されており、ゴム支持部560bは、その一端がブレード支持板金562に固定されている。ブレード支持板金562は、シールフレームに固定され、規制ブレード560とともに、後述するシールユニット520の一部をなしてハウジング540に取り付けられている。この状態で、ゴム部560aは、ゴム支持部560bの撓みによる弾性力によって、現像ローラ510に押しつけられている。
ブレード支持板金562の外面には、情報を書き込み可能な素子54aが設けられている。なお、素子54aは、書き込まれた各種の情報を記憶可能な構成となっている。
また、規制ブレード560の現像ローラ510側とは逆側には、モルトプレーン等からなるブレード裏部材570が設けられている。ブレード裏部材570は、ゴム支持部560bとハウジング540との間にトナーTが入り込むことを防止して、ゴム支持部560bの撓みによる弾性力を安定させるとともに、ゴム部560aの真裏からゴム部560aを現像ローラ510の方向へ付勢することによって、ゴム部560aを現像ローラ510に押しつけている。したがって、ブレード裏部材570は、ゴム部560aの現像ローラ510への均一当接性及びシール性を向上させている。
規制ブレード560の、ブレード支持板金562に支持されている側とは逆側の端、すなわち、先端は、現像ローラ510に接触しておらず、該先端から所定距離だけ離れた部分が、現像ローラ510に幅を持って接触している。すなわち、規制ブレード560は、現像ローラ510にエッジにて当接しておらず、腹当たりにて当接している。また、規制ブレード560は、その先端が現像ローラ510の回転方向の上流側に向くように配置されており、いわゆるカウンタ当接している。なお、規制ブレード560が現像ローラ510に当接する当接位置は、現像ローラ510の中心軸よりも下方であり、かつ、トナー供給ローラ550の中心軸よりも下方である。
シール部材520は、イエロー現像ユニット54内のトナーTがユニット外に漏れることを防止するとともに、現像位置を通過した現像ローラ510上のトナーTを、掻き落とすことなく現像ユニット内に回収する。このシール部材520は、ポリエチレンフィルム等からなるシールである。シール部材520は、シール支持板金522によって支持されており、シール支持板金522を介してフレーム540に取り付けられている。また、シール部材520の現像ローラ510側とは逆側には、モルトプレーン等からなるシール付勢部材524が設けられており、シール部材520は、シール付勢部材524の弾性力によって、現像ローラ510に押しつけられている。なお、シール部材520が現像ローラ510に当接する当接位置は、現像ローラ510の中心軸よりも上方である。
このように構成されたイエロー現像ユニット54において、トナー供給ローラ550が、現像剤収容部たる第1収容部530及び第2収容部535に収容されているトナーTを現像ローラ510に供給する。現像ローラ510に供給されたトナーTは、現像ローラ510の回転に伴って、規制ブレード560の当接位置に至り、該当接位置を通過する際に、層厚が規制されるとともに、電荷が付与される。層厚が規制された現像ローラ510上のトナーTは、現像ローラ510のさらなる回転によって、感光体20に対向する現像位置に至り、該現像位置にて交番電界下で感光体20上に形成された潜像の現像に供される。現像ローラ510のさらなる回転によって現像位置を通過した現像ローラ510上のトナーTは、シール部材520を通過して、該シール部材520によって掻き落とされることなく現像ユニット内に回収される。
===素子の構成===
次に、図6A、図6B、図7、図8を参照しつつ、現像ユニットに設けられた素子、感光体ユニットに設けられた素子の構成についてデータの送受信構成を含めて説明する。図6Aは、素子の構成を示す平面透視図である。図6Bは素子及び送受信部の内部構成を説明するためのブロック図である。図7は、素子54aのメモリセル54hに記憶されている情報を説明するための図である。図8は、感光体ユニット75に備えられた素子54aが有するメモリセルに記憶されている情報を説明するための図である。
イエロー現像ユニット54以外の現像ユニットに設けられている素子についても同様であるため、以下、イエロー現像ユニット54に設けられている素子54aを例にとって説明する。
素子54aと本体側アンテナ124とが所定の位置関係、例えば、相互距離が10mm以内にあれば、互いに非接触状態にて、情報を送受信可能となっている。この素子54aは、全体としてごく小型かつ薄型で、片面に粘着性を持たせてシールとして対象物に貼着させることもできる。メモリタグなどと呼ばれ、多種市販されているものである。
素子54aは、非接触ICチップ54b、金属皮膜をエッチングして形成された共振用コンデンサ54c、及び、素子側アンテナ54dとしての平面状コイルとを有し、これらがプラスチックフィルム上に実装され、透明なカバーシートにより被覆されている。
プリンタ本体10aは、本体側アンテナ124、送受信回路123、及び、プリンタ本体10aの制御部(CPU)120に接続されるシリアルインターフェイス121を有している。
非接触ICチップ54bは、整流器54e、信号解析部RF(Radio Frequency)54f、制御部54g、メモリセル54hを有している。メモリセル54hは、NAND型フラッシュROMなど電気的に読み書き可能な不揮発性のメモリであり、書き込まれた情報を記憶しておくこと、及び、記憶した情報を外部から読み取ることが可能なものである。
素子54aの素子側アンテナ54dと、本体側アンテナ124とは、互いに無線にて通信し合い、メモリセル54hに保存された情報の読み取りやメモリセル54hへの情報の書き込みを行う。また、プリンタ本体10aの送受信回路123で発生された高周波信号は、本体側アンテナ124を介して高周波磁界として誘起される。この高周波磁界は、素子54aの素子側アンテナ54dを介して吸収され、整流器54eで整流されてICチップ54b内の各回路を駆動する直流電力源となる。
素子54aのメモリセル54hには、図7に示すように、各種の情報が記憶されている。アドレス00Hには、素子のシリアル番号等の、素子毎に固有のID情報が記憶されており、アドレス01Hには、現像ユニットを製造した年月日が記憶されており、アドレス02Hには、現像ユニットの仕向地を特定するための情報が記憶されており、アドレス03Hには、現像ユニットが製造された製造ラインを特定するための情報が記憶されており、アドレス04Hには、現像ユニットが対応可能な機種を特定するための情報が記憶されており、アドレス05Hには、現像ユニットに収容されているトナーの量を示すための情報としてトナー残量情報が記憶されており、アドレス06H以後の領域にも適宜情報が記憶されている。
なお、感光体ユニット75に設けられている素子75aも同様の構成である。感光体ユニット75に設けられている素子が有するメモリセルにも、図8に示すように、各種の情報が記憶されている。
アドレス00Hには、素子のシリアル番号等の、素子毎に固有のID情報が記憶されており、アドレス01Hには、感光体ユニットを製造した年月日が記憶されており、アドレス02Hには、感光体ユニットの仕向地を特定するための情報が記憶されており、アドレス03Hには、感光体ユニットが製造された製造ラインを特定するための情報が記憶されており、アドレス04Hには、感光体ユニットが対応可能な機種を特定するための情報が記憶されており、アドレス05Hには、感光体ユニットがプリンタ本体10aに装着された際のプリンタ本体10aの累計印刷枚数を示すための情報が記憶され、アドレス06Hには、感光体ユニットが寿命に達してプリンタ本体10aから取り外される際のプリンタ本体10aの累計印刷枚数を示すための情報が記憶され、アドレス07Hには、その感光体ユニットを用いてカラー印刷を行った枚数が記憶され、アドレス08Hには、その感光体ユニットを用いてモノクロ印刷を行った枚数が記憶され、アドレス09Hには、イエロー現像ユニット54による現像枚数、即ち、イエロートナーによる印刷枚数が記憶され、アドレス0AHには、マゼンタ現像ユニット52による現像枚数、即ち、マゼンタトナーによる印刷枚数が記憶され、アドレス0BHには、シアン現像ユニット51による現像枚数、即ち、シアントナーによる印刷枚数が記憶され、アドレス0CHには、ブラック現像ユニット53による現像枚数、即ち、ブラックトナーによる印刷枚数が記憶され、アドレス0DH以後の領域にも適宜情報が記憶されている。
なお、前述した素子51a、52a、53a、54a、75aのメモリセル54hに記憶されているID情報は、記憶素子の工場製造時において、書き込み処理されることとすればよい。このID情報をプリンタ10本体で読み取ることによって、個々の素子51a、52a、53a、54a、75aを識別することが可能になる。
===素子と本体側アンテナの関係===
次に、図9A〜C及び図10を参照しつつ、現像ユニットに設けられた素子と、感光体ユニット75に設けられた素子75aと、本体側アンテナ124との関係について説明する。図9Aは、現像位置における、素子と本体側アンテナの関係を説明するための図である。図9Bは、着脱位置における、素子と本体側アンテナの関係を説明するための図である。図9Cは、ホームポジションにおける、素子と本体側アンテナの関係を説明するための図である。図10は、素子54a、75a及び本体側アンテナ124の図9Aにおける位置関係を示す斜視図である。
図9Aでは、イエロー現像ユニット54が現像位置(対向位置)に位置しており、本体側アンテナ124は、現像ユニット着脱部に装着されたイエロー現像ユニット54が有する素子54aと、感光体ユニット着脱部に装着された感光体ユニット75が有する素子75aと、に挟まれた位置に設けられている。また、本体側アンテナ124は、素子75aに備えられた感光体ユニットアンテナとしての素子側アンテナと対向し、さらに、当該本体側アンテナ124は、素子54aに備えられた現像ユニットアンテナとしての素子側アンテナ54dと対向している。
また、本実施形態においては、図6Aに示したように、素子54aの長手方向は、素子側アンテナ54dの長手方向に沿っており、図10に示すとおり、本体側アンテナ124の長手方向(図9Aにおいては、紙面を貫く方向)は、前記素子側アンテナ54dの長手方向(図9Aにおいては、紙面を貫く方向)に沿っている。
また、双方のアンテナの長手方向に係る当該関係は、ロータリー55が所定の位置に回転移動した際の、他の現像ユニット51、52、53が有する素子51a、52a、53aの各々に備えられた素子側アンテナと本体側アンテナ124との関係においても成立する。なお、図9Aにおいて明らかな通り、前述した所定の位置とは、本実施の形態においては、各々の現像ユニットの現像位置であるが、これに限定されるものではない。さらに、図10に示すとおり、双方のアンテナの長手方向に係る当該関係は、感光体ユニット75が有する素子75aに備えられた素子側アンテナと本体側アンテナ124との関係においても成立する。
また、図10に示すとおり、素子側アンテナ54dの長手方向(図9Aにおいては、紙面を貫く方向)における本体側アンテナ124の長さは、素子側アンテナ54dの長手方向の長さよりも長い。
また、双方のアンテナの長さに係る当該関係は、ロータリー55が所定の位置に回転移動した際の、他の現像ユニット51、52、53が有する素子51a、52a、53aの各々に備えられた素子側アンテナと本体側アンテナ124との関係においても成立する。なお、図9Aにおいて明らかな通り、前述した所定の位置とは、本実施の形態においては、各々の現像ユニットの現像位置であるが、これに限定されるものではない。さらに、図10に示すとおり、双方のアンテナの長さに係る当該関係は、感光体ユニット75が有する素子75aに備えられた素子側アンテナと本体側アンテナ124との関係においても成立する。
なお、本体側アンテナ124は、ロータリー55が静止している状態のみならず、ロータリー55が移動している状態においても、素子51a、52a、53a、54aと無線通信することが可能である。すなわち、本体側アンテナ124は、移動中の素子51a、52a、53a、54aに対しても通信可能である。
また、本体側アンテナ124は、現像ユニットに設けられた素子51a、52a、53a、54a、感光体ユニット75に設けられた素子75a、に非接触状態にて通信可能である。
===ロータリー55の回転と現像ユニットの着脱位置(装着・取り外し位置)===
次に、図9を参照しつつ、ロータリー55の回転と現像ユニットの取り出し位置との関係について説明する。
前述したように、図9Aに示した状態では、イエロー現像ユニット54が現像位置に位置している。この状態から、ロータリー55がZ方向へ所定角度回転すると、図9Bに示した状態となる。図9Bに示した状態では、イエロー現像ユニット54が着脱可能位置に位置している。この状態では、イエロー現像ユニット54が着脱開口10eを介して着脱可能、即ち、着脱部55eに装着又は着脱部55eから取り外し可能である。さらに、図9Bに示した状態から、ロータリー55がZ方向へ所定角度回転すると、ロータリー55回転方向上流に位置するシアン現像ユニット51が現像位置に位置することとなる。
なお、図9Cは、プリンタ10に電源が投入され初期化動作が行われた後に、ロータリー55がホームポジションに位置している状態を示している。
===現像ユニットに設けられた素子への情報の書き込み===
次に、現像ユニットに設けられた素子への情報の書き込みの一例に関して、図11を参照しつつ説明する。図11は、現像ユニットに設けられた素子への情報の書き込みを説明するためのフローチャートである。
<画像形成処理待ちステップ(ステップ1)>
プリンタ10に電源が投入されると、所定の初期化動作がなされ、プリンタ10は、画像形成処理待ち状態となる。ホストコンピュータからの画像形成処理命令たる画像信号が、インターフェイス(I/F)112を介してプリンタ10のメインコントローラ101に入力されると、感光体20、及び中間転写体70が回転する。その後、同期用読み取りセンサRSにより中間転写体70の基準位置が検出され、パルス信号が出力される。ユニットコントローラ102は、受信したパルス信号を基準として、以下の制御を実行する。
<イエロー画素数カウント開始ステップ(ステップ3)>
露光ユニット40によって、イエローの画像情報に応じた潜像が、帯電済みの感光体上に形成される。この際、画素カウンタ127aは、露光ユニット40に入力される画素数のカウントを開始する。
<イエロー現像ユニット移動ステップ(ステップ5)>
ロータリー55を回転させて、イエロー現像ユニット54を現像位置へ移動させる。
<イエロー現像バイアス印加開始ステップ(ステップ7)>
イエロー現像ユニット54の現像ローラへの現像バイアスの印加を開始する。これにより、感光体20上に形成された潜像が、イエロートナーにて現像される。印加される現像バイアスは、前述したように、交流電圧と直流電圧を重畳した電圧である。なお、イエロー現像ユニット54が現像位置に到達する前に、現像ローラに現像バイアスを印加してもよいし、イエロー現像ユニット54が現像位置に到達してから、現像ローラに現像バイアスを印加してもよい。
<イエロー現像バイアス印加終了ステップ(ステップ9)>
所定のタイミングで、イエロー現像ユニット54の現像ローラへの現像バイアスの印加を終了する。これにより、イエロー現像ユニット54による現像動作が終了する。
<イエロー画素数取得ステップ(ステップ11)>
画素カウンタ127aからカウントされた画素数を取得する。このカウントされた画素数は、トナーの消費量に比例するから、イエロートナーの消費量YTを求めることができる。
<イエロートナー残量読み出し・記憶ステップ(ステップ13)>
RAMに記憶されているイエロートナーの残量YYが、RAMから読み出され、残量YYから消費量YTを減じた値YYnewが、新たな残量としてRAMに記憶される。
<シアン現像ユニット移動開始ステップ(ステップ15)>
シアン現像ユニット51を現像位置へ位置させるべく、ロータリー55が回転を開始する。
<素子54aへの情報書き込みステップ(ステップ17)>
残量YYから消費量YTを減じた値YYnewを、イエロー現像ユニット54が有する素子54aに書き込む。この書き込みは、本体側アンテナ124を用いて、移動中の素子54aに対して非接触にて実行される。なお、この書き込みが行われるとき、イエロー現像ユニット54は、着脱開口10eを介して取り外し可能な取り外し位置(着脱位置)には至っていない。
<シアン画素数カウント開始ステップ(ステップ19)>
露光ユニット40によって、シアンの画像情報に応じた潜像が、帯電済みの感光体上に形成される。この際、画素カウンタ127aは、露光ユニット40に入力される画素数のカウントを開始する。
<シアン現像ユニット移動終了ステップ(ステップ21)>
シアン現像ユニット51を現像位置へ位置させるための、ロータリー55の回転が終了する。これにより、シアン現像ユニット51が現像位置へ到達する。
<シアン現像バイアス印加開始ステップ(ステップ23)>
シアン現像ユニット51の現像ローラへの現像バイアスの印加を開始する。これにより、感光体20上に形成された潜像が、シアントナーにて現像される。
<シアン現像バイアス印加終了ステップ(ステップ25)>
所定のタイミングで、シアン現像ユニット51の現像ローラへの現像バイアスの印加を終了する。これにより、シアン現像ユニット51による現像動作が終了する。
<シアン画素数取得ステップ(ステップ26)>
画素カウンタ127aからカウントされた画素数を取得する。このカウントされた画素数は、トナーの消費量に比例するから、シアントナーの消費量CTを求めることができる。
<シアントナー残量読み出し・記憶ステップ(ステップ27)>
RAMに記憶されているシアントナーの残量CCが、RAMから読み出され、残量CCから消費量CTを減じた値CCnewが、新たな残量としてRAMに記憶される。
<マゼンタ現像ユニット移動開始ステップ(ステップ29)>
マゼンタ現像ユニット52を現像位置へ位置させるべく、ロータリー55が回転を開始する。
<素子51aへの情報書き込みステップ(ステップ31)>
残量CCから消費量CTを減じた値CCnewを、シアン現像ユニット51が有する素子51aに書き込む。この書き込みは、本体側アンテナ124を用いて、移動中の素子51aに対して非接触にて実行される。なお、この書き込みが行われるとき、シアン現像ユニット51は、着脱開口10eを介して取り外し可能な取り外し位置(着脱位置)には至っていない。
<マゼンタ画素数カウント開始ステップ(ステップ33)>
露光ユニット40によって、マゼンタの画像情報に応じた潜像が、帯電済みの感光体上に形成される。この際、画素カウンタ127aは、露光ユニット40に入力される画素数のカウントを開始する。
<マゼンタ現像ユニット移動終了ステップ(ステップ35)>
マゼンタ現像ユニット52を現像位置へ位置させるための、ロータリー55の回転が終了する。これにより、マゼンタ現像ユニット52が現像位置へ到達する。
<マゼンタ現像バイアス印加開始ステップ(ステップ37)>
マゼンタ現像ユニット52の現像ローラへの現像バイアスの印加を開始する。これにより、感光体20上に形成された潜像が、マゼンタトナーにて現像される。
<マゼンタ現像バイアス印加終了ステップ(ステップ39)>
所定のタイミングで、マゼンタ現像ユニット52の現像ローラへの現像バイアスの印加を終了する。これにより、マゼンタ現像ユニット52による現像動作が終了する。
<マゼンタ画素数取得ステップ(ステップ41)>
画素カウンタ127aからカウントされた画素数を取得する。このカウントされた画素数は、トナーの消費量に比例するから、マゼンタトナーの消費量MTを求めることができる。
<マゼンタトナー残量読み出し・記憶ステップ(ステップ43)>
RAMに記憶されているマゼンタトナーの残量MMが、RAMから読み出され、残量MMから消費量MTを減じた値MMnewが、新たな残量としてRAMに記憶される。
<ブラック現像ユニット移動開始ステップ(ステップ45)>
ブラック現像ユニット53を現像位置へ位置させるべく、ロータリー55が回転を開始する。
<素子52aへの情報書き込みステップ(ステップ47)>
残量MMから消費量MTを減じた値MMnewを、マゼンタ現像ユニット52が有する素子52aに書き込む。この書き込みは、本体側アンテナ124を用いて、移動中の素子52aに対して非接触にて実行される。なお、この書き込みが行われるとき、マゼンタ現像ユニット52は、着脱開口10eを介して取り外し可能な取り外し位置(着脱位置)には至っていない。
<ブラック画素数カウント開始ステップ(ステップ49)>
露光ユニット40によって、ブラックの画像情報に応じた潜像が、帯電済みの感光体上に形成される。この際、画素カウンタ127aは、露光ユニット40に入力される画素数のカウントを開始する。
<ブラック現像ユニット移動終了ステップ(ステップ51)>
ブラック現像ユニット53を現像位置へ位置させるための、ロータリー55の回転が終了する。これにより、ブラック現像ユニット53が現像位置へ到達する。
<ブラック現像バイアス印加開始ステップ(ステップ53)>
ブラック現像ユニット53の現像ローラへの現像バイアスの印加を開始する。これにより、感光体20上に形成された潜像が、ブラックトナーにて現像される。
<ブラック現像バイアス印加終了ステップ(ステップ55)>
所定のタイミングで、ブラック現像ユニット53の現像ローラへの現像バイアスの印加を終了する。これにより、ブラック現像ユニット53による現像動作が終了する。
<ブラック画素数取得ステップ(ステップ57)>
画素カウンタ127aからカウントされた画素数を取得する。このカウントされた画素数は、トナーの消費量に比例するから、ブラックトナーの消費量BTを求めることができる。
<ブラックトナー残量読み出し・記憶ステップ(ステップ59)>
RAMに記憶されているブラックトナーの残量BBが、RAMから読み出され、残量BBから消費量BTを減じた値BBnewが、新たな残量としてRAMに記憶される。
<ホームポジション移動開始ステップ(ステップ61)>
ロータリー55をホームポジションへ位置させるべく、ロータリー55が回転を開始する。
<素子53aへの情報書き込みステップ(ステップ63)>
残量BBから消費量BTを減じた値BBnewを、ブラック現像ユニット53が有する素子53aに書き込む。この書き込みは、本体側アンテナ124を用いて、移動中の素子53aに対して非接触にて実行される。なお、この書き込みが行われるとき、ブラック現像ユニット53は、着脱開口10eを介して取り外し可能な取り外し位置(着脱位置)には至っていない。
<印刷動作終了ステップ(ステップ65)>
ロータリー55がホームポジションへ到達すると画像形成処理が終了し、画像形成処理待ちの状態となる。
===感光体ユニットに設けられた素子への情報の書き込み===
次に、感光体ユニット75に設けられた素子75aへの情報の書き込みの一例に関して、図12を参照しつつ説明する。図12は、感光体ユニット75に設けられた素子75aへの情報の書き込みを説明するためのフローチャートである。より詳しくは、素子75aに各現像ユニット毎の印刷枚数、即ち、トナー色毎の印刷枚数を書き込む例を示したものである。
<画像形成処理待ちステップ(ステップ101)>
プリンタ10に電源が投入されると、所定の初期化動作がなされ、プリンタ10は、画像形成処理待ち状態となる。ホストコンピュータからの画像形成処理命令たる画像信号が、インターフェイス(I/F)112を介してプリンタ10のメインコントローラ101に入力されると、感光体20、及び中間転写体70が回転する。その後、同期用読み取りセンサRSにより中間転写体70の基準位置が検出され、パルス信号が出力される。ユニットコントローラ102は、受信したパルス信号を基準として、以下の制御を実行する。
<イエロー現像ユニット移動ステップ(ステップ105)>
イエロー現像ユニット54を現像位置へ位置させるべく、ロータリー55が移動する。
<イエロー現像バイアス印加開始ステップ(ステップ107)>
イエロー現像ユニット54の現像ローラへの現像バイアスの印加を開始する。これにより、感光体20上に形成された潜像が、イエロートナーにて現像される。印加される現像バイアスは、前述したように、交流電圧と直流電圧を重畳した電圧である。なお、イエロー現像ユニット54が現像位置に到達する前に、現像ローラに現像バイアスを印加してもよいし、イエロー現像ユニット54が現像位置に到達してから、現像ローラに現像バイアスを印加してもよい。
<イエロー現像バイアス印加終了ステップ(ステップ109)>
所定のタイミングで、イエロー現像ユニット54の現像ローラへの現像バイアスの印加を終了する。これにより、イエロー現像ユニット54による現像動作が終了する。
<シアン現像ユニット移動開始ステップ(ステップ115)>
シアン現像ユニット51を現像位置へ位置させるべく、ロータリー55が回転を開始する。
<素子75aへの情報書き込みステップ(ステップ117)>
イエロー現像ユニット54による印刷枚数が1枚増えた旨の情報を、感光体ユニット75が有する素子75aに、「イエロー印刷枚数」(図8参照)として書き込む。この書き込みは、本体側アンテナ124を用いて、素子75aに対して非接触にて実行される。なお、この書き込みが行われるとき、イエロー現像ユニット54は、着脱開口10eを介して取り外し可能な取り外し位置(着脱位置)には至っていない。また、イエロー現像ユニット54による印刷枚数が1枚増えた旨の情報を書き込む方法としては、プリンタ本体10aに設けられたRAMに、イエロー現像ユニット54による総印刷枚数を示すデータを記憶させておき、このデータに1を加算したものを、感光体ユニット75が有する素子75aに書き込む等の方法を用いればよい。
<シアン現像ユニット移動終了ステップ(ステップ121)>
シアン現像ユニット51を現像位置へ位置させるための、ロータリー55の回転が終了する。これにより、シアン現像ユニット51が現像位置へ到達する。
<シアン現像バイアス印加開始ステップ(ステップ123)>
シアン現像ユニット51の現像ローラへの現像バイアスの印加を開始する。これにより、感光体20上に形成された潜像が、シアントナーにて現像される。
<シアン現像バイアス印加終了ステップ(ステップ125)>
所定のタイミングで、シアン現像ユニット51の現像ローラへの現像バイアスの印加を終了する。これにより、シアン現像ユニット51による現像動作が終了する。
<マゼンタ現像ユニット移動開始ステップ(ステップ129)>
マゼンタ現像ユニット52を現像位置へ位置させるべく、ロータリー55が回転を開始する。
<素子75aへの情報書き込みステップ(ステップ131)>
シアン現像ユニット51による印刷枚数が1枚増えた旨の情報を、感光体ユニット75が有する素子75aに、「シアン印刷枚数」(図8参照)として書き込む。この書き込みは、本体側アンテナ124を用いて、素子75aに対して非接触にて実行される。なお、この書き込みが行われるとき、シアン現像ユニット51は、着脱開口10eを介して取り外し可能な取り外し位置(着脱位置)には至っていない。
<マゼンタ現像ユニット移動終了ステップ(ステップ135)>
マゼンタ現像ユニット52を現像位置へ位置させるための、ロータリー55の回転が終了する。これにより、マゼンタ現像ユニット52が現像位置へ到達する。
<マゼンタ現像バイアス印加開始ステップ(ステップ137)>
マゼンタ現像ユニット52の現像ローラへの現像バイアスの印加を開始する。これにより、感光体20上に形成された潜像が、マゼンタトナーにて現像される。
<マゼンタ現像バイアス印加終了ステップ(ステップ139)>
所定のタイミングで、マゼンタ現像ユニット52の現像ローラへの現像バイアスの印加を終了する。これにより、マゼンタ現像ユニット52による現像動作が終了する。
<ブラック現像ユニット移動開始ステップ(ステップ145)>
ブラック現像ユニット53を現像位置へ位置させるべく、ロータリー55が回転を開始する。
<素子75aへの情報書き込みステップ(ステップ147)>
マゼンタ現像ユニット52による印刷枚数が1枚増えた旨の情報を、感光体ユニット75が有する素子75aに、「マゼンタ印刷枚数」(図8参照)として書き込む。この書き込みは、本体側アンテナ124を用いて、素子75aに対して非接触にて実行される。なお、この書き込みが行われるとき、マゼンタ現像ユニット52は、着脱開口10eを介して取り外し可能な取り外し位置(着脱位置)には至っていない。
<ブラック現像ユニット移動終了ステップ(ステップ151)>
ブラック現像ユニット53を現像位置へ位置させるための、ロータリー55の回転が終了する。これにより、ブラック現像ユニット53が現像位置へ到達する。
<ブラック現像バイアス印加開始ステップ(ステップ153)>
ブラック現像ユニット53の現像ローラへの現像バイアスの印加を開始する。これにより、感光体20上に形成された潜像が、ブラックトナーにて現像される。
<ブラック現像バイアス印加終了ステップ(ステップ155)>
所定のタイミングで、ブラック現像ユニット53の現像ローラへの現像バイアスの印加を終了する。これにより、ブラック現像ユニット53による現像動作が終了する。
<素子75aへの情報書き込みステップ(ステップ161)>
ブラック現像ユニット53による印刷枚数が1枚増えた旨の情報を、感光体ユニット75が有する素子75aに、「ブラック印刷枚数」(図8参照)として書き込む。この書き込みは、本体側アンテナ124を用いて、素子75aに対して非接触にて実行される。なお、この書き込みが行われるとき、ブラック現像ユニット53は、着脱開口10eを介して取り外し可能な取り外し位置(着脱位置)には至っていない。
<印刷動作終了ステップ(ステップ165)>
ロータリー55がホームポジションへ到達すると画像形成処理が終了し、画像形成処理待ちの状態となる。
なお、素子75aに書き込む情報は前述の例に限られず、図8に示すように、使用開始印刷枚数、使用終了印刷枚数、モノクロ印刷枚数等であってもよい。
また、各現像ユニットのトナー残量又は使用量等の情報であってもよい。この場合には、例えば、図11における各現像ユニットの素子への情報書き込みステップに代えて、感光体ユニット75の素子75aへの情報書き込みステップを設ければよい。
===その他の実施の形態===
以上、一実施形態に基づき本発明に係る現像ユニット等を説明したが、上記した発明の実施の形態は、本発明の理解を容易にするためのものであり、本発明を限定するものではない。本発明は、その趣旨を逸脱することなく、変更、改良され得ると共に、本発明にはその等価物が含まれることはもちろんである。
上記実施の形態においては、本体側アンテナは、現像ユニット着脱部に装着された現像ユニットが有する現像ユニット用素子と、感光体ユニット着脱部に装着された感光体ユニットが有する感光体ユニット用素子と、に挟まれた位置に設けられていることとしたが、これに限定されるものではない。例えば、図13Aに示す通り、本体側アンテナを、前記現像ユニット用素子と前記感光体ユニット用素子と、に挟まれていない位置に設けても良い。
ただし、通信に係る性能を向上させることができる点で、上記実施の形態の方がより望ましい。
また、上記実施の形態においては、本体側アンテナは、感光体ユニットが感光体ユニット着脱部に装着された際に、該感光体ユニットが有する感光体ユニット用素子に備えられた感光体ユニットアンテナと対向することとしたが、これに限定されるものではない。
ただし、前記感光体ユニット用素子及び本体側アンテナ間の通信に係る性能をさらに向上させることができる点で、上記実施の形態の方がより望ましい。
また、上記実施の形態においては、本体側アンテナの長手方向は、感光体ユニットが感光体ユニット着脱部に装着された際に、該感光体ユニットが有する感光体ユニット用素子に備えられた感光体ユニットアンテナの長手方向に沿っていることとしたが、これに限定されるものではない。例えば、本体側アンテナの長手方向は、感光体ユニットが感光体ユニット着脱部に装着された際に、該感光体ユニットが有する感光体ユニット用素子に備えられた感光体ユニットアンテナの長手方向に交差していることとしてもよい。
ただし、前記感光体ユニット用素子及び本体側アンテナ間の通信に係る性能をさらに向上させることができる点で、上記実施の形態の方がより望ましい。
また、上記実施の形態においては、感光体ユニットが感光体ユニット着脱部に装着された際の、該感光体ユニットが有する感光体ユニット用素子に備えられた感光体ユニットアンテナの長手方向における本体側アンテナの長さは、該感光体ユニットアンテナの長手方向の長さよりも長いこととしたが、これに限定されるものではない。例えば、感光体ユニットが感光体ユニット着脱部に装着された際の、該感光体ユニットが有する感光体ユニット用素子に備えられた感光体ユニットアンテナの長手方向における本体側アンテナの長さは、該感光体ユニットアンテナの長手方向の長さよりも短いこととしてもよい。
ただし、例えば、素子が、その本来の位置からずれてしまうような状況となっても、一定の通信品質を担保することが可能となる点で、上記実施の形態の方がより望ましい。
また、上記実施の形態においては、本体側アンテナは、現像ユニットが現像ユニット着脱部に装着され移動体が所定の位置に移動した際に、該現像ユニットが有する現像ユニット用素子に備えられた現像ユニットアンテナと対向することとしたが、これに限定されるものではない。
ただし、本体側アンテナが、現像ユニットが現像ユニット着脱部に装着され移動体が所定の位置に移動した際に、該現像ユニットが有する現像ユニット用素子に備えられた現像ユニットアンテナと対向するから、前記現像ユニット用素子及び本体側アンテナ間の通信に係る性能をさらに向上させることができる点で、上記実施の形態の方がより望ましい。
また、上記実施の形態においては、前記移動体は、回転移動することとしたが、これに限定されるものではなく、例えば、平行移動するタイプのものであってもよい。
また、上記実施の形態においては、本体側アンテナの長手方向は、現像ユニットが現像ユニット着脱部に装着され移動体が所定の位置に移動した際に、該現像ユニットが有する現像ユニット用素子に備えられた現像ユニットアンテナの長手方向に沿っていることとしたが、これに限定されるものではない。例えば、本体側アンテナの長手方向は、現像ユニットが現像ユニット着脱部に装着され移動体が所定の位置に移動した際に、該現像ユニットが有する現像ユニット用素子に備えられた現像ユニットアンテナの長手方向に交差していることとしてもよい。
ただし、前記現像ユニット用素子及び本体側アンテナ間の通信に係る性能をさらに向上させることができる点で、上記実施の形態の方がより望ましい。
また、現像ユニットが現像ユニット着脱部に装着され移動体が所定の位置に移動した際の該現像ユニットが有する現像ユニット用素子に備えられた現像ユニットアンテナの長手方向における本体側アンテナの長さは、該現像ユニットアンテナの長手方向の長さよりも長いこととしたが、これに限定されるものではない。例えば、現像ユニットが現像ユニット着脱部に装着され移動体が所定の位置に移動した際の該現像ユニットが有する現像ユニット用素子に備えられた現像ユニットアンテナの長手方向における本体側アンテナの長さは、該現像ユニットアンテナの長手方向の長さよりも短いこととしてもよい。
ただし、例えば、素子が、その本来の位置からずれてしまうような状況となっても、一定の通信品質を担保することが可能となるという点で、上記実施の形態の方がより望ましい。
また、本体側アンテナは、感光体ユニット用素子に非接触状態にて通信可能であることとしたが、これに限定されるものではなく、例えば、本体側アンテナが、感光体ユニット用素子に接触状態にて通信可能であることとしてもよい。
ただし、例えば、本体側アンテナが感光体ユニット用素子に接触状態にて通信可能である場合と比較して、現像ユニット用素子と感光体ユニット用素子の双方と無線で通信可能なアンテナを備える画像形成装置を容易に実現することができる点で、上記実施の形態の方がより望ましい。
また、本体側アンテナは、現像ユニット用素子に非接触状態にて通信可能であることとしたが、これに限定されるものではなく、例えば、本体側アンテナが、現像ユニット用素子に接触状態にて通信可能であることとしてもよい。
ただし、例えば、本体側アンテナが現像ユニット用素子に接触状態にて通信可能である場合と比較して、現像ユニット用素子と感光体ユニット用素子の双方と無線で通信可能なアンテナを備える画像形成装置を容易に実現することができる点で、上記実施の形態の方がより望ましい。
また、上記においては、図9Aに示したとおり、本体側アンテナは、イエロー現像ユニットが現像位置(対向位置)に位置した際に、現像ユニット着脱部に装着された当該イエロー現像ユニットが有する素子と、感光体ユニット着脱部に装着された感光体ユニットが有する素子と、に挟まれた位置に位置することとしたが、これに限定されるものではなく、例えば、図13Bに示す通り、イエロー現像ユニットが現像位置(対向位置)に位置した際に、現像ユニット着脱部に装着されたシアン現像ユニットが有する素子と、感光体ユニット着脱部に装着された感光体ユニットが有する素子と、に挟まれた位置に位置することとしてもよい。
また、感光体ユニットは、帯電ユニットを有しておらず、該帯電ユニットがプリンタ本体に設けられていてもよい。また、感光体は、ローラ状の感光ローラに限られず、ベルト状のものであってもよい。
また、現像ローラとしては、磁性、非磁性、導電性、絶縁性、金属、ゴム、樹脂等、現像ローラを構成し得るものであればすべてのものを用いることができる。例えば、材質的には、アルミニウム、ニッケル、ステンレス、鉄等の金属、天然ゴム、シリコンゴム、ウレタンゴム、ブタジエンゴム、クロロプレンゴム、ネオプレンゴム、NBR等のゴム、スチロール樹脂、塩化ビニル樹脂、ポリウレタン樹脂、ポリエチレン樹脂、メタクリル樹脂、ナイロン樹脂等の樹脂を用いることができる。また、これらの材質の上層部にコートしても使用できることは言うまでもない。その場合、コート材としては、ポリエチレン、ポリスチレン、ポリウレタン、ポリエステル、ナイロン、アクリル等が使用できる。また、形態としては、非弾性体、弾性体、単層、多層、フィルム、ローラ等のすべてのものを用いることができる。また、現像剤は、トナーに限らず、キャリアと混合された二成分の現像剤等であっても構わない。
また、トナー供給部材についても同様であり、材質としては、前述したポリウレタンフォームの他、ポリスチレンフォーム、ポリエチレンフォーム、ポリエステルフォーム、エチレンプロピレンフォーム、ナイロンフォーム、シリコンフォーム等が使用することができる。なお、トナー供給手段の発泡セルは単泡、連泡のどちらでも使用できる。なお、フォーム材に限られず、弾性を有するゴム材を使用しても良い。詳しくは、シリコンゴム、ウレタンゴム、天然ゴム、イソプレンゴム、スチレンブタジエンゴム、ブタジエンゴム、クロロプレンゴム、ブチルゴム、エチレンプロピレンゴム、エピクロロヒドリンゴム、ニトリルブタジエンゴム、アクリルゴムにカーボン等の導電剤を分散成型したものが使用できる。
また、現像ユニットに設けられている素子、及び、感光体ユニットに設けられている素子も、前述した実施の形態にて説明した構成に限定されるものではない。情報を書き込み可能なものであればよく、例えば、アンテナが別体となっているもの等であってもよい。
また、前述した実施の形態においては、画像形成装置として中間転写型のフルカラーレーザビームプリンタを例にとって説明したが、本発明は、中間転写型以外のフルカラーレーザビームプリンタ、モノクロレーザビームプリンタ、複写機、ファクシミリなど、各種の画像形成装置に適用可能である。
===コンピュータシステム等の構成===
次に、本発明に係る実施形態の一例であるコンピュータシステムの実施形態について、図面を参照しながら説明する。
図14は、コンピュータシステムの外観構成を示した説明図である。コンピュータシステム1000は、コンピュータ本体1102と、表示装置1104と、プリンタ1106と、入力装置1108と、読取装置1110とを備えている。コンピュータ本体1102は、本実施形態ではミニタワー型の筐体に収納されているが、これに限られるものではない。表示装置1104は、CRT(Cathode Ray Tube:陰極線管)やプラズマディスプレイや液晶表示装置等が用いられるのが一般的であるが、これに限られるものではない。プリンタ1106は、上記に説明されたプリンタが用いられている。入力装置1108は、本実施形態ではキーボード1108Aとマウス1108Bが用いられているが、これに限られるものではない。読取装置1110は、本実施形態ではフレキシブルディスクドライブ装置1110AとCD−ROMドライブ装置1110Bが用いられているが、これに限られるものではなく、例えばMO(Magneto Optical)ディスクドライブ装置やDVD(Digital Versatile Disk)等の他のものであっても良い。
図15は、図14に示したコンピュータシステムの構成を示すブロック図である。コンピュータ本体1102が収納された筐体内にRAM等の内部メモリ1202と、ハードディスクドライブユニット1204等の外部メモリがさらに設けられている。
なお、以上の説明においては、プリンタ1106が、コンピュータ本体1102、表示装置1104、入力装置1108、及び、読取装置1110と接続されてコンピュータシステムを構成した例について説明したが、これに限られるものではない。例えば、コンピュータシステムが、コンピュータ本体1102とプリンタ1106から構成されても良く、コンピュータシステムが表示装置1104、入力装置1108及び読取装置1110のいずれかを備えていなくても良い。
また、例えば、プリンタ1106が、コンピュータ本体1102、表示装置1104、入力装置1108、及び、読取装置1110のそれぞれの機能又は機構の一部を持っていても良い。一例として、プリンタ1106が、画像処理を行う画像処理部、各種の表示を行う表示部、及び、デジタルカメラ等により撮影された画像データを記録した記録メディアを着脱するための記録メディア着脱部等を有する構成としても良い。
このようにして実現されたコンピュータシステムは、システム全体として従来システムよりも優れたシステムとなる。
= 第二実施形態 =
===画像形成装置(レーザビームプリンタ)の概要===
次に、図16及び図17を用いて、画像形成装置としてレーザビームプリンタ(以下、「プリンタ」ともいう。)2010を例にとって、その概要について説明する。図16は、プリンタ本体2010aに対する、現像ユニット2054(2051、2052、2053)及び感光体ユニット2075の着脱構成を説明するための図である。図17は、プリンタ2010を構成する主要構成要素を示した図である。なお、図17は、図16におけるX方向と垂直な断面の図である。また、図16、図17には、矢印にて上下方向を示しており、例えば、給紙トレイ2092は、プリンタ2010の下部に配置されており、定着ユニット2090は、プリンタ2010の上部に配置されている。
<着脱構成>
プリンタ本体2010aには、現像ユニット2054(2051、2052、2053)、及び感光体ユニット2075が着脱可能である。これら現像ユニット2054(2051、2052、2053)及び感光体ユニット2075がプリンタ本体2010aに装着されることにより、プリンタ2010が構成される。
プリンタ本体2010aは、開閉可能な第一開閉カバー2010b、第一開閉カバー2010bより内側に設けられ開閉可能な第二開閉カバー2010c、感光体ユニット2075を着脱するための感光体ユニット着脱開口2010d、及び、現像ユニット2054(2051、2052、2053)を着脱するための現像ユニット着脱開口2010eを有している。
ここで、ユーザが第一開閉カバー2010bを開くことにより、感光体ユニット着脱開口2010dを介して感光体ユニット2075をプリンタ本体2010aに着脱することが可能となる。さらに、ユーザが第二開閉カバー2010cを開くことにより、現像ユニット着脱開口2010eを介して現像ユニット2054(2051、2052、2053)をプリンタ本体2010aに着脱することが可能となる。
<プリンタ2010の概要>
現像ユニット2054(2051、2052、2053)及び感光体ユニット2075がプリンタ本体2010aに装着された状態におけるプリンタ2010の概要を説明する。
本実施の形態に係るプリンタ2010は、図17に示すように、潜像を担持する潜像担持体である感光体2020の回転方向に沿って、帯電ユニット2030、露光ユニット2040、YMCK現像デバイス2050、一次転写ユニット2060、中間転写体2070、クリーニングブレード2076を有し、さらに、二次転写ユニット2080、定着ユニット2090、ユーザへの報知手段を構成するための液晶パネル等からなる表示ユニット2095、及び、これらのユニット等を制御しプリンタ2010の動作を制御する制御ユニット2100(図18)を有している。
感光体2020は、円筒状の導電性基材とその外周面に形成された感光層を有し、中心軸を中心に回転可能であり、本実施の形態においては、図17中の矢印で示すように時計回りに回転する。
帯電ユニット2030は、感光体2020を帯電するための装置であり、露光ユニット2040は、レーザを照射することによって帯電された感光体2020上に潜像を形成する装置である。この露光ユニット2040は、半導体レーザ、ポリゴンミラー、F−θレンズ等を有しており、パーソナルコンピュータ、ワードプロセッサ等の不図示のホストコンピュータから入力された画像信号に基づいて、変調されたレーザを帯電された感光体2020上に照射する。
YMCK現像デバイス2050は、回転体としてのロータリー2055と、このロータリー2055に装着された4つの現像ユニットを有している。ロータリー2055は、回転可能であり、4つの現像ユニット2051、2052、2053、2054それぞれを現像ユニット着脱開口2010eを介して着脱可能な、4つの着脱部2055b、2055c、2055d、2055eを備えている。シアン(C)トナーを収容したシアン現像ユニット2051は、着脱部2055bに対して着脱可能であり、マゼンタ(M)トナーを収容したマゼンタ現像ユニット2052は、着脱部2055cに対して着脱可能であり、ブラック(K)トナーを収容したブラック現像ユニット2053は、着脱部2055dに対して着脱可能であり、イエロー(Y)トナーを収容したイエロー現像ユニット2054は、着脱部2055eに対して着脱可能である。
ロータリー2055は、回転することにより、着脱部2055b、2055c、2055d、2055eにそれぞれ装着された前記4つの現像ユニット2051、2052、2053、2054を移動させる。すなわち、このロータリー2055は、装着された4つの現像ユニット2051、2052、2053、2054を、中心軸2055aを中心として、それらの相対位置を維持したまま回転させる。そして、感光体2020に形成された潜像に、現像ユニット2051、2052、2053、2054を選択的に対向させ、それぞれの現像ユニット2051、2052、2053、2054に収容されたトナーにて、感光体2020上の潜像を現像する。なお、各現像ユニットの詳細については後述する。
一次転写ユニット2060は、感光体2020に形成された単色トナー像を中間転写体2070に転写するための装置であり、4色のトナーが順次重ねて転写されると、中間転写体2070にフルカラートナー像が形成される。
中間転写体2070は、エンドレスのベルトであり、感光体2020とほぼ同じ周速度にて回転駆動される。中間転写体2070の近傍には同期用読み取りセンサRSが設けられている。この同期用読み取りセンサRSは、中間転写体2070の基準位置を検知するためのセンサであり、主走査方向と直交する副走査方向における同期信号Vsyncを得る。同期用読み取りセンサRSは、光を発するための発光部と、光を受光するための受光部とを有している。前記発光部から発せられた光が、中間転写体2070の所定の位置に形成された穴を通過し、前記受光部によって受光された際に、同期用読み取りセンサRSは、パルス信号を発する。このパルス信号は、中間転写体2070が一回転する毎に一つ発せられる。
二次転写ユニット2080は、中間転写体2070上に形成された単色トナー像やフルカラートナー像を紙、フィルム、布等の記録媒体に転写するための装置である。
定着ユニット2090は、記録媒体上に転写された単色トナー像やフルカラートナー像を紙等の記録媒体に融着させて永久像とするための装置である。
クリーニングブレード2076は、ゴム製であり、感光体2020の表面に当接している。このクリーニングブレード2076は、一次転写ユニット2060によって中間転写体2070上にトナー像が転写された後に、感光体2020上に残存するトナーを掻き落として除去する。
感光体ユニット2075は、一次転写ユニット2060と露光ユニット2040との間に設けられ、感光体2020、素子2075a、帯電ユニット2030、クリーニングブレード2076、及び、クリーニングブレード2076により掻き落とされたトナーを収容する廃トナー収容部2076aを有している。なお、素子2075aは、書き込まれた各種の情報を記憶可能な構成となっている。
制御ユニット2100は、図18に示すようにメインコントローラ2101と、ユニットコントローラ2102とで構成され、メインコントローラ2101には画像信号が入力され、この画像信号に基づく指令に応じてユニットコントローラ2102が前記各ユニット等を制御して画像を形成する。
===プリンタ2010の動作===
次に、このように構成されたプリンタ2010の動作について、他の構成要素にも言及しつつ説明する。
まず、不図示のホストコンピュータからの画像信号がインターフェイス(I/F)2112を介してプリンタ2010のメインコントローラ2101に入力されると、このメインコントローラ2101からの指令に基づくユニットコントローラ2102の制御により感光体2020、及び中間転写体2070が回転する。その後、同期用読み取りセンサRSにより中間転写体2070の基準位置が検出され、パルス信号が出力される。このパルス信号は、シリアルインターフェイス2121を介してユニットコントローラ2102に送られる。ユニットコントローラ2102は、受信したパルス信号を基準として、以下の動作を制御する。
感光体2020は、回転しながら、帯電位置において帯電ユニット2030により順次帯電される。感光体2020の帯電された領域は、感光体2020の回転に伴って露光位置に至り、露光ユニット2040によって、第1色目、例えばイエローYの画像情報に応じた潜像が該領域に形成される。
感光体2020上に形成された潜像は、感光体2020の回転に伴って現像位置に至り、イエロー現像ユニット2054によってイエロートナーで現像される。これにより、感光体2020上にイエロートナー像が形成される。
感光体2020上に形成されたイエロートナー像は、感光体2020の回転に伴って一次転写位置に至り、一次転写ユニット2060によって、中間転写体270に転写される。この際、一次転写ユニット2060には、トナーの帯電極性とは逆の極性の一次転写電圧が印加される。なお、この間、二次転写ユニット2080は、中間転写体2070から離間している。
上記の処理が、第2色目、第3色目及び第4色目について繰り返して実行されることにより、各画像信号に対応した各色のトナー像が、中間転写体2070に重なり合って転写される。これにより、中間転写体2070上にはフルカラートナー像が形成される。
中間転写体2070上に形成されたフルカラートナー像は、中間転写体2070の回転に伴って二次転写位置に至り、二次転写ユニット2080によって記録媒体に転写される。なお、記録媒体は、給紙トレイ2092から、給紙ローラ2094、レジローラ2096を介して二次転写ユニット2080へ搬送される。また、転写動作を行う際、二次転写ユニット2080は中間転写体2070に押圧されるとともに二次転写電圧が印加される。
記録媒体に転写されたフルカラートナー像は、定着ユニット2090によって加熱加圧されて記録媒体に融着される。
一方、感光体2020は一次転写位置を経過した後に、クリーニングブレード2076によって、その表面に付着しているトナーが掻き落とされ、次の潜像を形成するための帯電に備える。掻き落とされたトナーは、廃トナー収容部2076aに回収される。
===制御ユニットの概要===
次に、制御ユニット2100の構成について図18を参照しつつ説明する。図18は、プリンタ2010に設けられた制御ユニット2100を示すブロック図である。
制御ユニット2100のメインコントローラ2101は、インターフェイス2112を介してホストコンピュータと接続され、このホストコンピュータから入力された画像信号を記憶するための画像メモリ2113を備えている。
制御ユニット2100のユニットコントローラ2102は、各ユニット(帯電ユニット2030、露光ユニット2040、一次転写ユニット2060、感光体ユニット2075、二次転写ユニット2080、定着ユニット2090、表示ユニット2095)及びYMCK現像デバイス2050と電気的に接続され、それらが備えるセンサからの信号を受信することによって、各ユニット及びYMCK現像デバイス2050の状態を検出しつつ、メインコントローラ2101から入力される信号に基づいて、各ユニット及びYMCK現像デバイス2050を制御する。各ユニット及びYMCK現像デバイス2050を駆動するための構成要素として、図18では、感光体ユニット駆動制御回路、帯電ユニット駆動制御回路、露光ユニット駆動制御回路2127、YMCK現像デバイス駆動制御回路2125、一次転写ユニット駆動制御回路、二次転写ユニット駆動制御回路、定着ユニット駆動制御回路、及び、表示ユニット駆動制御回路が示されている。
露光ユニット2040に接続された露光ユニット駆動制御回路2127は、現像剤の消費量を検知するための消費量検知手段たる画素カウンタ2127aを有している。この画素カウンタ2127aは、露光ユニット2040に入力される画素数をカウントする。なお、画素カウンタ2127aは、露光ユニット2040に設けてもよいし、メインコントローラ2101に設けてもよい。なお、画素数とは、プリンタ2010の基本解像度単位の画素数、換言すれば、実際に印刷する画像の画素数である。トナーTの消費量(使用量)は、画素数に比例するため、画素数をカウントすることにより、トナーTの消費量を検知することができる。
YMCK現像デバイス駆動制御回路2125には、交流電圧供給部2126aから交流電圧が供給され、直流電圧供給部2126bから直流電圧が供給される。YMCK現像デバイス駆動制御回路2125は、これらの交流電圧と直流電圧を重畳した電圧を、適宜のタイミングで現像ローラに印加して、現像ローラと感光体との間に交番電界を形成する。
また、ユニットコントローラ2102が備えるCPU2120は、シリアルインターフェイス(I/F)2121を介して、シリアルEEPROM等の不揮発性記憶素子(以下、「本体側メモリ」ともいう。)2122に接続されている。
また、CPU2120は、シリアルインターフェイス2121、送受信回路2123、及び、着脱部に装着された現像ユニットが有する素子と無線で通信するためのアンテナの一例としての本体側アンテナ(現像ユニット素子通信用アンテナ)2124bを介して、各現像ユニット2051、2052、2053、2054に設けられた素子2051a、2052a、2053a、2054aと、無線にて通信可能となっている。また、CPU2120は、シリアルインターフェイス2121、送受信回路2123、及び、本体側アンテナ(感光体ユニット素子通信用アンテナ)2124aを介して、感光体ユニット2075に設けられた素子2075aと無線にて通信可能となっている。無線通信の際に、書き込み手段としての現像ユニット素子通信用アンテナ2124bは、各現像ユニット2051、2052、2053、2054に設けられた素子2051a、2052a、2053a、2054aに情報を書き込む。また、書き込み手段としての現像ユニット素子通信用アンテナ2124bは、各現像ユニット2051、2052、2053、2054に設けられた素子2051a、2052a、2053a、2054aから情報を読み込むことも可能である。無線通信の際に、書き込み手段としての感光体ユニット素子通信用アンテナ2124aは、感光体ユニット2075に設けられた素子2075aに情報を書き込む。また、書き込み手段としての感光体ユニット素子通信用アンテナ2124aは、感光体ユニット2075に設けられた素子2075aから情報を読み込むことも可能である。
===現像ユニットの概要===
次に、図19、図20を用いて、現像ユニットの概要について説明する。図19は、イエロー現像ユニット2054を現像ローラ2510側から見た斜視図である。図20は、イエロー現像ユニット2054の主要構成要素を示した断面図である。なお、図20にも、矢印にて上下方向を示しており、例えば、現像ローラ2510の中心軸は、感光体2020よりも下方にある。また、図20、イエロー現像ユニット2054が、感光体2020と対向する現像位置に位置している状態にて示されている。
YMCK現像デバイス2050には、シアン(C)トナーを収容したシアン現像ユニット2051、マゼンタ(M)トナーを収容したマゼンタ現像ユニット2052、ブラック(K)トナーを収容したブラック現像ユニット2053及びイエロー(Y)トナーを収容したイエロー現像ユニット2054が設けられているが、各現像ユニットの構成は同様であるので、以下、イエロー現像ユニット2054について説明する。
イエロー現像ユニット2054は、現像剤としてのイエロートナーTを収容するための現像剤収容部、すなわち、第1収容部2530・第2収容部2535、素子2054a、ハウジング2540、現像剤担持体としての現像ローラ2510、この現像ローラ2510にトナーTを供給するトナー供給ローラ2550、現像ローラ2510に担持されたトナーTの層厚を規制する規制ブレード2560等が設けられている。
ハウジング2540は、一体成形された上ハウジングと下ハウジング等を接合して製造されたものであり、その内部は下部から上方に(図20の上下方向)延出させた規制壁2545により、第1収容部2530と第2収容部2535とに分けられている。これら第1収容部2530と第2収容部2535は、現像剤としてのトナーTを収容するための現像剤収容部(2530、2535)を形成している。第1収容部2530と第2収容部2535とは、上部が連通され、規制壁2545によりトナーTの移動が規制されている。なお、第1収容部2530及び第2収容部2535に収容されたトナーTを攪拌するための攪拌部材を設けてもよいが、本実施の形態では、ロータリー2055の回転に伴って各現像ユニット(シアン現像ユニット2051、マゼンタ現像ユニット2052、ブラック現像ユニット2053、イエロー現像ユニット2054)が回転し、これにより各現像ユニット内のトナーTが攪拌されるため、第1収容部2530及び第2収容部2535には攪拌部材を設けていない。
また、図19に示す通り、ハウジング2540の側面には、情報を書き込み可能な素子2054aが設けられている。当該側面とは、イエロー現像ユニット2054が着脱部2055eに装着された際にロータリー2055の回転軸方向と交差する、イエロー現像ユニット2054の側面である。本記述に該当する側面は、イエロー現像ユニット2054に関して2つあるが、本実施の形態においては、現像ユニットを装着する際に、先頭側となる側面に、素子2054aが設けられている。
第1収容部2530の下部には、ハウジング2540の外部と連通する開口2541が設けられている。第1収容部2530には、トナー供給ローラ2550が、その周面を前記開口2541に臨ませて設けられ、ハウジング2540に回転可能に支持されている。また、ハウジング2540の外側からは、開口2541に周面を臨ませて、現像ローラ2510が設けられ、この現像ローラ2510は、トナー供給ローラ2550に当接している。
現像ローラ2510は、トナーTを担持して感光体2020と対向する現像位置に搬送する。この現像ローラ2510は、アルミニウム、ステンレス、鉄等により製造されており、必要に応じて、ニッケルメッキ、クロムメッキ等や、トナー担持領域にはサンドブラスト等が施されている。また、現像ローラ2510は、その長手方向が、イエロー現像ユニット2054の長手方向に沿うように設けられている。また、現像ローラ2510は、中心軸を中心として回転可能であり、図20に示すように、感光体2020の回転方向(図20において時計方向)と逆の方向(図20において反時計方向)に回転する。その中心軸は、感光体2020の中心軸よりも下方にある。また、図20に示すように、イエロー現像ユニット2054が感光体2020と対向している状態では、現像ローラ2510と感光体2020との間には空隙が存在する。すなわち、イエロー現像ユニット2054は、感光体2020上に形成された潜像を非接触状態で現像する。なお、感光体2020上に形成された潜像を現像する際には、現像ローラ2510と感光体2020との間に交番電界が形成される。
トナー供給ローラ2550は、第1収容部2530及び第2収容部2535に収容されたトナーTを現像ローラ2510に供給する。このトナー供給ローラ2550は、ポリウレタンフォーム等からなり、弾性変形された状態で現像ローラ2510に当接している。トナー供給ローラ2550は、第1収容部2530の下部に配置されており、第1収容部2530及び第2収容部に収容されたトナーTは、第1収容部2530の下部にてトナー供給ローラ2550によって現像ローラ2510に供給される。トナー供給ローラ2550は、中心軸を中心として回転可能であり、その中心軸は、現像ローラ2510の回転中心軸よりも下方にある。また、トナー供給ローラ2550は、現像ローラ2510の回転方向(図20において反時計方向)と逆の方向(図20において時計方向)に回転する。なお、トナー供給ローラ2550は、第1収容部2530及び第2収容部2535に収容されたトナーTを現像ローラ2510に供給する機能を有するとともに、現像後に現像ローラ2510に残存しているトナーTを、現像ローラ2510から剥ぎ取る機能をも有している。
規制ブレード2560は、現像ローラ2510に担持されたトナーTの層厚を規制し、また、現像ローラ2510に担持されたトナーTに電荷を付与する。この規制ブレード2560は、ゴム部2560aと、ゴム支持部2560bとを有している。ゴム部2560aは、シリコンゴム、ウレタンゴム等からなり、ゴム支持部2560bは、リン青銅、ステンレス等のバネ性を有する薄板である。ゴム部2560aは、ゴム支持部2560bに支持されており、ゴム支持部2560bは、その一端がブレード支持板金2562に固定されている。ブレード支持板金2562は、シールフレームに固定され、規制ブレード2560とともに、後述するシールユニット2520の一部をなしてハウジング2540に取り付けられている。この状態で、ゴム部2560aは、ゴム支持部2560bの撓みによる弾性力によって、現像ローラ2510に押しつけられている。
また、規制ブレード2560の現像ローラ2510側とは逆側には、モルトプレーン等からなるブレード裏部材2570が設けられている。ブレード裏部材2570は、ゴム支持部2560bとハウジング2540との間にトナーTが入り込むことを防止して、ゴム支持部2560bの撓みによる弾性力を安定させるとともに、ゴム部2560aの真裏からゴム部2560aを現像ローラ2510の方向へ付勢することによって、ゴム部2560aを現像ローラ2510に押しつけている。したがって、ブレード裏部材2570は、ゴム部2560aの現像ローラ2510への均一当接性及びシール性を向上させている。
規制ブレード2560の、ブレード支持板金2562に支持されている側とは逆側の端、すなわち、先端は、現像ローラ2510に接触しておらず、該先端から所定距離だけ離れた部分が、現像ローラ2510に幅を持って接触している。すなわち、規制ブレード2560は、現像ローラ2510にエッジにて当接しておらず、腹当たりにて当接している。また、規制ブレード2560は、その先端が現像ローラ2510の回転方向の上流側に向くように配置されており、いわゆるカウンタ当接している。なお、規制ブレード2560が現像ローラ2510に当接する当接位置は、現像ローラ2510の中心軸よりも下方であり、かつ、トナー供給ローラ2550の中心軸よりも下方である。
シール部材2520は、イエロー現像ユニット2054内のトナーTがユニット外に漏れることを防止するとともに、現像位置を通過した現像ローラ2510上のトナーTを、掻き落とすことなく現像ユニット内に回収する。このシール部材2520は、ポリエチレンフィルム等からなるシールである。シール部材2520は、シール支持板金2522によって支持されており、シール支持板金2522を介してフレーム2540に取り付けられている。また、シール部材2520の現像ローラ2510側とは逆側には、モルトプレーン等からなるシール付勢部材2524が設けられており、シール部材2520は、シール付勢部材2524の弾性力によって、現像ローラ2510に押しつけられている。なお、シール部材2520が現像ローラ2510に当接する当接位置は、現像ローラ2510の中心軸よりも上方である。
このように構成されたイエロー現像ユニット2054において、トナー供給ローラ2550が、現像剤収容部たる第1収容部2530及び第2収容部2535に収容されているトナーTを現像ローラ2510に供給する。現像ローラ2510に供給されたトナーTは、現像ローラ2510の回転に伴って、規制ブレード2560の当接位置に至り、該当接位置を通過する際に、層厚が規制されるとともに、電荷が付与される。層厚が規制された現像ローラ2510上のトナーTは、現像ローラ2510のさらなる回転によって、感光体2020に対向する現像位置に至り、該現像位置にて交番電界下で感光体2020上に形成された潜像の現像に供される。現像ローラ2510のさらなる回転によって現像位置を通過した現像ローラ2510上のトナーTは、シール部材2520を通過して、該シール部材2520によって掻き落とされることなく現像ユニット内に回収される。
===素子の構成===
次に、図21A、図21B、図22、図23を参照しつつ、現像ユニットに設けられた素子、感光体ユニットに設けられた素子の構成についてデータの送受信構成を含めて説明する。図21Aは、素子の構成を示す平面透視図である。図21Bは素子及び送受信部の内部構成を説明するためのブロック図である。図22は、素子2054aのメモリセル2054hに記憶されている情報を説明するための図である。図23は、感光体ユニット2075に備えられた素子2054aが有するメモリセルに記憶されている情報を説明するための図である。
イエロー現像ユニット2054以外の現像ユニットに設けられている素子についても同様であるため、以下、イエロー現像ユニット2054に設けられている素子2054aを例にとって説明する。
素子2054aと本体側アンテナ2124bとが所定の位置関係、例えば、相互距離が10mm以内にあれば、互いに非接触状態にて、情報を送受信可能となっている。この素子2054aは、全体としてごく小型かつ薄型で、片面に粘着性を持たせてシールとして対象物に貼着させることもできる。メモリタグなどと呼ばれ、多種市販されているものである。
素子2054aは、非接触ICチップ2054b、金属皮膜をエッチングして形成された共振用コンデンサ2054c、及び、アンテナ2054dとしての平面状コイルとを有し、これらがプラスチックフィルム上に実装され、透明なカバーシートにより被覆されている。
プリンタ本体2010aは、本体側アンテナ2124b、送受信回路2123、及び、プリンタ本体2010aの制御部(CPU)2120に接続されるシリアルインターフェイス2121を有している。
非接触ICチップ2054bは、整流器2054e、信号解析部RF(Radio Frequency)2054f、制御部2054g、メモリセル2054hを有している。メモリセル2054hは、NAND型フラッシュROMなど電気的に読み書き可能な不揮発性のメモリであり、書き込まれた情報を記憶しておくこと、及び、記憶した情報を外部から読み取ることが可能なものである。
素子2054aのアンテナ2054dと、本体側アンテナ2124bとは、互いに無線にて通信し合い、メモリセル2054hに保存された情報の読み取りやメモリセル2054hへの情報の書き込みを行う。また、プリンタ本体2010aの送受信回路2123で発生された高周波信号は、本体側アンテナ2124bを介して高周波磁界として誘起される。この高周波磁界は、素子2054aのアンテナ2054dを介して吸収され、整流器2054eで整流されてICチップ2054b内の各回路を駆動する直流電力源となる。
素子2054aのメモリセル2054hには、図22に示すように、各種の情報が記憶されている。アドレス00Hには、素子のシリアル番号等の、素子毎に固有のID情報が記憶されており、アドレス01Hには、現像ユニットを製造した年月日が記憶されており、アドレス02Hには、現像ユニットの仕向地を特定するための情報が記憶されており、アドレス03Hには、現像ユニットが製造された製造ラインを特定するための情報が記憶されており、アドレス04Hには、現像ユニットが対応可能な機種を特定するための情報が記憶されており、アドレス05Hには、現像ユニットに収容されているトナーの量を示すための情報としてトナー残量情報が記憶されており、アドレス06H以後の領域にも適宜情報が記憶されている。
素子2054aのメモリセル2054hに記憶されているID情報は、記憶素子の工場製造時において、書き込み処理されることとすればよい。このID情報をプリンタ2010本体で読み取ることによって、個々の素子2054a、2051a、2052a、2053aを識別することが可能になる。
なお、感光体ユニット2075に設けられている素子2075aも同様の構成である。感光体ユニット2075に設けられている素子が有するメモリセルにも、図23に示すように、各種の情報が記憶されている。
アドレス00Hには、素子のシリアル番号等の、素子毎に固有のID情報が記憶されており、アドレス01Hには、感光体ユニットを製造した年月日が記憶されており、アドレス02Hには、感光体ユニットの仕向地を特定するための情報が記憶されており、アドレス03Hには、感光体ユニットが製造された製造ラインを特定するための情報が記憶されており、アドレス04Hには、感光体ユニットが対応可能な機種を特定するための情報が記憶されており、アドレス05Hには、感光体ユニットがプリンタ本体2010aに装着された際のプリンタ本体2010aの累計印刷枚数を示すための情報が記憶され、アドレス06Hには、感光体ユニットが寿命に達してプリンタ本体2010aから取り外される際のプリンタ本体2010aの累計印刷枚数を示すための情報が記憶され、アドレス07Hには、その感光体ユニットを用いてカラー印刷を行った枚数が記憶され、アドレス08Hには、その感光体ユニットを用いてモノクロ印刷を行った枚数が記憶され、アドレス09Hには、イエロー現像ユニット2054による現像枚数、即ち、イエロートナーによる印刷枚数が記憶され、アドレス0AHには、マゼンタ現像ユニット2052による現像枚数、即ち、マゼンタトナーによる印刷枚数が記憶され、アドレス0BHには、シアン現像ユニット2051による現像枚数、即ち、シアントナーによる印刷枚数が記憶され、アドレス0CHには、ブラック現像ユニット2053による現像枚数、即ち、ブラックトナーによる印刷枚数が記憶され、アドレス0DH以後の領域にも適宜情報が記憶されている。
===素子と本体側アンテナの関係===
次に、図24A〜Cを参照しつつ、現像ユニットに設けられた素子と本体側アンテナ2124bとの関係等について説明する。図24Aは、現像位置における、素子と本体側アンテナの関係を説明するための図である。図24Bは、着脱位置における、素子と本体側アンテナの関係を説明するための図である。図24Cは、ホームポジションにおける、素子と本体側アンテナの関係を説明するための図である。なお、図24A〜Cは、現像ユニット、ロータリー2055、感光体ユニット2075等を、図17における紙面奥側(現像ユニットを装着する際に先頭となる側)から見た図である。
図24Aでは、イエロー現像ユニット2054が現像位置(対向位置)に位置している。
図24Aに示す通り、イエロー現像ユニット2054が着脱部に装着された状態でロータリー2055が回転した際の、イエロー現像ユニット2054が描く軌跡の最外径をR、素子2054aが描く軌跡の最外径をrとしたときに、R>rの関係を満たしている。さらに、ロータリー2055の中心から、ロータリー2055の回転径方向における本体側アンテナ2124bの最も外側の位置までの距離をLとしたときに、R>Lの関係を満たしている。また、本体側アンテナ2124bはイエロー現像ユニット2054が着脱部に装着された際に、ロータリー2055の回転軸方向(図24Aにて、紙面を貫く方向)において、素子2054aよりも外側(図24Aにおいて、素子2054aよりも手前側)に位置している。また、イエロー現像ユニット2054に設けられた素子2054aが本体側アンテナ2124bと非接触状態にて対向している。そして、イエロー現像ユニット2054に設けられた素子2054aは、本体側アンテナ2124bに対して通信可能である。図24Aから明らかなように、上述した関係は、イエロー現像ユニット2054だけでなく、シアン現像ユニット2051、マゼンタ現像ユニット2052、ブラック現像ユニット2053についても成立する。
次に、図24Aに示したイエロー現像ユニット2054が現像位置に位置している状態から、ロータリー2055がZ方向へ所定角度回転すると、図24Bに示した状態となる。図24Bに示した状態では、イエロー現像ユニット2054が着脱可能位置に位置している。この状態では、イエロー現像ユニット2054が着脱開口2010eを介して着脱可能、即ち、着脱部2055eに装着又は着脱部2055eから取り外し可能である。
図24Bに示した状態においても、本体側アンテナ2124bはイエロー現像ユニット2054が着脱部に装着された際に、ロータリー2055の回転軸方向(図24Bにて、紙面を貫く方向)において、素子2054aよりも外側(図24Bにおいて、素子2054aよりも手前側)に位置している。また、イエロー現像ユニット2054に設けられた素子2054aが本体側アンテナ2124bと非接触状態にて対向している。そして、イエロー現像ユニット2054に設けられた素子2054aは、本体側アンテナ2124bに対して通信可能である。図24Bから明らかなように、上述した関係は、イエロー現像ユニット2054だけでなく、シアン現像ユニット2051、マゼンタ現像ユニット2052、ブラック現像ユニット2053についても成立する。
また、図24Cは、プリンタ2010に電源が投入され初期化動作が行われた後に、ロータリー2055がホームポジションに位置している状態を示している。
図24Cに示した状態においても、本体側アンテナ2124bはイエロー現像ユニット2054が着脱部に装着された際に、ロータリー2055の回転軸方向(図24Cにて、紙面を貫く方向)において、素子2054aよりも外側(図24Cにおいて、素子2054aよりも手前側)に位置している。また、イエロー現像ユニット2054に設けられた素子2054aが本体側アンテナ2124bと非接触状態にて対向している。そして、イエロー現像ユニット2054に設けられた素子2054aは、本体側アンテナ2124bに対して通信可能である。図24Cから明らかなように、上述した関係は、イエロー現像ユニット2054だけでなく、シアン現像ユニット2051、マゼンタ現像ユニット2052、ブラック現像ユニット2053についても成立する。
なお、上記においては、図24A乃至図24Cの3つの状態について説明したが、本実施の形態においては、図24から明らかなように、着脱部に装着された総ての現像ユニットが有する素子は、ロータリー2055の総ての回転角にて、本体側アンテナ2124bと対向する。そして、着脱部に装着された総ての現像ユニットが有する素子は、ロータリー2055の総ての回転角にて、本体側アンテナ2124bに対して通信可能となっている。
また、本体側アンテナ2124bは、ロータリー2055が静止している状態のみならず、ロータリー2055が回転している状態においても、素子と無線通信することが可能である。すなわち、本体側アンテナ2124bは、回転中の素子に対しても無線通信可能である。
また、現像ユニットに設けられた素子は、本体側アンテナ2124bに非接触状態にて通信可能である。
このように、現像ユニットが着脱部に装着された状態でロータリー2055が回転した際の、前記現像ユニットが描く軌跡の最外径をR、前記素子が描く軌跡の最外径をrとしたときに、R>rの関係を満たしているから、現像ユニットが有する素子と無線で通信するためのアンテナの大きさを小さくすることが可能となる。
すなわち、発明が解決しようとする課題の項で説明したとおり、現像ユニットが有する素子とプリンタ本体2010aとの間での通信は、ロータリー2055の複数の回転角において可能であるのが望ましい。しかし、これを満足する本体側アンテナ2124bを、プリンタ本体2010側に設けようとすると、当該本体側アンテナ2124bの大きさが大きくなってしまうという問題が生ずる。
そこで、前述した通り、現像ユニットが着脱部に装着された状態でロータリー2055が回転した際の、前記現像ユニットが描く軌跡の最外径をR、前記素子が描く軌跡の最外径をrとしたときに、R>rの関係を満たすように素子を配置すれば、例えば、R≦rの関係を満たすように素子を配置する場合と比較して、現像ユニットが着脱部に装着された状態で素子がロータリー2055の中心寄りに配置されることとなり、前記問題点を解消することが可能となる。
なお、Rとrの関係についてさらなる考察を行うと、R>rから、3/4R>r、1/2R>r、1/4R>rの関係が成立するようになるにしたがい、素子がロータリー2055の中心寄りに配置され、本体側アンテナの大きさを小さくすることが可能となる。したがって、R及びrが、αR>r(α≦1)の関係を満たしているときに、αが小さいほど、より効果的である。
===現像ユニットに設けられた素子への情報の書き込み===
次に、現像ユニットに設けられた素子への情報の書き込みの一例に関して、図25を参照しつつ説明する。図25は、現像ユニットに設けられた素子への情報の書き込みを説明するためのフローチャートである。
<画像形成処理待ちステップ(ステップ2001)>
プリンタ2010に電源が投入されると、所定の初期化動作がなされ、プリンタ2010は、画像形成処理待ち状態となる。ホストコンピュータからの画像形成処理命令たる画像信号が、インターフェイス(I/F)2112を介してプリンタ2010のメインコントローラ2101に入力されると、感光体2020、及び中間転写体2070が回転する。その後、同期用読み取りセンサRSにより中間転写体2070の基準位置が検出され、パルス信号が出力される。ユニットコントローラ2102は、受信したパルス信号を基準として、以下の制御を実行する。
<イエロー画素数カウント開始ステップ(ステップ2003)>
露光ユニット2040によって、イエローの画像情報に応じた潜像が、帯電済みの感光体上に形成される。この際、画素カウンタ2127aは、露光ユニット2040に入力される画素数のカウントを開始する。
<イエロー現像ユニット移動ステップ(ステップ2005)>
ロータリー2055を回転させて、イエロー現像ユニット2054を現像位置へ移動させる。
<イエロー現像バイアス印加開始ステップ(ステップ2007)>
イエロー現像ユニット2054の現像ローラへの現像バイアスの印加を開始する。これにより、感光体2020上に形成された潜像が、イエロートナーにて現像される。印加される現像バイアスは、前述したように、交流電圧と直流電圧を重畳した電圧である。なお、イエロー現像ユニット2054が現像位置に到達する前に、現像ローラに現像バイアスを印加してもよいし、イエロー現像ユニット2054が現像位置に到達してから、現像ローラに現像バイアスを印加してもよい。
<イエロー現像バイアス印加終了ステップ(ステップ2009)>
所定のタイミングで、イエロー現像ユニット2054の現像ローラへの現像バイアスの印加を終了する。これにより、イエロー現像ユニット2054による現像動作が終了する。
<イエロー画素数取得ステップ(ステップ2011)>
画素カウンタ2127aからカウントされた画素数を取得する。このカウントされた画素数は、トナーの消費量に比例するから、イエロートナーの消費量YTを求めることができる。
<イエロートナー残量読み出し・記憶ステップ(ステップ2013)>
RAMに記憶されているイエロートナーの残量YYが、RAMから読み出され、残量YYから消費量YTを減じた値YYnewが、新たな残量としてRAMに記憶される。
<シアン現像ユニット移動開始ステップ(ステップ2015)>
シアン現像ユニット2051を現像位置へ位置させるべく、ロータリー2055が回転を開始する。
<素子2054aへの情報書き込みステップ(ステップ2017)>
残量YYから消費量YTを減じた値YYnewを、イエロー現像ユニット2054が有する素子2054aに書き込む。この書き込みは、本体側アンテナ2124bを用いて、移動中の素子2054aに対して非接触にて実行される。なお、この書き込みが行われるとき、イエロー現像ユニット2054は、着脱開口2010eを介して取り外し可能な取り外し位置(着脱位置)には至っていない。
<シアン画素数カウント開始ステップ(ステップ2019)>
露光ユニット2040によって、シアンの画像情報に応じた潜像が、帯電済みの感光体上に形成される。この際、画素カウンタ2127aは、露光ユニット2040に入力される画素数のカウントを開始する。
<シアン現像ユニット移動終了ステップ(ステップ2021)>
シアン現像ユニット2051を現像位置へ位置させるための、ロータリー2055の回転が終了する。これにより、シアン現像ユニット2051が現像位置へ到達する。
<シアン現像バイアス印加開始ステップ(ステップ2023)>
シアン現像ユニット2051の現像ローラへの現像バイアスの印加を開始する。これにより、感光体2020上に形成された潜像が、シアントナーにて現像される。
<シアン現像バイアス印加終了ステップ(ステップ2025)>
所定のタイミングで、シアン現像ユニット2051の現像ローラへの現像バイアスの印加を終了する。これにより、シアン現像ユニット2051による現像動作が終了する。
<シアン画素数取得ステップ(ステップ2026)>
画素カウンタ2127aからカウントされた画素数を取得する。このカウントされた画素数は、トナーの消費量に比例するから、シアントナーの消費量CTを求めることができる。
<シアントナー残量読み出し・記憶ステップ(ステップ2027)>
RAMに記憶されているシアントナーの残量CCが、RAMから読み出され、残量CCから消費量CTを減じた値CCnewが、新たな残量としてRAMに記憶される。
<マゼンタ現像ユニット移動開始ステップ(ステップ2029)>
マゼンタ現像ユニット2052を現像位置へ位置させるべく、ロータリー2055が回転を開始する。
<素子2051aへの情報書き込みステップ(ステップ2031)>
残量CCから消費量CTを減じた値CCnewを、シアン現像ユニット2051が有する素子2051aに書き込む。この書き込みは、本体側アンテナ2124bを用いて、移動中の素子2051aに対して非接触にて実行される。なお、この書き込みが行われるとき、シアン現像ユニット2051は、着脱開口2010eを介して取り外し可能な取り外し位置(着脱位置)には至っていない。
<マゼンタ画素数カウント開始ステップ(ステップ2033)>
露光ユニット2040によって、マゼンタの画像情報に応じた潜像が、帯電済みの感光体上に形成される。この際、画素カウンタ2127aは、露光ユニット2040に入力される画素数のカウントを開始する。
<マゼンタ現像ユニット移動終了ステップ(ステップ2035)>
マゼンタ現像ユニット2052を現像位置へ位置させるための、ロータリー2055の回転が終了する。これにより、マゼンタ現像ユニット2052が現像位置へ到達する。
<マゼンタ現像バイアス印加開始ステップ(ステップ2037)>
マゼンタ現像ユニット2052の現像ローラへの現像バイアスの印加を開始する。これにより、感光体2020上に形成された潜像が、マゼンタトナーにて現像される。
<マゼンタ現像バイアス印加終了ステップ(ステップ2039)>
所定のタイミングで、マゼンタ現像ユニット2052の現像ローラへの現像バイアスの印加を終了する。これにより、マゼンタ現像ユニット2052による現像動作が終了する。
<マゼンタ画素数取得ステップ(ステップ2041)>
画素カウンタ2127aからカウントされた画素数を取得する。このカウントされた画素数は、トナーの消費量に比例するから、マゼンタトナーの消費量MTを求めることができる。
<マゼンタトナー残量読み出し・記憶ステップ(ステップ2043)>
RAMに記憶されているマゼンタトナーの残量MMが、RAMから読み出され、残量MMから消費量MTを減じた値MMnewが、新たな残量としてRAMに記憶される。
<ブラック現像ユニット移動開始ステップ(ステップ2045)>
ブラック現像ユニット2053を現像位置へ位置させるべく、ロータリー2055が回転を開始する。
<素子2052aへの情報書き込みステップ(ステップ2047)>
残量MMから消費量MTを減じた値MMnewを、マゼンタ現像ユニット2052が有する素子2052aに書き込む。この書き込みは、本体側アンテナ2124bを用いて、移動中の素子2052aに対して非接触にて実行される。なお、この書き込みが行われるとき、マゼンタ現像ユニット2052は、着脱開口2010eを介して取り外し可能な取り外し位置(着脱位置)には至っていない。
<ブラック画素数カウント開始ステップ(ステップ2049)>
露光ユニット2040によって、ブラックの画像情報に応じた潜像が、帯電済みの感光体上に形成される。この際、画素カウンタ2127aは、露光ユニット2040に入力される画素数のカウントを開始する。
<ブラック現像ユニット移動終了ステップ(ステップ2051)>
ブラック現像ユニット2053を現像位置へ位置させるための、ロータリー2055の回転が終了する。これにより、ブラック現像ユニット2053が現像位置へ到達する。
<ブラック現像バイアス印加開始ステップ(ステップ2053)>
ブラック現像ユニット2053の現像ローラへの現像バイアスの印加を開始する。これにより、感光体2020上に形成された潜像が、ブラックトナーにて現像される。
<ブラック現像バイアス印加終了ステップ(ステップ2055)>
所定のタイミングで、ブラック現像ユニット2053の現像ローラへの現像バイアスの印加を終了する。これにより、ブラック現像ユニット2053による現像動作が終了する。
<ブラック画素数取得ステップ(ステップ2057)>
画素カウンタ2127aからカウントされた画素数を取得する。このカウントされた画素数は、トナーの消費量に比例するから、ブラックトナーの消費量BTを求めることができる。
<ブラックトナー残量読み出し・記憶ステップ(ステップ2059)>
RAMに記憶されているブラックトナーの残量BBが、RAMから読み出され、残量BBから消費量BTを減じた値BBnewが、新たな残量としてRAMに記憶される。
<ホームポジション移動開始ステップ(ステップ2061)>
ロータリー2055をホームポジションへ位置させるべく、ロータリー2055が回転を開始する。
<素子2053aへの情報書き込みステップ(ステップ2063)>
残量BBから消費量BTを減じた値BBnewを、ブラック現像ユニット2053が有する素子2053aに書き込む。この書き込みは、本体側アンテナ2124bを用いて、移動中の素子2053aに対して非接触にて実行される。なお、この書き込みが行われるとき、ブラック現像ユニット2053は、着脱開口2010eを介して取り外し可能な取り外し位置(着脱位置)には至っていない。
<印刷動作終了ステップ(ステップ2065)>
ロータリー2055がホームポジションへ到達すると画像形成処理が終了し、画像形成処理待ちの状態となる。
上述したように、本実施の形態においては、画像形成処理を開始してから終了するまでの間において、交流電圧供給部が交流電圧を供給していないときに、本体側アンテナを用いて、着脱部に装着された現像ユニットが有する素子に情報を書き込んでいる。また、ロータリーの回転により、現像ユニットが感光体に対向する対向位置に到達してから、現像ユニットが着脱部から着脱開口を介して取り外し可能となる取り外し位置に到達するまでの間に、本体側アンテナを用いて、着脱部に装着された現像ユニットが有する素子に情報を書き込んでいる。
===その他の実施の形態===
以上、一実施形態に基づき本発明に係る現像ユニット等を説明したが、上記した発明の実施の形態は、本発明の理解を容易にするためのものであり、本発明を限定するものではない。本発明は、その趣旨を逸脱することなく、変更、改良され得ると共に、本発明にはその等価物が含まれることはもちろんである。
上記実施の形態においては、ロータリー2055の中心から、当該ロータリー2055の回転径方向における本体側アンテナ2124bの最も外側の位置までの距離をLとしたときに、R>Lの関係を満たすこととしたが、これに限定されるものではない。例えば、R≦Lの関係を満たすこととしてもよい。
ただし、小さな本体側アンテナ2124bを、素子との無線通信に利用することが可能となる点で、上記実施の形態の方がより望ましい。
なお、RとLの関係についてさらなる考察を行うと、R>Lから、3/4R>L、1/2R>L、1/4R>Lの関係が成立するようになるにしたがい、本体側アンテナの大きさが小さくなる。したがって、R及びLが、αR>L(α≦1)の関係を満たしているときに、αが小さいほど、より効果的である。
また、上記実施の形態においては、素子は、現像ユニットが着脱部に装着された際にロータリー2055の回転軸方向と交差する、該現像ユニットの側面に設けられていることとしたが、これに限定されるものでない。例えば、当該素子を現像ユニットの内部に設けることとしてもよい。
ただし、前記素子を現像ユニットの取り付け易い位置に設けることが可能となる点で、上記実施の形態の方がより望ましい。
また、上記実施の形態においては、前記側面は、現像ユニットを装着する際に、先頭側となる側面であることとしたが、これに限定されるものでない。例えば、当該側面は、現像ユニットを装着する際に、手前側となる側面であることとしてもよい。
ただし、ユーザが現像ユニットを交換する際に素子に触れること等による当該素子の破損の危険性を少なくすることができる点で、上記実施の形態の方がより望ましい。
また、上記実施の形態においては、本体側アンテナ2124bは、現像ユニットが着脱部に装着された際に、ロータリー2055の回転軸方向において、前記素子よりも外側に位置することとしたが、これに限定されるものではない。例えば、ロータリー2055の回転軸方向において、前記素子よりも内側に位置することとしてもよい。
ただし、本体側アンテナ2124bをプリンタ2010の取り付け易い位置に設けることが可能となる点で、上記実施の形態の方がより望ましい。
また、上記実施の形態においては、着脱部に装着された総ての現像ユニットが有する素子は、ロータリー2055の総ての回転角にて、本体側アンテナ2124bと対向することとしたが、これに限定されるものではない。例えば、図26Aに示すように、着脱部に装着された現像ユニットのうち、その一部の現像ユニットが有する素子が、ロータリー2055の総ての回転角にて、本体側アンテナ2124bと対向することとしてもよい。
また、図26B及び図26Cに示すように、着脱部に装着された現像ユニットのうち、その一部又は総ての現像ユニットが有する素子は、ロータリー2055の所定の回転角にて、本体側アンテナ2124bと対向することとしてもよい。
ただし、ロータリー2055の総ての回転角において、前記素子と前記アンテナ間の通信に係る性能を向上させることが可能となる点で、上記実施の形態の方がより望ましい。
また、図26Dに示すように、着脱部に装着された現像ユニットが有する素子が、本体側アンテナ2124bと対向しないこととしてもよいが、前記素子と前記アンテナ間の通信に係る性能を向上させることが可能となる点で、上記の方がより望ましい。
また、上記実施の形態においては、着脱部に装着された総ての現像ユニットが有する素子は、ロータリー2055の総ての回転角にて、本体側アンテナ2124bと対向することとしたが、図26Eに示すように、着脱部に複数の現像ユニットが装着された際に、該複数の現像ユニットが有する総ての素子が、ロータリー2055の所定の回転角にて同時に、本体側アンテナ2124bと対向することとしてもよい。
このような場合には、ロータリー2055の所定の回転角において、複数の素子が同時に本体側アンテナ2124bと通信を行う際等に、当該通信に係る性能を向上させることが可能となる。
また、上記実施の形態においては、着脱部に装着された総ての現像ユニットが有する素子は、ロータリー2055の総ての回転角にて、本体側アンテナ2124bに対して通信可能であることとしたが、これに限定されるものではない。例えば、着脱部に装着された総ての現像ユニットが有する素子が、ロータリー2055の所定の回転角にて、本体側アンテナ2124bに対して通信可能であることとしてもよいし、着脱部に装着された現像ユニットのうち一部の現像ユニットが有する素子が、ロータリー2055の総ての回転角にて、本体側アンテナ2124bに対して通信可能であることとしてもよいし、着脱部に装着された現像ユニットのうち一部の現像ユニットが有する素子が、ロータリー2055の一部の回転角にて、本体側アンテナ2124bに対して通信可能であることとしてもよい。
ただし、素子、本体側アンテナ2124b間で通信を行うタイミングに係る制限を少なくすることができる点で上記実施の形態の方がより望ましい。
また、着脱部に複数の現像ユニットが装着された際に、該複数の現像ユニットが有する総ての素子は、ロータリー2055の所定の回転角にて同時に、本体側アンテナ2124bに対して通信可能であることとしてもよい。
このような場合にも、ロータリー2055の所定の回転角において、複数の素子が同時に本体側アンテナ2124bと通信を行うことが可能となるから、素子、本体側アンテナ2124b間で通信を行うタイミングに係る制限を少なくすることができる。
また、上記実施の形態においては、回転している現像ユニットが有する素子は、本体側アンテナ2124bに対して通信可能であることとしたが、これに限定されるものではない。
ただし、現像ユニットが回転している時間を利用して効率よく通信を行うことができる点で、上記実施の形態の方がより望ましい。
また、上記実施の形態においては、素子は、本体側アンテナ2124bに非接触状態にて通信可能であることとしたが、これに限定されるものではない。例えば、素子は、本体側アンテナ2124bに接触状態にて通信可能であることとしてもよい。
また、上記実施の形態においては、画像形成処理を開始してから終了するまでの間において、交流電圧供給部が交流電圧を供給していないときに、本体側アンテナを用いて、着脱部に装着された現像ユニットが有する素子に情報を書き込むこととしたが、これに限定されるものではない。例えば、画像形成処理を開始してから終了するまでの間において、交流電圧供給部が交流電圧を供給しているときに、本体側アンテナを用いて、着脱部に装着された現像ユニットが有する素子に情報を書き込むこととしてもよい。
ただし、画像形成処理を開始してから終了するまでの間において、交流電圧供給部が交流電圧を供給していないときに、本体側アンテナを用いて、着脱部に装着された現像ユニットが有する素子に情報を書き込むから、帯電部材への交流電圧の供給に起因するノイズ等の影響を受けずに精度良く情報を書き込むことが可能となる点で、上記実施の形態の方がより望ましい。
また、上記実施の形態においては、ロータリーの回転により、現像ユニットが感光体に対向する対向位置に到達してから、現像ユニットが着脱部から着脱開口を介して取り外し可能となる取り外し位置に到達するまでの間に、本体側アンテナを用いて、着脱部に装着された現像ユニットが有する素子に情報を書き込むこととしたが、これに限定されるものではない。
ただし、前記着脱部に前記現像ユニットを着脱するための着脱開口を備えている場合には、着脱部に装着された現像ユニットが着脱開口を介して不用意に取り外される可能性がある。特に、現像ユニットが前記対向位置に位置して現像が行われると該現像ユニット内の現像剤の量が減少するため、減少した現像剤の量に関する情報が素子に書き込まれる前に該現像ユニットが取り外されてしまうと、現像ユニットに収容された現像剤の量等を把握できなくなる可能性がある。したがって、かかる問題点を解消することが可能となる点で、上記実施の形態の方がより望ましい。
また、現像ローラとしては、磁性、非磁性、導電性、絶縁性、金属、ゴム、樹脂等、現像ローラを構成し得るものであればすべてのものを用いることができる。例えば、材質的には、アルミニウム、ニッケル、ステンレス、鉄等の金属、天然ゴム、シリコンゴム、ウレタンゴム、ブタジエンゴム、クロロプレンゴム、ネオプレンゴム、NBR等のゴム、スチロール樹脂、塩化ビニル樹脂、ポリウレタン樹脂、ポリエチレン樹脂、メタクリル樹脂、ナイロン樹脂等の樹脂を用いることができる。また、これらの材質の上層部にコートしても使用できることは言うまでもない。その場合、コート材としては、ポリエチレン、ポリスチレン、ポリウレタン、ポリエステル、ナイロン、アクリル等が使用できる。また、形態としては、非弾性体、弾性体、単層、多層、フィルム、ローラ等のすべてのものを用いることができる。また、現像剤は、トナーに限らず、キャリアと混合された二成分の現像剤等であっても構わない。
また、トナー供給部材についても同様であり、材質としては、前述したポリウレタンフォームの他、ポリスチレンフォーム、ポリエチレンフォーム、ポリエステルフォーム、エチレンプロピレンフォーム、ナイロンフォーム、シリコンフォーム等が使用することができる。なお、トナー供給手段の発泡セルは単泡、連泡のどちらでも使用できる。なお、フォーム材に限られず、弾性を有するゴム材を使用しても良い。詳しくは、シリコンゴム、ウレタンゴム、天然ゴム、イソプレンゴム、スチレンブタジエンゴム、ブタジエンゴム、クロロプレンゴム、ブチルゴム、エチレンプロピレンゴム、エピクロロヒドリンゴム、ニトリルブタジエンゴム、アクリルゴムにカーボン等の導電剤を分散成型したものが使用できる。
また、現像ユニットに設けられている素子、及び、感光体ユニットに設けられている素子も、前述した実施の形態にて説明した構成に限定されるものではない。情報を書き込み可能なものであればよく、例えば、アンテナが別体となっているもの等であってもよい。
また、前述した実施の形態においては、画像形成装置として中間転写型のフルカラーレーザビームプリンタを例にとって説明したが、本発明は、中間転写型以外のフルカラーレーザビームプリンタ、モノクロレーザビームプリンタ、複写機、ファクシミリなど、各種の画像形成装置に適用可能である。
===コンピュータシステム等の構成===
次に、本発明に係る実施形態の一例であるコンピュータシステムの実施形態について、図面を参照しながら説明する。
図27は、コンピュータシステムの外観構成を示した説明図である。コンピュータシステム3000は、コンピュータ本体3102と、表示装置3104と、プリンタ3106と、入力装置3108と、読取装置3110とを備えている。コンピュータ本体3102は、本実施形態ではミニタワー型の筐体に収納されているが、これに限られるものではない。表示装置3104は、CRT(Cathode Ray Tube:陰極線管)やプラズマディスプレイや液晶表示装置等が用いられるのが一般的であるが、これに限られるものではない。プリンタ3106は、上記に説明されたプリンタが用いられている。入力装置3108は、本実施形態ではキーボード3108Aとマウス3108Bが用いられているが、これに限られるものではない。読取装置3110は、本実施形態ではフレキシブルディスクドライブ装置3110AとCD−ROMドライブ装置3110Bが用いられているが、これに限られるものではなく、例えばMO(Magneto Optical)ディスクドライブ装置やDVD(Digital Versatile Disk)等の他のものであっても良い。
図28は、図27に示したコンピュータシステムの構成を示すブロック図である。コンピュータ本体3102が収納された筐体内にRAM等の内部メモリ3202と、ハードディスクドライブユニット3204等の外部メモリがさらに設けられている。
なお、以上の説明においては、プリンタ3106が、コンピュータ本体3102、表示装置3104、入力装置3108、及び、読取装置3110と接続されてコンピュータシステムを構成した例について説明したが、これに限られるものではない。例えば、コンピュータシステムが、コンピュータ本体3102とプリンタ3106から構成されても良く、コンピュータシステムが表示装置3104、入力装置3108及び読取装置3110のいずれかを備えていなくても良い。
また、例えば、プリンタ3106が、コンピュータ本体3102、表示装置3104、入力装置3108、及び、読取装置3110のそれぞれの機能又は機構の一部を持っていても良い。一例として、プリンタ3106が、画像処理を行う画像処理部、各種の表示を行う表示部、及び、デジタルカメラ等により撮影された画像データを記録した記録メディアを着脱するための記録メディア着脱部等を有する構成としても良い。
このようにして実現されたコンピュータシステムは、システム全体として従来システムよりも優れたシステムとなる。
産業上の利用可能性
本発明によれば、効率的な通信システムを有する画像形成装置、及び、コンピュータシステムを実現することができる。
また、本発明によれば、現像ユニットが有する素子と無線で通信するためのアンテナの大きさを小さくすることが可能となる画像形成装置、現像ユニット、及び、コンピュータシステムを実現することができる。
【図面の簡単な説明】
図1は、プリンタ本体10aに対する、現像ユニット54(51、52、53)及び感光体ユニット75の着脱構成を説明するための図である。
図2は、プリンタ10を構成する主要構成要素を示した図である。
図3は、プリンタ10に設けられた制御ユニット100を示すブロック図である。
図4は、イエロー現像ユニット54を現像ローラ510側から見た斜視図である。
図5は、イエロー現像ユニット54の主要構成要素を示した断面図である。
図6Aは、素子の構成を示す平面透視図である。
図6Bは素子及び送受信部の内部構成を説明するためのブロック図である。
図7は、素子54aのメモリセル54hに記憶されている情報を説明するための図である。
図8は、感光体ユニット75に備えられた素子54aが有するメモリセルに記憶されている情報を説明するための図である。
図9Aは、現像位置における、素子と本体側アンテナの関係を説明するための図である。
図9Bは、着脱位置における、素子と本体側アンテナの関係を説明するための図である。
図9Cは、ホームポジションにおける、素子と本体側アンテナの関係を説明するための図である。
図10は、素子54a、75a及び本体側アンテナ124の図9Aにおける位置関係を示す斜視図である。
図11は、現像ユニットに設けられた素子への情報の書き込みを説明するためのフローチャートである。
図12は、感光体ユニット75に設けられた素子75aへの情報の書き込みを説明するためのフローチャートである。
図13Aは、素子と本体側アンテナの関係の他の例1を示した図である。
図13Bは、素子と本体側アンテナの関係の他の例2を示した図である。
図14は、コンピュータシステムの外観構成を示した説明図である。
図15は、図14に示したコンピュータシステムの構成を示すブロック図である。
図16は、プリンタ本体2010aに対する、現像ユニット2054(2051、2052、2053)及び感光体ユニット2075の着脱構成を説明するための図である。
図17は、プリンタ2010を構成する主要構成要素を示した図である。
図18は、プリンタ2010に設けられた制御ユニット2100を示すブロック図である。
図19は、イエロー現像ユニット2054を現像ローラ2510側から見た斜視図である。
図20は、イエロー現像ユニット2054の主要構成要素を示した断面図である。
図21Aは、素子の構成を示す平面透視図である。
図21Bは素子及び送受信部の内部構成を説明するためのブロック図である。
図22は、素子2054aのメモリセル2054hに記憶されている情報を説明するための図である。
図23は、感光体ユニット2075に備えられた素子2054aが有するメモリセルに記憶されている情報を説明するための図である。
図24Aは、現像位置における、素子と本体側アンテナの関係を説明するための図である。
図24Bは、着脱位置における、素子と本体側アンテナの関係を説明するための図である。
図24Cは、ホームポジションにおける、素子と本体側アンテナの関係を説明するための図である。
図25は、現像ユニットに設けられた素子への情報の書き込みを説明するためのフローチャートである。
図26Aは、素子と本体側アンテナの関係に係る他の例1を示した図である。
図26Bは、素子と本体側アンテナの関係に係る他の例2を示した図である。
図26Cは、素子と本体側アンテナの関係に係る他の例3を示した図である。
図26Dは、素子と本体側アンテナの関係に係る他の例4を示した図である。
図26Eは、素子と本体側アンテナの関係に係る他の例5を示した図である。
図27は、コンピュータシステムの外観構成を示した説明図である。
図28は、図27に示したコンピュータシステムの構成を示すブロック図である。
図面に用いた主な符号の凡例を以下に示す。
10 プリンタ、10a プリンタ本体、10b 第一開閉カバー、10c 第二開閉カバー、10d 感光体ユニット着脱開口、10e 現像ユニット着脱開口、20 感光体、30 帯電ユニット、40 露光ユニット、50 YMCK現像デバイス、51 シアン現像ユニット、52 マゼンタ現像ユニット、53 ブラック現像ユニット、54 イエロー現像ユニット、51a、52a、53a、54a 素子、54b 非接触ICチップ、54c 共振用コンデンサ、54d 素子側アンテナ、54e 整流器、54f 信号解析部RF、54g 制御部、 54h メモリセル、55 ロータリー、55a 中心軸、55b,55c,55d,55e 着脱部、60 一次転写ユニット、70 中間転写体、75 感光体ユニット、75a 素子、76 クリーニングブレード、76a 廃トナー収容部、80 二次転写ユニット、90 定着ユニット、92 給紙トレイ、94 給紙ローラ、95 表示ユニット、96 レジローラ、100 制御ユニット、101 メインコントローラ、102 ユニットコントローラ、112 インターフェイス、113 画像メモリ、120 CPU、121 シリアルインターフェイス、122 本体側メモリ(記憶素子)、123 送受信回路、124 本体側アンテナ、125 YMCK現像デバイス駆動制御回路、126a 交流電圧供給部、126b 直流電圧供給部、127 露光ユニット駆動制御回路、127a 画素カウンタ、510 現像ローラ(現像剤担持ローラ)、520 シール部材、524 シール付勢部材、522 シール支持板金、530 第1トナー収容部、535 第2トナー収容部、540 ハウジング、541 開口、545 規制壁、550 トナー供給ローラ(トナー供給部材)、560 規制ブレード、560a ゴム部、560b ゴム支持部、562 ブレード支持板金、570 ブレード裏部材、1000 コンピュータシステム、1102 コンピュータ本体、1104 表示装置、1106 プリンタ、1108 入力装置、1108A キーボード、1108B マウス、1110 読取装置、1110A フレキシブルディスクドライブ装置、1110B CD−ROMドライブ装置、1202 内部メモリ、1204 ハードディスクドライブユニット、T トナー、RS 同期用読み取りセンサ
2010 プリンタ、2010a プリンタ本体、2010b 第一開閉カバー、2010c 第二開閉カバー、2010d 感光体ユニット着脱開口、2010e 現像ユニット着脱開口、2020 感光体、2030 帯電ユニット、2040 露光ユニット、2050 YMCK現像デバイス、2051 シアン現像ユニット、2052 マゼンタ現像ユニット、2053 ブラック現像ユニット、2054 イエロー現像ユニット、2051a、2052a、2053a、2054a 素子、2054b 非接触ICチップ、2054c 共振用コンデンサ、2054d アンテナ、2054e 整流器、2054f 信号解析部RF、2054g 制御部、2054h メモリセル、2055 ロータリー、2055a 中心軸、2055b,2055c,2055d,2055e 着脱部、2060 一次転写ユニット、2070 中間転写体、2075 感光体ユニット、2075a 素子、2076 クリーニングブレード、2076a 廃トナー収容部、2080 二次転写ユニット、2090 定着ユニット、2092 給紙トレイ、2094 給紙ローラ、2095 表示ユニット、2096 レジローラ、2100 制御ユニット、2101 メインコントローラ、2102 ユニットコントローラ、2112 インターフェイス、2113 画像メモリ、2120 CPU、2121 シリアルインターフェイス、2122 本体側メモリ(記憶素子)、2123 送受信回路、2124a 本体側アンテナ(感光体ユニット素子通信用)、2124b 本体側アンテナ(現像ユニット素子通信用)、2125 YMCK現像デバイス駆動制御回路、2126a 交流電圧供給部、2126b 直流電圧供給部、2127 露光ユニット駆動制御回路、2127a 画素カウンタ、2510 現像ローラ(現像剤担持ローラ)、2520 シール部材、2524 シール付勢部材、2522 シール支持板金、2530 第1トナー収容部、2535 第2トナー収容部、2540 ハウジング、2541 開口、2545 規制壁、2550 トナー供給ローラ(トナー供給部材)、2560 規制ブレード、2560a ゴム部、2560b ゴム支持部、2562 ブレード支持板金、2570 ブレード裏部材、3000 コンピュータシステム、3102 コンピュータ本体、3104 表示装置、3106 プリンタ、3108 入力装置、
3108A キーボード、3108B マウス、3110 読取装置、3110A フレキシブルディスクドライブ装置、3110B CD−ROMドライブ装置、3202 内部メモリ、3204 ハードディスクドライブユニット

Claims (35)

  1. 通信可能な現像ユニット用素子を有する現像ユニットが着脱可能な現像ユニット着脱部と、
    通信可能な感光体ユニット用素子を有する感光体ユニットが着脱可能な感光体ユニット着脱部と、
    前記現像ユニット着脱部に装着された現像ユニットが有する前記現像ユニット用素子と、前記感光体ユニット着脱部に装着された感光体ユニットが有する前記感光体ユニット用素子の双方と無線で通信可能なアンテナと、
    を有する画像形成装置。
  2. 請求項1に記載の画像形成装置において、
    前記アンテナは、前記現像ユニット着脱部に装着された現像ユニットが有する前記現像ユニット用素子と、前記感光体ユニット着脱部に装着された感光体ユニットが有する前記感光体ユニット用素子と、に挟まれた位置に設けられている。
  3. 請求項2に記載の画像形成装置において、
    前記感光体ユニット用素子は、感光体ユニットアンテナを備え、
    前記アンテナは、前記感光体ユニットが前記感光体ユニット着脱部に装着された際に、該感光体ユニットが有する感光体ユニット用素子に備えられた前記感光体ユニットアンテナと対向する。
  4. 請求項3に記載の画像形成装置において、
    前記アンテナの長手方向は、前記感光体ユニットが前記感光体ユニット着脱部に装着された際に、該感光体ユニットが有する感光体ユニット用素子に備えられた前記感光体ユニットアンテナの長手方向に沿っている。
  5. 請求項4に記載の画像形成装置において、
    前記感光体ユニットが前記感光体ユニット着脱部に装着された際の、該感光体ユニットが有する感光体ユニット用素子に備えられた前記感光体ユニットアンテナの長手方向における前記アンテナの長さは、該感光体ユニットアンテナの長手方向の長さよりも長い。
  6. 請求項2に記載の画像形成装置において、
    前記現像ユニット着脱部を複数備えた移動体を有し、
    前記現像ユニット用素子は、現像ユニットアンテナを備え、
    前記アンテナは、前記現像ユニットが前記現像ユニット着脱部に装着され前記移動体が所定の位置に移動した際に、該現像ユニットが有する現像ユニット用素子に備えられた前記現像ユニットアンテナと対向する。
  7. 請求項6に記載の画像形成装置において、
    前記移動体は回転移動する。
  8. 請求項6に記載の画像形成装置において、
    前記アンテナの長手方向は、前記現像ユニットが前記現像ユニット着脱部に装着され前記移動体が所定の位置に移動した際に、該現像ユニットが有する現像ユニット用素子に備えられた前記現像ユニットアンテナの長手方向に沿っている。
  9. 請求項8に記載の画像形成装置において、
    前記現像ユニットが前記現像ユニット着脱部に装着され前記移動体が所定の位置に移動した際の該現像ユニットが有する現像ユニット用素子に備えられた前記現像ユニットアンテナの長手方向における前記アンテナの長さは、該現像ユニットアンテナの長手方向の長さよりも長い。
  10. 請求項1に記載の画像形成装置において、
    前記アンテナは、前記感光体ユニット用素子に非接触状態にて通信可能である。
  11. 請求項1に記載の画像形成装置において、
    前記アンテナは、前記現像ユニット用素子に非接触状態にて通信可能である。
  12. 通信可能な現像ユニット用素子を有する現像ユニットが着脱可能な現像ユニット着脱部と、通信可能な感光体ユニット用素子を有する感光体ユニットが着脱可能な感光体ユニット着脱部と、を有する画像形成装置において、
    前記現像ユニット着脱部に装着された現像ユニットが有する前記現像ユニット用素子と、前記感光体ユニット着脱部に装着された感光体ユニットが有する前記感光体ユニット用素子の双方と無線で通信可能なアンテナを備え、
    前記アンテナは、前記現像ユニット着脱部に装着された現像ユニットが有する前記現像ユニット用素子と、前記感光体ユニット着脱部に装着された感光体ユニットが有する前記感光体ユニット用素子と、に挟まれた位置に設けられており、
    前記感光体ユニット用素子は、感光体ユニットアンテナを備え、前記アンテナは、前記感光体ユニットが前記感光体ユニット着脱部に装着された際に、該感光体ユニットが有する感光体ユニット用素子に備えられた前記感光体ユニットアンテナと対向し、
    前記アンテナの長手方向は、前記感光体ユニットが前記感光体ユニット着脱部に装着された際に、該感光体ユニットが有する感光体ユニット用素子に備えられた前記感光体ユニットアンテナの長手方向に沿っており、
    前記感光体ユニットが前記感光体ユニット着脱部に装着された際の、該感光体ユニットが有する感光体ユニット用素子に備えられた前記感光体ユニットアンテナの長手方向における前記アンテナの長さは、該感光体ユニットアンテナの長手方向の長さよりも長く、
    前記現像ユニット着脱部を複数備えた移動体を有し、前記現像ユニット用素子は、現像ユニットアンテナを備え、前記アンテナは、前記現像ユニットが前記現像ユニット着脱部に装着され前記移動体が所定の位置に移動した際に、該現像ユニットが有する現像ユニット用素子に備えられた前記現像ユニットアンテナと対向し、
    前記移動体は回転移動し、
    前記アンテナの長手方向は、前記現像ユニットが前記現像ユニット着脱部に装着され前記移動体が所定の位置に移動した際に、該現像ユニットが有する現像ユニット用素子に備えられた前記現像ユニットアンテナの長手方向に沿っており、
    前記現像ユニットが前記現像ユニット着脱部に装着され前記移動体が所定の位置に移動した際の該現像ユニットが有する現像ユニット用素子に備えられた前記現像ユニットアンテナの長手方向における前記アンテナの長さは、該現像ユニットアンテナの長手方向の長さよりも長く、
    前記アンテナは、前記感光体ユニット用素子に非接触状態にて通信可能であり、
    前記アンテナは、前記現像ユニット用素子に非接触状態にて通信可能である。
  13. コンピュータ本体、及び、
    コンピュータ本体に接続可能な画像形成装置であって、
    通信可能な現像ユニット用素子を有する現像ユニットが着脱可能な現像ユニット着脱部と、
    通信可能な感光体ユニット用素子を有する感光体ユニットが着脱可能な感光体ユニット着脱部と、
    前記現像ユニット着脱部に装着された現像ユニットが有する前記現像ユニット用素子と、前記感光体ユニット着脱部に装着された感光体ユニットが有する前記感光体ユニット用素子の双方と無線で通信可能なアンテナと、
    を備えた画像形成装置、
    を有するコンピュータシステム。
  14. 通信可能な素子を有する現像ユニットが着脱可能な着脱部を複数備えた回転体と、該回転体の複数の回転角にて前記着脱部に装着された現像ユニットが有する素子と無線で通信するためのアンテナと、を有する画像形成装置において、
    前記現像ユニットが前記着脱部に装着された状態で前記回転体が回転した際の、前記現像ユニットが描く軌跡の最外径をR、前記素子が描く軌跡の最外径をrとしたときに、R>rの関係を満たす。
  15. 請求項14に記載の画像形成装置において、
    前記回転体の中心から、前記回転体の回転径方向における前記アンテナの最も外側の位置までの距離をLとしたときに、R>Lの関係を満たす。
  16. 請求項14に記載の画像形成装置において、
    前記現像ユニットが前記着脱部に装着された状態で前記回転体が回転した際の、前記現像ユニットが描く軌跡の最外径をR、前記素子が描く軌跡の最外径をrとしたときに、R/2>rの関係を満たす。
  17. 請求項16に記載の画像形成装置において、
    前記回転体の中心から、前記回転体の回転径方向における前記アンテナの最も外側の位置までの距離をLとしたときに、R/2>Lの関係を満たす。
  18. 請求項14に記載の画像形成装置において、
    前記素子は、前記現像ユニットが前記着脱部に装着された際に前記回転体の回転軸方向と交差する、該現像ユニットの側面に設けられている。
  19. 請求項18に記載の画像形成装置において、
    前記側面は、現像ユニットを装着する際に、先頭側となる側面である。
  20. 請求項18に記載の画像形成装置において、
    前記アンテナは、前記現像ユニットが前記着脱部に装着された際に、前記回転体の回転軸方向において、前記素子よりも外側に位置する。
  21. 請求項14に記載の画像形成装置において、
    前記着脱部に装着された現像ユニットのうち、その一部又は総ての現像ユニットが有する前記素子は、前記回転体の所定の回転角にて、前記アンテナと対向する。
  22. 請求項21に記載の画像形成装置において、
    前記着脱部に複数の現像ユニットが装着された際に、該複数の現像ユニットが有する総ての素子は、前記回転体の所定の回転角にて同時に、前記アンテナと対向する。
  23. 請求項21に記載の画像形成装置において、
    前記着脱部に装着された現像ユニットのうち、その一部又は総ての現像ユニットが有する前記素子は、前記回転体の総ての回転角にて、前記アンテナと対向する。
  24. 請求項14に記載の画像形成装置において、
    前記着脱部に複数の現像ユニットが装着された際に、該複数の現像ユニットが有する総ての素子は、前記回転体の所定の回転角にて同時に、前記アンテナに対して通信可能である。
  25. 請求項14に記載の画像形成装置において、
    前記着脱部に装着された現像ユニットのうち、その一部又は総ての現像ユニットが有する前記素子は、前記回転体の総ての回転角にて、前記アンテナに対して通信可能である。
  26. 請求項14に記載の画像形成装置において、
    回転している現像ユニットが有する素子は、前記アンテナに対して通信可能である。
  27. 請求項14に記載の画像形成装置において、
    前記素子は、前記アンテナに非接触状態にて通信可能である。
  28. 請求項14に記載の画像形成装置において、
    交流電圧を供給するための交流電圧供給部を有し、
    画像形成処理を開始してから終了するまでの間において、前記交流電圧供給部が交流電圧を供給していないときに、前記アンテナを用いて、前記着脱部に装着された現像ユニットが有する前記素子に情報を書き込む。
  29. 請求項14に記載の画像形成装置において、
    前記着脱部に前記現像ユニットを着脱するための着脱開口と、潜像を形成可能な感光体と、を有し、
    前記回転体の回転により前記現像ユニットが前記感光体に対向する対向位置に位置した状態にて、該現像ユニットに収容された現像剤による前記潜像の現像が可能となり、
    前記回転体の回転により前記現像ユニットが前記対向位置とは異なる取り外し位置に位置した状態にて、前記着脱開口を介した該現像ユニットの前記着脱部からの取り外しが可能となり、
    前記回転体の回転により前記現像ユニットが前記対向位置に到達してから前記取り外し位置に到達するまでの間に、該現像ユニットが有する前記素子に対して、前記アンテナを用いて情報を書き込むことを特徴とする画像形成装置。
  30. 通信可能な素子を有する現像ユニットが着脱可能な着脱部を複数備えた回転体と、該回転体の複数の回転角にて前記着脱部に装着された現像ユニットが有する素子と無線で通信するためのアンテナと、を有する画像形成装置において、
    前記現像ユニットが前記着脱部に装着された状態で前記回転体が回転した際の、前記現像ユニットが描く軌跡の最外径をR、前記素子が描く軌跡の最外径をrとしたときに、R/2>rの関係を満たし、
    前記回転体の中心から、前記回転体の回転径方向における前記アンテナの最も外側の位置までの距離をLとしたときに、R/2>Lの関係を満たし、
    前記素子は、前記現像ユニットが前記着脱部に装着された際に前記回転体の回転軸方向と交差する、該現像ユニットの側面に設けられており、
    前記側面は、現像ユニットを装着する際に、先頭側となる側面であり、
    前記アンテナは、前記現像ユニットが前記着脱部に装着された際に、前記回転体の回転軸方向において、前記素子よりも外側に位置し、
    前記着脱部に装着された現像ユニットのうち、その一部又は総ての現像ユニットが有する前記素子は、前記回転体の総ての回転角にて、前記アンテナと対向し、
    前記着脱部に装着された現像ユニットのうち、その一部又は総ての現像ユニットが有する前記素子は、前記回転体の総ての回転角にて、前記アンテナに対して通信可能であり、
    回転している現像ユニットが有する素子は、前記アンテナに対して通信可能であり、
    前記素子は、前記アンテナに非接触状態にて通信可能であり、
    交流電圧を供給するための交流電圧供給部を有し、
    画像形成処理を開始してから終了するまでの間において、前記交流電圧供給部が交流電圧を供給していないときに、前記アンテナを用いて、前記着脱部に装着された現像ユニットが有する前記素子に情報を書き込み、
    前記着脱部に前記現像ユニットを着脱するための着脱開口と、潜像を形成可能な感光体と、を有し、前記回転体の回転により前記現像ユニットが前記感光体に対向する対向位置に位置した状態にて、該現像ユニットに収容された現像剤による前記潜像の現像が可能となり、前記回転体の回転により前記現像ユニットが前記対向位置とは異なる取り外し位置に位置した状態にて、前記着脱開口を介した該現像ユニットの前記着脱部からの取り外しが可能となり、前記回転体の回転により前記現像ユニットが前記対向位置に到達してから前記取り外し位置に到達するまでの間に、該現像ユニットが有する前記素子に対して、前記アンテナを用いて情報を書き込む。
  31. 現像ユニットが着脱可能な着脱部を複数備えた回転体と、該回転体の複数の回転角にて前記着脱部に装着された現像ユニットが有する素子と無線で通信するためのアンテナと、を有する画像形成装置本体の、該着脱部に着脱可能な現像ユニットであって、
    通信可能な前記素子を有する現像ユニットにおいて、
    前記現像ユニットが前記着脱部に装着された状態で前記回転体が回転した際の、前記現像ユニットが描く軌跡の最外径をR、前記素子が描く軌跡の最外径をrとしたときに、R>rの関係を満たす。
  32. 請求項31に記載の現像ユニットにおいて、
    前記回転体の中心から、前記回転体の回転体の方向における前記アンテナの最も外側の位置までの距離をLとしたときに、R>Lの関係を満たす。
  33. 請求項31に記載の現像ユニットにおいて、
    前記現像ユニットが前記着脱部に装着された状態で前記回転体が回転した際の、前記現像ユニットが描く軌跡の最外径をR、前記素子が描く軌跡の最外径をrとしたときに、R/2>rの関係を満たす。
  34. 請求項33に記載の現像ユニットにおいて、
    前記回転体の中心から、前記回転体の回転径方向における前記アンテナの最も外側の位置までの距離をLとしたときに、R/2>Lの関係を満たす。
  35. コンピュータ本体、及び、
    コンピュータ本体に接続可能な画像形成装置であって、通信可能な素子を有する現像ユニットが着脱可能な着脱部を複数備えた回転体と、該回転体の複数の回転角にて前記着脱部に装着された現像ユニットが有する素子と無線で通信するためのアンテナと、を有する画像形成装置であって、前記現像ユニットが前記着脱部に装着された状態で前記回転体が回転した際の、前記現像ユニットが描く軌跡の最外径をR、前記素子が描く軌跡の最外径をrとしたときに、R>rの関係を満たす画像形成装置、
    を具備することを特徴とするコンピュータシステム。
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