JP2001268107A - 放送データ作成装置及びこれを管理する管理装置 - Google Patents

放送データ作成装置及びこれを管理する管理装置

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JP2001268107A
JP2001268107A JP2000077898A JP2000077898A JP2001268107A JP 2001268107 A JP2001268107 A JP 2001268107A JP 2000077898 A JP2000077898 A JP 2000077898A JP 2000077898 A JP2000077898 A JP 2000077898A JP 2001268107 A JP2001268107 A JP 2001268107A
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JP2000077898A
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Katsumi Miyake
克実 三宅
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Daihatsu Motor Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】データ放送を利用して、情報端末側で所望の情
報を簡単に取得できるようにする。 【解決手段】カーナビにより、各放送データ作成装置か
ら放送データを受信すると(S21)、受信した放送デ
ータの概要情報に含まれるアイコン用データに基づき、
表示部の表示地図上にアイコンを表示し(S22)、所
望のアイコンをクリック操作すれば(S23)、アイコ
ンに対応する個別識別コードを管理サーバに送信し(S
24)、管理サーバからその個別識別コードに対応する
アドレス情報を受信して表示部に表示し(S25)、携
帯電話を使ってそのアドレス情報の問い合わせ先にアク
セスすることで、希望するコンテンツの詳細を取得する
(S26、S27)。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、通信回線を通じ
て各種のコンテンツを提供する少なくとも1つのWeb
サーバと接続される放送データ作成装置及びこれを管理
する管理装置に関する。
【0002】
【従来の技術】 従来、通信網であるインターネットを
介して、使用者に対して必要とする情報(コンテンツ)
をWebサーバから提供するサービスが行われており、
携帯電話等の移動体通信手段を用いることで移動端末か
らもWebサーバから所望のコンテンツの提供サービス
を受けることも可能になっている。
【0003】また、自動車などの車両に搭載されるカー
ナビゲーションシステム等の車載情報機器でも、携帯電
話を接続してインターネットを介して所望のコンテンツ
を取得できるようにすることも行われている。この場
合、カーナビゲーションの特徴を生かすために、コンテ
ンツに、そのコンテンツの提供元や発信元の位置を表わ
す位置情報やコンテンツの種別を表わすカテゴリ情報を
付加し、カーナビゲーションシステムがこのコンテンツ
を受信したときに、受信したコンテンツの位置情報に基
づき、カーナビゲーションシステムの表示画面に表示さ
れている地図上の対応位置に、そのカテゴリに対応する
例えばレストランのマークや駐車場のマークといった所
定のマークを重畳表示することが考えられている。
【0004】ところが、上記したようなインターネット
サービスを受けるには、その特性上、使用者が携帯電話
により所定のWebサーバに接続して所望のコンテンツ
を指定する必要があり、そのためには、使用者はカーナ
ビゲーションシステムの表示画面を注視しておかなけれ
ばならず、車両の走行中にはこのようなサービスを受け
ることは困難である。
【0005】一方、上記したインターネットサービスの
ほかに、FM多重放送やデジタル放送などのデータ放送
により、渋滞情報や駐車場情報などを車両などの移動体
に向けて提供し、例えばカーナビゲーションシステムに
FM多重放送受信機を設けることにより、これらデータ
放送により提供される渋滞情報や駐車場情報など受信し
て表示画面に表示されている地図上の対応位置に重畳表
示することが行われている。
【0006】このようなデータ放送の場合、その特性上
インターネットサービスとは異なり、情報を選択するた
めの操作が不要或いは簡易であるため、車両の走行中で
あっても容易に受信した情報の確認を行うことができる
という利点がある。
【0007】そこで、このようなデータ放送を利用し
て、上記したインターネット等の通信サービスと同じよ
うに、放送による送信情報に、その提供元や発信元の位
置を表わす位置情報や送信情報の種別を表わすカテゴリ
情報を付加し、カーナビゲーションシステムがこの送信
情報を受信したときに、カーナビゲーションシステムの
表示画面に表示されている地図上の対応位置に、そのカ
テゴリに対応する所定のマークを重畳表示することも考
えられる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかし、データ放送で
は、不特定多数の使用者に向けて提供されるサービスで
あるため、使用者が希望する情報のみを選択的に受信で
きるようにすることは難しいという問題があった。
【0009】そこで、この発明は、データ放送を利用し
て、情報端末側で所望の情報を簡単に取得できるように
することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記した目的を達成する
ために、本発明における放送データ作成装置は、通信回
線を通じて各種のコンテンツを提供する少なくとも1つ
のWebサーバと接続される放送データ作成装置におい
て、前記Webサーバから、あるコンテンツの概要情報
を形成するためのデータ、並びにそのコンテンツを特定
するための位置情報及びアドレス情報を取得する取得部
と、前記Webサーバから取得したデータに基づきその
コンテンツの概要情報を形成する形成部と、管理装置に
対して前記概要情報を識別するための個別識別コードの
発行要求を行い、その発行要求に応じて前記管理装置か
ら通信回線を介して取得した前記個別識別コードと前記
概要情報との組の複数から成る放送データを編集する編
集部と、編集された前記放送データを放送する送信部と
を備えていることを特徴としている。
【0011】このような構成によれば、Webサーバか
ら、あるコンテンツの概要情報を形成するためのデータ
及び位置情報、アドレス情報を取得すると、形成部によ
りそのコンテンツの概要情報が形成され、管理装置に対
して個別識別コードの発行要求がなされ、この発行要求
に応じて管理装置から発行された個別識別コードと概要
情報との組が複数集まって成る放送データが編集されて
情報端末に向けて放送される。
【0012】そのため、コンテンツの概要を表わす概要
情報が、例えば位置及び種別(カテゴリ)をも表わすよ
うにしておくことで、地図表示機能を有する情報端末が
概要情報を受信したときに、表示中の地図上にその概要
情報の位置と種別を所定のマーク等によって表示するこ
とができ、情報端末の使用者がそのマークを見ること
で、そのコンテンツが希望するものかどうかを簡単に判
断することができる。
【0013】また、本発明における放送データ作成装置
は、前記概要情報が、少なくともその情報内容の種別を
アイコンにより表わすためのアイコン用データ及びその
概要情報に対応する位置情報を含むことを特徴としてい
る。
【0014】このような構成によれば、情報端末側で概
要情報を受信したときに、表示中の地図上にその概要情
報の位置情報に対応する位置にアイコンとして概要情報
を表示することができる。そのため、データを放送する
側としては、アイコンを表示するのに必要なデータ量で
済み、インターネットサービスの場合におけるURLの
ようにデータ量が非常に大きくなることもなく、情報端
末側では、その使用者が表示されたアイコンを見ること
で、そのコンテンツが希望するものかどうかを簡単に判
断することが可能になる。
【0015】このとき、アイコン用データには、そのア
イコンを説明するための20〜30文字程度のテキスト
データを含むと、アイコンが何を表わすのかを容易に把
握できて効果的である。
【0016】また、本発明における放送データ作成装置
は、前記アイコン用データが、前記Webサーバから取
得した前記コンテンツの種別を表わす種別データと対応
していることを特徴としている。
【0017】このような構成によれば、Webサーバが
提供するコンテンツの各種別それぞれに対応させて、ア
イコン用データとしての種別データを予め設定しておく
ことにより、例えばコンテンツがレストランに関する内
容であればレストランを表わすアイコンを、駐車場に関
する内容であれば駐車場を表わすアイコンを、情報端末
の表示画面の表示地図上に表示することが可能になる。
【0018】また、本発明における放送データ作成装置
は、前記概要情報が、その有効期限を表わす有効期限情
報を含むことを特徴としている。このとき、その有効期
限情報は、前記Webサーバから取得したもの、或いは
予め準備設定されたもののいずれであっても構わない。
【0019】このような構成によれば、有効期限情報に
よる有効期限に基づき、そのコンテンツがすでに有効期
限の過ぎたものであるのかないのかを、容易に判断する
ことが可能になり、管理装置側或いは情報端末側で、有
効期限の経過したコンテンツを排除することができ、放
送データを削減することが可能になる。
【0020】また、本発明における管理装置は、前記放
送データ作成装置から前記個別識別コードの発行要求を
受け、この発行要求の際にその放送データ作成装置から
前記アドレス情報を入手し、前記個別識別コードを生成
して発行する生成部と、入手した前記アドレス情報と発
行する前記個別識別コードとを対応させた対応表を格納
する格納部と、前記情報端末から通信回線を介して前記
個別識別コードが送信されたときにその個別識別コード
に対応する前記アドレス情報を前記対応表から検索して
返送する返送部とを備えた管理サーバから成ることを特
徴としている。
【0021】このような構成によれば、情報端末から通
信回線を介して個別識別コードが管理サーバに送信され
てくると、管理サーバ側でアクセス回数を把握、管理す
ることができるため、そのアクセス回数を例えばコンテ
ンツ別に分析すれば利用者の情報ニーズに関するマーケ
ティングデータを簡単に得ることができる。しかも、管
理サーバから返送されるアドレス情報の連絡先であるW
ebサーバへのアクセス頻度に応じて、そのコンテンツ
の提供元であるWebサーバに対して管理サーバ側から
サービス提供の手数料として課金すべき料金の計算を簡
単に行うことが可能になる。
【0022】また、本発明における管理装置は、前記管
理サーバの前記格納部が、放送データ作成装置から入手
した前記有効期限情報も一緒に前記対応表に格納するこ
とを特徴としている。
【0023】このような構成によれば、管理サーバ側で
有効期限の経過したコンテンツを排除することができ、
個別識別コード発行の際に、有効期限の経過したものと
同じ個別識別コードを再発行することができるため、個
別識別コードの数の増大を防止することが可能になる。
【0024】また、本発明における管理装置は、前記管
理サーバの前記生成部が、前記個別識別コードの発行要
求の際に前記アドレス情報と一緒に前記位置情報を入手
し、入手した前記位置情報とこれに付加される個別識別
子との組み合わせから成る前記個別識別コードを生成す
ることを特徴としている。
【0025】このような構成によれば、位置情報と個別
識別子との組み合わせから成る個別識別コードが重複し
ないように、個別識別子を位置情報に付加して個別識別
コードを生成して発行要求を発した放送データ作成装置
に発行する。そのため、放送データ作成装置が個別識別
コードを入手してこれを概要情報と共に情報端末に向け
て送信する場合に、その情報量は少なくて済む。
【0026】更に、例えば情報端末側で受信した個別識
別コードを自動記憶する場合に、受信した個別識別コー
ドが同じであれば、同一情報の再送信或いは内容の更新
された更新情報であって上書きされ、個別識別コードが
異なっていれば新たなコードとして記憶されるため、同
一情報或いは更新情報を二重に記憶することがなく、正
しい情報記憶が可能になる。
【0027】また、本発明における管理装置は、前記管
理サーバが前記放送データ作成装置ごとに設けられ、前
記管理サーバの前記生成部が、その放送データ作成装置
に対して予め割り付けられた制作者コードを付加して前
記個別識別コードを生成することを特徴としている。こ
のような構成によれば、個別識別コードを重複すること
なく発行することができる。
【0028】また、本発明における管理装置は、前記管
理サーバが個別管理サーバとして複数の前記放送データ
作成装置ごとに設けられ、前記各個別管理サーバに対応
する前記放送データ作成装置の制作者コード及びそのア
ドレス情報の対照表を記憶、管理し、前記情報端末から
通信回線を介していずれかの前記制作者コードが送信さ
れてきたときにその制作者コードに対応する前記アドレ
ス情報を前記対照表から検索して返送する総合管理サー
バを更に備えていることを特徴としている。
【0029】このような構成によれば、総合管理サーバ
へのアクセス頻度、個別管理サーバへのアクセス頻度に
応じて、そのコンテンツの提供元に対して総合管理サー
バ側から、若しくは個別管理サーバ側から、サービス提
供の手数料として課金すべき料金の計算を簡単に行うこ
とが可能になる。
【0030】また、本発明における管理装置では、前記
管理サーバは、前記各Webサーバのいずれかの中に設
けられたサーバ機能により構成されることを特徴として
いる。このように構成すれば、管理サーバを別途設ける
ことなく、いずれかのWebサーバの機能を利用するこ
とで実現でき、システム構成の簡略化を図れる。
【0031】
【発明の実施の形態】(第1実施形態)この発明の第1
実施形態について図1ないし図9を参照して説明する。
但し、図1はシステム全体の概略構成を示す図、図2は
情報端末のブロック図、図3ないし図5は動作説明図、
図6ないし図9は動作説明用フローチャートである。
【0032】まず、システム全体の構成を示す図1につ
いて説明する。図1に示すように、各種のレストランや
料理店、ブティック等の衣料洋品店、遊園地等の娯楽場
といった各種情報を提供する提供元としての複数のWe
bサーバ1a、1b、1c、1d、1e、1f、…か
ら、レストランの料理メニュー、バーゲンセール情報、
娯楽場で開催される催しに関するイベント等の各種のコ
ンテンツが、例えばFM放送局やデジタル放送局等によ
り構成される複数(ここでは2つ)の放送データ作成装
置2a、2bに送られると、各放送データ作成装置2
a、2bにより各種のコンテンツが収集される。
【0033】このとき、各Webサーバ1a〜1fか
ら、コンテンツの概要情報を形成するためのデータ、並
びにそのコンテンツを特定するための位置情報及びアド
レス情報が取得される。この位置情報は、例えば図3に
示す“XXXYYY”のような緯度、経度を表わす位置
コードであり、アドレス情報は、例えばインターネット
のURL(Uniform Resource Locator)である。このよ
うな各放送データ作成装置2a、2bによる各Webサ
ーバ1a〜1fからの必要データや情報の取得処理が取
得部に相当する。
【0034】そして、各Webサーバ1a〜1fから取
得されたこれらのデータに基づき、各放送データ作成装
置2a、2bにより、そのコンテンツの概要情報が形成
されると共に、コンテンツの概要情報と、後述する管理
装置から入手した個別識別コードとの対応テーブルが各
々のデータベース(図示せず)に格納される。この概要
情報には、そのコンテンツの種別(カテゴリ)をアイコ
ンにより表わすためのアイコン用データ、及びその概要
情報に対応する上記した位置コードによる位置情報を含
んでいる。このような各放送データ作成装置2a、2b
による概要情報の形成処理が形成部に相当する。
【0035】また、アイコン用データは、Webサーバ
1a〜1fから取得したコンテンツの種別を表わす種別
データであり、例えば、レストランを表わすアイコンや
駐車場を表わすアイコンを表示するためのデータが該当
する。これらのアイコン及びアイコン用データは、各W
ebサーバ1a〜1fが提供することが想定される各コ
ンテンツを分類し、分類したコンテンツごとの種別(カ
テゴリ)に対して予め割り付けておくのが望ましい。こ
うすれば、コンテンツの種別(カテゴリ)を表わす図柄
のアイコンが情報端末側で表示されることになる。
【0036】ところで、各放送データ作成装置2a、2
bでは、データベースへのデータ格納に先立ち、管理装
置としての管理サーバ3に対して概要情報を識別するた
めの個別識別コードの発行要求が通信によりなされる。
その際、位置情報及びインターネットのURLから成る
アドレス情報が一緒に送信される。
【0037】そして、管理サーバ3がこの個別識別コー
ドの発行要求を受けると、各放送データ作成装置2a、
2bから入手した位置情報とこれに付加される個別識別
子との組み合わせから成る個別識別コードが管理サーバ
3により生成される。このとき、個別識別コード同士が
重複することのないように、個別識別子が位置情報に付
加され、例えば、図3に示すように、“XXXYYY”
という位置情報に対して、“−1”や“−2”というハ
イフンを伴う個別識別子が付加されて個別識別コードが
生成される。その後、発行要求を発した各放送データ作
成装置2a、2bに対して生成された個別識別コードが
通信回線を介して送信される。
【0038】このような管理サーバ3による位置情報、
アドレス情報の入手及び個別識別コードの生成は、管理
サーバ3を構成するCPU(図示せず)により行われ、
この管理サーバ3による位置情報、アドレス情報の入手
処理及び個別識別コードの生成処理が生成部に相当す
る。
【0039】一方、各放送データ作成装置2a、2bに
より管理サーバ3からの個別識別コードが受信、取得さ
れると、取得された個別識別コードと、既に形成されて
いる概要情報との組を複数集めて成る放送データが、各
放送データ作成装置2a、2bの編集部21a、21b
によって編集、作成され、作成された放送データが、各
放送データ作成装置2a、2bの送信部22a、22b
により地図表示機能を有する情報端末であるカーナビゲ
ーションシステム(以下カーナビと省略する)4に向け
て放送される。尚、編集部21a、21bによる編集処
理は、放送データ作成装置2a、2bの外部装置により
行うようにしても構わない。
【0040】ところで、管理サーバ3では、図4に示す
ように、各放送データ作成装置2a、2bから個別識別
コード発行要求の受信の際に入手したインターネットU
RLから成るアドレス情報及び生成した個別識別コード
から成る対応表が作成され、作成された対応表が格納部
としてのデータベース5に格納される。このような対応
表の作成は、管理サーバ3を構成するCPUにより行わ
れる。
【0041】また、管理サーバ3により、カーナビ4か
ら通信回線を介して送信されてくる個別識別コードが受
信されると、その個別識別コードに対応するインターネ
ットURLから成るアドレス情報が、データベース5に
格納されている対応表(図4参照)から検索され、検索
されたアドレス情報が要求してきたカーナビ4に返送さ
れる。その後、カーナビ4により、返送されてきたアド
レス情報の問い合わせ先に通信回線により接続されてカ
ーナビ4の使用者が希望するコンテンツの詳細が入手さ
れるのである。このようなカーナビ4へのアドレス情報
の返送は、主として管理サーバ3を構成するCPUによ
り行なわれ、この管理サーバ3によるアドレス情報の返
送処理が返送部に相当する。
【0042】次に、システムを構成する地図表示機能を
有する情報端末であるカーナビ4を示す図2について説
明する。
【0043】図2に示すように、アンテナ8を介してデ
ータ放送受信機9により、各放送データ作成装置2a、
2bから放送される放送データが受信され、受信された
放送データがナビゲーション用CPU10に送られ、C
PU10により、D−RAM(Dynamic RAM)或いはS
−RAM(Static RAM)等から成るメモリ11の所定の
書き込みエリアに、放送データ中の個別識別コード及び
概要情報の各組が各々の書込領域に一旦書き込まれ、C
PU10の制御により、概要情報に含まれるアイコン用
データに基づくアイコンが液晶ディスプレイ(LCD)
から成る表示部12の画面上に表示される。
【0044】また、表示部12には、カーソル移動キー
のほか複数のファンクションキーの画像も表示され、こ
れらキー画像をタッチすることでカーソルが移動するな
どして、表示部12の表示に対する所定の操作が行われ
る。
【0045】また、カーナビ4には、図2に示すよう
に、GPS(Global Positioning System )受信機14
が設けられ、このGPS受信機14により受信アンテナ
15を介して複数のGPS衛星からの電波が受信され、
受信信号がCPU10に出力されてCPU10により現
在の自車位置(緯度、経度)が検出され、ナビゲーショ
ン時には、CPU10により、地図データを格納したC
D−ROMがCDドライバ16により回転駆動されてそ
のCD−ROMから自車位置周辺の道路地図データが読
み出され、読み出された道路地図データに基づく道路地
図が表示部12の画面上に表示される。
【0046】このとき、表示部12のキー画像の所定操
作によって目的地設定がなされていれば、CPU10に
より、その目的地までの最適経路が導出されて表示中の
道路地図上にその経路が表示され、目的地までの経路誘
導、つまりルートガイダンスが行われる。
【0047】更に、このように表示部12に道路地図を
表示中に、データ放送受信機9により放送データ作成部
2a、2bからの放送データが受信されると、図5に示
すように、受信された概要情報に含まれる位置情報に基
づく対応位置に、概要情報に含まれるアイコン用データ
に基づくアイコンが地図上に重畳表示される。尚、図5
中の“P”、“Q”、“R”はアイコンを表わすものと
する。
【0048】そして、地図上に表示されたアイコンのう
ち、使用者が特定のものに関してその詳細を知りたいと
きには、表示部12に表示されるカーソルを、カーソル
移動操作により希望するアイコン上に移動させてクリッ
ク操作することによって、電話制御部17及び携帯電話
18がCPU10により制御されて管理サーバ3との通
信回線が自動接続され、そのアイコンに対応する概要情
報に付加された個別識別コードが管理サーバ3に自動送
信される。
【0049】一方、管理サーバ3により、このカーナビ
4からの個別識別コードが受信されると、データベース
5の対応表が検索されて対応するアドレス情報が検索さ
れ、そのカーナビ4に検索されたアドレス情報が返送さ
れ、カーナビ4の表示部12に返送されてきたインター
ネットURLから成るアドレス情報が表示される。従っ
て、カーナビ4の使用者は携帯電話18により表示され
たURLによる問い合わせ先との通信回線を接続するこ
とによって、希望するコンテンツの詳細を取得して表示
部12に表示することができるのである。
【0050】次に、動作について図6ないし図9のフロ
ーチャートを参照して説明する。
【0051】まず、各放送データ作成装置2a、2bに
おける放送データの作成動作について図6を参照して説
明する。いま、図6に示すように、Webサーバ1a〜
1fから概要情報を作成するためのデータ、位置情報及
びインターネットのURLから成るアドレス情報が取得
されると(S1)、概要情報が形成されると共に、管理
サーバ3に位置情報及びアドレス情報が送信される(S
2)。この概要情報には、上記したように、Webサー
バ1a〜1fから取得されたコンテンツの内容の一部、
その種別(カテゴリ)を表わすアイコン用データである
種別データのほか、緯度、経度を表わす位置コードによ
る位置情報が含まれる。
【0052】そして、管理サーバ3により生成されて送
信される個別識別コードが受信、取得され(S3)、取
得された個別識別コードと既に形成されている概要情報
との組が複数収集されて放送データが作成され、作成さ
れた放送データが各放送データ作成装置2a、2bから
カーナビ4に向けて放送され(S4)、その後動作は終
了する。
【0053】続いて、管理サーバ3による個別識別コー
ドの発行動作について図7を参照して説明する。図7に
示すように、管理サーバ3により、各放送データ作成装
置2a、2bから個別識別コードの発行要求の際に位置
情報及びインターネットのURLから成るアドレス情報
が取得されると(S11)、データベース5の対応表に
同じ緯度、経度から成る位置情報が存在するか否かの判
定がなされる(S12)。
【0054】そして、この判定結果がYESであれば、
前記位置情報に対して未登録の個別識別子が取得され
(S13)、判定結果がNOであれば、任意の個別識別
子が取得された後(S14)、位置情報に個別識別子を
付加して個別識別コードが発行され(S15)、発行要
求してきた放送データ作成装置2a、2bに対して発行
された個別識別コードが送信され(S16)、その後動
作は終了する。
【0055】また、カーナビ4によるコンテンツの詳細
を取得する動作について図8を参照して説明する。図8
に示すように、各放送データ作成装置2a、2bから個
別識別コードと概要情報との組が複数集めて成る放送デ
ータが受信されると(S21)、受信された放送データ
の概要情報に含まれるアイコン用データに基づき、図5
に示すように、表示部12の表示地図上にアイコンが重
畳表示される(S22)。このとき、予めコンテンツの
種別ごとに割り付けられたアイコン用データが送信され
るため、コンテンツの種別を表わす図柄のアイコンが表
示される。
【0056】そして、表示された各アイコンのうち所望
のものが選択されて詳細を得るために、使用者のアイコ
ンクリック操作によるリクエストコマンドが取得される
と(S23)、電話制御部17及び携帯電話18が制御
されて選択されたアイコンに対応する概要情報に付加さ
れた個別識別コードが管理サーバ3に送信される(S2
4)。
【0057】そうすると、管理サーバ3側では送信され
てきた個別識別コードに対応するアドレス情報が対応表
(図4参照)から検索されてカーナビ4に返送されるた
め、返送されてきたアドレス情報がカーナビ4により受
信されて表示部12に表示され(S25)、使用者によ
り携帯電話18を使ってそのアドレス情報の問い合わせ
先にアクセスされ(S26)、使用者が希望するコンテ
ンツの詳細が取得されて表示部12に表示され(S2
7)、その後動作は終了する。
【0058】更に、管理サーバ3によるアドレス情報の
提供動作について図9を参照して説明する。図9に示す
ように、カーナビ4からの個別識別コードが受信される
と(S31)、データベース5の対応表(図4参照)か
ら受信された個別識別コードに対応するインターネット
URLから成るアドレス情報が検索され(S32)、検
索されたアドレス情報が、要求を発してきたカーナビ4
に送信され(S33)、その後動作は終了する。
【0059】このように、管理サーバ3は、各放送デー
タ作成装置2a、2bから個別識別コードの発行要求を
受けると、この発行要求の際に取得した位置情報と個別
識別子との組み合わせが重複しないように、個別識別子
を位置情報に付加して個別識別コードを生成して発行要
求を発した各放送データ作成装置2a、2bに発行す
る。
【0060】そして、各放送データ作成装置2a、2b
が管理サーバ3から個別識別コードを受信すると、その
個別識別コード及び概要情報の組を複数集めて成る放送
データを作成し、これをカーナビ4に向けて放送し、カ
ーナビ4がこれを受信すると、カーナビ4の表示部12
に表示中の道路地図上に、受信した概要情報に含まれる
アイコン用データに基づくアイコンが表示される。
【0061】更に、カーナビ4の使用者が、表示された
アイコンを見てそのコンテンツの詳細を知りたいと思っ
たときには、希望するアイコンを選択することにより、
電話制御部17及び携帯電話18により管理サーバ3に
そのアイコンに対応する概要情報の個別識別コードが送
信され、管理サーバ3側でその個別識別コードに対応す
るアドレス情報が検索されてカーナビ4に返送され、返
送されてきたアドレス情報によるWebサーバにアクセ
スされて所望のコンテンツの詳細を知ることができる。
【0062】従って、第1実施形態によれば、コンテン
ツの概要を表わす概要情報が位置情報及びアイコン用デ
ータを含むため、カーナビ4側で概要情報を受信したと
きに、表示中の地図上の対応する位置に種別(カテゴ
リ)を表わす所定の図柄のアイコンが重畳表示され、カ
ーナビ4の使用者がそのアイコンを見ることで、そのコ
ンテンツが希望するものかどうかを簡単に判断すること
ができる。
【0063】また、カーナビ4の使用者は所望のアイコ
ンを選択することで、そのアイコンに対応するコンテン
ツのアドレス情報を管理サーバ3から取得することがで
きるため、取得したアドレス情報のWebサーバにアク
セスすることによりコンテンツの詳細を極めて簡単に入
手することができる。
【0064】更に、カーナビ4から通信回線を介して個
別識別コードが管理サーバ3に送信されてきたときに、
管理サーバ3側でアクセス回数を把握、管理することが
できるため、そのアクセス回数を例えばコンテンツ別に
分析すれば利用者の情報ニーズに関するマーケティング
データを簡単に得ることができる。
【0065】しかも、管理サーバ3から返送されるイン
ターネットURLから成るアドレス情報の連絡先である
Webサーバへのアクセス頻度に応じて、そのコンテン
ツの提供元であるWebサーバに対して管理サーバ3側
からサービス提供の手数料として課金すべき料金の計算
を簡単に行うことが可能になる。
【0066】なお、概要情報に含まれるアイコン用デー
タに、そのアイコンを説明するための20〜30文字程
度のテキストデータを更に含むと、アイコンに関する説
明も一緒にカーナビ4の表示部12に表示することがで
きるため、使用者はアイコンの意味を容易に把握するこ
とができて効果的である。
【0067】(第2実施形態)この発明の第2実施形態
について図10ないし図12を参照して説明する。但
し、図10はシステム全体の概略構成を示す図、図11
及び図12は動作説明図である。本実施形態におけるシ
ステム全体の基本的な構成、及び情報端末としてのカー
ナビ4の構成は、各々図1及び図2とほぼ同じであるた
め、重複した説明は省略することとし、以下の説明では
これら図1、図2も参照し、特に上記した第1実施形態
と相違する点について説明する。
【0068】本実施形態において、上記した第1実施形
態と相違するのは次の点である。即ち、図10に示すよ
うに、上記した管理サーバ3と同様の機能を有する個別
管理サーバ31a、31bを各放送データ作成装置2
a、2bごとに設け、例えば個別管理サーバ31aは、
放送データ作成装置2aそれぞれに対してWebサーバ
1a〜1cから提供される各種のコンテンツについて個
別識別コードを生成、発行し、個別管理サーバ31aに
設けられたデータベースに、発行した個別識別コード及
びインターネットURLから成るアドレス情報から成る
対応表を作成し、作成した対応表を格納部としてのデー
タベース32aに格納する。一方、個別管理サーバ31
bも、個別管理サーバ31aと同様に、個別識別コード
を発行してデータベース32bに格納する。
【0069】このとき、個別管理サーバ31a、31b
それぞれは、放送データ作成装置2a、2bそれぞれか
ら個別識別コードの発行要求を受けるが、その際に、各
放送データ作成装置2a、2bが各Webサーバ1a〜
1fから取得したコンテンツの概要情報を形成するため
のデータ、並びにそのコンテンツを特定するための位置
情報及びインターネットURLから成るアドレス情報の
うち、位置情報及びアドレス情報を発行要求と一緒に受
信する。
【0070】そして、個別管理サーバ31a、31b
は、個別識別コードを生成するときに、“XXXYY
Y”という位置情報(図3参照)に対して、“−1”や
“−2”というハイフンを伴う個別識別子(図3参照)
に加えて、放送データ作成装置2a、2bそれぞれに対
し予め割り付けられた“A”や“B”という制作者コー
ドを付加して個別識別コードを生成し、例えば図11に
示すように、インターネットURLから成るアドレス情
報及び生成した個別識別コードから成る対応表を作成し
て格納部であるデータベース32a、32bにそれぞれ
格納する。
【0071】また、各放送データ作成装置2a、2b
は、個別管理サーバ31a、31bそれぞれにより生
成、発行された個別識別コード及び概要情報の組を複数
集めて成る放送データを作成してカーナビ4に向けて放
送する。
【0072】更に、各個別管理サーバ31a、31bと
共に管理装置を構成し、各個別管理サーバ31a、31
bを管理する総合管理サーバ33が設けられ、この総合
管理サーバ33は、図12に示すように、各放送データ
作成装置2a、2bそれぞれに対し予め割り付けられた
“A”や“B”といった制作者コード、及び放送データ
作成装置2a、2bそれぞれのインターネットURLか
ら成るアドレス情報の対照表をデータベース51に記憶
して管理する。
【0073】そして、総合管理サーバ33は、カーナビ
4から通信回線を介していずれかの制作者コード
(“A”または“B”)が送信されてきたときに、その
制作者コードに対応する放送データ作成装置2a、2b
それぞれのインターネットURLから成るアドレス情報
を対照表(図12参照)から検索してそのカーナビ4に
返送する。
【0074】一方、カーナビ4では、各放送データ作成
装置2a、2bからの放送データを受信すると、受信し
た概要情報に含まれる位置情報に基づく対応位置に、概
要情報に含まれるアイコン用データに基づくアイコンを
表示部12に表示中の道路地図上に重畳表示する。
【0075】更に、カーナビ4には、受信した放送デー
タに含まれる個別識別コード中の制作者コードを総合管
理サーバ33に自動送信する機能が付加されており、総
合管理サーバ33に制作者コードを自動送信すること
で、総合管理サーバ33によりデータベース51の対照
表からその制作者コードに対応するアドレス情報が検索
されて返送されるため、返送されてきたアドレス情報の
放送データ作成装置2a、2bにアクセス及び個別識別
コードを送信することで、所望のコンテンツに対応する
インターネットURLから成るアドレス情報を入手する
ことができる。
【0076】このとき、例えばカーナビ4の表示部12
に制作者コードを選択するためのキー画像を設けてお
き、アイコン操作と共にこのキー画像を操作することに
より、総合管理サーバ33に選択した制作者コードを自
動送信することが可能になる。
【0077】このようにすると、総合管理サーバ33か
ら返送される制作者コードに対応するアドレス情報に基
づき、カーナビ4は個別管理サーバ31a或いは31b
にアクセスすることができる。更に、カーナビ4からの
個別識別コードにより、各個別管理サーバ31a、31
bから返送されるアドレス情報に基づき、カーナビ4の
使用者が希望するコンテンツの詳細を入手することもで
きる。
【0078】従って、第2実施形態によれば、総合管理
サーバ33へのアクセス頻度、或いは個別管理サーバ3
1a、31bへのアクセス頻度に応じて、利用者の情報
ニーズに関するマーケティングデータを簡単に得ること
ができると共に、そのコンテンツの提供元に対して総合
管理サーバ33側から、若しくは個別管理サーバ31
a、31b側(または放送データ作成装置2a、2b
側)から、サービス提供の手数料として課金すべき料金
の計算を簡単に行うことが可能になる。
【0079】なお、第2実施形態においても、カーナビ
4の表示部12に、アイコンを説明するための20〜3
0文字程度のテキストも一緒に表示するようにしてもよ
く、こうすると表示中のアイコンが何を表わすのかを使
用者は容易に把握することができて非常に効果的であ
る。
【0080】更に、上記した第2実施形態における制作
者コードは、上記したような“A”や“B”等のアルフ
ァベットに限るものではなく、数字やその他の記号であ
っても構わない。
【0081】ところで、この発明の第3実施形態とし
て、各放送データ作成装置2a、2bが、個別識別コー
ドを発行要求する際に、対応する概要情報(或いはコン
テンツ)の有効期限に関する有効期限情報を管理サーバ
3(図1参照)、個別管理サーバ31a、31b(図1
0参照)に通知するようにし、データベース5の対応表
(図4参照)或いはデータベース32a、32bの対応
表(図11参照)にその有効期限情報も一緒に登録する
とよい。
【0082】このとき、その有効期限情報は、Webサ
ーバ1a〜1fから取得したもの、或いは各放送データ
作成装置2a、2bや管理サーバ3等において予め準備
設定されたもののいずれであっても構わない。
【0083】こうすると、管理サーバ3、若しくは個別
管理サーバ31a、31b側で、有効期限の経過したコ
ンテンツを排除することができ、個別識別コード発行の
際に、有効期限の経過したものと同じ個別識別コードを
再発行することができるため、個別識別コードの数が増
大することを防止することが可能になる。
【0084】なお、上記した各実施形態では、管理装置
として管理サーバ3、若しくは個別管理サーバ31a、
31b及び総合管理サーバ33を設けた場合について説
明したが、いずれかのWebサーバの中にこれら管理サ
ーバの機能を持たせ、このWebサーバの機能により管
理サーバを構成するようにしてもよい。こうすれば、管
理サーバを別途設けることなく、いずれかのWebサー
バの機能を利用することで実現でき、システム構成の簡
略化を図ることができる。
【0085】更に、上記した各実施形態では、カーナビ
4の表示部12にアイコンを表示するようにしている
が、表示するのは特にアイコンに限定されるものではな
く、要するにコンテンツの種別(カテゴリ)を判別でき
るような記号や図形等の所定のマークであればよい。
【0086】また、上記した実施形態では、データ放送
によりカーナビ4に対して放送データを送信する場合に
ついて説明しているが、本発明は、FM多重放送のほ
か、デジタル放送や、VICSのビーコンのようなDS
RC(Dedicated Short Range Communication )といった
データ放送について適用可能である。
【0087】更に、上記した各実施形態では、情報端末
をカーナビ4とした場合について説明したが、情報端末
はこれに限定されるものでなく、要するに、放送データ
作成装置2a、2bからの放送データを受信でき、地図
を表示する機能を有する情報端末であれば、どのような
構成であってもよい。
【0088】また、上記した各実施形態では、個別識別
コードを構成する個別識別子を1、2、…等の数字によ
り構成した場合について説明したが、これ以外にアルフ
ァベットやその他の記号を用いても構わないのは勿論で
ある。
【0089】更に、上記した各実施形態では、放送デー
タ作成装置を2カ所とし、Webサーバを6カ所として
説明したが、放送データ作成装置及びWebサーバの設
置数は各々これらの数値に限定されるものでないのは勿
論である。
【0090】また、本発明は上記した各実施形態に限定
されるものではなく、その趣旨を逸脱しない限りにおい
て上述したもの以外に種々の変更を行うことが可能であ
る。
【0091】
【発明の効果】以上のように、請求項1に記載の発明に
よれば、コンテンツの概要を表わす概要情報が、例えば
位置及び種別(カテゴリ)をも表わすようにしておくこ
とで、地図表示機能を有する情報端末が概要情報を受信
したときに、表示中の地図上にその概要情報の位置と種
別を所定のマーク等によって表示することができ、情報
端末の使用者がそのマークを見ることで、そのコンテン
ツが希望するものかどうかを簡単に判断することがで
き、情報端末側において使用者が希望するコンテンツの
検索を非常に容易に行うことが可能になる。
【0092】また、請求項2に記載の発明によれば、デ
ータを放送する側としては、アイコンを表示するのに必
要なデータ量で済み、インターネットサービスの場合に
おけるURLのようにデータ量が非常に大きくなること
もなく、情報端末側では、その使用者が表示されたアイ
コンを見ることで、そのコンテンツが希望するものかど
うかを簡単に判断することができる。
【0093】また、請求項3に記載の発明によれば、W
ebサーバが提供するコンテンツの各種別それぞれに対
応させて、アイコン用データとしての種別データを予め
設定しておくことにより、例えばコンテンツがレストラ
ンに関する内容であればレストランを表わすアイコン
を、駐車場に関する内容であれば駐車場を表わすアイコ
ンを、情報端末の表示画面の表示地図上に表示すること
が可能になる。
【0094】また、請求項4、5に記載の発明によれ
ば、有効期限情報による有効期限に基づき、そのコンテ
ンツがすでに有効期限の過ぎたものであるのかないのか
を、容易に判断することが可能になり、管理装置側或い
は情報端末側で、有効期限の経過したコンテンツを排除
することができ、放送データを削減することが可能にな
る。
【0095】また、請求項6に記載の発明によれば、情
報端末から通信回線を介して個別識別コードが管理サー
バに送信されてくると、管理サーバ側でアクセス回数を
把握、管理することができるため、そのアクセス回数を
例えばコンテンツ別に分析すれば利用者の情報ニーズに
関するマーケティングデータを簡単に得ることが可能に
なる。
【0096】しかも、管理サーバから返送されるアドレ
ス情報の連絡先であるWebサーバへのアクセス頻度に
応じて、そのコンテンツの提供元であるWebサーバに
対して管理サーバ側からサービス提供の手数料として課
金すべき料金の計算を簡単に行うことができる。
【0097】また、請求項7に記載の発明によれば、管
理サーバ側で有効期限の経過したコンテンツを排除する
ことができ、個別識別コード発行の際に、有効期限の経
過したものと同じ個別識別コードを再発行できるため、
個別識別コードの数の増大を防止することができ、全体
的なデータ量を削減することが可能になる。
【0098】また、請求項8に記載の発明によれば、位
置情報と個別識別子との組み合わせから成る個別識別コ
ードが重複しないように、個別識別子を位置情報に付加
して個別識別コードを生成して発行要求を発した放送デ
ータ作成装置に発行するため、放送データ作成装置が個
別識別コードを入手してこれを概要情報と共に情報端末
に向けて送信する場合に、その情報量は少なくて済む。
【0099】更に、例えば情報端末側で受信した個別識
別コードを自動記憶する場合に、受信した個別識別コー
ドが同じであれば、同一情報の再送信或いは内容の更新
された更新情報であって上書きされ、個別識別コードが
異なっていれば新たなコードとして記憶されるため、同
一情報或いは更新情報を二重に記憶することがなく、正
しい情報記憶が可能になる。
【0100】また、請求項9に記載の発明によれば、個
別識別コードを重複することなく発行することが可能に
なる。
【0101】また、請求項10に記載の発明によれば、
総合管理サーバへのアクセス頻度、個別管理サーバへの
アクセス頻度に応じて、そのコンテンツの提供元に対し
て総合管理サーバ側から、若しくは個別管理サーバ側か
ら、サービス提供の手数料として課金すべき料金の計算
を簡単に行うことが可能になる。
【0102】また、請求項11に記載の発明によれば、
管理サーバを別途設けることなく、いずれかのWebサ
ーバの機能を利用することで実現でき、システム構成の
簡略化を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の第1実施形態の全体構成を示す概略
図である。
【図2】この発明の第1実施形態の一部のブロック図で
ある。
【図3】この発明の第1実施形態の動作説明図である。
【図4】この発明の第1実施形態の動作説明図である。
【図5】この発明の第1実施形態の動作説明図である。
【図6】この発明の第1実施形態の動作説明用フローチ
ャートである。
【図7】この発明の第1実施形態の動作説明用フローチ
ャートである。
【図8】この発明の第1実施形態の動作説明用フローチ
ャートである。
【図9】この発明の第1実施形態の動作説明用フローチ
ャートである。
【図10】この発明の第2実施形態の全体構成を示す概
略図である。
【図11】この発明の第2実施形態の動作説明図であ
る。
【図12】この発明の第2実施形態の動作説明図であ
る。
【符号の説明】
1a〜1f Webサーバ 2a、2b 放送データ作成装置(取得部、形成部) 3 管理サーバ(生成部、返送部) 4 カーナビ(情報端末) 5 データベース(格納部) 21a、21b 編集部 22a、22b 放送部 31a、31b 個別管理サーバ 32a、32b データベース(格納部) 33 総合管理サーバ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H04L 12/18 H04L 11/18 12/54 11/20 101Z 12/58 H04N 7/173 610 Fターム(参考) 5C064 BA01 BA07 BB07 BC06 BC10 BC18 BD01 BD02 BD07 BD08 BD09 5E501 AA04 AA23 BA04 CA04 FB04 5K030 GA16 HA05 HA08 HC01 HC09 HD09 JL01 JL07 JT06 JT09 KA06 LB13 LD07 LD17 5K033 AA09 BA06 BA15 CB01 CB08 CB13 DA01 DA06 DA19 DB18 EA07 9A001 CZ05 DD11 JJ11 JJ12 JJ25 JJ27 JJ72 JJ77

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 通信回線を通じて各種のコンテンツを提
    供する少なくとも1つのWebサーバと接続される放送
    データ作成装置において、 前記Webサーバから、あ
    るコンテンツの概要情報を形成するためのデータ、並び
    にそのコンテンツを特定するための位置情報及びアドレ
    ス情報を取得する取得部と、 前記Webサーバから取
    得したデータに基づきそのコンテンツの概要情報を形成
    する形成部と、 管理装置に対して前記概要情報を識別
    するための個別識別コードの発行要求を行い、その発行
    要求に応じて前記管理装置から通信回線を介して取得し
    た前記個別識別コードと前記概要情報との組の複数から
    成る放送データを編集する編集部と、 編集された前記放送データを放送する送信部とを備えて
    いることを特徴とする放送データ作成装置。
  2. 【請求項2】 前記概要情報が、少なくともその情報内
    容の種別をアイコンにより表わすためのアイコン用デー
    タ及びその概要情報に対応する位置情報を含むことを特
    徴とする請求項1に記載の放送データ作成装置。
  3. 【請求項3】 前記アイコン用データが、前記Webサ
    ーバから取得した前記コンテンツの種別を表わす種別デ
    ータと対応していることを特徴とする請求項2に記載の
    放送データ作成装置。
  4. 【請求項4】 前記概要情報が、その有効期限を表わす
    有効期限情報を含むことを特徴とする請求項2または3
    に記載の放送データ作成装置。
  5. 【請求項5】 前記有効期限情報が、前記Webサーバ
    から取得したもの、或いは予め準備設定されたものであ
    ることを特徴とする請求項4に記載の放送データ作成装
    置。
  6. 【請求項6】 請求項1ないし3のいずれかに記載の放
    送データ作成装置を管理する管理装置であって、 前記放送データ作成装置から前記個別識別コードの発行
    要求を受け、この発行要求の際にその放送データ作成装
    置から前記アドレス情報を入手し、前記個別識別コード
    を生成して発行する生成部と、 入手した前記アドレス情報と発行する前記個別識別コー
    ドとを対応させた対応表を格納する格納部と、 前記情報端末から通信回線を介して前記個別識別コード
    が送信されたときにその個別識別コードに対応する前記
    アドレス情報を前記対応表から検索して返送する返送部
    とを備えた管理サーバから成ることを特徴とする管理装
    置。
  7. 【請求項7】 前記管理サーバの前記格納部が、放送デ
    ータ作成装置から入手した前記有効期限情報も一緒に前
    記対応表に格納することを特徴とする請求項6に記載の
    管理装置。
  8. 【請求項8】 前記管理サーバの前記生成部が、前記個
    別識別コードの発行要求の際に前記アドレス情報と一緒
    に前記位置情報を入手し、入手した前記位置情報とこれ
    に付加される個別識別子との組み合わせから成る前記個
    別識別コードを生成することを特徴とする請求項6また
    は7に記載の管理装置。
  9. 【請求項9】 前記管理サーバが前記放送データ作成装
    置ごとに設けられ、前記管理サーバの前記生成部が、そ
    の放送データ作成装置に対して予め割り付けられた制作
    者コードを付加して前記個別識別コードを生成すること
    を特徴とする請求項6ないし8のいずれかに記載の管理
    装置。
  10. 【請求項10】 前記管理サーバが個別管理サーバとし
    て複数の前記放送データ作成装置ごとに設けられ、 前記各個別管理サーバに対応する前記放送データ作成装
    置の制作者コード及びそのアドレス情報の対照表を記
    憶、管理し、前記情報端末から通信回線を介していずれ
    かの前記制作者コードが送信されてきたときにその制作
    者コードに対応する前記アドレス情報を前記対照表から
    検索して返送する総合管理サーバを更に備えていること
    を特徴とする請求項9に記載の管理装置。
  11. 【請求項11】 前記管理サーバは、前記各Webサー
    バのいずれかの中に設けられたサーバ機能により構成さ
    れることを特徴とする請求項6ないし10のいずれかに
    記載の管理装置。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010054275A (ja) * 2008-08-27 2010-03-11 Kenwood Corp 配信システム、センター装置及び車載器
JP2018049586A (ja) * 2016-09-16 2018-03-29 株式会社東芝 通信装置、通信方法、機器およびコンピュータプログラム
US10511671B2 (en) 2016-09-16 2019-12-17 Kabushiki Kaisha Toshiba Communication device, communication method, controlled device, and non-transitory computer readable medium

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