JPWO2003033998A1 - 端末装置 - Google Patents
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Abstract
Description
本発明は、位置に関連するコンテンツを取得し、提示する移動体用の端末装置に関する。
背景技術
近年、携帯電話網を含む無線通信網の整備に伴い、自動車などの移動体に搭載されて用いられる端末装置にコンテンツを提供するサービスが普及しつつある。移動体に搭載された端末装置に提供するコンテンツは、移動体が通る位置に関連するコンテンツであることが好ましい。
また、移動体と、コンテンツを表すデータ(コンテンツデータ)の提供元(例えば、コンテンツサーバ)との間は、無線通信路を含む通信路によって接続されている。無線通信路は有線通信路に比較してデータの伝送速度が低い。このため、時間の経過とともにその位置が変化する移動体に搭載された端末装置に、適時、位置に応じて適切なコンテンツを提供することが必要になる。
移動体が通る位置に関連するコンテンツを端末装置に提供する従来技術としては、例えば、下記文献に開示される技術が知られている。
文献:佐藤 他:「放送により配信される位置依存情報のキャッシュ方式」、情報処理学会論文誌、Vol.41、No.9、pp.2434−2444、2000年9月。
この文献に開示されている従来技術は、端末装置を搭載した自動車(移動体)が予め計画された経路に従って移動するという前提のものである。そして、移動体は、移動する経路上の位置に関連する情報(コンテンツ)をユーザに提示する以前に、そのコンテンツを表すコンテンツデータを、放送を介して取得し、端末装置のキャッシュに蓄積する。このようにして、ユーザにとってのデータアクセスの待ち時間を見かけ上なくし、適時にコンテンツを提供するようにしている。
上述したように、上記文献に開示される従来技術では、端末装置を搭載した移動体は、予め計画された経路(予定経路)に従って移動することを前提としている。このため、移動体は、その予定経路に近い位置に関連するコンテンツを表すコンテンツデータを予め取得する。
よって、この従来技術によれば、予定経路が設定されていない場合には、移動体は、コンテンツデータを予め取得しておくことができない。
そこで、移動体が、移動体の現在の位置に基づいて移動体の経路を予測し、その予測した経路に近い位置に関連するコンテンツを表すコンテンツデータを予め取得するようにすることが考えられる。しかし、この場合、移動体はその予測された経路を外れて移動することが考えられる。このため、移動体は、予めより広い範囲からより多くのコンテンツデータを取得しなければならない。従って、移動体は、結果的に表示されないコンテンツデータを多く蓄積しなければならなくなる。この結果、移動体は、端末装置の蓄積容量を効率的に使用することができなくなる。
また、上記文献は、コンテンツを表すコンテンツデータのサイズが大きいために、コンテンツの提供元から端末装置への伝送に必要な時間が大きくなる場合については考慮されていない。このように、コンテンツデータの伝送に必要な時間が大きい場合には、コンテンツデータの伝送が完了した時点で、移動体が既にそのコンテンツが関連する位置を通過している可能性がある。このような場合には、取得したコンテンツデータを適切な時に提示することができない。よって、取得したコンテンツデータが無駄になってしまう。その結果、伝送路の利用効率が低下する。
発明の開示
本発明の目的は、予定経路の設定の有無に関わりなく、また、コンテンツデータのサイズが大きい場合であっても、適切にコンテンツを取得することが可能な移動体用の端末装置を提供することである。
本発明は、位置に関連するコンテンツとこのコンテンツに対応する位置との組を少なくともひとつ以上格納したコンテンツリストを記憶し、現在の位置の位置に基づいてコンテンツを取得するコンテンツ取得領域を決定し、決定したコンテンツ取得領域に対応する位置を持つコンテンツをコンテンツリストから選択し、選択したコンテンツの一部を先だって取得し、選択したコンテンツの一部を取得した後の位置に基づいて前記選択したコンテンツの残りの部分が今後参照されるか否かを判断することにより、選択したコンテンツの残りの部分を取得するか否かを判断し、選択したコンテンツの残りの部分を取得すると判断した場合に選択したコンテンツの残りの部分を取得するようにした。
これにより、コンテンツデータのサイズが大きい場合であっても、コンテンツを2回に分けて取得することができる。この結果、コンテンツの一部を、残りの部分に先だって取得でき、表示可能にできる。つまり、移動により位置が大きく変化した場合であっても、位置に応じた適切なコンテンツを取得でき、提示できる。
発明を実施するための最良の形態
以下、本発明の実施の形態について添付図面を参照しながら説明する。なお、以下の説明で、同一の参照番号は同一の構成要素を示す。
まず、本発明の実施の形態にかかる端末装置の仕様される形態について図1を用いて説明する。図1は、上記実施の形態にかかる端末装置が使用される形態を模式的に示す図である。
端末装置101は、移動体143に搭載される。移動体143は、例えば、自動車、バイクおよび自転車等の一般的な移動体である。端末装置101が移動体143に搭載されるとは、端末装置101が移動体143に備え付けられていることと、持ち運び可能な端末装置101がユーザによって移動体143に持ち込まれて使用されることとの両方を意味する。
なお、ユーザが端末装置101を携帯して徒歩により移動する場合には、ユーザ自身を移動体とみなす。
端末装置101は、例えば、通信機能付きのカーナビゲーションシステム、PDA(Personal Data Assist)またはノート型パーソナルコンピュータ等である。また、端末装置101は、携帯電話またはPHS等の任意の携帯型通信端末であってもよい。
移動体143は、経路144に沿って移動する。経路144は、予め計画されていてもよいし、計画されていなくてもよい。経路144の近くの位置には、施設145が存在する。
図1には、施設145の例として、レストランとガソリンスタンドが示されている。もちろん、施設145はこれらの例に限定されない。施設145は、ショッピング施設、観光施設等の、ユーザ(例えば、移動体143の運転者または同乗者)に提示することを望まれるコンテンツを有する施設であれば良い。
移動体143は、所定の地域146の内部を移動する。地域146は、例えば、国全体、関東地方、関西地方、都道府県または市町村である。あるいは、地域146は、このような行政区分とは無関係に定められる特定の地域であってもよい。また、経路144が予め計画されている場合には、地域146を経路144の周辺の地域となるように定めてもよい。
端末装置101は、無線通信路140によって広域道路情報サーバ102と接続されている。また、端末装置101は、無線通信路141によってコンテンツサーバ103と接続されている。
広域道路情報サーバ102およびコンテンツサーバ103は、例えば、任意の構成を有するサーバコンピュータである。
無線通信路140および無線通信路141は、例えば、携帯電話回線、PHS回線、無線LAN回線、DSRC等である。
なお、DSRCはDedicated Short Range Communications(狭域通信)の略であり、現在、有料道路の自動料金収受システムで用いられている通信方式である。DSRCについての詳細は、文献:DSRCシステム研究会編「ITSインフォメーションシャワー〜DSRCシステムのすべて」、クリエイト・クルーズ(株)、に記載されている。
なお、端末装置101と広域道路情報サーバ102とが、無線通信路140で直接接続されていることは必須ではない。端末装置101と広域道路情報サーバ102との間に、無線通信路140に加えて、任意のネットワーク(例えば、インターネット)や有線通信路が介在していてもよい。また、端末装置101とコンテンツサーバ103との間も同様である。
コンテンツサーバ103は、端末装置101にコンテンツデータ(図2参照)を送信する。このコンテンツデータは、施設145の位置に関連するコンテンツを表す。そのようなコンテンツは、例えば、施設145の広告情報等である。あるいは、コンテンツは、施設145とは関係しない道路情報または観光情報であってもよい。つまり、コンテンツは、所定の地域146内の位置(例えば、施設145がある位置)に関連するものである。
端末装置101は、このようなコンテンツを表すコンテンツデータを受信し、表示する。
次に、本実施の形態にかかる端末装置101を含むコンテンツ配信システムの構成について図2を用いて説明する。図2は、端末装置101の構成を示す図である。
端末装置101は、先読みスケジューラ104と、先読み部105と、表示制御部109と、位置検出部110と、通信インタフェース111と、蓄積管理部112と、表示部114と、蓄積部113とを備える。
通信インタフェース111は、無線通信路140を介して広域道路情報サーバ102と通信する。また、通信インタフェース111は、無線通信路141を介してコンテンツサーバ103と通信する。
位置検出部110は、移動体143(図1参照)の位置を検出する。さらに、位置検出部110は、移動体143が移動する向き、移動する速度等を検出する。
位置検出部110は、例えば、GPS(Global Positioning System)センサである。また、位置検出部110は、ユーザに地図画面を提示し、提示した地図画面に対してユーザが指示した位置を検出し、検出した位置を移動体143の位置とする任意の入力デバイスであってもよい。また、位置検出部110は、カーナビゲーションシステム(図示せず)と連動していてもよい。
先読みスケジューラ104および表示制御部109は、移動体143の位置に基づいて、コンテンツデータ152の取得および表示を制御するための判定処理を行う判定部150として機能する。
先読みスケジューラ104は、通信インタフェース111を介してコンテンツリスト153を広域道路情報サーバ102から取得する。
表示制御部109は、通信インタフェース111を介してコンテンツサーバ103からコンテンツデータ152を取得する。
コンテンツリスト153は、例えば、地域146(図1参照)内の位置と、その位置に関連するコンテンツを表すコンテンツデータ152のアドレスとを対応付けるテーブルである。
先読み部105は、コンテンツを示すコンテンツデータ152を、通信インタフェース111を介してコンテンツサーバ103から取得する。先読み部105がコンテンツデータ152を取得するタイミングは、先読みスケジューラ104が、コンテンツリスト153に基づいて制御する。
蓄積部113は、コンテンツサーバ103から取得したコンテンツデータ152を格納する。蓄積部113は、未表示のコンテンツデータ152(前半部および後半部)を蓄積する先読み蓄積部106と、表示済みのコンテンツデータ152の前半部を蓄積する表示済み前半蓄積部107と、表示済みのコンテンツデータ152の後半部を蓄積する表示済み後半蓄積部108とを含む。
蓄積部113は、例えば、ハードディスクである。なお、蓄積部113は、任意のメモリであってもよい。
蓄積管理部112は、蓄積部113に蓄積されたデータ(例えば、コンテンツデータ152)に蓄積部113から削除する優先順位を決める削除優先度を割り当てることによって、蓄積部113に蓄積されたデータを管理する。
表示部114は、蓄積部113に蓄積されたコンテンツデータ152を表示する。表示部114がコンテンツデータ152を表示するタイミングは、表示制御部109が、コンテンツリスト153に基づいて制御する。
また、表示部114は映像のみでなく、音声も出力する。つまり、表示部114は、コンテンツデータが映像だけでなく、音声を含むものにも対応できる。
なお、表示部114の変わりに任意の提示装置を用いてもよい。提示装置としては、プリンタなども含まれる。
次に、広域道路情報サーバ102に格納されたコンテンツリスト152について図3を用いて説明する。図3は、コンテンツリスト153のデータ構造の一例を示す図である。
コンテンツリスト153には、地域146(図1)内の位置に関連するコンテンツのそれぞれについて、コンテンツが関連する地域146内の位置と、そのコンテンツを表すコンテンツデータ152のアドレスと、コンテンツデータ152のサイズと、が対応付けられて記載されている。
また、コンテンツリスト153には、複数のレコードが記載されている。各レコードとは、1つのコンテンツデータに対応したものである。
具体的には、コンテンツリスト153には、図3に示すように、各レコード毎に、「アドレス」フィールド201と、「位置」フィールド202と、「サイズ」フィールド203とが、記載されている。
「アドレス」フィールド201は、コンテンツデータ152のアドレスを格納する。コンテンツのアドレスは、例えば、コンテンツサーバ103(図1)におけるコンテンツの格納場所を示す。あるいは、端末装置101とコンテンツサーバ103との間にインターネット等のネットワークが介在する場合には、コンテンツデータ152のアドレスは、そのネットワーク上でコンテンツデータ152の格納場所を一意に特定するアドレス、例えば、URLアドレスである。
コンテンツデータ152は、例えば、HTML(ハイパーテキストマークアップ言語)によって記述されている。HTMLは、World Wide Web Consortiumによって規格が定められた言語である。World Wide Web Consortiumについては、ウェブページ「http://www.w3.org」に記載されている。
図3に示す例では、「アドレス」フィールド201には、トップページのアドレスが記載されている。また、コンテンツデータ152が画像等の部品を含む場合、先読みスケジューラ104(図2参照)は、コンテンツリスト152を取得し、このトップページを解析することによって部品のアドレスを得る。
「位置」フィールド202は、コンテンツデータ152が表すコンテンツが関連する地域146(図1参照)内の位置を格納する。
図3に示される例では、地域146内の位置を、緯度と経度とによって表現している。なお、地域146内の位置の表現形態は、これに限定されない。また、以下、本明細書中で、コンテンツが関連する地域146内の位置を「コンテンツ位置」と呼ぶ。
「サイズ」フィールド203は、コンテンツデータ152のサイズを格納する。図3に示される例では、トップページのサイズが「サイズ」フィールド203に格納されている。
また、コンテンツリスト153は、蓄積部113(図2参照)に蓄積され、先読みスケジューラ104および表示制御部109によってアクセスされる。
このように、蓄積部113は、コンテンツが関連する地域146内の位置201と、そのコンテンツを表すコンテンツデータ152のアドレス202と、サイズ203と、を対応付けて記憶する記憶部として機能する。
また、コンテンツリスト153は、図3の例に限定されない。コンテンツリスト153の別の例について、図4を用いて説明する。図4は、コンテンツリスト153のデータ構造の他の例を示す図である。
図4に示されるコンテンツリスト153は、図3に示されるコンテンツリスト153とは、「サイズ」フィールド203に格納される値が異なっている。
図4に示されるコンテンツリスト153の「サイズ」フィールド203には、コンテンツデータ152のトップページのサイズと、コンテンツデータ152に含まれるすべての部品のサイズとを合計したサイズが格納されている。
この場合、先読みスケジューラ104は、コンテンツリスト153を参照するだけで、コンテンツ152を取得するのに必要な時間を見積もることができる。
さらに、コンテンツリスト153の他の例について、図5を用いて説明する。図5は、コンテンツリスト153のデータ構造のさらに他の例を示す図である。
図5に示すコンテンツリスト153には、コンテンツデータ152に含まれるそれぞれの部品のアドレスとサイズとが、コンテンツリスト153に記載されている。具体的には、図5中のレコード#1−1、#1−2、#2−1および#2−2が、コンテンツデータ152に含まれる部品の情報になる。
この場合、先読みスケジューラ104は、コンテンツリスト153を参照するだけで、コンテンツデータ152に含まれるそれぞれの部品のアドレスとサイズとを得ることができる。
次に、端末装置101がコンテンツデータ152を取得するタイミング制御について図6を用いて説明する。図6は、端末装置101がコンテンツデータ152を取得するタイミング制御を示すフローチャートである。図6に示す処理は、移動体143の移動中に、常に所定の時間間隔で繰り返される。あるいは、図6に示す処理は、移動体143が所定の距離だけ移動する毎に繰り返されてもよい。
まず、端末装置101は、先読みスケジューラ104において、コンテンツリスト153を取得する(ステップS301)。先読みスケジューラ104がコンテンツリスト153を取得する形態は、放送の形態であっても、オンデマンドの形態であってもよい。
先読みスケジューラ104がコンテンツリスト153を放送の形態で取得する場合には、広域道路情報サーバ102(図2)は、地域146をカバーするようにコンテンツリスト153を放送する。そして、先読みスケジューラ104は、その放送を受信することによってコンテンツリスト153を取得する。
一方、先読みスケジューラ104がコンテンツリスト153をオンデマンドで取得する場合には、広域道路情報サーバ102は、先読みスケジューラ104からの要求に応答して端末装置101にコンテンツリスト153を送信する。そして、先読みスケジューラ104は、その送信されたコンテンツリスト153を受信することによってコンテンツリスト153を取得する。
また、先読みスケジューラ104は、任意の記録媒体(例えば、フレキシブルディスク)からコンテンツリスト153を取得する形態であってもよい。この場合には、広域道路情報サーバ102(図1)は不必要になる。
また、ステップS301の処理は、端末装置101を搭載する移動体143(図1)が地域146に入った時点で(あるいは、地域146に入る前に)一度だけ行われればよい。
次に、先読みスケジューラ104は、ステップS301で取得したコンテンツリスト153を、蓄積管理部112を介して、蓄積部113に蓄積する。蓄積されたコンテンツリスト153は、蓄積部113と表示制御部109とによってアクセスされる。
次に、端末装置101は、位置検出部110において、移動体143の位置を検出する(ステップS302)。
次に、端末装置101は、先読みスケジューラ104において、ステップS302で検出した移動体143の位置に基づいて、通過予定道路を決定する(ステップS303)。
通過予定道路とは、移動体143がこれから通過すると予測される道路をいう。通過予定道路は、道路地図を参照して決定される。端末装置101は、道路地図を、コンテンツリスト153とともに広域道路情報サーバ102から取得してもよいし、記録媒体に記録された道路地図データを端末装置101が読み込むことによって取得してもよい。
なお、移動体143の経路144(図1)が予め計画されている場合には、端末装置101は、予め計画されている経路144を通過予定道路として決定する。
次に、端末装置101は、先読みスケジューラ104において、コンテンツデータ152を取得する取得領域を決定する(ステップS304)。
先読みスケジューラ104は、コンテンツデータ取得領域を、ステップS302で検出した移動体143の位置に基づいて決定する。なお、コンテンツデータ取得領域は、ステップS303で決定した通過予定道路を考慮して決定してもよい。
なお、コンテンツデータ取得領域については、図7〜図10を参照して後述する。
次に、端末装置101は、先読みスケジューラ104において、コンテンツリスト153の1つのコンテンツデータ152(レコード)に注目する(ステップS305)。
次に、端末装置101は、先読みスケジューラ104において、ステップS305で注目したコンテンツデータ152の関連する位置(コンテンツ位置)が、ステップS304で決定したコンテンツデータ取得領域に含まれているか否かを判定する(ステップS306)。
そして、端末装置101は、ステップS306の判定の結果が「Yes」である場合には、ステップS307の処理に進む。一方、ステップS306の判定の結果が「No」である場合には、端末装置101は、ステップS308の処理に進む。
ステップS307において、端末装置101の先読みスケジューラ104は、注目したコンテンツデータ152を取得候補コンテンツデータとして指定する。
次に、端末装置101は、先読みスケジューラ104において、コンテンツリスト153のすべてのコンテンツデータについて、ステップS305〜ステップS307の処理が完了したか否かが判定する(ステップS308)。
そして、ステップS308の判定の結果が「Yes」である場合には、先読みスケジューラ104は、ステップS309の処理に進む。一方、ステップS308の判定の結果が「No」である場合には、先読みスケジューラ104は、ステップS305の処理に戻る。
このようにして、端末装置101は、コンテンツリスト153に含まれる各レコード(コンテンツデータ)について、ステップS305〜ステップS307の処理を実行する。これにより、端末装置101は、コンテンツリスト152に含まれるコンテンツからコンテンツ取得領域に対応するコンテンツを選択し、これを取得候補コンテンツとする。
次に、端末装置101は、先読みスケジューラ104において、ステップS307で指定した取得候補コンテンツデータのうち、蓄積部113に蓄積されていないコンテンツデータである未取得コンテンツデータを決定する(ステップS309)。具体的にステップS309の処理は、先読みスケジューラ104が蓄積管理部112に対してコマンド(コマンドA)を発行し、これを受信した蓄積管理部112が、取得候補コンテンツデータから未取得コンテンツデータを決定する。
なお、蓄積管理部112がコマンドAを受領した場合に行う処理については、図14を参照して後述する。
そして、端末装置101の先読み部105が、未取得コンテンツデータをコンテンツサーバ103から取得する。
なお、ステップS310の詳細な処理手順は、図11を参照して後述する。
このようにして、端末装置101は、コンテンツデータ152を取得する。
次に、図6に示されるステップS304の処理において決定されるコンテンツデータ取得領域501について図7を用いて説明する。図7は、コンテンツ取得領域501の例を示す図である。
図7において、参照番号502で示されるものは、図6のステップS303において決定された通過予定道路を示す。
コンテンツデータ取得領域501は、移動体143の前方に所定の長さLを有する、通過予定道路502に沿った領域として決定されている。長さLは、通過予定道路502に沿って取ってもよいし、コンテンツデータ取得領域501の端から端までの直線距離であってもよい。
なお、端末装置101は、通過予定道路502に沿った方向のうち、どの向きが移動体143の前方であるかを、位置検出部110が検出した移動体143の移動方向によって知ることができる。もちろん、通過予定道路502が一方通行の道路であるという情報が道路地図によって得られている場合には、端末装置101は、どの向きが移動体143の前方であるかを、一方通行の情報から知ることができる。
図7に示されるコンテンツデータ取得領域501は、通過予定道路502が高速道路や自動車専用道路のように交差点や出口などの分岐点がほとんどない場合に好適に採用される。
次に、コンテンツ取得領域501の他の例について図8を用いて説明する。図8は、コンテンツデータ取得領域501の他の例を示す図である。
図8に示される例では、コンテンツデータ取得領域501は、移動体143を中心とする円形の領域として決定されている。
図8に示すようなコンテンツデータ取得領域501は、一般道路のように分岐箇所(交差点)の多い場合に好適に採用される。これは、一般道路では、移動体143の経路144(図1参照)が予め計画されている場合を除き、分岐箇所503(交差点)でどの向きに移動体143が進むかは予測できないからであり、分岐箇所503において分岐するすべての道路を通過予定道路として決定する必要があり、このすべての通過予定道路の周囲をコンテンツ取得領域501にする必要があるからである。
さらに、図8に示すコンテンツ取得領域501は、移動体の後方もコンテンツ取得範囲に含まれている。つまり、図8に示すコンテンツ取得領域501は、移動体143の後方も通過予定道路として考慮している。
また、コンテンツデータ取得領域501の半径を、移動体143の移動速度に応じて大きくするようにしてもよい。この場合には、コンテンツデータ取得領域501は、移動体143の移動速度と、移動体143の位置とに基づいて定められる。
次に、コンテンツデータ取得領域の他の例について図9、図10を用いて説明する。図9、図10は、コンテンツデータ取得領域501のさらに他の例を示す図である。
図9に示すコンテンツデータ取得領域は、移動体143の前方に偏心した円形の領域として決定されている。
図10に示すコンテンツデータ取得領域501は、移動体143の進行方向に伸びた楕円形の領域として決定されている。すなわち、図10に示すコンテンツデータ取得領域501は、移動体143の進行方向と、移動体143の位置とに基づいて定められる。
図9および図10に示されるように、移動体143の進行方向(移動する向き)を考慮してコンテンツデータ取得領域501を決定することにより、移動体143の前方の位置にコンテンツ位置を有するコンテンツデータの取得を効率よく行うことができる。
なお、図7〜図10に示されるコンテンツデータ取得領域501の大きさは、常に一定の大きさであってもよいし、移動体143の速度に応じて変更してもよい。
また、コンテンツデータ取得領域501の大きさは、コンテンツデータ取得領域501にコンテンツ位置が含まれるコンテンツデータ(取得候補コンテンツデータ)の数が予め定められた限度数以上にならないように決定してもよい。
あるいは、コンテンツデータ取得領域501の大きさは、取得候補コンテンツデータのサイズの合計が予め定められた限度以上にならないように決定してもよい。なお、取得候補コンテンツデータのサイズは、図4に示されるコンテンツリスト153の「サイズ」フィールド203を参照することによって知ることができる。
次に、端末装置101が、未取得コンテンツデータをコンテンツサーバ103から取得する処理(図6のステップS310)について図11を用いて説明する。図11は、上記実施の形態にかかる未取得コンテンツデータをコンテンツサーバから取得する処理手順を示すフローチャートである。
端末装置101は、未取得コンテンツデータ(コンテンツデータ152)の取得を、未処理コンテンツデータの前半部と後半部とに分けて行う。
まず、端末装置101の先読みスケジューラ104が、未取得コンテンツデータのうちの1つに注目する(ステップS321)。
次に、先読みスケジューラ104は、ステップS321で注目した未取得コンテンツデータを表示部114に表示する時刻を決定する。この時刻は、例えば、コンテンツデータ152の表示限度時刻として予想される時刻の3分前の時刻として決定される。
また、コンテンツデータ152の「表示限度時刻」は、移動体143がコンテンツデータ152のコンテンツ位置を通過する場合にはその時刻として定義される。また、コンテンツデータ152の「表示限度時刻」は、移動体143がコンテンツデータ152のコンテンツ位置を通過しない場合には、移動体143がコンテンツデータ152のコンテンツ位置に最も接近する時刻として定義される。
なお、移動体143がコンテンツデータ152のコンテンツ位置を通過しない場合には、表示限度時刻を、移動体143がコンテンツデータ152のコンテンツ位置に到達過程で通過する経路144上の分岐箇所を通過する時刻として定義してもよい。
また、先読みスケジューラ104は、コンテンツデータ152のコンテンツ位置を、コンテンツリスト153の「位置」フィールド202(図3参照)を参照することによって知る。そして、先読みスケジューラ104は、「表示限度時刻として予想される時刻」を、このコンテンツ位置と、道路地図と、移動体143の現在の位置、移動する向きおよび移動速度とから求める。
次に、先読みスケジューラ104は、ステップS321で注目したコンテンツデータ152のサイズを参照する(ステップS323)。
先読みスケジューラ104は、コンテンツデータ152のサイズを、例えば、図4に示されるコンテンツリスト153の「サイズ」フィールド203を参照することによって知る。
次に、端末装置101の先読み部105が、ステップS321において注目したコンテンツデータ152の前半部をコンテンツサーバ103から取得する(ステップS324)。
詳細には、先読み部105は、注目したコンテンツデータ152の前半部を要求するための要求151(図2参照)をコンテンツサーバ103に送信する。これに対してコンテンツサーバ103は、この要求151に応答して、コンテンツデータ152の前半部を端末装置101に送信する。このように、先読み部105(取得部)は、無線通信路141を介してコンテンツデータ152の一部(前半部)を取得する。
先読み部105が、前半部として取得するコンテンツデータ152は、例えば、ステップS323で注目したコンテンツデータ152のサイズを考慮して決める。
また、先読み部105は、前半部として取得するべきコンテンツデータ152のサイズを、コンテンツデータ152のサイズに関わりなく、一律に所定(例えば、1MB)に決めてもよい。この場合、先読み部105は、コンテンツデータ152の全体のサイズがその所定のサイズよりも等しいか小さい場合には、注目したコンテンツデータ152の全体をコンテンツサーバ103から取得するようにする。
なお、要求151のデータ構造についての詳細は、図13を参照して後述する。
次に、端末装置101の先読みスケジューラ104は、ステップS324で取得した、コンテンツデータ152の前半部の蓄積を、蓄積管理部112に指示する(ステップS325)。
具体的には、先読みスケジューラ104は、蓄積管理部112に対して、コンテンツデータ152の前半部の取得を行わせるコマンド(コマンドB)を発行する。これに対して、蓄積管理部112は、先読みスケジューラ104によって発行されたコマンド(コマンドB)に応答して、ステップS324で取得した前半部を蓄積部113の先読み蓄積部106に蓄積する。
なお、コマンドBに応答して蓄積管理部112が行う処理の詳細は、図15を参照して後述する。
次に、先読みスケジューラ104は、すべての未取得コンテンツデータについて、ステップS321〜ステップS325の処理が完了したか否か判定する(ステップS326)。そして、先読みスケジューラ104は、ステップS326の判定の結果が「Yes」である場合には、ステップS327の処理に進む。一方、ステップS326の判定の結果が「No」である場合には、先読みスケジューラ104は、ステップS321の処理に戻る。
ステップS327において、先読みスケジューラ104は、未取得コンテンツデータのうちの1つを注目する。
次に、端末装置101の位置検出部110は、移動体143の位置を検出する(ステップS328)。ステップS328において、位置検出部110は、移動体143の位置に加えて、移動体143の移動する向きおよび移動速度を検出する。
ステップS328の処理において、後述する処理においてコンテンツデータ152の後半部の取得が完了する時刻は、ステップS322で決定されたコンテンツデータ152の表示時刻よりも前であって、できるだけ遅く開始することが望ましい。これは、結果的に表示されないコンテンツデータ152の後半部を過剰に取得するリスクをできるだけ減らせるからである。
コンテンツデータ152の後半部の取得に必要な時間は、ステップS323で求めたコンテンツデータ152のサイズからコンテンツデータ152の前半部のサイズを引くことにより後半部のサイズを求め、その後半部のサイズを無線通信路141(図2)の伝送速度(公称の伝送速度または実効的な伝送速度)で割ることによって求めることができる。
なお、無線通信路141は、複数設けられていてもよい。この場合には、先読みスケジューラ104は、複数の無線通信路のそれぞれが通信可能であるかどうかを判断し、複数の無線通信路のそれぞれの伝送速度および通信料均等を考慮して、使用する無線通信路141を決定する。
次に、端末装置101の先読みスケジューラ104は、ステップS327で注目した未取得コンテンツデータの後半部を取得するべきか否かを判定する(ステップS329)。この判定は、ステップS328で検出された移動体143の位置に基づいて、注目した未取得コンテンツデータの後半部が参照されるか否かを判断することにより行われる。
具体的には、先読みスケジューラ104は、注目した未取得コンテンツデータの後半部を取得するために必要な時間を計算する。次に、先読みスケジューラ104は、その必要な時間の間に移動体143がステップS328で検出した位置から移動し、その未取得コンテンツデータのコンテンツ位置を通りすぎるか否か予測する。そして、先読みスケジューラ104は、未取得コンテンツデータの後半の取得する間に移動体143がコンテンツ位置を通りすぎない、つまり、未取得コンテンツデータの後半の取得完了前に移動体143が未処理コンテンツのコンテンツ位置を通過しないと予測した場合には、その未取得コンテンツデータの後半部を取得するべきであると判定する。
なお、コンテンツデータの後半部の取得完了する時刻がその未取得コンテンツデータの表示時刻を過ぎないと判断される場合には、先読みスケジューラ104は、その未取得コンテンツデータの後半部を取得すると判定してもよい。
未取得コンテンツデータの後半部を取得するべきではないと判定される事態は、例えば、無線通信路の通信状態の悪化等の原因により、ステップS324における未取得コンテンツデータの前半部の取得に時間がかかった場合や、移動体143の速度が高い場合に発生する。
次に、ステップS329の判定の結果が「Yes」である場合には、端末装置101は、ステップS330の処理に進む。一方、ステップS329の判定の結果が「No」である場合には、端末装置101はステップS332の処理に進む。
ステップS330において、端末装置101は、先読み部105を用いて、注目している未取得コンテンツデータ(コンテンツデータ152)の後半部をコンテンツサーバ103から取得する。
先読み部105は、注目したコンテンツデータ152の後半部を要求するための要求151(図2)をコンテンツサーバ103に送信する。これに対して、コンテンツサーバ103は、この要求151に応答して、コンテンツデータ152の後半部を端末装置101に送信する。
なお、後半部として取得するべきコンテンツデータ152の部分は、ステップS325で取得した前半部の残りの部分である。
次に、端末装置101の先読みスケジューラ104は、ステップS330で取得したコンテンツデータ152の後半部の蓄積を、蓄積管理部112に指示する。
具体的には、先読みスケジューラ104は、蓄積管理部112にステップS330で取得したコンテンツデータ152の後半部の蓄積をする旨のコマンド(コマンドC)を発行する。これに対して、蓄積管理部112は、先読みスケジューラ104によって発行されたコマンド(コマンドC)に応答して、ステップS330で取得した後半部を蓄積部113の先読み蓄積部106に蓄積する。
なお、コマンドCに応答して蓄積管理部112が行う処理の詳細は、図16を参照して後述する。
次に、端末装置101の先読みスケジューラ104は、すべての未取得コンテンツデータについて、ステップS327〜ステップS331の処理が完了したか否かが判定する(ステップS332)。ステップS332の判定の結果が「Yes」である場合には、端末装置101は、処理を終了する。一方、ステップS332の判定の結果が「No」である場合には、端末装置101は、ステップS327の処理に戻る。
以上のようにして、端末装置101は、未取得コンテンツデータをコンテンツサーバ103から取得する。
なお、上述した例では、ステップS323において、コンテンツデータ152のサイズを、図4に示されるコンテンツリスト153の「サイズ」フィールド203を参照することによって求めていたが、コンテンツサーバ103に問い合わせることによって求めてもよい。
次に、端末装置101がコンテンツデータ152のサイズをコンテンツサーバ103に問い合わせる際に送信するコマンドについて図12を用いて説明する。
図12に示すコマンドは、HTTPプロトコルに従ってWWWのコンテンツを取得する場合のコマンドである。HTTPプロトコルについては、インターネット通信技術作業部会(The Internet Engineering Task Force)によって提供されるウェブページ「http://www.ietf.org/rfc/rfc2616.txt」に記載されている。
端末装置101が図12に示すコマンドを使用する場合には、コンテンツリスト153にはコンテンツデータ152のサイズを記載しなくてもよいことは言うまでもない。
次に、端末装置101が、ステップS324(図11)において、コンテンツサーバ103に送信する要求151について図13を用いて説明する。
図13に示す要求151は、HTTPプロトコルが採用される場合の要求である。要求151は、先読み部105(図2)において生成され、無線通信路141を介してコンテンツサーバ103に送信される。コンテンツサーバ103は、これに応答してコンテンツデータ152を端末装置101に送信する。
要求151の行481は、端末装置101が、コンテンツサーバ103に対して、コンテンツデータ152の第0バイト〜第949999バイトの1MBを送信するように要求していることを示している。
通常のWWWの文書コンテンツは1MB以内のサイズに収まる。しかし、コンテンツデータ152が文書と動画”info.mpg”とから構成される場合は、合計のサイズが1MBを超えることがある。この場合、端末装置101は、ステップS324において、文書の全体と、動画”info.mpg”の一部(例えば、冒頭部分)とを、コンテンツデータ152の前半部として取得する。例えば、文書のサイズが50KBである場合には、端末装置101は、ステップS324において、文書の全体と、動画”info.mpg”のうちの950KBを取得する。
また、要求151の行479および要求151の行480は、全体として、コンテンツデータ152のアドレスを指定するものである。
このように、先読み部105は、コンテンツデータ152のアドレスに基づいて無線通信路141を介してコンテンツデータの前半部を取得する。
次に、蓄積管理部112がコマンドAを受領した場合に行う処理について図14を用いて説明する。図14は、蓄積管理部112がコマンドAを受領した場合に行う処理を示すフローチャートである。
上述したように、先読みスケジューラ104は、ステップS309(図6)において、取得候補コンテンツデータのうち未取得コンテンツデータを決定するためにコマンドAを蓄積管理部112に発行する。
これに対して、蓄積管理部112は、先読みスケジューラ104によって発行されたコマンドAを受領する(ステップS601)。また、この際に、蓄積管理部112は、取得候補コンテンツデータの一覧を先読みスケジューラ104から受領する。
次に、蓄積管理部112は、取得候補コンテンツデータの一覧に示される取得候補コンテンツデータのうち、蓄積部113に蓄積されていないコンテンツデータを未取得コンテンツデータとして指定する(ステップS602)。
具体的には、蓄積管理部112、取得候補コンテンツデータの一覧に示される取得候補コンテンツデータのそれぞれが、先読み蓄積部106、表示済み前半蓄積部107または表示済み後半蓄積部108のいずれかに蓄積されているか否かを調べることによって、未取得コンテンツデータの指定をする。
なお、ある特定のコンテンツデータの前半部が表示済み前半蓄積部107に蓄積されているが、そのコンテンツデータの後半部が表示済み後半蓄積部108に蓄積されていないことがあり得る。これは、図21を参照して後述するように、コンテンツデータの前半部と後半部とに異なる削除優先度が割り当てられることがあるからである。
蓄積管理部112は、表示済み前半蓄積部107にその前半部が蓄積されているが、表示済み後半蓄積部108に後半部が蓄積されていないコンテンツデータを、未取得コンテンツデータとして指定する。ただし、このようなコンテンツデータについて、先読みスケジューラ104は、ステップS324(図11)における前半部の取得を実行しない。
また、上述した、削除優先度は、蓄積部113に蓄積されたデータに対して蓄積管理部112によって割り当てられる属性の1つである。削除優先度が「高」であるデータは削除優先度が「低」であるデータよりも削除されやすくなる。
次に、蓄積管理部112は、ステップS602で指定した未取得コンテンツデータの一覧を、先読みスケジューラ104に返す。
次に、蓄積管理部112は、蓄積コンテンツデータの1つを注目する(ステップS603)。ここでいう蓄積コンテンツデータとは、蓄積部113に蓄積されているコンテンツデータをいう。
次に、蓄積管理部112は、ステップS603において注目した蓄積コンテンツデータが、取得候補コンテンツデータの一覧に含まれているか否かを判定する(ステップS604)。
ステップS604の判定の結果が「Yes」である場合には、蓄積管理部112は、ステップS605の処理に進む。一方、ステップS604の判定の結果が「No」である場合には、蓄積管理部112は、ステップS606の処理に進む。
ステップS605において、蓄積管理部112は、ステップS603で注目した蓄積コンテンツデータに割り当てられる削除優先度を「低」に設定する。また、ステップ605において、蓄積管理部112は、ステップS603で注目した蓄積コンテンツデータの前半部と後半部とのそれぞれに削除優先度を「低」を設定する。
また、ステップS606において、蓄積管理部112は、ステップS603で注目した蓄積コンテンツデータに割り当てられる削除優先度を「高」に設定する。これは、ステップS603において注目した蓄積コンテンツデータが取得候補コンテンツデータの一覧に含まれていない場合には、その蓄積コンテンツデータが不要である、つまり最終的に表示されない可能性が高いと考えられるからである。
また、ステップS606において、蓄積管理部112は、ステップS603で注目した蓄積コンテンツデータの前半部と後半部とのそれぞれに削除優先度が「高」を設定する。
次に、蓄積管理部112は、すべての蓄積コンテンツデータについて、ステップS603〜ステップS606の処理が完了したか否かを判定する(ステップS607)。ステップS607の判定の結果が「Yes」である場合には、蓄積管理部112は、処理を終了する。一方、ステップS607の判定の結果が「No」である場合には、蓄積管理部112は、ステップS603の処理に戻る。
このように、蓄積管理部112は、コマンドAを受領した場合に、蓄積コンテンツデータの削除優先度を設定する。
次に、蓄積管理部112が、コマンドBを受領した場合に行う処理について図15を用いて説明する。
上述したように、先読みスケジューラ104は、ステップS325(図11)においてコンテンツデータ152の前半部を蓄積部113に蓄積するために、蓄積管理部112に対してコマンドBを発行する。
これに対して、蓄積管理部112は、コマンドBを受領する(ステップS611)。また、この際に、蓄積管理部112は、先読み部105から、コンテンツデータ152の前半部を受領する。
次に、蓄積管理部112は、コンテンツデータ152の前半部を、蓄積部113の先読み蓄積部106に蓄積する(ステップS612)。
次に、蓄積管理部112は、蓄積部113の先読み蓄積部106に蓄積された前半部に削除優先度を「低」を設定する。
このようにして、蓄積管理部112は、コマンドBを受信した場合に、コンテンツデータ152に削除優先度を設定する。
次に、蓄積管理部112がコマンドCを受領した場合に行う処理について図16を用いて説明する。図16は、蓄積管理部112がコマンドCを受領した場合に行う処理を示す図である。
上述したように、先読みスケジューラ104は、ステップS331(図11)において、コンテンツデータ152の後半部を蓄積部113に蓄積するために、コマンドCを蓄積管理部112に発行する。
これに対して、蓄積管理部112は、コマンドCを受領する(ステップ621)。また、この際に、蓄積管理部112は、先読み部105から、コンテンツデータ152の後半部を受領する。
次に、蓄積管理部112は、コンテンツデータ152の後半部を、蓄積部113の先読み蓄積部106に蓄積する(ステップS622)。
そして、蓄積管理部112は、蓄積部113の先読み蓄積部106に蓄積された後半部に削除優先度を「低」に設定する(ステップ623)。
このようにして、蓄積管理部112は、コマンドCを受信した場合に、コンテンツデータ152に削除優先度を設定する。
図17に、蓄積管理部112がコマンドBまたはコマンドCを受領した場合の処理の流れについて示す。図17は、蓄積管理部112がコマンドBまたはコマンドCを受領した場合の処理の流れを模式的に示す図である。なお、図17において、「S」を先頭に付した参照番号は、図15または図16に示される対応するステップSを示し、重複した説明は省略する。
図17において示すような処理を、蓄積管理部112は、コマンドBおよびコマンドCを受信した場合に行う。
次に、蓄積管理部112の蓄積部113の管理について図18を用いて説明する。図18は、蓄積管理部112が、先読み蓄積部106、表示済み前半蓄積部107および表示済み後半蓄積部108に蓄積されるデータを管理する様子を模式的に示した図である。
蓄積管理部112は、先読み蓄積部106に対して、未表示のコンテンツデータ152を読み書きする。コンテンツデータ152は、前半部152aと後半部152bとからなる。また、蓄積管理部112は、表示済み前半蓄積部107に対して、表示済みのコンテンツデータ152の前半部152aを読み書きし、表示済み後半蓄積部108に対して、表示済みのコンテンツデータ152の後半部152bを読み書きする。
次に、端末装置101が、コンテンツデータ152を表示するタイミングを制御する処理について図19を用いて説明する。図19は、端末装置101が、コンテンツデータ152を表示するタイミングを制御する処理を示す図である。
図19に示される処理は、移動体143の移動中に、常に所定の時間間隔で繰り返されるものである。なお、図19に示される処理を、移動体143が所定の距離だけ移動する毎に繰り返してもよい。
まず、端末装置101は、移動体143の位置を検出する(ステップS701)。この検出処理は、位置検出部110によって行われる。また、ステップS701において、位置検出部110は、移動体143の速度をさらに検出する。
次に、端末装置101の表示制御部109が、コンテンツリスト153の1つのコンテンツデータ152(レコード)に注目する(ステップS702)。なお、コンテンツリスト153は、ステップS301(図6)において既に取得されている。
次に、表示制御部109は、ステップS702で注目したコンテンツデータ152が関連する位置(コンテンツ位置)が注目したコンテンツデータが表示される否かを決定する領域であるコンテンツデータ表示トリガ領域に含まれているか否かを判定する(ステップS703)。
コンテンツデータ表示トリガ領域は、ステップS701で検出した移動体143の位置に基づいて決定される。コンテンツデータ表示トリガ領域は、例えば、3分(所定の時間)の間移動体143が移動していると予想される位置の領域として決定される。
表示制御部109は、コンテンツ位置がコンテンツデータ表示トリガ領域に含まれているか否かの判定を、3分(所定の時間)の間に移動体143がステップS701で検出された位置から移動することによって移動体143がコンテンツ位置に到達すると予測されるか否かで判定する。
ステップS703の判定の結果が「Yes」である場合には、表示制御部19は、ステップS704の処理に進む。一方、ステップS703の判定の結果が「No」である場合には、表示制御部109は、ステップS705の処理に進む。
ステップS704において、表示制御部109は、注目したコンテンツデータ152を、表示候補コンテンツデータとして指定する。
また、ステップS705において、表示制御部109は、コンテンツリスト153のすべてのコンテンツデータについて、ステップS702〜ステップS704の処理が完了したか否かを判定する。
ステップS705の判定の結果が「Yes」である場合には、表示制御部109は、ステップS706の処理に進む。また、ステップS705の判定の結果が「No」である場合には、表示制御部109はステップS702の処理に戻る。
ステップS706において、表示制御部109は表示候補コンテンツデータの1つを注目する。
次に、表示制御部109は、注目したコンテンツデータ152が蓄積部113に蓄積されているか否かを判定する(ステップS707)。表示制御部109は、この判定を、蓄積管理部112に問い合わせることによって行う。
なお、注目したコンテンツデータ152の少なくとも前半部が蓄積部113に蓄積されている場合には、ステップS707の判定の結果は「Yes」になる。
ステップS707の判定の結果が「Yes」である場合には、表示制御部109は、ステップS708の処理に進む。また、ステップS707の判定の結果が「No」である場合には、表示制御部109はステップS709の処理に進む。
ステップS708において、表示制御部109は、蓄積管理部112に、注目したコンテンツデータ152の蓄積113からの読み出しを、コマンドDを発行することで指示する。
これに対して、蓄積管理部112は、表示制御部109によって発行されたコマンド(コマンドD)に応答して、注目したコンテンツデータ152を蓄積部113から読み出す。
なお、コマンドDに応答して蓄積管理部112が行う処理の詳細は、図21を参照して後述される。
ステップS709において、表示制御部109は、注目したコンテンツデータ152をコンテンツサーバ103から取得する。表示制御部109は、コンテンツデータ152の取得を、コンテンツサーバ103に要求151(図2参照)を送信することによって行う。
なお、ステップS709において、表示制御部109は、コンテンツデータ152を前半部と後半部とに分けて取得してもよいし、コンテンツデータ152の全体を一度に取得してもよい。あるいは、表示制御部109は、コンテンツデータ152の前半部のみを取得するようにしてもよい。
次に、表示制御部109は、ステップS709で取得したコンテンツデータ152の蓄積を、蓄積管理部112にコマンドEを発行することにより、指示する(ステップ710)。
これに対して、蓄積管理部112は、表示制御部109によって発行されたコマンド(コマンドE)に応答して、ステップS709で取得されたコンテンツデータ152の前半部と後半部とをそれぞれ蓄積部113の表示済み前半蓄積部107と表示済み後半蓄積部108とに蓄積する。
なお、蓄積管理部112がコマンドEに応答して行う処理の詳細は、図23を参照して後述する。
次に、表示制御部109は、注目したコンテンツデータ112を表示部114に表示する(ステップ711)。
なお、表示制御部109は、ステップS707において、蓄積部113に注目したコンテンツデータ152の前半部だけしか蓄積されていないために、ステップS708において、コンテンツデータ152の前半部だけしか読み出されなかった場合には、その前半部だけを表示部114に表示する。また、表示制御部109は、ステップS709において、コンテンツデータ152の前半部だけしか取得されなかった場合には、その前半部だけを表示部114に表示する。また、表示制御部109は、コンテンツデータ152の前半部が文書の全体と、動画の一部とから構成される場合には、その文書の全体と、その動画の一部(すなわち、動画の途中まで)とを表示する。
このようにして、表示制御部109は、コンテンツデータ152を表示する。
次に、表示部114に表示されるコンテンツデータ152について図20を用いて説明する。図20は、コンテンツデータ152が表示部114(図1)に表示される様子を示す図である。
領域1107には、移動体143の周囲の道路地図に重畳して、コンテンツデータ取得領域501とコンテンツデータ表示トリガ領域504とが表示されている。また、領域1108には、コンテンツデータ152の内容が表示されている。図20に示される例では、コンテンツデータ152は、レストランの広告情報である。
また、図20において、領域1107内に示されるハッチングを施した三角形は、コンテンツデータ表示トリガ領域504に含まれるコンテンツのコンテンツ位置1104を表す。また、白抜きの丸印は、コンテンツデータ取得領域501に含まれるがコンテンツデータ表示トリガ領域504には含まれないコンテンツ位置1105を表す。また、ハッチングを施した星型は、現在、領域1108に表示されているコンテンツデータ152のコンテンツ位置1106を表す。
なお、領域1108には、コンテンツデータ表示トリガ領域504にコンテンツ位置が含まれるコンテンツデータを自動的に逐次表示されるようにしてもよい。また、領域1107に表示されたコンテンツ位置1104をユーザが指定した場合に、そのコンテンツ位置に対応するコンテンツデータの内容を領域1108に表示するようにしてもよい。
また、領域1107に表示されている地図上(または地図の外部)に、そのコンテンツデータが表すコンテンツの要約やコンテンツに関連する施設の名称を表示してもよい。これは、そのような要約や施設の名称をコンテンツリスト153に付加することによって実現される。
また、コンテンツデータ取得領域501とコンテンツデータ表示トリガ領域504は、移動体143の移動に伴って移動する。図20に示されるように、ある時点におけるコンテンツデータ表示トリガ領域504は、その全体が、その時点におけるコンテンツデータ取得領域501に含まれるように決定される。
図6および図19を用いて説明したように、先読みスケジューラ104と表示制御部109とはそれぞれ、コンテンツデータ152を取得するタイミングと表示するタイミングとを、コンテンツ位置がコンテンツデータ取得領域501とコンテンツデータ表示トリガ領域504とに含まれるか否かに基づいて制御する。
従って、表示制御部109は、注目しているコンテンツデータ152のコンテンツ位置が移動体143から比較的近づいてからコンテンツデータ152を表示するように、コンテンツデータ152の表示タイミングを制御する。一方、先読みスケジューラ104は、表示部114に表示される以前にコンテンツデータ152を取得する(先読みする)ようにコンテンツデータ152の取得タイミングを制御する。
このような「先読み」が何らかの原因でなされなかった場合(例外的な場合)にのみ、ステップS707(図19)における判定の結果が「No」になり、それ以外の通常の場合には「Yes」になる。
次に、蓄積管理部112がコマンドDを受信した場合の処理について図21を用いて説明する。図21は、蓄積管理部112がコマンドDを受領した場合処理を示す図である。
上述したように、表示制御部109は、コマンドDは、ステップS707(図19)における判定の結果が「Yes」である場合に、蓄積管理部112に、注目したコンテンツデータ152を蓄積部113から読み出す指示をするために、コマンドDを発行する(ステップS708)。
これに対して、蓄積管理部112は、コマンドDを受領する(ステップ632)。また、この際に、蓄積管理部112は、図19のステップS702において注目したコンテンツデータ152が表示制御部109から通知される。
次に、蓄積管理部112は、注目したコンテンツデータ152が先読み蓄積部106に蓄積されているか否かを判定する(ステップS633)。蓄積管理部112は、この判定を、先読み蓄積部106を検索することによって行う。
ステップS633の判定の結果が「Yes」である場合には、蓄積管理部112は、ステップS641の処理に進む。また、ステップS633の判定の結果が「No」である場合には、蓄積管理部112は、ステップS634の処理に進む。
ステップS634において、蓄積管理部112は、注目したコンテンツデータ152の前半部を表示済み前半蓄積部107から読み出す。
次に、蓄積管理部112は、注目したコンテンツデータ152の後半部が表示済み後半蓄積部108に蓄積されているか否かを判定する(ステップS635)。蓄積管理部112は、この判定を、表示済み後半蓄積部108を検索することによって行う。
ステップS635の判定の結果が「Yes」である場合には、蓄積管理部112はステップS637の処理に進む。また、ステップS635の判定の結果が「No」である場合には、蓄積管理部112は、ステップS636の処理に進む。
ステップS636において、蓄積管理部112は、ステップS634において読み出した、注目したコンテンツデータ152の前半部を表示制御部109に返す。そして、蓄積管理部636は、ステップS640の処理に移行する。
ステップS637において、蓄積管理部112は、ステップS634において読み出した、注目したコンテンツデータ152の後半部を表示済み後半蓄積部108から読み出す。
次に、蓄積管理部112は、読み出した、注目したコンテンツデータ152の前半部と後半部とを表示制御部109に返す(ステップS638)。
次に、蓄積管理部112は、注目したコンテンツデータ152の後半部の削除優先度を「高」に設定する(ステップS639)。
次に、蓄積管理部112は、注目したコンテンツデータ152の前半部の削除優先度を「低」に設定する(ステップS640)。これは、表示された後に蓄積部113に蓄積されたコンテンツデータ152が再度表示のために読み出された場合には、今後もそのコンテンツデータ152を再利用する可能性があるからである。
そして,蓄積管理部112は、ステップS640の処理のあと、ステップS641の処理に移行する。
一方、ステップS641において、蓄積管理部112は、注目したコンテンツデータ152(前半部および後半部)を先読み蓄積部106から読み出す。
次に、蓄積管理部112は、読み出したコンテンツデータ152を表示制御部109に返す(ステップS642)。
次に、蓄積管理部112は、注目したコンテンツデータ152を先読み蓄積部106から削除する(ステップS643)。
次に、蓄積管理部112は、注目したコンテンツデータ152の前半部を表示済み前半蓄積部107に蓄積する(ステップS644)。
次に、蓄積管理部112は、注目したコンテンツデータ152の前半部に割り当てられる削除優先度を「低」に設定する(ステップS645)。
なお、移動体の経路144(図1)が予め計画されており、その経路144上(またはその近傍)にコンテンツデータ152のコンテンツ位置がある場合には、蓄積管理部112が、ステップS645において、そのコンテンツデータ152の前半部に割り当てられる削除優先度を「低」に設定し、それ以外の場合には、削除優先度を「高」に設定するようにしてもよい。
次に、蓄積管理部112は、注目したコンテンツデータ152の後半部を表示済み後半蓄積部108に蓄積する(ステップS646)。
次に、蓄積管理部112は、注目したコンテンツデータ152の後半部に割り当てられる削除優先度を「高」に設定する(ステップS647)。
そして、蓄積管理部112は、注目したコンテンツデータ152の参照時刻を現在の時刻に更新する(ステップ648)。
参照時刻は、蓄積管理部112が、蓄積部113に蓄積したデータに対して割り当てる属性の1つであり、参照時刻が古いデータは参照時刻が新しいデータよりも削除されやすくなる。また、データ(例えば、コンテンツデータ152)が新たに蓄積部113に蓄積される際には、その蓄積された時刻が参照時刻として割り当てられる。
図19からわかるように、図21に示される処理は、コンテンツデータ152が表示部114に表示される直前に行われる。上述したステップS643〜ステップS647は、コンテンツデータ152が表示部114に表示される際に、蓄積部113の先読み蓄積部106に蓄積されたコンテンツデータ152を表示済み前半蓄積部107と表示済み後半蓄積部108とに移す処理に相当する。
図22は、蓄積管理部112が、蓄積部113の先読み蓄積部106に蓄積されたコンテンツデータ152を表示済み前半蓄積部107と表示済み後半蓄積部108とに移す処理の流れを模式的に示したものである。図22において、「S」を先頭に付した参照番号は、図21に示される対応するステップを示し、重複した説明は省略する。
このようにして、蓄積管理部112は、コマンドDを受信した場合、コンテンツデータ152を表示済み前半蓄積部107と表示済み後半蓄積部108とに移す。
次に、蓄積管理部112が、コマンドEを受領した場合の処理について図23を用いて説明する。図23は、蓄積管理部112が、コマンドEを受領した場合に行う処理を示す図である。
上述したように、表示制御部109は、ステップS707(図19)における判定の結果が「No」である場合に、蓄積管理部112に、取得したコンテンツデータ152の蓄積部113への蓄積を指示するためにコマンドEを発行する(ステップ710)。
これに対して、蓄積管理部112は、コマンドEを受領する(ステップS651)。また、蓄積管理部112は、この際に、表示制御部109がステップS709(図19)で取得したコンテンツデータ152を受領する。
次に、蓄積管理部112は、取得したコンテンツデータ152の前半部を表示済み前半蓄積部107に蓄積する(ステップS652)。
次に、蓄積管理部112は、表示済み前半蓄積部107に蓄積された前半部に割り当てられる削除優先度を「低」に設定する(ステップS653)。
次に、蓄積管理部112は、取得したコンテンツデータ152の後半部を表示済み後半蓄積部108に蓄積する(ステップS654)。
そして、蓄積管理部112は、表示済み後半蓄積部108に蓄積された後半部に割り当てられる削除優先度を「高」に設定する(ステップS655)。
このようにして、蓄積管理部112は、コマンドEを取得した場合に、削除優先度を設定する。
次に、端末装置101が、1つのコンテンツデータ152を取得し、表示するまでの処理について図24を用いて説明する。図24は、端末装置101が、1つのコンテンツデータ152を取得し、表示する際にコンテンツデータ152に対して行う処理を示す図である。図24において、左右方向の位置は、注目しているコンテンツデータ152が格納されている場所を示す。また、カッコ内に示される参照番号は、図6、図11、図14〜図16、図19、図21および図23に示す処理手順(ステップ)を示す図6、図11、図14〜図16、図19、図21および図23では、それぞれの処理を実行する主体に注目して各ステップを示したが、図24は、処理が実行される対象である1つのコンテンツデータ152に注目して各ステップを示している。各ステップは、注目している1つのコンテンツデータ152に対してなされるステップ(段階)である。
まず、コンテンツデータ152は、最初は、コンテンツサーバ103に格納されている(段階1000)。
次に、移動体143が地域146内を移動することに伴って、段階1001において検出された移動体143の位置(第1位置)とコンテンツ位置とが、「第1位置に基づいて定められるコンテンツデータ取得領域にコンテンツ位置が含まれる」という条件(第1の条件)が満たされるようになったと判定される(段階1002)と、コンテンツデータ152の前半部が端末装置101によって取得される(段階1003)。
段階1002の判定は、先読みスケジューラ104によって行われる。
次に、段階1003で取得されたコンテンツデータ152の前半部は、先読み蓄積部106に蓄積される。この際に、コンテンツデータ152の前半部に割り当てられる削除優先度は、「低」に設定される(段階1005)。
次に、コンテンツデータ152の前半部が取得された後に、段階1004における移動体143の位置(第2位置)と、コンテンツ位置とが、ステップS329(図11)の条件(第2の条件)を満たす場合(段階1006)には、コンテンツデータ152の後半部が端末装置101によって取得される(段階1007)。
このように、コンテンツデータ152は、2段階に分けて取得される。
コンテンツデータ152の前半部を取得した後にコンテンツデータ152の後半部をさらに取得するかどうかは、コンテンツデータ152の前半部を取得した後の移動体143の位置(第2位置)に基づいて判定される。従って、コンテンツデータが無駄に取得されることが防止される。その結果、伝送路(無線通信路141)を効率的に利用することができる。
次に、段階1007で取得されたコンテンツデータ152の後半部は、先読み蓄積部106に蓄積される。この際に、コンテンツデータ152の後半部に割り当てられる削除優先度は、「低」に設定される(段階1008)。
上述したように、図6に示される処理は、移動体143の移動中に、所定の時間間隔または移動体143が所定の距離だけ移動する間隔で繰り返される。従って、図6に示されるステップS309に応答して蓄積管理部112によって実行される、図14に示される処理も、同様に繰り返される。
また、ステップS306(図6)は、コンテンツリスト153に含まれる各コンテンツデータについて実行されるので、先読み蓄積部106に蓄積されたコンテンツデータ152についても実行される。
従って、コンテンツデータ152の前半部と後半部とが取得された後に、移動体143が地域146内を移動することに伴って、段階1009において検出された移動体143の位置(第4位置)とコンテンツ位置とが、「第4位置に基づいて定められるコンテンツデータ取得領域にコンテンツ位置が含まれる」という条件(第4の条件)が満たされるか否かが判定される。この判定は、先読みスケジューラ104によって行われる(図6に示されるステップS306)。
この判定の結果に応じて、蓄積管理部112は、コンテンツデータ152に割り当てられる削除優先度を決定する(段階1010)。
段階1009と段階1010とは、先読み蓄積部106に蓄積されたコンテンツデータ152が表示されるまでの間、繰り返して行われる。もちろん、コンテンツデータ152が先読み蓄積部106に蓄積された後、すぐに表示された場合には、コンテンツデータ152に対しては段階1009と段階1010とはなされない。
段階1010において、第4位置に基づいて定められるコンテンツデータ取得領域にコンテンツデータ152のコンテンツ位置が含まれない場合には、コンテンツデータ152に割り当てられる削除優先度が「高」に設定される。これにより、このコンテンツデータ152は蓄積部113から削除されやすくなる。その結果、蓄積部113の蓄積容量を効果的に使用することが可能になるという効果が得られる。
なお、この効果は、コンテンツデータ152の取得を2段階に分けて行うか否かに関わりなく得られる。同様に、コンテンツデータ152の取得を2段階に分けて行うことによって得られる、伝送路を効率的に利用することができるという効果は、段階1010において蓄積されたコンテンツデータにどのような削除優先度を割り当てるかに関わりなく得られる。さらに、コンテンツデータ152の取得を2段階に分けて行うことによって得られる効果は、コンテンツデータ152を前半部と後半部とに分けて取得する場合に限定されず、コンテンツデータ152を任意の2つ以上の部分(すなわち、コンテンツデータ152の一部と、その残りの部分)に分けて取得する場合に得ることができる。
上述したように、図19に示される処理は、移動体143の移動中に、所定の時間間隔または移動体143が所定の距離だけ移動する間隔で繰り返される。
従って、コンテンツデータ152の前半部と後半部とが取得された後に、移動体143が地域146内を移動することに伴って、段階1011において検出された移動体143の位置(第3位置)とコンテンツ位置とが、「第3位置に基づいて定められるコンテンツデータ表示トリガ領域にコンテンツ位置が含まれる」という条件(第3の条件)が満たされるか否かが判定される(段階1012)。
この判定は、表示制御部109によって行われる(図19に示されるステップS703)。
表示部114は、第3の条件に基づいて、コンテンツデータ152(前半部および後半部)を表示する(段階1015)。なお、段階1006において、コンテンツデータ152の後半部を取得するための条件(第2の条件)が満たされず、かつ、段階1012において、第3の条件が満たされる場合には、表示部114は、コンテンツデータ152の前半部だけを表示する。
段階1006において第3の条件が満たされたにも関わらず、まだコンテンツデータ152が取得されていない場合(例外的な場合)には、そのコンテンツデータ152は、表示制御部109によって取得される(段階1013および段階1014)。
コンテンツデータ152が表示部114に表示される際に、先読み蓄積部106に蓄積されたコンテンツデータ152は、表示済み前半蓄積部107と表示済み後半蓄積部108とに移される(段階1016)。表示済み前半蓄積部107に移された時点で、コンテンツデータ152の前半部に割り当てられる削除優先度は、「低」に設定され、表示済み後半蓄積部108に移された時点で、コンテンツデータ152の後半部に割り当てられる削除優先度は、「高」に設定される(段階1017)。
このように、蓄積管理部112が段階1017においてコンテンツデータ152の前半部と後半部とに異なる削除優先度を割り当てる理由は、少なくともコンテンツデータ152の前半部があればそのコンテンツデータ152の概要を表示することができるからである。
先読み蓄積部106に蓄積されていたときにコンテンツデータ152に対して段階1009および段階1010がなされたのと同様に、表示済み前半蓄積部107と表示済み後半蓄積部108とにそれぞれ蓄積されたコンテンツデータ152の前半部と後半部に対して、段階1009および段階1010とがなされる。
すなわち、表示部114がコンテンツデータ152を表示した後に、移動体143が地域146内を移動することに伴って、段階1018において検出された移動体143の位置(第5位置)とコンテンツ位置とが、「第5位置に基づいて定められるコンテンツデータ取得領域にコンテンツ位置が含まれる」という条件(第5の条件)が満たされるか否かが判定される。この判定は、先読みスケジューラ104によって行われる(図6に示されるステップS306)。
この判定の結果に応じて、蓄積管理部112は、コンテンツデータ152に割り当てられる削除優先度を決定する(段階1019)。
段階1018と段階1019とは、表示済み前半蓄積部107に蓄積されたコンテンツデータ152の前半部が削除され、かつ、表示済み後半蓄積部107に蓄積されたコンテンツデータ152の後半部が削除されるまで、繰り返して行われる。もちろん、表示部114がコンテンツデータ152を表示した後に、すぐに前半部と後半部との両方が削除された場合には、コンテンツデータ152の前半部と後半部に対しては、段階1018と段階1019とがなされない。
段階1019において、第5位置に基づいて定められるコンテンツデータ取得領域にコンテンツデータ152のコンテンツ位置が含まれない場合には、コンテンツデータ152に割り当てられる削除優先度が「高」に設定され、そのコンテンツデータ152は蓄積部113から削除されやすくなる。その結果、蓄積部113の蓄積容量を効果的に使用することが可能になるという効果が得られる。
なお、この効果は、コンテンツデータ152の取得を2段階に分けて行うか否かに関わりなく得られることは言うまでもない。
図24に示される例では、段階1019において、「第5位置に基づいて定められるコンテンツデータ取得領域にコンテンツ位置が含まれる」という条件に基づいて削除優先度が決定されていた。しかし、図19を参照して上述したように、移動体の経路144(図1)が予め計画されている場合には、その計画された経路144(予め定められた移動経路)とコンテンツ位置との関係に基づいて、コンテンツデータ152に割り当てられる削除優先度が決定されてもよい。
例えば、予め定められた移動経路上(またはその近傍)にコンテンツデータ152のコンテンツ位置がある場合には、そのコンテンツデータ152の前半部に割り当てられる削除優先度を「低」に設定し、後半部に割り当てられる削除優先度を「高」に設定してもよい。削除優先度をこのように設定することによって、例えば、移動体143が往復で同一の経路を通ることが予めわかっている場合に、往路で蓄積したコンテンツデータ152が復路において利用されるまで蓄積部113から削除されずに残される可能性が高くなる。これにより、無線通信路141の利用効率を高くすることが可能になる。
次に、蓄積管理部112は、蓄積部113に蓄積されるデータに削除優先度を割り当てることによって、蓄積部113に蓄積されるデータを管理する。そして、蓄積管理部112は、表示済み前半蓄積部107に蓄積されたコンテンツデータ152の前半部と、表示済み後半蓄積部108に蓄積されたコンテンツデータ152の後半部とを、削除優先度と参照時刻とに基づいて削除する(段階1020)。
図24に示されるように、コンテンツデータ152の取得および表示を制御するための移動体143の位置に基づく判定処理は、先読みスケジューラ104と表示制御部109とによって行われている。先読みスケジューラ104と表示制御部109とは、全体として、移動体143の位置に基づく判定処理を行う判定部150(図2)として機能する。
なお、図24は、コンテンツデータ152の典型的な例を挙げているので、図24に示されていない挙動を示すコンテンツデータ152もある。例えば、先読み蓄積部106に蓄積されたコンテンツデータ152も、削除優先度と参照時刻とに基づいて削除される。また、一旦表示済み前半蓄積部107と表示済み後半蓄積部108とに移された後に、コンテンツデータ152が再度表示されることもある。
図25は、蓄積管理部112が、削除優先度と参照時刻とに基づいて、蓄積部113に蓄積されたデータを管理する様子を示す図である。
蓄積管理部112は、先読み部105または表示制御部109からコンテンツデータ152を蓄積するコマンド(コマンドB、CまたはE)を受領した時に、蓄積部113の残りの容量をチェックする。
蓄積管理部112は、残りの容量が少ない場合には、削除順位(削除される際の優先順位)の最も高いものから順番に削除する。
図25に示されるように、削除順位は、蓄積部113に蓄積されるそれぞれのデータ(例えば、コンテンツデータ152の前半部および後半部)について、削除優先度(「高」または「低」)とそのデータの参照時刻とに基づいて決定される。削除順位は、削除優先度「高」で最終参照時刻の最も古いものが最も高く、順に最終参照時刻の新しいものへ低くなり、さらに削除優先度「低」で最も最終参照時刻の古いものから順に新しいものへなるに従って低くなる。
図25においては、左側に位置するデータほど削除されやすいデータとなる。
また、削除順位は、蓄積部113に含まれる先読み蓄積部106、表示済み前半蓄積部107および表示済み後半蓄積部108の間で区別せずに設定される。
なお、蓄積部113は、物理的に3つの蓄積部(先読み蓄積部106、表示済み前半蓄積部107および表示済み後半蓄積部108)に分けられている必要はない。
蓄積部113に含まれる3つの蓄積部を1つの記憶装置によって実現する形態について図26を用いて説明する。図26は、蓄積部113に含まれる3つの蓄積部を1つの記憶装置によって実現する場合に、蓄積管理部112が蓄積部113に蓄積されたデータの種類を区別して管理するために用いるテーブルの一例を示す図である。
テーブル851は、蓄積部113に蓄積されたファイル(コンテンツデータ)の名前を格納する名前フィールド852、そのファイルのアドレス(URL)を格納するアドレスフィールド853、種別(未表示を表す「先読み」、表示済みの前半部を表す「前半」、表示済みの後半部を表す「後半」)を格納する種別フィールド854、種別が「前半」または「後半」の場合に、残りの部分の有無とそのファイル名を格納する残ファイルフィールド855、参照時刻を格納する参照時間フィールド856、コンテンツ位置を格納する位置フィールド857および削除優先度を格納する優先度フィールド858を含む。
蓄積管理部112が、テーブル851を用いることによって、ファイルの詳細情報を知ることができる。これにより、蓄積部113に含まれる3つの蓄積部(先読み蓄積部106、表示済み前半蓄積部107および表示済み後半蓄積部108)を1つの記憶装置によって実現することができる。
次に、端末装置101がコンテンツデータを取得し、表示可能にする様子について図27を用いて説明する。図27は、端末装置101が、移動体143の移動に伴ってコンテンツデータを取得し、表示可能にする様子を示す図である。
図27に示される横軸tは、時間の経過を表す。時間は、図27の左側から右側へと流れる。コンテンツデータAは、A地点に関連するコンテンツAを表し、コンテンツデータBは、B地点に関連するコンテンツBを表すものとする。
図27において、時刻906はコンテンツデータAの表示限度時刻(移動体143がA地点を通過する時刻)であり、時刻907はコンテンツデータBの表示限度時刻(移動体143がB地点を通過する時刻)である。
時刻901においては、コンテンツデータAもコンテンツデータBも取得されていない。時刻902では、コンテンツデータAの前半部A’およびコンテンツデータBの前半部B’が取得されている。時刻903では、コンテンツデータAの後半部A”およびコンテンツデータBの後半部B”が取得されており、コンテンツデータA全体(=A’+A”)およびコンテンツデータB全体(=B’+B”)が表示可能になっている。
コンテンツデータAは、時刻904において表示され、コンテンツデータBは、時刻905において自動的に表示される。時刻904は、例えば、コンテンツデータAのコンテンツ位置がコンテンツデータ表示トリガ領域に含まれるようになる時刻である。時刻905は、例えば、コンテンツデータBのコンテンツ位置がコンテンツデータ表示トリガ領域に含まれるようになる時刻である。
なお、コンテンツデータが自動的に表示される以前に(すなわち、コンテンツデータのコンテンツ位置がコンテンツデータ表示トリガ領域に含まれる前に)、ユーザ(例えば、移動体143の運転者または同乗者)による要求に応答してコンテンツデータが表示されてもよい。このような要求は、例えば、表示部114の領域1107(図20)に白抜きの丸印で示されるコンテンツ位置をユーザが指で触れることによって行なわれる。
時刻902において、ユーザによるコンテンツAの表示要求がなされた場合には、端末装置101は、コンテンツデータAの前半部A’のみを表示することができる。
図27に示される例では、コンテンツデータAの前半部A’は、文書と、静止画と、動画の一部とからなる。従って、ユーザには、文書と、静止画と、動画の途中までと、が表示される。
なお、コンテンツデータAの構成は、図27に示す構成に限定されない。例えば、コンテンツデータAが音声付きの動画であっても良い。この場合は、コンテンツデータAの前半部A’は、文書と音声、コンテンツデータAの後半部A”は、映像というようになる。
なお、時刻902においてコンテンツデータAの前半部A’のみを閲覧したユーザが、コンテンツデータAに興味がなく、後半部A”を表示する必要がないと判断した場合には、その旨を端末装置101に入力することによって、コンテンツデータAの後半部A”が取得されないようにしてもよい。これによって、無線通信路141(図2)の使用効率をより高くすることができる。
時刻903において、ユーザによりコンテンツAの表示要求がなされた場合には、端末装置101は、コンテンツデータAの全体を表示することができる。
もし、端末101が、時刻902の位置で通信障害が発生して(例えば、電波が途切れるなどして)コンテンツデータAの後半部A”が取得できなくなっても、時刻903においてコンテンツデータAの前半部A’は表示することができる。
このように、本発明の端末装置101は、コンテンツデータAの前半部A’を、後半部A”に先だって取得し、表示可能にすることができる。これにより、端末装置101は、コンテンツデータAの全体を取得する前に、コンテンツデータAによって表されるコンテンツを適時に提示することが可能になる。また、端末装置101は、コンテンツデータAの前半部A’を、後半部A”に先だって取得することにより、通信障害によってコンテンツデータAの全体が取得できなくなるリスクを低減することができる。
なお、時刻902においてコンテンツデータAの前半部A’のみを閲覧したユーザが、コンテンツデータAに興味があって後半部A”の取得を端末装置101に指示した場合にのみ、コンテンツデータAの後半部A”を取得するようにしてもよい。この場合には、コンテンツデータAの後半部A”の閲覧は、有料であってもよい。コンテンツデータAの後半部A”の閲覧が有料である場合には、料金を支払うことにより復号鍵を入手したユーザだけがコンテンツデータAの後半部A”を閲覧することが可能であるように、コンテンツデータAの後半部A”が暗号化してもよい。
なお、暗号化は、コンテンツデータAの後半部A”のみに限定されない。コンテンツデータAを任意の2つ以上の部分に分け、その少なくとも1つの部分に暗号化が施されてもよい。暗号化される部分は、コンテンツデータAのうちの重要な部分(商品価値がある部分)であることが望ましい。
コンテンツサーバ103(図2)が、コンテンツデータAの後半部A”を暗号化して送信すべきかどうかは、要求151がRange:指定(図13に示される行481)を含むかどうかに基づいて決定される。要求151がRange:指定を含む場合には、コンテンツサーバ103は、コンテンツデータAの後半部A”を暗号化し、復号鍵および課金情報とともに端末装置101に送信する。
上述した実施の形態では、コンテンツデータ152を取得するか否かを、コンテンツデータ152のコンテンツ位置がコンテンツデータ取得領域に含まれているかという条件のみに応じて決めていた。しかし、この条件に加えて、さらに時刻、移動体143の連続走行時間、天気、移動体143の残存燃料の量、ユーザの嗜好、コンテンツのジャンルなどの条件に応じて、コンテンツデータ152を取得するか否かを決めてもよい。例えば、食事の時間帯には、ユーザの嗜好に応じたレストラン(例えば、和食レストラン)のコンテンツを表すコンテンツデータを取得するが、それ以外の時間帯にはこのコンテンツデータを取得しないようにしてもよい。
これは、コンテンツリスト153にキーワード情報を付加し、それらのキーワード情報と、ユーザの嗜好データベースとを照合することによって実現される。このような照合は、例えば、図6に示されるステップS306の後に行われる。
また、連続走行時間が長くなるとサービスエリアなどの休憩所やガソリンスタンドのコンテンツを表すコンテンツデータを取得するようにしたり、雨が降っているときは屋内の休憩・娯楽施設のコンテンツを表すコンテンツデータを取得したりするようにしてもよい。また、現在営業している施設に関するコンテンツを表すコンテンツデータのみが取得されるようにしてもよい。
コンテンツデータ152が、時刻、移動体143の連続走行時間、天気、移動体143の残存燃料の量、ユーザの嗜好、コンテンツのジャンルなどの条件を満たすか否かの判定は、端末装置101において行われる。従って、コンテンツサーバ103において検索を行う負荷が発生せず、コンテンツサーバ103のレスポンスが向上する。また、ユーザの嗜好が外部に漏れる恐れもない。
移動体143の経路144(図1)が予め計画されている場合には、移動体143の現在位置(第1の位置)よりも先のその経路144(予め定められた移動経路)上およびその近傍がコンテンツデータ取得領域として決定されてもよい。
この場合には、移動経路が決まった時点(例えば、移動体143が移動を開始する前)で移動経路上およびその近傍にコンテンツ位置を有するすべてのコンテンツデータが予め取得される。この場合、移動経路は端末装置101の内部で決定してもよいし、ユーザが所有する別の端末またはユーザ以外の者が提供しているサーバで決定し、決定された移動経路を磁気ディスクなどの記録媒体またはネットワークを経由して端末装置101に導入してもよい。
移動体143が移動を開始する前におけるコンテンツデータの先読みは、端末装置101が行ってもよいし、別の端末装置またはサーバが行って記録媒体またはネットワークを経由して端末装置101に導入してもよい。これにより、移動体143の移動中にコンテンツデータの取得に時間がかかって、そのコンテンツデータの表示が遅れることが避けられる。
また、上記実施の形態では、コンテンツデータを前半部と後半部に分けて取得する形態で説明したが、コンテンツデータの一部とその他の部分に分けて取得するようにしても良い。例えば、コンテンツデータが音声付きの動画である場合は、まず音声部分のみを取得し、後で動画部分を取得するようにしても良い。これにより、移動体がコンテンツ位置に遠い場合は音声のみを出力し、移動体がコンテンツ位置に近づくと音声に加え動画も出力するようにできる。
以上説明したように、上記実施の形態によれば、コンテンツデータを2段階に分けて取得できる。これにより、コンテンツデータの一部を、残りの部分に先だって取得でき、表示可能にできる。つまり、移動により位置が大きく変化した場合であっても、位置に応じた適切なコンテンツデータを取得でき、適時に提示することが可能になる。
また、上記実施の形態によれば、コンテンツデータの一部を取得した後にコンテンツデータの残りの部分をさらに取得するかどうかは、コンテンツデータの一部を取得した後の移動体の位置に基づいて判定できる。これにより、移動体の移動に伴って不用になったコンテンツデータを無駄に取得することを防止できる。この結果、伝送路を効率的に利用することができる。
また、上記実施の形態によれば、コンテンツデータを取得するかどうかを、移動体の位置(第1位置)に基づいて判定できる。従って、移動体の予定経路が設定されていない場合であっても、移動体の位置に応じたコンテンツデータを取得することができる。
さらに、上記実施の形態によれば、蓄積管理部が、蓄積部に蓄積されたコンテンツデータに削除優先度を割り当てることによって蓄積部に蓄積されたコンテンツデータを管理できる。また、蓄積部に蓄積されたコンテンツデータに割り当てられる削除優先度は、取得部がコンテンツデータを取得した後に検出される移動体の位置(第4位置)に基づいて決定される。つまり、移動体の位置から遠い位置情報を持つコンテンツデータ、つまり不要とおもわれるコンテンツデータから先に削除できるので、蓄積容量を効率的に使用することができる。
なお、端末装置101が行う処理をプログラムにし、汎用のコンピュータに実行させることにより、汎用のコンピュータに端末装置101の処理を行わせても良い。
本明細書は、2001年10月16日出願の特願2001−318672に基づく、この内容はすべてここに含めておく。
産業上の利用可能性
以上説明したように、本発明によれば、コンテンツデータを2段階に分けて取得できる。これにより、コンテンツデータの一部を、残りの部分に先だって取得でき、表示可能にできる。この結果、コンテンツデータによって表されるコンテンツを適時に提示することが可能になる。
【図面の簡単な説明】
図1は、本発明の一実施の形態にかかる端末装置が使用される形態を模式的に示す図であり、
図2は、上記実施の形態にかかる端末装置の構成を示すブロック図であり、
図3は、上記実施の形態にかかるコンテンツリストのデータ構造の一例を示す図であり、
図4は、上記実施の形態にかかるコンテンツリストのデータ構造の他の例を示す図であり、
図5は、上記実施の形態にかかるコンテンツリストのデータ構造のさらに他の例を示す図であり、
図6は、上記実施の形態にかかる先読みスケジューラがコンテンツデータを取得するタイミングの制御を示すフローチャートであり、
図7は、上記実施の形態にかかるコンテンツデータ取得領域の例を示す図であり、
図8は、上記実施の形態にかかるコンテンツデータ取得領域の他の例を示す図であり、
図9は、上記実施の形態にかかるコンテンツデータ取得領のさらに他の例を示す図であり、
図10は、上記実施の形態にかかるコンテンツデータ取得領域のさらに他の例を示す図であり、
図11は、上記実施の形態にかかる未取得コンテンツデータをコンテンツサーバから取得する処理手順を示すフローチャートであり、
図12は、上記実施の形態にかかる端末装置が、コンテンツデータのサイズをコンテンツサーバに問い合わせる際に送信するコマンドの一例を示す図であり、
図13は、上記実施の形態にかかる端末装置が、コンテンツデータの前半部を取得する際に、コンテンツサーバに送信する要求の一例を示す図であり、
図14は、上記実施の形態にかかる蓄積管理部が、コマンドAを受領した場合に行う処理を示すフローチャートであり、
図15は、上記実施の形態にかかる蓄積管理部が、コマンドBを受領した場合に行う処理を示すフローチャートであり、
図16は、上記実施の形態にかかる蓄積管理部が、コマンドCを受領した場合に行う処理を示すフローチャートであり、
図17は、上記実施の形態にかかる蓄積管理部がコマンドBまたはコマンドCを受領した場合の処理の流れを模式的に示す図であり、
図18は、上記実施の形態にかかる蓄積管理部が先読み蓄積部、表示済み前半蓄積部および表示済み後半蓄積部に蓄積するデータを管理する様子を模式的に示す図であり、
図19は、上記実施の形態にかかる端末装置が、コンテンツデータを表示するタイミングを制御する処理を示すフローチャートであり、
図20は、上記実施の形態にかかる表示部が、コンテンツデータを表示する様子を示す図であり、
図21は、上記実施の形態にかかる蓄積管理部が、コマンドDを受領した場合に行う処理を示すフローチャートであり、
図22は、上記実施の形態にかかる蓄積管理部が、蓄積部の先読み蓄積部に蓄積されたコンテンツデータを表示済み前半蓄積部と表示済み後半蓄積部とに移す処理の流れを模式的に示す図であり、
図23は、上記実施の形態にかかる蓄積管理部が、コマンドEを受領した場合に行う処理を示すフローチャートであり、
図24は、上記実施の形態にかかる端末装置が、1つのコンテンツデータを取得し、表示する際にそのコンテンツデータに対して行う処理を示す図であり、
図25は、上記実施の形態にかかる蓄積管理部が、削除優先度と参照時刻とに基づいて、蓄積部に蓄積されたデータを管理する様子を示す図であり、
図26は、上記実施の形態にかかる蓄積部に含まれる3つの蓄積部を1つの記憶装置によって実現する場合に、蓄積部に蓄積されるデータの種類を区別して管理するためのテーブルの一例を示す図であり、そして、
図27は、上記実施の形態にかかる端末装置が、移動体の移動に伴ってコンテンツデータを取得し、表示可能にする様子を示す図である。
Claims (15)
- 移動体に搭載されて用いられ、位置に関連するコンテンツを提示する端末装置であって、
前記コンテンツと前記コンテンツに対応する前記位置との組を少なくともひとつ以上格納したコンテンツリストを記憶する記憶部と、前記移動体の位置を検出する位置検出部と、前記移動体の位置に基づいて前記コンテンツを取得するコンテンツ取得領域を決定する取得領域決定部と、決定した前記コンテンツ取得領域に前記位置が対応する前記コンテンツを前記コンテンツリストから選択する選択する選択部と、選択した前記コンテンツの一部を取得する先読み部と、前記選択したコンテンツの一部を取得した後の前記移動体の位置に基づいて前記選択したコンテンツの残りの部分が今後参照されるか否かを判断することにより、前記選択したコンテンツを取得するか否かを判断する取得判断部と、前記取得判断部が前記選択したコンテンツの残りの部分を取得すると判断した場合に前記選択したコンテンツの残りの部分を取得する取得部と、を具備したことを特徴とする端末装置。 - 前記位置検出部は、前記移動体の移動速度または前記移動体の移動する向きをさらに検出し、
前記取得領域決定部は、検出された前記移動速度または前記向きの少なくとも1つと、検出された前記位置とに基づいて前記コンテンツ取得領域を決定することを特徴とする請求項1記載の端末装置。 - 前記取得判断部は、前記選択したコンテンツの残りの部分を取得するために必要な時間を計算し、計算した前記必要な時間の間に前記移動体が前記選択したコンテンツに対応する前記位置から所定の距離の範囲内にいるか判断し、前記移動体が前記所定の距離の範囲内にいないと判断した場合に前記選択したコンテンツの残りの部分を取得するという判断をすることを特徴とする請求項1記載の端末装置。
- 前記移動体の位置に基づいて前記選択したコンテンツを提示するか否かを判断する提示制御部を具備したことを特徴とする請求項1記載の端末装置。
- 前記先読み部が前記選択したコンテンツの一部を取得した後に、前記取得判断部が前記選択したコンテンツの残りの部分を取得しないと判断し、前記提示制御部が前記選択したコンテンツを提示すると判断した場合には、前記選択したコンテンツの一部を提示することを特徴とする請求項4記載の端末装置。
- 前記提示制御部は、前記移動体が所定の時間の間に移動することによって前記選択したコンテンツの位置に到達すると予測される場合に、前記選択したコンテンツを提示する決定をすることを特徴とする請求項4に記載の端末装置。
- 取得した前記選択したコンテンツの一部を蓄積する蓄積部と、前記蓄積部に蓄積された前記選択したコンテンツの一部に前記蓄積部から削除する際の優先順位を決定するための削除優先度を割り当てる蓄積管理部と、を備え、
前記蓄積管理部は、前記取得判断部の判断結果に応じて、前記選択したコンテンツの一部に割り当てる前記削除優先度を決定することを特徴とする請求項1に記載の端末装置。 - 前記蓄積部は、前記選択したコンテンツ残りの部分が取得された場合に、前記選択したコンテンツ残りの部分を蓄積し、
前記蓄積管理部は、前記選択したコンテンツの一部および前記選択したコンテンツの残りの部分が提示された後に、前記選択したコンテンツの一部と前記選択したコンテンツの残りの部分とに異なる前記削除優先度を割り当てることを特徴とする請求項7に記載の端末装置。 - 前記選択したコンテンツの一部と前記選択したコンテンツの残りの部分との少なくとも一方は暗号化されていることを特徴とする請求項1に記載の端末装置。
- 移動体に搭載されて用いられ、位置に関連するコンテンツを提示する端末装置であって、
前記コンテンツと前記コンテンツに対応する前記位置との組を少なくともひとつ以上格納したコンテンツリストを記憶する記憶部と、前記移動体の位置を検出する位置検出部と、前記移動体の位置に基づいて前記コンテンツを取得するコンテンツ取得領域を決定する取得領域決定部と、決定した前記コンテンツ取得領域に前記位置が対応する前記コンテンツを前記コンテンツリストから選択する選択する選択部と、選択した前記コンテンツを取得する取得部と、取得した前記選択したコンテンツを蓄積する蓄積部と、前記蓄積部に蓄積された前記選択したコンテンツに前記蓄積部から削除する際の優先順位を決定するための削除優先度を割り当てる蓄積管理部と、を備え、
前記蓄積管理部は、前記取得部が前記選択したコンテンツを取得した後の前記移動体の位置に基づいて決定される前記コンテンツ取得領域に前記選択したコンテンツの位置が含まれるか否かに応じて、前記選択したコンテンツに割り当てる削除優先度を決定することを特徴とする端末装置。 - 前記蓄積管理部は、前記選択したコンテンツを提示した後の前記移動体の位置に基づいて決定される前記コンテンツ取得領域に前記選択したコンテンツの位置が含まれるか否かに応じて前記選択したコンテンツに割り当てる前記削除優先度を決定することを特徴とする請求項10記載の端末装置。
- 前記蓄積管理部は、予め定められた前記移動体の移動経路との関係に基づいて決定される前記コンテンツ取得領域に前記選択したコンテンツの位置が含まれるか否かに応じて前記選択したコンテンツに割り当てる前記削除優先度を決定することを特徴とする請求項10記載の端末装置。
- 請求項1記載の端末装置と、前記コンテンツリストを格納したリストサーバと、前記コンテンツを格納したコンテンツサーバと、を具備し、
前記端末装置は、前記コンテンツリストを無線通信を用いて前記リストサーバから取得し、前記コンテンツを無線通信を用いて前記コンテンツサーバから取得することを特徴とするコンテンツ配信システム。 - 移動体に搭載されて用いられる端末装置の位置に関連するコンテンツの取得方法であって、
前記コンテンツと前記コンテンツに対応する前記位置との組を少なくともひとつ以上格納したコンテンツリストを記憶し、前記移動体の位置を検出し、前記移動体の位置に基づいて前記コンテンツを取得するコンテンツ取得領域を決定し、決定した前記コンテンツ取得領域に前記位置が対応する前記コンテンツを前記コンテンツリストから選択し、選択した前記コンテンツの一部を取得し、前記選択したコンテンツの一部を取得した後の前記移動体の位置に基づいて前記選択したコンテンツの残りの部分が今後参照されるか否かを判断することにより、前記選択したコンテンツの残りの部分を取得するか否かを判断し、前記選択したコンテンツの残りの部分を取得すると判断した場合に前記選択したコンテンツの残りの部分を取得することを特徴とするコンテンツの取得方法。 - 移動体に搭載されて用いられる端末装置が位置に関連するコンテンツを取得するためのプログラムであって、
コンピュータに、前記コンテンツと前記コンテンツに対応する前記位置との組を少なくともひとつ以上格納したコンテンツリストを記憶させ、前記移動体の位置を検出させ、前記移動体の位置に基づいて前記コンテンツを取得するコンテンツ取得領域を決定させ、決定した前記コンテンツ取得領域に前記位置が対応する前記コンテンツを前記コンテンツリストから選択させ、選択した前記コンテンツの一部を取得させ、前記選択したコンテンツの一部を取得した後の前記移動体の位置に基づいて前記選択したコンテンツの残りの部分が今後参照されるか否かを判断することにより、前記選択したコンテンツの残りの部分を取得するか否かを判断させ、前記選択したコンテンツの残りの部分を取得すると判断した場合に前記選択したコンテンツの残りの部分を取得させることを特徴とするプログラム。
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