JPS649858B2 - - Google Patents

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JPS649858B2
JPS649858B2 JP55186351A JP18635180A JPS649858B2 JP S649858 B2 JPS649858 B2 JP S649858B2 JP 55186351 A JP55186351 A JP 55186351A JP 18635180 A JP18635180 A JP 18635180A JP S649858 B2 JPS649858 B2 JP S649858B2
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JP
Japan
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ray
subject
head
imaging
temporomandibular joint
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Application number
JP55186351A
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English (en)
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JPS57114133A (en
Inventor
Masaaki Myawaki
Yoshio Mitsumura
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Asahi Roentgen Industries Co Ltd
Original Assignee
Asahi Roentgen Industries Co Ltd
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Publication date
Application filed by Asahi Roentgen Industries Co Ltd filed Critical Asahi Roentgen Industries Co Ltd
Priority to JP55186351A priority Critical patent/JPS57114133A/ja
Publication of JPS57114133A publication Critical patent/JPS57114133A/ja
Publication of JPS649858B2 publication Critical patent/JPS649858B2/ja
Granted legal-status Critical Current

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    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61BDIAGNOSIS; SURGERY; IDENTIFICATION
    • A61B6/00Apparatus or devices for radiation diagnosis; Apparatus or devices for radiation diagnosis combined with radiation therapy equipment
    • A61B6/50Apparatus or devices for radiation diagnosis; Apparatus or devices for radiation diagnosis combined with radiation therapy equipment specially adapted for specific body parts; specially adapted for specific clinical applications
    • A61B6/501Apparatus or devices for radiation diagnosis; Apparatus or devices for radiation diagnosis combined with radiation therapy equipment specially adapted for specific body parts; specially adapted for specific clinical applications for diagnosis of the head, e.g. neuroimaging or craniography

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  • Health & Medical Sciences (AREA)
  • Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
  • Medical Informatics (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Optics & Photonics (AREA)
  • Biomedical Technology (AREA)
  • Oral & Maxillofacial Surgery (AREA)
  • Dentistry (AREA)
  • Biophysics (AREA)
  • High Energy & Nuclear Physics (AREA)
  • Neurosurgery (AREA)
  • Nuclear Medicine, Radiotherapy & Molecular Imaging (AREA)
  • Neurology (AREA)
  • Pathology (AREA)
  • Radiology & Medical Imaging (AREA)
  • Physics & Mathematics (AREA)
  • Heart & Thoracic Surgery (AREA)
  • Molecular Biology (AREA)
  • Surgery (AREA)
  • Animal Behavior & Ethology (AREA)
  • General Health & Medical Sciences (AREA)
  • Public Health (AREA)
  • Veterinary Medicine (AREA)
  • Radiography Using Non-Light Waves (AREA)
  • Apparatus For Radiation Diagnosis (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 この発明はシユーラ(Schiiller)法と称される
顎関節撮影法を行うX線撮影装置に関するもので
ある。
一般に顎関節規格X線撮影法としてのシユーラ
法は側面位ともいわれ被検者の両外耳孔を結ぶ水
平軸に対し30゜の俯角と後方から前方にたとえば
7゜の水平斜角とでX線を入射させ、その透視像に
よつて主として乳様突起、乳突蜂巣、外耳孔など
を観察し、顎関節の形態と機能および咬合関係の
診断に用いられるX線撮影法であるのは衆知のと
おりである。この撮影に用いられる従来の装置の
多くは1個のX線源とイヤーロツドを備えたヘツ
ドハンガーならびに1個のフイルムカセツテとを
アームの一端に吊下し、このアームを支柱に昇降
自在に支承させた簡単なものである。この装置は
患者を立位または坐位にて上記ヘツドハンガーの
1対のイヤーロツドによつてその顎頭部を位置づ
けし、X線源のX線入射角を上記の俯角を20〜
30゜の範囲内、同じく水平斜角を5〜12゜の範囲内
でそれぞれ一定角度に設定され、フイルムカセツ
テを鉛直に保持した側の顎関節を透視撮影する。
なお通常右または左側一方の顎関節についてその
中心位(咬合状態)と運動位(開口状態)のそれ
ぞれ2枚の写真をとるものである。上記の構成に
おいては左右両顎関節の撮影のため患者の向きを
180゜変更しなければならずその都度上記頭部位置
ぎめ調整の手間がかかるだけでなく、左右の位置
ぎめの差が生じ易く診断精度を低下させる欠点が
あるだけでなく水平斜角も任意に設定できない欠
点がある。これを解消するため一部の装置は2個
のX線源を設け、患者の両側面から撮影するよう
に工夫されているが上記水平軸に対する俯角を自
由に変えることが困難であり、また高価なX線管
ならびに高電圧発生器が2組要ることになり、装
置が高価となる欠点がある。
この発明は以上の現況に鑑みてなされたもので
従来の顎関節X線撮影装置の欠点や問題点を解決
するものである。すなわちX線源を患者頭部上方
で揺動反転させることでX線源を1個として患者
の向きを一定にしたまま左右両顎関節を連続的に
撮影するように構成するとともに左右からX線を
一定の俯角で入射するため患者の両外耳孔間距離
の個人差でX線放射中心軸と顎関節のずれるのを
補正するX線焦点位置修正手段を設けたものであ
る。この構成によつて慎重を要する頭顎部位置ぎ
め調整が1回ですみ、設定したX線入射角で患者
の個人差にかかわらず常に鮮明な良質の画質を有
する左右各2枚の顎関節写真が得られるものとな
る。また必要に応じ患者を固定状態のまま必要枚
数の顎関節写真が得られる。さらに上記X線焦点
位置修正手段を演算回路を設けて自動操作し、ま
た1対のフイルムカセツテのそれぞれの選択部位
撮影位置への移動をリレーモータならびにリミツ
トスイツチによつて遠隔操作することで患者一人
当りの撮影時間を迅速化し、高能率の装置の提供
を図るものである。
以下図面によつてこの発明の実施例を説明す
る。第1図はこの発明の顎関節X線撮影装置の装
置本体部の外観斜視図で、装置本体1は床面設置
または移動台車(図示せず)上に垂直に起立した
支柱2のガイド3A,3Bに摺動自在に係合し、
滑車4に架けられたワイヤ5に吊下され、支柱1
内部に同じくワイヤ5に吊下されたバランスウエ
イト(図示せず)によつて昇降自在に支承されて
いる。6は装置本体1を患者の位置ぎめに際し、
所望の位置に固定するロツクハンドルである。1
点鎖線で示した7は患者頭顎部、8は装置本体1
の中央に樹設した位置ぎめ桿、9は上記位置ぎめ
桿から押し出され患者後頭部7Bを支承するヘツ
ド当て、10A,10Bはヘツドホルダーで、そ
の先端部にイヤーロツド11A,11Bと透明部
材で作られた眼耳平面インジケータ12A,12
Bをそれぞれ固定されている。イヤーロツド11
A,11Bはこの装置の頭顎部位置ぎめの基準と
なる両外耳孔13を結ぶ水平軸Lhを設定するも
ので患者7の外耳孔13に挿入したのち、装置本
体右側面に設けたノブ14を回転させるとヘツド
ホルダー10A,10Bがc,d方向に相対的に
等速移動し、イヤーロツド11A,11Bを外耳
孔13にしつかり挿入される。この作用で患者の
顎頭部7はその正中矢状面(頭部中心線を含む断
面)を基準として左右それぞれ外耳孔への距離が
等しく位置ぎめされる。15A,15Bの長孔は
ホルダー支持部16A,16Bの移動のためのも
のである。ホルダ支持部16A,16Bは装置本
体内部のポテンシヨメータの接点を連動して上記
c,dまたはその反対方向の移動量をポテンシヨ
メータの電気信号として検出しうる構成としてあ
る。つぎに眼耳平面インジケータ12A,12B
による位置ぎめを第2図を併用して説明する。イ
ヤーロツド11A,11Bの上縁と眼窩口上縁の
最下点15を結ぶ(E−Y)直線を含む平面が眼
耳平面17であり、これをインジケータ12A,
12Bに描いた赤の細線18と合致するように上
記ヘツド当て9を装置本体1上面のノブ19によ
つて前後に微細に移動させる。この作用で頭部7
はイヤーロツド11A,11Bを支点として矢印
i方向に僅かに回転して上記水平軸Lhを含む平
面と眼耳平面17とが一致して位置ぎめが完了す
るのである。9のヘツド当てはその位置でロツク
される。以上がこの発明の要部の一つである頭部
固定手段である。20はX線源であるX線発生器
で、X線管球・高電圧変圧器などを内部に収容し
ており、21はX線照射筒である。22はX線発
生器支持アームで23の揺動桿の一端に固定され
ている。揺動桿23の下端は装置本体1内のほぼ
中央において可逆回転モータMAの回転軸に支承
される。第6図で説明するが、このMAモータの
可逆回転によつて揺動桿23は矢印eまたはf方
向に回転して第3図に示すように顎関節撮影位置
にX線管焦点を移動させる。第3図は揺動桿23
を時計方向(矢印e)に揺動させ、患者の右顎関
節を撮影するばあいの各部関係位置を示す図で、
第1図と同記号のものは説明を省く。前述の基準
水平軸Lhと直交する1点鎖線の鉛直線は患者頭
顎部7の正中矢状面FCを示す線、その交点をO
とし、このO点からイヤーロツド11Bの先端と
X線放射中心軸E1との交点をY1、さらにE1とFC
線の交点をP1とすればY1P1OはY1Oすなわち患
者個有の両外耳孔間距離2b1の1/2の長さを底辺
とし、X線入射角α゜は20〜30゜の範囲において任
意に設定でき、またbもたとえば50〜95mm可変に
しているが、今α゜=30゜と設定し、b1=80mmであ
つたとするとOP1=b1tanαで46.2mmとなる。つぎ
に別の患者を位置ぎめするとヘツドハンガー10
B1,10A1が点線の位置10B2,10A2に移動
したとする。今仮にb2=60mmであつたとし、X線
管焦点X1をそのままの位置でα=30゜で放射する
とX線放射中心軸E1が上方にずれ、照準点Y2
おける入射角αは30゜でなくなる。またX線フイ
ルム前面のマスクによる(D〓)たとえば80mm径
の有効照射野にも入らないこととなる。ここで
Y1OがY2Oに変化したときその距離b2をポテンシ
ヨメータの電気信号として検出し、既に設定され
ているX線入射角α=30゜も同様電気信号として
検出し(b2tanα)の演算回路でOP2=34.6mmを求
め上記OP1との差11.6mm=△l1.2として電気信号
で出力する。この信号によつて第5図で詳説する
が前記揺動桿23の回転中心軸すなわちモータ
MAをその鉛直線上において△l1.2だけ下降させる
のである。X線入射角α゜は30゜に限らず20〜30゜の
間で無段階に設定されるので上記演算は函数の級
数展開すなわちつぎの tanX=X+X3/3+2X5/15+17X7/315+… +22n(22n-1−1)B2o-1X2n-1/(2n)1+………(1
) (1)式のうち許容誤差を考慮し、tanX=X+X3/3 ……(2)だけを用いラヂアンを角度単位とし、X=
π/180dとすると交点OからそれぞれのX線放射中 心軸Eの交点までの高さlはつぎの(3)式にて求ま
る。ここでbは患者の両外耳孔間距離の1/2であ
る。
l=b(π/180d+(π/180d)3×1/3)
……(3) 上式を演算する級数展開演算回路を設けること
によつて任意の撮影角度α゜において患者の位置ぎ
めが完了した時点でX線焦点位置が自動的に定ま
り、X線発生器20が第1図の位置から直ちに所
定位置に移動するものとなる。なおX線放射中心
軸E1,E2…は両外耳孔を結ぶ水平軸Lhと垂直面
上でα゜を形成するものでなく、第4図の平面図に
示すようにX線焦点X1,X2…はその垂直面より
向う側に若干偏位しており、Lh軸に対してたと
えば7゜の水平面での偏角β゜によつてY1,Y2…点
において交叉しているのである。この水平偏角は
X線発生器20とその支持アーム22との取付固
定部にて自在に設定できる。以上がこの発明の要
部であるX線放射設定手段の実施例である。第1
図にもどつて10A,10Bのヘツドホルダーの
内部にX線しや蔽板24とキヤビネ判のX線フイ
ルムカセツテ25がそれぞれ収容されており、ヘ
ツドホルダーから前方に突設したガイドレール2
6A,26B上を摺動自在に移動するようにして
ある。すなわち第1図の状態は右顎関節運動位撮
影のばあいを示すもので右遮蔽板24Bがその全
長lF前進しそのX線照射孔27Bを第3図に示し
たたとえば80mmφで撮影部位に対向する位置に定
着する。右フイルムカセツテは最初(lF/2)だ
け前進して右顎関節の中心位を撮影し、つぎに図
のように全長lF前進し、運動位を撮影する。この
ためキヤビネ判のX線フイルムには80mm経の2枚
の映像がならんで撮影され中心位と運動位を比較
観察できるものとなる。つぎにX線発生器20を
反時計方向fに反転させ、第3図の逆の関係位置
に移動させると同時に24B,25Bはヘツドホ
ルダー10B内に後退収容され、入れ替りに左ヘ
ツドホルダ10A内から左X線遮蔽板24Aなら
びに左フイルムカセツテ25Aが上記同様前進し
て左顎関節の2枚の写真を撮影するのである。こ
れらの遮蔽板・フイルムカセツテの選択撮影部位
への前・退進は装置本体1内のモータML,MR
駆動源とし、第4図で示す撮影部位選択部の押ボ
タン、リレーならびにヘツドホルダー部に設けた
リミツトスイツチなどの電気回路によつて遠隔操
作される。第5図はこの装置の制御盤の外観斜視
図で、31は床上据置形筐体、32の盤面に各操
作ボタンならびに操作ノブが設けてある。33は
電源スイツチ、34は電源電圧計、35は管電圧
調整ノブ、36は管電流設定スイツチ、37は撮
影角度ノブで上記20〜30゜の入射俯角を任意に設
定する。38はX線ばく射時表示器、40は右顎
関節中心位LH選択ボタン(左右は装置に向つて
の方向をいう)、41はその運動位LF選択ボタン
で第1図のX線遮蔽板24Bとフイルムカセツテ
25Bの図示位置を選択するもの。39は左顎関
節中心位RH、42は同じくその運動位RFをそ
れぞれ選択するボタンである。これらの押ボタン
はスイツチと表示灯を内蔵しており、押せば点灯
してその状態を術者に確認させるものである。撮
影部位の選択がなされた43のREADYスイツチ
を押したのち制御盤31側面にある43PのX線
ばく射スイツチを押せば撮影ができる。44は上
記4部位の撮影が完了した際押すクリアボタン
で、この操作でX線発生器20は第1図の位置に
もどり、X線遮蔽板24A,24Bおよびフイル
ムカセツテ25A,25Bはすべてヘツドホルダ
10A,10B内に後退収容され、撮影開始前の
状態に復帰する。第6図はこの発明の装置の実施
例回路図で第1図の装置本体1内部と第4図の制
御盤内部との総合電気回路を示す。45は交流電
源、39〜42は第4図で説明した撮影部位選択
押ボタンスイツチ、44は上記クリア押ボタンス
イツチ、46〜49はそれぞれの表示ランプ、
R1〜R5はリレーコイル、MRは左側フイルムカセ
ツテ駆動モータ、MLはその右側のモータで矢印
は可逆回転を示し、反時計方向(矢印a)をフイ
ルムカセツテ前進、時計方向(矢印P)を後退と
する。50,53は左右フイルムカセツテが
(lF/2)前進したとき所定位置に停止させるリ
ミツトスイツチ、51,54は左右フイルムカセ
ツテが(lF)体進したとき停止させるリミツトス
イツチ、52,55はそれぞれ後退したときのリ
ミツトスイツチである。56,57は分相コンデ
ンサ接点R1〜R5は上記R1〜R5リレーのa接点
(常時開、作動時閉)、MAは第1図で説明した揺
動桿23を設定入射角α゜の位置に揺動させるモー
タで、時計方向e、反時計方向f(第1図参照)
に可逆回転する。58は揺動桿23が垂直(第1
図の状態)になつたときその回転を停止するリミ
ツトスイツチ、接点RAは撮影角度検出後作動す
るリレーRAのa接点1個とb接点(常時閉、作
動時開)3個である。59は分相コンデンサ、
MVは第1図で説明した揺動桿23の回転中心軸
(上記MAの回転軸)の鉛直方向位置昇降モータで
失印uはその上昇方向、矢印wは下降方向を示
す。60は分相コンデンサ、b接点Rcは前述し
た級数展開演算回路61の出力で作動するリレー
Rcの接点、62は上記揺動桿23の回転中心軸
上限位置でOFFするリミツトスイツチ、63は
MV回転中点灯している表示ランプである。64,
65は第5図で示した39〜42の押釦スイツチ
にて操作される回転の直流電源で中点Eをアース
することによつて66のポテンシヨメータをその
中心点で(±OV)、上部で(±enax)、下端で
(±enax)を発生させている。このためMAの回転
に点線gのように連動して揺動桿23が垂直の撮
影開始前のとき(e=OV)e方向に90゜揺動した
とき(+enax=+e90)、f方向に90゜で(+enax
+e90)が66の接点に現われX線入射俯角αを
検出する。67は上記制御盤の撮影角度設定ノブ
に連動するポテンシヨメータの接点、68はヘツ
ドホルダー10Bのαまたはα′方向の移動(手
動)と連動し、第3図で説明したbの距離を検出
するポテンシヨメータの接点、69は上記MV
ータと点線kのように連動してX線焦点の鉛直位
置を検出するポテンシヨメータの接点、70は差
動増幅器、71,72は比較増巾器、73,74
はトランジスタ、75,76はリレーRA,Rc
逆流防止ダイオードである。以上の構成で今第
1,2図の患者の右顎関節運動部位LF撮影のば
あいの各部の作用を説明する。67のポテンシヨ
メータは設定角(α=30゜)に対応する(+e〓)
を71の(+)側に入力する。一方MAモータは
a接点R3がONしてe方向に回転し、これに連動
して66の接点が下方に移動し66′に到る。こ
の接点にはe=0から変化して(+e90−e〓=+
e60)までの信号が検出され、差動増巾器70の
(−)側に入力される。この70の(+)側には
(+e90)が常に印加されているので、その偏差
(△E1)が(+ee〓)になるまで上記71の出力は
(△E2<0)であり73のトランジスタはOFFで
リレーRAは作動せずMAの回転をつづける。66
の検出信号が上記(+e60)になるとき、いいか
えると揺動桿が設定入射角(α=30゜)に達する
と70の出力は(△E1=+e〓)となり71の出力
は(△E2>0)となつて73をONしてリレーRA
をONするのでMAはその位置で停止する。また
上記70の出力(△E1)は、61の演算回路の
α端子に入力しており、この回路61の今一方の
入力端子bにはポテンシヨメータ68が検出する
患者個有のb対応のebが入力する。61の演算回
路は前述した函数の級数展開の(3)式の演算を行
い、その結果の信号elを比較器72の(+)側に
入力する。この72の(−)側にはモータMV
回転によつてX線焦点の鉛直位置の検出信号e′l
変化しながら入力されて、演算値elと比較され
る。この72の偏差出力(△E3)が(△E3>0)
になるとトランジスタ74がONし、リレーRc
ONにする。このためMVモータ回答のb接点Rc
が開いてモータを停止する。これがX線焦点位置
修正動作である。一方右側フイルムカセツテ25
BはMLモータがその回路のa接点R3がONして
矢印a方向に回転してフイルムカセツテを前進さ
せ、リミツトスイツチ51にて停止する。これが
上記したカセツテの全長lF前進した第1図の位置
である。このようにして術者が頭部7を位置ぎめ
したのち制御盤上で撮影角度αと撮影部位4ケ所
の任意の設定操作によつて装置はそのX線放射設
定ならびにフイルム位置の移動を自動的に行い、
X線源の所定位置に停止したとき、X線ばく射ス
イツチを押せばよいのである。
以上がこの発明の一実施例装置の構成とその作
用であるが、この発明は図示や説明に限定される
ものではなく、たとえばX線焦点修正手段も演算
回路を用いる自動方式でなく、患者の両外耳孔間
距離をヘツドホルダーの移動量を目盛で読取つて
別に用意した入射角と修正量の換算表から手動操
作で焦点位置を上下に調整する手動式でもこの発
明のはんい内である。またフイルムカセツテの撮
影部位への設定手段も必ずしも自動式に限定する
ものではなく、手動で設定する装置も同じくこの
発明のはんい内であることはいうまでもない。上
記のような手動操作式の装置は撮影時間は若干長
くかかるがモータ・ポテンシヨメータ・リレーな
どの電気部品が少なくなり装置が簡素小形化でき
廉価となり、しかも従来装置の欠点を十分解決す
るものである。
この発明は以上のように構成されているので、
従来の顎関節X線撮影装置の欠点や問題点を解決
するものである。すなわち高価なX線発生器を1
個とし、これを左右に揺動反転させることで手間
のかかる患者頭顎部位置ぎめ調整を1回ですませ
患者の両外耳孔間距離の個人差に手動または自動
的に補正することによつて一般に困難とされてい
るシユーラ法による規格撮影を容易な操作できわ
めて迅速にしかも良好な画質で診断精度の高い写
真が得られる便宜な装置を提供しえたものであ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明の実施例装置の装置本体部の
構成を説明する外観斜視図、第2図は患者頭顎部
位置ぎめ調整の説明図、第3図はこの発明の装置
におけるX線放射設定手段とX線焦点位置修正手
段を説明する図、第4図はX線入射角の後方から
前方への水平斜角βを説明する図、第5図はこの
発明の実施例装置の制御盤の外観斜視図、第6図
は同じく実施例装置の電気回路図である。 J……被検者の顎関節、1……装置本体、2…
…支柱、7……被検者の頭顎部、7B……後頭
部、8……位置ぎめ桿、9……ヘツド当て、10
A,10B……ヘツドホルダー、11A,11B
……イヤーロツド、13……被検者の外耳孔、
Lh……両外耳孔間を結ぶ水平軸、2b(2b1)(2
b2)……両外耳孔間距離、14……ヘツドホルダ
ー位置調整ノブ、19……ヘツド当て位置調整ノ
ブ、20……X線源、23……揺動桿、X……X
線焦点、LP……X線焦点位置の鉛直線、E(E1
E2…)……X線放射中心軸、α゜……X線入射俯
角、β゜……後方より前方への水平斜角、Fc……被
検者の正中矢状面、l(l1,l2…)……btanαに対
応する距離、Y1,Y2……水平軸LhとX線放射中
心軸Eとの交点(イヤーロツドの先端)、37…
…X線入射俯角αの設定ノブ、R1〜R5……リレ
ー、ML,MR……左右1対のフイルムカセツテ駆
動モータ、±e〓……X線入射俯角の角度に対応す
る電気信号、eb……両外耳孔間距離の1/2(b)に対
応する電気信号。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 揺動自在に軸支される揺動桿23の一端にX
    線源20を支承し、このX線源の放射中心軸Eを
    被検者の両外耳孔13を結ぶ水平軸Lhに対して
    俯角α20ないし30゜の範囲において一定角度傾けて
    設定し、このX線源の撮影時の位置を被検者の左
    右顎関節Jに対向する位置に被検頭部をまたいで
    切換え的に反転移動させるようにしたことを特徴
    とする顎関節X線撮影装置。 2 被検者の両外耳孔間距離2bを検出し、この
    距離に応じてX線源揺動中心軸をその鉛直線上に
    おいて上下に移動させ、撮影部位照準点における
    X線入射俯角を一定にするようにしてなる特許請
    求の範囲第1項記載の顎関節X線撮影装置。 3 1対のX線フイルムカセツテを被検者の顎関
    節の左・右ならびにその中心位・運動位に対応し
    て移動するようにしてなる特許請求の範囲第1項
    または第2項記載の顎関節X線撮影装置。
JP55186351A 1980-12-30 1980-12-30 X-ray photographing device of chin joint Granted JPS57114133A (en)

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JP55186351A JPS57114133A (en) 1980-12-30 1980-12-30 X-ray photographing device of chin joint

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