JPWO2002091156A1 - 文字入力システム - Google Patents

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JPWO2002091156A1
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Abstract

第1図に示すように、本実施の形態に係る文字入力システムは、携帯電話などの携帯端末へ文字を入力する9つの入力キーを含む文字入力部(文字入力手段)60と文字信号変換部(文字信号変換手段)70と表示部(表示手段)80とで概略構成される。八方向に配置された入力キーと、中心に配置された1つの機能キーにて規則性がある操作の組合せを文字信号に変換することで文字入力が容易に行える文字入力システムに関する技術を提供する点にある。

Description

技術分野
本発明は、携帯電話を含む携帯端末の文字入力システムに関する。
背景技術
従来、インターネットを介した電子メールが広く行われている。この電子メールの利点は、VOICE to VOICEの会話と違って、相手の都合を気にしなくて済むことである。
パソコンによる電子メールの利用については、利用の都度、端末にスイッチを入れ、更に、メールソフトを立ちあげる必要があるので手間がかかったが、携帯電話を利用した電子メールは、その使い勝手のよさが起因して、携帯電話の利用者に広く利用されている。
携帯電話によるインターネットに関して、約8割の利用者が電子メール利用を目的として加入していると言われる。また、飛躍的に普及しつつあるモバイルコンピュータやパームコンピュータなどPDA(Personal Digital Assistants)に関してもメールサービス機能を含んだインターネット接続サービスの展開が進んでいる。
片手の手のひらに納まるサイズのPDAや携帯電話における文字入力に関しては、「0〜9」、「#」、「*」の12個の入力キーが基本的に利用されている。これらの入力キーは、本来、電話番号の入力用に設定されており、文字入力は後から付加された機能であり、一般に利用されている文字入力は、「あいうえお」50音の入力において、1回から最多5回のキータッチによる入力が行われている。また、テンキーを利用して、1打目で行を選定し、2打目での段の選定で文字を確定する方法が公開されている。また、テンキーにおける10個のキーの押下を行・段で組合せて50音表示する方法が公開されている。
また、十字キー(四方向キー)は、カーソルの移動や機能選択キーとして利用されている。
また、2つのジョイスティックを使用して、各々八方向、即ち16方向へのタッチ(動作)の組み合わせになっているため、両手を同時に使う技術も公表されている。
しかしながら、従来技術には以下に掲げる問題点があった。
携帯電話を利用した電子メールの入力は、一般に親指による「片手打ち」か、両手の親指を使った「両手打ち」で、12個のキー入力を行うが、キースペースが狭く、熟練者による操作でさえもパソコンを用いたキーボード入力に比較して単位時間当たりの入力文字数が少ない。また、テンキーにおける10個のキーを利用した入力システムでは、キーの押下し直しにおける指の移動距離について考慮されておらず、片手入力の操作が中断される。また、2つのジョイスティックや入力キーボードを左右の手(指)で操作をし、文字・記号を入力することは携帯電話などの携帯端末へ利用することに無理があるという問題点があった。
本発明は、このような問題点を解消し得る文字入力システムを提供することを目的とする。
発明の開示
請求の範囲第1項記載の本発明の要旨は、携帯電話などの携帯端末に利用する文字入力システムであって、利用者の操作により文字が入力される文字入力手段と、該文字入力手段からの入力信号の組合せを文字信号に変換する文字信号変換手段と、該文字信号変換手段により変換された文字信号を前記利用者が確認するための表示手段とを備え、前記文字入力手段は、入力操作のやり直しなどをするための機能キー及び該機能キーの周り八方向への移動、又は、押下の操作ができる基本キーを含むキー入力部と、前記基本キーの操作毎に入力信号を発生させる入力信号発生部とを有し、前記文字信号変換手段は、前記入力信号の組合せに対応する前記文字信号が登録された文字信号変換テーブルと、入力された前記文字信号の組合せを、前記文字信号変換テーブルを参照して該当する文字信号に変換する文字信号処理部とを有し、該文字信号処理部は、変換された前記文字信号を前記表示手段に送り、前記利用者により確認された前記文字信号を本体制御部に送り、前記文字信号変換テーブルは、順次入力された2つの前記入力信号の組合せに対応する「あ・か・さ・た・な・は・ま・や・ら・わ」行の音を含む清音の文字信号が登録されることを特徴とする文字入力システムに存する。
請求の範囲第2項記載の本発明の要旨は、前記基本キーは、前記機能キーの周りに上下左右及び左上・右上・左下・右下の八方向へ8つ配置され、各々基本キーの押下に伴い、前記入力信号発生部に入力信号を発生させることを特徴とする請求の範囲第1項に記載の文字入力システムに存する。
請求の範囲第3項記載の本発明の要旨は、前記基本キーは、前記機能キーを中心とする略ドーナツ状をなし、略ドーナツ状の輪における上下左右及び左上・右上・左下・右下の押下に伴い、前記入力信号発生部に入力信号を発生させることを特徴とする請求の範囲第1項に記載の文字入力システムに存する。
請求の範囲第4項記載の本発明の要旨は、前記文字信号変換テーブルは、順次入力された2つの前記入力信号の組合せに対応する「つ」・「ん」・「ー」の促音・撥音・長音の文字信号が登録されることを特徴とする請求の範囲第1乃至3項のいずれかに記載の文字入力システムに存する。
請求の範囲第5項記載の本発明の要旨は、前記表示手段は、最初の画面である第1の画面に「か・さ・た・な・は・ま・や・ら・わ」行及び「あ・い・う・え・お」と、「っ」・「ん」・「ー」の促音・撥音・長音とを入力するための前記基本キーの位置を示す入力ガイド表示をし、前記第1の画面に従った前記利用者による前記入力キーの操作に基づき、「あ・か・さ・た・な・は・ま・や・ら・わ」行毎の「あ・い・う・え・お」5段に対応する音、又は、「っ」・「ん」・「ー」の音を確定する前記基本キーの位置を示す入力ガイド表示を第2の画面において行う
ことを特徴とする請求の範囲第1乃至4項のいずれかに記載の文字入力システムに存する。
請求の範囲第6項記載の本発明の要旨は、前記基本キーの入力ガイド表示は、第1の画面で「か・さ・た・な・は・ま・ら」行の子音が選択された場合、前記子音を確定する第2の画面において、「あ・い・う・え・お」段に対応する子音毎に共通する位置に表示されることを特徴とする請求の範囲第1乃至5項のいずれかに記載の文字入力システムに存する。
請求の範囲第7項記載の本発明の要旨は、母音の入力をガイドする前記入力ガイド表示は、前記第1の画面において、前記第2の画面の「あ・い・う・え・お」段に対応する子音と共通する位置に該当する「あ・い・う・え・お」の母音が表示され、
該当する母音を確定する前記基本キーの位置は、各々選択された母音に基づき表示された前記第2の画面における共通の位置に表示されることを特徴とする請求の範囲第6項に記載の文字入力システムに存する。
請求の範囲第8項記載の本発明の要旨は、前記機能キーは、前記利用者の入力操作により1つ前の画面に表示された入力ガイド表示、又は、第1の画面に表示される入力ガイド表示を行い、前記基本キーの入力ガイド表示は、子音を確定する最後の入力ガイド表示において、「あ・い・う・え・お」段に対応した5つの子音を有する行の各段に共通する位置に表示されることを特徴とする請求の範囲第1乃至7項のいずれかに記載の文字入力システムに存する。
請求の範囲第9項記載の本発明の要旨は、前記文字信号変換テーブルは、順次入力された3つの前記入力信号の組合せに対応する「がざだば」行の濁音と、「ぱぴぷぺぽ」の半濁音と、「きゃ・しゃ・ちゃ・にゃ・ひゃ・みゃ・りゃ」行の拗音との文字信号が登録されることを特徴とする請求の範囲第1乃至8項のいずれかに記載の文字入力システムに存する。
請求の範囲第10項記載の本発明の要旨は、前記文字信号変換テーブルは、順次入力された3つの前記入力信号の組合せに対応する「きゅう・きょう・しゅう・しょう・ちゅう・ちょう・にゅう・にょう・ひゅう・ひょう・みゅう・みょう・りゅう・りょう」の拗音及び長音の文字信号が登録されることを特徴とする請求の範囲第1乃至9項のいずれかに記載の文字入力システムに存する。
請求の範囲第11項記載の本発明の要旨は、前記文字信号変換テーブルは、順次入力された3つの前記入力信号の組合せに対応する「ふぁ」・「うぁ」・「う゛ぁ」の各行の音に対応する文字信号が登録されることを特徴とする請求の範囲第1乃至10項のいずれかに記載の文字入力システムに存する。
請求の範囲第12項記載の本発明の要旨は、前記文字信号変換テーブルは、順次入力された3つの前記入力信号の組合せに対応する「ぁ・ぃ・ぅ・ぇ・ぉ」と、「ゃ・ゅ・ょ]と、「、」・「。」の句読点とに対応する文字信号が登録されることを特徴とする請求の範囲第1乃至11項のいずれかに記載の文字入力システムに存する。
請求の範囲第13項記載の本発明の要旨は、前記文字信号変換テーブルは、順次入力された4つの前記入力信号の組合せに対応する「ぎゃ・ぎゅ・ぎょ」、「じゃ・じゅ・じょ」、「でぃ・でゅ」、「びゃ・びゅ・びょ」の濁音及び拗音と、「ぎゅう・ぎょう・じゅう・じょう・びゅう・びょう」の濁音、拗音及び長音と、「ぴゃ、ぴゅ・ぴょ」の半濁音及び拗音と、「ぴゅう・ぴょう」の半濁音、拗音及び長音とに対応する文字信号が登録されることを特徴とする請求の範囲第1乃至12項のいずれかに記載の文字入力システムに存する。
請求の範囲第14項記載の本発明の要旨は、前記基本キーは、前記機能キーの周囲八方向へ略花びら状に配置されることを特徴とする請求の範囲第1乃至13項のいずれかに記載の文字入力システムに存する。
請求の範囲第15項記載の本発明の要旨は、前記機能キーは、所定の時間内の2回操作や所定の時間以上の押下など、予め設定された操作に従い、「ひらがな」と「カタカナ」との文字入力の切替を行うことを特徴とする請求の範囲第1乃至14項のいずれかに記載の文字入力システムに存する。
請求の範囲第16項記載の本発明の要旨は、前記文字入力手段は、3つの補助キーを備え、8つの前記基本キーに数字の「1〜4」及び「6〜9」、前記機能キーに数字の「5」、前記補助キーに「*」・数字の「0」・「#」を割当てることでダイヤル操作用のテンキーに対応させ、前記利用者による前記テンキーの操作に従い文字入力がされることを特徴とする請求の範囲第1乃至15項のいずれかに記載の文字入力システムに存する。
請求の範囲第17項記載の本発明の要旨は、前記文字信号変換テーブルは、英語、ギリシャ語、ロシア語などのインド・ヨーロッパ言語族の文字に対応する文字信号が登録され、前記表示手段は、前記文字信号に対応する文字表示を行うことを特徴とする請求の範囲第1乃至16項のいずれかに記載の文字入力システムに存する。
請求の範囲第18項記載の本発明の要旨は、前記機能キーは、八方向の略ドーナツ状に配置された前記基本キーの略中心、又は、内側に配置され、前記機能キーの押下により、表示手段における入力ガイド表示において、8つの前記基本キーにモード、次文節、確定、伸文節、クリア、縮文節、変換、前文節の8つの機能を各々選択できるように割当てられた状態が表示されることを特徴とする請求の範囲第1乃至17項のいずれかに記載の文字入力システムに存する。
請求の範囲第19項記載の本発明の要旨は、前記モードの機能の選択により、入力ガイド表示において数字、アルファベットの小文字、ひらがな、アルファベットの大文字の入力機能、及び、一時記憶域であるクリップボードを利用した編集の機能が選択できる機能を選択できる表示がされ、前記編集の機能においては、入力途中のひらがなについて、前記クリップボードを利用したコピー、切取り、張付け、削除の操作が行えることを特徴とする請求の範囲第1乃至18項のいずれかに記載の文字入力システム。
請求の範囲第20項記載の本発明の要旨は、請求の範囲第1乃至19項のいずれかに記載の文字入力システムを備えることを特徴とする携帯電話を含む携帯端末に存する。
請求の範囲第21項記載の本発明の要旨は、請求の範囲第1乃至19項のいずれかに記載の文字入力システムを利用した携帯端末を含む端末における文字入力方法であって、利用者による8つの基本キー及び1つの機能キーの操作に伴い順番に発生する入力信号の組合せを文字信号に変換し、変換された文字信号の文字表示を行い、確認された前記文字表示に基づき、前記文字信号を端末の本体制御部に送ることを特徴とする文字入力方法に存する。
請求の範囲第22項記載の本発明の要旨は、利用者による前記機能キーの操作に基づき、前記基本キーの操作に伴う前記入力信号の取消しを行い、前記入力信号の入力し直し、クリップボードを利用した文章の編集を行うことを特徴とする請求の範囲第21項に記載の文字入力方法に存する。
請求の範囲第23項記載の本発明の要旨は、請求の範囲第21又は22項に記載の文字入力方法における端末の動作を実現可能なコンピュータ用のプログラムであって、請求の範囲第21又は22項に記載の動作をコード化したことを特徴とするプログラムに存する。
請求の範囲第24項記載の本発明の要旨は、請求の範囲第21又は22項に記載の文字入力方法を実行可能なプログラムが記録された記憶媒体に存する。
発明を実施するための最良の形態
本発明をより詳細に説明するために、添付図面を参照してこれを説明する。
第1図は、本実施の形態に係る文字入力システムの概要を示すブロック図である。
第1図に示すように、本実施の形態に係る文字入力システムは、携帯電話などの携帯端末へ文字を入力する9つの入力キーを含む文字入力部(文字入力手段)60と文字信号変換部(文字信号変換手段)70と表示部(表示手段)80とで概略構成される。
文字入力部60は、入力キーを含むキー入力部62と入力信号発生部64とを備える。
文字信号変換部70は、文字信号処理部72と文字信号変換テーブル74とを備える。
文字信号処理部72は、キー入力部62の操作による入力信号の組合せに対応する文字信号70aが登録された文字信号変換テーブル74を参照して、入力信号発生部64から送られた入力信号60aの組合せを、該当する文字信号70aに変換する。
表示部80は、文字入力部60から入力された文字を表示する。操作者により文字入力部60において入力された入力信号60aは、文字信号変換部70で文字信号70aに変換されて表示部80に表示される。
操作者により確認された入力文字に該当する文字信号70aは、文字信号変換部70から携帯端末の本体制御部90に送られる。
このようにして操作者は文字を確認しながら入力作業を進めることができる。また、通信相手などから本体制御部90へ送られた文字などの情報は、表示部80にて表示することができる。
第2図は第1図におけるキー入力部62の構成の一例を示す図である。
第2図に示すように、キー入力部62は入力キーを有し、この入力キーは基本キー11〜14、16〜19と、補助キー1a〜1cと、機能キー15とで概略構成され、8つの基本キー11〜14、16〜19は、機能キー15を中心とした周囲八方向へ略花びら状に配置される。
基本キー11〜14、16〜19は、第1のキー(左上)11、第2のキー(上)12、第3のキー(右上)13、第4のキー(左)14、第6のキー(右)16、第7のキー(左下)17、第8のキー(下)18、第9のキー(右下)19とで概略構成される。
また、第5のキー15は、バックスペース又はやり直しの機能を有する機能キー15として、八方向に配置された基本キー11〜14、16〜19の中心に備えられる。また、機能キーは、所定の時間内に複数回の押下や所定時間以上の押下を続けるなどの操作を行うことで、「ひらがな」と「カタカナ」、「アルファベット」の切替や、本体制御部90へのメニュー切替指示などに利用できる。
また、機能キー15の周りに配置された基本キー11〜14、16〜19を、機能キー15を中心とした略ドーナツ状をなす1つの入力キーとすることもできる。更に、補助キー1a〜1cは、例えば、基本キー17〜19の各々下方の位置など、基本キー11〜14、16〜19の周囲に配置される。
補助キー1aを「*」、補助キー1bを「0」、補助キー1cを「#」と設定することで、基本キー11〜14、16〜19と機能キー15と補助キー1a〜1cとを、一般に利用されている携帯電話におけるテンキーの配置に対応させることができる。
次に、本実施の形態に係る文字入力システムを用いた方法を説明する。
第3図は、第2図におけるキー入力部の入力手順の一例を示す図である。
第1打目の入力時における各入力キーの割当てを示す第2図と第3図とを参照して、基本入力である清音の入力手順を説明する。
第2図に示すように、最初の画面(第1の画面)は「あかさたなはまやらわ」行と「あいうえお」とを含む清音に対応する基本キー11〜14、16〜19の位置を示す入力ガイド表示がされる。
か行20bを入力する場合、第1打目は、か行20bの選択を意味する左上11を押下する。次の画面(第2の画面)には「かきくけこ」の各段を含む音に対応する基本キー11〜14、16〜19の位置を示す入力ガイド表示がされる。
第2の入力画面の入力ガイド表示に従った第2打目は、第1段の選択を意味する上12を押下することで「か」が選択されて画面表示される。
同様に、第1打目に左上11を押下した後、第2段の選択を意味する左上11の押下で「き」、第3段の選択を意味する左14の押下で「く」、第4段の選択を意味する右上13の押下で「け」、第5段の選択を意味する右16の押下で「こ」が選択されて画面表示する。
ここで、第2打目において、5つの段を確定する左上11、上12、右上13、左14、右16を第1キーグループと称す。
更に、第1打目において、さ行20cは右上13、た行20dは上12、な行20eは左14、は行20fは左下17、ま行20gは右16、ら行20iは右下19を押下し、第2打目で該当する第1キーグループのキーを押下することで、目的の清音が入力できる。
なお、第1打目において、「あ」は上12、「い」は左上11、「う」は左14、「え」は右上13、「お」は右16を押下した後、第1キーグループ以外のキー、例えば左下17を押下することで、目的とするあ行20aを入力することができる。
第4図は、第3図のか行20b及びさ行20cの入力手順の一例を示す図である。
第3図と第4図とに示すように、左上11、左14の組合せで「く」となり、右上13、右上13の組合せで「せ」が入力できる。
第5図は、第3図のあ行20aの入力手順の一例を示す図である。
第3図と第5図とに示すように、上12、左下17の組合せで「あ」となり、右16、左下17の組合せで「お」が入力できる。
第6図は、第3図のや行20h及びわ行20jの入力手順の一例を示す図である。
第3図と第6図とに示すように、「や」、「ゆ」、「よ」のや行20hと「わ」、「を」のわ行20jについては、第1打目に下18を押下した後、第2打目において第1キーグループのキーを押下することで目的の清音が入力できる。例えば、「や」は上12、「ゆ」は左14、「よ」は右16、「わ」は左上11、「を」は右上13を対応させる。
第7図は、第2図におけるキー入力部の入力手順の一例を示す図である。
第1打目の入力時における各入力キーの割当てを示す第2図と第7図とを参照して、濁音、半濁音及び拗音の入力手順を説明する。
最初に濁音の入力を説明する。が行30bを入力する場合、第1打目はか行20bの選択を意味する左上11を押下し、第2打目は濁音を示す右下19を押下する。第3打目は清音の基本と同様に5つの段の選択であり、第1キーグループを押下することで、「ぎ」、「ぐ」、「げ」、「ご」など目的の濁音が入力できる。
更に、第1打目において、ざ行30cは右上13、だ行30dは上12、ば行30fは左下17を押下し、第2打目はが行30bと同様に濁音を意味する右下19を押下する。第3打目は清音の基本と同様に5つの段の選択を第1キーグループの押下で行う。
次に、半濁音の入力を説明する。ぱ行40fを入力する場合、第1打目はは行20fの選択を意味する左下17を押下し、第2打目は半濁音を示す左下17を押下する。第3打目は清音の基本と同様に5つの段の選択であり、第1キーグループを押下することで、「ぴ」、「ぷ」、「ぺ」、「ぽ」など目的の半濁音が入力できる。
次に拗音の入力を説明する。第1打目において、きゃ行50bは左上11、しゃ行50cは右上13、ちゃ行50dは上12、にゃ行50eは左14、ひゃ行50fは左下17、みゃ行50gは右16、りゃ行50iは右下19を押下し、第2打目は拗音を示す下18を押下する。第3打目は各々「あ段」、「う段」、「お段」に対応する上12、左14、右16の押下で目的の拗音(きゃ、きゅ、きょ等)を入力できる。
第8図は、第2図におけるキー入力部の入力手順のその他の一例を示す図である。
第1打目の入力時における各入力キーの割当てを示す第2図と第8図とを参照して、促音、撥音、長音の入力手順を説明する。
促音・撥音・長音55aに示すように、促音「っ」は第1打目、第2打目ともに右下19、撥音「ん」は第1打目、第2打目ともに下18、長音「ー」は第1打目を下18、第2打目を右下19の押下をする。
次に、拗音+長音55b〜55g、iの説明をする。まず、拗音+長音55bの「きゅう」は第1打目を左上11、第2打目を下18、第3打を左下17の押下をする。また、「きょう」は第1打目を左上11、第2打目を下18、第3打を右下19の押下をする。
同様に、拗音+長音55cの「しゅう」、「しょう」、拗音+長音55dの「ちゅう」、「ちょう」、拗音+長音55eの「にゅう」、「にょう」、拗音+長音55fの「ひゅう」、「ひょう」、拗音+長音55gの「みゅう」、「みょう」、拗音+長音55iの「りゅう」、「りょう」も基本キー11〜14、16〜19の3回の押下で入力できる。
更に、濁音+拗音56bの「ぎゃ」、「ぎゅ」、「ぎょ」、濁音+拗音56cの「じゃ」「じゅ」、「じょ」、濁音+拗音56dの「でぃ」、「でゅ」、濁音+拗音56fの「びゃ」、「びゅ」、「びょ」も基本キー11〜14、16〜19の3回の押下で入力できる。
第9図は、第2図におけるキー入力部の入力手順のその他の一例を示す図である。
第1打目の入力時における各入力キーの割当てを示す第2図と第9図とを参照して、その他の音の入力手順を説明する。
濁音+拗音+長音である特殊音57bの「ぎゅう」の第1打を左上11、第2打を下18、第3打を下18、第4打を左下17、特殊音57bの「ぎょう」の第1打を左上11、第2打を下18、第3打を下18、第4打を右下19の4回の押下で入力できる。
同様に、特殊音57cの「じゅう」、「じょう」、特殊音57fは「びゅう」、「びょう」も基本キー11〜14、16〜19の4回の押下で入力できる。
同様に、半濁音+拗音である特殊音58aの「ぴゃ」、「ぴゅ」、「ぴょ」、半濁音+拗音+長音である特殊音58bの「ぴゅう」、「ぴょう」、その他の特殊音58cの「ふぁ」、「ふぃ」、「ふぅ」、「ふぇ」、「ふぉ」、特殊音58dの「うぁ」、「うぃ」、「うぇ」、「うぉ」、特殊音58eの「う゛ぁ」、「う゛ぃ」、「う゛ぇ」、「う゛ぉ」、特殊音58fの「ぁ」、「ぃ」、「ぅ」、「ぇ」、「ぉ」、特殊音58gの「ゃ」、「ゅ」、「ょ」、句読点である特殊音58hの「、」、「。」も同様に、基本キー11〜14、16〜19の3回又は4回の押下で入力できる。
以上のように、本実施の形態に係る文字入力システムの入力イメージは、ゲーム機の八方向キーと同様であり、8つの基本キーは、8方向の動きに相当する。中心の機能キーを含めて9通りの入力が可能である。
日本語入力は、各基本キーに表記(印刷)されたひらがな、又は、入力ガイド表示を参照して行う。
基本的な考え方は、子音と母音に対応する基本キーの押下の組合せで文字が確定する。
基本キー11〜14、16は、2つのひらがなが表記されている。例えば、左上の基本キー11は、「た・あ」と表記されているが、これは「子音・タ行キー」と「母音・あキー」を兼ねる基本キーという意味である。
清音は行と段の組合せで表現できる(か行・さ行・た行・な行・は行・ま行・や行・ら行・わ行)。そのうち、(や行・わ行)は五音がないので、1つの位置に収めた。
基本的には、行□段の2タッチで確定する。例外は(あ行)で、段を選んで左下のあ行の確定キーで確定する。
濁音(が行・ざ行・だ行・ば行)、半濁音(ぱ行)、拗音(きゃ行・しゃ行・ちゃ行・にゃ行・ひゃ行・みゃ行・りゃ行)は、清音の変化形と捉え、2タッチ(押下)目に判断し、3タッチ目に各音を確定する。
撥音(ん)右下2タッチ、促音(っ)下2タッチ、また、長音(ー)下□右下2タッチは、漢語や洋語に使われるので特別に設定した。これらは語句の先頭に出てくることはない。
「は行」を左下に当てはめて、半濁音キーと重複させたのは、「は行」だけが、清音の五音と濁音・半濁音・拗音に変化するので8つの基本キー11〜14、16〜19の配置に対応する8マスを利用するからである。五音とダブらないかぎり、左下,下、右下のどこに配置されてもよいが、指使いを考えてこの位置に設定した。
「か行・さ行・た行」は、清音の五音と濁音・拗音に変化する。また、左下の「あ行」の決定キーとで、8マスが利用される。
「な行・ま行・ら行」は、清音の五音と拗音の変化だけであり、6マスが利用される。また、「や行・わ行」は合わせて5マスの利用となる。
拗音キーの選択を下キーで行うのは、拗音の長音(きゅう、きょう等)が(ゅう、ょう)の語尾のみであることによる。左右に振り分けて打つように設定した。このように、漢語や洋語を打つときにリズムを崩さないように。拗音が打ちやすくなるように配慮した。
濁音は(が行・ざ行・だ行・ば行)だけなので、3ポジション3タッチになるようにするために、右下に、濁音キーを配置した。
残りの半濁音は、左下で、は行を1タッチして同じ位置にある半濁音キーを2タッチ目に押すようにした。3タッチ目で五音に対応する配置になる。
「あいうえお」の五音を、左から左上に向かって「ういあえお」と配列したのは、拗音を打ちやすくしたためである。
日本語は、か行と、た行と、さ行で始まる言葉で約半数が占められ、2対1対2くらいの割合と言われる。これらを左上・上・右上に配置した。
濁音・半濁音・拗音キーなど特殊なキーは左下・下・右下に集めた。
更に、本来の日本語にはなく、洋語でのみ使う音である「ふぁ行・うぁ行・う゛ぁ行」は左下・下・右下から始まるようにした。
「中根式簡易速記法」によると、漢字の音読み、字音は伝来の時期によって、呉音、漢音、唐音、宋音などに区別されが、語尾が「か行のき・く、た行のち・つ、あ行のい・う、ん」で終わるものが多いと言われる。これらに該当するキーの配置は、左上・左・左下に集めた。
入力ミスを前提としてすぐに修正ができるように、中心にやり直しを指示する機能キーを配置した。
また、標準キーにおける入力信号の割当ての空きについて、変換や複写などの日本語入力に必要な機能を割当てることもできる。
八方向キーを用いた場合、周辺八方向のポジションは親指で触れたままの「ずらし打ち」ができるが、中心の機能キーの操作は押下が主となるので、微妙な指使いの違いを前提として入力キーの形状を別にする。
(実施例)
第10図は、本実施の形態に係る文字入力システムを利用した実績データの一例を示す図である。
図に示すように、性別120が男4人、女6人、年齢130が20〜47歳の被験者110を対象として実験を行った。
具体的には、本実施の形態に係る文字入力システムにおける基本キー11〜14、16〜19をパソコンのテンキーに対応させて、被験者110に一般の小学校における漢字読取りテストの文例を利用した「ひらがな」入力を行わせた。この実績データをお花キー140の数値として示す。
例えば、「かれは濃厚な人がらだ。」や「学校時代の恩師にめぐりあう。」など300以上の文章を対象とし、被験者110は「かれはのうこうなひとがらだ。」や「がっこうじだいのおんしにめぐりあう。」と入力した。
以上の条件で、1日30分程度、7日間の入力練習を続け、7日後にお花キー140及び比較のため、従来の携帯電話150における文字入力方法を用いた1分当たりの入力文字数を測定した。
図中,比率160は、お花キー140の入力文字数÷携帯電話150の入力文字数を示す。
1分間の入力文字数は、従来の文字入力を用いた携帯電話150における文字数の平均値は約27文字であり、一方、本実施の形態に係る文字入力システムを利用した方法では、平均値は約61文字程度であった。
一般のパソコンのテンキーを利用した押下スピードは、一般の携帯電話におけるテンキーの押下スピードに比べて1.1倍程速くなると言われるが大きな差がない。
以上の実験結果から、本実施の形態に係る文字入力システムを利用した携帯電話のテンキーによる文字入力は、同じ携帯電話のテンキーを用いた従来の文字入力に比較して2倍程度(61*0.9:27)速くなると推測される。
また、本実施の形態に係る文字入力システムにおける八方向キーを利用すれば、1分間に20〜30文字程度と言われる携帯電話のテンキーを利用した従来の入力文字数に比較して、効果的な文字入力が期待できる。
なお、本実施の形態に係る文字入力システムは、英語などインド・ヨーロッパ語族の文字にも容易に対応できる。
第11図は、本実施の形態に係る文字入力システムを英語のアルファベットに応用した一例を示す図である。
第11図に示すように、アルファベットについても同様な入力方法が可能である。アルファベットには濁音や拗音がないので、2回の押下で入力ができる。
図中には、英語のアルファベットに対応するキー入力部62Xとキー入力部62Yとを示す。
キー入力部62Xに示すように、従来の十字キーにおける「ずらし打ち」を利用できるようにアルファベットを配列した。1つの基本キーには、記号を含めた3つ、又は、4つの文字が設定される。
文字入力は各々の基本キーとその両となり、又は、対角線上に位置する基本キーを「ずらし打ち」することで入力できる。
例えば、「A」を入力したい場合は、基本キー62Aを押下する。その後、左となりの基本キー62Bを押下する。この基本キー62Bの押下が確定操作となり、第2の画面における入力ガイド表示には「A」の文字が表示される。
また、「B」を入力する場合は、同じ位置の基本キー62Aの押下が確定操作になる。更に、「C」を入力する場合は、右となりの基本キー62Cの押下が確定操作になる。また、「Y」を入力する場合は、対角線上に位置する基本キー62Dの押下が確定操作となる。
このように、最初の押下が「グループ指定」に対応する指定操作となり、2回目の押下が確定操作に対応する。また、指定操作の基本キーの両となり、又は、は対角線上に位置する基本キーが確定操作に設定される。
この設定により、少しの指のずらしのみで、文字入力が可能となる。即ち、2つの基本キーの押下を行うが、指の動きは1つの動作(ワンタッチ)の感覚で入力ができる。
キー入力部62Xにおける配置は、英語のアルファベットの順番通りに設定されている。また、キー入力部62Yは、通常のキーボードの配列に対応する設定がされている。
更に、アラビア文字やギリシャ文字、ロシア語のキリル文字(図示せず)も2回の押下で対応できる(具体的には8×8=64個の文字まで対応できる)。
実施の形態に係る文字入力システムは上記の如く構成されているので、以下に掲げる効果を奏する。
中心の機能キーと8つの基本キーを略花びら状に配置し、マンダラ模様の9マスにおいて、入力キーとやり直しの機能キーを対応させる。これにより一般のテンキーのタッチが有効に利用できる。
清音の子音に関しては、基本的に行から段の2打(押下)で確定する。また、あ行の母音は、段を先に選んだ後、所定のあ行の確定キーで確定する。これにより基本的な清音は、行と段の組合せによる2打で表現できる。
また、か行・さ行・た行・は行のかなが表す音節に対応する濁音(が行・ざ行・だ行・ば行)や、半濁音(ぱ行)、拗音(きゃ行・しゃ行・ちゃ行・にゃ行・ひゃ行・みゃ行・りゃ行)は、清音の変化形と捉えて2打目で行を判断し、3打目で各段を確定する。これにより、キータッチの練習による段の規則性が習得できる。
頻繁に使用される、語中又は語尾で一音節をなす鼻音である撥音(ん)、原則として語中の清音か・さ・た・ば行音の前で、その子音の閉鎖音、又は、摩擦音と同じ調音の態勢で一音節分の休止又は持続があることを表す促音(っ)、長くのばして発せられる音を表す長音(ー)は2打で確定できる。
現行のキーボードは、アルファベットでの文字入力を前提に考えられたシステムであり、また携帯電話のキーは数字入力が前提であるが、本実施の形態は真ん中の機能キーを基準にした十字キーの利点と、現行のキーボードの機能を9個のキーにまとめることで、覚えやすい2タッチで基本的な文字入力をカバーできる。
従来の携帯電話におけるテンキーでの入力方法に比較し、行・段を一組とすることで、パソコンなどのキーボードにおけるローマ字かな入力と同様に、音声に基づく入力ができる。
十字キーを応用した八方向キーの利用と、2タッチでの基本文字(清音)の入力システムにより、各々のキータッチについて、指を離す必要がなく、方向をずらすだけでキー入力ができる。
また十字キーの利点を備えた八方キーの中心を基準にすることで、利用者にとって位置関係がイメージしやすく、真中の機能キーを基準にして、母音は扇型に配置され、子音は円形に配置され、更に濁音、拗音などは左下・下・右下に配置されることで、簡単な規則に従う配列を記憶しやすい。
入力ガイド表示をすることで、利用者が初心者でも各基本キーの位置が確認できる。
なお、文字を入力するための入力信号を発生させるのは、入力キーの操作だけでなく、八方向に移動するジョイスティックや、八方向の押下に対応できるポインタも利用できる。文字信号変換テーブル74に対応するキー配列や入力信号の組合せを替えることもできる。
以下に、本実施の形態における応用例を、機能キー15の使用例をあげて説明する。また、各機能の内容は、ディスプレイなどの表示部80に入力ガイドとして表示できるので、機能の内容が表示された図を参照して説明を進める。
第12図は、第1図のキー入力部62における入力キーの応用例を示す図である。
第12図に示すように、キー入力部62は入力キーを有し、この入力キーは基本キー11〜14、16〜19と、機能キー15とで概略構成され、8つの基本キー11〜14、16〜19は、機能キー15を中心とした周囲八方向へ略花びら状に配置される。
上記したキーの構成は、図2と同様であるが、文字・記号の割当ては、図2の変形例を採用しているが信号の組合わせと文字が対応する基本的な考え方は図2と同様である。
日本語には文字として「ひらかな」だけでなく「カタカナ」も「漢字」もあるし、文章の中には「大小の英字」や「数字」も使われる。入力の局面だけでなく編集局面でも文字の入力は必要になる。
キー入力部62(お花キー)では、漢字変換やモード切替などへの機能切り替えができる機能キー15の役割を中心部のスイッチ(機能キー15)に持たせてある。
機能キー15は入力されたひらがなを漢字やカタカナに変換する変換キーや、英字や数字、編集局面にモードの切り替えをするモード変換キーの役割を持つので、機能キー15の略中心(内側)に配置されており、一般のパーソナルコンピュータのキーボードにおける周辺に配置される一般の機能キーに比べて、重要で、且つ、多様な機能を有する。しかしながら、携帯電話を含む端末の形状と、利用者の手の形状や大きさ(右手、又は、左手、又は、身体に障害のある者の手の形状)に合わせて、機能キー15を八方向に配置された基本キー11〜14、16〜19の中心(内側)ではなく、外部に配置することもできる。
第13図は、第12図が切り換えられた状態を示す図である。
基本の状態は、第12図に示すようにひらがなモードであるが、第12図において、機能キー15を押すと、第13図に示すように、基本キー11〜14、16〜19の各位置が、ひらかなの変換・確定・クリアーに必要な「変換・確定・縮文節・伸文節・前文節・次文節・クリアー」とモード切替に必要な「モード」の機能に役割が切り替わる。
真ん中の機能キー15(取消)を押すと、第12図に示す切り替え前のモードに戻る。
第14図は、第13図が切り換えられた状態を示す図である。
第13図において、基本キー12(モード)を押すと、第14図に示すように、数字・英小文字・ひらかな・英大文字・編集のモード選択画面に切り替わる。また、第14図において、基本キー12(かな)のモードを選ぶと、第12図のひらがな選択画面に戻る。
第15図は、第14図が切り換えられた状態を示す図である。
基本キー14(数字)のモードを選ぶと、第15図に示すように、数字「1、2、3、4、6、7、8、9、」の数字選択画面に機能が切り替わる。
第16図は、第15図が切り換えられた状態を示す図である。
この第15図の数字選択画面で機能キー15を押すと、第16図に示すように、残りの数字「0、5」と「モード・クリア・スペース・エンター」の機能に切り替わる。
第17図は、第14図が切り換えられた状態を示す図である。
第14図において、基本キー11(英小)のモードを選ぶと、図17に示すように、英小文字の選択画面に切り替わる。図14においては、英語のアルファベットを基本キーに対応させているが、インドヨーロッパ語グループのアルファベットも適用できる。
第18図は、第17図が切り換えられた状態を示す図である。
第17図において、機能キー15を押すと、第18図に示すように、「モード・クリア・スペース・エンター」の機能が表れる。
第19図は、第14図が切り換えられた状態を示す図である。
第14図において、基本キー13(英大)のモードを選ぶと、第19図に示すように、英大文字の選択画面が表れる。図14においては、英語のアルファベットを基本キーに対応させているが、インドヨーロッパ語グループのアルファベットも適用できる。第19図において、機能キー15を押すと、第18図に示す「モード・クリア・スペース・エンター」の機能が表れる。
第20図は、第14図が切り換えられた状態を示す図である。
第14図の基本キー16(編集)のモードを選ぶと、第20図に示すように、編集機能の選択画面が表れる。第20図において、機能キー15を押すと、第18図に示す「モード・クリア・スペース・エンター」の機能が表れる。
第21図は、本実施の形態に係る文字入力システムを利用した実績データの他の一例を示す図である。
第21図における実績データは、第12図〜第20図で説明した機能キー15を用いて、第10図と同様に、性別120が男4人、女6人、年齢130が20〜47歳の被験者110を対象とした。この条件で、1日30分程度、7日間の入力練習を続け、7日後にお花キー140を用いた1分当たりの入力文字数を測定した。また、お花キー140は、ゲーム用の8方向キーを利用した携帯電話150のデータは、第10図のデータと同じものである。
図に示すように、お花キー140での文字入力数は100文字/分程度となり、第10図におけるお花キー140のデータに比較し、著しい好結果が示された。
効率的に文字入力、特に日本語入力を行うためには下記の8つの、基本キーで日本語の音節を表すには、いくつかの配列が考えられるが、下記の原則を守ることで、少ないタッチ(押下)数での覚えやすい組み合わせを作ることができる。▲1▼ほとんどの音節が5つの母音で終わるという日本語の特徴があるため、段を表す5つの母音キーが音節の決定に使える。したがって、行選択→清音(変化なし)か、拗音や濁音など清音以外(変化あり)かの選択→段決定の順序でタッチして表示するのが基本形となる。
▲2▼本来10行ある清音は、ローマ字表記では子音+母音で表せる。母音で始まるあ行を除いて、や行とわ行を重ねると、8行に収まるので、8つの基本キーに配列でき、▲1▼に示した行選択→清音(変化なし)→段決定の順序で、2タッチ表示できる。
▲3▼2番目に行数の多い拗音7行は、拗音キーを「や・わ」と同じ位置におくことで、3タッチにすることができる。
▲4▼3番目に行数の多い濁音4行は、5母音キーと拗音キーに重ならない位置に濁音キーを持ってくることで、3タッチにすることができる。したがって、同じ行数になる濁拗音4行は4タッチになる。
▲5▼あ行は1行であるが、5母音キーと拗音キーと濁音キー以外のところに母音決定キー持つことで、2タッチとなる。
▲6▼半濁音1行。半濁拗音1行。ファ行音1行。ヴァ行音1行。ウァ行音1行。その他特殊音は、タッチ数や覚えやすさなど、何を優先するかによって、配列とタッチ数が決められる。
▲7▼撥音、促音、長音、句読点など、母音で終わらない日本語に不可欠な音節や記号は、5母音キー以外のところに2タッチの組み合わせを収めなければならない。
本実施の形態は▲1▼〜▲7▼の組合わせに基づき、8つの基本キーと1つの機能キー15とでかな入力を容易にしたものであるが、日本語やインドヨーロッパの言語グループの文章内の文字配列に対応して、基本キーへの文字割当てを変えることができる。
また、本実施の形態においては、本発明はそれに限定されず、本発明を適用する上で好適な文字入力システムに適用することができる。
また、上記構成部材の数、位置、形状等は上記実施の形態に限定されず、本発明を実施する上で好適な数、位置、形状等にすることができる。
なお、各図において、同一構成要素には同一符号を付している。
産業上の利用可能性
清音は行と段の組合せによる2打(押下)で確定でき、第2打目における清音の子音の確定には段の規則性を持たせることで、訓練に伴い効果的な入力が期待できる。
また、か行・さ行・た行・は行のかなが表す音節に対応する濁音や、半濁音、拗音、清音の変化形と捉えて2打目で行を判断し、3打目で各段を確定することで、キータッチの練習による段の規則性が容易に習得できる。
頻繁に使用される、撥音、促音及び長音を2打で確定することで、効率のよい入力ができる。
中心に配置された機能キーを基準位置とする十字キーの利点を保持した八方向キーと、現行のキーボードで利用されるローマ字かな変換を連想させる子音・母音の組合せ入力とを融合することで、かな文字における基本的な清音については、記憶しやすい2タッチでの文字入力ができる。
十字キーを応用した八方向キーの利用と、2タッチを基本入力とすることで、各々のキータッチについて、指を離すことなく、方向をずらすだけでキー入力ができる。
ディスプレイなどの入力手段に入力ガイド表示をすることで、利用者が初心者でも各基本キーの位置が確認できる。
従来、十字キーや八方向キーによる文字入力を効率的に行うためには、2つの(2系統の)キーボード(ジョイスティック)が必要であったが、八方向キーによる押下順序を効率的に組合わせ、ひらがな、カタカナへの入力ガイド選択と効率的な漢字変換、及び、クリップボード機能を利用した編集を可能とする機能キーを八方向キーの内側に配置したことで、1つのキーボード(片手、又は、1本の指による押下)で、パーソナルコンピュータの一般的なキーボードからの文字入力数に匹敵する、文字入力数、特に日本語の入力が可能となる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本発明の文字入力システムの概要を示すブロック図である。
第2図は、第1図におけるキー入力部の構成の一例を示す図である。
第3図は、第2図におけるキー入力部の入力手順の一例を示す図である。
第4図は、第3図のか行及びさ行の入力手順の一例を示す図である。
第5図は、第3図のあ行の入力手順の一例を示す図である。
第6図は、第3図のや行及びわ行の入力手順の一例を示す図である。
第7図は、第2図におけるキー入力部の入力手順の一例を示す図である。
第8図は、第2図におけるキー入力部の入力手順のその他の一例を示す図である。
第9図は、第2図におけるキー入力部の入力手順のその他の一例を示す図である。
第10図は、本発明の文字入力システムを利用した実績データの一例を示す図である。
第11図は、本発明の文字入力システムを英語のアルファベットに応用した一例を示す図である。
第12図は、第1図のキー入力部62における入力キーの応用例を示す図である。
第13図は、第12図が切り換えられた状態を示す図である。
第14図は、第13図が切り換えられた状態を示す図である。
第15図は、第14図が切り換えられた状態を示す図である。
第16図は、第15図が切り換えられた状態を示す図である。
第17図は、第14図が切り換えられた状態を示す図である。
第18図は、第17図が切り換えられた状態を示す図である。
第19図は、第14図が切り換えられた状態を示す図である。
第20図は、第14図が切り換えられた状態を示す図である。
第21図は、本実施の形態に係る文字入力システムを利用した実績データの他の一例を示す図である。
符号の説明
1a〜1c 補助キー
11〜14、16〜19 基本キー
11 第1のキー(左上)
12 第2のキー(上)
13 第3のキー(右上)
14 第4のキー(左)
15 第5のキー(機能キー)
16 第6のキー(右)
17 第7のキー(左下)
18 第8のキー(下)
19 第9のキー(右下)
20a あ行
20b か行
20c さ行
20d た行
20e な行
20f は行
20g ま行
20h や行
20i ら行
20j わ行
30b が行
30c ざ行
30d だ行
30f ば行
40f ぱ行
50b きゃ行
50c しゃ行
50d ちゃ行
50e にゃ行
50f ひゃ行
50g みゃ行
50i りゃ行
55a 促音・撥音・長音
55b〜55g、i 拗音+長音
56b、56c、56d、56f 濁音+拗音
57b、57c、57f、58a、58b、58c、58d、58e、58f、58g、58h 特殊音
60 文字入力部(文字入力手段)
60a 入力信号
62 キー入力部
62A、62B、62C、62D 基本キー
62X、62Y キー入力部
64 入力信号発生部
70 文字信号変換部(文字信号変換手段)
70a 文字信号
72 文字信号処理部
74 文字信号変換テーブル
80 表示部(表示手段)
90 本体制御部
110 被験者
120 性別
130 年齢
140 お花キー
150 携帯電話
160 比率

Claims (24)

  1. 携帯電話などの携帯端末に利用する文字入力システムであって、
    利用者の操作により文字が入力される文字入力手段と、
    該文字入力手段からの入力信号の組合せを文字信号に変換する文字信号変換手段と、
    該文字信号変換手段により変換された文字信号を前記利用者が確認するための表示手段とを備え、
    前記文字入力手段は、入力操作のやり直しなどをするための機能キー及び該機能キーの周り八方向への移動、又は、押下の操作ができる基本キーを含むキー入力部と、前記基本キーの操作毎に入力信号を発生させる入力信号発生部とを有し、
    前記文字信号変換手段は、前記入力信号の組合せに対応する前記文字信号が登録された文字信号変換テーブルと、入力された前記文字信号の組合せを、前記文字信号変換テーブルを参照して該当する文字信号に変換する文字信号処理部とを有し、
    該文字信号処理部は、変換された前記文字信号を前記表示手段に送り、前記利用者により確認された前記文字信号を本体制御部に送り、
    前記文字信号変換テーブルは、順次入力された2つの前記入力信号の組合せに対応する「あ・か・さ・た・な・は・ま・や・ら・わ」行の音を含む清音の文字信号が登録される
    ことを特徴とする文字入力システム。
  2. 前記基本キーは、前記機能キーの周りに上下左右及び左上・右上・左下・右下の八方向へ8つ配置され、各々基本キーの押下に伴い、前記入力信号発生部に入力信号を発生させることを特徴とする請求の範囲第1項に記載の文字入力システム。
  3. 前記基本キーは、前記機能キーを中心とする略ドーナツ状をなし、略ドーナツ状の輪における上下左右及び左上・右上・左下・右下の押下に伴い、前記入力信号発生部に入力信号を発生させることを特徴とする請求の範囲第1項に記載の文字入力システム。
  4. 前記文字信号変換テーブルは、順次入力された2つの前記入力信号の組合せに対応する「っ」・「ん」・「ー」の促音・撥音・長音の文字信号が登録されることを特徴とする請求の範囲第1乃至3項のいずれかに記載の文字入力システム。
  5. 前記表示手段は、最初の画面である第1の画面に「か・さ・た・な・は・ま・や・ら・わ」行及び「あ・い・う・え・お」と、「っ」・「ん」・「ー」の促音・撥音・長音とを入力するための前記基本キーの位置を示す入力ガイド表示をし、
    前記第1の画面に従った前記利用者による前記入力キーの操作に基づき、「あ・か・さ・た・な・は・ま・や・ら・わ」行毎の「あ・い・う・え・お」5段に対応する音、又は、「っ」・「ん」・「ー」の音を確定する前記基本キーの位置を示す入力ガイド表示を第2の画面において行う
    ことを特徴とする請求の範囲第1乃至4項のいずれかに記載の文字入力システム。
  6. 前記基本キーの入力ガイド表示は、第1の画面で「か・さ・た・な・は・ま・ら」行の子音が選択された場合、前記子音を確定する第2の画面において、「あ・い・う・え・お」段に対応する子音毎に共通する位置に表示されることを特徴とする請求の範囲第1乃至5項のいずれかに記載の文字入力システム。
  7. 母音の入力をガイドする前記入力ガイド表示は、前記第1の画面において、前記第2の画面の「あ・い・う・え・お」段に対応する子音と共通する位置に該当する「あ・い・う・え・お」の母音が表示され、
    該当する母音を確定する前記基本キーの位置は、各々選択された母音に基づき表示された前記第2の画面における共通の位置に表示される
    ことを特徴とする請求の範囲第6項に記載の文字入力システム。
  8. 前記機能キーは、前記利用者の入力操作により1つ前の画面に表示された入力ガイド表示、又は、第1の画面に表示される入力ガイド表示を行い、
    前記基本キーの入力ガイド表示は、子音を確定する最後の入力ガイド表示において、「あ・い・う・え・お」段に対応した5つの子音を有する行の各段に共通する位置に表示されることを特徴とする請求の範囲第1乃至7項のいずれかに記載の文字入力システム。
  9. 前記文字信号変換テーブルは、順次入力された3つの前記入力信号の組合せに対応する「がざだば」行の濁音と、「ぱぴぷぺぽ」の半濁音と、「きゃ・しゃ・ちゃ・にゃ・ひゃ・みゃ・りゃ」行の拗音との文字信号が登録されることを特徴とする請求の範囲第1乃至8項のいずれかに記載の文字入力システム。
  10. 前記文字信号変換テーブルは、順次入力された3つの前記入力信号の組合せに対応する「きゅう・きょう・しゅう・しょう・ちゅう・ちょう・にゅう・にょう・ひゅう・ひょう・みゅう・みょう・りゅう・りょう」の拗音及び長音の文字信号が登録されることを特徴とする請求の範囲第1乃至9項のいずれかに記載の文字入力システム。
  11. 前記文字信号変換テーブルは、順次入力された3つの前記入力信号の組合せに対応する「ふぁ」・「うぁ」・「う゛ぁ」の各行の音に対応する文字信号が登録されることを特徴とする請求の範囲第1乃至10項のいずれかに記載の文字入力システム。
  12. 前記文字信号変換テーブルは、順次入力された3つの前記入力信号の組合せに対応する「ぁ・ぃ・ぅ・ぇ・ぉ」と、「ゃ・ゅ・ょ」と、「、」・「。」の句読点とに対応する文字信号が登録されることを特徴とする請求の範囲第1乃至11項のいずれかに記載の文字入力システム。
  13. 前記文字信号変換テーブルは、順次入力された4つの前記入力信号の組合せに対応する「ぎゃ・ぎゅ・ぎょ」、「じゃ・じゅ・じょ」、「でぃ・でゅ」、「びゃ・びゅ・びょ」の濁音及び拗音と、「ぎゅう・ぎょう・じゅう・じょう・びゅう・びょう」の濁音、拗音及び長音と、「ぴゃ、ぴゅ・ぴょ」の半濁音及び拗音と、「ぴゅう・ぴょう」の半濁音、拗音及び長音とに対応する文字信号が登録されることを特徴とする請求の範囲第1乃至12項のいずれかに記載の文字入力システム。
  14. 前記基本キーは、前記機能キーの周囲八方向へ略花びら状に配置されることを特徴とする請求の範囲第1乃至13項のいずれかに記載の文字入力システム。
  15. 前記機能キーは、所定の時間内の2回操作や所定の時間以上の押下など、予め設定された操作に従い、「ひらがな」と「カタカナ」との文字入力の切替を行うことを特徴とする請求の範囲第1乃至14項のいずれかに記載の文字入力システム。
  16. 前記文字入力手段は、3つの補助キーを備え、
    8つの前記基本キーに数字の「1〜4」及び「6〜9」、前記機能キーに数字の「5」、長前記補助キーに「*」・数字の「0」・「#」を割当てることでダイヤル操作用のテンキーに対応させ、
    前記利用者による前記テンキーの操作に従い文字入力がされる
    ことを特徴とする請求の範囲第1乃至15項のいずれかに記載の文字入力システム。
  17. 前記文字信号変換テーブルは、英語、ギリシャ語、ロシア語などのインド・ヨーロッパ言語族の文字に対応する文字信号が登録され、
    前記表示手段は、前記文字信号に対応する文字表示を行う
    ことを特徴とする請求の範囲第1乃至16項のいずれかに記載の文字入力システム。
  18. 前記機能キーは、八方向の略ドーナツ状に配置された前記基本キーの略中心、又は、内側に配置され、
    前記機能キーの押下により、表示手段における入力ガイド表示において、8つの前記基本キーにモード、次文節、確定、伸文節、クリア、縮文節、変換、前文節の8つの機能を各々選択できるように割当てられた状態が表示される
    ことを特徴とする請求の範囲第1乃至17項のいずれかに記載の文字入力システム。
  19. 前記モードの機能の選択により、入力ガイド表示において数字、アルファベットの小文字、ひらがな、アルファベットの大文字の入力機能、及び、一時記憶域であるクリップボードを利用した編集の機能が選択できる機能を選択できる表示がされ、前記編集の機能においては、入力途中のひらがなについて、前記クリップボードを利用したコピー、切取り、張付け、削除の操作が行えることを特徴とする請求の範囲第1乃至18項のいずれかに記載の文字入力システム。
  20. 請求の範囲第1乃至19項のいずれかに記載の文字入力システムを備えることを特徴とする携帯電話を含む携帯端末。
  21. 請求の範囲第1乃至19項のいずれかに記載の文字入力システムを利用した携帯端末を含む端末における文字入力方法であって、
    利用者による8つの基本キー及び1つの機能キーの操作に伴い順番に発生する入力信号の組合せを文字信号に変換し、
    変換された文字信号の文字表示を行い、
    確認された前記文字表示に基づき、前記文字信号を端末の本体制御部に送る
    ことを特徴とする文字入力方法。
  22. 利用者による前記機能キーの操作に基づき、前記基本キーの操作に伴う前記入力信号の取消しを行い、前記入力信号の入力し直し、クリップボードを利用した文章の編集を行うことを特徴とする請求の範囲第21項に記載の文字入力方法。
  23. 請求の範囲第21又は22項に記載の文字入力方法における端末の動作を実現可能なコンピュータ用のプログラムであって、請求の範囲第21又は22に記載の動作をコード化したことを特徴とするプログラム。
  24. 請求の範囲第21又は22項に記載の文字入力方法を実行可能なプログラムが記録された記憶媒体。
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