JPWO2002039443A1 - 磁気ヘッド - Google Patents

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Abstract

磁気ヘッドのコイル(11)の断面の横縦寸法比w0/h0を1〜4、好ましくは1.5程度にする。これにより、磁界変調を行う磁気ヘッドにおいて、効率を損なわずに発熱を抑えることができ、高周波変調に対応することができる。

Description

技術分野
本発明は、記録媒体に対し磁界を付与することで情報の記録または再生を行うための磁気ヘッドに関する。
背景技術
従来の磁気ヘッドの例としては、例えばミニディスク(以下、MDと記す)に使用されるものが挙げられる。こういったMD用磁気ヘッドの例の一つが、特開平7−129908号公報に示されている。
MDは光磁気記録技術を用いた垂直熱磁気記録媒体の一種である。光磁気記録技術においては、レーザ光で部分的に加熱し保磁力を低下させた媒体に対し、記録信号で変調した垂直磁界を与えて媒体を磁化し、垂直磁区を形成して記録を行う。この変調垂直磁界を磁気ヘッドが発生する。再生は反射光のカー効果による偏光面の回転を検出して垂直磁区の磁化方向を読むことにより行なわれる。
MDにおいても主としてデータ、映像用に用いる場合等高転送レート化の必要があり、結果として近年変調磁界はより高周波化が求められている。
上記光磁気記録技術に用いられる従来の磁気ヘッドの要部断面図を図8に示し、構成と動作を解説する。図8において、1はMD等の記録媒体であり、基板1a、記録膜1b、保護膜1cで構成されている。厳密には摺動膜、反射膜等他の構成要素も存在するが、ここでは省略する。記録媒体1は矢印A方向へ図示しない機構(スピンドルモータ等)によって移動する。
2は対物レンズである。対物レンズ2は光源からのレーザ光Lを基板1aを透過させて記録膜1bに収斂させる。
51は起磁力源としてのコイルである。52は軟磁性体で構成された磁気コアである。軟磁性材料としては好ましくは比較的高周波特性が良好なMnZnフェライト、NiZnフェライト等の3元系酸化物磁性体が用いられる。
磁気コア52は1個のセンタヨーク52aと2個のサイドヨーク52bがベースヨーク52cで接続された略E型の形状を有し、コイル51はそのセンタヨーク52aに巻回固定されている。コイル51に通電することにより発生した磁束は磁気コア52で導かれ、記録膜1bに対し記録に必要な強さの垂直磁界を付与する。コイル51と磁気コア52で磁気ヘッドを構成する。
磁気コア52は、MDにおいては保護膜1cとの衝突による損傷を避けるため保護膜1cに対して非接触状態で保持される。しかしながら、消費電力の観点からは、コイル51の駆動電流に対する記録膜1bへの付与磁界の変換効率を上げるため、許容可能な範囲で保護膜1cへ接近して配置させることが好ましい。
また、同じくコイル51の電流から磁界への変換効率を上げるためには、図示のコイル51の断面において、その高さをh0、片側の幅をw0とするとき、h0×w0が一定、即ちコイルの占有断面積が一定の場合、ある範囲まではw0/h0が小さくなる程、即ち図でコイル51の断面形状が縦長になるほど有利である。なぜなら、コイル51の断面形状が縦長になることはセンタヨーク52aとサイドヨーク52bとの間隔である磁気ギャップ幅w1が小さくなることを意味し、これは磁気ヘッド全体の磁気抵抗の低減をもたらし、効率が向上するからである。図8の形状ではw0/h0は約0.5である。
更に、コイル51の断面形状が縦長になると、コイル51の平均径が小さくなり、コイル51の断面形状の中心がセンタヨーク52aに接近するため、やはり効率が向上する。またコイル平均径が小さくなることでコイル抵抗が低下し、コイルでの消費電力を下げることができる。
データの記録時において、コイル51は記録信号に応じた電流で変調されて磁束を発生する。記録膜1bは磁気コア52によって導かれた磁束により変調磁界を受ける。この時レーザ光Lを対物レンズ2によって記録膜1bへ収斂させると記録膜1bが昇温して保磁力が低下し、昇温前の記録が消失する。記録媒体1が矢印A方向へ移動すると記録膜1bの温度が低下し、保磁力が復活してその時点で作用していた変調磁界が記録される。
しかしながら、上記従来の磁気ヘッドでは以下のような課題を有していた。磁気コア52に変調磁界が作用すると損失が発生し、それは主に熱となって磁気コア52の温度を上昇させる。この損失は渦電流損、ヒステリシス損等が有り、いわゆるコイル自体の抵抗で発生する銅損とは別個独立に存在する。特にヒステリシス損について考えると、材料特性を一定とした場合、その損失は磁束密度を体積で積分した値に比例すると考えられる。
変調周波数が高くなると、当然単位時間当たりのヒステリシスループの回数が増えるため、単位時間あたりのエネルギ消費量が増える。これは磁気コアの温度上昇を招く。また、寸法h0が大きくなると、高磁束密度領域の体積が増えるため、エネルギを消費するコアの領域が増大する。
一般に磁性材料の透磁率は温度依存特性を有し、ある温度以上では透磁率が急激に低下し、キュリー点近傍では真空の透磁率に近くなる。即ち、磁気コアの温度が上昇すると磁気抵抗が増大して磁界が十分に発生しなくなる。また、絶縁被膜の耐熱性が低い低コストのコイルの場合、コイルが磁気コアの発熱により焼損する可能性もある。更に、磁気抵抗が増大すると鎖交磁束数が減少し、磁気ヘッドのインダクタンスが低下するため、低コストの定電圧回路等では磁気ヘッドインピーダンスの低下によりコイルの電流が増大して更に発熱が増え、いわゆる熱暴走状態となってコイルの焼損、回路の破壊等に至る場合がある。従って、上記の従来の絶対電流量の削減にのみ着目した磁気ヘッドでは、高周波の磁界変調記録には対応困難であるという課題を有していた。
発明の開示
本発明は、上記課題を解決するためになされたものであり、その目的とするところは、容易かつ低コストな手段で高周波磁界変調を可能とする磁気ヘッドを提供することにある。
上記の目的を達成するために本発明は以下の構成とする。
本発明の磁気ヘッドは、媒体に主として変調磁界を付与するための磁気コアとコイルとを有し、コイルの略矩形状断面において、その励磁方向の寸法をh0とし、励磁方向に垂直な方向の寸法をw0としたとき、比α0(≡w0/h0)が1≦α0≦4を満足することを特徴とする。
1≦α0≦4としたことにより、電流に対する磁界発生効率を低下させることなく磁気コアの損失を低減できるため、高周波変調を行う場合に低コストの磁気コアやコイルを用いても特性が良好でこれらを信頼性の高い温度領域で使用できる。従って、高性能でかつ低コストが両立するという優れた磁気ヘッドを提供できる。
発明を実施するための最良の形態
以下に、本発明の実施の形態について、図1から図7を用いて説明する。
(実施の形態1)
図1は本発明の実施の形態1における磁気ヘッドの要部の断面図である。記録媒体1、対物レンズ2は細部を含め図8に示した従来例と同じものであり同じ機能を果たす。図8と同一の構成要素には同一の符号を付してそれらの詳細な説明を省略する。
コイル11と磁気コア12はその形状を除き図8に示した従来例と同じであり、コイル11が磁気コア12のセンタヨーク12aに巻回固定されている。センタヨーク12aの両側に、センタヨーク12aと平行にサイドヨーク12bが設けられ、これらセンタヨーク12aとサイドヨーク12bとは、ベースヨーク12cを介して一体化されて、磁気コア12を構成している。
磁気コア12は厚さ(図1の紙面に垂直方向の厚さ)が略一定のE字状を成している。コイル11は磁気コア12に、例えば接着等で固定されても良いし、コイル11がボビン(図示せず)に巻回されてセンタヨーク12aに挿入固定される構造であっても良い。コイル11と磁気コア12とで磁気ヘッドを構成する。
センタヨーク12aを通過する磁束と略平行なコイル11の巻回中心軸(図示せず)を含む面での断面を示した図1において、従来例と同様に、h0はコイル11の断面の高さ、w0は片側の幅である。より厳密には、h0,w0は、各々コイル11の励磁方向に平行な方向及び垂直な方向の寸法である。
また、h1はセンタヨーク12aの長さ、w1はセンタヨーク12aと一方のサイドヨーク12bとの間の間隔である。
ここで、w0×h0がほぼ一定、即ちコイル11の占有断面積が一定の場合について述べる。これは、コイル11のワイヤ径を所定の値に選択した場合において、ターン数が一定という状態にほぼ等しく、自己インダクタンスの値をほぼ一定に限定するという条件であり、高周波変調を実現する際に重要な値である。
ここで便宜上、コイルの断面形状の寸法比w0/h0≡α0と定義する。
図2A、図2Bはコイル11のw0×h0を一定とし、α0を変化させた場合の、特定の変調周波数における磁気ヘッドの特性変化を示すものである。α0が大きくなる図の右側ほど、いわゆる薄いコイルになる。磁気コア12の形状も、コイル11の形状変化に合わせて変化させている。即ち、寸法比w1/h1≡α1と定義したとき、α1=α0である。
図2Aは、必要な変調磁界の強さを得るためのコイル11の駆動電流振幅がα0によって変化する様子を示す。これによれば、少なくともα0>0.5ではα0が大きくなる程、必要な磁界を得るために多くの電流を必要とすることが分かる。電流の効率の観点からは図示の領域ではα0が小さいほど有利である。これは従来例で示した通りである。
図2Bは、磁気ヘッドの変調帯域における抵抗(インピーダンスの実部)がα0によって変化する様子を示す。ここではコイル損失分とコア損失分に分離している。全抵抗はα0に対し双曲線状の変化を示し、α0が小さい程大きく、α0>3のときほぼ一定となる。損失の内訳では、概略、α0<1.6のときはコア損失が大きくなり、α0>1.6のときはコイル損失が有意となる。
即ち、予想通り、h0が大きくなる、即ちα0が小さくなると、高磁束密度部分の体積が増えるため、コア損失が非常に大きくなる。逆に、α0が大きくなるとコイル全体の長さが増大するためコイル損失が増える。但し、α0の変化に対して、コア損失は感度大であるのに対し、コイル損失の変化は比較的緩やかである。
図3は、磁気ヘッドで消費される電力及び磁気コアの温度上昇とα0との関係を示す図である。ここで、電力は図2Aで示した駆動電流の二乗と図2Bの全抵抗の積である。
電力及びコアの温度上昇はα0に対してほぼ類似の曲線を示し、いずれも最小値がα0=1.9近傍で現れる。これは、α0が小さいときは磁気コアの損失が大きいため電力が増え、また、α0が大きくなると駆動電流とコイルの損失が増大するためやはり電力が増えるからである。そのため、電力の観点からはそれらの中間に最小点が存在するのである。
ポータブル機器では、周囲温度が40℃程度で使用される場合は珍しくなく、機器内部温度はこれより少なくとも+20℃、即ち60℃程度になる場合がある。この場合、例えば低コストの観点からコイル11をポリアミド被覆とした場合、耐熱限界温度は約100℃であり、許容温度上昇は+40℃である。この場合のα0の選択可能範囲は図3より1≦α0≦4となる。
また、同様に温度上昇マージンを10℃程度とすると、許容温度上昇は+30℃であり、α0の選択可能範囲は1.5≦α0≦2.5となる。
但し、システム全体の電力を考慮した場合、駆動電流は小さい方が望ましい。図2Aに示すように駆動電流はα0に対し単調増加であるから、選択可能な範囲において最も小さいα0を選択すべきである。従って、許容温度上昇+30℃の場合はα0=1.5程度が全体として見た最適解であると言える。本実施の形態である図1は上記技術思想に基づき、α0≒1.5で描かれている。
従来例で述べた図8のα0は約0.5であったため、図3によれば温度上昇は約55℃となり、機器内部温度が60℃の場合、磁気コア温度は115℃となる。一般に透磁率の大きい磁気コア材料ほどキュリー点が低く、キュリー点が110℃程度のものが存在する。従って、従来例の構成では磁気ヘッドの性能低下や熱暴走が起こることが図3から容易に判断できる。
一方、本実施の形態を適用すれば、磁気コアの温度上昇を容易に回避できるため、低コストで高透磁率の磁気コア材と、低コストのコイルとを用いた場合でも適正な温度範囲で使用することができ、熱暴走はもとより磁気コアの性能低下を招くこともない。
本実施の形態の磁気ヘッドの動作は従来例と同様であるため省略する。
なお、本実施の形態ではコイル11の線材自体を詳述していないが、例えば、複数の被覆細線を撚り線にしたリッツ線(litz wire)を用いると、Q値の向上と共振点の高周波化が達成できる。これは表皮効果を有効に利用できることと、隣接する線材間の容量性結合を減少させられるためである。この結果、高周波のコイル損失を低下させることができ、より高性能の磁気ヘッドが実現する。
(実施の形態2)
図4は本発明の実施の形態2における磁気ヘッドの磁気コアのみを示した斜視図である。磁気コア22は実施の形態1における磁気コア12と形状が異なるだけで材質等は同じである。矩形平板状のベースヨーク22c上に、高さh1のセンタヨーク22aが略中央に設けられ、これと距離w1を隔てた対称位置に2個のサイドヨーク22bとが突出して設けられている。図示しないが、このセンタヨーク22aにコイルが実施の形態1と同様に巻回固定されて磁気ヘッドを構成する。
本実施の形態においても実施の形態1とほぼ同様の理論的背景が成立し、磁気コア22についての比α1(=w1/h1)及び図示しないコイルについての比α0(=w0/h0)はいずれも約1.5に設定されている。
高さh1の方向及び間隔w1の方向のいずれとも直交する方向におけるベースヨーク22cの幅tBは、同方向におけるセンタヨーク22aの幅tCより大きい。
本実施の形態は、ベースヨーク22cが平板状をなしており、tB>tCを満足するため、実施の形態1に比べ更に磁気抵抗が下がり、効率が数%向上する。
(実施の形態3)
図5は本発明の実施の形態3における磁気ヘッドの磁気コアのみを示した斜視図である。磁気コア32は実施の形態2における磁気コア22と形状が異なるだけで材質等は同じである。矩形平板状のベースヨーク32c上に、高さh1のセンタヨーク32aが略中央に設けられ、センタヨーク32aから図示のx方向(ベースヨーク32cの一辺と平行な方向)に距離w1を隔てた対称位置に2個のサイドヨーク32bが設けられ、同じくセンタヨーク32aからy方向(x方向と直交する方向)に距離w1を隔てた対称位置に2個のサイドヨーク32bが設けられ、更にベースヨーク32cの各角部にもサイドヨーク32bが設けられている。図示しないが、このセンタヨーク32aにコイルが実施の形態1と同様に巻回固定されて磁気ヘッドを構成する。
本実施の形態においても実施の形態2とほぼ同様で、磁気コア22についての比α1(=w1/h1)及び図示しないコイルについての比α0(=w0/h0)はいずれもは約1.5に設定されている。
本実施の形態は計8個のサイドヨーク32bがセンタヨーク32aを取り囲むように配置されているため、実施の形態2に比べ更に磁気抵抗が下がり効率が向上する。
(実施の形態4)
図6は本発明の実施の形態4における磁気ヘッドの要部を示す断面図である。コイル41は実施の形態1におけるコイル11と同じものである。磁気コア42は実施の形態1における磁気コア12と形状が異なるだけで材質等は同じである。
図7は磁気コア42の全体形状を示す斜視図である。矩形平板状のベースヨーク42cの略中央に、センタヨーク42aが突出して設けられている。このセンタヨーク42aにコイル41が実施の形態1と同様に巻回固定されている。
本実施の形態においても実施の形態1とほぼ同様の理論的背景が成立し、コイル41についての比α0(=w0/h0)は約1.5に設定されており、高周波変調に適合した優れた磁気ヘッドを提供できる。
以上の各実施の形態において、記録媒体としてMDを例に説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、高周波の磁界変調を行う磁気ヘッドを用いる任意の機器及び記録媒体に適用可能である。
更に装置に応じてサイドヨークが1個の構成とすることも可能である。
また、上記の各実施の形態ではサイドヨーク高さがセンタヨーク高さと同一の例を図示したが、設計によってはサイドヨーク高さをセンタヨーク高さより若干低くする等も可能である。
また、実施の形態2〜4における各ベースヨークの平面形状は矩形であるが、コイル配線の引き出し用又は固定用等のための任意の切り欠きや溝等を設けることは何ら差し支えなく本発明の範囲を逸脱するものではない。
以上に説明した実施の形態は、いずれもあくまでも本発明の技術的内容を明らかにする意図のものであって、本発明はこのような具体例にのみ限定して解釈されるものではなく、その発明の精神と請求の範囲に記載する範囲内でいろいろと変更して実施することができ、本発明を広義に解釈すべきである。
【図面の簡単な説明】
図1は、本発明の実施の形態1における磁気ヘッドを示す断面図である。
図2Aは、本発明の実施の形態1における磁気ヘッドにおいて、比α0を変化させたときの駆動電流の変化の様子を示す図、図2Bは、該磁気ヘッドにおいて、比α0を変化させたときの損失の変化の様子を示す図である。
図3は、本発明の実施の形態1における磁気ヘッドにおいて、比α0を変化させたときの消費電力及び磁気コアの温度上昇の変化を示す図である。
図4は、本発明の実施の形態2における磁気ヘッドに使用される磁気コアを示した斜視図である。
図5は、本発明の実施の形態3における磁気ヘッドに使用される磁気コアを示した斜視図である。
図6は、本発明の実施の形態4における磁気ヘッドを示す断面図である。
図7は、本発明の実施の形態4における磁気ヘッドに使用される磁気コアを示した斜視図である。
図8は、従来の磁気ヘッドを示す断面図である。

Claims (8)

  1. 媒体に主として変調磁界を付与するための磁気コアと前記磁気コアに巻回されたコイルとを有し、前記コイルへの通電時における電荷の移動方向と略直交する前記コイルの断面領域において、その励磁方向の寸法をh0とし、前記励磁方向に垂直な方向の寸法をw0としたとき、比α0(≡w0/h0)が1≦α0≦4を満足することを特徴とする磁気ヘッド。
  2. 1.5≦α0≦2.5を満足することを特徴とする請求項1記載の磁気ヘッド。
  3. 前記磁気コアは、媒体に対向配置されたセンタヨークと、前記センタヨークに略平行に設けられたサイドヨークと、前記センタヨーク及び前記サイドヨークをこれらの媒体対向側と反対の端部で結合するベースヨークとから成り、前記コイルは前記センタヨークに巻回されており、前記センタヨークと前記サイドヨークとの間の距離をw1とし、前記センタヨークの前記媒体に対向する面から前記ベースヨークまでの距離をh1としたとき、比α1(≡w1/h1)が1≦α1≦4を満足することを特徴とする請求項1記載の磁気ヘッド。
  4. 1.5≦α1≦2.5を満足することを特徴とする請求項3記載の磁気ヘッド。
  5. 距離w1、距離h1の方向を各々w1方向、h1方向とし、各々に直交する方向をt方向としたとき、前記ベースヨークはh1方向を法線とする略平板状であって、前記ベースヨークのt方向の最大幅は前記センタヨークのt方向の幅より大きいことを特徴とする請求項3記載の磁気ヘッド。
  6. 前記コイルのワイヤが多芯の撚り線であることを特徴とする請求項1記載の磁気ヘッド。
  7. 前記磁気コアのコイル巻回部周辺が略E型であることを特徴とする請求項1記載の磁気ヘッド。
  8. 前記磁気コアが1個のセンタヨークと複数のサイドヨークとを有し、前記センタヨークと前記サイドヨークとを含み、かつ前記センタヨークを通過する磁束に略平行な面における前記磁気コアの断面形状が略E型であることを特徴とする請求項1記載の磁気ヘッド。
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