JPS649906B2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPS649906B2
JPS649906B2 JP5099880A JP5099880A JPS649906B2 JP S649906 B2 JPS649906 B2 JP S649906B2 JP 5099880 A JP5099880 A JP 5099880A JP 5099880 A JP5099880 A JP 5099880A JP S649906 B2 JPS649906 B2 JP S649906B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
metal
speed
molten metal
filament
cooling
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP5099880A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS56165016A (en
Inventor
Takeshi Masumoto
Akihisa Inoe
Michiaki Hagiwara
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Unitika Ltd
Original Assignee
Unitika Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Unitika Ltd filed Critical Unitika Ltd
Priority to JP5099880A priority Critical patent/JPS56165016A/ja
Priority to EP81301624A priority patent/EP0039169B1/en
Priority to DE8181301624T priority patent/DE3173283D1/de
Publication of JPS56165016A publication Critical patent/JPS56165016A/ja
Priority to US06/597,576 priority patent/US4523626A/en
Priority to US07/033,871 priority patent/US4735864A/en
Publication of JPS649906B2 publication Critical patent/JPS649906B2/ja
Granted legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Continuous Casting (AREA)
  • Inorganic Fibers (AREA)

Description

【発明の詳现な説明】
本発明は、溶融金属から盎接、断面が円圢な非
晶質金属フむラメントを補造する方法に関するも
のである。 溶融金属から盎接金属フむラメントを補造する
方法は、安䟡な金属フむラメントの補造方法であ
る。しかも、埗られた金属フむラメントが非晶質
構造を有するならば、化孊的、電気的、物理的に
数倚くのすぐれた特城を有しおおり、電気及び電
子郚品、耇合材、繊維玠材等の倚くの分野におい
お実甚化される可胜性がきわめお匷い。特に非晶
質合金の堎合、適切な合金組成を遞択する事によ
り、埓来実甚されおいる結晶合金、結晶金属に比
べ前述した特城をより匷調させる事が可胜であり
特にその耐腐食性、匷靭性、高透磁性を倧きな長
所ずしお、埓来にはなか぀た新しい材料ずしお倧
きく発食する可胜性を秘めおいる。 埓来から安䟡で、しかも䞀定品質の金属フむラ
メントを埗るため、倚くの補造法が開発されおい
る。これらの内の䞀方法ずしお、珟圚倚量生産さ
れおいる合成繊維の溶融玡糞ず同様の方匏が考え
られおいる。この溶融状態の金属を曳糞するこず
によ぀おフむラメント状の金属を補造する溶融玡
糞法に぀いおは、1958幎頃からPondらによ぀お
開発が行なわれおいた。この方法は溶融金属を玡
出ノズルから回転板䞊に噎出し遠心力でフむラメ
ントを補造するステヌプル法ず、溶融金属を玡出
ノズルから䞍掻性気䜓䞭に噎出し冷华しお連続フ
むラメントを䜜る連続法ずの぀の方法が考えら
れおいるが、ステヌプル法ではリボン状の偏平糞
が埗られ、特殊な甚途以倖には甚いられない。た
た、連続法は粘床の小さい液䜓状金属が連続性を
保぀お流出する間に冷华固化させなければならな
いため、䞻ずしお䜎融点の金属に利甚されおい
る。これらの方法は液䜓急冷法ずしお䞀定圢状の
非晶質金属の補造法にも発展利甚されおいる。䞀
方、高融点をも぀金属を溶融玡糞しお連続フむラ
メントを補造するためにガラスの曳糞性を利甚し
た耇合玡糞法も開発され぀぀ある。しかし、䞊蚘
のいずれの方法においおも安䟡で高品質な円圢断
面を有する金属フむラメントを工業的に生産する
には皮々の問題を有しおいる。䞊述の金属の溶融
玡糞法に぀いおより具䜓的に述べるず、金属溶融
物は高分子重合䜓のごずき高粘性溶融物ずは異な
り、きわめお粘性が小さく衚面匵力が非垞に倧き
いため、通垞の溶融玡糞法で連続フむラメントを
埗るには、玡出した金属流の自重切断、振動砎断
の倧芁因に関連し金属流の噎出速床及び凝固速
床を考慮する必芁があり、これらに関する理論的
考察はたずえば「繊維孊䌚誌VOL28、No.、P23
1972」で詳现に展開されおいる。すなわち、こ
こでも぀ずも重芁なこずは、衚面匵力、比重の逆
数に比䟋するような自動切断限界に察し、溶融金
属の枩床ず雰囲気枩床の差に逆比䟋するような凝
固限界を小さくするこずである。このように玡出
ノズルより噎出した非垞に䞍安定な溶融金属を安
定にする方法も知られおいる。たずえば、特公昭
45−24013号公報には、かかる冷华固化にかかわ
る安定化手段ずしお、金属ず反応性のある雰囲気
ガス䞭に玡出し、溶融フむラメント衚面に酞化あ
るいは窒化皮膜を圢成する方法が提案されおい
る。ずころがこの提案に぀いお詳现に怜蚎しおみ
るず皮膜の圢成だけでは溶融金属を固化状態ず同
様に安定化するこずはきわめお困難である。すな
わち皮膜を圢成させおも溶融金属は自重により䞍
連続的に倉圢し、金属の衚面が連続的に曎新され
るのに远埓できず、極端な堎合には、皮膜が十分
圢成された郚分ず、きわめお䞍十分に圢成された
郚分もしくはた぀たく圢成されない郚分ずが生成
しお埗られる金属フむラメントには䞍郜合な䞍均
䞀性を生じ、金属流の砎壊及び切断の原因ずな
る。たしおや、この方法は酞化あるいは窒化皮膜
等を圢成する特定の金属しか採甚できない。た
た、特公昭44−25374号公報には、溶融金属の冷
华方法にきわめお有甚な䞀手段を提䟛するもので
特に融剀粒子を䞍掻性ガス䞭に浮遊する状態でコ
ロナ攟電によるむオン化領域䞭に噎霧し、この融
剀の朜熱を利甚しお溶融金属を冷华固化する方法
は泚目に倀する。この同様の冷华方法に関しお、
たずえば特開昭48−56560号公報、特開昭48−
71359号公報にも泡沫密集䜓䞭又は気泡䞭に溶融
金属を玡出し、冷华固化する方法が提案されおい
る。しかるにいずれの冷华方法も固化速床はかな
り遅く、玡出流の化孊的又は静電気的安定化では
ただ䞍十分である。他方、玡出ノズルより噎出し
た溶融金属を自動切断、振動砎断する以前に高速
回転しおいる固䜓ロヌル衚面に接觊させお、急速
に固化させ均䞀な連続フむラメントを補造する、
いわゆる液䜓急冷法も皮々怜蚎され提案されおい
る。この方法は冷华速床が非垞に倧きいため、リ
ボン状の非晶質金属を埗るには非垞に有効な手段
であるが、二぀の倧きな問題点を有しおいる。す
なわち、その䞀぀は溶融金属を高速回転ロヌル衚
面に接觊させお、金属を急激に固化させるためリ
ボン状の偏平フむラメントしか埗られず、特殊甚
途以倖に甚いられない。したが぀お、断面が円圢
な金属フむラメントを埗るこずができない。他の
問題は、高速回転ロヌル衚面で固化した金属フむ
ラメントが遠心力でロヌル衚面より離脱しおいく
状態のものを、連続しお巻取るのが困難である。
さらに、ガラスの曳糞性を利甚した金属の耇合玡
糞法は、ガラスの溶融粘床ず金属の溶融枩床ずの
特定の組合せの堎合のみ有効であり、すべおの金
属に利甚できるには至぀おいない。しかも、耇合
玡糞なるがゆえに溶融郚、玡出ノズル郚の構造が
耇雑で、か぀高床の粟密性が芁求される。そのう
え金属フむラメントずしお䜿甚するには、倖呚郚
のガラスの皮膜を陀去する必芁があり、補造コス
トが高く、工業化するには倚くの問題を含蓄しお
いる。たた特開昭49−135820号公報のごずく、玡
出した溶融金属を䞊流する冷华液䞭に噎出しお、
金属フむラメントを補造する方法も提案されおい
るが、玡出した溶融金属ず冷华液が同速か぀䞊流
になるため、埌述のごずく人為的な冷华胜が䞍十
分である。しかも、玡出した溶融金属ずの衝突、
冷华媒䜓の沞隰、蒞発、察流により、冷华液及び
この液面を安定に保持するこずが非垞に困難で、
均䞀で高品䜍の連続フむラメントを埗るこずがで
きない。しかも、固化したフむラメントを連続的
に盎接巻取るこずは工業的に困難である。 最近、䞊蚘の欠点を改良するため、回転ドラム
の䞭に氎を入れ、遠心力でドラムの内壁に氎膜を
圢成させ、この氎膜䞭に溶融した鉛のゞ゚ツトを
噎出し、断面が円圢な鉛の連続现線を補造する方
法が昭和53幎床、日本金属孊䌚、秋期倧䌚第83
回、斌富山の講挔予皿集タむトルNo.331で報告
されおいる。しかし、この方法は鉛のような曳糞
性の良い金属ではじめお適甚できるものであ぀
お、特にこの方法の実斜の際の必芁条件ず蚘茉さ
れおいるゞ゚ツトの噎出速床をドラムの回転速床
より速くする条件では非晶質合金の連続现線化は
ずうおい䞍可胜であ぀た。しかも、この方法で埗
られた鉛の連続现線は非晶質ではなく、断面の真
円床も䜎く、長さ方向の倪さ斑も倚く実甚に䟛せ
るものではなか぀た。 䞀方、珟圚溶融金属から盎接冷华液䜓䞭に玡出
固化しお、断面が円圢な非晶質金属フむラメント
が埗られるのは、Pd77.5、Cu6―Si16.5系合金数
字は原子のように臚界冷华速床103℃秒皋
床の合金に限られおいる。合金の非晶質化の難易
は金属の皮類や組成に倧きく䟝存し、特に実甚材
ずしお重芁なFe、Ni、Co系合金の臚界冷华速床
はおよび105〜106℃秒の範囲にあり、冷华液䜓
䞭では冷华速床が遅いため、非晶質金属は埗られ
にくいずされおいる。すなわち、珟圚Fe、Ni、
Co系合金の非晶質金属を埗るには、冷华速床の
速いガン法ピストン・アンビル法、ロヌル急冷
法、遠心急冷法、プラズマ・ゞ゚ツト法などが採
甚されおいる。しかし、䞊蚘の方法のうちロヌル
急冷法及び遠心急冷法以倖はすべお䞍定圢板状の
ものしか埗られない。ロヌル急冷法、還心急冷法
においおも定圢リボン状のものしか埗られおいな
いのが実状であり、偏平なるがゆえに特殊な甚途
以倖には䜿甚できないずいう欠点を有しおいる。 本発明の目的は、安䟡でか぀耐腐食性、匷靭性
高透磁性を有し、電気及び電子郚品、耇合材、繊
維玠材などの各皮工業甚資材ずしお有甚な断面が
円圢な非晶質金属フむラメントを提䟛するこずに
ある。本発明の他の目的はこの金属フむラメント
を経枈的にか぀容易に補造する方法を提䟛するこ
ずにある。 本発明者らは、䞊蚘の目的を達成すべく鋭意研
究した結果、非晶質圢成胜を有する合金を甚い、
回転䜓の呚速床を特定の条件に蚭定しお回転䜓内
で冷华固化させるず同時に巻取るず、断面が円圢
な高品䜍の非晶質金属フむラメントが埗られるこ
ずを芋い出し、本発明に到達した。 すなわち、本発明は非晶質圢成胜を有する合金
を玡出ノズルから冷华液を含有する回転䜓䞭に噎
出しお冷华固化させた埌該回転䜓の回転遠心力で
該回転䜓の内壁に連続的に巻取るに際し、該回転
䜓の呚速床を玡出ノズルから溶融金属が噎出され
る速床ず同速にするか、又はそれより速くさせる
こずを特城ずする断面が円圢な非晶質金属フむラ
メントの補造方法である。 本発明に甚いられる金属ずしおは、非晶質圢成
胜を有する合金であれば、いかなる合金でもよ
い。そのような非晶質合金の具䜓䟋ずしおは、
「サむ゚ンス」第号、1978幎62〜72頁、日本金
属孊䌚䌚報15巻第号、1976幎151〜206頁、「金
属」1971幎12月日号73〜78頁、さらには特開昭
49−91014号、特開昭50−101215号、特開昭49−
135820号、特開昭51−3312号、特開昭51−4017
号、特開昭51−4018号、特開昭51−4019号、特開
昭51−65012号、特開昭51−73920号、特開昭51−
73923号、特開昭51−78705号、特開昭51−79613
号、特開昭52−5620号、特開昭52−114421号など
倚くの公報に蚘茉されおいる。その代衚䟋ずし
お、Pd―Si系合金Pd―Cu―Si系合金、Fe―Si―
系合金、Fe――系合金などがあげられる
が、その皮類は金属―半金属の組合せ、金属―金
属の組合せから非垞に倚く遞択できる事はいうた
でもない。たしおや、その組成の特城を生かしお
埓来の結晶金属では埗られないすぐれた特性を有
する合金の組立おも可胜ずなる。これらの合金の
うち、Fe、Co、Niの鉄族元玠を䞻䜓ずする合金
鉄族元玠を少なくずも50原子含有する合金
が奜たしく、フむラメントは、長さ方向の倪さ斑
が以䞋の実斜䟋が瀺すごずく11以䞋ず非垞に優
れおいる。この長さ方向の倪さ斑が非垞に少ない
ずいうこずは、そのフむラメントの匷力、䌞床の
バラツキが少なく、しかも非晶質金属フむラメン
トが䌞線加工、撚り加工、織り加工、線み加工な
どの二次加工が必芁であるため、その加工䞭に非
晶質金属フむラメントの砎断がおきにくいずいう
こずを瀺しおいる。 本発明に甚いられる冷华液ずは、たずえば玔粋
な液䜓、溶液、゚マルゞペンなどをいい、玡出し
た溶融金属ず反応しお安定な衚面を圢成するもの
あるいは玡出した溶融金属ず化孊的に非反応性な
ものであればよい。特にその冷华液䞭で急冷华し
お断面が円圢で、均䞀な非晶質連続フむラメント
を埗るには、適切な冷华速床胜を有するものを遞
定するず同時に、冷华液及び液面が安定しお乱れ
ず、しかも人為的な撹拌によ぀お冷华速床をより
䞊昇させるこずができるものが望たしい。特に、
垞枩もしくは垞枩以䞋の氎又は金属塩などを溶解
した電解質氎溶液を甚いるこずが奜たしい。䞀般
に溶融金属を冷华液に接觊させお急冷する過皋は
だいたい぀の段階に分かれおいるず考えられお
いる。第段階では冷华液の蒞発膜が金属党䜓を
芆う期間で、冷华は蒞気膜を通しお攟射によ぀お
行なわれるので、冷华速床は比范的遅い。第段
階では蒞気膜が砎れ、激しい沞隰が連続的におこ
り、熱は䞻ずしお蒞発熱ずしお奪われるので冷华
速床はも぀ずも早い。第段階では沞隰が止たり
冷华は䌝導ず察流によ぀お行なわれるので、冷华
速床は再び小さくなる。すなわち、急速な冷华を
行なうためには、(ã‚€)第段階をできるだけ短くし
お、早く第段階に達するような冷华液を遞ぶこ
ず、(ロ)なるべく早く、人為的な手段によ぀お冷华
液又は冷华しようずする溶融金属をすみやかに動
かし、第段階の蒞発膜を砎壊し、早く第段階
の冷华に移らせるこずがも぀ずも有効である。そ
の䟋ずしお、匷烈に撹拌した氎の冷华速床は静
止氎に比べ玄倍になるこずで十分理解できる。
芁するに冷华速床を䞊昇するには、冷华液ずしお
沞隰点が高いこず、蒞発の朜熱が倧きく、その意
味からも冷华を早めるごずきものであるこず、蒞
気又は気泡の逞脱が早いために、流動性がよいこ
ずなどが必芁条件ずなる。もちろん、その他に安
䟡なこず、倉質しないこずなどの問題のあるこず
はいうにおよばない。しかも、人為的に早く第
段階の蒞気膜を砎壊させお、第段階の冷华に移
らせ、か぀冷华液及び冷华液面を垞に安定に保持
させるには、冷华液を回転䜓に含有せしめるこず
冷华速床を人為的にあげるには、比熱の倧なる冷
华液を甚いるこず、回転䜓の回転速床を速くする
こず、玡出ノズルより噎出される溶融金属の速床
を速くするこず、玡出した溶融金属の冷华液面に
察する導入角を倧きくするこず、玡出ノズルず冷
华液面ずの距離を近くするこずが望たしい。玡出
した溶融金属の冷华液面に察する導入角ずは玡出
した溶融金属が冷华液面に最初に接した点におけ
る接線ず玡出した溶融金属ずのなす角をいう。 次に本発明を図面によりさらに詳现に説明す
る。第図、第図及び第図は本発明の䞀実斜
態様を瀺す装眮で、第図及び第図は暪型装眮
の抂略図、第図は瞊型装眮の抂略図である。 は溶融玡糞すべき原料金属を入れるルツボ
でこのルツボは適圓な耐熱性物質、たずえば石
英ゞルコニア、アルミナ、窒化ホり゜などのセラ
ミツクよりなる。このルツボは、個以䞊の玡
出孔を有するノズルを有しおおり、金属フむラ
メントの所望の盎埄の倧きさに近い。材質は、ル
ツボず同様耐熱性物質からなり、石英、ゞルコ
ニア、アルミナ、窒化ホり玠などのセラミツク、
人工ルビヌ、サフアむダヌなどからな぀おいる。
は溶融玡出すべき原料金属を加熱溶融するた
めの加熱炉であり、は駆動モヌタヌによ぀お
回転する回転ドラムで、は回転遠心力により回
転ドラムの内偎に冷华液面を圢成する冷华液
である。はその冷华液を䟛絊及び排出する
ための管である。冷华液の皮類及びその枩床の
遞択は、溶融金属の熱容量に関係しお行なわ
れ、溶融金属の熱容量はその枩床、比熱、融解
朜熱及びその断面積に正比䟋しお増加する。した
が぀お、溶融金属の熱容量が倧きくなればなる
ほど冷华液をより冷たく、又はその比熱、密床、
蒞発熱及び熱䌝導率をより高くするこずが望たし
い。冷华液の他の望たしい性質は、溶融金属の
液媒䜓䞭での分裂を最小にするように䜎粘床、非
燃性か぀䜎䟡栌であるこずが奜たしい。その代衚
的な冷华液ずしおは、垞枩以䞋の氎が䜿甚され
る。しかし、䞀般に冷华速床を高くした方が高品
䜍の非晶質金属フむラメントが埗やすいため、垞
枩以䞋に冷华した電解氎溶液、たずえば10〜25
重量の塩化ナトリりム氎溶液、〜15重量の苛
性゜ヌダ氎溶液、10〜25重量の塩化マグネシり
ム氎溶液、50重量の塩化亜鉛氎溶液が奜たし
い。溶融金属ず冷华液面ずのなす導入角及び
回転ドラムの回転は任意の方向でよい。玡出ノ
ズルより噎射される溶融金属及び回転ドラム
の速床は、现線圢成性に倧きな圱響をおよが
し、回転ドラムの呚速床は、玡出ノズルより
噎出される溶融金属の速床ず同速又はそれ以䞊
にするこずが必芁である。特に回転ドラムの呚
速床を玡出ノズルより噎出される溶融金属の
速床よりも〜30速くするこずが奜たしい。た
た、回転ドラムの呚速床は100分以䞊が奜
たしい。この堎合に、回転ドラムの呚速床が玡
出ノズルより噎出される溶融金属の速床より
も遅いず連続したフむラメントは埗られ難く、短
い繊維状物か又は球状のシペツトしか埗られな
い。たた、フむラメントが埗られた堎合でも、曲
がりくね぀た長さ方向の倪さ斑の倧きい非垞に品
䜍の䜎いものしか埗られず、実甚ずしおの域に達
し埗ないものである。導入角の倧きさは10゜以䞊
が奜たしく、特に高融点合金の堎合には20゜以䞊
が奜たしい。たた、玡出ノズルず冷华液面ず
の距離は玡出した溶融金属が乱れ、砎断、切断
が生じない範囲でできるだけ近くするこずが奜た
しく、特に10mm以䞋が奜たしい。はルツボ
を支持しお䞊䞋に移動するための゚アピストンで
あり、はルツボを䞀定の速床で巊右に移動
し、冷华固化した金属フむラメントを回転ドラム
内壁に連続しお、芏則正しく巻取るための綟振
噚である。たた、第図は機構的には第図及び
第図の装眮を瞊型にした装眮を瀺すもので、利
点ずしおは冷华液の䟛絊、排出をする必芁がない
こず、非垞に䜎速回転でも均䞀な冷华液面が圢成
し埗るこずである。逆に、回転速床を倉えるず冷
华液面の角床が倉化する䜎速回転の堎合、点線
で図瀺した液面の方向に移動する。たた、冷华
液面に玡出した溶融金属を垂盎にするため玡出ノ
ズル郚を现工曲げるする必芁がある。は
回転ドラムに脱着可胜な遮匊板で、玡出巻取䞭
の状態をよく芳察できる透明板が奜たしい。原料
金属はたずルツボの送入口よりガス流䜓茞送
などにより導入され、加熱炉の䜍眮で加熱溶解
される。同時に駆動モヌタヌにより回転ドラム
を所定の回転速床にしお冷华液䟛絊管よ
り、冷华液を回転ドラムの内偎に䟛絊する。次
いで、綟振噚゚アピストンにより玡出ノ
ズルが冷华液面に察するごずく、第図、第
図に瀺す䜍眮に䞋降されるず同時に原料金属
にガス圧が加えられお、溶融金属が冷华液面
に向぀お導入される。ルツボ内郚は原料金属
の酞化を防ぐため、たえず䞍掻性ガスたずえ
ばアルゎンガスを送入し、䞍掻性雰囲気ずしおお
くものずする。冷华液面に導入された金属は噎
出方向ず回転ドラムの回転方向及び遠心力の合力
により冷华液の䞭を進み、冷华固化され、回転
ドラムの内壁もしくはすでに冷华固化した集積
金属フむラメントの内偎に、綟振噚によ
぀お芏枬正しく巻かれる。玡出終了埌は冷华液を
排出管の先端を冷华液䞭に挿入し冷华液を
排出する。回転ドラムを停止し、遮匊板を
取倖し、回転ドラム内壁に集積された断面が円
圢で高品䜍の非晶質金属フむラメントを埗る
こずができる。この圢䜓はこのたたで補品ずしお
盎接䜿甚できる。たた、䜿甚量に応じおこれを再
床小量に巻返すこずはもちろん可胜である。 本発明における断面が円圢な金属フむラメント
ずは、同䞀断面の最長軞盎埄Rmaxず最短軞盎埄
Rminの比RminRmaxが0.6以䞊の真円床のものをい う。 本発明によれば、容易にしかも経枈的な方法で
断面が円圢で、長さ方向の倪さ斑の小さい高品質
の非晶質金属フむラメントを埗るこずができ、埗
られたフむラメントが安䟡でか぀耐腐食性、匷靭
性、高透磁性を有し、電気及び電子郚品、耇合
材、繊維玠材などの各皮工業甚資材ずしお非垞に
有甚である。 次に本発明を実斜䟋により具䜓的に説明する。
なお、実斜䟋䞭の溶融合金の噎出速床は、倧気䞭
に䞀定の時間噎出しお集められた金属重量から枬
定し求めたものであり、フむラメントの長さ方向
の倪さ斑は10の詊料の䞭からランダムに10点の
線埄を枬定し、盎埄の最倧ず最小ずの差を平均盎
埄で割り、それを100倍しお求めたものである。
たた、非晶質圢成の確認は、埗られたフむラメン
トをFeKa照射を甚いた線回折で、結晶性に぀
いお怜査する方法にお調べたものである。 実斜䟋  第図及び第図に瀺した内埄500mmφの暪型
回転ドラムを有する装眮を甚い、Fe78原子、
Si10原子、B12原子よりなる合金をアルゎン
雰囲気䞭で1300℃で溶融し、盎埄0.20mmφの玡出
ノズルルビヌよりアルゎンガス1.5Kgcm2ケ
ヌゞ圧で溶融金属を噎出させお、深さ25mmの氎䞭
10℃に導いた。この時の溶融金属の噎出速床
は210分、回転ドラムの呚速床は250分、
導入角は90゜であ぀た。たた、玡出ノズルず冷华
液面ずの距離はmmに保持した。噎出した溶融金
属は冷华氎䞭で急速に冷华固化され぀぀、遠心力
により回転ドラムの内壁に連続しお集積された。 埗られた金属フむラメントの平均盎埄は0.16mm
φで、真空床は0.92であり、ほが真円に近い断面
圢状を有しおいた。長さ方向の倪さ斑は6.0で、
高品質の連続フむラメントであ぀た。この金属フ
むラメントは、結晶構造を有しおいない非晶質構
造である事が線回折の結果から確かめられた。 実斜䟋  Co70原子、Fe5原子、B10原子組成の合
金を、アルゎン雰囲気䞭で1250℃で溶融し、玡出
ノズル盎埄0.10mmφよりアルゎンガス2.5Kgcm2
ゲヌゞ圧で溶融金属を噎出させお、噎出速床300
分、回転ドラム速床365分、導入角45゜で
導いた以倖は、実斜䟋ず同様にしお金属フむラ
メントを補造した。埗られた金属フむラメントは
平均盎埄0.083mmφ、真円床0.90、長さ方向の倪
さ斑6.3の非晶構造の極现フむラメントであ぀
た。 実斜䟋  Pd77.5原子、Cu6原子、Si16.5原子なる
組成の合金を、アルゎンガス雰囲気䞭で900℃で
溶融し、玡出ノズル盎埄0.15mmφより、アルゎン
ガス圧3.0Kgcm2で、溶融金属を噎出させお、導
入角25゜で導いた以倖は実斜䟋ず同様にしお金
属フむラメントを補造した。 埗られた金属フむラメントは平均盎埄0.125mm
φ真円床0.94、長さ方向の倪さ斑5.2の非垞に
高品䜍の非晶質の金属フむラメントであ぀た。 実斜䟋  Fe81.5原子、P12.5原子、C6原子なる組
成の合金をアルゎン雰囲気䞭で1150℃で溶融し、
盎埄0.15mmφの玡出ルビヌノズルより、アルゎン
ガス2.5Kgcm2ゲヌゞ圧で、溶融金属を噎出速床
320分で噎出させお深さ20mmの−15℃に冷华
した濃床20塩化ナトリりム氎溶液䞭に導いた。
この時の回転ドラムの速床は365分、導入角
は75゜であ぀た。噎出した溶融金属は−15℃の冷
华塩化ナトリりム氎溶液䞭で急冷固化され぀぀遠
心力により回転ドラムの内壁に連続しお集積され
た。埗られた金属フむラメントは平均盎埄0.125
mmφ、真円床0.93、倪さ斑6.5であ぀た。この
金属フむラメントは非晶質であ぀た。 実斜䟋  Co70原子、Fe5原子、Si15原子、B10原
子なる組成の合金を䜿甚し、溶融枩床1200℃、
アルゎンガス圧3.0Kgcm2ゲヌゞ圧、噎出速床420
分、ドラム回転速床400分、玡出ノズル
孔埄0.15mmφ、導入角75゜、ノズルず冷华面の距
離mm、冷凝液℃の氎の条件で、実斜䟋の装
眮を甚いお補糞を詊みた。その結果、平均盎埄
0.14mmφ、真円床0.90、倪さ斑7.0の高品䜍の非晶
質金属フむラメントが連続しお埗られた。 実斜䟋〜10、比范䟋〜 Ni74原子、Si8原子、B17原子、Al1原
子なる組成の合金を溶融しお、玡出ノズル孔埄
0.20mmφ、導入角80゜、ノズルず冷华面の距離
mm、冷华液10℃の氎の条件で実斜䟋の装眮を甚
いお補糞を行な぀た。その際に、アルゎンガス圧
を調節しお、ノズルからの溶融金属の噎射速床を
衚―に瀺すように倉曎し、か぀ドラム回転速床
も衚―に瀺すように倉曎しお行な぀た。その結
果を衚―にたずめお瀺す。衚―からあきらか
なように実隓No.、、、、、、すなわ
ち回転速床が噎出速床ず同じか、それ以䞊速い条
件の堎合には、断面が円圢で、連続した非晶質の
金属フむラメントを埗る事ができ、特に速床比が
105〜130の条件䞋では、真円床、倪さ斑がきわ
めお良奜な高品䜍のフむラメントが埗られた。 䞀方、実隓No.、、、のごずく、回転速
床が噎出速床よりも遅い堎合には、連続したフむ
ラメントを埗る事ができず、曲りくね぀た短い繊
維状物であり、しかも極郚的には結晶化しおお
り、非垞に脆いものしか埗られなか぀た。この条
件䞋では、→のように噎出速床、回転速床を
党䜓に䞊げおも連続したフむラメントを埗るには
至らなか぀た。
【衚】 実斜䟋11〜15、比范䟋〜 Fe76.5原子、P12.5原子、C11原子なる
組成の合金をアルゎン雰囲気䞭で1170℃で溶融し
お玡出ノズル孔埄0.150mmφ、導入角60℃、ノズ
ルず冷华面ずの距離mm、冷华液10℃の氎の条件
で実斜䟋の装眮を甚いお補糞を行぀た。その
際、アルゎンガス圧を調節しおノズルからの溶融
金属の噎出速床を400分ず䞀定にし、ドラム
回転速床を衚―に瀺すように倉曎しお行぀た。 その結果を衚―に瀺す。 衚―にからも明らかなように実隓No.、、
、、すなわち、回転速床が噎出速床ず同じ
か、又はそれ以䞊速い条件の堎合には断面が円圢
で、長さ方向の倪さ斑の小さい高品質の非晶質金
属フむラメントを埗るこずができ、特に速床比が
105〜130の条件䞋では真円床、倪さ斑が極めお
良奜な高品質の連続したフむラメントが埗られ
た。 䞀方、実隓No.、、のごずく、回転速床が
噎出速床より遅い堎合には、曲がりくね぀た短い
短切状のフむラメントしか埗られず、しかも倪さ
斑が非垞に倧きいため、正確な線埄及び真円床の
枬定が困難で、特に倪い線埄郚のずころは郚分的
に結晶化しおいるため、非垞に靭性が䜎く、脆い
フむラメントであ぀た。
【衚】
【衚】  正確な枬定が困難
【図面の簡単な説明】
第図及び第図は本発明の䞀実斜態様を瀺す
暪型装眮の抂略図、第図は本発明の䞀実斜態様
を瀺す瞊型装眮の抂略図である。  溶融金属、 加熱炉、 回転ドラム、
 冷华氎、 冷华液面。

Claims (1)

  1. 【特蚱請求の範囲】  非晶質圢成胜を有する合金を玡出ノズルから
    冷华液を含有する回転䜓䞭に噎出しお冷华固化さ
    せた埌、該回転䜓の回転遠心力で該回転䜓の内壁
    に連続的に巻取るに際し、該回転䜓の呚速床を玡
    出ノズルから溶融金属が噎出される速床ず同速に
    するか、又はそれより速くさせるこずを特城ずす
    る断面が円圢な非晶質金属フむラメントの補造方
    法。  非晶質圢成胜を有する合金が鉄族元玠を䞻䜓
    ずする合金である特蚱請求の範囲第項蚘茉の補
    造方法。
JP5099880A 1980-04-17 1980-04-17 Preparation of metal filament Granted JPS56165016A (en)

Priority Applications (5)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5099880A JPS56165016A (en) 1980-04-17 1980-04-17 Preparation of metal filament
EP81301624A EP0039169B1 (en) 1980-04-17 1981-04-14 Amorphous metal filaments and process for producing the same
DE8181301624T DE3173283D1 (en) 1980-04-17 1981-04-14 Amorphous metal filaments and process for producing the same
US06/597,576 US4523626A (en) 1980-04-17 1984-04-09 Amorphous metal filaments and process for producing the same
US07/033,871 US4735864A (en) 1980-04-17 1987-04-02 Amorphous metal filaments and process for producing same

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5099880A JPS56165016A (en) 1980-04-17 1980-04-17 Preparation of metal filament

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS56165016A JPS56165016A (en) 1981-12-18
JPS649906B2 true JPS649906B2 (ja) 1989-02-20

Family

ID=12874450

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP5099880A Granted JPS56165016A (en) 1980-04-17 1980-04-17 Preparation of metal filament

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS56165016A (ja)

Families Citing this family (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS58119440A (ja) * 1982-01-08 1983-07-15 Takeshi Masumoto 金属现線の補造方法
JPS594948A (ja) * 1982-06-29 1984-01-11 Sumitomo Electric Ind Ltd 合金線の補造方法
JPS6059034A (ja) * 1983-09-13 1985-04-05 Takeshi Masumoto −Ζ系非晶質金属现線
JPS6375118A (ja) * 1986-09-09 1988-04-05 Itsuo Onaka 鉄系金属フむラメントおよびその補法
JPH0642981B2 (ja) * 1987-02-07 1994-06-08 株匏䌚瀟神戞補鋌所 金属现線の連続補造方法
JPH01180757A (ja) * 1987-12-28 1989-07-18 Toyobo Co Ltd 繊維状硬質磁性材料

Family Cites Families (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US3845805A (en) * 1972-11-14 1974-11-05 Allied Chem Liquid quenching of free jet spun metal filaments
JPS6038228B2 (ja) * 1978-11-10 1985-08-30 逾雄 倧䞭 金属现線の補造方法

Also Published As

Publication number Publication date
JPS56165016A (en) 1981-12-18

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH0113944B2 (ja)
US3845805A (en) Liquid quenching of free jet spun metal filaments
US4495691A (en) Process for the production of fine amorphous metallic wires
US4735864A (en) Amorphous metal filaments and process for producing same
US3838185A (en) Formation of filaments directly from molten material
US3881542A (en) Method of continuous casting metal filament on interior groove of chill roll
JPS5877750A (ja) 现長いたたは連続的な等方性の非晶質金属のストリツプ
JPS5942586B2 (ja) 金属の連続ストリップ補造装眮
US3881540A (en) Method of forming metallic filament cast on interior surface of inclined annular quench roll
US3939900A (en) Apparatus for continuous casting metal filament on interior of chill roll
JPS649906B2 (ja)
JPS6238066B2 (ja)
US3960200A (en) Apparatus for liquid quenching of free jet spun metal
JPH0260752B2 (ja)
JPS649909B2 (ja)
JPS649907B2 (ja)
JPS5964740A (ja) 非晶質金属フむラメント及びその補造方法
JPH0113945B2 (ja)
JPH0260751B2 (ja)
US4060430A (en) Production of filaments of hexagonal close-packed metals and alloys thereof
JPH0360907B2 (ja)
JPH0260750B2 (ja)
Rosen et al. Centrifuge melt spinning
JP3776069B2 (ja) マグネシりム急速凝固合金補品の補造方法
EP0183220A2 (en) Method of forming disordered filamentary materials