JP2005233778A - 車両用情報提供システム - Google Patents

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Abstract

【課題】 ユーザに地点情報を提供できなかった場合に、後で経度緯度データを特定しやすい車両用情報提供システムとその方法を提供することを目的とする。
【解決手段】 オペレーションセンタ30のオペレータ35は、ユーザから地点情報の問い合わせがあり、登録地点データベース41にユーザ要望の地点情報が無い場合は、オペレータが入力したユーザ問い合わせ内容である提供不可情報を登録待ちデータベース57に蓄積し、次回車載機と車両用情報センタ50の情報処理端末54が接続したとき、車載機に蓄積されている行き先履歴情報をユーザプロファイルデータベースに56に取得する。データ登録センタ70のオペレータ71は、行き先履歴情報を登録候補情報として参照し、提供できなかった地点情報の登録を行う場合の地点情報の検索効率を向上する。
【選択図】 図2

Description

本発明は、車両に対して通信網を介して情報を提供する車両用情報提供システム、および地点情報の登録方法に関する。
情報センタとの間で通信を行うことにより、車両などの移動局、例えばカーナビゲーション機能を有する車載機が必要な情報を情報センタから入手する車両用情報提供システムが知られている。
このような情報センタから提供するサービスの中に、情報センタのオペレータが、ユーザに対し、店舗・施設などの名称、所在地、電話番号などを含む地点情報を送信する地点情報提供サービス、カーナビゲーションシステムの目的地設定をユーザに代わって行うサービスなどのカーナビゲーションのサポートサービスがある。
このようなオペレータを介在させたサービスは、ユーザが車載機に設けられたオペレータ呼び出しボタンを押して、情報センタに待機しているオペレータと電話接続することによって行われる。
ユーザは口頭で、例えば行きたい場所の情報(目的地の名称や、所在地の大まかな情報など)をオペレータに伝える。オペレータは乗員から聞き取った情報にもとづいて、情報センタが備えている登録地点データベースを検索して、要望された地点情報を抽出する。
なお、この登録地点データベースは、電話帳データとして通常用意される、(1)店舗・施設の名称、地点の名称、または住居者の名前、(2)所在地、(3)電話番号などの情報に加えて、(4)経度、緯度の位置データを付加した地点情報を、電話番号、所在地、名称、地点情報のジャンルなどから検索可能に登録したものである。
検索の結果、要望に合致した地点情報は、情報センタから車載機にダウンロードされ、車載機のモニタに表示された地図上に地点を示すマーキングとして表示されたり、テキストまたは画像情報として表示されたり、カーナビゲーション機能における目的地として設定されたりする(特許文献1参照)。
この情報センタのオペレータによるサービス提供において、目的地などの地点情報をユーザがオペレータに要望する場合、所在地で指定したり、名称指定、ジャンル指定であったりする。情報センタ側は、このような要望の指定方法に応えるため、電話番号入力、所在地入力、名称入力、ジャンル指定の他、地点情報を検索する上でキーワードとなる項目を入力でき、その入力された項目に従って、検索結果をモニタでオペレータに提示する検索端末を備えている。
オペレータはユーザと電話で対話しながら、要望の地点情報の検索に必要な情報を聞き取り、検索端末から入力し、抽出され、要望に合致した地点情報をユーザに提供する。
特許公報 第2815458号公報
ユーザの要望に応えるため、情報センタでは、登録地点データベースを可能な限り最新のデータに維持することが望まれるが、店舗・施設の情報などは、新規の店舗・施設の開設や、店舗・施設の移転、閉店、廃業などにより日々変わる。
また、以前から存在する店舗・施設であってもあまり知られておらず、情報センタの登録地点データベースに登録されていない場合もある。
その結果、情報センタのオペレータがユーザから問い合わせられても、登録地点データベース上に該当する地点情報が無く、ユーザに情報提供できない場合がある。
そのような場合、後日ユーザ要望の情報について調査し、必要に応じその地点情報を入手し、登録地点データベースに追加することになる。その場合、その地点情報を登録するために、ユーザが要望した地点情報に対応する経度緯度データを特定する必要がある。
しかし、ユーザとオペレータとの間の、その時点での遣り取りでは、該当する地点情報が無かったわけであるから、経度緯度データの特定が難しいという問題があった。
例えば、録音されたユーザとオペレータとの会話記録を再生して、店舗・施設の名称や所在地などを調査し、得られた地点情報の詳細な所在地から、地図上で該当する地点を判定して、経度緯度データを取得するなど、かなり時間を要する作業が必要であった。
本発明は、上記の問題点を解決するために、問い合わせのあったユーザに地点情報を提供できなかった場合に、後で経度緯度データを特定しやすい車両用情報提供システムとその方法を提供することを目的とする。
このため、本発明は、情報センタから車載機へ情報提供を行う車両用情報提供システムにおける、提供できなかった地点情報の登録方法であって、情報センタは車載機の端末から地点情報の問い合わせを受けて、経度緯度データ、名称、所在地データを含む地点情報を格納する登録地点データベースを検索し、登録地点データベースにユーザ要望の地点情報が無い場合は、問い合わせ内容である提供不可情報を登録待ちデータベースに蓄積し、次回前記車載機と情報センタの検索システムが接続したとき、車載機に蓄積されている行き先履歴情報を取得し、行き先履歴情報を登録候補情報として参照し、提供できなかった地点情報の登録を行うものとした。
本発明により、提供できなかった地点情報の調査に当たり、ユーザの行き先履歴情報の経度緯度データを登録候補情報として利用できるので、登録地点データベースに地点情報を登録する際に必要な経度緯度データの調査の効率化が図れる。
以下本発明の実施の形態を説明する。
図1は実施の形態の車載機の構成を示すブロック構成図である。
車載機1は、ナビゲーションユニット2、地図および種々の情報を表示するモニタ3、ナビゲーションユニット2からの音声案内を出力するスピーカ9、携帯電話4、ハンズフリー装置のマイク8aとスピーカ8b、マイク8aとスピーカ8bと携帯電話4を接続したり、ナビゲーションユニット2と携帯電話4の間の通信制御を行ったりする通信アダプタ5、GPSアンテナ10、車速センサ16a、ジャイロセンサ16b、情報センタを呼び出すためのオペレータ呼び出しスイッチ12、車載機1を操作するための各種スイッチが用意されている操作スイッチ11からなる。
ナビゲーションユニット2は、車載機1全体の制御およびナビゲーション機能を制御するCPU13と、CPU13にバス23を介して接続する位置演算部15、入力処理部17、通信制御部18、表示制御部19、および音声制御部21と、CPU13に直接接続する地図データ部14およびメモリ22とから構成される。
入力処理部17は、操作スイッチ11およびオペレータ呼び出しスイッチ12と接続し、通信制御部18は通信アダプタ5と接続し、表示制御部19はモニタ3と接続し、音声制御部21はスピーカ9と接続する。
また、位置演算部15は、GPSアンテナ10および、速度センサ16a、ジャイロセンサ16bと接続する。
以下に各構成の詳細を説明する。
地図データ部14は、道路地図データを予め記憶している記憶媒体としての、例えばDVD−ROMディスク及びそのDVD−ROMディスクに記憶されているデータを読み出すためのDVD−ROM駆動装置等で構成される。さらに、地図データ部14のDVD−ROMディスクには、道路地図データの他に、予め登録された登録地点に関する情報を「交通機関」、「飲食」、「宿泊」、「スポーツ」、「買物」などの所定のジャンル別に分類してなる登録地点情報等が記憶されている。
このような登録地点情報は、インデックスデータと位置データ(経度、緯度データ)とを備える。
インデックスデータは、ジャンル名をモニタ3のメニュー項目として表示させ、ジャンル別に登録地点を検索したり、ジャンル別検索以外に、店舗・施設名称、電話番号、所在地などから検索したりすることが可能なように構成されている。
位置データは、選択された登録地点の名称、案内情報などをモニタ3で表示させるときに、その登録地点を中心とする地図表示用の道路地図データを検索するために用いる。
位置演算部15は、GPSアンテナ10によるGPS衛星からの電波を受信して、受信地点の位置(即ち現在位置)を表す緯度デ−タ、経度デ−タ、高度デ−タを算出する。
また、車両の走行速度を検出する速度センサ16a、及び車両の走行方向変化による相対方位を検出するジャイロセンサ16bからの、車速及び進行方向の各々に応じた値を入力され、車両の移動ベクトルを算出し、GPS衛星からの電波に基づく現在位置を必要に応じて外挿する。
さらに、そのようにして算出した現在位置を、地図データ部14の道路地図データにもとづいてマップマッチングにより補正する。算出された現在位置は、バス23を介してCPU13に出力する。
操作スイッチ11は図示省略の操作盤に取り付けられ、ユーザが種々の指示を入力操作するのに用いるスイッチを備える。例えば、現在位置周辺の地図をモニタ3にて表示させ音声による道路案内をスピーカ9から出力させるための現在地スイッチ、目的地設定処理時などに操作メニュー画面において項目指示位置をスクロールするカーソル移動スイッチ、メニュー項目選択の指示を入力操作する決定スイッチ、決定操作を取り消して1つ前の操作に戻す戻りスイッチ、メインメニューをモニタ3に表示させるためのメニュースイッチ、地図表示における広域あるいは詳細の表示指示のための縮尺スイッチ、その他のスイッチを備える。
表示制御部19は、CPU13による走行中の現在位置表示機能の地図表示制御のほかに、操作者が操作スイッチ11を操作した内容を、例えばカーソルの移動などを、入力処理部17を介して受け、それをモニタ3に表示するとともに、必要に応じCPU13が情報処理して表示出力する情報をモニタ3に表示する。
同様に、音声制御部21は、CPU13が情報処理して音声出力する情報をスピーカ9に音声信号として出力する。
CPU13は、ROM、RAM、バックアップRAMなどのメモリからなるメモリ22と接続している。ROMはナビゲーション・システムなど車載機1のプログラムを記憶している。RAMはCPU13が処理中のデータを一時記憶する。また、バックアップRAMは、車載機1の電源がオフされても、そこに書き込まれたデ−タが失われない書き込み可能な不揮発メモリである。
次に、CPU13の機能を説明する。CPU13は、ナビゲーション制御処理の図示省略のメインルーチンを実行し、操作スイッチ11のメニュースイッチがオンされたとき、メインメニュー画面をモニタ3に表示させ、その状態でカーソル移動スイッチと決定スイッチの操作により項目が選択されると、目的地検索・設定、地点登録処理、情報表示などの補助機能を実行するように、表示制御部19を制御する。
メインメニューにはその外に、交通情報、天気予報、ニュースなどを外部の車両用情報センタからダウンロードして、モニタ3に表示したり、スピーカ9から音声出力させたり、メールを受信発信する機能も用意されている。
また、CPU13には、キースイッチ6の信号が入力され、「スタート(START)」位置のときキースイッチ6のイグニッション・オン信号、「オフ(OFF)」位置のときイグニッション・オフ信号が入力される。
CPU13は、このイグニッション・オン信号、またはイグニッション・オフ信号を検出したとき、メモリ22の不揮発メモリに、位置演算部15から入力された現在位置データを日時データなどとともに行き先履歴情報として記憶する。
この行き先履歴情報は、所定の個数または所定の期間保存され、古いものから自動的に削除される。
なお、目的地検索・設定機能を使用して、目的地に到着し停止した場合は、目的地設定履歴情報からデータを読出し、現在位置データ、目的地として設定したときの目的地の名称も、そのときの日時と合わせて、行き先履歴情報として記憶する。
ただし、ユーザが高頻度で目的地を設定するために、不揮発メモリの特別のユーザ登録目的地ファイルに予め登録した登録地点(例えば、自宅、勤務先、その他よく行く場所)と現在位置が一致する場合は、行き先履歴情報として保存しない、また、短時間停車の地点は行き先履歴情報として一度イグニッション・オフ時に登録したものを、次のイグニッション・オン時に削除しても良い。
図2は、車載機と一般回線網を介して接続する情報センタの構成を示すブロック構成図である。
車載機1の携帯電話4と情報センタ20とは、無線基地局59、一般回線網55を介して接続できる。
情報センタ20は、オペレーションセンタ30と、車両用情報センタ50、カスタマーセンタ60、データ登録センタ70、さらに情報データベース群40、例えば、登録地点データベース41、交通情報データベース42、天気予報データベース43、地図データベース44、その他各種情報データベース45、ユーザの各種情報が登録されているユーザプロファイルデータベース56、さらに登録待ちデータベース57からなる。
各センタ30、50、60、70と情報データベース群40はLAN37により接続されている。
登録地点データベース41は、電話帳データとして通常用意される、(1)店舗・施設の名称、地点の名称、または住居者の名前、(2)所在地、(3)電話番号などの情報に加えて、(4)経度、緯度の位置データを付加した地点情報を、電話番号、所在地、名称、地点情報のジャンルなどから検索可能に登録したものである。
交通情報データベース42は、最新の各道路の渋滞、閉鎖区間などの情報を地域、道路名称などで検索できるように登録したものである。天気予報データベース43は、最新の日本全国または地域ごとに検索可能な、時間帯ごとの天気予報情報を登録したものである。
地図データベース44は、道路地図データ、地図上の地点と登録地点データベース41上の地点情報とを関係付ける情報、所在地名称データ、所在地名称データと地図上の地点とを関係付ける情報などを有する、データベースである。
その他各種情報データベース45は、例えば、催し物情報などトピック情報を、経度緯度データを付加して格納するデータベースである。
ユーザプロファイルデータベース56は、ユーザID、ユーザの名前、住所、生年月日などの個人情報、情報データサービス契約の内容を登録するデータベースである。このデータベースにはユーザID毎に、提供サービス履歴を記録するエリアがあり、提供サービスに対する課金、ユーザ分析、提供できなかった情報に対する対応などに使用する。また、提供サービス履歴エリアには、ユーザから要望のあった情報を送信するまでの間、一時的に保存するエリアも設けられている。
さらに、必要に応じてユーザID毎に、車載機1から受信した行き先履歴情報を記録格納するエリアも設けられている。
登録待ちデータベース57は、ユーザからの問い合わせに対して提供できなかった情報について、発生日時、ユーザの問い合わせ内容などを登録するものである。
オペレーションセンタ30には、ユーザと応対する複数のオペレータ35がおり、ユーザからの電話に応対するために、オペレーションセンタ30に掛かってきた電話を、手すきのオペレータ35に接続したり、手すきのオペレータ35がいない場合、待ち音声案内を流したりするなどの電話回線の制御を行うCTI/PBX31、個々のオペレータ35用の電話機33が設置されている。電話機33にはオペレータがハンズフリーで会話できるようにヘッドセット36が接続されている。
また、オペレータ35が情報データベース群40を検索するための検索端末34が設置され、検索端末34は、モニタ38、キーボード39、マウス32を有している。
オペレータ35は、ユーザが車載機1のオペレータ呼び出しスイッチ12を押下して、携帯電話4でオペレーションセンタ30を呼び出したとき、電話で応対してユーザの要望を聞き取り、要望のあった情報を検索端末34を操作して、情報データベース群40から抽出し、音声でユーザに対応、またはデータモードで要望の情報を車載機1に送信するように設定する。
車両用情報センタ50は、回線制御を行うCTI/PBX52、それに接続したデータ通信を行う通信装置53、データ通信のためのデータ処理を行う情報処理端末54からなり、情報処理端末54は情報データベース群40とLAN37で接続している。
ユーザは、車載機1から携帯電話4を介してデータモードで、車両用情報センタ50の情報処理端末54に接続し、所望の情報を情報データベース群40から検索してダウンロードする。
カスタマーセンタ60にはカスタマー登録端末62が設置され、カスタマー情報を管理するカスタマー管理サーバ66と接続している。カスタマー管理サーバ66は、情報データベース群40とLAN37で接続している。カスタマーセンタ60のオペレータ61は、カスタマー登録端末62を操作して、ユーザプロファイルデータベース56上のカスタマー情報について、登録や登録済み情報の各種変更、削除を行う。
データ登録センタ70にはデータ登録端末72が設置され、登録データを管理する登録データ管理サーバ76と接続している。登録データ管理サーバ76は、情報データベース群40とLAN37で接続している。
また、データ登録端末72は、LAN37を経由して、インターネット63に接続されており、外部に公開されているホームページなどを閲覧することが可能である。
データ登録センタ70のオペレータ71は、データ登録端末72を操作して、情報データベース群40のデータベースに新たなデータの登録や登録済みデータの各種変更、削除を行う。
たとえば、オペレータ71は、データ登録端末72を操作して、登録地点データベース41上の地点情報の変更、削除、または地点情報の追加などの登録作業を行う。
地点情報の追加登録に当たっては、新規開業の店舗・施設やこれまでにデータベースに登録されていなかった店舗・施設、場所などをインターネットや雑誌などによる調査結果にもとづいて、登録する。
なお、登録するための情報源は雑誌などの書籍、インターネット、新聞など各種考えられ、特に限定されない。
また、検索端末34、情報処理端末54、カスタマー管理サーバ66、登録データ管理サーバ76はインターネット63にも接続されており、各種情報源コンテンツ・プロバイダ/アプリケーション・サービス・プロバイダ(CP)群64と情報の授受を行うことができる。
また、ユーザは、カスタマーセンタ60のオペレータ61を介さずに、図示省略のユーザのパソコンによりインターネット63を介して会員登録などを行ったりすることも可能である。
次に、情報センタ20におけるサービスの流れを説明する。
図3は、ユーザが情報センタからの情報提供サービスを受けるための、会員登録の流れを、模式的に示す図である。
車両向け情報サービスを受けるために、ユーザは先ず、情報センタ20にサービスの利用を申し込む、つまり会員登録をする。この申し込み内容は、オペレータサービスのみを申し込む場合もあれば、他の、例えば車載機1をユーザ自ら操作して、情報をダウンロードするサービスなどと合わせて申し込むこともできる。
会員登録の申し込みは、ユーザの名前、住所、生年月日などの個人情報と合わせて、オペレータサービスに使用する車載機1の携帯電話4の番号を申込書100に記入し、カスタマーセンタ60に郵送することにより行う。
カスタマーセンタ60のオペレータ61は、申込書100の内容を確認し、カスタマー登録端末62を操作して、ユーザID、携帯電話番号、申し込みサービス項目、個人情報などをカスタマー情報として、カスタマー管理サーバ66を介してユーザプロファイルデータベース56上に記録する。
この会員登録が完了すると、会員ユーザにはユーザIDが通知される。ユーザが車載機1でサービスを利用する場合は、このユーザIDが、情報センタ20側で認証されることにより、サービスの可否が判断される。
また、会員登録の別の方法として、車載機1自体に予め、例えば工場出荷時などにシリアルIDを書き込んでおき、上記車両向け情報サービス申し込み時に、車載機のシリアルIDを申込書100に記載し、申し込む。カスタマーセンタ60では、車載機のシリアルIDをユーザIDとして登録する。
車載機1でサービス利用時には、車載機シリアルIDが情報センタ20側で認証される。
さらに、会員登録/変更は、申込書100による方法以外にも、ユーザのパソコン(PC)102により、オペレータ61を介さずインターネット経由で、カスタマー管理サーバ66を介して行ったり、また、車載機1にオンライン登録機能があれば、車載機1から同様に行ったりすることも可能である。
次に、ユーザが具体的に情報センタ20から情報サービスを受ける場合の流れを説明する。
図4から図10は、車載機と情報センタとの間のオペレータサービスによる情報提供サービスの流れを示すフローチャートである。
情報センタ20のオペレータが行うステップは破線枠で、車載機1および情報センタ20のCTI/PBXや各端末などの構成機器が処理するステップは実線枠で、区別して示してある。また、点線枠で示したステップ番号の付して無い動作ステップは、流れを分かりやすくするために記載したものである。
また、車載機1と情報センタ20との間の相互の通信による処理の流れなどは、破線の矢印で、車載機1内および情報センタ20の構成機器内または構成機器間で自動的に行われる処理の流れは実線の矢印で示してある。
ここでは、ユーザは、乗車中、車載機1の地図データ部14に存在しない地点情報を得るために、車両向け情報サービスを受けるニーズが発生し、オペレータサービスを受ける場合の例である。
ステップ101では、入力処理部17は、オペレータ呼び出しスイッチ12が押下されたかどうかをチェックし、押された場合は「オペレータ呼び出し要求有り」の信号をCPU13に出力しステップ102へ進む。そうで無い場合はステップ101を繰り返す。
ステップ102では、CPU13が通信制御部18に、音声モードでのオペレーションセンタ30への発呼を指令する。それを受けて、通信制御部18は通信アダプタ5を介して携帯電話4を、発呼動作させる。このとき、通信アダプタ5は、オペレーションセンタ30の電話番号の前に自動的に「186」を付加する。
携帯電話4には、発信者番号を相手先電話機に通知する機能があり、この機能をユーザがオン/オフ設定可能である。車両向けオペレータサービス利用時には、常に発信者番号を通知させるようにするために、「186」を付加する。発信者番号通知は、後述するユーザIDの認証に利用される。
ステップ103では、車載機1のモニタ3の画面上に、情報センタ20からの提供データをダウンロードするためのダウンロードボタンと、通話を終了させる回線切断ボタンのアイコンが表示される。
ダウンロードボタンには、予め車両用情報センタ50の電話番号が埋め込まれており、ダウンロードボタンを選択することにより、その時点で通話中の携帯電話4の回線を切断し、車両用情報センタ50にデータモードで発呼する機能が組み込まれている。また、回線切断ボタンには、その時点で通話中の携帯電話4の回線を切断する機能が組み込まれている。
ステップ104では、オペレーションセンタ30のCTI/PBX31に、ステップ102での発呼が着信する。
ステップ105では、CTI/PBX31は、発信者番号を取得できたかどうかをチェックする。
発信者番号を取得できた場合はステップ108へ進む。
取得できなかった場合はステップ106へ進み、CTI/PBX31が、車載機1に「発信者番号が通知されていません」などの音声メッセージを返す。スピーカ8bはその内容を音声でユーザに伝える。ステップ107で、CTI/PBX31は通信回線を切断する。その後、ステップ104に戻り、車載機1からの着信を待つ。
ステップ108では、発信者番号がCT1/PBX31から検索端末34に通知され、検索端末34は、通知された発信者番号を、ユーザプロファイルデータベース56の中で、会員登録時に登録された携帯電話の番号として存在するかどうか検索する。
ステップ109では、検索端末34は、検索の結果発信者番号が存在するかどうかをチェックする。会員登録された発信者番号の場合は、ステップ110へ進み、そうで無い場合は、ステップ111へ進む。
ステップ110では、検索端末34は、オペレータ35にユーザの契約したオペレータサービス条件を表示し、そのサービスサポートのためのユーザ毎にカスタマイズされた対話画面をモニタ38に表示する。
ステップ111では、ここでは、非会員用の一般情報サービスを提供するサポートのための対話画面である、一般情報サービス提供画面をモニタ38に表示する。
なお、検索端末34は、一般情報サービス提供画面をモニタ38に表示する代わりに、CTI/PBX31を介して車載機1に「会員登録が必要です」などの音声メッセージを返して、回線を切断してもよい。
ステップ110、111の後、ステップ112に進み、オペレータ35は、ヘッドセット36でユーザと会話し、ユーザが要望するサービスの種類や、その詳細を聞き取り、情報データベース群40から所望の情報を検索するために、モニタ38に表示された対話画面に従って、マウス32やキーボード39を操作して、検索端末34に検索条件を設定入力する。
ステップ113では、検索端末34は、情報データベース群40から提供候補の情報を検索する。ここでは、登録地点データベース41から所望の地点情報を検索する。
ステップ114では、検索端末34は、地点情報の検索結果をモニタ38に表示し、オペレータ35は、表示された地点情報が、ユーザ要望のものに合致しているかどうか確認する。
ステップ114において、ユーザ要望の情報が無い場合は、ステップ117に進む。
提供候補の地点情報が、ユーザ要望に合致している場合、ステップ115に進み、ユーザ要望の情報をユーザプロファイルデータベース56のユーザ毎に設けられたサービス提供履歴エリアに、保存する。
例えば、ユーザが目的地設定のために、オペレータサービスを要求し、その目的地が名称:横浜地方法務局厚木支局、所在地:厚木市寿町3丁目5番1号であったとすると、オペレータ35はその登録地点情報を登録地点データベース41から検索端末34で検索して取得し、ユーザプロファイルデータベース56のユーザ毎のサービス提供履歴エリアに保存する。
ステップ116では、ステップ115におけるオペレータ35の提供情報の保存操作に伴い、検索端末34がCTI/PBX31を介して、車載機1に例えば「情報をダウンロードしてください」というダウンロードを促す音声案内を送信する。
それを受けて、車載機1の携帯電話4、通信アダプタ5を介して、スピーカ8bがユーザにダウンロードを促す音声を出力する。
ステップ116の後、車載機1はステップ120に、CTI/PBX31は、ステップ121’に進む。
ステップ114において、提供サービスがオペレータ35による内容の読み上げ、または予め録音されたもの、または合成音による再生の場合がある。その場合はステップ115’で、オペレータ35は、ユーザ要望の情報を音声情報で取得する。なお、検索端末34はこの時の音声情報取得操作に伴い、自動的にユーザプロファイルデータベース56のユーザごとのサービス提供履歴エリアに、日時、提供音声情報の種類、概要などを記録する。
ステップ116’では、CTI/PBX31を介して情報を音声で提供する。それを受けて、車載機1のスピーカ8bがユーザに音声情報を出力する。音声提供が終わると、ステップ117’でCTI/PBX31が回線を切断して、情報提供サービスを終了し、ステップ104に戻る。
ステップ117では、オペレータ35が、要望の情報が提供できないことをユーザに伝える。その後ステップ118で、オペレータ35は通話を終了して、CTI/PBX31が回線を切断し、ステップ104に戻る。
ステップ118の後、オペレータ35はステップ119に進み、ユーザプロファイルデータベース56のユーザ毎のサービス提供履歴エリアと、登録待ちデータベース57に、提供不可情報を入力し、登録する。その後オペレータ35は、他のユーザからのオペレータサービス依頼を待つ。
ステップ120では、車載機1のCPU13は、ダウンロードボタンが選択されたかどうか、または回線切断ボタンが選択されたか、相手側の方で回線を切断したかどうかをチェックする。いずれでもない場合はステップ120を繰り返し、ダウンロードボタンが選択された場合は、ステップ121に進み、回線切断ボタンが選択されたか、相手側によって回線が切断された場合は、一連の流れを終了する。
ステップ121では、通信制御部18を介して、携帯電話4の音声モードの回線が切断される。オペレーションセンタ30のCTI/PBX31はこれを受けて、ステップ121’で通信終了とし、ステップ104に戻る。
ステップ122では、通信制御部18が、車両用情報センタ50の電話番号の前に「186」を自動付加して、データ通信モードで発呼するように、通信アダプタ5を介して携帯電話4を制御する。それを受けて、携帯電話4が発呼する。
ステップ123では、無線基地局59と一般回線網55を経由し、車両用情報センタ50のCTI/PBX52に着信し、発信者番号を取得する。ステップ124では、通信装置53、情報処理端末54に、携帯電話4からの発呼が接続され、データモードによる通信確立のためのデータモードネゴシエーションを行う。データモードネゴシエーションが完了すると、ステップ125に進む。
ステップ125では、情報処理端末54は、発信者番号をキーにユーザプロファイルデータベース56を参照し、ユーザの認証を行う。つまり、受信した発信者番号が、会員登録時のユーザIDと共に登録された携帯電話の番号の中のいずれとも該当しなかった場合は、ステップ126に進み、情報処理端末54は、通信装置53を介して、「会員登録されていないため、サービスは受けられません」などのメッセージを送信し、回線を切断する。
ステップ126の後、CTI/PBX52はステップ123に戻り、データダウンロードの通信接続を待つ。
ステップ125において、ユーザ認証がOKの場合、ステップ127に進み、情報処理端末54は、ユーザプロファイルデータベース56上のそのユーザIDに対応するサービス提供履歴エリアにアクセスする。
ステップ128では、情報処理端末54は、サービス提供履歴エリアに保存されていた提供情報を取得し、通信装置53を介してデータを車載機1に送信する。
ステップ129では、車載機1は、携帯電話4でデータを受信し、通信制御部18を介して、メモリ22のRAMに一時格納する。
ステップ130では、CPU13は、ステップ129で受信したデータをもとに、例えばモニタ3に表示したり、目的地設定の処理を行う画面を表示したりする。
このように車両用情報センタ50からの情報が正常にダウンロードされたことを情報処理端末54が確認した時点で、情報処理端末54は、ユーザプロファイルデータベース56のユーザ毎のサービス提供履歴エリアの当該情報に、送信日時を書き込み、送信済みのフラッグを立て、ステップ131に進む。
ステップ131では、情報処理端末54は、ユーザプロファイルデータベース56のサービス提供履歴を検索し、以前の同一ユーザからのオペレータ35による地点情報サービス要求に応えられなかった提供不可情報があるかどうかを検索する。
ステップ132では、情報処理端末54は、未対応の提供不可情報があるかどうかをチェックし、無い場合はステップ137に進み、未対応の提供不可情報がある場合は、ステップ133に進む。
ステップ133では、情報処理端末54は、通信装置53を介して、車載機1に蓄積記憶されている行き先履歴情報の送信を要求する。
ステップ134では、車載機1は、車両用情報センタ50から行き先履歴情報の送信要求を受けたかどうかをチェックする。
車載機1のCPU13は、行き先履歴情報の送信要求を受けて、行き先履歴情報のプロパティ設定が、外部照会に対して、「送信可」と設定されている場合は、ステップ135に進み、行き先履歴情報の送信要求がないか、またはあっても行き先履歴情報のプロパティ設定が、外部照会に対して、「送信不可」と設定されている場合は、ステップ139に進む。
ステップ135では、CPU13は、行き先履歴情報を車両用情報センタ50へ送信する。その後ステップ139に進む。
ステップ136では、車両用情報センタ50の情報処理端末54は、車載機1からの行き先履歴情報を受信して、ユーザプロファイルデータベース56の当該ユーザIDの行き先情報のエリアに保存する。ユーザプロファイルデータベース56に保存された行き先履歴情報は、後述のようにデータ登録センタ70のオペレータ71が提供不可情報に対して、地点情報の追加の作業を行うときに利用される。
ステップ136の後、ステップ137に進む。
ステップ137では、情報処理端末54は、車載機1とのデータ送受信完了と判断して、ステップ138に進み、CTI/PBX52が回線を切断し、一連のオペレータサービスによる情報提供の処理を終了する。CTI/PBX52は、ステップ123に戻り、車載機1からのデータダウンロード要求の通信接続を待つ。
ステップ126、またはステップ138における車両用情報センタ50のCTI/PBX52側での回線切断を受け、ステップ139では、車載機1の通信制御部18は、回線を切断する。これにより一連の情報センタ20から車載機1への情報提供が終了する。
次に、オペレーションセンタ30において、オペレータ35が、問い合わせ地点情報を提供できなかった場合の、それ以後の情報センタの提供不可情報に対する地点情報の追加登録作業の流れを図11に示す。
オペレータ35は、ユーザ要望の地点情報を提供できないことをユーザに連絡して、情報提供作業を終了した後、図4〜図10のフローチャートのステップ119に対応するステップ201では、検索端末34を用いて、登録待ちデータベース57に提供不可情報を保存するとともに、ユーザプロファイルデータベース56のユーザ毎のサービス提供履歴エリアにも提供不可情報を書き込む。
なお、提供不可情報の内容は、図12の提供不可情報の登録画面例のように、
(1)発生日時、
(2)ユーザID/ユーザ名、
(3)地点情報に関するユーザ問い合わせ内容(地点または施設の名称、所在地、ジャンル、電話番号など)、
を含み、画面には登録ボタン91が用意されている。
なお、(3)の地点情報に関するユーザ問い合わせ内容については、ユーザとオペレータ35との間でなされた会話を、CTI/PBX31で録音しておき、その録音ファイルを自動的に検索端末34が取り込み、添付するようにしても良い。要は、ユーザが所望した内容が、後述するデータ登録時に分かれば良い。
ステップ202では、データ登録センタ70のオペレータ71は、例えば毎日、または所定の日数間隔ごとに、データ登録端末72を操作して、登録待ちデータベース57を検索する。
抽出された提供不可情報は、データ登録端末72のモニタ画面に、例えば図13の画面例のように、発生日時や、ユーザID、ユーザからの要求情報が表示される。このとき、項目ごとに検索ボタン92が設定されている。
次に、ステップ203では、オペレータ71は、上から順に選択した提供不可情報の検索ボタン92を選択して、ユーザIDをキーに、ユーザプロファイルデータベース56に保存されている車載機1からアップロードした行き先履歴情報を登録候補情報として検索する。検索した結果、例えば図14のような登録候補情報が抽出される。
続いて、ステップ204では、データ登録端末72は、登録候補情報のフィルタリング処理をおこなう。これは、提供不可情報の発生した日時以降の所定の期間、具体的には、例えば1週間以内の行き先履歴情報のみを登録候補情報として抽出する。
フィルタリング処理を行う期間は任意であるが、オペレーションセンタ30に地点情報を問い合わせた後、ある期間以上、例えば1ヶ月以上経て何らかの方法で、目的地を調べて、移動することは考えづらく、通常当日、または翌日が多いと思われる。可能性として、長く見積もって、出発の前の休日の土日のゆとりのある時にカーナビゲーションシステムに、目的地登録を前以てしておくことが考えられるので、ここでは1週間とする。
フィルタリング処理された登録候補情報は、データ登録端末72のモニタ画面に図15のように表示される。この画面は、提供不可情報(発生日時や、ユーザID、問い合わせ内容)が表示されたウインドウと、登録候補情報リストを表示するウインドウで構成されている。登録候補情報リストには、(1)行き先履歴情報として記録された日時、(2)地点の名称(目的地設定されていた場合のみ)、(3)地点を示す経度緯度データを含んでおり、登録候補情報の項ごとに詳細表示ボタン93が設定されている。
この登録候補情報表示画面では、詳細表示ボタン93には、経度緯度データに基づいて、地図データベース44にアクセスして、その地点周辺の地図とその地点を含む地域の大まかな所在地名称を表示し、かつユーザ要求情報の内容を表示するように、リンク機能をもたせてある。
ステップ205では、オペレータ71は、提供不可情報に照らして、それと思われる登録候補情報を選択して、詳細表示ボタン93を選択し、図16のような登録候補詳細表示画面をデータ登録端末72のモニタに表示させる。
登録候補詳細表示画面は、(1)提供不可情報、(2)登録候補情報が示す地点近傍の地図(大まかな所在地名称の表示を含む)、(3)登録データ欄(名称とその読み、所在地、電話番号、経度緯度データ、特記事項、(4)前候補ボタン94、次候補ボタン95、(5)登録ボタン96、(6)縮尺ボタン99を備えている。
地図上にはカーソル97が発生し、マウスのポインタ98を地図上で動かして指定の位置でクリックして、カーソル位置を移動させて表示範囲を移動させたり、マウスのポインタ98で地点を指定し、ダブルクリックすることで、カーソル97を移動させると共に、登録データ欄の経度緯度データの入力を行ったりすることができる。
さらに、図示省略の縮尺ボタン99を選択することで表示地図の縮尺変更も可能である。
また、図16の前候補ボタン94、または次候補ボタン95を選択すると、登録候補情報リストの順の前候補、次候補に対応した登録候補詳細表示画面になる。
ステップ206では、オペレータ71は、登録候補詳細表示画面の上記(1)項の提供不可情報、上記(2)項の登録候補情報が示す地点近傍の地図の大まかな所在地名称などをキーワードにして、インターネットや、雑誌など書籍、新聞などにより提供不可情報を地点情報として登録するに必要な情報を収集する。必要に応じて、電話により問い合わせて確認する。
ステップ207では、オペレータ71は、その結果を上記(3)項の登録データ欄に入力し、登録ボタン96を選択して登録する。
なお、(3)の登録データ欄の経度緯度データの入力は、キーボードからの数字入力、地図上で位置をポインタ指定してダブルクリックして自動入力する方法以外に、所在地を入力することにより、地図データベース44にアクセスして、自動入力する方法でも良い。
ステップ208では、オペレータ71は、ユーザプロファイルデータベース56上のサービス提供履歴エリアの当該提供不可情報に対して、対応済みのフラグを立てる。
また、当該提供不可情報のユーザ以外からも同じ地点情報に対して要望が来ていて提供できていなかったかどうかを調べて、該当する提供不可情報を全て、登録待ちデータベース57上から削除する。これによって当該の登録不可情報に対する地点情報の追加登録作業が完了する。
本実施の形態のCPU13は本発明の制御部を、検索端末34と、情報処理端末54と、情報データベース群40は検索システムを、携帯電話4と通信アダプタ5と通信制御部18は車載機側通信手段を、CTI/PBX31と電話機33、またはCTI/PBX52と通信装置53はセンタ側通信手段を、メモリ22は行き先履歴蓄積手段を構成する。
ユーザからオペレーションセンタ30に問い合わせのあった地点情報提供依頼に対して、保有している登録地点データベース41には要望に沿う地点情報が無く提供できなかった場合に、ユーザは、何らかの手段で、例えば、(a)地図で探す、(b)知り合いに問い合わせて聞く、(c)取敢えず分かるところまで行って、現地で人に聞くなどして目的地に行く(この場合、カーナビゲーションシステムに目的地を設定して、行く場合もあれば、目的地を設定しないで行く場合もある)。
以上のように本実施の形態によれば、ユーザは目的地に到着して車を止め、エンジンを停止して用件、例えば買い物、レジャー、打ち合わせなどを済ませることになる。
このとき自動的に車載機1は、行き先履歴情報を不揮発メモリに蓄積記憶する。後でデータ登録センタ70がその地点情報を調査して登録地点データベース41に追加登録するに当たり、問い合わせたユーザの車載機1に保存されている行き先履歴情報の経度緯度データを登録候補情報として利用するので、経度緯度データの調査の効率化が図れる。
特にユーザからの問い合わせ時の、オペレータ35とのやり取り時の情報は、必ずしも正確な店舗・施設名や地点名称、所在地で無い場合があるので、オペレータ71が書籍やインターネットなどで調査してもうまく検索できない場合があるが、ユーザ自身が問い合わせた目的地への行き方を何らかの方法で得て、実際に目的地に到着する確度は高い。
従って、問い合わせのあったとき以後に、地点情報を提供できなかったユーザの車載機1から車両用情報センタ50にデータモードで接続があったときに、行き先履歴情報を取得して、登録候補情報とすることは、地点情報の調査に効果的である。
さらに、車載機1と車両用情報センタ50とがデータモードで接続したときに、車両用情報センタ50が取得した行き先履歴情報は、データ登録センタ70でのオペレータ71によるデータ登録作業の中で、データ登録端末72により、提供不可情報の発生した日時から所定の日数以内のものを登録候補情報とするフィルタリングを行うので、オペレータ71による登録候補情報の個別の調査が少なくなり、効率が向上する。
なお、本実施の形態では、ユーザとオペレータ35との音声通話後、オペレータ35は、要望のあった地点情報を提供できなかった場合、オペレータサービス終了後に、ステップ119で提供不可情報をユーザプロファイルデータベース56および登録待ちデータベース57へ登録しているが、それに限定されるものではない。当該ユーザとの通話対応中に行ってもよいし、対応終了後のもっと後でオペレータサービス依頼の入電が少ない時間に行っても良い。
また、車載機1の行き先履歴情報の車両用情報センタ50側の取得は、本実施例では別の機会のオペレータを介したサービス提供時に、ステップ132〜136において行っている例で示したが、それに限定されるものではない。
たとえば、車載機1のメインメニューに天気予報、交通情報、ニュースなどのダウンロード情報メニューが予め設けられていて、オペレータを介さずにデータ通信モードで直接、車両用情報センタ50に接続し情報をダウンロードする場合に、車両用情報センタ50側が車載機1の行き先履歴情報を取得しても良い。
さらに、車載機1側での目的地設定の都度、キースイッチ6のイグニッション・オフまたはイグニッション・オンの都度に、車両用情報センタ50と接続して、行き先履歴情報を車両用情報センタ50側で自動的に取得するようにしても良い。
逆に、情報処理端末54が定期的に、ユーザプロファイルデータベース56または登録待ちデータベース57上の提供不可情報を検索して、未対応の提供不可情報が検出され、発生時から所定の日数以内の場合に、自動的にデータモードで車載機1を発呼し、行き先履歴情報を当該車載機1から取得するようにしても良い。
また、本実施の形態では、携帯電話4を先ず音声モードでオペレーションセンタ30と接続し、オペレータ35からのダウンロードしてくださいとのメッセージを受けて、一旦回線切断後、今度は携帯電話4をデータモードとして車両用情報センタ50と接続し、地点情報など目的の情報をダウンロードしている。
しかし、車載機1側が音声モードと、データモードの別々の携帯電話を備えている場合は、車載機1側から情報センタ20に接続するとき、最初から一方は音声通信モードでオペレーションセンタ30に、他方はデータ通信モードで車両用情報センタ50にそれぞれ接続し、オペレータ35が要望された情報を保存したら、他方の携帯電話が自動でダウンロードすることにしても良い。
この場合、一方の携帯電話の方は音声情報の形で要望した情報を取得し、他方の携帯電話は、データモードで要望した情報を取得するというように両方の携帯電話で並行して情報提供を受けることもできる。
また、本実施の形態では、無線基地局59から車両用情報センタ50までは一般回線網55で接続されている例で示したがそれに限定されるものではなく、無線基地局59において通信事業者の交換機を経由して、専用線を車両用情報センタ50まで引っ張り、CTI/PBX52と通信装置53の代わりに、ルータを使用して情報処理端末54に接続しても良い。
また、車載機1が車載用情報センタ50にデータモードで接続するとき、相手先電話番号の前に「186」を付加して、携帯電話4の電話番号を送信する発呼としているが、それに限定されるものではなく、通信制御部18は、通信接続後、予め車載機1に登録したユーザIDまたは設定済みのシリアルIDを自動的に送信し、ステップ123、125の会員登録の有無の確認をユーザIDまたはシリアルIDで行うことにしても良い。
さらに、ステップ115においてユーザプロファイルデータベース56上の、ユーザ毎のサービス提供履歴エリアに、ユーザ要望の情報内容をそのまま保存する代わりに、提供するサービス種類と検索条件のみを保存し、提供情報またはデータそのものは、ステップ128の段階で情報処理端末54がユーザプロファイルデータベース56上に保存されたサービス種類と検索条件に基づいて、当該のデータベースから検索、取得し、車載機1に送信することにしても良い。
さらに、本実施の形態では、オペレーションセンタ30に問い合わせたユーザが、最終的に何らかの方法で目的地を探し当てて、目的地で車両を止め、キースイッチ6のイグニッション・オフ信号で、車載機1が行き先履歴情報を記憶したことを前提としたが、ユーザが目的地へ行かない場合もありうる。
そこで、ステップ134で車両用情報センタ50から行き先履歴情報送信要求を受けたとき、ユーザが過去にオペレーションセンタ30に問い合わせた提供不可情報を車載機1のモニタ3に表示し、ユーザがそのとき目的地に行っておれば、行き先履歴情報の送信許可操作をして、送信するものとしても良い。
本発明の実施の形態の車載機のブロック構成図である。 本発明の実施の形態の情報センタのブロック構成図である。 ユーザが車両用情報提供システムのサービスを受ける会員登録の方法を示す図である。 車載機と情報センタとの間のオペレータサービスによる情報提供サービスの流れを示す図である。 車載機と情報センタとの間のオペレータサービスによる情報提供サービスの流れを示す図である。 車載機と情報センタとの間のオペレータサービスによる情報提供サービスの流れを示す図である。 車載機と情報センタとの間のオペレータサービスによる情報提供サービスの流れを示す図である。 車載機と情報センタとの間のオペレータサービスによる情報提供サービスの流れを示す図である。 車載機と情報センタとの間のオペレータサービスによる情報提供サービスの流れを示す図である。 車載機と情報センタとの間のオペレータサービスによる情報提供サービスの流れを示す図である。 提供不可情報の処理の流れを示す図である。 提供不可情報の登録画面を示す図である。 提供不可情報のリスト表示画面を示す図である。 登録候補情報を説明する図である。 フィルタリングされた登録候補情報の表示画面を示す図である。 登録候補詳細表示画面を示す図である。
符号の説明
1 車載機
2 ナビゲーションユニット
3 モニタ
4 携帯電話
5 通信アダプタ
6 キースイッチ
8a マイク
8b、9 スピーカ
10 GPSアンテナ
11 操作スイッチ
12 オペレータ呼び出しスイッチ
13 CPU
14 地図データ部
15 位置演算部
16a 車速センサ
16b ジャイロセンサ
17 入力処理部
18 通信制御部
19 表示制御部
20 情報センタ
21 音声制御部
22 メモリ
23 バス
30 オペレーションセンタ
31、52 CTI/PBX
32 マウス
33 電話機
34 検索端末
35、61、71 オペレータ
36 ヘッドセット
37 LAN
38 モニタ
39 キーボード
40 情報データベース群
41 登録地点データベース
42 交通情報データベース
43 天気予報データベース
44 地図データベース
45 その他各種情報データベース
50 車両用情報センタ
53 通信装置
54 情報処理端末
55 一般回線網
56 ユーザプロファイルデータベース
57 登録待ちデータベース
59 無線基地局
60 カスタマーセンタ
62 カスタマー登録端末
63 インターネット
64 プロバイダ
66 カスタマー管理サーバ
70 データ登録センタ
72 データ登録端末
76 登録データ管理サーバ
91 登録ボタン
92 検索ボタン
93 詳細表示ボタン
94 前候補ボタン
95 次候補ボタン
96 登録ボタン
97 カーソル
98 ポインタ
99 縮尺ボタン
100 申込書
102 パソコン

Claims (4)

  1. 情報センタから車載機へ情報提供を行う車両用情報提供システムにおいて、
    前記車載機は、
    前記情報センタとの間で情報の送受信を行う車載機側通信手段と、
    現在位置を算出する位置演算部と、
    行き先履歴情報を蓄積記憶する行き先履歴蓄積手段と、を有し、
    前記情報センタは、
    緯度経度データ、名称、所在地データを含む地点情報を格納する登録地点データベース、および、未登録の地点情報に関する前記車載機からの問い合わせ情報を格納する登録待ちデータベースを有する検索システムと、
    前記車載機との間で情報の送受信を行うセンタ側通信手段と、を有し、
    前記情報センタは、前記車載機からの問い合わせがあった場合に、前記登録地点データベースに要望の地点情報が無い場合には、問い合わせ内容の提供不可情報を登録待ちデータベースに蓄積し、
    次回、前記車載機と前記情報センタが接続したときには、
    前記検索システムが前記行き先履歴情報を自動で取得すると共に、前記行き先履歴情報を登録候補情報として参照し、提供できなかった地点情報として登録を行うことを特徴とする車両用情報提供システム。
  2. 前記車載機は、キースイッチと接続し、イグニッション・オンまたはイグニッション・オフ時に、前記位置演算部が算出した現在位置を行き先履歴情報として蓄積記憶することを特徴とする請求項1に記載の車両用情報提供システム。
  3. 情報センタから車載機へ情報提供を行う車両用情報提供システムにおける、提供できなかった地点情報の登録方法であって、
    前記情報センタのオペレータは、ユーザから前記車載機の端末を介して地点情報の提供を依頼され、経度緯度データ、名称、所在地データを含む地点情報を格納する登録地点データベースを検索して、ユーザ要望の地点情報を提供するに当たり、
    前記登録地点データベースにユーザ要望の地点情報が無い場合は、オペレータが入力したユーザ問い合わせ内容である提供不可情報を登録待ちデータベースに蓄積し、次回前記車載機と前記情報センタの検索システムが接続したとき、前記車載機に蓄積されている行き先履歴情報を取得し、前記行き先履歴情報を登録候補情報として参照し、提供できなかった地点情報の登録を行うことを特徴とする車両用情報提供システムにおける地点情報の登録方法。
  4. 情報センタから車載機へ情報提供を行う車両用情報提供システムにおける情報センタにおいて、
    緯度経度データ、名称、所在地データを含む地点情報を格納する登録地点データベース、および、
    未登録の地点情報に関する前記車載機からの問い合わせ情報を格納する登録待ちデータベースを有する検索システムと、
    前記車載機との間で情報の送受信を行うセンタ側通信手段と、を有し、
    前記車載機からの問い合わせがあった場合に、前記登録地点データベースに要望の地点情報が無い場合には、問い合わせ内容の提供不可情報登録待ちデータベースに蓄積し、
    次回、前記車載機と前記情報センタが接続したときには、
    前記検索システムが前記行き先履歴情報を自動で取得すると共に、前記行き先履歴情報を登録候補情報として参照し、提供できなかった地点情報として登録を行うことを特徴とする車両用情報提供システムにおける情報センタ。
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