JPWO2003069754A1 - 光電流センサを用いる保護継電装置 - Google Patents
光電流センサを用いる保護継電装置 Download PDFInfo
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Abstract
Description
本発明はファラデー効果を利用して電力設備の導体に流れる電流の計測及び監視をする保護継電装置に関する。
背景技術
従来、電力系統における保護継電装置では、変流器で検出された機器導体の電流信号を保護継電装置に伝達し、保護継電装置で故障判定のための演算と判定を行っている。この保護継電装置の低コスト化、軽量化を目的として、従来の巻線型電流変成器による電流測定方法に代わり、差動演算機能を有する光電流センサによる保護継電装置が提案され、特開2000−59987や特願平11−224821が出願されている。
従来の光電流センサによる保護継電装置は例えば図6に示すように、偏光子14、ファラデー素子11及び検光子15よりなる第一の光電流センサ1と、第一の光電流センサ1と同様に構成される第二の光電流センサ2と、光ファイバ伝送路3a、3b、3cと、光源12と、光電変換器16、ハイパスフィルタ回路17、ローパスフィルタ回路18及び割算器19よりなる光信号処理部4aと、電源周波数成分の差電流検出手段5dと,判定手段8とより構成される。
第一の光電流センサ1及び第二の光電流センサ2は、電力系統の保護区間9の両端に設けられている。ここで第一の光電流センサ1が検出する電流をi1、第二の光電流センサ2が検出する電流をi2とし、その符号はともに、電力系統の保護区間9への流入方向が+、流出方向が−とする。また第一の光電流センサ1内の光の伝搬方向は、第一の光電流センサ1が検出する電流i1によって発生する磁界方向と一致するように設けられており、第二の光電流センサ2内の光の伝搬方向は第二の光電流センサ2が検出する電流i2によって発生する磁界と一致するように設けられている。
所定の波長の光を出射する光源12から出射された光P0は、光ファイバ伝送路3aにより、第一の光電流センサ1に至る。光源12からの光P0は第一の光電流センサ1の偏光子14によって直線偏光になり、この直線偏光をファラデー素子11に入射する。入射光は、電流i1によって発生する磁界によるファラデー効果を受け、電流i1の大きさに比例して偏波面が角度θ1だけ回転する。第一の光電流センサ1が検出する電流i1と偏波面の回転角θ1の関係はベルデ定数をVとしたとき
となる。前記の入射光はさらに第一の光電流センサ1において検光子15により、偏波面の回転角θ1を強度に変調された光となる。この時検光子15は偏光子14に対し好ましくはプラス45°またはマイナス45°の角度に設置されており、第一の光電流センサ1の出射光は、検光子15により、x、y方向の2成分の光P1x、P1yに分けられ、次式で表される。
従来装置では、どちらか一方の光信号のみ用いており、ここでは光P1xを使って説明する。
第一の光電流センサ1が検出する電流i1を正弦波交流信号とすると、第一の光電流センサ1の出射光P1xは以下の式で表される。
ここで、I1は流入電流の実効値、ω(=2πf)は角周波数、fは電源周波数である。
第一の光電流センサ1の出射光P1xは、光ファイバ伝送路3bに導かれて第二の光電流センサ2に至る。出射光P1xは、第二の光電流センサ2が検出する電流i2(=√2I2sinωt)によって発生する磁界によるファラデー効果を受け、電流i2の大きさに比例して偏波面が角度θ2だけ回転する。第二の光電流センサ2の出射光はやはり、検光子15により、x、y方向の2成分の光P2x、P2yに分けられ、次式で表される。
ここで、第一の光電流センサ1の2つの出力のうちP1xを選択しているので、第二の光電流センサ2の出射光として第一の光電流センサ1の出射光と同一の偏波方向となるP2xを用いる。第一の光電流センサ1の2つの出力のうちP1yを選択した場合は、第二の光電流センサ2の出射光としてはP2yを用いる。
第二の光電流センサ2の出射光P2xは光ファイバ伝送路3cに導かれて光電変換器16に入射し、電気信号に変換された後、ハイパスフィルタ回路17、ローパスフィルタ回路18により直流成分と交流成分に分離され、割算器19で交流成分を直流成分で除することにより、光電流センサによる差電流出力S2xを得る。ここで割算器19により直流成分で除する手法を用いているのは光信号が伝送される際の光量損失を補償するためである。光電流センサによる差電流出力S2xは以下の式で表される。
ここで得られた光電流センサによる差電流出力S2xには、第一の光電流センサ1が検出した電流i1と第二の光電流センサ2が検出した電流i2の差電流であるi1+i2の情報を有していることを以下に説明する。尚、電力系統の保護区間9への差電流がi1+i2と示されるのは、i1、i2の符号をともに電力系統の保護区間9への流入方向を+、流出方向を−と定義したことによる。
第一の光電流センサ1が検出する電流i1及び第二の光電流センサ2が検出する電流i2が小電流である場合、
が成立し、(5a)式は、
となる。(8)式を(6)式に代入すると、
となり、光電流センサによる差電流出力S2xは電力系統の保護区間9への差電流i1+i2に比例した値となる。
しかしながら、(9)式は(7)式が成立するような小電流領域において成立するものであり、大電流領域では成立しない。
そこで本発明者らは、大電流領域でも電力系統の保護区間9への差電流i1+i2を測定することができる光ファイバセンサを用いた保護継電装置として特願平11−224821を出願している。
すなわち、(7)式が成立しないような大電流が流れた場合、(5a)式で示した第二の光電流センサ2の出射光P2xは、
と表される。
ここでsin(2√2V・Insinωt)をフーリエ級数展開することにより周波数成分毎に分解すると、以下の(11)式で表せる。
ここでJk(a)はk次のBessel関数である
(11)式の3次以降の項を微少であるとして無視し、以降の式を簡略に示すために、A1、A2を(12a)(12b)式に示すとおりに定義する。
ここでA1、A2は、電流の実効値I1、I2にベルデ定数を乗じ、1次のBesse1関数に代入したものであり、電流inを(3)式に示すとおりの正弦波交流信号であるとすると、時間に関しては定数である。
この場合、(10)式は、
で表せる。
(12c)式を展開し、三角関数の公式 sin2φ=(1/2){1−cos2φ}を用いると、
となる。この時の光電流センサによる差電流出力S2xは(12d)式を、(6)式に代入することにより(13a)式のように表すことができる。ここで以降の式を簡略に示すために、(12a)、(12b)式に示すA1、A2を(13b)、(13c)に表すB1、B2でおきかえている。
ここでB1、B2は、時間に関して定数である。
(13a)式に示すように光電流センサによる差電流出力S2xは、第一項に示された電力系統の保護区間9への差電流i1+i2の周波数成分、すなわち電源周波数成分の他に、第二項に示された電源周波数の2倍の周波数成分の項から成る。
ここで(13b)式の電源周波数成分の項B1を計算により評価することを試みる。66kVから154kVの電力系統において保護区間9への流入電流を33kA以下のケースとする。このケースにおいて、波長1550nmの鉛ガラスファイバ型光電流センサのベルデ定数V=3.93×10−6[rad/A]を用いる。これらの値を用いると、1≫2A1A2、J1(2√2V・In)≒2√2V・Inという近似が成立する。このとき、(13b)式は(13d)式のように表すことができる。
計算の結果、近似による誤差は通電電流が実効値24kAで1%以下、通電電流が実効値33kA以下で2%以下であり、波長1550nmの鉛ガラスファイバ型光電流センサを用いた保護継電装置が故障判定演算に適用できる可能性が考えられる。
したがって、(13a)式は、通電電流33kA以下において、光電流センサによる差電流出力S2xの電源周波数と同じ周波数成分においては、電力系統の保護区間9への差電流i1+i2に比例した出力であるが、電源周波数の2倍の周波数成分が誤差成分として発生していることを意味する。
光電流センサによる差電流出力S2xから、電源周波数成分の差電流検出手段5dにより、2倍の周波数成分を取り除くことにより、その出力を判定手段8に導き、電力系統の保護区間9への差電流i1+i2に対して動作する保護継電装置が構成される。
上記従来の技術における説明では、電流信号が正弦波交流信号と仮定している。しかしながら、電力系統において短絡事故が発生した場合、電流信号は直流分が重畳され過渡的に減衰する信号となることを考慮する必要がある。この時、最も大きい直流分が重畳した場合、すなわち直流分100%重畳の事故電流は以下の式で表される。
なお、τは電力系統のリアクタンス分と抵抗分の比から定まる減衰時定数である。(14)式で表されるような過渡的に減衰する電流信号を(5a)、(6)式に代入しても、(13a)式のように電源周波数成分ごとに分けて表すことはできない。そこで、電力系統の保護区間9に対して、保護区間外事故、保護区間内事故の各々の事故ケースについて、光電流センサによる差電流出力S2xに含まれる誤差成分が及ぼす影響について考える。
図2は、光電流センサを用いた保護継電装置の動作を説明するための系統図である。電力系統の保護区間9の事故箇所として、f1、f3を保護区間外事故、f2を保護区間内事故とする。以下電力系統の保護区間9の区間外事故を外部事故、電力系統の保護区間9の区間内事故を内部事故と呼ぶ。
また図2において、第一の光電流センサ1及び第二の光電流センサ2はそれぞれ電力系統の保護区間9の両端に設置されており、光ファイバ伝送路3aないし3dにより、光源12、第一の光信号処理部4a、第二の光信号処理部4bと接続されている。ここで第一の光電流センサ1は電流i1を検出し、第二の光電流センサ2は電流i2を検出する。
まず外部事故が発生した場合について考える。外部事故が発生した場合、電流i1、i2は、
が成立する。(14)、(15)式を(5a)式に代入すると、
P2x=(1/4)P0{1+sin2V・i1(t)}{1−sin2V・i1(t)}となる。ここで、説明を簡単にするために、
とおいて、(14)式を代入すると、(5a)式は、
となる。すなわち、従来の技術では事故電流が正弦波交流信号であれば外部事故時においては電力系統の保護区間9への差電流i1+i2の電源周波数成分は0であるべきであるのに、直流分が重畳された過渡的に減衰する信号の場合は、(16)式に示すとおり直流分が減衰するまでの間誤差信号が発生してしまう。
図7は、外部事故が発生し、直流分が重畳された事故電流であった場合、従来の技術では保護継電装置の不要動作が発生する可能性があることを説明するための図であり、以下に示す事故電流の値、光ファイバの定数を、(14)、(5a)、(6)式に代入し、各部における信号の値を計算により求めたものである。
図7(a)は、外部事故のケースにおける(14)式で表される直流分が重畳された事故電流信号を表しており、図7(b)はこの時の第二の光電流センサ2からの光信号P2x/P0を、図7(c)は光電流センサによる差電流出力S2xを、図7(d)は光電流センサによる差電流出力S2xの電源周波数成分の実効値R2xをそれぞれ求めたものである。ここで光電流センサ1、2は波長1550nmの鉛ガラスファイバ型光電流センサであるとし、そのベルデ定数Vは3.93×10−6[rad/A]を用いている。事故電流I1の大きさは実効値33kA、電源周波数50Hz、時定数τは50msとしている。また光電流センサによる差電流出力の電源周波数の実効値R2xを求める手段としては、デジタルリレー回路におけるデジタルフィルタ・実効値演算回路を用いた。既に公知の技術であるため、ここではそのアルゴリズムを紹介するに留める。
サンプリング :電気角30度
デジタルフィルタ:D.F.1f=(1−Z−6)(1+Z−1+Z−2+Z−3)
実効値演算 :実効値2 =Cn−3 2−Cn・Cn−6
次に正弦波交流信号の場合との比較をするために、事故電流が(3)式で表される正弦波交流信号であった場合の事故電流を図7(e)に示し、この時の第二の光電流サンサ2からの光信号P2x/P0を図7(f)に、光電流センサによる差電流出力S2xを図7(g)に、光電流センサによる差電流出力S2xの電源周波数成分の実効値を図7(h)それぞれに示す。
図7(h)に示すとおり、外部事故において事故電流が正弦波交流信号であれば事故直後に短時間誤差信号が発生する(ピーク値4kA相当、0.01秒間)が、リレーの不要動作には至らない程度である。一方、事故電流に直流分が重畳した過渡電流信号の場合は図7(d)に示すとおり、無視できない程の時間、誤差信号が発生している(ピーク値20kA相当、0.2秒間以上)。これは(16)式に示したように直流分が減衰するまでの間、電源周波数成分が誤差信号として表れているためである。
次に内部事故における、従来の技術での光電流センサを用いた保護継電装置の動作を図7を用いて説明する。図7(i)は図2に示す系統で内部事故が発生し、事故電流が(14)式で表される直流分が100%重畳された信号を示しており、この時の第二の電流センサ2からの光信号P2x/P0を図7(j)に、光電流センサによる差電流出力S2xを図7(k)に、光電流センサによる差電流出力S2xの電源周波数成分の実効値を図7(l)に示す。
図7(m)は図2に示す系統で内部事故が発生し、事故電流が(3)式で表される正弦波交流信号であった場合を示しており、この時の第二の光電流センサ2からの光信号P2xを図7(n)に、光電流センサによる差電流出力S2xを図7(o)に、光電流センサによる差電流出力S2xの電源周波数成分の実効値を図7(p)に示す。
図7(l)、図7(p)に示すとおり区間内事故に関しては、従来の技術で良好な動作が得られる。
以上説明したように従来の技術においては、直流分が重畳された事故電流であった場合、内部事故のケースでは正常に検出するものの、外部事故のケースで内部事故が発生したかのような誤差信号が発生する場合がある。
本発明の目的とするところは、直流分が重畳された事故電流を検出した場合においても内部事故発生時の検出はもとより、外部事故発生時でも内部事故と見誤ることなく判別しリレーの不要動作をしない光電流センサを用いる保護継電装置を提案することである。
発明の開示
そこで本発明は、電力系統の保護区間の両端に入出力電流を個別に測定する二台の第一及び第二の光電流センサを配置し、前記第一の光電流センサは、入射端と、前記入射端に設けられた偏光子の偏光方向に対してプラス45度及びマイナス45度の二つの偏光方向で検光を行う検光子と、それぞれの検光成分に対する出射端とを有しており、光源と前記第一の光電流センサとの間、前記第一及び第二の光電流センサ同士および前記第二の光電流センサと光信号処理部の間を光ファイバ伝送で接続し、前記光信号処理部の出力信号から差電流成分を検出する差電流検出手段と、前記光信号処理部の出力信号から和電流成分を検出する和電流検出手段と、前記差電流検出手段の出力から動作量を求める動作量演算手段と、前記差電流検出手段の出力と前記和電流検出手段の出力から抑制量を求める抑制量演算手段と、前記動作量演算手段の出力と前記抑制量演算手段の出力から動作比率を求める動作比率演算手段と、前記動作量演算手段の出力と前記動作比率演算手段の出力より前記電力系統の保護区間内の事故か保護区間外の事故かを判別する判定手段とを備える光電流センサを用いる保護継電装置を提供するものである。
また、本発明は、電力系統の保護区間の両端に入出力電流を個別に測定する二台の第一及び第二の光電流センサを配置し、前記第一の光電流センサは入射端と、前記入射端に設けられた偏光子の偏光方向に対してプラス45度及びマイナス45度の二つの偏光方向で検光を行う検光子と、それぞれの検光成分に対する出射端とを有しており、光源と前記第一の光電流センサとの間、前記第一及び第二の光電流センサ同士および前記第二の光電流センサと光信号処理部の間を光ファイバ伝送で接続し、前記光信号処理部の出力信号から差電流成分を検出する差電流検出手段と、前記光信号処理部の出力信号から和電流成分を検出する和電流検出手段と、前記差電流検出手段の出力および前記和電流検出手段の出力から個別の入出力電流を求める補正演算手段と、前記補正演算手段から動作量を求める動作量演算手段と、前記補正演算手段から抑制量を求める抑制量演算手段と、前記動作量演算手段の出力と前記抑制量演算手段の出力から動作比率を求める動作比率演算手段と、前記動作量演算手段の出力と前記動作比率演算手段の出力より前記電力系統の保護区間内の事故か保護区間外の事故かを判別する判定手段とを備える光電流センサを用いる保護継電装置を提供するものである。
。
また、本発明は、保護区間を有する電力系統の事故を監視するための保護継電装置であって、前記保護継電装置は、
所定の光信号を出射する光源と、
前記の電力系統の保護区間の一端側に配置された第1の光電流センサであって、該第1の光電流センサは、前記光源からの前記光信号を受け、前記電力系統の保護区間の一端側に流れる第1の電流の大きさに比例して前記の光信号の偏波面を回転させ、偏波面が回転させられた前記光信号のうち少なくとも一方向の成分の第1の光信号を放射する第1の光電流センサと、
前記の電力系統の保護区間の他端側に配置された第2の光電流センサであって、該第2の光電流センサは、前記第1の光電流センサからの前記第1の光信号を受け、前記電力系統の保護区間の他端側に流れる第2の電流の大きさに比例して、前記第1の光信号の偏波面をさらに回転させ、偏波面がさらに回転させれた前記第1の光信号のうちの一方向成分の第2の光信号と他方向成分の第3の光信号とを放射する第2の光電流センサと、
前記第2の光信号から、前記第1の電流と前記第2の電流との差である差電流出力を求める第1の光信号処理部と、
前記第3の光信号から、前記第1の電流と前記第2の電流との和である和電流出力を求める第2の光信号処理部と、
前記第1の光信号処理部の前記差電流出力を検出する差電流検出手段と、
前記第2の光信号処理部の前記和電流出力を検出する和電流検出手段と、
前記差電流検出手段の出力から動作量を求める動作量演算手段と、
前記差電流検出手段の出力と前記和電流検出手段の出力とから抑制量を求める抑制量演算手段と、
前記動作量演算手段の出力と前記抑制量演算手段の出力とから動作比率を求める動作比率演算手段と、
前記動作量演算手段の出力と前記動作比率演算手段の出力とにより前記電力系統の前記保護区間の内側の事故か前記保護区間の外側の事故かを判別する判定手段とを備えた保護継電装置を提供するものである。
また、本発明は、保護区間を有する電力系統の事故を監視するための保護継電装置であって、前記保護継電装置は、
所定の光信号を出射する光源と、
前記の電力系統の保護区間の一端側に配置された第1の光電流センサであって、該第1の光電流センサは、前記光源からの前記光信号を受け、前記電力系統の保護区間の一端側に流れる第1の電流の大きさに比例して前記の光信号の偏波面を回転させ、偏波面が回転させられた前記光信号のうち少なくとも一方向の成分の第1の光信号を放射する第1の光電流センサと、
前記の電力系統の保護区間の他端側に配置された第2の光電流センサであって、該第2の光電流センサは、前記第1の光電流センサからの前記第1の光信号を受け、前記電力系統の保護区間の他端側に流れる第2の電流の大きさに比例して、前記第1の光信号の偏波面をさらに回転させ、偏波面がさらに回転させれた前記第1の光信号のうちの一方向成分の第2の光信号と他方向成分の第3の光信号とを放射する第2の光電流センサと、
前記第2の光信号から、前記第1の電流と前記第2の電流との差である差電流出力を求める第1の光信号処理部と、
前記第3の光信号から、前記第1の電流と前記第2の電流との和である和電流出力を求める第2の光信号処理部と、
前記第1の光信号処理部の前記差電流出力を検出する差電流検出手段と、
前記第2の光信号処理部の前記和電流出力を検出する和電流検出手段と、
前記差電流検出手段の出力と前記和電流検出手段の出力とから個別の入出力電流を求める補正演算手段と、
前記補正演算手段の出力から動作量を求める動作量演算手段と、
前記補正演算手段の出力から抑制量を求める抑制量演算手段と、
前記動作量演算手段の出力と前記抑制量演算手段の出力とから動作比率を求める動作比率演算手段と、
前記動作量演算手段の出力と前記動作比率演算手段の出力とにより前記電力系統の保護区間の内側の事故か保護区間の外側の事故かを判別する判定手段とを備えた保護継電装置を提供するものである。
また、本発明は、保護区間を有する電力系統の事故を検出するための方法であって、
前記の電力系統の保護区間の一端側に第1の光電流センサを配置するステップと、
前記第1の光電流センサにより、前記電力系統の保護区間の一端側に流れる第1の電流の大きさを感知するステップと、
前記の電力系統の保護区間の他端側に第2の光電流センサを配置するステップと、
前記第2の光電流センサにより、前記電力系統の保護区間の他端側に流れる第2の電流の大きさを感知するステップと、
前記第1の電流と前記第2の電流との差である差電流出力を求めるステップと、
前記第1の電流と前記第2の電流との和である和電流出力を求めるステップと、
前記差電流出力から動作量を求めるステップと、
前記差電流出力と前記和電流出力とから抑制量を求めるステップと、
前記動作量と前記抑制量とから動作比率を求めるステップと、
前記動作量と前記動作比率出力とにより前記電力系統の保護区間の内側の事故か保護区間の外側の事故かを判別するステップとを備えた、電力系統の事故を検出するための方法を提供するものである。
さらに、本発明は、保護区間を有する電力系統の事故を検出するための方法であって、
前記の電力系統の保護区間の一端側に第1の光電流センサを配置するステップと、
前記第1の光電流センサにより、前記電力系統の保護区間の一端側に流れる第1の電流の大きさを感知するステップと、
前記の電力系統の保護区間の他端側に第2の光電流センサを配置するステップと、
前記第2の光電流センサにより、前記電力系統の保護区間の他端側に流れる第2の電流の大きさを感知するステップと、
前記第1の電流と前記第2の電流との差である差電流出力を求めるステップと、
前記第1の電流と前記第2の電流との和である和電流出力を求めるステップと、
前記差電流出力と前記和電流出力とから個別の入出力電流を求めるステップと、
前記入出力電流から動作量を求めるステップと、
前記入出力電流から抑制量を求めるステップと、
前記動作量と前記抑制量とから動作比率を求めるステップと、
前記動作量と前記動作比率とにより前記電力系統の保護区間の内側の事故か保護区間の外側の事故かを判別するステップとを備えた、電力系統の事故を検出するための方法を提供するものである。
発明を実施するための最良の形態
以下本発明の実施の形態について添付図面を参照して説明する。
従来の技術の(5a)、(5b)式に示したように、光電流センサからの出力信号はx、y方向の2成分の光P2x、P2yがあり、従来の技術においてはこのどちらか一方しか用いていない。使用していない方の光信号を用いれば、直流分が重畳した外部事故が発生した場合でも内部事故と誤って判定することがないこと、すなわち、外部事故か内部事故かを判別することが可能であることを以下に説明する。
図1は本発明の光電流センサを用いる保護継電装置の実施の形態を示す説明図である。光電流センサによる差電流信号S2xを求めるために光信号P2xを用いたのと同様に光信号P2y信号を用いる。
光信号P2xより得られる光電流センサによる差電流信号S2xが、第一の光電流センサ1が検出した電流i1と第二の光電流センサ2が検出した電流i2の差電流であるi1+i2の情報を有しているのに対し、光信号P2yからはi1とi2の和電流であるi1−i2の情報を有している和電流出力S2yを得ることができることを以下に説明する。尚、電力系統の保護区間9への和電流がi1−i2と示されるのは、i1,i2の符号をともに電力系統の保護区間9への流入方向を+、流出方向を−と定義したことによる。
尚、以下の説明では「従来の技術」の項で参照した図及び式において、同一もしくは相当する部分には同一符号を付してその説明は省略する。
図1は、偏光子14、ファラデー素子11及び検光子15よりなる第一の光電流センサ1と、第一の光電流センサ1と同様に構成される第二の光電流センサ2と、光源12と、光電変換器16、ハイパスフィルタ回路17、ローパスフィルタ回路18及び割算器19よりなる第一の光信号処理部4aと、第一の光信号処理部4aと同様に構成される第二の光信号処理部4bと、光源12と第一の光電流センサ1間の光信号を伝送する光ファイバ伝送路3aと、第一の光電流センサ1と第二の光電流センサ2間の光信号を伝送する光ファイバ伝送路3bと、第二の光電流センサ2の2つの出射端のうち差電流情報を有する光信号P2xを出射する出射端と第一の光信号処理部4aとを伝送する光ファイバ伝送路3cと、第二の光電流センサ2の2つの出射端のうち和電流情報を有する光信号P2yを出射する出射端と第二の光信号処理部4bとを伝送する光ファイバ伝送路3dと、第一の光信号処理部4aからの差電流出力S2xを検出する差電流検出手段5aと、第二の光信号処理部4bからの和電流出力S2yを検出する差電流検出手段5bと、差電流検出手段5aの出力から動作量を求める動作量演算手段6aと、差電流検出手段5aと和電流検出手段5bの出力から抑制量を求める抑制量演算手段6bと、動作量演算手段6aと抑制量演算手段6bから動作比率を求める動作比率演算手段7と、動作量検出手段6aの出力及び動作比率演算手段7の出力より電力系統の保護区間内の事故か区間外の事故かを判別する判定手段8とより構成される。
第一の光電流センサ1及び第二の光電流センサ2の、電力系統の保護区間9への設置の状況及び、光信号処理部4aの構成は従来の技術と同様であり、光信号処理部4aからは光電流センサによる差電流出力S2xを得る。
一方光ファイバ伝送手段3dにより導かれる光信号は(5b)式に述べたP2y信号である。第二の光電流センサ2からのもう一つの光信号であるP2yは光ファイバ伝送路3dに導かれ第二の光信号処理部4bの光電変換器16に入射し、同様の信号処理により、光電流センサによる和電流出力S2yを得る。光電流センサによる和電流出力S2yは以下の式で表される。
ここで、(5a)、(5b)式に対して、(7)式の近似を用いると、(6)式のS2x及び(17)式のS2yは以下のように簡略に表すことができる。
ここで α0=2Vであり、Vは光電流センサのベルデ定数である。
ここで、(18a)式の第一項がS2x信号に含まれる差電流成分、第2項がS2x信号に含まれる誤差信号成分δxである。
同様に、(18b)式の第一項がS2y信号に含まれる和電流成分、第2項がS2y信号に含まれる誤差信号成分δyである。
δx、δyは直流分が重畳された過渡的に減衰する信号によるもので、(16)式に表したように、直流分が減衰するまでの間生じてしまう。
一般に保護継電器に用いられる比率差動継電器の動作比率kは動作量mと抑制量nの比として以下の式で表される。
ここで|i1+i2|は差電流i1+i2の実効値を、|i1|及び|i2|はそれぞれi1の実効値、i2の実効値を表すものとする。
(18a)(18b)式には誤差信号δx、δyが含まれるが、仮に無視できる大きさであると仮定し、差電流検出手段5aで求められたS2x及び和電流検出手段5bで求められたS2yを用いて(19)式で表される動作比率kを求める手法を以下に示す。
(20a)式の動作量mは図1の動作量演算手段6aで(21a)式のとおり求められる。
(20b)式の抑制量nは抑制量演算手段6bで(21b)式のとおり求められる。
動作比率kは動作比率演算手段7において(21a)式及び(21b)式を(19)式に代入することで求められる。
動作量演算手段6aで求められた動作量mと、動作比率検出演算7で求められた動作比率kは、判定手段8において、動作量整定値をk1、動作比率整定値をk2とした時、m>k1かつk>k2の時内部事故と判定することにより、直流分が重畳した事故電流であったとしても、外部事故においても不要動作を防ぐことができる。
上記(21a)式、(22)式で求められた動作量m、動作比率kは、(18a)、(18b)式に示す誤差成分δxおよびδyが仮に無視できる大きさであると仮定して求めているが、誤差成分の大きさは、事故電流の大きさおよび適用される電流センサの感度によって変動する。しかしながら外部事故発生時と、内部事故発生時に動作比率kに大きな差異があれば、判定手段8において、事故が保護区間の内部であるか、外部であるかを判別することができる。
以下に実際の電力系統において前記手法により、事故が保護区間の内部であるか、外部であるかを判別することが可能であることを計算により確認する。
想定する電力系統の最大事故電流を33kAとし、直流分が100%重畳されたものとし、時定数τ=100msとする。適用する光ファイバセンサは従来技術と同様の、波長1550nmの鉛ガラスファイバ型光電流センサであるとし、そのベルデ定数Vは3.93×10−6[rad/A]を用いる。
電力系統の保護区間9に対して、外部事故、内部事故の各々の事故ケースについて、本発明の光電流センサを用いた保護継電装置の動作を説明するために、従来の技術で説明したのと同様に図2の系統図を用いる。
外部事故は図2に示す系統において事故箇所f1とf3の2通りが考えられるが、どちらも同等と考えられるのでここではf1を外部事故の代表例とする。
内部事故のケースは、電源配置が両端か、f1側の片端電源、f3側の片端電源の3通りが考えられる。片側電源はf1側、f3側でも同様と考えられるのでf1側を代表例とする。
両側電源配置における事故発生のケースでは、i1、i2は
として考えるものとする。
片端電源配置における事故発生のケースでは、
とする。
図3は(22)式より求められた動作比率kが内部事故と外部事故において十分大きな差があることを説明するための図であり、先に示した事故電流の値、光ファイバの定数を、(14)、(5a)、(5b)、(6)、(17)、(21a)、(21b)、(22)式に代入し、計算により求めたものである。
なお、動作量演算手段6a及び抑制量演算手段6bで電源周波数成分の実効値|S2x|、|S2x+S2y|及び|S2x−S2y|を求める手段として、従来技術と同様に以下のアルゴリズムで計算した。
サンプリング :電気角30度
ディジタルフィルタ:D.F.1f=(1−Z−6)(1+Z−1+Z−2+Z−3)
実効値演算 :実効値2=Cn−3 2−Cn・Cn−6
図3(a)は(14)式で表される直流分が重畳された事故電流i1(t)を示しており、事故電流i1=33kAの波形を示している。図3(b)ないし(d)は外部事故のケースであり、図3(b)は動作量mを、図3(c)は抑制量nを、図3(d)は動作比率kをそれぞれ示している。事故電流はi1=33kA、24kA、15kA、9kAの4通りを示している。
同様に図3(e)ないし図3(g)は内部事故両側電源配置の場合であり、図3(e)は動作量mを、図3(f)は抑制量nを図3(g)は動作比率kをそれぞれ示している。事故電流は以下の4通りを示している。
i1=+16.5kA、i2=+16.5kA、
i1=+12.0kA、i2=+12.0kA、
i1=+ 7.5kA、i2=+ 7.5kA、
i1=+ 4.5kA、i2=+ 4.5kA
図3(h)ないし図3(j)は内部事故片端電源配置の場合であり、図3(h)は動作量mを、図3(i)は抑制量nを図3(j)は動作比率kをそれぞれ示している。事故電流はi1=33kA、24kA、15kA、9kAの4通りを示している。
外部事故ケースの動作比率kを示す図3(d)と、内部事故両側電源配置、内部事故片側電源配置の各ケースにおける動作比率kを示す図3(g)、図3(j)を比較すると明らかなように、動作比率kは内部事故ケースにおいては片端電源の場合および両端電源の場合とも100%であるが、外部事故ケースでは一時的に20数%まで上昇しているが内部事故と比較するとあきらかに小さな値である。
よって動作比率整定値k2を決定するには、外部事故において一時的に上昇する動作比率kの値より大きな値を設けることにより、判定手段8において動作量mが動作量整定値k1より大きいとしても、動作比率kが動作比率整定値k2より小さいならば外部事故であると判定し、保護継電装置の不要動作を防ぐことができる。
図4は本発明の光電流センサを用いる保護継電装置の他の実施の形態例を示す説明図である。以下の説明では、前記従来の技術及び前記実施の形態で参照した図及び式において、同一もしくは相当する部分には同一符号を付してその説明は省略する。
第一の光電流センサ1、第二の光電流センサ2、光源12、光信号処理回路4a、光ファイバ伝送手段3a、3b、3c、3d、第一の光信号処理部4a、第二の光信号処理部4b、差電流検出手段5a、和電流検出手段5bと、差電流検出手段5aの出力および和電流検出手段5bからの出力から個別の入出力電流を求める補正演算手段5c、補正演算手段5cの出力から動作量を求める動作量演算手段6c、補正演算手段5cの出力から抑制量を求める抑制量演算手段6d、動作量演算手段6cの出力および抑制量演算手段6dの出力から動作比率を求める動作比率演算手段7、動作量検出手段6cの出力及び動作比率演算手段7の出力より電力系統の保護区間内の事故か区間外の事故かを判別する判定手段8より構成される。
ここで、(5a)、(5b)式に対して、(7)式の近似を用いて、以下のように書き改める。
この時、差電流検出手段5aからの出力S2x、和電流検出手段5bからの出力S2yは以下のように表される。
ここで、(26a)式の第一項がS2x信号に含まれる誤差電流成分、第2項がS2x信号に含まれる誤差信号成分α0 2(i1・i2)である。同様に、(26b)式の第一項がS2y信号に含まれる和電流成分、第2項がS2y信号に含まれる誤差信号成分である。
次に、差電流検出手段5aからの出力S2x、和電流検出手段5bからの出力S2yを補正演算手段5cにおいて、以下の通り誤差成分α0 2(i1・i2)を除去する。すなわち、(27a)から(27c)に示すとおり、Sz1、Sz2、Sz3を定義し、(28a)、(28b)式のとおりi1、i2を求める。
補正演算手段5cで求められたi1、i2を用いて、動作量演算手段6c、抑制量演算手段6dにおいて以下の(29a)、(29b)式により動作量mと抑制量nが求められる。
動作量演算手段6c、抑制量演算手段6dにおいて以下の(29a)、(29b)式により求められた動作量mと、抑制量nは動作比率演算手段7において(30)式により動作比率kが求められる。
動作量演算手段6cで求められた動作量mと、動作比率演算手段7で求められた動作比率kは、判定手段8において、動作量整定値をk1、動作比率整定値をk2とした時、m>k1かつk>k2の時内部事故と判定することにより、直流分が重畳した事故電流であったとしても、外部事故においても不要動作を防ぐことができる。
図5は(30)式より求められた動作比率kが内部事故と外部事故において十分大きな差があることを説明するための図であり、前記実施の形態の図3を示す際の計算に用いたのと同様の条件のもとに計算した結果を示すものである。
図5(a)は(14)式で表される直流分が重畳された事故電流in(t)を示しており、事故電流実効値In=33kAの波形を示している。図5(b)ないし(d)は外部事故のケースであり、図5(b)は動作量mを、図5(c)は抑制量nを図5(d)は動作比率kを示している。事故電流はi1=33kA、24kA、15kA、9kAの4通りを示している。
同様に図5(e)ないし図5(g)は内部事故両側電源配置の場合であり、図5(e)は動作量mを、図5(f)は抑制量nを図5(g)は動作比率kを示している。事故電流は以下の4通りを示している。
i1=+16.5kA、i2=+16.5kA、
i1=+12.0kA、i2=+12.0kA、
i1=+ 7.5kA、i2=+ 7.5kA、
i1=+ 4.5kA、i2=+ 4.5kA
図5(h)ないし図5(j)は内部事故片端電源配置の場合であり、図5(h)は動作量mを、図5(i)は抑制量nを図5(j)は動作比率kを示している。事故電流はi1=33kA、24kA、15kA、9kAの4通りを示している。
外部事故時ケースの図5(d)と、内部事故ケースの図5(g)、図5(j)を比較すると明らかなように、動作比率kは内部事故ケースにおいては片端電源の場合および両端電源の場合とも100%であるが、外部事故ケースでは動作比率kが一時的に5%まで上昇しているが内部事故と比較するとあきらかに小さな値である。
上記のように内部故障発生時に一時的に上昇する動作比率kの値より大きな値の動作比率整定値k2を設けることにより、判定手段8において動作量mが動作量整定値k1より大きいとしても、動作比率kが動作比率整定値k2より小さいならば外部事故であると判定し、保護継電装置の不要動作を防ぐことができる。
産業上の利用の可能性
以上説明したように、本発明による光電流センサによる保護継電装置によれば外部事故が発生したとしてもリレーの不要動作を防ぐことが可能になる。
【図面の簡単な説明】
図1は、本発明による実施の形態を示し、光電流センサを用いる保護継電装置を説明する構成図である。
図2は、本発明による実施の形態を示し、光電流センサを用いる保護継電装置を説明する系統図である。
図3は、本発明の実施の形態に従って事故電流を測定したときの出力波形の一例である。
図4は、本発明による他の実施の形態を示し、光電流センサを用いる保護継電装置を説明する構成図である。
図5は、本発明による他の実施の形態に従って事故電流を測定したときの出力波形の一例である。
図6は、従来技術の光電流センサを用いる保護継電装置の説明図である。
図7は、従来技術に従って事故電流を測定したときの出力波形の一例である。
Claims (15)
- 電力系統の保護区間の両端に入出力電流を個別に測定する二台の第一及び第二の光電流センサを配置し、前記第一及び第二の光電流センサは入射端と、前記入射端に設けられた偏光子の偏光方向に対してプラス45度及びマイナス45度の二つの偏光方向で検光を行う検光子と、それぞれの検光成分に対する出射端とを有しており、光源と前記第一の光電流センサとの間、前記第一及び第二の光電流センサ同士の間および前記第二の光電流センサと光信号処理部の間を光ファイバ伝送路で接続し、前記光信号処理部の出力信号から差電流成分を検出する差電流検出手段と、前記光信号処理部の出力信号から和電流成分を検出する和電流検出手段と、前記差電流検出手段の出力から動作量を求める動作量演算手段と、前記差電流検出手段の出力と前記和電流検出手段の出力から抑制量を求める抑制量演算手段と、前記動作量演算手段の出力と前記抑制量演算手段の出力から動作比率を求める動作比率演算手段と、前記動作量演算手段の出力と前記動作比率演算手段の出力より前記電力系統の保護区間内の事故か保護区間外の事故かを判別する判定手段とを備えた光電流センサを用いる保護継電装置。
- 電力系統の保護区間の両端に入出力電流を個別に測定する二台の第一及び第二の光電流センサを配置し、前記第一及び第二の光電流センサは入射端と、前記入射端に設けられた偏光子の偏光方向に対してプラス45度及びマイナス45度の二つの偏光方向で検光を行う検光子と、それぞれの検光成分に対する出射端とを有しており、光源と前記第一の光電流センサとの間、前記第一及び第二の光電流センサ同士の間および前記第二の光電流センサと光信号処理部の間を光ファイバ伝送路で接続し、前記光信号処理部の出力信号から差電流成分を検出する差電流検出手段と、前記光信号処理部の出力信号から和電流成分を検出する和電流検出手段と、前記差電流検出手段の出力と前記和電流検出手段の出力から個別の入出力電流を求める補正演算手段と、前記補正演算手段の出力から動作量を求める動作量演算手段と、前記補正演算手段の出力から抑制量を求める抑制量演算手段と、前記動作量演算手段の出力と前記抑制量演算手段の出力から動作比率を求める動作比率演算手段と、前記動作量演算手段の出力と前記動作比率演算手段の出力より前記電力系統の保護区間内の事故か保護区間外の事故かを判別する判定手段とを備えた光電流センサを用いる保護継電装置。
- 保護区間を有する電力系統の事故を監視するための保護継電装置であって、前記保護継電装置は、
所定の光信号を出射する光源と、
前記の電力系統の保護区間の一端側に配置された第1の光電流センサであって、該第1の光電流センサは、前記光源からの前記光信号を受け、前記電力系統の保護区間の一端側に流れる第1の電流の大きさに比例して前記の光信号の偏波面を回転させ、偏波面が回転させられた前記光信号のうち少なくとも一方向の成分の第1の光信号を放射する第1の光電流センサと、
前記の電力系統の保護区間の他端側に配置された第2の光電流センサであって、該第2の光電流センサは、前記第1の光電流センサからの前記第1の光信号を受け、前記電力系統の保護区間の他端側に流れる第2の電流の大きさに比例して、前記第1の光信号の偏波面をさらに回転させ、偏波面がさらに回転させれた前記第1の光信号のうちの一方向成分の第2の光信号と他方向成分の第3の光信号とを放射する第2の光電流センサと、
前記第2の光信号から、前記第1の電流と前記第2の電流との差である差電流出力を求める第1の光信号処理部と、
前記第3の光信号から、前記第1の電流と前記第2の電流との和である和電流出力を求める第2の光信号処理部と、
前記第1の光信号処理部の前記差電流出力を検出する差電流検出手段と、
前記第2の光信号処理部の前記和電流出力を検出する和電流検出手段と、
前記差電流検出手段の出力から動作量を求める動作量演算手段と、
前記差電流検出手段の出力と前記和電流検出手段の出力とから抑制量を求める抑制量演算手段と、
前記動作量演算手段の出力と前記抑制量演算手段の出力とから動作比率を求める動作比率演算手段と、
前記動作量演算手段の出力と前記動作比率演算手段の出力とにより前記電力系統の前記保護区間の内側の事故か前記保護区間の外側の事故かを判別する判定手段とを備えた保護継電装置。 - 請求項3に記載の保護継電装置において、
前記第1の光電流センサは、
前記光源からの所定の光信号を直線偏光の信号とするための第1の偏光子と、
前記第1の偏光子から出力された前記直線偏光の信号を受光し、前記第1の電流によって発生する磁界によるファラデー効果により、前記第1の電流の大きさに比例して前記直線偏光の信号の偏波面を所定角度だけ回転させる第1のファラデー素子と、
前記第1のファラデー素子から出力された前記直線偏光の信号を少なくともx方向の成分の光信号とy方向の成分の光信号とに分ける第1の検光子とを備え、このうちx方向の成分の光信号が、前記第1の光信号である保護継電装置。 - 請求項4に記載の保護継電装置において、
前記第2の光電流センサは、
前記第1の検光子からの前記第1の光信号を直線偏光の信号とするための第2の偏光子と、
前記第2の偏光子から出力された前記直線偏光の信号を受光し、前記第2の電流によって発生する磁界によるファラデー効果により、前記第2の電流の大きさに比例して、前記第2の偏光子から出力された前記直線偏光の信号の偏波面を所定角度だけ回転させる第2のファラデー素子と、
前記第2のファラデー素子から出力された前記直線偏光の信号を、x方向成分の前記第2の光信号とy向成分の前記第3の光信号とに分ける第2の検光子とを備えた保護継電装置。 - 請求項5に記載の保護継電装置において、
前記第1の光信号の偏波方向は、前記第2の光信号の偏波方向と同一となっている保護継電装置。 - 請求項6に記載の保護継電装置において、
前記第1の光信号処理部は、
前記第2の光電流センサの前記第2の検光子から出力された前記第2の光信号を、電気信号に変換するための第1の光電変換器と、
前記第1の光電変換器から出力された電気信号から直流成分を取り出す第1のローパスフィルタ回路と、
前記第1の光電変換器から出力された電気信号から交流成分を取り出す第1のハイパスフィルタ回路と、
前記交流成分を前記直流成分で除して、前記差電流出力を得るための第1の割算器とを備えた保護継電装置。 - 請求項7に記載の保護継電装置において、
前記第2の光信号処理部は、
前記第2の光電流センサの前記第2の検光子から出力された前記第3の光信号を、電気信号に変換するための第2の光電変換器と、
前記第2の光電変換器から出力された電気信号から直流成分を取り出す第2のローパスフィルタ回路と、
前記第2の光電変換器から出力された電気信号から交流成分を取り出す第2のハイパスフィルタ回路と、
前記交流成分を前記直流成分で除して、前記和電流出力を得るための第2の割算器とを備えた保護継電装置。 - 請求項8に記載の保護継電装置において、
前記第1の電流の、前記保護区間の外側から前記保護区間の内側への流入方向がプラスであり、
前記第1の電流の、前記保護区間の内側から前記保護区間の外側への流出方向がマイナスであり、
前記第2の電流の、前記保護区間の外側から前記保護区間の内側への流入方向がプラスであり、
前記第2の電流の、前記保護区間の内側から前記保護区間の外側への流出方向がマイナスである保護継電装置。 - 請求項9に記載の保護継電装置において、
前記第1の光電流センサ内の光の伝搬方向が、当該第1の光電流センサが検出する前記第1の電流によって発生する磁界方向と一致するように設けられており、
前記第2の光電流センサ内の光の伝搬方向が、当該第2の光電流センサが検出する第2の電流によって発生する磁界と一致するように設けられている保護継電装置。 - 請求項10に記載の保護継電装置において、
前記第1の検光子は、前記第1の偏光子に対して45°の角度に設置されている保護継電装置。 - 請求項11に記載の保護継電装置において、
前記第2の検光子は、前記第2の偏光子に対して45°の角度に設置されている保護継電装置。 - 保護区間を有する電力系統の事故を監視するための保護継電装置であって、前記保護継電装置は、
所定の光信号を出射する光源と、
前記の電力系統の保護区間の一端側に配置された第1の光電流センサであって、該第1の光電流センサは、前記光源からの前記光信号を受け、前記電力系統の保護区間の一端側に流れる第1の電流の大きさに比例して前記の光信号の偏波面を回転させ、偏波面が回転させられた前記光信号のうち少なくとも一方向の成分の第1の光信号を放射する第1の光電流センサと、
前記の電力系統の保護区間の他端側に配置された第2の光電流センサであって、該第2の光電流センサは、前記第1の光電流センサからの前記第1の光信号を受け、前記電力系統の保護区間の他端側に流れる第2の電流の大きさに比例して、前記第1の光信号の偏波面をさらに回転させ、偏波面がさらに回転させれた前記第1の光信号のうちの一方向成分の第2の光信号と他方向成分の第3の光信号とを放射する第2の光電流センサと、
前記第2の光信号から、前記第1の電流と前記第2の電流との差である差電流出力を求める第1の光信号処理部と、
前記第3の光信号から、前記第1の電流と前記第2の電流との和である和電流出力を求める第2の光信号処理部と、
前記第1の光信号処理部の前記差電流出力を検出する差電流検出手段と、
前記第2の光信号処理部の前記和電流出力を検出する和電流検出手段と、
前記差電流検出手段の出力と前記和電流検出手段の出力とから個別の入出力電流を求める補正演算手段と、
前記補正演算手段の出力から動作量を求める動作量演算手段と、
前記補正演算手段の出力から抑制量を求める抑制量演算手段と、
前記動作量演算手段の出力と前記抑制量演算手段の出力とから動作比率を求める動作比率演算手段と、
前記動作量演算手段の出力と前記動作比率演算手段の出力とにより前記電力系統の保護区間の内側の事故か保護区間の外側の事故かを判別する判定手段とを備えた保護継電装置。 - 保護区間を有する電力系統の事故を検出するための方法であって、
前記の電力系統の保護区間の一端側に第1の光電流センサを配置するステップと、
前記第1の光電流センサにより、前記電力系統の保護区間の一端側に流れる第1の電流の大きさを感知するステップと、
前記の電力系統の保護区間の他端側に第2の光電流センサを配置するステップと、
前記第2の光電流センサにより、前記電力系統の保護区間の他端側に流れる第2の電流の大きさを感知するステップと、
前記第1の電流と前記第2の電流との差である差電流出力を求めるステップと、
前記第1の電流と前記第2の電流との和である和電流出力を求めるステップと、
前記差電流出力から動作量を求めるステップと、
前記差電流出力と前記和電流出力とから抑制量を求めるステップと、
前記動作量と前記抑制量とから動作比率を求めるステップと、
前記動作量と前記動作比率出力とにより前記電力系統の保護区間の内側の事故か保護区間の外側の事故かを判別するステップとを備えた、電力系統の事故を検出するための方法。 - 保護区間を有する電力系統の事故を検出するための方法であって、
前記の電力系統の保護区間の一端側に第1の光電流センサを配置するステップと、
前記第1の光電流センサにより、前記電力系統の保護区間の一端側に流れる第1の電流の大きさを感知するステップと、
前記の電力系統の保護区間の他端側に第2の光電流センサを配置するステップと、
前記第2の光電流センサにより、前記電力系統の保護区間の他端側に流れる第2の電流の大きさを感知するステップと、
前記第1の電流と前記第2の電流との差である差電流出力を求めるステップと、
前記第1の電流と前記第2の電流との和である和電流出力を求めるステップと、
前記差電流出力と前記和電流出力とから個別の入出力電流を求めるステップと、
前記入出力電流から動作量を求めるステップと、
前記入出力電流から抑制量を求めるステップと、
前記動作量と前記抑制量とから動作比率を求めるステップと、
前記動作量と前記動作比率とにより前記電力系統の保護区間の内側の事故か保護区間の外側の事故かを判別するステップとを備えた、電力系統の事故を検出するための方法。
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