JPWO2002078294A1 - 情報処理装置,通信制御方法,通信制御プログラムおよび同プログラムを記録したコンピュータ読取可能な記録媒体 - Google Patents
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Abstract
2種類以上の無線通信部(4a,4b,4c)と、これらの2種類以上の無線通信部(4a,4b,4c)による通信を制御する通信制御部(3)とをそなえ、この通信制御部(3)が、2種類以上の無線通信部(4a,4b,4c)による通信接続を順次試行し、この試行の結果、最初に通信接続を確立することができた無線通信部(4a,4b,4c)を用いて通信を行なうように制御することにより、移動可能な情報処理装置をユーザが種々の場所で使用する際に、通信機器の切り替えや設定の変更等を行なう必要がなく利便性が高い。
Description
技術分野
本発明は、例えば、ノートパソコンやPDA(Personal Digital Assistant)等の携帯型情報処理装置に適用される技術に関し、特に、移動先において簡易且つ迅速に通信を行なえるようにした、情報処理装置,通信制御方法,通信制御プログラムおよび同プログラムを記録したコンピュータ読取可能な記録媒体に関する。
背景技術
近年、携帯型PC(Personal Computer)やPDA(Personal Digital Assistant)等の、種々の携帯型の情報処理装置(以下、情報端末という)が開発され、このような携帯型の情報端末をオフィスの内/外で使用することが多くなってきている。
情報端末をオフィス外でインターネットに接続する場合には、この情報端末にそなえられたモデムアダプタに携帯電話やPHS(Personal Handyphone System)端末,公衆電話等を接続し、これらを介して、プロバイダのアクセスポイント等に接続し、インターネットに接続する。
特開平10−89980号公報や特開平10−164272号公報には、プロバイダに接続する手法として、予め複数のアクセスポイントに関する情報をそなえるとともに、情報端末の位置情報を得る位置情報取得手段をそなえ、複数のアクセスポイントから接続コストが最小となるようなアクセスポイントを選択して接続する技術が開示されている。
一方、情報端末をオフィス内においてインターネットに接続する場合は、オフィス内に敷設された構内LANにLANアダプタを用いて接続することにより、社内のネットワーク(イントラネット)に接続し、このイントラネットを介してインターネットに接続する。又、近年では、この構内LANに接続するためのLANアダプタとして、構内LANとの間を無線で接続する無線LANアダプタも使用されるようになってきている。
上述したように、情報端末をインターネットに接続する場合には、オフィス内とオフィス外とでは使用する機器や設定が異なる。従って、1台の情報端末をオフィス内と外とで利用する場合には、ユーザは、オフィスの内/外を移動する度に各種アダプタ等の差し替えや各種の設定を行なう必要があり煩雑である。
特開平10−41970号公報には、携帯情報端末がオフィス内あるいはオフィス外のいずれで利用されているかを判断するオフィス内外判断手段をそなえ、その判断結果に応じて、無線基地局と公衆網とのいずれか一方を選択して無線通信を行なう技術が開示されている。
この特開平10−41970号公報に開示された通信システムにおいては、先ず、構内PHS通信機能を用いてオフィス内通信が可能であるか否かを判断し、かかるオフィス内通信が不能である場合に、公衆PHS通信機能を用いてオフィス外通信を行なっている。
しかしながら、一旦、オフィス内通信を行なった後にオフィス外通信を行なうのでは、情報端末をオフィス外で使用する場合に、オフィス内通信を行なっている間の時間が無駄であり、これにより、ネットワークに接続するまでに要する時間が長くなり本来の業務に支障をきたすおそれがある。
また、携帯型の情報端末は、その携帯性故に種々の場所で使用する場合がある。例えば、情報端末を家で使用する場合には、モデムを用いて通信コストが安い公衆回線に接続した方が、公衆PHS回線を使用するよりも経済的であるが、上述した特開平10−41970号公報に記載された技術においては、このような使用については考慮されていない。
本発明は、このような課題に鑑み創案されたもので、移動可能な情報処理装置をユーザが種々の場所で使用する際に、通信機器の切り替えや設定の変更等を行なうことなく、各使用場所に適した通信手法で簡易且つ迅速に通信を行なえるようにした、利便性の高い情報処理装置,通信制御方法,通信制御プログラムおよび同プログラムを記録したコンピュータ読取可能な記録媒体を提供することを目的とする。
発明の開示
上記の目的を達成するために、本発明の情報処理装置,通信制御方法,通信制御プログラムおよび同プログラムを記録したコンピュータ読取可能な記録媒体は、2種類以上の無線通信部による通信接続を順次試行し、この試行の結果、最初に通信接続を確立することができた無線通信部を用いて通信を行なうように制御することを特徴としている。
これにより、情報処理装置をインターネットに接続して使用する際において、ユーザがその使用位置に応じて無線通信部等の切り替えや設定の変更等の煩雑な作業を行なう必要がなく利便性が高い。
また、2種類以上の無線通信部による通信接続の試行を、通信接続が確立される可能性の高い順に行なうことにより、通信接続が確立されるまでの時間を短縮することができ、通信が確立されるまでのユーザの待ち時間を短縮することができる。
さらに、2種類以上の無線通信部による通信接続の試行を、通信速度が速い順に行なうことにより、ユーザが高速な通信速度でインターネットを使用することができ利便性が高い。又、2種類以上の無線通信部による通信接続の試行を、通信コストが安価になる順に行なうことにより、通信コストを低減することができる。
さらに、情報処理装置の現在位置情報を取得し、この取得された現在位置情報に応じて、2種類以上の無線通信部による通信接続の試行順番を決定することにより、情報処理装置の使用位置において最適な順番で通信接続の試行を行なうことができ、通信が確立されるまでの時間を短縮することができる。
また、特定エリア毎に配置された基地局から現在位置情報を取得したり、情報処理装置を使用するユーザのスケジュール情報に応じて現在位置情報を取得したり、GPS(Global Positioning System)を利用して現在位置情報を取得したり、情報処理装置の周囲の画像を取得して、この画像に基づいて現在位置情報を取得したりすることにより、現在位置情報を容易に且つ確実に取得することができる。
さらに、通信接続を確定することができた無線通信部や、現在位置情報に応じて、使用するアプリケーション環境を変化させることにより、ユーザの利便性を向上させることができる。
発明を実施するための最良の形態
(a)本発明の一実施形態の説明
以下、図面を参照して本発明の実施の形態を説明する。
図1は本発明の一実施形態としての情報処理装置1の機能構成を示すブロック図、図2は本情報処理装置1をインターネットに接続する状態を説明するためのブロック図である。
本情報処理装置1は、例えばノートパソコンやPDA(Personal Digital Assistant)等の携帯型情報処理装置であって、図1に示すように、試行順番決定部2,通信制御部3,PDCアダプタ(無線通信部)4a,無線LANアダプタ(無線通信部)4b,無線モデムアダプタ(無線通信部)4c,第1位置取得部(位置取得部)5a,第2位置取得部5b,第3位置取得部(位置取得部)5c,第4位置取得部(位置取得部)5dをそなえて構成されている。
そして、情報処理装置1のCPU(Central Processing Unit;図示省略)が、コンピュータ読取可能な記録媒体(例えば、メモリ,磁気記憶装置,フロッピーディスク,メモリカード,光磁気記憶装置,CD−ROM,CD−R,CD−RW,DVD,DVD−R,DVD−RW等;図示省略)に格納されたプログラム(通信制御プログラム)を実行することにより、これらの試行順番決定部2,通信制御部3,第1位置取得部5a,第2位置取得部5b,第3位置取得部5cおよび第4位置取得部5dとして機能するようになっている。
PDCアダプタ4a,無線LANアダプタ4bおよび無線モデムアダプタ4cは、それぞれ、情報処理装置1をインターネットに接続するためのものであって、それぞれ異なる方式で情報処理装置1をインターネットに接続させるようになっている。
すなわち、本情報処理装置1は、2種類以上(本実施形態では3種類)の無線通信部(PDCアダプタ4a,無線LANアダプタ4b,無線モデムアダプタ4c)をそなえて構成されており、情報処置装置1は、図2に示すように、PDCアダプタ4a,無線LANアダプタ4bおよび無線モデムアダプタ4cの内のいずれか一つを選択して用いることによって、インターネットに接続することができるようになっている。
PDCアダプタ4aは、PDC(Personal Digital Cellular:デジタル携帯電話)6を用いて情報処理装置1をインターネットに通信可能に接続するためのものであり、例えば、モデムカードによって構成されている。このPDCアダプタ4aを用いて、情報処理装置1をインターネットに接続するためには、ISP(Internet Solution Provider)9aが提供するアクセスポイントにPDC6によって接続し、このISP9aを介してインターネットに接続する。
そして、オフィスや自宅以外の場所で情報処理装置1をインターネットに接続する場合に、このPDCアダプタ4aを用いる。なお、一般に、このPDCアダプタ4aを用いた通信が、後述する無線LANアダプタ4bや無線モデムアダプタ4cを用いて行なう通信よりも通信コストが高くなる。
無線LANアダプタ4bは、オフィスに敷設された構内LAN9bに無線LAN7を介して情報処理装置1を通信可能に接続するためのものであり、この無線LANアダプタ4bを用いて無線LAN7に接続することにより、情報処理装置1は構内LAN9bを介してインターネットに接続される。すなわち、オフィスにおいて情報処理装置1をインターネットに接続する場合に、この無線LANアダプタ4bを用いる。なお、一般に、この無線LANアダプタ4bを用いた通信が、PDCアダプタ4aや後述する無線モデムアダプタ4cを用いて行なう通信よりも通信コストが安くなり、又、通信速度も速い。
無線モデムアダプタ4cは、無線モデム8に通信可能に接続するためのものである。この無線モデムアダプタ4cを用いて、情報処理装置1をインターネットに接続するためには、例えば、家庭内において電話回線に接続して設置された無線モデム8によって、ISP9cが提供するアクセスポイントに接続し、このISP9cを介してインターネットに接続する。
第1位置取得部(位置取得部)5a,第2位置取得部5b,第3位置取得部(位置取得部)5c,第4位置取得部(位置取得部)5dは、それぞれ情報処理装置1の現在位置を取得するためのものである。
第1位置取得部5aは、GPS(Global Positioning System)を利用して現在位置情報を取得するものであって、時間情報を発信する複数の人工衛星から発信される信号を受信し、各衛星から発信される信号の到達遅延時間を測定することにより現在位置を特定するものであり、GPSからの信号を受信する受信アンテナ(図示省略)と、この受信アンテナによって取得した情報に基づいて現在位置を算出する演算ユニット(図示省略)とをそなえて構成されている。
第2位置取得部5bは、前述したPDC6の基地局から情報処理装置1の現在位置を取得するものであり、具体的には、通信開始時に、情報処理装置1からPDCアダプタ4aを介してPDC6を用いて最寄りの基地局に接続し、この基地局の設置位置に関する情報を取得する。すなわち、第2位置取得部5bは、最寄りの基地局の位置を情報処理装置1の現在位置として取得するようになっている。
なお、この第2位置取得部5bによる現在位置の取得手法は、上述の如く最寄りの基地局の設置位置を現在位置として用いることに限定されるものではなく、例えば、PDC6が通信を行なうことができる3カ所以上の基地局について、それぞれの設置位置を取得し、これらの3カ所の基地局の設置位置に基づいて三角測量等の手法を用いて、PDC6の現在位置、すなわち情報処理装置1の現在位置を算出してもよい。
第3位置取得部5cは、例えばデジタルカメラ(画像取得部;図示省略)をそなえて構成されている。このデジタルカメラによって、情報処理装置1を使用する主な位置の周囲(例えば、オフィスや自宅の机の上や壁面等)の画像を予め撮影しておき、その撮影した画像とその位置に関する情報とを相互に関連づけて記憶部(図示省略)に格納しておく。
そして、通信開始時に、情報処理装置1の設置場所の周囲の画像をデジタルカメラによって撮影し、その画像と予め記憶部に格納されている画像とを比較して、一致もしくはほぼ一致する画像に関連付けられている位置を現在位置として取得する。
なお、この第3位置取得部5cとして用いるデジタルカメラは、例えば、情報処理装置1における所定位置に備え付けられていることが好ましく、例えば、情報処理装置1に内蔵されたものであってもよい。
第4位置取得部5dは、情報処理装置1を使用するユーザのスケジュール情報に応じて現在位置情報を取得するものであり、例えば、情報処理装置1にインストールされているスケジューラにおいて、その時間におけるユーザのスケジュールを取得し、そのスケジュールの内容から現在位置情報を取得する。例えば、通常の勤務時間中であれば現在位置としてオフィス内が取得され、又、出張の予定が入力されていれば、その出張先が現在位置として取得される。又、休日であれば、自宅が現在位置として取得される。
試行順番決定部2は、第1位置取得部5a,第2位置取得部5b,第3位置取得部5c又は第4位置取得部5dによって取得された現在位置情報に応じて、PDCアダプタ4a,無線LANアダプタ4bおよび無線モデムアダプタ4cによる通信接続の試行順番を決定するものである。
この試行順番決定部2は、現在位置がユーザの自宅である場合には、無線モデムアダプタ4c,無線LANアダプタ4b,PDCアダプタ4aの順に通信接続の試行を行なう。
この試行順番において、無線モデムアダプタ4cによる通信接続の試行を最初に行なう理由は、ユーザの自宅においては、無線モデムアダプタ4cを用いて接続を行なうことが最も通信コストを低減することができ、又、通信接続が確立される可能性が高いからである。
また、試行順番決定部2は、現在位置がオフィスである場合には、無線LANアダプタ4b,PDCアダプタ4a,無線モデムアダプタ4cの順に通信接続の試行を行なう。
この試行順番において、無線LANアダプタ4bによる通信接続の試行を最初に行なう理由は、オフィスにおいては、無線LANアダプタ4bを用いて接続を行なうことが最も通信コストを低減することができ、且つ、通信接続が確立される可能性が高く、更に、通信速度が速いからである。又、無線モデムアダプタ4cによる通信接続の試行を最後に行なう理由は、オフィスにおいては、無線モデムアダプタ4cを用いて接続を行なうことが、最も通信接続が確立される可能性が低いからである。
また、試行順番決定部2は、現在位置が屋外である場合には、PDCアダプタ4a,無線LANアダプタ4b,無線モデムアダプタ4cの順に通信接続の試行を行なう。
この試行順番において、PDCアダプタ4aによる通信接続の試行を最初に行なう理由は、屋外においては、PDCアダプタ4aを用いて接続を行なうことが最も通信接続が確立される可能性が高いからである。
さらに、試行順番決定部2は、現在位置が不明である場合には、無線LANアダプタ4b,無線モデムアダプタ4c,PDCアダプタ4aの順に通信接続の試行を行なう。無線LANアダプタ4b,無線モデムアダプタ4c,PDCアダプタ4aの順番で通信コストが安価になるからである。
なお、かかるPDCアダプタ4a,無線LANアダプタ4bおよび無線モデムアダプタ4cによる通信接続の試行の順番は、ユーザが任意に設定することもできるようになっている。
通信制御部3は、PDCアダプタ4a,無線LANアダプタ4bおよび無線モデムアダプタ4cによる通信を制御するものであり、試行順番決定部2やユーザによって決定された試行順番に従って、PDCアダプタ4a,無線LANアダプタ4bおよび無線モデムアダプタ4cによる通信を行なうようになっている。
上述の如く構成された本発明の一実施形態としての情報処理装置1における現在位置の特定手法を、図4を参照しながら図3に示すフローチャート(ステップA10〜A80)に従って説明する。なお、図4は、図3に示す手法によって特定される場所の例を示す図である。
先ず、第1位置取得部5aによってGPSを利用して現在位置情報を取得できるか否かを判断する(ステップA10)。GPSを用いて現在位置情報を取得できた場合には(ステップA20のYESルート参照)、GPSによって取得した位置情報を情報処理装置1の現在位置として取得する(ステップA20)。
かかるGPSを利用することにより、図4に示すように、オフィス(会社),自宅およびこれら以外の場所(例えば屋外等)が特定される。
また、人工衛星からの信号を受信できない等の理由で、GPSを利用して現在位置を特定できなかった場合には(ステップA10のNOルート参照)、第3位置取得部5cによって、情報処理装置1の設置位置の周囲の画像をデジタルカメラで撮影した画像と、記憶部に予め格納された画像とを比較して、一致もしくはほぼ一致するものがあるか否かを判断する(ステップA30)。撮影して得られた画像と一致もしくはほぼ一致する画像が記憶部に格納されている場合には(ステップA30のYESルート参照)、その画像に関連づけられている情報に基づいて現在位置情報を取得して、現在位置を特定する(ステップA40)。
そして、このようにして画像を利用することにより、図4に示すように、オフィス,自宅およびこれら以外の場所(例えば屋外等)が特定される。
また、撮影して得られた画像と一致もしくはほぼ一致する画像が記憶部に格納されていない場合には(ステップA30のNOルート参照)、第2位置取得部5bによって、PDC6を用いて最寄りの基地局から、その基地局の位置情報を取得する(ステップA50)。ここで、最寄りの基地局から位置情報を取得することができた場合には(ステップA50のYESルート参照)、その基地局から取得した位置情報に基づいて現在位置を特定する。
そして、このようにして基地局からの情報を利用することにより、図4に示すように、オフィス,自宅およびこれら以外の場所(例えば屋外等)が特定される。
また、PDCの電波状態が悪い等の理由により基地局から位置情報を取得できなかった場合には(ステップA50のNOルート参照)。第4位置取得部5dによって、スケジューラに入力されたユーザのスケジュールを取得することができるか否かを判断する(ステップA70)。ここで、スケジューラからユーザの現在位置を特定できるような情報を取得できた場合には(ステップA70のYESルート参照)、そのスケジューラから取得した情報に基づいて、現在位置情報を取得する(ステップA80)。
このようにしてスケジューラを利用することによっても、図4に示すように、オフィス,自宅およびこれら以外の場所(例えば屋外等)が特定される。
なお、第4位置取得部5dによっても現在位置を特定できない場合には(ステップA70のNOルート参照)、現在位置が不明であると判断して処理を終了する。
次に、本情報処理装置1における接続試行動作(試行順番決定部2および通信制御部3の動作)について、図5に示すフローチャート(ステップB10〜B140)に従って説明する。
図3に示す手順で取得した現在位置情報に基づいて、情報処理装置1の試行順番決定部2は現在位置が、“自宅”,“会社”,“屋外”もしくは“不明”のいずれであるかを判断する(ステップB10)。現在位置がユーザの自宅である場合には(ステップB10の“自宅”ルート参照)、試行順番決定部2は、無線モデムアダプタ4c,無線LANアダプタ4b,PDCアダプタ4aの順に通信接続の試行順番を決定し、通信制御部3は、この順番に従って、通信接続の試行を行なう(ステップB20〜B41)。
そして、通信制御部3は、これらのステップB20〜B41において、無線モデムアダプタ4c,無線LANアダプタ4b,PDCアダプタ4aの内、最初に通信接続を確立することができたものを用いて通信を行なうように制御する。
また、現在位置がオフィスである場合には(ステップB10の“オフィス”ルート参照)、試行順番決定部2は、無線LANアダプタ4b,PDCアダプタ4a,無線モデムアダプタ4cの順に通信接続の試行順番を決定し、通信制御部3は、この順番に従って、通信接続の試行を行なう(ステップB50〜B71)。
そして、通信制御部3は、これらのステップB50〜B71において、無線LANアダプタ4b,PDCアダプタ4a,無線モデムアダプタ4cの内、最初に通信接続を確立することができたものを用いて通信を行なうように制御する。
現在位置が屋外である場合には(ステップB10の“屋外”ルート参照)、試行順番決定部2は、PDCアダプタ4a,無線LANアダプタ4b,無線モデムアダプタ4cの順に通信接続の試行順番を決定し、通信制御部3は、この順番に従って、通信接続の試行を行なう(ステップB80〜B101)。
そして、通信制御部3は、これらのステップB80〜B101において、PDCアダプタ4a,無線LANアダプタ4b,無線モデムアダプタ4cの内、最初に通信接続を確立することができたものを用いて通信を行なうように制御する。
また、現在位置が不明である場合には(ステップB10の“不明”ルート参照)、試行順番決定部2は、無線LANアダプタ4b,無線モデムアダプタ4c,PDCアダプタ4aの順に通信接続の試行順番を決定し、通信制御部3は、この順番に従って、通信接続の試行を行なう(ステップB110〜B131)。
そして、通信制御部3は、これらのステップB110〜B131において、無線LANアダプタ4b,無線モデムアダプタ4c,PDCアダプタ4aの内、最初に通信接続を確立することができたものを用いて通信を行なうように制御する。
また、無線LANアダプタ4b,無線モデムアダプタ4c,PDCアダプタ4aのいずれによっても通信接続を確立できなかった場合には、再度通信接続の試行を行なうか否かを確認して(ステップB140)、再度、試行を行なう場合には(ステップB140のYESルート参照)、ステップB10に戻る。
一方、再度の試行を行なわない場合には(ステップB140のNOルート参照)、接続試行の処理を中止する。
また、本情報処理装置1においては、上述のごとく取得された現在位置情報に応じて、使用するアプリケーション環境を変化させるようになっている。
例えば、予め、インターネットエクスプローラ(マイクロソフト社)やネットスケープ・ナビゲータ(ネットスケープ社)等のブラウザの「お気に入り(ブックマーク)」を、オフィス用と自宅用とでそれぞれ用意しておき、ブラウザの使用時に、上述の如く取得された現在位置に応じてこれらの「お気に入り(ブックマーク)」を切り替えてディスプレイ(図示省略)に表示させるようになっている。
そして、ユーザの自宅においては、ユーザの趣味等の個人的に利用する頻度の高いものが登録された自宅用の「お気に入り(ブックマーク)」を表示し、オフィスにおいては、仕事に使用する頻度が高いものが登録されたオフィス用の「お気に入り(ブックマーク)」を表示する。
なお、変化させるアプリケーション環境は、ブラウザの「お気に入り(ブックマーク)」に限定されるものではなく、例えば、現在位置情報に応じて、ソフトウェア(例えば、イラストレータ(アドビ社)やフォトショップ(アドビ社)等)に使用するプラグインのようなアプリケーションレベルで変化させてもよく、又、デスクトップに表示するアイコン等のように、ユーザインターフェースレベルで変化させてもよく、更に、OSレベルで種々の設定等を変化させてもよく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で種々変形して実施することができる。
このように、本発明の一実施形態としての情報処理装置1によれば、PDCアダプタ4a,無線LANアダプタ4bおよび無線モデムアダプタ4cによる通信接続を順次試行し、この試行の結果、最初に通信接続を確立することができたものを用いて通信を行なうので、情報処理装置1をインターネットに接続して使用する際において、ユーザがその使用位置に応じて種々の機器の切り替えや設定の変更等の煩雑な作業を行なう必要がなく利便性が高い。
また、PDCアダプタ4a,無線LANアダプタ4bおよび無線モデムアダプタ4cによる通信接続の試行を、通信接続が確立される可能性の高い順に行なうことにより、通信接続が確立されるまでの時間を短縮することができ、インターネットに接続されるまでのユーザの待ち時間を短縮することができる。
さらに、PDCアダプタ4a,無線LANアダプタ4bおよび無線モデムアダプタ4cによる通信接続の試行を、通信速度が速い順に行なうことにより、ユーザが高速な通信速度でインターネットを使用することができ利便性が高い。
また、PDCアダプタ4a,無線LANアダプタ4bおよび無線モデムアダプタ4cによる通信接続の試行を、通信コストが安価になる順に行なうことにより、通信コストを低減することができる。
また、PDCアダプタ4a,無線LANアダプタ4bおよび無線モデムアダプタ4cによる通信接続の試行の順番を、ユーザが任意に設定することができることにより、自由度を向上させることができ、ユーザの希望に応じた通信を行なうことができる。
さらに、情報処理装置1の現在位置情報を取得し、この取得された現在位置情報に応じて、PDCアダプタ4a,無線LANアダプタ4bおよび無線モデムアダプタ4cによる通信接続の試行の順番を決定することにより、情報処理装置1の使用位置に最適な順番で通信接続の試行を行なうことができ、通信が確立されるまでの時間を短縮することができる。
また、現在位置情報に応じて使用するアプリケーション環境を変化させることにより、ユーザの利便性が向上する。
なお、本発明は上述した実施形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で種々変形して実施することができる。
例えば、上述した実施形態においては、試行順番決定部2をそなえ、この試行順番決定部2によってPDCアダプタ4a,無線LANアダプタ4bおよび無線モデムアダプタ4cによる通信接続の試行順番を決定しているが、これに限定されるものではなく、通信制御部3がPDCアダプタ4a,無線LANアダプタ4bおよび無線モデムアダプタ4cによる通信接続の試行順番を決定してもよく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で種々変形して実施することができる。
また、上述した実施形態においては、現在位置情報に応じて、使用するアプリケーション環境を変化させるようになっているが、これに限定されるものではなく、通信制御部3によって通信接続を確立された無線通信部(PDCアダプタ4a,無線LANアダプタ4bおよび無線モデムアダプタ4cのいずれか1つ)に応じて使用するアプリケーション環境を変化させてもよい。
さらに、上述した実施形態においては、情報処理装置1が、PDCアダプタ4a,無線LANアダプタ4bおよび無線モデムアダプタ4cをそなえ、ユーザの自宅,オフィスおよび屋外のいずれかに応じてこれらの切り替えを自動的に行なうようになっているが、これらに限定されるものではない。
すなわち、例えば、PHS(Personal Handyphone System)等のような、PDCアダプタ4a,無線LANアダプタ4bおよび無線モデムアダプタ4c以外の無線通信機器(無線通信部)をそなえてもよい。
なお、PDCアダプタ4aとPDC6とが一体に構成されたものや、無線LANアダプタ4bと無線LAN7とが一体に構成されたもの、無線モデムアダプタ4cと無線モデム8とが一体に構成されたものを、それぞれ無線通信部としてそなえてもよい。
また、現在、世界の各国で携帯電話等の無線通信に関する規格が異なっている。そこで、情報処理装置に、これらの各国毎の通信環境に応じた無線機器(無線通信部)をそれぞれそなえ、GPSや基地局,スケジューラ等からの情報に基づいて、情報処理装置の現在位置情報を取得し、この現在位置情報等に基づいて、複数種類の無線通信部による通信接続を順次試行して、この試行の結果、最初に通信接続を確立することができた無線通信部を用いて通信を行なってもよい。
なお、本発明の各実施形態が開示されていれば、当業者によって製造することが可能である。
産業上の利用可能性
以上のように、本発明の情報処理装置,通信制御方法,通信制御プログラムおよび同プログラムを記録したコンピュータ読取可能な記録媒体は、移動先において簡易且つ迅速に通信を行なうのに有用であり、特に携帯型のノートパソコンやPDA(Personal Digital Assistant)に適している。
【図面の簡単な説明】
図1本発明の一実施形態としての情報処理装置の機能構成を示すブロック図である。
図2は本発明の一実施形態としての情報処理装置をインターネットに接続する状態を説明するためのブロック図である。
図3本発明の一実施形態としての情報処理装置における現在位置の特定手法を説明するためのフローチャートである。
図4は図3に示す手法によって特定される場所の例を示す図である。
図5は本発明の一実施形態としての情報処理装置における接続試行動作を説明するためのフローチャートである。
本発明は、例えば、ノートパソコンやPDA(Personal Digital Assistant)等の携帯型情報処理装置に適用される技術に関し、特に、移動先において簡易且つ迅速に通信を行なえるようにした、情報処理装置,通信制御方法,通信制御プログラムおよび同プログラムを記録したコンピュータ読取可能な記録媒体に関する。
背景技術
近年、携帯型PC(Personal Computer)やPDA(Personal Digital Assistant)等の、種々の携帯型の情報処理装置(以下、情報端末という)が開発され、このような携帯型の情報端末をオフィスの内/外で使用することが多くなってきている。
情報端末をオフィス外でインターネットに接続する場合には、この情報端末にそなえられたモデムアダプタに携帯電話やPHS(Personal Handyphone System)端末,公衆電話等を接続し、これらを介して、プロバイダのアクセスポイント等に接続し、インターネットに接続する。
特開平10−89980号公報や特開平10−164272号公報には、プロバイダに接続する手法として、予め複数のアクセスポイントに関する情報をそなえるとともに、情報端末の位置情報を得る位置情報取得手段をそなえ、複数のアクセスポイントから接続コストが最小となるようなアクセスポイントを選択して接続する技術が開示されている。
一方、情報端末をオフィス内においてインターネットに接続する場合は、オフィス内に敷設された構内LANにLANアダプタを用いて接続することにより、社内のネットワーク(イントラネット)に接続し、このイントラネットを介してインターネットに接続する。又、近年では、この構内LANに接続するためのLANアダプタとして、構内LANとの間を無線で接続する無線LANアダプタも使用されるようになってきている。
上述したように、情報端末をインターネットに接続する場合には、オフィス内とオフィス外とでは使用する機器や設定が異なる。従って、1台の情報端末をオフィス内と外とで利用する場合には、ユーザは、オフィスの内/外を移動する度に各種アダプタ等の差し替えや各種の設定を行なう必要があり煩雑である。
特開平10−41970号公報には、携帯情報端末がオフィス内あるいはオフィス外のいずれで利用されているかを判断するオフィス内外判断手段をそなえ、その判断結果に応じて、無線基地局と公衆網とのいずれか一方を選択して無線通信を行なう技術が開示されている。
この特開平10−41970号公報に開示された通信システムにおいては、先ず、構内PHS通信機能を用いてオフィス内通信が可能であるか否かを判断し、かかるオフィス内通信が不能である場合に、公衆PHS通信機能を用いてオフィス外通信を行なっている。
しかしながら、一旦、オフィス内通信を行なった後にオフィス外通信を行なうのでは、情報端末をオフィス外で使用する場合に、オフィス内通信を行なっている間の時間が無駄であり、これにより、ネットワークに接続するまでに要する時間が長くなり本来の業務に支障をきたすおそれがある。
また、携帯型の情報端末は、その携帯性故に種々の場所で使用する場合がある。例えば、情報端末を家で使用する場合には、モデムを用いて通信コストが安い公衆回線に接続した方が、公衆PHS回線を使用するよりも経済的であるが、上述した特開平10−41970号公報に記載された技術においては、このような使用については考慮されていない。
本発明は、このような課題に鑑み創案されたもので、移動可能な情報処理装置をユーザが種々の場所で使用する際に、通信機器の切り替えや設定の変更等を行なうことなく、各使用場所に適した通信手法で簡易且つ迅速に通信を行なえるようにした、利便性の高い情報処理装置,通信制御方法,通信制御プログラムおよび同プログラムを記録したコンピュータ読取可能な記録媒体を提供することを目的とする。
発明の開示
上記の目的を達成するために、本発明の情報処理装置,通信制御方法,通信制御プログラムおよび同プログラムを記録したコンピュータ読取可能な記録媒体は、2種類以上の無線通信部による通信接続を順次試行し、この試行の結果、最初に通信接続を確立することができた無線通信部を用いて通信を行なうように制御することを特徴としている。
これにより、情報処理装置をインターネットに接続して使用する際において、ユーザがその使用位置に応じて無線通信部等の切り替えや設定の変更等の煩雑な作業を行なう必要がなく利便性が高い。
また、2種類以上の無線通信部による通信接続の試行を、通信接続が確立される可能性の高い順に行なうことにより、通信接続が確立されるまでの時間を短縮することができ、通信が確立されるまでのユーザの待ち時間を短縮することができる。
さらに、2種類以上の無線通信部による通信接続の試行を、通信速度が速い順に行なうことにより、ユーザが高速な通信速度でインターネットを使用することができ利便性が高い。又、2種類以上の無線通信部による通信接続の試行を、通信コストが安価になる順に行なうことにより、通信コストを低減することができる。
さらに、情報処理装置の現在位置情報を取得し、この取得された現在位置情報に応じて、2種類以上の無線通信部による通信接続の試行順番を決定することにより、情報処理装置の使用位置において最適な順番で通信接続の試行を行なうことができ、通信が確立されるまでの時間を短縮することができる。
また、特定エリア毎に配置された基地局から現在位置情報を取得したり、情報処理装置を使用するユーザのスケジュール情報に応じて現在位置情報を取得したり、GPS(Global Positioning System)を利用して現在位置情報を取得したり、情報処理装置の周囲の画像を取得して、この画像に基づいて現在位置情報を取得したりすることにより、現在位置情報を容易に且つ確実に取得することができる。
さらに、通信接続を確定することができた無線通信部や、現在位置情報に応じて、使用するアプリケーション環境を変化させることにより、ユーザの利便性を向上させることができる。
発明を実施するための最良の形態
(a)本発明の一実施形態の説明
以下、図面を参照して本発明の実施の形態を説明する。
図1は本発明の一実施形態としての情報処理装置1の機能構成を示すブロック図、図2は本情報処理装置1をインターネットに接続する状態を説明するためのブロック図である。
本情報処理装置1は、例えばノートパソコンやPDA(Personal Digital Assistant)等の携帯型情報処理装置であって、図1に示すように、試行順番決定部2,通信制御部3,PDCアダプタ(無線通信部)4a,無線LANアダプタ(無線通信部)4b,無線モデムアダプタ(無線通信部)4c,第1位置取得部(位置取得部)5a,第2位置取得部5b,第3位置取得部(位置取得部)5c,第4位置取得部(位置取得部)5dをそなえて構成されている。
そして、情報処理装置1のCPU(Central Processing Unit;図示省略)が、コンピュータ読取可能な記録媒体(例えば、メモリ,磁気記憶装置,フロッピーディスク,メモリカード,光磁気記憶装置,CD−ROM,CD−R,CD−RW,DVD,DVD−R,DVD−RW等;図示省略)に格納されたプログラム(通信制御プログラム)を実行することにより、これらの試行順番決定部2,通信制御部3,第1位置取得部5a,第2位置取得部5b,第3位置取得部5cおよび第4位置取得部5dとして機能するようになっている。
PDCアダプタ4a,無線LANアダプタ4bおよび無線モデムアダプタ4cは、それぞれ、情報処理装置1をインターネットに接続するためのものであって、それぞれ異なる方式で情報処理装置1をインターネットに接続させるようになっている。
すなわち、本情報処理装置1は、2種類以上(本実施形態では3種類)の無線通信部(PDCアダプタ4a,無線LANアダプタ4b,無線モデムアダプタ4c)をそなえて構成されており、情報処置装置1は、図2に示すように、PDCアダプタ4a,無線LANアダプタ4bおよび無線モデムアダプタ4cの内のいずれか一つを選択して用いることによって、インターネットに接続することができるようになっている。
PDCアダプタ4aは、PDC(Personal Digital Cellular:デジタル携帯電話)6を用いて情報処理装置1をインターネットに通信可能に接続するためのものであり、例えば、モデムカードによって構成されている。このPDCアダプタ4aを用いて、情報処理装置1をインターネットに接続するためには、ISP(Internet Solution Provider)9aが提供するアクセスポイントにPDC6によって接続し、このISP9aを介してインターネットに接続する。
そして、オフィスや自宅以外の場所で情報処理装置1をインターネットに接続する場合に、このPDCアダプタ4aを用いる。なお、一般に、このPDCアダプタ4aを用いた通信が、後述する無線LANアダプタ4bや無線モデムアダプタ4cを用いて行なう通信よりも通信コストが高くなる。
無線LANアダプタ4bは、オフィスに敷設された構内LAN9bに無線LAN7を介して情報処理装置1を通信可能に接続するためのものであり、この無線LANアダプタ4bを用いて無線LAN7に接続することにより、情報処理装置1は構内LAN9bを介してインターネットに接続される。すなわち、オフィスにおいて情報処理装置1をインターネットに接続する場合に、この無線LANアダプタ4bを用いる。なお、一般に、この無線LANアダプタ4bを用いた通信が、PDCアダプタ4aや後述する無線モデムアダプタ4cを用いて行なう通信よりも通信コストが安くなり、又、通信速度も速い。
無線モデムアダプタ4cは、無線モデム8に通信可能に接続するためのものである。この無線モデムアダプタ4cを用いて、情報処理装置1をインターネットに接続するためには、例えば、家庭内において電話回線に接続して設置された無線モデム8によって、ISP9cが提供するアクセスポイントに接続し、このISP9cを介してインターネットに接続する。
第1位置取得部(位置取得部)5a,第2位置取得部5b,第3位置取得部(位置取得部)5c,第4位置取得部(位置取得部)5dは、それぞれ情報処理装置1の現在位置を取得するためのものである。
第1位置取得部5aは、GPS(Global Positioning System)を利用して現在位置情報を取得するものであって、時間情報を発信する複数の人工衛星から発信される信号を受信し、各衛星から発信される信号の到達遅延時間を測定することにより現在位置を特定するものであり、GPSからの信号を受信する受信アンテナ(図示省略)と、この受信アンテナによって取得した情報に基づいて現在位置を算出する演算ユニット(図示省略)とをそなえて構成されている。
第2位置取得部5bは、前述したPDC6の基地局から情報処理装置1の現在位置を取得するものであり、具体的には、通信開始時に、情報処理装置1からPDCアダプタ4aを介してPDC6を用いて最寄りの基地局に接続し、この基地局の設置位置に関する情報を取得する。すなわち、第2位置取得部5bは、最寄りの基地局の位置を情報処理装置1の現在位置として取得するようになっている。
なお、この第2位置取得部5bによる現在位置の取得手法は、上述の如く最寄りの基地局の設置位置を現在位置として用いることに限定されるものではなく、例えば、PDC6が通信を行なうことができる3カ所以上の基地局について、それぞれの設置位置を取得し、これらの3カ所の基地局の設置位置に基づいて三角測量等の手法を用いて、PDC6の現在位置、すなわち情報処理装置1の現在位置を算出してもよい。
第3位置取得部5cは、例えばデジタルカメラ(画像取得部;図示省略)をそなえて構成されている。このデジタルカメラによって、情報処理装置1を使用する主な位置の周囲(例えば、オフィスや自宅の机の上や壁面等)の画像を予め撮影しておき、その撮影した画像とその位置に関する情報とを相互に関連づけて記憶部(図示省略)に格納しておく。
そして、通信開始時に、情報処理装置1の設置場所の周囲の画像をデジタルカメラによって撮影し、その画像と予め記憶部に格納されている画像とを比較して、一致もしくはほぼ一致する画像に関連付けられている位置を現在位置として取得する。
なお、この第3位置取得部5cとして用いるデジタルカメラは、例えば、情報処理装置1における所定位置に備え付けられていることが好ましく、例えば、情報処理装置1に内蔵されたものであってもよい。
第4位置取得部5dは、情報処理装置1を使用するユーザのスケジュール情報に応じて現在位置情報を取得するものであり、例えば、情報処理装置1にインストールされているスケジューラにおいて、その時間におけるユーザのスケジュールを取得し、そのスケジュールの内容から現在位置情報を取得する。例えば、通常の勤務時間中であれば現在位置としてオフィス内が取得され、又、出張の予定が入力されていれば、その出張先が現在位置として取得される。又、休日であれば、自宅が現在位置として取得される。
試行順番決定部2は、第1位置取得部5a,第2位置取得部5b,第3位置取得部5c又は第4位置取得部5dによって取得された現在位置情報に応じて、PDCアダプタ4a,無線LANアダプタ4bおよび無線モデムアダプタ4cによる通信接続の試行順番を決定するものである。
この試行順番決定部2は、現在位置がユーザの自宅である場合には、無線モデムアダプタ4c,無線LANアダプタ4b,PDCアダプタ4aの順に通信接続の試行を行なう。
この試行順番において、無線モデムアダプタ4cによる通信接続の試行を最初に行なう理由は、ユーザの自宅においては、無線モデムアダプタ4cを用いて接続を行なうことが最も通信コストを低減することができ、又、通信接続が確立される可能性が高いからである。
また、試行順番決定部2は、現在位置がオフィスである場合には、無線LANアダプタ4b,PDCアダプタ4a,無線モデムアダプタ4cの順に通信接続の試行を行なう。
この試行順番において、無線LANアダプタ4bによる通信接続の試行を最初に行なう理由は、オフィスにおいては、無線LANアダプタ4bを用いて接続を行なうことが最も通信コストを低減することができ、且つ、通信接続が確立される可能性が高く、更に、通信速度が速いからである。又、無線モデムアダプタ4cによる通信接続の試行を最後に行なう理由は、オフィスにおいては、無線モデムアダプタ4cを用いて接続を行なうことが、最も通信接続が確立される可能性が低いからである。
また、試行順番決定部2は、現在位置が屋外である場合には、PDCアダプタ4a,無線LANアダプタ4b,無線モデムアダプタ4cの順に通信接続の試行を行なう。
この試行順番において、PDCアダプタ4aによる通信接続の試行を最初に行なう理由は、屋外においては、PDCアダプタ4aを用いて接続を行なうことが最も通信接続が確立される可能性が高いからである。
さらに、試行順番決定部2は、現在位置が不明である場合には、無線LANアダプタ4b,無線モデムアダプタ4c,PDCアダプタ4aの順に通信接続の試行を行なう。無線LANアダプタ4b,無線モデムアダプタ4c,PDCアダプタ4aの順番で通信コストが安価になるからである。
なお、かかるPDCアダプタ4a,無線LANアダプタ4bおよび無線モデムアダプタ4cによる通信接続の試行の順番は、ユーザが任意に設定することもできるようになっている。
通信制御部3は、PDCアダプタ4a,無線LANアダプタ4bおよび無線モデムアダプタ4cによる通信を制御するものであり、試行順番決定部2やユーザによって決定された試行順番に従って、PDCアダプタ4a,無線LANアダプタ4bおよび無線モデムアダプタ4cによる通信を行なうようになっている。
上述の如く構成された本発明の一実施形態としての情報処理装置1における現在位置の特定手法を、図4を参照しながら図3に示すフローチャート(ステップA10〜A80)に従って説明する。なお、図4は、図3に示す手法によって特定される場所の例を示す図である。
先ず、第1位置取得部5aによってGPSを利用して現在位置情報を取得できるか否かを判断する(ステップA10)。GPSを用いて現在位置情報を取得できた場合には(ステップA20のYESルート参照)、GPSによって取得した位置情報を情報処理装置1の現在位置として取得する(ステップA20)。
かかるGPSを利用することにより、図4に示すように、オフィス(会社),自宅およびこれら以外の場所(例えば屋外等)が特定される。
また、人工衛星からの信号を受信できない等の理由で、GPSを利用して現在位置を特定できなかった場合には(ステップA10のNOルート参照)、第3位置取得部5cによって、情報処理装置1の設置位置の周囲の画像をデジタルカメラで撮影した画像と、記憶部に予め格納された画像とを比較して、一致もしくはほぼ一致するものがあるか否かを判断する(ステップA30)。撮影して得られた画像と一致もしくはほぼ一致する画像が記憶部に格納されている場合には(ステップA30のYESルート参照)、その画像に関連づけられている情報に基づいて現在位置情報を取得して、現在位置を特定する(ステップA40)。
そして、このようにして画像を利用することにより、図4に示すように、オフィス,自宅およびこれら以外の場所(例えば屋外等)が特定される。
また、撮影して得られた画像と一致もしくはほぼ一致する画像が記憶部に格納されていない場合には(ステップA30のNOルート参照)、第2位置取得部5bによって、PDC6を用いて最寄りの基地局から、その基地局の位置情報を取得する(ステップA50)。ここで、最寄りの基地局から位置情報を取得することができた場合には(ステップA50のYESルート参照)、その基地局から取得した位置情報に基づいて現在位置を特定する。
そして、このようにして基地局からの情報を利用することにより、図4に示すように、オフィス,自宅およびこれら以外の場所(例えば屋外等)が特定される。
また、PDCの電波状態が悪い等の理由により基地局から位置情報を取得できなかった場合には(ステップA50のNOルート参照)。第4位置取得部5dによって、スケジューラに入力されたユーザのスケジュールを取得することができるか否かを判断する(ステップA70)。ここで、スケジューラからユーザの現在位置を特定できるような情報を取得できた場合には(ステップA70のYESルート参照)、そのスケジューラから取得した情報に基づいて、現在位置情報を取得する(ステップA80)。
このようにしてスケジューラを利用することによっても、図4に示すように、オフィス,自宅およびこれら以外の場所(例えば屋外等)が特定される。
なお、第4位置取得部5dによっても現在位置を特定できない場合には(ステップA70のNOルート参照)、現在位置が不明であると判断して処理を終了する。
次に、本情報処理装置1における接続試行動作(試行順番決定部2および通信制御部3の動作)について、図5に示すフローチャート(ステップB10〜B140)に従って説明する。
図3に示す手順で取得した現在位置情報に基づいて、情報処理装置1の試行順番決定部2は現在位置が、“自宅”,“会社”,“屋外”もしくは“不明”のいずれであるかを判断する(ステップB10)。現在位置がユーザの自宅である場合には(ステップB10の“自宅”ルート参照)、試行順番決定部2は、無線モデムアダプタ4c,無線LANアダプタ4b,PDCアダプタ4aの順に通信接続の試行順番を決定し、通信制御部3は、この順番に従って、通信接続の試行を行なう(ステップB20〜B41)。
そして、通信制御部3は、これらのステップB20〜B41において、無線モデムアダプタ4c,無線LANアダプタ4b,PDCアダプタ4aの内、最初に通信接続を確立することができたものを用いて通信を行なうように制御する。
また、現在位置がオフィスである場合には(ステップB10の“オフィス”ルート参照)、試行順番決定部2は、無線LANアダプタ4b,PDCアダプタ4a,無線モデムアダプタ4cの順に通信接続の試行順番を決定し、通信制御部3は、この順番に従って、通信接続の試行を行なう(ステップB50〜B71)。
そして、通信制御部3は、これらのステップB50〜B71において、無線LANアダプタ4b,PDCアダプタ4a,無線モデムアダプタ4cの内、最初に通信接続を確立することができたものを用いて通信を行なうように制御する。
現在位置が屋外である場合には(ステップB10の“屋外”ルート参照)、試行順番決定部2は、PDCアダプタ4a,無線LANアダプタ4b,無線モデムアダプタ4cの順に通信接続の試行順番を決定し、通信制御部3は、この順番に従って、通信接続の試行を行なう(ステップB80〜B101)。
そして、通信制御部3は、これらのステップB80〜B101において、PDCアダプタ4a,無線LANアダプタ4b,無線モデムアダプタ4cの内、最初に通信接続を確立することができたものを用いて通信を行なうように制御する。
また、現在位置が不明である場合には(ステップB10の“不明”ルート参照)、試行順番決定部2は、無線LANアダプタ4b,無線モデムアダプタ4c,PDCアダプタ4aの順に通信接続の試行順番を決定し、通信制御部3は、この順番に従って、通信接続の試行を行なう(ステップB110〜B131)。
そして、通信制御部3は、これらのステップB110〜B131において、無線LANアダプタ4b,無線モデムアダプタ4c,PDCアダプタ4aの内、最初に通信接続を確立することができたものを用いて通信を行なうように制御する。
また、無線LANアダプタ4b,無線モデムアダプタ4c,PDCアダプタ4aのいずれによっても通信接続を確立できなかった場合には、再度通信接続の試行を行なうか否かを確認して(ステップB140)、再度、試行を行なう場合には(ステップB140のYESルート参照)、ステップB10に戻る。
一方、再度の試行を行なわない場合には(ステップB140のNOルート参照)、接続試行の処理を中止する。
また、本情報処理装置1においては、上述のごとく取得された現在位置情報に応じて、使用するアプリケーション環境を変化させるようになっている。
例えば、予め、インターネットエクスプローラ(マイクロソフト社)やネットスケープ・ナビゲータ(ネットスケープ社)等のブラウザの「お気に入り(ブックマーク)」を、オフィス用と自宅用とでそれぞれ用意しておき、ブラウザの使用時に、上述の如く取得された現在位置に応じてこれらの「お気に入り(ブックマーク)」を切り替えてディスプレイ(図示省略)に表示させるようになっている。
そして、ユーザの自宅においては、ユーザの趣味等の個人的に利用する頻度の高いものが登録された自宅用の「お気に入り(ブックマーク)」を表示し、オフィスにおいては、仕事に使用する頻度が高いものが登録されたオフィス用の「お気に入り(ブックマーク)」を表示する。
なお、変化させるアプリケーション環境は、ブラウザの「お気に入り(ブックマーク)」に限定されるものではなく、例えば、現在位置情報に応じて、ソフトウェア(例えば、イラストレータ(アドビ社)やフォトショップ(アドビ社)等)に使用するプラグインのようなアプリケーションレベルで変化させてもよく、又、デスクトップに表示するアイコン等のように、ユーザインターフェースレベルで変化させてもよく、更に、OSレベルで種々の設定等を変化させてもよく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で種々変形して実施することができる。
このように、本発明の一実施形態としての情報処理装置1によれば、PDCアダプタ4a,無線LANアダプタ4bおよび無線モデムアダプタ4cによる通信接続を順次試行し、この試行の結果、最初に通信接続を確立することができたものを用いて通信を行なうので、情報処理装置1をインターネットに接続して使用する際において、ユーザがその使用位置に応じて種々の機器の切り替えや設定の変更等の煩雑な作業を行なう必要がなく利便性が高い。
また、PDCアダプタ4a,無線LANアダプタ4bおよび無線モデムアダプタ4cによる通信接続の試行を、通信接続が確立される可能性の高い順に行なうことにより、通信接続が確立されるまでの時間を短縮することができ、インターネットに接続されるまでのユーザの待ち時間を短縮することができる。
さらに、PDCアダプタ4a,無線LANアダプタ4bおよび無線モデムアダプタ4cによる通信接続の試行を、通信速度が速い順に行なうことにより、ユーザが高速な通信速度でインターネットを使用することができ利便性が高い。
また、PDCアダプタ4a,無線LANアダプタ4bおよび無線モデムアダプタ4cによる通信接続の試行を、通信コストが安価になる順に行なうことにより、通信コストを低減することができる。
また、PDCアダプタ4a,無線LANアダプタ4bおよび無線モデムアダプタ4cによる通信接続の試行の順番を、ユーザが任意に設定することができることにより、自由度を向上させることができ、ユーザの希望に応じた通信を行なうことができる。
さらに、情報処理装置1の現在位置情報を取得し、この取得された現在位置情報に応じて、PDCアダプタ4a,無線LANアダプタ4bおよび無線モデムアダプタ4cによる通信接続の試行の順番を決定することにより、情報処理装置1の使用位置に最適な順番で通信接続の試行を行なうことができ、通信が確立されるまでの時間を短縮することができる。
また、現在位置情報に応じて使用するアプリケーション環境を変化させることにより、ユーザの利便性が向上する。
なお、本発明は上述した実施形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で種々変形して実施することができる。
例えば、上述した実施形態においては、試行順番決定部2をそなえ、この試行順番決定部2によってPDCアダプタ4a,無線LANアダプタ4bおよび無線モデムアダプタ4cによる通信接続の試行順番を決定しているが、これに限定されるものではなく、通信制御部3がPDCアダプタ4a,無線LANアダプタ4bおよび無線モデムアダプタ4cによる通信接続の試行順番を決定してもよく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で種々変形して実施することができる。
また、上述した実施形態においては、現在位置情報に応じて、使用するアプリケーション環境を変化させるようになっているが、これに限定されるものではなく、通信制御部3によって通信接続を確立された無線通信部(PDCアダプタ4a,無線LANアダプタ4bおよび無線モデムアダプタ4cのいずれか1つ)に応じて使用するアプリケーション環境を変化させてもよい。
さらに、上述した実施形態においては、情報処理装置1が、PDCアダプタ4a,無線LANアダプタ4bおよび無線モデムアダプタ4cをそなえ、ユーザの自宅,オフィスおよび屋外のいずれかに応じてこれらの切り替えを自動的に行なうようになっているが、これらに限定されるものではない。
すなわち、例えば、PHS(Personal Handyphone System)等のような、PDCアダプタ4a,無線LANアダプタ4bおよび無線モデムアダプタ4c以外の無線通信機器(無線通信部)をそなえてもよい。
なお、PDCアダプタ4aとPDC6とが一体に構成されたものや、無線LANアダプタ4bと無線LAN7とが一体に構成されたもの、無線モデムアダプタ4cと無線モデム8とが一体に構成されたものを、それぞれ無線通信部としてそなえてもよい。
また、現在、世界の各国で携帯電話等の無線通信に関する規格が異なっている。そこで、情報処理装置に、これらの各国毎の通信環境に応じた無線機器(無線通信部)をそれぞれそなえ、GPSや基地局,スケジューラ等からの情報に基づいて、情報処理装置の現在位置情報を取得し、この現在位置情報等に基づいて、複数種類の無線通信部による通信接続を順次試行して、この試行の結果、最初に通信接続を確立することができた無線通信部を用いて通信を行なってもよい。
なお、本発明の各実施形態が開示されていれば、当業者によって製造することが可能である。
産業上の利用可能性
以上のように、本発明の情報処理装置,通信制御方法,通信制御プログラムおよび同プログラムを記録したコンピュータ読取可能な記録媒体は、移動先において簡易且つ迅速に通信を行なうのに有用であり、特に携帯型のノートパソコンやPDA(Personal Digital Assistant)に適している。
【図面の簡単な説明】
図1本発明の一実施形態としての情報処理装置の機能構成を示すブロック図である。
図2は本発明の一実施形態としての情報処理装置をインターネットに接続する状態を説明するためのブロック図である。
図3本発明の一実施形態としての情報処理装置における現在位置の特定手法を説明するためのフローチャートである。
図4は図3に示す手法によって特定される場所の例を示す図である。
図5は本発明の一実施形態としての情報処理装置における接続試行動作を説明するためのフローチャートである。
Claims (56)
- 2種類以上の無線通信部(4a,4b,4c)と、
前記2種類以上の無線通信部(4a,4b,4c)による通信を制御する通信制御部(3)とをそなえ、
該通信制御部(3)が、前記2種類以上の無線通信部(4a,4b,4c)による通信接続を順次試行し、該試行の結果、最初に通信接続を確立することができた無線通信部(4a,4b,4c)を用いて通信を行なうように制御することを特徴とする、情報処理装置。 - 該通信制御部(3)が、前記2種類以上の無線通信部(4a,4b,4c)による通信接続の試行を、通信接続が確立される可能性の高い順に行なうことを特徴とする、請求の範囲第1項記載の情報処理装置。
- 該通信制御部(3)が、前記2種類以上の無線通信部(4a,4b,4c)による通信接続の試行を、通信速度が速い順に行なうことを特徴とする、請求の範囲第1項記載の情報処理装置。
- 該通信制御部(3)が、前記2種類以上の無線通信部(4a,4b,4c)による通信接続の試行を、通信コストが安価になる順に行なうことを特徴とする、請求の範囲第1項記載の情報処理装置。
- 当該情報処理装置の現在位置情報を取得する位置取得部(5a,5b,5c,5d)と、
該位置取得部(5a,5b,5c,5d)によって取得された該現在位置情報に応じて、前記2種類以上の無線通信部(4a,4b,4c)による通信接続の試行順番を決定する試行順番決定部(2)とをそなえたことを特徴とする、請求の範囲第1項記載の情報処理装置。 - 該試行順番決定部(2)が、通信接続が確立される可能性の高い順に従って該試行順番を決定することを特徴とする、請求の範囲第5項記載の情報処理装置。
- 該試行順番決定部(2)が、通信速度が速い順に従って該試行順番を決定することを特徴とする、請求の範囲第5項記載の情報処理装置。
- 該試行順番決定部(2)が、通信コストが安価になる順に従って該試行順番を決定することを特徴とする、請求の範囲第5項記載の情報処理装置。
- 該位置取得部(5b)が、特定エリア毎に配置された基地局から該現在位置情報を取得することを特徴とする、請求の範囲第5項記載の情報処理装置。
- 該位置取得部(5d)が、当該情報処理装置を使用するユーザのスケジュール情報に応じて該現在位置情報を取得することを特徴とする、請求の範囲第5項記載の情報処理装置。
- 該位置取得部(5a)が、GPS(Global Positioning System)を利用して該現在位置情報を取得することを特徴とする、請求の範囲第5項記載の情報処理装置。
- 当該情報処理装置の周囲の画像を取得する画像取得部をそなえ、
該位置取得部(5c)が、該画像取得部によって取得された画像に基づいて該現在位置情報を取得することを特徴とする、請求の範囲第5項記載の情報処理装置。 - 前記最初に通信接続を確立することができた無線通信部(4a,4b,4c)に応じて使用するアプリケーション環境を変化させるように構成されたことを特徴とする、請求の範囲第1項記載の情報処理装置。
- 該位置取得部(5a,5b,5c,5d)によって取得された現在位置情報に応じて使用するアプリケーション環境を変化させるように構成されたことを特徴とする、請求の範囲第5項記載の情報処理装置。
- 2種類以上の無線通信部(4a,4b,4c)をそなえた情報処理装置において該無線通信部(4a,4b,4c)による通信を制御する通信制御方法であって、
前記2種類以上の無線通信部(4a,4b,4c)による通信接続を順次試行する試行ステップと、
該試行の結果、最初に通信接続を確立することができた無線通信部(4a,4b,4c)を用いて通信を行なうように制御する制御ステップとをそなえたことを特徴とする、通信制御方法。 - 該試行ステップにおいて、前記2種類以上の無線通信部(4a,4b,4c)による通信接続の試行を、通信接続が確立される可能性の高い順に行なうことを特徴とする、請求の範囲第15項記載の通信制御方法。
- 該試行ステップにおいて、前記2種類以上の無線通信部(4a,4b,4c)による通信接続の試行を、通信速度が速い順に行なうことを特徴とする、請求の範囲第15項記載の通信制御方法。
- 該試行ステップにおいて、前記2種類以上の無線通信部(4a,4b,4c)による通信接続の試行を、通信コストが安価になる順に行なうことを特徴とする、請求の範囲第15項記載の通信制御方法。
- 当該情報処理装置の現在位置情報を取得する位置取得ステップと、
該位置取得ステップによって取得された該現在位置情報に応じて、前記2種類以上の無線通信部(4a,4b,4c)による通信接続の試行順番を決定する試行順番決定ステップとをそなえたことを特徴とする、請求の範囲第15項記載の通信制御方法。 - 該試行順番決定ステップにおいて、通信接続が確立される可能性の高い順に従って該試行順番を決定することを特徴とする、請求の範囲第19項記載の通信制御方法。
- 該試行順番決定ステップにおいて、通信速度が速い順に従って該試行順番を決定することを特徴とする、請求の範囲第19項記載の通信制御方法。
- 該試行順番決定ステップにおいて、通信コストが安価になる順に従って該試行順番を決定することを特徴とする、請求の範囲第19項記載の通信制御方法。
- 該位置取得ステップにおいて、特定エリア毎に配置された基地局から該現在位置情報を取得することを特徴とする、請求の範囲第19項記載の通信制御方法。
- 現在位置情報ステップにおいて、該位置取得ステップにおいて、当該情報処理装置を使用するユーザのスケジュール情報に応じて該現在位置情報を取得することを特徴とする、請求の範囲第19項記載の通信制御方法。
- 該位置取得ステップにおいて、GPS(Global Positioning System)を利用して該現在位置情報を取得することを特徴とする、請求の範囲第19項記載の通信制御方法。
- 当該情報処理装置の周囲の画像を取得する画像取得ステップをそなえ、
該位置取得ステップにおいて、該画像取得ステップで取得された画像に基づいて該現在位置情報を取得することを特徴とする、請求の範囲第19項記載の通信制御方法。 - 前記通信接続を確定することができた無線通信部(4a,4b,4c)に応じて使用するアプリケーション環境を変化させるアプリケーション変化ステップをそなえたことを特徴とする、請求の範囲第15項記載の通信制御方法。
- 該位置取得ステップによって取得された現在位置情報に応じて使用するアプリケーション環境を変化させるアプリケーション変化ステップをそなえたことを特徴とする、請求の範囲第19項記載の通信制御装置。
- 2種類以上の無線通信部(4a,4b,4c)をそなえた情報処理装置において該無線通信部(4a,4b,4c)による通信を制御する通信制御機能をコンピュータに実行させるための通信制御プログラムであって、
前記2種類以上の無線通信部(4a,4b,4c)による通信接続を順次試行し、該試行の結果、最初に通信接続を確立することができた該無線通信部(4a,4b,4c)を用いて通信を行なうように制御する通信制御部(3)として、該コンピュータを機能させることを特徴とする、通信制御プログラム。 - 該通信制御部(3)に、前記2種類以上の無線通信部(4a,4b,4c)による通信接続の試行を、通信接続が確立される可能性の高い順に行なわせることを特徴とする、請求の範囲第29項記載の通信制御プログラム。
- 該通信制御部(3)に、前記2種類以上の無線通信部(4a,4b,4c)による通信接続の試行を、通信速度が速い順に行なわせることを特徴とする、請求の範囲第29項記載の通信制御プログラム。
- 該通信制御部(3)に、前記2種類以上の無線通信部(4a,4b,4c)による通信接続の試行を、通信コストが安価になる順に行なわせることを特徴とする、請求の範囲第29項記載の通信制御プログラム。
- 当該情報処理装置の現在位置情報を取得する位置取得部(5a,5b,5c,5d)と、
該位置取得部(5a,5b,5c,5d)によって取得された該現在位置情報に応じて、前記2種類以上の無線通信部(4a,4b,4c)による通信接続の試行順番を決定する試行順番決定部(2)として、該コンピュータを機能させることを特徴とする、請求の範囲第29項記載の通信制御プログラム。 - 該試行順番決定部(2)に、通信接続が確立される可能性の高い順に従って該試行順番を決定させることを特徴とする、請求の範囲第33項記載の通信制御プログラム。
- 該試行順番決定部(2)に、通信速度が速い順に従って該試行順番を決定させることを特徴とする、請求の範囲第33項記載の通信制御プログラム。
- 該試行順番決定部(2)に、通信コストが安価になる順に従って該試行順番を決定させることを特徴とする、請求の範囲第33項記載の通信制御プログラム。
- 該位置取得部(5b)に、特定エリア毎に配置された基地局から該現在位置情報を取得させることを特徴とする、請求の範囲第33項記載の通信制御プログラム。
- 該位置取得部(5d)に、当該情報処理装置を使用するユーザのスケジュール情報に応じて該現在位置情報を取得させることを特徴とする、請求の範囲第33項記載の通信制御プログラム。
- 該位置取得部(5a)に、GPS(Global Positioning System)を利用して該現在位置情報を取得させることを特徴とする、請求の範囲第33項記載の通信制御プログラム。
- 該位置取得部(5c)に、画像取得部によって取得された当該情報処理装置の周囲の画像に基づいて該現在位置情報を取得させることを特徴とする、請求の範囲第33項記載の通信制御プログラム。
- 前記最初に通信接続を確立することができた無線通信部(4a,4b,4c)に応じて使用するアプリケーション環境を変化させることを特徴とする、請求の範囲第29項記載の通信制御プログラム。
- 該位置取得部(5a,5b,5c,5d)によって取得された現在位置情報に応じて使用するアプリケーション環境を変化させることを特徴とする、請求の範囲第33項記載の通信制御プログラム。
- 2種類以上の無線通信部(4a,4b,4c)をそなえた情報処理装置において該無線通信部(4a,4b,4c)による通信を制御する通信制御機能をコンピュータに実行させるための通信制御プログラムを記録したコンピュータ読取可能な記録媒体であって、
該通信制御プログラムが、
前記2種類以上の無線通信部(4a,4b,4c)による通信接続を順次試行し、該試行の結果、最初に通信接続を確立することができた無線通信部(4a,4b,4c)を用いて通信を行なうように制御する通信制御部(3)として、該コンピュータを機能させることを特徴とする、通信制御プログラムを記録したコンピュータ読取可能な記録媒体。 - 該通信制御部(3)に、前記2種類以上の無線通信部(4a,4b,4c)による通信接続の試行を、通信接続が確立される可能性の高い順に行なわせることを特徴とする、請求の範囲第43項記載の通信制御プログラムを記録したコンピュータ読取可能な記録媒体。
- 該通信制御部(3)に、前記2種類以上の無線通信部(4a,4b,4c)による通信接続の試行を、通信速度が速い順に行なわせることを特徴とする、請求の範囲第43項記載の通信制御プログラムを記録したコンピュータ読取可能な記録媒体。
- 該通信制御部(3)に、前記2種類以上の無線通信部(4a,4b,4c)による通信接続の試行を、通信コストが安価になる順に行なわせることを特徴とする、請求の範囲第43項記載の通信制御プログラムを記録したコンピュータ読取可能な記録媒体。
- 当該情報処理装置の現在位置情報を取得する位置取得部(5a,5b,5c,5d)と、
該位置取得部(5a,5b,5c,5d)によって取得された該現在位置情報に応じて、前記2種類以上の無線通信部(4a,4b,4c)による通信接続の試行順番を決定する試行順番決定部(2)として、該コンピュータを機能させることを特徴とする、請求の範囲第43項記載の通信制御プログラムを記録したコンピュータ読取可能な記録媒体。 - 該試行順番決定部(2)に、通信接続が確立される可能性の高い順に従って該試行順番を決定させることを特徴とする、請求の範囲第47項記載の通信制御プログラムを記録したコンピュータ読取可能な記録媒体。
- 該試行順番決定部(2)に、通信速度が速い順に従って該試行順番を決定させることを特徴とする、請求の範囲第47項記載の通信制御プログラムを記録したコンピュータ読取可能な記録媒体。
- 該試行順番決定部(2)に、通信コストが安価になる順に従って該試行順番を決定させることを特徴とする、請求の範囲第47項記載の通信制御プログラムを記録したコンピュータ読取可能な記録媒体。
- 該位置取得部(5b)に、特定エリア毎に配置された基地局から該現在位置情報を取得させることを特徴とする、請求の範囲第47項記載の通信制御プログラムを記録したコンピュータ読取可能な記録媒体。
- 該位置取得部(5d)に、当該情報処理装置を使用するユーザのスケジュール情報に応じて該現在位置情報を取得させることを特徴とする、請求の範囲第47項記載の通信制御プログラムを記録したコンピュータ読取可能な記録媒体。
- 該位置取得部(5a)に、GPS(Global Positioning System)を利用して該現在位置情報を取得させることを特徴とする、請求の範囲第47項記載の通信制御プログラムを記録したコンピュータ読取可能な記録媒体。
- 該位置取得部(5c)に、画像取得部によって取得された当該情報処理装置の周囲の画像に基づいて該現在位置情報を取得させることを特徴とする、請求の範囲第47項記載の通信制御プログラムを記録したコンピュータ読取可能な記録媒体。
- 前記最初に通信接続を確立することができた無線通信部(4a,4b,4c)に応じて使用するアプリケーション環境を変化させることを特徴とする、請求の範囲第43項記載の通信制御プログラムを記録したコンピュータ読取可能な記録媒体。
- 該位置取得部(5a,5b,5c,5d)によって取得された現在位置情報に応じて使用するアプリケーション環境を変化させることを特徴とする、請求の範囲第47項記載の通信制御プログラムを記録したコンピュータ読取可能な記録媒体。
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