JPWO2003083887A1 - 熱動式過電流継電器 - Google Patents

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Abstract

主回路電流に応動して湾曲するバイメタルと、このバイメタルの変位を伝達する連動板と、ケースから突出した軸により支持され使用可能な主回路電流の範囲に応じた所要範囲内で自在に回動する調整レバーと、この調整レバーによって支持され連動板から加えられる力で回動し接点の開閉状態を反転させる反転機構部に作用する作動レバーと、反転開始までに必要な連動板変位距離が変化させる調整つまみを備えた熱動式過電流継電器において、前記調整レバー支持軸はその断面形状が前記連動板の進行方向にあるケース内壁にむかって開く形で形成される鋭角な中心角を持つ略扇形突起であり、前記調整レバーは前記支持軸の中心角より大きな角度を有した前記支持軸に挿入される略扇形の軸穴が形成される。

Description

技術分野
この発明は、モータ等の過負荷保護の目的で使用される熱動式過電流継電器の動作電流調整機構に関するものである。
背景技術
例えば、特許第2880848号公報に従来の熱動式過電流継電器(サーマルリレー)が示されている。
また同様に、第18図は従来の熱動式過電流継電器を示したものである。この種の熱動式過電流継電器は、主回路電流に応動して湾曲するバイメタル2と、バイメタル2の先端に当接しその変位を伝達する連動板4と、ケース1から突出した軸1zaにより支持され使用可能な主回路電流の範囲に応じた所要範囲内で自在に回動する調整レバー7Aと、調整レバー7Aにより支持され連動板4によって加えられる力で回動し接点の開閉状態を反転させる反転機構部に作用する作動レバー6と、調整レバー7Aとの当接部に回転中心からの距離が徐々に小さくなる偏心カム部8aを持つ調整つまみ8とを備える。
反転機構部は作動レバー6が回動することにより押圧され、所要押込量に達することで接点の開閉状態を反転させる。
この反転機構部への押込量は、調整レバー7Aの回動量と作動レバー6の回動量の合計により定まる。
従って、調整つまみ8を回転させて偏心カム部8aと調整レバー7Aとの当接距離を変化させ調整レバー7Aの回動範囲を規制することにより、接点の開閉状態を反転させるまでに要するバイメタル2の変位量を調整することができる。
上述したような熱動式過電流継電器には、調整レバー支持軸1zaと軸穴7Aaにお互いが干渉することなく回動するための寸法差が必要となる。
ここで、例えば第19図(a)のように支持軸1zaが円柱で軸穴7Aaが円の場合、支持軸円柱の径と軸穴円の径の寸法差により第20図に示すように調整レバーが上下左右方向にがたつき、また第21図に示すように調整レバー7Aの上部と下部が傾くといったような手前奥行き方向にがたつきが生じてしまう。
このように、支持軸1zaと軸穴7Aaの寸法差によるがたつきによって調整レバー7Aの位置が安定しないことから、調整レバー7Aに支持される作動レバー6の回転中心(7Ah)もずれ、連動板4によって加えられる力で回動するトリップ動作の変位量が安定しないので、狙い通りのバイメタル変位量で接点を開閉することが難しくなり、また動作毎に接点開閉ポイントが変わってしまうという動作特性ばらつきを生じる課題があった。
また、調整レバー7Aが第18図の反時計方向に回動しすぎると、連動板4と作動レバー6に一体化された周囲温度補償バイメタル5との当接部を支点として作動レバー6が回動し、動作板11に過押圧がかかり動作板11が変形してしまうため、接点開閉ポイントが変わってしまい動作特性にばらつきが生じるという課題があった。
また、力や熱などが加わることによって調整レバー支持軸1zaの傾きがに変化してしまうと、その度に調整レバー7aの位置も変化するので、接点開閉ポイントも変わってしまうという動作特性ばらつきを生じる課題があった。
ここで、調整レバー支持軸1zaの傾きを防ぐために第19図(b)のようなリブ1zrを立てた場合、調整レバー7Aを構成する2枚の板のうち少なくとも一方は切欠部を設ける必要があり、この切欠部が小さすぎると調整レバー7Aがリブ1zrと干渉することで回動を規制してしまい、大きすぎると調整レバー7Aの一方の板は第18図における右方向の抜け止めがない状態となる。
そのため、調整レバー回動時に捻りが加わり易く調整レバー支持軸1zaと調整レバー軸穴7Aaの寸法差分だけ調整レバー7Aが斜めに傾いた状態になると、調整レバー7Aに支持されている作動レバー6の回動軸も調整レバー支持軸1zaに対し平行ではなくなってしまうため作動レバー6の回動運動が調整レバー支持軸1zaに対して垂直な平面上で行われず狙い通りのバイメタル変位量で接点を開閉することが難しくなり、また調整レバー7Aの傾きが動作毎に異なってしまうとその度に接点開閉ポイントが変わってしまうという動作特性ばらつきを生じる課題があった。
また、調整レバー7Aと調整つまみ8の偏心カム部8aの当接部が調整レバー7Aを構成する2枚の板のうちのどちら側かに偏った位置にある場合、偏心カム部8aに調整レバー7Aが当接した状態で連動板4より力が加えられると、その力の方向は調整レバー支持軸1zaに対して垂直な方向ではなく当接部の偏りの分だけ捻る方向に働く。
そのため、調整レバー支持軸1zaと調整レバー軸穴7Aaの寸法差分だけ調整レバー7Aは斜めに傾いた状態となり、調整レバー7Aに支持されている作動レバー6の回動軸も調整レバー支持軸1zaに対し平行ではなくなってしまうため、作動レバー6の回動運動が調整レバー支持軸1zaに対して垂直な平面上で行われず狙い通りのバイメタル変位量で接点を開閉することが難しくなり、また調整レバー7Aの傾きが動作毎に異なってしまうとその度に接点開閉ポイントが変わってしまうという動作特性ばらつきを生じる課題があった。
さらに、調整レバー7Aと調整つまみ8の偏心カム部8aの当接位置が、調整レバー7Aの所要回動範囲内において、第22図(a)のように調整レバー7Aの先端下部で当接している状態と第22図(b)のように調整レバー7Aの先端上部で当接している状態の2つの状態に不連続に当接してしまうように調整レバー7Aが構成されていると、調整レバー7Aの所要回動範囲内で第22図(c)に示すθngの範囲は当接位置が安定しない領域となってしまうため、その領域では動作特性が大きくばらつくという課題があった。
一方、特許第2880848号公報に記載の熱動式過負荷継電器(サーマルリレー)において、この公報に記載の技術では、ケース内周面に突設された円柱状の軸リブによって支持され互いに平行な略コ形の調整レバーを用いて動作電流を調整しているが、上述のような、調整レバーの位置が安定しないことを要因とする動作特性ばらつきが生じず精度の高い動作電流調整機構については何ら開示されていない。
発明の開示
本発明では、係る問題点を解決するためになされたもので、動作特性ばらつきが生じず精度の高い動作電流調整機構を備えた熱動式過電流継電器を得ることを目的とする。
この目的を達成するために、第1の観点によれば、主回路電流に応動して湾曲するバイメタルと、このバイメタルの変位を伝達する連動板と、ケースから突出した軸により支持され使用可能な主回路電流の範囲に応じた所要範囲内で自在に回動する調整レバーと、この調整レバーによって支持され連動板から加えられる力で回動し接点の開閉状態を反転させる反転機構部に作用する作動レバーと、反転開始までに必要な連動板変位距離を変化させる調整つまみを備えた熱動式過電流継電器において、調整レバー支持軸はその断面形状が前記連動板の進行方向にあるケース内壁にむかって開く形で形成される鋭角な中心角を持つ略扇形突起であり、調整レバーは支持軸の中心角より大きな角度を有した支持軸に挿入される略扇形の軸穴が形成するものである。
また、調整レバー支持軸の断面形状は、中心角部分に微小な半径の円弧が形成された扇形形状をなし、該微小半径の円弧上の2点で調整レバーの軸穴内壁面に当接するものである。
また、調整レバーは支持軸に対して垂直な2枚の板及びそれらと交差する形で結合した1枚の連結板によって構成される略コの字形状をしており、支持軸に挿入される調整レバーの2枚の板にもそれぞれ略扇形の軸穴が形成されるものである。
また、調整レバー支持軸の中心角と軸穴の中心角の差が使用可能な主回路電流の範囲に応じた調整レバーの所要回動範囲とほぼ等しい角度であるものである。
また、ケースから突出した調整レバー支持軸は、連動板の進行方向にあるケース内壁から突き出た調整レバー支持軸の太さよりも幅の狭いリブによって支持軸とケース内壁が支持軸の上部を除いて連結され、調整レバー支持軸の根元に近い方の板と支持軸との係合部は支持軸と連結されたリブの幅よりも大きくかつ支持軸の太さよりも小さい切欠部が設けられた逆C形をしており、調整レバーが使用可能な主回路電流の範囲に応じた所要の回動を行ってもリブとは干渉せずなおかつ常に支持軸との引っ掛かり部を持つものである。
また、調整レバー支持軸に垂直な調整レバーを構成する2枚の板間のほぼ中央に、調整レバーと調整つまみの当接部が位置するものである。
さらに、調整レバー先端に設けられる調整つまみの偏心カム部との当接部に円弧部が形成され、調整レバーの所要回動範囲内において、調整つまみの偏心カム部との当接位置は常にその円弧部内のいずれかで当接するように形成されるものである。
発明を実施するための最良の形態
この発明による熱動式過電流継電器の一実施形態を第1図から第14図を用いて説明する。
第1図は、本実施の形態における熱動式過電流継電器の構成を示した図、第2図は、側面断面図である。
図において、1はケース、2は主回路電流に応動して湾曲する各相毎に設けられたバイメタルであり、主回路電流が流れて発熱するヒータ3により加熱されて破線で図示したように図中左方向に湾曲変形する。
4はバイメタル2の先端に当接しその変位を伝達する連動板であり、各極のバイメタル2の先端に当接し、バイメタル2の湾曲量に応じて連動板4は第1図の左方向へと移動しその左端部で周囲温度補償バイメタル5の下端部を押圧するように配置されている。
5は周囲温度補償バイメタル、6は調整レバー7により支持され連動板4によって加えられる力で回動し接点の開閉状態を反転させる反転機構部に作用する作動レバー、7はケース1から突出した軸1zbにより支持され使用可能な主回路電流の範囲に応じた所要範囲内で自在に回動する調整レバー、8は調整レバー7との当接部に回転中心からの距離が徐々に小さくなる偏心カム部8aを持つ調整つまみ、9は中央の円筒部9aがケース1に設けられた突出軸1zに挿通され、回転自在に保持された略Yの字形状の回転レバー、10は反転板、11は動作板、12は反転機構支持部材、13はケース1に圧入固定された常開固定側端子、14はケース1に圧入固定された常開可動側端子、15は電源側主回路端子、16はL字形状を有した負荷側主回路端子、17はリセット動作を行うためのリセットバー、18はリセット動作の手動、自動を切り換える切換板、19は締付ネジ、20は負荷側主回路(外部回路)接続用の端子ネジである。
第3図は、電源側、負荷側主回路端子及びバイメタルの構成を示す図である。図において、負荷側主回路端子16は、L字形状の一端16aには端子ネジ20が螺着されており、他端16bは溶接等の手段によりバイメタル支持部材21に電気的・機械的に接続している。ここで、バイメタル支持部材21は、その舌部21aにバイメタル2の上端を溶接等の手段で電気的・機械的に接合固定している。
電源側主回路端子15は、その一端15aがヒータ3の上端部3aと溶接等の手段により電気的に接続され、他端15bが電磁接触器(図示せず)等の電源回路の端子に螺着される。
耐熱性を有する樹脂からなるヒータ支持対22は、その第1溝部22aで電源側主回路端子15を挟持することにより固定し、第2溝部22bでバイメタル支持部材21の舌部21aとバイメタル2の上端の接合部を各々挟持することにより固定している。また、その右端部に形成した円柱状のピン22cをバイメタル支持部材21の上端に穿った穴21cに挿通している。
すなわち、ヒータ支持対22は、第3図に示すように、電源側主回路端子15、バイメタル支持部材21、バイメタル2、ヒータ3等の主回路および加熱素子周辺部品を連結一体化する機能を有している。
このように一体化されて第3図のように組立てられた加熱素子はケース1に収納され、このとき、ヒータ支持対22のピン22cの先端は、ケース1の穴1xに挿通され、このピン22cを中心とした回転自在の状態において、バイメタル2の先端が各相の相互位置で等しくなるように調整された後、締付ネジ19でバイメタル支持部材21の下端21bがケース1に固定される。
第4図は、熱動式過電流継電器の端子部を示した外観図である。
図において、常閉固定側端子23、常閉可動側端子24は、ケース1に圧入固定されている。
なお常閉接点の構造としては、第7図に示される如く、常閉可動側端子23には、弾性及び導電性を有する金属薄板よりなり、かしめ等の手段で電気的・機械的に常閉可動側端子23に接続固定されているる常閉可動接触子25が存在する。常閉固定側端子24の上部には常閉可動接触子25の接点25aに対抗配置されるように固定接点24aが形成され、外力を作用させないときにこの固定接点24aに接触するように常閉可動接触子25はばね力を有している。
これら接点25aと接点24aの当接開離により常閉接点が構成されている。
第5図〜第11図は、内部構造の詳細を示す構成図である。
図において、26、27はいずれも弾性及び導電性を有する金属薄板よりなり、常開固定側端子13、常開可動側端子14に各々その右端部をかしめ等の手段により電気的・機械的に接続固定されている常開固定接触子、常開可動接触子である。
また、常開固定接触子26と常開可動接触子27は、各々かしめ側と逆端部に、互いに対向するように接点26a及び接点27aが設けられており、これら接点26aと接点27aの当接開離により常開接点が構成されている。
そして、常開可動接触子27は回転レバー9によって操作され、反転機構部と連動して常開接点の開閉を行う。
作動レバー6は、L字形板6aとそれに連結された2枚の側面板6x及び6yにより構成され、側面板6x及び6yにはそれら2枚を貫通する軸穴6hが穿たれる。
L字形板6aの中央下部には周囲温度補償バイメタル5の上部が溶接などの手段で固定され、作動レバー6と周囲温度補償バイメタル5は一体化して形成されている。
調整レバー7の下部には調整レバーを構成する2枚の板7x及び7yを貫通する軸穴7hが穿たれ、作動レバー6の軸穴6hと調整レバーの軸穴7hと同軸にピン28が挿入され、作動レバー6と調整レバー7はピン28によって連結される。
なお、調整レバー7は、第8図(a)(b)に示すように、ケース1から突出し、連動板4の進行方向にあるケース内壁1nにむかって開く形で形成される鋭角な中心角θb1(例えば、110°)を持ちその角の先端部は微小な半径(r1=0.2mm)の円弧である略扇形突起の軸1zbにより支持され、この支持軸1zbに対して垂直な2枚の板7xと7y及びそれらと交差する形で結合した1枚の連結板7zによって構成される略コの字形状である。
調整レバーを構成する2枚の板7xと7yには、それぞれ前記調整レバー支持軸と同様に鋭角な中心角θb2(例えば、140°)を持ち、その角の先端部は微小な半径の円弧である略扇形軸穴7bが穿たれ、支持軸の中心角θb1は軸穴の中心角θb2よりも小さく、かつ支持軸1zbの鋭角先端部円弧の半径は、軸穴7bの鋭角先端部の半径(r2=0.17mm)よりも大きくなるように形成されている。
そして、調整レバー7を構成する2枚の板7xと7yにそれぞれ形成された略扇形軸穴7bにケース1から突出した支持軸1zbが挿通され、調整レバー7は支持軸1zbを支点部として回動を行う。
調整つまみ8は、ケース1に回転自在に取り付けられ、偏心カム部8aは回転に応じて徐々に半径が小さくなるように形成される。
ここで、第1図において、周囲温度補償バイメタル5の下端部が連動板4の左端部によって押圧されることにより、作動レバー6と調整レバー7は時計方向に回動する。そして調整レバー7がある範囲まで回動すると、調整レバー7の上端部に形成される凸部7dと調整つまみ8の偏心カム部8aが当接することで、調整レバー7の回動が規制される。
また、調整つまみ8が回転することで偏心カム部8aと調整レバー7の上端部に形成される凸部7dが当接するまでの距離が変化するため、あらかじめ任意の位置に調整つまみ8を回転させておくことで、調整レバー7の回動範囲をつまみの位置に応じて任意に調節することができる。なお、接点の開閉状態を反転させるまでに必要な反転機構部への押込量は、作動レバー6と調整レバー7の回動量の合計によって決まる。
調整レバー7の回動量を規制することで、接点の開閉状態を反転させるまでに必要となる作動レバー6の回動量を変化させることができ、それはつまり、接点の開閉状態を反転させるまでに必要となる連動板4の変位量を変化させることを意味する。
この連動板4の変位量はバイメタル2の湾曲量に応動しており、バイメタル2の湾曲量は動作電流の大きさに応じて決まることから、調整つまみ8によって、動作電流の大きさに応じた任意の反転位置を調整することができる。
略Yの字形状の回転レバー9は、その中央の円筒部9aがケース1に設けられた突出軸1zに挿通され、回転自在に保持されている。
また、上記円筒部9aを中心として3方向に伸びる第1腕9b、第2腕9c及び第3腕9dにより構成され、第1腕9bは先端が2つの突出片9e及び9fに分かれており、この2つの突出片で反転板10の上部先端部分を挟持している。
また、第1腕9bの略中間には、常閉接触子25を駆動するための突出部9kが形成されており、初期状態においてこの突出部9kと常閉接触子25との間にはある一定の隙間を保持するように配置されている。
第2腕9cもまた先端が2つの突出片9gと9hに分かれており、この2つの突出片の間に常開可動接触子27の左端部が入るように配置される。
そして、第3腕9dの先端は、第9図に示すように折れ曲がった表示片9jとなっており、この表示片9jがケース1の窓1wの方向へ突出している。
反転機構部が反転することで回転レバー9が回転し、突出片9kによって常閉接点が開かれ突出片9gによって常閉可動接触子27が持ち上げられることで常開接点は閉じられる。
従って、表示片9jが窓1wから見えるかどうかで、接点の開閉状態を確認することができる。
反転機構支持部材12は、その下部に第1の支点12aが、上部に第2の支点12bが形成されている。
動作板11に形成されたエッジ部11eは反転機構支持部材12の第1の支点12aに、反転板10に形成されたエッジ部10eは反転機構支持部材12の第2の支点12bに各々当接し、動作板11の上部に穿った穴11aと反転板10の上部に穿った穴10aとの間に引張コイルバネ29が張架されている。
第12図は、リセットバー及び切換板が組み付けられた後ケースに取り付けられるリセットバーケースの構造を示す図である。
図において、リセットバー17はその両側面をリセットバーケース30のガイド30a及び30bに摺動支持され、第1図において上下動可能に構成されており、そのバネ受け部17aとリセットバーケース30に設けられたバネ受け部30cとの間に戻しバネ31を圧縮附勢して組み付けており、リセットバー17は戻しバネ31により上方に附勢されている。
また、リセットバー17の下部の突起17bは常開固定接触子26の上面を押圧すべく配置される。
切換板18はリセットバーケース30の溝30dに切換板18の側面に形成される突起部18aを埋め込んで組み付けられており、切換板18がリセットバーケース30の溝30dに沿って左右に移動することで、装置の接点動作後の復帰方式を手動復帰または自動復帰に切り換えることが可能となっている。
なお、第1図に示す状態は、手動復帰の状態を示すものである。
自動復帰の場合は、切換板18を第1図の左方向に移動させることでリセットバー17の凹部17cに切換板を挿入させ、切換板18の下面18bとリセットバー17の凹部17cの切換板当接面17dとの高低差の分だけリセットバーが下に移動することでリセットバー17の下部の突起17bが常開固定接触子26の上面を一定量押し下げ、一度閉じた常開接点がバイメタル2からの力が働かなくなることで自動で開くように構成される。
次に、本発明の実施の形態に示す熱動式過電流継電器の動作について説明する。
第1図において、負荷が過負荷の状態になると、主回路電流が増大するのでバイメタル2の湾曲が大きくなり、このため連動板4がバイメタル2の先端に押圧されて左方向へ移動し、連動板4の左端部によって周囲温度補償バイメタル5の下端部を左方向に押圧する。
ここで、周囲温度補償バイメタル5は、作動レバー6と固定されているため、連動板4によって周囲温度補償バイメタル5が押圧されることで、作動レバー6は調整レバー7との連結ピン28を中心として時計方向に回動する。
また同時に、調整レバー7も調整つまみ8の偏心カム部8aに当接するまで時計方向に回動する。
調整レバー7の回動が規制されると、作動レバー6の回動中心である連結ピン28の位置はそれ以上移動しなくなるため、作動レバー6は連結ピン28を支点として動作板11を時計方向に押圧する。
作動レバー6のL字形板6aが動作板11を押圧し時計方向に押し込むことで、動作板11は反転機構支持部材12の第1の支点12aを中心に時計方向に回動する。
この動作により動作板11の穴11aは第1図の右方向へ移動し、動作板11の穴11aと反転板10の穴10aとを結ぶ直線上の引張コイルバネ29が、反転板10の穴10aと反転機構支持部材12の第2の支点12bとを結ぶ直線を右側に越える状態(デッドポイント)まで動作板11が回動したとき、反転板10に働く引張コイルバネ29の引張力が反転機構支持部材12の第2の支点12bを中心として時計方向の力に反転するため、反転板10は急速に時計方向の回動運動(トリップ動作)を行う。
このデットポイントに至るまでは、引張コイルバネ29の引張力は反転機構支持部材12の第2の支点12bを中心とした反時計方向の力として反転板10に作用する。
デットポイントを越えることで反転板10が時計方向に回動すると、その上先端部によって回転レバー9の突出片9fが右方向に押圧され、回転レバー9はケース1の突出軸1zを中心として反時計方向に回転する。
この時、回転レバー9の突起部9kに常閉可動接触子25が押圧されて変形し、接点25aは常閉固定接点24aより開離し開路する。
そして、回転レバー9の突出片9gに押圧されることで常開可動接触子27は変形し、接点27aは常開固定接触子26の接点26aと当接し閉路する。
上記反転動作完了状態(トリップ状態)において、ヒータ3の熱が充分に冷めるとバイメタル2の湾曲変形はもとの状態に戻る。
この時、リセットバー17を、戻しバネ31の弾性力に抗して手動により下方向に押し下げると、リセットバー17の下部の突起17bが常開固定接触子26の上面を押圧し、常開固定接触子26は下方向へ押し下げられる。
トリップ状態においては、常開固定接触子26の接点26aと常開可動接触子27の接点27aは当接しているため、常開固定接触子26が押し下げられることで常開可動接触子27を介して回転レバー9の第2腕9cの突出片9gも下方向に押し下げられることになる。
これにより、回転レバー9はケース1の突出軸1zを中心として時計方向に回転し、第1腕9bの突出片9fに押されて反転板10は左に移動する。
そして、反転板10の穴10aが、反転機構支持部材12の第1の支点12aと第2の支点12bを結ぶ直線よりも左側に移動したとき、反転板10に働く引張コイルバネ29の引張力が反転機構支持部材12の第2の支点12bを中心として反時計方向に反転するため、反転板10は急速に反時計方向の回動運動(リセット動作)を行う。
反転板10がリセット動作を行うことで、反転板10の上先端部が回転レバー9の第1腕の突出片9eを左方向へ押圧し、回転レバー9はケース1の突出軸1zを中心として反転板10の作用力により時計方向に回転する。
従って、リセットバー17では、反転板10がリセット動作を開始する位置まで常開固定接触子26を押し下げればよく、その後リセットバー17は戻しバネ31の弾性力によりもとの状態に戻る。
回転レバー9は反転板10の作用力により時計方向に回転し初期状態(リセット状態)に戻り、常開接点は開路され常閉接点は閉路される。なお、以上の説明は手動復帰の場合のリセット方式である。
自動復帰の場合は、切換板18をリセットバー17の凹部17cに挿入することでリセットバー17を下方に移動させ突起部17bで常開固定接触子26を押し下げた状態でリセットバー66が固定される。
従って、ヒータ3の熱が冷えると、反転板10に働く引張コイルバネ29の引張力が自動的に時計方向から反時計方向へと反転し、リセットバー17を手動で押圧せずとも自動的にリセット動作が行われる。
次に、この発明による熱動式過電流継電器の調整レバー7の軸1zbを支点部とした回転動作について説明する。
本実施の形態において、調整レバー7の略扇形軸穴中心角θb2と調整レバー7を支持するための略扇形支持軸中心角θb1との角度差が、使用可能な主回路電流の範囲に応じた調整レバー7の所用回動範囲とほぼ等しく、調整レバー7が必要以上に回動することを抑制するように形成されている。
また、調整レバー7の略扇形軸穴の中心角θb2側半径r2と調整レバー7を支持するための略扇形支持軸中心角θb1側半径r1との関係は、支持軸1zbの半径r1の方が大きく形成されている。
ここで、負荷が過負荷の状態ではなく熱動式過電流継電器に流れる電流に異常がない場合では、第13図(a)に示されるように調整レバー7の支持軸1zbと軸穴7bには干渉を避けるための寸法差が存在し、この寸法差のため調整レバー7には自由にがたついてしまう。
しかし、負荷が過負荷の状態となりバイメタル2が湾曲することで連動板4が第1図の左方向へと移動して周囲温度補償バイメタル5を同じく左方向へと押圧すると、調整レバー7にも左方向への力が加わることになる。
その結果、第13図(b)に示すように、調整レバー支持軸1zbの鋭角先端部円弧は軸穴7bにおける内壁V字部のいずれかの壁面と当接し(この時の接点をA1とおく)、さらに連動板4にて左方向へと力が加えられることにより接点A1はスライドして行きいずれは第13図(c)のように接点A1およびA2の2点で当接することになる。
このように、調整レバー支持軸1zbの鋭角先端部円弧が調整レバー軸穴7bの内壁V字部と2点で当接した後は、調整レバー7は支持軸1zbの鋭角先端部円弧の円周上にある2当接点A1およびA2から引いた2本の法線の交わる点(x、y)を中心として回動運動を行うことになる。また、負荷が過負荷の状態ではバイメタル2は湾曲した状態であるため、調整レバー7は常に左方向に力を受けるから、調整レバー軸穴7bは支持軸1zbの鋭角先端部円弧と常に2点で当接することになり、回動中心(x、y)の位置も必ず同じ位置に定まることになるため、調整レバー7はがたつきが生じることなく確実に位置が決定される。
調整レバー7の回動中心(x、y)が必ず同じ位置に定まると、あらかじめ任意の位置につまみ8を回転させた後でその状態を保持しておけば、第14図に示すように、調整レバー7の上端部に形成される凸部7dと調整つまみ8の偏心カム部8aの当接点(tx、ty)および調整レバー7に設けられた作動レバー6の回動中心となる連結ピン28の中心座標(sx、sy)も、それぞれ確実に同じ位置に定まるため、狙い通りの位置で接点を開閉することが可能となり、動作特性ばらつきを生じにくい、精度の高い調整機構となる。
一方、第13図(d)に示すように、調整レバー軸穴7bの中心角θb2側半径r2よりも調整レバー支持軸1zbの中心角θb1側半径r1の方が小さく形成されていると、支持軸1zbと軸穴7bは2点で当接することなく1点で当接し、その接点A3は軸穴7bの内壁V字部および円弧部を自由に移動できるので、回動中心が定まることはなく、調整レバー7の位置も確実に決定することができない。
また、調整レバー7は上下2枚の板で構成されているため、2枚の板それぞれに定まる回動中心点をを結んだ直線が調整レバー7の回動中心軸として確実に同じ位置に定まることで、上下左右方向のがたつきだけでなく手前奥行き方向のがたつきにも強く動作特性ばらつきを生じにくい、精度の高い調整機構となる。
また、調整レバー7の略扇形軸穴中心角θb2と、調整レバー7を支持するための略扇形支持軸中心角θb1との角度差が、使用可能な主回路電流の範囲に応じた調整レバー7の所用回動範囲を考慮して形成されているため、調整レバー7が必要以上に回動することが抑制され、調整レバー7の過押圧にによる動作板の変形を防止することができ、動作特性のばらつきの生じにくい精度の高い調整機構となる。
実施の形態2.
この発明による熱動式過電流継電器の一実施の形態を第15図において説明する。
本実施の形態では、実施の形態1に記載の熱動式過電流継電機において、ケース1より突出した軸1zbは、その太さよりも幅の狭いリブ1zrによって軸1zbの上部を除いてケース内壁1nと連結される。
一方、調整レバー7を構成する2枚の板のうち軸1zbの根元に近い側の板7yは、軸1zbとの係合部の形状がリブ1zrの幅よりも広く軸1zbの太さよりも小さい切欠部7kが設けられた略逆C形をしており、調整レバー7が使用可能な主回路電流の範囲に応じた所用の回動を行っても、リブ1zrと干渉せずなおかつ常に軸1zbとの引っ掛かり部をもつように形成される。
そのため、調整レバー支持軸1zbが傾くことを防ぎつつ調整レバー7はリブとは干渉せず支持軸1zbとは常に引っかかり部を持つため左右方向への抜け止めとなり、支持軸1zbの傾きによる動作特性ばらつきと調整レバー7の傾きによる動作特性ばらつきを抑制することができる。
実施の形態3.
本実施の形態では、第16図に示される如く、調整レバー7の2枚の板7xと7yのほぼ中央に、調整レバー7が調整つまみ8の偏心カム部8aと当接する凸部7dが位置するように形成されたものである。
そのため、調整レバー7に連動板4からの力が加わる時の力の方向が、調整レバー支持軸1zbに対し垂直方向となり、調整レバー7の回動に捻りがなくなり、動作特性ばらつきを生じにくい、精度の高い調整機構となる。
実施の形態4.
本実施の形態では、第17図に示される如く、調整レバー7の上端部に形成される凸部7d上に円弧部7drが形成され、調整レバー7の所要回動範囲内において調整つまみ8の偏心カム部8aと常にこの円弧部7dr上で当接するように調整レバー7が構成されるから、調整時に当接位置が不安定な領域が存在することなく、動作特性がばらつかず動作精度の高い調整機構となる。
産業上の利用可能性
以上のように、本発明にかかる熱動式過電流継電器は、モータ等の過負荷保護の目的でトリップ動作を行う熱動式過電流継電器の動作特性ばらつき抑制に用いられるのに適している。
【図面の簡単な説明】
第1図は、この発明による熱動式過電流継電器の内部構造を示した図である。
第2図は、この発明による熱動式過電流継電器の側面断面図である。
第3図は、電源側、負荷側主回路端子及びバイメタルの構成を示す図である。
第4図は、熱動式過電流継電器の端子部を示した外観図である。
第5図は、熱動式過電流継電器の内部構造の詳細を示す構成図である。
第6図は、熱動式過電流継電器の内部構造の詳細を示す構成図である。
第7図は、熱動式過電流継電器の内部構造の詳細を示す構成図である。
第8図は、調整レバー支持軸及び調整レバーを示した状態図である。
第9図は、回転レバーの構造を示した構成図である。
第10図は、熱動式過電流継電器の内部構造の詳細を示す構成図である。
第11図は、熱動式過電流継電器の内部構造の詳細を示す構成図である。
第12図は、リセットバーケースの構造を示す構造図である。
第13図は、調整レバー支持軸の鋭角先端部円弧と調整レバー軸穴の内壁V字部との当接関係を示した状態図である。
第14図は、調整レバーと調整つまみ及び作動レバーの位置関係を示した図である。
第15図は、調整レバー支持軸及び調整レバーを示した状態図である。
第16図は、調整レバーを示した構造図である。
第17図は、従来の熱動式過電流継電器の内部構造を示した図である。
第18図は、調整レバーと調整つまみ偏心カム部との当接位置関係を示した図である。
第19図は、従来の調整レバー支持軸の構造を示した図である。
第20図は、従来の調整レバー支持軸及び調整レバー軸穴の位置関係を示した状態図である。
第21図は、従来の調整レバー支持軸及び調整レバー軸穴の位置関係を示した状態図である。
第22図は、従来の調整レバーと調整つまみ偏心カム部との当接位置関係を示した図である。

Claims (7)

  1. 主回路電流に応動して湾曲するバイメタルと、このバイメタルの変位を伝達する連動板と、ケースから突出した軸により支持され使用可能な主回路電流の範囲に応じた所要範囲内で自在に回動する調整レバーと、この調整レバーによって支持され連動板から加えられる力で回動し接点の開閉状態を反転させる反転機構部に作用する作動レバーと、反転開始までに必要な連動板変位距離が変化させる調整つまみを備えた熱動式過電流継電器において、
    前記調整レバー支持軸はその断面形状が前記連動板の進行方向にあるケース内壁にむかって開く形で形成される中心角を持つ略扇形突起であり、前記調整レバーは前記支持軸の中心角より大きな角度を有した前記支持軸に挿入される略扇形の軸穴が形成されることを特徴とする熱動式過電流継電器。
  2. 調整レバー支持軸の断面形状は、中心角部分に微小な半径の円弧が形成された扇形形状をなし、該微小半径の円弧上の2点で調整レバーの軸穴内壁面に当接することを特徴とする請求の範囲1に記載の熱動式過電流継電器。
  3. 調整レバーは支持軸に対して垂直な2枚の板及びそれらと交差する形で結合した1枚の連結板によって構成される略コの字形状をしており、支持軸に挿入される調整レバーの2枚の板にもそれぞれ略扇形の軸穴が形成されることを特徴とする請求の範囲1または2に記載の熱動式過電流継電器。
  4. 調整レバー支持軸の中心角と軸穴の中心角の差が使用可能な主回路電流の範囲に応じた調整レバーの所要回動範囲とほぼ等しい角度であることを特徴とする請求の範囲1乃至3何れかに記載の熱動式過電流継電器。
  5. ケースから突出した調整レバー支持軸は、連動板の進行方向にあるケース内壁から突き出た調整レバー支持軸の太さよりも幅の狭いリブによって支持軸とケース内壁が支持軸の上部を除いて連結され、調整レバー支持軸の根元に近い方の板と支持軸との係合部は支持軸と連結されたリブの幅よりも大きくかつ支持軸の太さよりも小さい切欠部が設けられた逆C形をしており、調整レバーが使用可能な主回路電流の範囲に応じた所要の回動を行ってもリブとは干渉せずなおかつ常に支持軸との引っ掛かり部を持つことを特徴とする請求の範囲1乃至4何れかに記載の熱動式過電流継電器。
  6. 調整レバー支持軸に垂直な調整レバーを構成する2枚の板間のほぼ中央に、調整レバーと調整つまみの当接部が位置することを特徴とする請求の範囲1乃至5何れかに記載の熱動式過電流継電器。
  7. 調整レバーの上端部に形成される凸部上に円弧部が形成され、調整レバーの所要回動範囲内において調整つまみの偏心カム部と常にこの円弧部上で当接するように調整レバーが構成されることを特徴とする範囲1乃至6何れかに記載の熱動式過電流継電器。
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