JPWO2003031240A1 - 複数エッジ型ワイパーゴム - Google Patents
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Abstract
この発明のワイパーゴムは、ワイパーブレード(3)に把持されるヘッド部(9)と、該ヘッド部(9)の下方において所定の間隙を介して下向きに突出し被払拭表面(10)に弾力的に接触する少なくとも2本のエッジ部(18)と、上記ヘッド部(9)とエッジ部(18)との間に一体的に形成される本体部(16)とを断面内に備えたワイパーゴム(8)の改良に関するものである。上記エッジ部(18)間の間隙(19)内に、ワイパー作動時に内側に傾斜揺動するエッジ部(18)の内面に当接し、エッジ部(18)の傾斜及び湾曲姿勢を支える支持部(23)を突設している。この断面形状により、複数のエッジ部(18)の間隔を小さくすることができるとともに、エッジ部(18)の被払拭表面(10)への適度な接触圧と弾力性の下での接触と、湾曲したガラス面等への十分に適合した接触を実現できる。その結果優れた雨水の払拭が可能となる。
Description
技術分野
この発明は、自動車,電車,作業用車両等の主として車両用ウインドワイパーに使用される複数エッジ型のワイパーゴムに関する。
背景技術
従来上記のようなウインドワイパー用のワイパーゴムとしては、第5図のA,B,Cに示される断面形状のものが知られており、このうち第5図のB,Cに示されるものは日本国特許公報特開平8−142804号において開示されている。
上記ワイパーゴム51,52,53は、それぞれワイパーブレードに把持されるヘッド部54,ワイパーゴムの本体部55,ワイパー作動時にガラス面に押接されて水を拭い取るエッジ部56とから構成されている。
同図Aに示すものは現在自動車用のウインドワイパーに一般的に使用されているシングルエッジタイプのワイパーゴムである。これに対し、第5図Bのものはエッジ部56が2本設けられたダブルエッジタイプのワイパーゴムである。このタイプのものは、2本のエッジ56が同時にガラス面に接触し、先行するエッジ部56によって水分の拭き残しが生じても、他方のエッジ部で再度拭き取るので拭き取り効果が優れている。
これに対し、第5図Cに示されるものは、ダブルエッジタイプであるため上記のものと同様の拭き取り効果があると考えられている。そしてこのタイプのものは、本体部55が中空のパイプからなり、パイプの底部に多数の水抜き孔57が明けられていることにより、両エッジ部56,56間に溜まる水の排出効果が高いということが、このタイプを提案した発明者によって説明されている。
上記ダブルエッジタイプのものは確かに雨水や雪などの拭き取り効果は高いことは明らかである。しかし第5図Bに示すものでは2つのT字形又は十形のエッジ部56,56を本体部55の底面に並べて設けることによってワイパーゴムの幅が広くなる。このためドライバーやオペレーターの視界が妨げられるほか、幅の広いワイパーがウインドー内で繰り返しスウィングすることはドライバー等にとって目障りでもある。
また第5図Cに示すタイプのものは、本体部55がパイプで構成されているので、ワイパーゴムの高さの大半がパイプ断面で占められる。このためワイパーゴムが円弧状にスウィングする際に、ワイパーゴム全体が球面状又は円筒状のウインドガラス表面に適合して柔軟に変形することが難しく、雨水の拭き取り効果が不十分になる場合がある。さらにエッジ部56の断面高さが少なく且つ太いために、エッジ部56自体のガラス面への接触面積も少なく、柔軟性が乏しいので雨水の拭き取り効果が劣るという欠点がある。
上記のような問題に対して、この発明はワイパーゴムが複数のエッジ部を備えることによる拭き取り効果の優れた点を維持しながら、ドライバーやオペレーターの視界の妨げや目障りなどの不都合を生じないワイパーゴムを提供することを主な目的としている。
この発明の他の目的は、ワイパーのスウィング作動時に、円筒面状又は球面状のウインドガラス表面に柔軟にフィットし、雨水の拭き取り効果の高いワイパーゴムを提供することである。
その他のこの発明の詳細な作用は、発明の実施の形態の説明の中で明らかにされる。
発明の開示
この発明のワイパーゴムは、ワイパーブレード3に把持されるヘッド部9と、該ヘッド部9の下方において所定の間隙を介して下向きに突出し被払拭表面10に弾力的に接触する少なくとも2本のエッジ部18と、上記ヘッド部9とエッジ部18との間に一体的に形成される本体部16とを断面内に備えたワイパーゴム8の改良に関するものである。
上記エッジ部18間の間隙19内に、ワイパー作動時に内側に傾斜揺動するエッジ部18の内面に当接し、エッジ部18の傾斜及び湾曲姿勢を支える支持部23を突設している。
この断面形状により、複数のエッジ部18の間隔を小さくすることができるとともに、エッジ部18の被払拭表面10への適度な接触圧と弾力性の下での接触と、湾曲したガラス面等への十分に適合した接触を実現できる。その結果優れた雨水の払拭が可能となる。
また隣接するエッジ部18の対向し合う内面を互いに平坦面に形成し、さらにエッジ部18の基端部側を外側に突出させた肉厚部とし、外側面を先端側に向かって収束する傾斜面にすることにより、上記の雨水の払拭性能をさらに向上させることができる。
上記支持部23は下向きに突出した山形の断面であることが望ましい。そして支持部23の表面はエッジ部18の内面に対して下向きに広がる傾斜面を備えたものであっても、あるいは支持部23の表面が円弧状の山形であってもよい。
発明を実施するための最良の形態
本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。
第1図は既に一般に使用されているトーナメントタイプのワイパーブレードにこの発明のワイパーゴムを付した状態のワイパーの全体側面図である。この例ではワイパーアーム1の先端にピン2によってワイパーブレード3が揺動可能に連結されている。
ワイパーブレード3は、よく知られているように大小のイコライザー(equalizing beam)状のエレメントを順次回動自在に連結して組み合わせて構成されており、ワイパーアーム1に連結されるセンターエレメント4,センターエレメント4の両端に連結される2個の中間エレメント6,各中間エレメント6の両端に連結されてワイパーゴム8を把持する4個の把持エレメント7a,7bを備えている。
第2図A,Bは、ワイパーゴム8の断面形状とワイパーの両端部の構造を示す拡大図である。この図に示されるように、ワイパーゴム8は左右対称の断面に形成されている。そしてこの断面の上端部を構成するヘッド部9は、各把持エレメント7a,7bの先端の爪部11によって抱きかかえるようにして8カ所で上側から把持されている。ヘッド部9の断面内両側には、ワイパーゴム8の概ね全長にわたって板バネ12が嵌込まれている。10はウィンドガラス表面等の被払拭表面である。
把持エレメントのうち、ワイパーの基端側のエレメント7bの爪部11の先端は、第2図Bに示すようにワイパーゴム8の両側に形成された爪溝13の底部のロック穴14内に差し込まれており、ワイパーゴム8はこのロック構造によりワイパーブレード3側に位置決め固定される。
これに対し、その他の把持エレメント7aの爪部11の屈曲した先端は、単に爪溝13内に挿入されているだけである。この構造によりワイパー作動中にワイパーゴムが、ウィンドガラス表面の曲面に沿って屈伸作動する時は、把持エレメント7aに対するワイパーゴム8のスライドが許容される。
ワイパーゴム8のヘッド部9の下方には、ワイパーゴム8の略中心部を構成する本体部16と、該本体部9の左右両側に突出し、次に述べるエッジ部18が外側に傾斜揺動する際のストッパーとして機能するフィン17が一体的に設けられている。
該フィン17の下側には、所定の幅Lの間隙19を介して2本のエッジ部18が下向きに突出して一体成形されている。21はエッジ部18の上端をその内側寄りの位置で本体部9に連結し、肉厚の薄いくびれ部からなる連結部であり、各エッジ部18が横方向に傾斜揺動する際の変形部分でもある。したがってフィン17の下面とエッジ部18の上面との間の連結部21の外側には、各エッジ部18の外側への傾斜揺動を許容する横向きの溝22が形成される。
図示する例においては、エッジ部18の互いに向かい合う内面が上下方向の平行な平坦面であり、外側面は基端部側において外側に突出し、先端(下端)側に向かって収束する傾斜面が形成されている。その結果各エッジ部18は斜辺の面が外側面となる上下逆向きの直角三角形に近い断面形状になっている。そしてエッジ部18の先端(下端)部は一定の厚みのブレードを形成している。
また上記エッジ部18,18の間隙19内の上面(底部)には、下向きに山形に突出する支持部23が突出している。この支持部23は、第3図に示すようにワイパー作動時に一方のエッジ部18が傾斜した姿勢でガラス面10に押接される際に、エッジ部18の内面に当接し、エッジ部18の傾斜状態を最も望ましい姿勢に保持して、エッジ部18がガラス面の払拭に適した弾力的な接触をするように支持する。
上記支持部23は、第2図に示す例では表面の特に左右両側の面がエッジ部18の内面に対して広がる傾斜面となるように、台形状の断面に形成されている。これに対し、第4図に示す他の実施形態では、支持部23が半円形断面に形成されている。
このように支持部23の突出表面は、上に述べたように、ワイパー作動時のエッジ部18の適正な傾斜姿勢を保持するものであれば、特にその断面形状は限定されない。例えば三角形断面、半長円形断面等の任意な断面形状を選択することが可能である。
またワイパーゴム8の幅を可能な限り狭くするために、エッジ18,18間の間隙幅Lより狭く形成されることが望ましい。そのためには上に述べたように各エッジ部18の内面は凹凸のないフラットな面であることが望ましい。
エッジ部18や支持部23の断面形状は、種々の変更が可能であるが、ワイパーゴムに求められる弾力性や耐摩耗性,雨水の払拭性能,ガラス面との摩擦係数,耐久性等の種々の要素によってその選択の幅が異なる。
産業上の利用の可能性
この発明のワイパーゴムは自動車,電車,作業用車両等の主として車両用ウインドワイパーに使用されるものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は、ワイパーの全体構造を示す側面図である。
第2図A,Bは、第1図における矢印A方向又は矢印B方向から観察した本発明のワイパーゴムの端面形状を示す拡大図である。
第3図は、ワイパーの払拭作動時におけるワイパーゴムの変形状態を示す端面拡大図である。
第4図は、ワイパーゴムの他の実施形態を示すワイパーゴムの端面拡大図である。
第5図A,B,Cはそれぞれ従来のワイパーゴムの断面形状の例を示す拡大端面図である。
この発明は、自動車,電車,作業用車両等の主として車両用ウインドワイパーに使用される複数エッジ型のワイパーゴムに関する。
背景技術
従来上記のようなウインドワイパー用のワイパーゴムとしては、第5図のA,B,Cに示される断面形状のものが知られており、このうち第5図のB,Cに示されるものは日本国特許公報特開平8−142804号において開示されている。
上記ワイパーゴム51,52,53は、それぞれワイパーブレードに把持されるヘッド部54,ワイパーゴムの本体部55,ワイパー作動時にガラス面に押接されて水を拭い取るエッジ部56とから構成されている。
同図Aに示すものは現在自動車用のウインドワイパーに一般的に使用されているシングルエッジタイプのワイパーゴムである。これに対し、第5図Bのものはエッジ部56が2本設けられたダブルエッジタイプのワイパーゴムである。このタイプのものは、2本のエッジ56が同時にガラス面に接触し、先行するエッジ部56によって水分の拭き残しが生じても、他方のエッジ部で再度拭き取るので拭き取り効果が優れている。
これに対し、第5図Cに示されるものは、ダブルエッジタイプであるため上記のものと同様の拭き取り効果があると考えられている。そしてこのタイプのものは、本体部55が中空のパイプからなり、パイプの底部に多数の水抜き孔57が明けられていることにより、両エッジ部56,56間に溜まる水の排出効果が高いということが、このタイプを提案した発明者によって説明されている。
上記ダブルエッジタイプのものは確かに雨水や雪などの拭き取り効果は高いことは明らかである。しかし第5図Bに示すものでは2つのT字形又は十形のエッジ部56,56を本体部55の底面に並べて設けることによってワイパーゴムの幅が広くなる。このためドライバーやオペレーターの視界が妨げられるほか、幅の広いワイパーがウインドー内で繰り返しスウィングすることはドライバー等にとって目障りでもある。
また第5図Cに示すタイプのものは、本体部55がパイプで構成されているので、ワイパーゴムの高さの大半がパイプ断面で占められる。このためワイパーゴムが円弧状にスウィングする際に、ワイパーゴム全体が球面状又は円筒状のウインドガラス表面に適合して柔軟に変形することが難しく、雨水の拭き取り効果が不十分になる場合がある。さらにエッジ部56の断面高さが少なく且つ太いために、エッジ部56自体のガラス面への接触面積も少なく、柔軟性が乏しいので雨水の拭き取り効果が劣るという欠点がある。
上記のような問題に対して、この発明はワイパーゴムが複数のエッジ部を備えることによる拭き取り効果の優れた点を維持しながら、ドライバーやオペレーターの視界の妨げや目障りなどの不都合を生じないワイパーゴムを提供することを主な目的としている。
この発明の他の目的は、ワイパーのスウィング作動時に、円筒面状又は球面状のウインドガラス表面に柔軟にフィットし、雨水の拭き取り効果の高いワイパーゴムを提供することである。
その他のこの発明の詳細な作用は、発明の実施の形態の説明の中で明らかにされる。
発明の開示
この発明のワイパーゴムは、ワイパーブレード3に把持されるヘッド部9と、該ヘッド部9の下方において所定の間隙を介して下向きに突出し被払拭表面10に弾力的に接触する少なくとも2本のエッジ部18と、上記ヘッド部9とエッジ部18との間に一体的に形成される本体部16とを断面内に備えたワイパーゴム8の改良に関するものである。
上記エッジ部18間の間隙19内に、ワイパー作動時に内側に傾斜揺動するエッジ部18の内面に当接し、エッジ部18の傾斜及び湾曲姿勢を支える支持部23を突設している。
この断面形状により、複数のエッジ部18の間隔を小さくすることができるとともに、エッジ部18の被払拭表面10への適度な接触圧と弾力性の下での接触と、湾曲したガラス面等への十分に適合した接触を実現できる。その結果優れた雨水の払拭が可能となる。
また隣接するエッジ部18の対向し合う内面を互いに平坦面に形成し、さらにエッジ部18の基端部側を外側に突出させた肉厚部とし、外側面を先端側に向かって収束する傾斜面にすることにより、上記の雨水の払拭性能をさらに向上させることができる。
上記支持部23は下向きに突出した山形の断面であることが望ましい。そして支持部23の表面はエッジ部18の内面に対して下向きに広がる傾斜面を備えたものであっても、あるいは支持部23の表面が円弧状の山形であってもよい。
発明を実施するための最良の形態
本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。
第1図は既に一般に使用されているトーナメントタイプのワイパーブレードにこの発明のワイパーゴムを付した状態のワイパーの全体側面図である。この例ではワイパーアーム1の先端にピン2によってワイパーブレード3が揺動可能に連結されている。
ワイパーブレード3は、よく知られているように大小のイコライザー(equalizing beam)状のエレメントを順次回動自在に連結して組み合わせて構成されており、ワイパーアーム1に連結されるセンターエレメント4,センターエレメント4の両端に連結される2個の中間エレメント6,各中間エレメント6の両端に連結されてワイパーゴム8を把持する4個の把持エレメント7a,7bを備えている。
第2図A,Bは、ワイパーゴム8の断面形状とワイパーの両端部の構造を示す拡大図である。この図に示されるように、ワイパーゴム8は左右対称の断面に形成されている。そしてこの断面の上端部を構成するヘッド部9は、各把持エレメント7a,7bの先端の爪部11によって抱きかかえるようにして8カ所で上側から把持されている。ヘッド部9の断面内両側には、ワイパーゴム8の概ね全長にわたって板バネ12が嵌込まれている。10はウィンドガラス表面等の被払拭表面である。
把持エレメントのうち、ワイパーの基端側のエレメント7bの爪部11の先端は、第2図Bに示すようにワイパーゴム8の両側に形成された爪溝13の底部のロック穴14内に差し込まれており、ワイパーゴム8はこのロック構造によりワイパーブレード3側に位置決め固定される。
これに対し、その他の把持エレメント7aの爪部11の屈曲した先端は、単に爪溝13内に挿入されているだけである。この構造によりワイパー作動中にワイパーゴムが、ウィンドガラス表面の曲面に沿って屈伸作動する時は、把持エレメント7aに対するワイパーゴム8のスライドが許容される。
ワイパーゴム8のヘッド部9の下方には、ワイパーゴム8の略中心部を構成する本体部16と、該本体部9の左右両側に突出し、次に述べるエッジ部18が外側に傾斜揺動する際のストッパーとして機能するフィン17が一体的に設けられている。
該フィン17の下側には、所定の幅Lの間隙19を介して2本のエッジ部18が下向きに突出して一体成形されている。21はエッジ部18の上端をその内側寄りの位置で本体部9に連結し、肉厚の薄いくびれ部からなる連結部であり、各エッジ部18が横方向に傾斜揺動する際の変形部分でもある。したがってフィン17の下面とエッジ部18の上面との間の連結部21の外側には、各エッジ部18の外側への傾斜揺動を許容する横向きの溝22が形成される。
図示する例においては、エッジ部18の互いに向かい合う内面が上下方向の平行な平坦面であり、外側面は基端部側において外側に突出し、先端(下端)側に向かって収束する傾斜面が形成されている。その結果各エッジ部18は斜辺の面が外側面となる上下逆向きの直角三角形に近い断面形状になっている。そしてエッジ部18の先端(下端)部は一定の厚みのブレードを形成している。
また上記エッジ部18,18の間隙19内の上面(底部)には、下向きに山形に突出する支持部23が突出している。この支持部23は、第3図に示すようにワイパー作動時に一方のエッジ部18が傾斜した姿勢でガラス面10に押接される際に、エッジ部18の内面に当接し、エッジ部18の傾斜状態を最も望ましい姿勢に保持して、エッジ部18がガラス面の払拭に適した弾力的な接触をするように支持する。
上記支持部23は、第2図に示す例では表面の特に左右両側の面がエッジ部18の内面に対して広がる傾斜面となるように、台形状の断面に形成されている。これに対し、第4図に示す他の実施形態では、支持部23が半円形断面に形成されている。
このように支持部23の突出表面は、上に述べたように、ワイパー作動時のエッジ部18の適正な傾斜姿勢を保持するものであれば、特にその断面形状は限定されない。例えば三角形断面、半長円形断面等の任意な断面形状を選択することが可能である。
またワイパーゴム8の幅を可能な限り狭くするために、エッジ18,18間の間隙幅Lより狭く形成されることが望ましい。そのためには上に述べたように各エッジ部18の内面は凹凸のないフラットな面であることが望ましい。
エッジ部18や支持部23の断面形状は、種々の変更が可能であるが、ワイパーゴムに求められる弾力性や耐摩耗性,雨水の払拭性能,ガラス面との摩擦係数,耐久性等の種々の要素によってその選択の幅が異なる。
産業上の利用の可能性
この発明のワイパーゴムは自動車,電車,作業用車両等の主として車両用ウインドワイパーに使用されるものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は、ワイパーの全体構造を示す側面図である。
第2図A,Bは、第1図における矢印A方向又は矢印B方向から観察した本発明のワイパーゴムの端面形状を示す拡大図である。
第3図は、ワイパーの払拭作動時におけるワイパーゴムの変形状態を示す端面拡大図である。
第4図は、ワイパーゴムの他の実施形態を示すワイパーゴムの端面拡大図である。
第5図A,B,Cはそれぞれ従来のワイパーゴムの断面形状の例を示す拡大端面図である。
Claims (6)
- ワイパーブレード(3)に把持されるヘッド部(9)と、該ヘッド部(9)の下方において所定の間隙を介して下向きに突出し被払拭表面(10)に弾力的に接触する少なくとも2本のエッジ部(18)と、上記ヘッド部(9)とエッジ部(18)との間に一体的に形成される本体部(16)とを断面内に備えたワイパーゴム(8)であって、上記エッジ部(18)間の間隙(19)内に、ワイパー作動時に内側に傾斜揺動するエッジ部(18)の内面に当接し、エッジ部(18)の傾斜及び湾曲姿勢を支える支持部(23)を突設してなる複数エッジ型ワイパーゴム。
- 隣接するエッジ部(18)の対向し合う内面を互いに平坦面に形成した請求の範囲1の複数エッジ型ワイパーゴム。
- エッジ部(18)の基端部側を外側に突出させた肉厚部とし、外側面を先端側に向かって収束する傾斜面とした請求の範囲1又は2の複数エッジ型ワイパーゴム。
- 支持部(23)が下向きに突出した山形の断面である請求の範囲1又は2の複数エッジ型ワイパーゴム。
- 支持部(23)の表面がエッジ部(18)の内面に対して下向きに広がる傾斜面を備えた請求の範囲4の複数エッジ型ワイパーゴム。
- 支持部(23)の表面が円弧状の山形である請求の範囲4の複数エッジ型ワイパーゴム。
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2004
- 2004-05-06 JP JP2004002488U patent/JP3105045U/ja not_active Expired - Fee Related
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