JP2002197351A

JP2002197351A - 情報提供システムおよび方法並びに情報提供プログラムを記録した記録媒体

Info

Publication number: JP2002197351A
Application number: JP2000393711A
Authority: JP
Inventors: Kosuke Furuse; 康介古瀬; Akiyuki Kobayashi; 昭之小林
Original assignee: NEC Corp
Current assignee: NEC Corp
Priority date: 2000-12-25
Filing date: 2000-12-25
Publication date: 2002-07-12

Abstract

(57)【要約】【課題】ナビゲーション装置の操作性を向上させ、ま
た、ナビゲーション装置が多くの新たな情報を表示でき
るようにする。【解決手段】管理者は、店舗、施設、地名等の情報を
情報管理サーバ１のデータベース４に登録する。利用者
の携帯電話装置２１は、音声検索を行う旨の情報を情報
管理サーバ１に送信後、音声通話網を介して音声サーバ
１１と接続する。音声サーバ１１は、利用者の音声を認
識し、音声認識した結果を検索キーとして情報管理サー
バ１１に送信する。情報管理サーバ１は、目的地の情報
の検索を行い、緯度経度情報を含めて携帯電話装置２１
に送信する。携帯電話装置２１は受信した情報を表示
し、車載ナビゲーションシステム２２は緯度経度情報に
基づいて店舗等の位置を表示する。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【発明の属する技術分野】本発明は、利用者の音声の認
識結果に基づいて利用者が希望する情報をナビゲーショ
ン装置に表示させる情報提供システムおよび方法並びに
情報提供プログラムを記録した記録媒体に関し、特に、
利用者に提供する情報を追加することができる情報提供
システムおよび方法並びに情報提供プログラムを記録し
た記録媒体に関する。

【０００２】

【従来の技術】自動車を運転する者は、車載ナビゲーシ
ョン装置を用いて目的地の情報を調べることが多い。車
載ナビゲーション装置は、位置がわかっているＧＰＳ(G
lobalPositioning System )衛星から電波を受信し、電
波の伝搬時間を測定することにより衛星との距離を求め
る。そして、複数の衛星からの距離を測定することで自
動車の位置情報を求める。また、車載ナビゲーション装
置は、地図情報を保持し、地図上に自動車の位置を示し
た画面をディスプレイ装置に出力する。

【０００３】また、車載ナビゲーション装置は、予め各
地点、店舗、施設等の位置情報等も保持しており、利用
者の操作に応じて、地図上に目的地となる地点や店舗等
の位置等を示した画面を表示する。

【０００４】

【発明が解決しようとする課題】従来の車載ナビゲーシ
ョン装置を用いて目的地となる地点や店舗等の情報を調
べる場合には、以下のような問題点があった。第一に、
車載ナビゲーション装置の利用者は自動車を運転してい
るので、手で操作をしにくかった。第二に、従来の車載
ナビゲーション装置は、予め保持していた情報しか表示
できなかった。例えば、新たな店舗が開業したり店舗が
移転したとしても、車載ナビゲーション装置はそのよう
な最新情報を表示できなかった。第三に、従来の車載ナ
ビゲーション装置は、情報を保持するための記憶容量に
制限があるため、保持する情報量が限定されていた。

【０００５】本発明は、ナビゲーション装置の操作性を
向上させることができ、また、ナビゲーション装置が多
くの新たな情報を表示できるようにする情報提供システ
ムおよび方法並びに情報提供プログラムを記録した記録
媒体を提供することを目的とする。

【０００６】

【課題を解決するための手段】本発明による情報提供シ
ステムは、利用者が目指す場所の情報を通信ネットワー
クを介して利用者に提供する情報提供システムであっ
て、音声通話網を介して受信した利用者の音声信号によ
る情報を認識し、認識した結果を検索情報として出力す
る音声認識装置と、前記音声認識装置が出力した検索情
報に応じた利用者が目指す場所の情報を通信ネットワー
クを介して利用者の通信端末に送信する情報管理装置と
を備えたことを特徴とする

【０００７】例えば、情報管理装置は、場所の情報とし
て少なくとも緯度および経度を保持する場所情報保持手
段と、検索情報に基づいて場所情報保持手段が保持する
情報の中から利用者が目指す場所の情報を、緯度および
経度を含めて検索する検索手段と、検索手段が検索した
場所の情報を通信ネットワークを介して利用者の通信端
末に送信する場所情報送信手段とを備え、音声認識装置
は、利用者の音声信号が示す情報を認識する音声認識手
段と、音声認識手段が認識した結果を検索情報として情
報管理装置に送信する検索情報送信手段とを備える。

【０００８】また、例えば、情報管理装置は、場所の情
報として少なくとも場所の名称および所在地が入力され
る場所情報入力手段と、場所情報入力手段に入力された
場所の所在地に対応する緯度および経度を判断する緯度
経度情報判断手段と、利用者が目指す場所の情報を検索
する検索情報を、通信ネットワークを介して音声認識装
置から受信する検索情報受信手段とを備え、場所情報保
持手段は、場所情報入力手段に入力された情報を、緯度
経度情報判断手段が判断した緯度および経度とともに保
持し、音声認識装置は、音声通話網を介して利用者の通
信端末から利用者の音声信号を受信する音声信号受信手
段とを備える。

【０００９】情報管理装置が場所の情報を送信する通信
端末は、例えば、携帯電話装置であり、前記携帯電話装
置は、音声通話網を介して音声認識装置に音声信号を送
信し、音声認識装置から音声信号を受信する音声送受信
手段と、通信ネットワークを介して情報管理装置から受
信した場所の情報を表示する情報表示手段とを備える。

【００１０】また、情報提供システムは、利用者に所持
され、利用者の通信端末に接続されるナビゲーション装
置を備え、ナビゲーション装置は、場所情報送信手段が
前記通信端末に送信した場所の所在地に対応する緯度お
よび経度を前記通信端末から受信し、受信した緯度およ
び経度の地点を表示する。

【００１１】また、情報管理装置は、利用者の通信端末
から通信ネットワークを介して利用者の位置情報を受信
する位置情報受信手段を備え、前記通信端末は、ナビゲ
ーション装置から利用者の位置情報を受信して情報管理
装置に送信し、検索手段は、検索情報受信手段が受信し
た検索情報および位置情報受信手段が受信した利用者の
位置情報に基づいて場所の情報を検索することが好まし
い。このような構成によれば、利用者が具体的に地域を
特定しない場合であっても、利用者の周辺地域の情報を
検索することができる。

【００１２】また、本発明による情報提供方法は、利用
者の通信端末から通信ネットワークを介して利用者の位
置情報を受信するステップと、利用者が目指す場所の情
報を検索する検索情報を、前記通信端末から音声通話網
を介して音声信号として受信するステップと、前記音声
信号が示す情報を認識するステップと、前記音声信号が
示す情報の認識結果および前記位置情報に基づいて、保
持する情報の中から緯度および経度を含む場所の情報を
検索するステップと、緯度および経度を含む場所の情報
を通信ネットワークを介して前記通信端末に送信するス
テップと、ナビゲーション装置に前記緯度および経度を
前記通信端末から受信させ、前記緯度および経度の地点
を表示させるステップとを含むことを特徴とする。

【００１３】例えば、利用者の通信端末は携帯電話装置
であり、情報管理装置が、前記携帯電話装置からインタ
ーネットを介して前記携帯電話の電話番号、音声で情報
を検索する旨の情報、および利用者の位置情報を受信す
るステップと、情報管理装置が、前記電話番号を音声認
識装置に送信するステップと、音声認識装置が、利用者
が目指す場所の情報を検索する検索情報を、前記電話番
号に対応する前記携帯電話装置から音声通話網を介して
音声信号として受信するステップと、音声認識装置が、
前記音声信号が示す情報を認識するステップと、音声認
識装置が、前記音声信号が示す情報の認識結果を情報管
理装置に送信するステップと、情報管理装置が、前記音
声信号が示す情報の認識結果および前記位置情報に基づ
いて、保持する情報の中から緯度および経度を含む場所
の情報を検索するステップと、情報管理装置が、緯度お
よび経度を含む場所の情報をインターネットを介して前
記携帯電話装置に送信するステップとを含んでいてもよ
い。

【００１４】また、本発明による情報提供プログラムを
記録した記録媒体は、コンピュータによって利用者が目
指す場所の情報を利用者の通信端末に送信するための情
報提供プログラムを記録した記録媒体であって、前記プ
ログラムは、コンピュータに、利用者の位置情報を受信
させ、利用者が目指す場所の情報を検索する検索情報を
受信させ、位置情報および検索情報に基づいて、保持す
る情報の中から緯度および経度を含む場所の情報を検索
させ、緯度および経度を含む場所の情報を通信ネットワ
ークを介して前記通信端末に送信させることを特徴とす
る。

【００１５】

【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
を参照して説明する。図１は、本発明による情報提供シ
ステムの実施の一形態を示すブロック図である。情報管
理サーバ１は、各地点、店舗、施設等の情報を登録した
データベースを備える。音声サーバは、音声通話網を介
して利用者の携帯電話装置２１から音声信号を受信し、
その音声を認識する。例えば、「地域別」「関東」「東
京」「渋谷」「食事」「和食」等の音声信号を受信し、
要求された情報の種類を認識する。情報管理サーバ１
は、音声サーバ１１が認識した情報を受信し、その項目
に該当する情報を携帯電話装置２１に送信する。例え
ば、音声サーバ１１から「地域別，関東，東京，渋谷，
食事，和食」という情報を受信したならば、渋谷の和食
店の情報を検索して携帯電話装置２１に送信する。

【００１６】情報管理サーバ１において、制御部２は、
記憶装置３が記憶するプログラムにしたがい、情報管理
サーバ１を制御する。プログラムは、音声サーバ１１や
インターネット３２を介して接続される携帯電話装置と
の情報の送受信や、受信した情報に対する処理等を行う
プログラムである。

【００１７】記憶装置３は、プログラムの他、携帯電話
装置に表示させるＷＥＢコンテンツの画面情報を記憶す
る。各ＷＥＢコンテンツの画面情報は、ＨＴＭＬ(Hyper
textMarkup Language )、ＣｏｍｐａｃｔＨＴＭＬ、Ｗ
ＭＬ(Wireless Markup Language)等のページ記述言語に
よって記述された情報である。ＷＥＢコンテンツは、携
帯電話装置において、ＵＲＬ(Universal Resource Loca
tor)を入力されたり、携帯電話装置の画面に表示される
リストが選択されることにより指定される。また、各Ｗ
ＥＢコンテンツの画面情報の送受信は、インターネット
３２を介して行われる。

【００１８】ネットワークインタフェース部５は、イン
ターネットを介して携帯電話装置と情報の送受信を行
い、また、ＬＡＮ３１を介して音声サーバ１１と情報の
送受信を行う。

【００１９】情報管理サーバ１は、利用者に提供する情
報を管理するデータベース４を備える。また、データベ
ース４は、番地、丁目、号によって定められる各所在地
に対応する緯度経度の情報を予め保持する。

【００２０】図２は、データベース４が管理する利用者
の情報の例を示す。データベース４は、利用者の情報と
して、パスワード、氏名、住所、電話番号、性別等を管
理する。利用者は、予め利用者登録を行い、パスワード
や氏名等をデータベース４に登録する。

【００２１】図３は、データベース４が管理する情報の
例を示す。ここでは、商品やサービスの販売を行う店舗
等の情報を例に説明する。データベース４は、店舗等の
情報として、名称、住所、緯度経度情報を管理する。デ
ータベース４は、この他に、電話番号、駐車場の有無、
営業時間、カテゴリ等を管理してもよい。車載ナビゲー
ション装置から検索されることを希望する店舗等は、情
報管理サーバ１と音声サーバ１とを管理する管理者に店
舗等の情報を伝える。この情報は、例えば、企業名、店
名、住所、電話番号、駐車場の有無、営業時間等であ
る。管理者はデータベース４に各情報を登録する。ま
た、管理者は、店舗の業種やカテゴリ（例えば、和食、
洋食、中華、喫茶、ファーストフード等）を判断し、業
種およびカテゴリの情報も登録する。情報管理サーバ１
の制御部２は、登録された各住所の緯度および経度を判
断し、緯度経度情報もデータベース４に登録する。デー
タベース４は、ガソリンスタンド、コンビニエンススト
ア、駐車場、娯楽施設等の様々な業種について、企業
名、店名、住所等を管理する。カテゴリの内容は、業種
によって異なる。

【００２２】なお、データベース４は、店舗等が企画す
るイベントやキャンペーンの案内等、図３に示す情報以
外の情報を登録してもよい。

【００２３】また、データベース４が管理する情報は、
販売等を行う業者の情報に限られない。例えば、データ
ベース４は、役所等の公共施設や各地の地名等に対応す
る緯度経度情報を管理してもよい。この場合、管理者
は、店舗等から伝えられた情報だけでなく、各地名や施
設の名称等および各地名や名称等に対応する所在地も情
報管理サーバ１に入力し、データベース４に登録する。
所在地は、番地、丁目、号で定められる位置情報であ
る。情報管理サーバ１の制御部２は、登録された所在地
の緯度および経度を判断し、緯度経度情報もデータベー
ス４に登録する。データベース４は、各店舗、施設、地
名等に対応させて、少なくとも緯度経度情報を保持す
る。

【００２４】情報管理サーバ１の制御部２は、音声サー
バ１１から「地域別，関東，東京，新宿，駐車場」や
「周辺，食事，和食」等の情報を受信したならば、その
情報を検索キーとしてデータベース４の中から該当する
店舗、施設、地名等の情報を検索し、携帯電話装置２１
に送信する。「周辺」という検索キーがある場合には、
利用者の位置情報をもとに利用者の周辺地域の情報を検
索する。後述するように、携帯電話装置２１は、車載ナ
ビゲーション装置２２に接続され、車載ナビゲーション
装置２２が取得する位置情報を情報管理サーバ１に送信
する。制御部２は、店舗、施設、地名等の情報を携帯電
話装置２１に送信するとき、店舗等の緯度経度情報も送
信する。

【００２５】次に、音声サーバ１１について説明する。
音声サーバ１１において、制御部１２は、記憶装置１３
が記憶するプログラムにしたがい、音声サーバ１１を制
御する。プログラムは、音声信号の認識処理や情報管理
サーバ１との情報の送受信等を行うプログラムである。
ネットワークインタフェース部１４は、ＬＡＮ３１を介
して情報管理サーバ１と情報の送受信を行う。回線接続
部１５は、音声通話網を介して携帯電話装置２１と音声
信号の送受信を行う。

【００２６】制御部１２は、音声通話網を介して携帯電
話装置２１と接続したならば、利用者に音声入力を促
す。例えば、「地域別」「周辺」という選択肢の音声信
号を携帯電話装置２１に送信する。制御部１２は、携帯
電話装置２１から回答（音声信号）を受信したならば、
音声を認識し、予め保持するテキスト情報の中から音声
に対応するテキスト情報を抽出する。制御部１２は、音
声認識後、さらに次の音声入力を促すための選択肢を送
信する。選択肢は、利用者からの回答によって異なる。
例えば、最初に利用者から「地域別」という回答を得た
ならば、続いて「関東」「関西」等の選択肢を送信す
る。また、「周辺」という回答を得たならば、「食事」
「娯楽施設」「駐車場」等の選択肢を送信する。このよ
うに、制御部１２は、携帯電話装置２１から回答を得
て、回答に応じた選択肢を送信することを繰り返す。選
択肢およびその回答の送受信回数は、選択肢の選び方に
よって異なる。

【００２７】制御部１２は、「地域別」「関東」等の音
声信号に対応するテキスト情報を情報管理サーバ１に送
信する。制御部１２は、例えば、「地域別，関東，東
京，新宿，駐車場」や「周辺，食事，和食」等のように
ＣＳＶ(Comma Separated Value)形式のデータとして情
報管理サーバ１に送信する。

【００２８】次に、携帯電話装置２１および車載ナビゲ
ーション装置２２について説明する。携帯電話装置２１
は、インターネット３２を介して受信したＷＥＢコンテ
ンツを表示する表示画面を備える。携帯電話装置２１
は、情報管理サーバ１から店舗、施設、地名等の情報を
受信して表示画面に表示する。

【００２９】車載ナビゲーション装置２２は、携帯電話
装置と接続するインタフェースおよび音声入出力部２３
と接続するインタフェースを備える。音声入出力部２３
は、いわゆるハンズフリー状態での音声の入出力を可能
とする音声入出力装置である。利用者は、携帯電話装置
２１および音声入出力部２３を車載ナビゲーション装置
２２に接続し、自動車の運転をした状態で（自動車のハ
ンドルを握った状態で）、音声を聞いたり音声を入力し
たりする。

【００３０】車載ナビゲーション装置２２は、ＧＰＳ衛
星から電波を受信し、自動車（利用者）の位置情報を求
める。そして、位置情報を携帯電話装置２１に送信す
る。また、携帯電話装置２１から店舗、施設、地名等の
緯度経度情報を受信し、その位置を表示する。

【００３１】携帯電話装置２１は、インターネット３２
を介して情報管理サーバ１と接続し、また、音声通話網
を介して音声サーバ１１と接続する。通信会社センタ３
５は、携帯電話装置２１と各ネットワークとを接続し、
携帯電話装置の通話料や情報管理サーバ１が送信するＷ
ＥＢコンテンツの利用料を管理する。

【００３２】上記の実施の形態において、情報管理装置
は情報管理サーバ１であり、音声認識装置は音声サーバ
１である。また、場所情報入力手段、検索情報受信手
段、場所情報送信手段、および位置情報受信手段は、情
報管理サーバ１のネットワークインタフェース部５およ
び制御部２によって実現される。緯度経度情報判断手段
は、制御部２およびデータベース４によって実現され
る。場所情報保持手段は、データベース４によって実現
される。検索手段は、制御部２によって実現される。音
声信号受信手段は、音声サーバ１の回線接続部１５およ
び制御部１２によって実現される。音声認識手段は、制
御部１２によって実現される。検索情報送信手段は、ネ
ットワークインタフェース部１４および制御部１２によ
って実現される。ナビゲーション装置は、車載ナビゲー
ション装置２２によって実現される。

【００３３】続いて、情報管理サーバ１へのデータの登
録について説明する。まず、利用者情報（氏名、住所
等）を登録する場合の例について説明する。情報管理サ
ーバ１の制御部２は、利用者の携帯電話装置２１からの
要求に応じて、利用者登録画面の情報を送信する。図４
は、利用者登録画面の例を示す。携帯電話装置２１は、
画面上に利用者の情報を入力され、入力された情報をイ
ンターネット３２を介して情報管理サーバ１に送信す
る。制御部２は、受信した利用者の情報をデータベース
４に登録する。なお、利用者情報を登録する際、携帯電
話装置２１は車載ナビゲーション装置２２に接続されて
いなくてもよい。

【００３４】次に、店舗等の情報を登録する場合の例に
ついて説明する。情報管理サーバ１の管理者は、店舗等
から電子データや書面等により情報（企業名、店名、住
所、電話番号、駐車場の有無、営業時間等）を受け取
る。店舗等はチェーン展開する企業であっても、個人経
営の店舗であってもよい。管理者は、受け取った情報
を、例えば、ＬＡＮ３１に接続する端末（図１において
図示せず）から情報管理サーバ１に入力する。制御部２
は、ネットワークインタフェース部５を介して入力され
た店舗等の情報をデータベース４に登録する。また、店
舗の住所の情報および予めデータベース４に保持する緯
度と経度の情報に基づいて、店舗の緯度および経度を判
断し、各店の緯度経度情報も登録する。

【００３５】管理者は、店舗等から受け取った情報だけ
でなく、各種施設や地名等に対応する名称や所在地を登
録してもよい。制御部２は、所在地から緯度および経度
を判断し、その緯度形状情報をデータベース４に登録す
る。

【００３６】図５は、情報提供方法における処理経過の
一例を示す流れ図である。携帯電話装置２１が接続され
た車載ナビゲーション装置２２は、自動車の位置情報を
携帯電話装置２１に送信する（ステップＳ１）。情報管
理サーバ１の制御部２は、携帯電話装置２１の要求に応
じてメニュー画面を送信する（ステップＳ２）。メニュ
ー画面は、音声検索を要求するメニューを表示する。図
６は、メニュー画面の例を示す。なお、データベース４
が、店舗等が企画するイベントやキャンペーンの案内等
の各種情報も保持する場合には、それらの情報を要求す
るメニューを表示してもよい。また、制御部２は、携帯
電話装置２１からアクセスがあったときに、携帯電話装
置の電話番号を受信する。

【００３７】携帯電話装置２１は、音声検索のメニュー
を指定され、インターネットを介して情報管理サーバ１
に音声検索が選択された旨の情報および位置情報を送信
し、情報管理サーバ１はこの情報を受信する（ステップ
Ｓ３）。制御部２は、携帯電話装置２１から受信した電
話番号がデータベース４に登録されているか否かを確認
し、登録されているならば、携帯電話装置２１の電話番
号および利用者の位置情報を音声サーバ１１に送信する
（ステップＳ４）。

【００３８】一方、携帯電話装置２１は、音声検索のメ
ニューが選択されたならば、ステップＳ３の後、ｐｈｏ
ｎｅ−ｔｏ機能により、情報管理サーバ１との接続を断
ち、音声通話網を介して音声サーバ１１と接続する（ス
テップＳ５）。このとき、音声サーバ１１は、携帯電話
装置２１から発信番号を通知され、携帯電話装置２１の
電話番号を認識する。音声サーバ１１の制御部１２は、
情報管理サーバ１から受信した電話番号と、携帯電話装
置２１の電話番号とを対応付ける（ステップＳ６）。

【００３９】続いて、制御部１２は、利用者に入力を促
す音声信号を携帯電話装置２１に送信する（ステップＳ
７）。例えば、「地域別」「周辺」等の選択肢の音声信
号を携帯電話装置２１に送信して、利用者に音声入力を
促す。利用者は、選択した項目を入力し、携帯電話装置
２１は音声信号を音声サーバ１１に送信する（ステップ
Ｓ８）。制御部１２は、受信した音声を認識し、予め保
持するテキスト情報の中から音声に対応するテキスト情
報を抽出する（ステップＳ９）。音声サーバ１１は、ス
テップＳ７〜Ｓ９を繰り返し、利用者が目指す場所の情
報の項目を絞り込み、例えば、「周辺，食事，和食」等
の情報を作成する。なお、ステップＳ７，Ｓ８におい
て、利用者は音声入出力部２３を用いて音声を聞いた
り、音声を入力する。

【００４０】続いて、制御部１２は、利用者が目指す場
所のデータを情報管理サーバ１１に送信する（ステップ
Ｓ１０）。利用者が希望した情報が、利用者の周辺の情
報である場合、音声サーバ１１は、位置情報も情報管理
サーバ１１に送信する。

【００４１】制御部１２は、ステップＳ１０の後、ｐｈ
ｏｎｅ−ｔｏ機能により、携帯電話装置２１との接続を
断つ（ステップＳ１１ａ）。携帯電話装置２１は、音声
サーバ１１との接続が断たれたならば、再度ｐｈｏｎｅ
−ｔｏ機能により、情報管理サーバ１に接続する（ステ
ップＳ１１ｂ）。

【００４２】情報管理サーバ１の制御部２は、ステップ
Ｓ１０において受信した情報に基づいて、利用者が目指
す場所の情報をデータベース４が保持する情報の中から
検索する（ステップＳ１２）。例えば、「周辺，食事，
和食」という情報を受信したならば、位置情報により特
定される地点から所定の範囲内における和食店の情報を
検索する。また、例えば、「地域別，関東，東京，新
宿，駐車場」という情報を受信したならば、新宿に存在
する駐車場の情報を検索する。制御部２は、店舗等の情
報を検索するときに、店名、電話番号、住所、営業時間
等だけでなく、緯度経度情報も検索する。続いて、制御
部２は、検索した情報を携帯電話装置２１に送信する
（ステップＳ１３）。

【００４３】携帯電話装置２１は、ステップＳ１３にお
いて受信した目的地の情報を表示する（ステップＳ１
４）。図７（ａ）（ｂ）は、店舗等の情報を表示する場
合の表示画面の例を示す。図７（ｂ）に示す「目的地登
録」が選択された場合、携帯電話装置２１は、情報管理
サーバ１から受信した緯度経度情報を車載ナビゲーショ
ン装置２２に送信する（ステップＳ１５）。車載ナビゲ
ーション装置２２は、受信した緯度経度情報に基づき利
用者が検索した目的地の位置を地図上に表示する（ステ
ップＳ１６）。

【００４４】利用者は、情報の閲覧に対する対価（利用
料）を情報管理サーバ１の管理者に支払う。通信会社セ
ンタ３５は、情報管理サーバ１と携帯電話装置２１が情
報を送受信したときに、利用者が管理者に支払うべき利
用料の情報を更新する。また、携帯電話装置２１が、情
報管理サーバ１および音声サーバ１１と通信を行ったと
きには、利用者が通信会社に支払うべき通話料の情報も
更新する。利用者は通信会社に利用料および通話料を支
払い、管理者は通信会社から利用料を受け取る。

【００４５】このような情報提供方法によれば、音声で
所望の情報を選択することができるので、車載ナビゲー
ション装置２２に目的地を表示させるときの操作性が増
す。特に、自動車を運転している利用者にとっての操作
性が向上する。また、車載ナビゲーション装置２２では
なく情報管理サーバ１が店舗や施設等の情報を保持す
る。したがって、管理者は情報管理サーバ１に新たな情
報を追加することで、利用者に新しい情報を提供するこ
とができる。さらに、従来の車載ナビゲーション装置よ
り多くの情報を保持することができる。この結果、車載
ナビゲーション装置は多くの新たな情報を表示すること
ができ、利用者にこの情報を提供することができる。

【００４６】また、車載ナビゲーション装置２２は利用
者の位置情報を携帯電話装置２１に送信し、携帯電話装
置２１はこの位置情報を情報管理サーバ１に送信する。
したがって、利用者が具体的な地名を特定しない場合で
あっても、情報管理サーバ１は利用者の周辺地域の情報
を検索することができる。

【００４７】本発明において、携帯電話装置２１と接続
するナビゲーション装置は、自動車に設置される車載ナ
ビゲーション装置２２に限定されず、可搬型のナビゲー
ション装置であってもよい。利用者は、可搬型のナビゲ
ーション装置を用いて目的地の位置を確認する場合であ
っても、新たな情報を入手することができ、また、多く
の情報の中から情報を選択することができる。

【００４８】以上の各実施例において示したＷＥＢコン
テンツの画面は例示であり、本発明に適用されるＷＥＢ
コンテンツの画面は上記の例に限定されない。

【００４９】

【発明の効果】本発明によれば、音声認識装置は、音声
通話網を介して受信した利用者の音声信号による情報を
認識し、認識した結果を検索情報として出力し、情報管
理装置は、音声認識装置が出力した検索情報に応じた利
用者が目指す場所の情報を通信ネットワークを介して利
用者の通信端末に送信する。したがって、利用者は音声
により所望の情報を指定できるので、操作性が向上す
る。また、検索した結果を通信ネットワークを介して送
信するので、新たな情報を追加することができ、また、
多くの情報を保持することができる。そのため、ナビゲ
ーション装置に、多くの新たな情報を表示させることが
できる。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明による情報提供システムの実施の一形
態を示すブロック図である。

【図２】データベースが管理する利用者の情報の例を
示す説明図である。

【図３】データベースが管理する店舗等の情報の例を
示す説明図である。

【図４】利用者登録画面の例を示す説明図である。

【図５】情報提供方法における処理経過の一例を示す
流れ図である。

【図６】メニュー画面の例を示す説明図である。

【図７】目的地の情報の表示画面の例を示す説明図で
ある。

【符号の説明】

１情報管理サーバ２制御部３記憶装置４データベース５ネットワークインタフェース部１１音声サーバ１２制御部１３記憶装置１４ネットワークインタフェース部１５回線接続部２１携帯電話装置２２車載ナビゲーション装置３５通信会社センタ

───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.⁷ 識別記号ＦＩテーマコート゛(参考）Ｇ０８Ｇ 1/0969 Ｇ０８Ｇ 1/0969 Ｇ１０Ｌ 15/00 Ｇ１０Ｌ 3/00 ５５１Ｑ 15/28 Ｆターム(参考） 2F029 AA02 AB07 AC02 AC14 5B075 KK07 NK54 PP07 PQ02 PQ32 PQ46 5D015 KK01 KK02 5H180 AA01 BB05 CC12 EE10 FF05 FF22 FF27 FF32

Claims

【特許請求の範囲】

【請求項１】利用者が目指す場所の情報を通信ネット
ワークを介して利用者に提供する情報提供システムであ
って、音声通話網を介して受信した利用者の音声信号による情
報を認識し、認識した結果を検索情報として出力する音
声認識装置と、前記音声認識装置が出力した検索情報に応じた利用者が
目指す場所の情報を通信ネットワークを介して利用者の
通信端末に送信する情報管理装置とを備えたことを特徴
とする情報提供システム。
【請求項２】情報管理装置は、場所の情報として少な
くとも緯度および経度を保持する場所情報保持手段と、検索情報に基づいて場所情報保持手段が保持する情報の
中から利用者が目指す場所の情報を、緯度および経度を
含めて検索する検索手段と、検索手段が検索した場所の情報を通信ネットワークを介
して利用者の通信端末に送信する場所情報送信手段とを
備え、音声認識装置は、利用者の音声信号が示す情報を認識す
る音声認識手段と、音声認識手段が認識した結果を検索情報として情報管理
装置に送信する検索情報送信手段とを備えたことを特徴
とする請求項１記載の情報提供システム。
【請求項３】情報管理装置は、場所の情報として少な
くとも場所の名称および所在地が入力される場所情報入
力手段と、場所情報入力手段に入力された場所の所在地に対応する
緯度および経度を判断する緯度経度情報判断手段と、利用者が目指す場所の情報を検索する検索情報を、通信
ネットワークを介して音声認識装置から受信する検索情
報受信手段とを備え、場所情報保持手段は、場所情報入力手段に入力された情
報を、緯度経度情報判断手段が判断した緯度および経度
とともに保持し、音声認識装置は、音声通話網を介して利用者の通信端末
から利用者の音声信号を受信する音声信号受信手段とを
備えたことを特徴とする請求項２記載の情報提供システ
ム。
【請求項４】情報管理装置が場所の情報を送信する通
信端末は携帯電話装置であり、前記携帯電話装置は、音声通話網を介して音声認識装置
に音声信号を送信し、音声認識装置から音声信号を受信
する音声送受信手段と、通信ネットワークを介して情報管理装置から受信した場
所の情報を表示する情報表示手段とを備えたことを特徴
とする請求項１ないし請求項３記載の情報提供システ
ム。
【請求項５】利用者に所持され、利用者の通信端末に
接続されるナビゲーション装置を備え、ナビゲーション装置は、場所情報送信手段が前記通信端
末に送信した場所の所在地に対応する緯度および経度を
前記通信端末から受信し、受信した緯度および経度の地
点を表示することを特徴とする請求項２ないし請求項４
記載の情報提供システム。
【請求項６】情報管理装置は、利用者の通信端末から
通信ネットワークを介して利用者の位置情報を受信する
位置情報受信手段を備え、前記通信端末は、ナビゲーション装置から利用者の位置
情報を受信して情報管理装置に送信し、検索手段は、検索情報受信手段が受信した検索情報およ
び位置情報受信手段が受信した利用者の位置情報に基づ
いて場所の情報を検索することを特徴とする請求項５記
載の情報提供システム。
【請求項７】利用者の通信端末から通信ネットワーク
を介して利用者の位置情報を受信するステップと、利用者が目指す場所の情報を検索する検索情報を、前記
通信端末から音声通話網を介して音声信号として受信す
るステップと、前記音声信号が示す情報を認識するステップと、前記音声信号が示す情報の認識結果および前記位置情報
に基づいて、保持する情報の中から緯度および経度を含
む場所の情報を検索するステップと、緯度および経度を含む場所の情報を通信ネットワークを
介して前記通信端末に送信するステップと、ナビゲーション装置に前記緯度および経度を前記通信端
末から受信させ、前記緯度および経度の地点を表示させ
るステップとを含むことを特徴とする情報提供方法。
【請求項８】利用者の通信端末は携帯電話装置であ
り、情報管理装置が、前記携帯電話装置からインターネット
を介して前記携帯電話の電話番号、音声で情報を検索す
る旨の情報、および利用者の位置情報を受信するステッ
プと、情報管理装置が、前記電話番号を音声認識装置に送信す
るステップと、音声認識装置が、利用者が目指す場所の情報を検索する
検索情報を、前記電話番号に対応する前記携帯電話装置
から音声通話網を介して音声信号として受信するステッ
プと、音声認識装置が、前記音声信号が示す情報を認識するス
テップと、音声認識装置が、前記音声信号が示す情報の認識結果を
情報管理装置に送信するステップと、情報管理装置が、前記音声信号が示す情報の認識結果お
よび前記位置情報に基づいて、保持する情報の中から緯
度および経度を含む場所の情報を検索するステップと、情報管理装置が、緯度および経度を含む場所の情報をイ
ンターネットを介して前記携帯電話装置に送信するステ
ップとを含むことを特徴とする請求項７記載の情報提供
方法
【請求項９】コンピュータによって利用者が目指す場
所の情報を利用者の通信端末に送信するための情報提供
プログラムを記録した記録媒体であって、前記プログラ
ムは、コンピュータに、利用者の位置情報を受信させ、
利用者が目指す場所の情報を検索する検索情報を受信さ
せ、位置情報および検索情報に基づいて、保持する情報
の中から緯度および経度を含む場所の情報を検索させ、
緯度および経度を含む場所の情報を通信ネットワークを
介して前記通信端末に送信させることを特徴とする情報
提供プログラムを記録した記録媒体。