JPS649783B2 - - Google Patents

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JPS649783B2
JPS649783B2 JP60083576A JP8357685A JPS649783B2 JP S649783 B2 JPS649783 B2 JP S649783B2 JP 60083576 A JP60083576 A JP 60083576A JP 8357685 A JP8357685 A JP 8357685A JP S649783 B2 JPS649783 B2 JP S649783B2
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JP
Japan
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modem
test
central
signal
remote
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JP60083576A
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JPS62142434A (ja
Inventor
Harorudo Rozuberii Aasaa
Toruuman Girubaato Jadoson
Chaaruzu Okonaa Donarudo
Ashuton Nyuurando Guranto
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
RAAKARU DEETA KOMYUNIKEESHONZU Inc
Original Assignee
RAAKARU DEETA KOMYUNIKEESHONZU Inc
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Filing date
Publication date
Application filed by RAAKARU DEETA KOMYUNIKEESHONZU Inc filed Critical RAAKARU DEETA KOMYUNIKEESHONZU Inc
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Publication of JPS649783B2 publication Critical patent/JPS649783B2/ja
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    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04LTRANSMISSION OF DIGITAL INFORMATION, e.g. TELEGRAPHIC COMMUNICATION
    • H04L1/00Arrangements for detecting or preventing errors in the information received
    • H04L1/24Testing correct operation

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Computer Networks & Wireless Communication (AREA)
  • Signal Processing (AREA)
  • Maintenance And Management Of Digital Transmission (AREA)
  • Data Exchanges In Wide-Area Networks (AREA)
  • Selective Calling Equipment (AREA)
  • Test And Diagnosis Of Digital Computers (AREA)
  • Communication Control (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は自動ネツトワーク診断装置に係り特
に、中央及び他方に設置された複数のデータモデ
ムを、中央地より、自動的にテストしてこれらを
制御する装置に係る。
発明が解決しようとする問題点 分散したデータ処理方式、特に中央の情報処理
装置と他方の情報処理装置及びこれらに関連する
データモデムとの間の電話データ通信に適用され
る方式の複雑化が増すにつれて、データモデムの
テスト、制御の必要性が増大した。現在の及び既
提案の方式の複雑化は、分散した複数の場所にあ
るモデムとの迅速な通信機能を要求する。また、
一つの故障したモデムの存在によりネツトワーク
中での他の多数のモデムによる通信も中断するこ
とになるため、モデムの故障は非常に致命的なこ
とになる。また、短時間の通信機能の故障も分散
した処理方式にとつては多額の損失となるため、
分散方式においてモデムを自動的に制御して時間
的損失を最小とする必要性が生じてきた。こゝ
で、能率的で且つ効果的な動作を行なうために
は、警報信号を中央制御装置に発信してネツトワ
ークの再構成を行ない、種々の故障状態に応じて
必要な動作を制御する機能を有するモデムを設置
することが望ましい。迅速さと信頼性との両者に
対しては、本方式の装置が出来るだけ多くの上記
の複数の機能を自動的に行なうことが望ましい。
そこで、本発明は、分散して設置してあるモデ
ムをモニタし、テストして制御する改良した方法
及び装置を提供することを目的とする。
本発明の別の目的は、モデム設置場所にあるテ
スト・制御装置が、対応するモデムの動作の異常
を自律的に検知して、この異常を示すメイデイ
(救急)信号を発して中央のシステム制御装置に
送るモデムテスト方式を提供することを目的とす
る。
本発明の更に他の目的は、中央テスト装置より
の信号に応じて、モデム設置場所でのネツトワー
ク制御機能を行なう回路網を提供することを目的
とする。
本発明の更に別の目的は、約10000台程度の数
のモデムを使つた大規模な方式に対する診断及び
制御を行ないうる方式を提供することを目的とす
る。
問題点を解決するための手段 上記各目的は、中央のシステム制御装置よりの
指令に応じて動作するテスト・制御装置を各モデ
ム毎に設けることにより達成される。このテス
ト・制御装置はモデムの種々のパラメータをモニ
タし、システム制御装置よりのテスト指令に応じ
て、各パラメータについて検査を行ない、種々の
状況報告をシステム制御装置に送り返す。システ
ム制御装置は、モデム即ちネツトワークの動作を
中断させることなく、モデム状況についてのネツ
トワークの全ての一次及び二次欠落を自動的に走
査する。
作用及び効果 テスト・制御装置は、自律的にモデムの異常動
作又は故障を示すパラメータをも検知して、「メ
イデイ」警報信号を中央のシステム制御装置に送
る。
中央に設置されているシステム制御装置、すな
わちプロセツサは、二次チヤンネルを通して、各
モデムのテスト・制御装置、すなわち小型プロセ
ツサにアドレスする。小型プロセツサのテスト・
制御装置は指令に応答して種々のモデムテストを
行ない、種々の警報状態をモニタし、中央処理装
置へ逆に転送するため、状況報告及び警報救急信
号のデータをフオーマツトする。この方式によれ
ば、大規模なモデム通信網に対して、種々のテス
ト・モニタ、及び通信網制御動作を行なうことが
出来る。
すなわち、本発明は中央モデムと、少なくとも
通常のデータ伝送用の一次チヤンネルと警報信号
伝送用の二次チヤンネルを有する伝送手段によ
り、該中央モデムと通信する少なくても一つの遠
隔モデムと、該中央モデムに接続され、該中央モ
デム及び遠隔モデムを制御するシステム制御手段
と、該遠隔モデムと協働するよう接続され、シス
テム制御手段から独立して、自律的に該遠隔モデ
ムの動作状態をモニタし、該遠隔モデムに所定の
異常状態が発生すると警報信号を発生し、該二次
チヤンネルを介して該中央モデムに送信する遠隔
テスト制御装置と、該中央モデムと協働するよう
接続され、システム制御手段から独立して自律的
に該中央モデムの動作状態をモニタし、該中央モ
デムに所定の異常状態が発生すると警報信号を発
生し、システム制御手段に送信する一方、該遠隔
テスト・制御装置から該中央モデムに送られて来
た警報信号もシステム制御手段に送信する中央テ
スト・制御装置から成ることを特徴とするモデム
診断装置を提案するものである。
本発明によれば、テスト・制御装置は、指令に
応答して、これに関連するモデムの動作を制御す
ることも出来る。ネツトワーク構成に対する制御
も行ないうる。本発明の方式は、多段ネツトワー
クに適用しうる。
本発明の望ましい実施例での警報の特性には流
れ(streaming)状態及び受信回線の故障を検知
する機能を含む。また、本実施例により、モデム
での停電に対処する有効な方法も提供される。
また、本発明実施例の他の利点は、ダイヤルバ
ツクアツプ回線を「ホールド」状態に保つた
まゝ、供用(dedicated)回線の検査を自動的に
行ないうることである。供用回線が動作しない場
合には、救急警報が発生し、制御装置によりモデ
ムが自動的にダイヤル回線に切り換えられる。他
のネツトワーク制御機能としては、モデムの一次
側発信器をスケルチする機能、及びモデムへの電
力供給を断たせる機能があり、これらにより、ネ
ツトワークの構成を確保しうると共に、停電検知
装置が正常に動作する。別の利点は、後述の如く
機能が遠隔地において自律的に、つまり中央制御
装置又は操作者の介在なしに行われることにあ
る。
実施例 実に、本発明の実施例及び上記の要約した発明
の動作を行なうモードについて、図面と共に説明
する。
第1図aはモデムに対する遠隔検査機能を有す
る本発明実施例での方式の一部を機能ブロツクと
して示す。この種のモデムは、例えば、4本の回
線で制御される搬送波多点式ネツトワーク又は連
続した搬送波を使用しての点と点との間でのデー
タ通信ネツトワークである。テストは、システム
制御装置15により中央モデム11及び遠隔モデ
ム13のようなシステムモデムに送られる指令に
従つて行なわれる。こゝで、システム制御装置1
5はDEC PDP―11のようなプログラムされた
小型コンピユータである。遠隔モデム13の検査
及び制御は、遠隔テスト・制御装置17の制御に
より行なわれる。このテスト・制御装置17は、
中央モデム11により二次(補助)チヤンネルを
通して送信された指令を受信する。尚、一次チヤ
ンネルは、本来のデータを送信するために用いら
れる。一次チヤンネル、二次チヤンネルは、時分
割、または、異なつた周波数、異なつた振巾等で
送信することにより、同一電線を用いることが可
能である。言うまでもなく、複数の送電線を用い
てもよい。また、中央モデム11は上記17に似
た中央テスト・制御装置17′を内蔵している。
第1図bに示すように、遠隔テスト・制御装置
17は二次送受信器19、制御装置21、及びモ
ニタ回路網23を有する。第1図aの中央テス
ト・制御装置17′も同様な構成を有しているの
で、その説明は省略する。後述するように、テス
ト・制御装置17は、例えば、フエアチヤイルド
F8 CPU及びPSUのマイクロプロセツサの周りに
配置される。テスト・制御装置17はシステム制
御装置15よりのアドレス及び指令をデコード
し、アドレスのあつた場合に所定のテストを行な
い、テスト結果をまとめて、これをシステム制御
装置15に逆に送信する。こゝで、いくつかの検
査はネツトワークの正常な動作を妨げずに行なわ
れるが、他のテストに際しては、ネツトワークの
一部が一時的に遮断される。
テスト・制御装置17は、制御装置15により
開始されるいくつかのテストに応答する他に、自
律的にモデム13中の異常な状態を検知して、適
当な警報メツセージをシステム制御装置15へ送
り返えす。このシステム制御装置15は所定のテ
スト・制御装置17をアドレスする機能を有して
いるため、本実施例はダイヤルバツクアツプ等の
ネツトワーク制御動作を行なうことが出来る。
また、本実施例において、二次チヤンネル25
は、例えば、毎秒75ビツトの比較的低データ速度
で、非同期的に動作する。従つて、二次チヤンネ
ルで送られるデータは、一次チヤンネルで送られ
るデータより信頼性が高い。二次送受信装置19
での変調方式は、変調信号がデイジタル信号であ
る周波数偏移変調方式(FSK)である。またデ
ータを符号化するに使う信号音は、392Hz及び447
Hzであり、こゝでスペース周波数が392Hz、マー
ク周波数が447Hzであるモデムの二次チヤンネル
は、一次チヤンネルの場合よりも5dB低いレベル
で信号を伝送する。信号音としては、392Hz及び
447Hz以外の周波数の信号音も同じく使用しうる。
本実施例の方式の構成を第2図に示す。図示の
如く、システム中央制御装置15は複数のポート
1,2,3,…Nを有する。1台乃至254台のモ
デムがポート1〜Nの夫々のポートと関連的に設
けてある。また各中央ポート1〜Nは夫々中央モ
デム11とつながつてあり、各中央モデム11は
4本のワイヤよりなるマルチドロツプ回線27を
介して多数の遠隔地モデム13と接続してある。
これらのモデム13は通常は同期動作方式である
が、非同期方式のものでもよい。1番から254番
のモデムは中央又は遠隔地に配置される。
図面中、一つのモデム13が遠隔制御装置29
とデイジタル混合器31と接続してあり、これら
が他の複数のモデム33,35と接続してある。
モデム33,35は通常、非同期型であり、遠隔
制御装置29により同期モデム13より分断され
ている。中央第二段モデム33は、4―ワイヤマ
ルチドロツプ回線34を介して、遠隔第二段モデ
ム35と接続してある。デイジタル混合器31は
オアゲートとして動作して、制御装置29を迂回
する二次テレメトリチヤンネルを形成する。代表
例として、モデム13は毎秒当り2400ビツトの同
期型であり、モデム33,35は夫々毎秒当り
1200ビツトの非同期型である。なお、毎秒当り
2400ビツトにセツトとした同期型モデムを制御装
置29の後段に設けてもよい。遠隔制御装置29
は、標準型の制御装置であり、バンクで使用され
てモデム33,35の複数の端子とモデムの複数
の端子との間の通信を緩衝させる。
こゝで、通信を容易にするために、各モデム1
3,33,11,35は夫々特異のアドレスを有
している。各中央モデム11のテスト・制御装置
17は、中央制御装置15からのデイジタルフオ
ーマツトでのテスト及びネツトワーク指令を受信
する。中央モデム11がアドレスされた場合に
は、適当な応答が非同期データ流れにより中央制
御装置15に逆に送信される。各中央モデム11
は再生機能を行ない、制御指令を遠隔地に送り出
す。システム制御装置15より発せられ中央モデ
ム11により受信されたデイジタルデータは、変
調信号として中央モデム11のFSK第2チヤン
ネル送信器19へ供給される。この送信器19は
電話回線を介して遠隔モデム13に伝送するため
に、システム制御指令信号を適当なアナログフオ
ーマツトに置き換える。中央モデム11も遠隔モ
デム13より電話回線を介して送られるアナログ
形態のFSK信号を受信する。中央モデム11内
の第2の受信器19はアナログ信号を復調して、
非同期ビツト流れをFSKチヤンネルデータ速度、
例えば毎秒75ビツトでシステム制御装置15へ送
り出す。こゝで、中央テスト・制御装置17はシ
ステム制御装置15よりの指令を受信するだけで
あるため、それ自身のアドレスに対するビツト流
れをモニタしない。
遠隔モデム13のテスト・制御装置17は、中
央モデム11からのアナログフオーマツト形態で
の指令を受信する。テスト指令・制御装置17の
アドレス指令デコード論理回路が、受信装置19
内のFSK復調器よりの指令を受信する。所定の
遠隔モデム13がアドレスされると、これは、シ
ステム制御装置よりの指令に対する応答を非同期
データ流れの中に形成する。このデータ流れは送
信装置19内のFSK復調器に供給され、こゝで
中央モデム11に送り返えすためにアナログフオ
ーマツトに変換される。
テスト・制御装置17は混合器31により形成
されるデイジタルインターフエースを介して供給
される信号に対する再生機能を有する。混合器3
1に接続されているモデム13内のテスト・制御
装置17は、システム制御装置15よりのアナロ
グフオーマツト形態の指令を復調し、この指令を
例えば毎秒75ビツトのデイジタルデータ流れに変
換する。このデータ流れが一の非同期モデム33
にアドレスされると、デイジタル混合器31は上
記データ流れを全部の互いに関連する非同期モデ
ム33の二次チヤンネル入力リードに送る。ま
た、複数の非同期モデム33の一つがアドレスさ
れ応答をシステム制御装置15に送り返えさなけ
ればならない場合には、伝送に必要な再生機能
が、同期高速モデム13で動作する。この機能を
果たすために、混合器31(ORゲート)は全部
の非同期型モデムより二次チヤンネル受信データ
を供給され、データをデイジタルフオーマツトの
形態で同期モデム13の二次伝送データ入力端子
に供給する。このデイジタルデータ流れ、例えば
毎秒75ビツトは、システム中央制御装置15へ戻
すため、モデム13のテスト・制御装置17中の
FSK変調器に供給される。
本実施例の動作についてみるに、中央同期モデ
ム11はその二次チヤンネルについては連続した
放送モードとされている。システム中央制御装置
15が動作していないとき、マーク状態に対応す
る390Hz信号音が送信されている。このマーク状
態に応じて、各遠隔モデム13の二次DCD(デー
タ搬送波検知)回線は動作状態となる。またマー
ク状態に応じて、各モード13の二次チヤンネル
送信装置が制御された搬送モードに設定される。
各同期モデム13,19の上記二次チヤンネル遠
隔送信装置は、以下のいずれかの状態となつた際
に、動作可能となる。即ち、(1)遠隔モデムが中央
制御装置15によりアドレスされて、状態即ち、
検査結果に応答しなければならないとき、(2)遠隔
モデムが警報メツセージを中央制御装置へ送り返
えす必要があるとき、及び(3)関連する非同期モデ
ム33よりの二次DCDがオンとなり、ネツトワ
ークの非同期部より情報を中央に送り戻す必要性
を示しているとき、である。
通常、全ての非同期中央モデム33は夫々の二
次チヤンネルに対して放送モードにあり、全ての
遠隔非同期モデム35は夫々の二次チヤンネルに
対して制御された搬送モードとされている。この
ようにするために、非同期モデムよりの二次
DCDはゲート31によりオアゲートされ、同期
遠隔モデム13に加えられ二次RTS(送り出し要
求)として作用する。こゝで、各中央非同期モデ
ム33の二次チヤンネルは連続した搬送モードと
されているので、上記のような逆方向の接続は必
要ではない。
又、上記実施例においては、一般的な三つのモ
ード動作を行なう。即ち、テスト・制御装置17
がシステム制御装置15よりの指令に応じて状況
報告・検査動作を行なうテストモード;テスト・
制御装置がある異常な機能をモニタして警報又は
救急メツセージをシステム制御装置に逆に供給す
るモニタ機能;及びネツトワーク制御機能の動作
である。上記各動作を以下詳細に説明する。
全てのテストモードは遠隔的に開始されて、シ
ステム制御装置15よりの指令により終了する。
勿論、システム制御装置は、テストを所望の組み
合せで行なうための、種々の指令シーケンスを出
力することもできる。これらのテストモードは、
種々の状況チエツクから実際の試験運転に到るも
のである。第3図に示すように、受信した検査指
令のフオーマツトは、同期語(ASCII抹消字)、
同期語、アドレス語1、アドレス語2、指令後、
及びブロツクチエツク字を含む6文字シーケンス
である。各語は、長さ的には11ビツトであり、そ
の内訳は、1つのスタートビツト(論理0)、7
つの情報ビツト、1つの偶数パリテイビツト、2
つの停止ビツト(論理1)である。
7ビツト抹消字DELは全て1よりなり、これ
により受信装置が非同期データに同期する。
こゝで、ビツトT0が論理0(ゼロ)である場合
には、メツセージはシステム制御装置15よりの
指令信号である。またビツトT0が論理1である
場合には、メツセージはテスト・制御装置17よ
りの了解信号である。ブロツクチエツク字は、二
つのアドレス字及び指令字の各ビツト位置につい
て排他的論理和を計算することにより得られた縦
偶数パリテイ値を有する。例えば、ブロツクチエ
ツク字の最初のビツトは、A0,A4及びC0につい
ての偶数パリテイを計算して得た値である。テス
ト・制御装置17よりの応答信号は、最初の
DELETE字がMARK字(11ビツト全部が論理
1)により置換されていることを除いて、中央制
御装置15よりの指令信号と同じフオーマツトを
有する。この応答信号は一つのシヨツトとして送
信される。また後述するように、指令語は1つ又
は3つの情報語により置き換えられる。救急信号
及びコンサイス状態は1つの情報語を必要とし、
エクステンド状態及び誤計数は3つの情報語を必
要とする。
テスト・制御装置17は、次の条件が満足され
た場合には、システム制御装置15よりの指令に
応じて動作する。この条件とは、、(1)1つの
DELETE字が検知され、(2)アドレスデコーダが
得られ、(3)ブロツクチエツク字が正しいことであ
る。
殆どの指令信号に対しては、テスト・制御装置
17は了解信号をシステム制御装置15に送り返
えす。この了解信号は、元の指令信号のエコー
(反響)であり、アドレス語1に変わつた一つの
制御ビツトT0よりなる。反響されない指令信号
は、スケルチ一次送信装置、擬似停電、アナログ
ループ、及びテスト・制御装置よりの応答を要す
る全ての指令である。
所定のテスト・制御装置17は、それ自体のア
ドレス信号に応答する他に、グループアドレス信
号(全部零で表わされる)に応答する機能を有す
る。このグループアドレス信号は各モデムの所定
のポートをアドレスする。如何なる指令信号をも
使用しうる。
正常復帰(RTN)により、今までのテスト又
は救急モードが解除され、全ての救急メツセージ
の送信が停止する。更には、テスト・制御装置1
7内の全部の記憶レジスタがセツトされ、これに
関連するモデム及びこのテストチヤンネルが正常
動作に戻される。また上記RTNにより現存の
RSI状態を解除する。しかし、警報状態が持続す
る場合には、制御装置は再度別の救急信号を送信
する。
また正常記憶・抑止(RSI)指示への復帰によ
り、現在のテストモードが解除され、全ての救急
メツセージの送信は停止し、モデムが正常動作に
復帰する。しかし、特定の救急信号については、
例外として存在する。なお、警報状態が持続する
場合においても、RSIは、これがRTN指令信号
によりリセツトされるまで、救急信号の送信を停
止する。RSIは中央制御装置15により使用され
て、中央制御装置が問題個所を隔離すべく診断を
開始する以前に、救急メツセージネツトワークを
解除する。RSIは、また、救急信号が二つ又はそ
れ以上の場所から同時に送信される状況において
使用される。救急信号が同時に生ずることは、中
央制御装置において連続したパリテイ及びフレー
ミングエラーを有する非干渉データ流れを受信す
ることになる。制御装置は次いでグループアドレ
ス信号を有するRSIを回線上の全てのモデムに送
信する。これにより、全ての救急メツセージは抑
止されるも、その存在は記憶される。制御装置は
上記回線上の各モデムを選択的にダンプ記憶救急
指令(DSM)でアドレスし得、これにより、先
に同時に起こつた全部の警報状態が再現される。
次に上記指令フオーマツトと併せて行なわれる
種々のテストモードについて説明する。テストモ
ードには、コンサイスとエクスバンドとの二つの
状態チエツクの形式がある。また、テスト機能に
は、自己テスト、エンドツーエンドテスト、テス
トパターンを有するアナログループ、テストパタ
ーンを有するデジタルループ、アナログループ、
及びデジタルループがある。
状態モニタモードの第1番目はコンサイス状態
モニタである。このモードにおいて、中央制御装
置15は、各モデムに順次伝送コンサイス状態
(TCS)指令信号をアドレスしつゝ、システムの
うちの一群のモデム又は全部のモデムを走査す
る。これに応じて、各モデムは、順次、コンサイ
ス状態語をシステム制御装置15に逆に送り返
す。コンサイス状態語は第4図に示すフオーマツ
トを有する。コンサイス状態語は次の情報を有す
る。
(A) DCD―オン/オフ(遠隔)又は RTS―オン/オフ(中央) (B) DSR―オン/オフ (C) DTE電源―オン/オフ。データ端末装置よ
りのRTSリードの電圧値は継続的にモニタさ
れる。取扱書RS232Cは、DTEインターフエー
スリードの電圧は+3V〜+25Vの間、又は−
3V〜−25Vの間の電圧とすべきであると述べ
ている。モニタ回路が−3V〜+3Vの間の電圧
を検知すると、状態モニタ装置はこのパラメー
タに対してはオフ状態となつて、開回路とな
る。
(D) 地方又は遠隔的に開始されるアナログ又はデ
ジタルループのモデム―YES/NO (E) 中央又は遠隔地のモデム (多点) RTS―オン・オフ(遠隔)、DCD―オン・オフ
(中央) [点から点へ] (F) 論理1はモデムがダイヤル回線に接続される
ことを意味し、論理0はモデムが供用回線に接
続されることを意味する。
(G) 信号質―オン・オフ。オン状態は、一次チヤ
ンネルにエラーの存在する可能性が低いこと
(良質)又は信号質リードがチエツクされると
きにDCDがオフであることに対応し、オフ状
態はDCDがオンで信号質が不許容である場合
に対応する。
本実施例において、制御装置は状況返答を評価
しない。状況モニタの第2番目の型式はエクスバ
ンド状況である。エクスバンドモードにおいて、
システム制御装置15はダンプモデム状況
(DMS)指令信号を送信する。テスト・制御装置
17がこの指令信号を受信すると、三つの諸状況
メツセージを送信することになる。第1の状況語
はコンサイス状況モードの場合の語と同じであ
る。第2の語及び第3の語のフオーマツトは次の
通りである。
状況語 2 ビツト0―DCD(中央)又はRTS(遠隔)―現在
の状態[多点]、論理0(点と点) ビツト1―受信クロツク―転移はモデムのデータ
速度で起こる。
ビツト2―転移データー現在の状態。
ビツト3―受信データー現在の状態。
ビツト4―CTS―現在の状態。
ビツト5―転移クロツク―転移は少なくともモデ
ムのデータ速度で起こる。
ビツト6―デジタルループ―モデムは地方又は遠
隔デジタルループモード。
ビツト7―パリテイ。
状況語 3 ビツト0―DCD転移(中央多ポート)―少なく
とも一つ。
最後のDMS指令の後、一の転移が起こる。
RTS転移(遠隔多ポイント)一点と点と
に対しては論理0 ビツト1―使用しない。
ビツト2―データ転移送信。
ビツト3―データ転移受信。
ビツト4―CTS転移。
ビツト5―モデムタイプ。
ビツト6―モデムタイプ。
ビツト7―パリテイ。
動作可能性のある第1のモードは自己テストモ
ードである。このテストは中央又は遠隔モデムに
ついて行ないうる。自己テストモードとされる
と、モデムの送信出力端子がその入力端子と接続
される。モデムの内部RTSがオンとなる。擬似
ランダムパテストターン発生器が変調器の入力端
子に接続され、パターン検知器及びエラー計数器
が復調器の出力端子に接続される。エラーは、二
次チヤンネル上のシステム制御装置15に逆に伝
送するために、累算される。また二次チヤンネル
アナログ送信器は電話回線に接続される。この接
続は、テストパターンを有している一次チヤンネ
ルに対しては行なわれない。一次チヤンネル中で
のデータの正常な移送は、テスト中モデムからの
送信が阻止されることについてだけ影響を受け
る。このテストを行なうために、システム制御装
置は、自己テスト可能(STE)指令、可能エラ
ー計数(EEC)指令、ダンプエラー計数(DEC)
指令、及び正常復帰(RTN)指令を順次送信す
る。
STE指令に応答して、テスト・検査装置17
により、モデムの送信出力端子がその入力端子に
接続され、モデムの内部RTSがオンとなり、テ
ストパターン発生器及び検知器が動作可能とな
る。またEEC指令がエラー計数器をリセツトし、
これにより、エラーの累算が開始する。また、
STE指令とEEC指令との間の遅延時間は、スク
ランブラとデスクランブラとが同期するのに充分
な時間とされる。
STE指令及びEEC指令がその任務を遂行した
後、DEC指令が中央システム制御装置15への
返答の戻しを開始する。システム制御装置はタイ
ミング機能を有して、自己テスト運転の時間長さ
を定める。大よそのエラー速度(106又は105)が
次いでシステム制御装置15により計算されう
る。
テスト・検査装置のDEC指令に応じ返答のフ
オーマツトは次の通りである。
エラー計数語 1 ビツト0〜6―字エラー計数―最後のDEC指令
の後、システム制御装置より受信した全て
のメツセージ中のパリテイ又はフレーミン
グエラーの数を表わす2進化数。
ビツト7―パリテイ。
エラー計数語 2 ビツト0―3―一次チヤンネルテストエラー計数
の低オーダ4ビツト。
ビツト4―6―論理0。
ビツト7―パリテイ。
エラー計数語 3 ビツト0―3―一次チヤンネルテストエラー計数
の高オーダ4ビツト。
ビツト4―6―論理0。
ビツト7―パリテイ。
二進化フオーマツト中の8ビツトの全部が一次
チヤンネルテストエラー計数のために利用され
る。従つて、255のテストエラーまで計数できる。
エラー計数値は、報告の後に、零にリセツトされ
る。字エラーは、所定のテスト・制御装置が受信
した全部のメツセージについて、モデムが(アド
レスされたか否かに)ついて表として表わされ
る。一つの誤ブロツクチエツク字は一字エラーと
して計数される。受信した字についての適当なフ
レームは次のように定められる。
(1) マークからスペースへの転移はスタートビツ
トの開始として認められる。
(2) スタートビツトの中央がなおもスペースであ
ることをチエツクする。スタートビツトの中央
がスペースでない場合には、一字エラーが計数
される。
(3) スタートビツト後の9番目のビツトが適当な
ストツプビツト(マーク)であるか否かをチエ
ツクする。これがストツプビツトでない場合に
は、フレーミングエラーが認められ、字エラー
の計数が一つだけ増える。
従つて、システムの所定のモデムの字エラー計
数は、そのモデム位置で受信した二次チヤンネル
データの質を示すことになる。
エラー情報がシステム制御装置15に送り戻さ
れた後、制御装置15がRTN指令信号を発生す
る。このRTN指令信号を受信することにより、
テストが終了し、モデムは正常な状態になる。
本実施例により行なわれうる二番目のテスト
は、中央モデムと遠隔モデムとの間でのエンドツ
ーエンドテストである。この種のテストは各モデ
ムの受信装置に対し得たエラー計数を伴なう完全
な二重のテストである。このテスト期間中、第1
チヤンネルを通しての、所定の中央地の分岐した
全てのモデムへの正常なデータ移送は抑止され
る。また自己テストの場合と同様に、モデムの内
部スクランブラ/デスクランブラが夫々テストパ
ターンを発生し及び検知するのに使用される。こ
のテストを行なうために、中央システム制御装置
15は、次の指令信号、即ちテストパターン可能
(TPE)、EEC、DEC、及びRTNを順次送信す
る。
システム制御装置15はTPE指令信号を最初
に中央モデムに、次いで遠隔モデムに順次送り出
す。TPE指示信号はモデム送信装置内の擬似ラ
ンダムパターン発生器及びモデム受信装置内の擬
似ランダムパターン検知器を動作可能とする。モ
デムの内部RTSは強制的にオンとされる。次の
EEC指令信号の前に遅延があり、これにより二
つのモデム内のスクランブラとデスクランブラと
が同期する。
他の指令信号であるEEC,DEC,RTN信号に
より、テスト・制御装置が上記のように動作す
る。EEC指令信号は、DEC指令信号の場合と同
様に、最初に中央モデムに送られ、次いで遠隔モ
デムに送られる。
本実施例で行ないうるテストの別の形態はテス
トパターンを有するアナログループであり、これ
は常に、中央モデムと遠隔モデムとの間で行なわ
れる。このテストは操作者が制御して行なうもの
であり、中央システム制御装置15がデータベー
ス内に記憶されたネツトワーク構成を有し得ると
いう事実をうまく利用している。例えば、システ
ム制御装置15の操作者は最初にアナログループ
キー、次にテストキーを順次押す。次に、操作者
は遠隔モデムのアドレス中のキーを操作するだけ
である。こゝで、システム制御装置はデータベー
ス内に記憶されたネツトワーク構成を有している
ため、中央のアドレスは指令に絶対的に従う。シ
ステム制御装置15は必要なアナログテスト指令
信号を適当な地域にアドレスすることが出来る。
アナログループテストを行なうために、アナロ
グループ指令信号がシステム制御装置15により
発信されて遠隔モデムに送られ、テストパターン
可能指令信号が中央モデムに送信される。テス
ト・制御装置は、モデムをアナログループモード
とすることが搬送波の損失となるも、引き続いて
の受信回線欠陥救急信号が生じないように構成し
てある。使用される指令信号の順序については次
の項で説明する。
アナログループテストパターンモードを行なう
には、アナログループ(ACL)指令信号がテス
ト中の遠隔地に送られる。アナログループ指令に
より、テスト中のモデムの入力端子が増幅回路を
介してその送信出力端子に帰還接続される。次に
TPEが中央に送られ、スクランブラ及びデスク
ランブラが動作状態となる。またEEC指令信号
が中央に送られ、エラーの記憶を開始する。次い
で、DEC指令信号が中央に送られ、テスト終了
での8ビツト二進化フオーマツトのエラー計数を
含む返答を誘出する。次いでRTNが、前記グル
ープアドレスを利用して、中央回線中の全部のモ
デムに送られる。上記テスト期間中に中央制御装
置より発せられる一連の指令信号は、次の通りに
まとめられる。
(RMT ADD 3)(ACL),(CEN ADD)
(TPE),(CEN ADD)(TPE) CSC15に戻る了解信号 (CEN ADD)(EEC),(CEN ADD),
(EEC) CSC15に戻る了解信号 (CEN ADD)(DEC),(CEN ADD)
(ERROR COUNT),(GROUP ADD)(RTN) CSC15に対する応答 テスト・制御装置に対する指令信号のレパート
リーにはストツプエラーカウンタ(SEC)も含ま
れる。このSEC信号を受信すると、テストエラー
の記憶が停止し、全部が記憶される。この指令信
号は、アナログループモード時において一次及び
二次チヤンネルをループさせるモデムにとつて有
用である。これは、制御装置がそれ自身のチヤン
ネルのエコーを受信することになる。SEC信号
は、モデムがアナログループモードより解除され
るときに、エラーカウントをホールドするのに使
用できる。
またテストパターンモードを有するデジタルル
ープも使用しうる。このテストも前記のアナログ
ループテストと同じフオーマツトに沿つて行なわ
れる。中央モデムはデジタルループモードとはさ
れていない。このテストは中央と遠隔地との間で
行なわれる。スクランブラ/デスクランブラ、及
びエラー計数装置が中央モデムに対し動作可能で
ある。遠隔モデムはデジタルループモードとされ
る。このモード時、受信したデータは送信データ
となり、受信クロツクは外部送信クロツクとな
り、DCDはRTSとなる。DTEループはDTEをモ
デムより弧立させる約目を果たす。DSRはイン
ターフエースでオフとなり、テストが進行中であ
ることを制御装置に指示する。まずデジタルルー
プ指令(DCL)がテスト中の遠隔地に送られる。
次いでTPEが中央に送られ、次いでEECが送ら
れ、中央システム制御装置15が所定時間に亘る
エラー計数動作を終了した後、DECが送られる。
最後に、RTNがグループアドレス手段により送
信される。
また最後のテストとしては、中央モデムのスク
ランブラ、デスクランブラ、及びエラー計数装置
が不動作とされる、アナログループ又はデジタル
ループモードがある。中央モデムは通常のモード
で動作する。テストは、指令信号の次の順序、即
ち、テスト中の遠隔地へのACL又はDCL信号、
グループアドレスによるRTN信号、に応じて行
なわれる。このテストモードは外部テスト装置を
中央モデムに接続することを可能とする。
また、前記の如く、テスト・制御装置17は、
関連するモデムのある種の異常状態を監視して、
警報メツセージを中央制御装置15へ逆に送る機
能を有する。送信されたメツセージのフオーマツ
トは、コンサイス状態メツセージのフオーマツト
と同じである。可能性のある各々の異常状態は、
救急語のビツト位置により表わされる。異常状態
の存在は対応するビツト位置の一つにより表わさ
れる。他の全部のビツトは論理0である。救急ビ
ツトの割り当ては次の通りである。
ビツト0―顧客警報 ビツト1―ストリーミング ビツト2―受信回線欠陥 ビツト3―モデム電源故障 ビツト4―供用回線が復旧していない ビツト5―0 ビツト6―0 ビツト7―パリテイ。
救急メツセージは、テスト・制御装置17によ
り、これが中央システム制御装置15よりの
RTN又はRSI指令信号を受信するまで、連続的
に発信される。RTN指令信号は救急信号の発信
を停止させるも、警報の原因が存続している場合
には更に救急信号が発信される。またRSI指令信
号は、上記原因が存続する場合にも、RTN指令
信号によりリセツトされるまで、警報の送信を抑
止する。上記原則の一つの例外は受信回線欠陥警
報信号であり、この警報メツセージは例えば毎秒
75ビツトの割合で12秒の所定時間存在するように
制御される。なお、上記の如く、RSI指令信号は
テスト・制御装置17による警報メツセージの送
信を抑止するも、この警報の原因となる状況は記
憶される。警報の無いネツトワークでは、診断プ
ロセスが先にシステム制御装置15(ダンプ記憶
救急指令を使用して)により又は他のプロセスに
より行なわれ、問題の原因を定める。
こゝで、多くの救急メツセージが同時に送信さ
れること、又は、別のモデムがテスト又は状態情
報に応じてシステム制御装置15に応答している
間に、一つのモデムより救急信号が送信されるこ
との可能性が存在する。どちらの場合も、結果
は、システム制御装置15が受信データ回線中の
フレーミングエラーを検出することになる。所定
数のフレーミングエラーを計数した後に、システ
ム制御装置15はテスト指令信号の発信を停止す
る。なお、フレーミングエラーがなおも存続する
場合には、システム制御装置はRSI指令信号をグ
ループアドレスで送信する。このRSI指令信号
は、グループよりの全部の救急メツセージを抑止
し、これらを異常状態のある場所に記憶させる。
システム制御装置15は、次いで、中央回線上の
各地域にDMS指令信号を送り出し、記憶されて
いる救急状態をダンプする。救急メツセージが記
憶されている遠隔地でこの指令信号が受信される
と、救急信号を中央システム制御装置15へ逆に
送信する結果となる。従つて、救急メツセージは
全く失なわれない。
次の項では、上記実施例によつて得た救急メツ
セージについて説明する。
所定のモデムと関連するデータ端末装置
(DTE)よりの送り出し信号の要求が比較的長い
時間に亘つて「オン」状態に保持されており、マ
ルチドロツプ回線上の他のモデムが送信するのを
防いでいる場合には、テスト・制御装置17は流
れ救急信号(STR)をシステム制御装置15へ
送り戻す。「超過」の時間は、ストラツプセクシ
ヨンに応じた時間と一致する。
遠隔地のテスト・制御装置17は、RTSが長
い時間に亘つて「オン」とされていることを検知
し、中央のテスト・制御装置は遠隔地のモデムよ
りの搬送波があることを示すDCD信号を検知す
る。
中央モデムは、常に、これと関連する遠隔モデ
ムよりもより長いストリーム時間の間ストラツプ
される。このように、RTSによりストリーミン
グ状態が長時間に亘り「オン」である場合には、
遠隔地のモデムは常に救急状態にあり、その間、
多救急信号は存在しない。中央地よりの救急信号
だけが受信された場合には、状態はモデム故障に
因るものであり、長時間の間「オン」とされてい
るRTSとはインターフエースしないことがわか
る。テスト・制御装置17は、システム制御装置
15よりのRTN又はRSI指令信号を受信するま
で、この警報信号を送信する。RSI信号は、常に
救急信号をスケルチする。しかし、RTN信号は、
この信号の入来の除に救急状態がなおも存在して
いる場合に、救急信号をスケルチしない。
また、顧客よりの特別の入力信号に応じて、顧
客救急メツセージ(CAM)が出る。「オン」状態
に応じて、救急メツセージがシステム制御装置に
逆に送られる。こゝで、RIN又はRSI信号の入来
により、警報信号は再びスケルチされる。
遠隔モデムの一次データチヤンネル上の搬送波
の検知ミス、即ち、RTS信号が中央モデムにお
いて長い時間に亘りオフされていることにより、
テスト・制御装置17が受信回線欠陥(RLF)
救急メツセージを中央システム制御装置15に向
けて送信する。この時間は、例えば、3.4秒であ
る。RLF警報信号は例えば8−13秒間送信され、
次いでテスト・制御装置17により自動的にスケ
ルチされる。こゝでモデムへの受信回線が故障し
ているため、RLF警報信号はシステム制御装置
15よりの指令信号によつては終了しない。救急
状態が終了した後、警報状態が記憶され、DSM
指令信号が再び救急信号を発生する。RTN指令
信号だけが記憶された救急信号を無くしうる。中
央モデムは継続した搬送モードで動作し、RTS
信号を継続的に有する。また、これと関連する遠
隔モデムはDCD信号を継続的に有する。遠隔モ
デムは、一次チヤンネルDCD信号が3.4秒間オフ
とされている場合に、RLF救急信号を発信する。
また中央モデムは、RTS信号が3.4秒間オフとさ
れている場合に、RLF救急信号を発信する。ま
た、中央モデムに故障が生じてRTS信号がオフ
とされると、中央及び遠隔地モデムが救急信号を
同時に発信し、フレーミングエラーがシステム制
御装置15に起こる。DMS指令信号が両方の救
急メツセージを回復させるのに使用される。電話
回線故障が起こつた場合には、遠隔モデムだけが
応答する。また中央モデムより、個々の遠隔モデ
ムへの分岐回線が出るブリツジへの4線中継線に
故障が生じた場合には、中央地モデムと関連する
全てのモデムは受信回線に故障が生ずる。これに
より、多数の警報メツセージがシステム制御装置
15に同時に発信されることになる。回線上にメ
ツセージが同時に存在することにより、システム
制御装置15が特異の警報信号がデコードするの
を防止する。受信回線が回復した後だけ、DSM
指令信号がどのモデムが以前に故障したものであ
るかを定めるのに使用されうる。
テスト・制御装置17は、モデム電源に故障
(停電)が生じた場合にはいつでも、予備電源を
使用して動作してトーンを発信する。停電が生じ
たポートブランチの中央地モデムは、MPFトー
ンを検知して警報メツセージを送信する。この警
報メツセージは、中央制御装置15をアドレスす
る。次いで、中央制御装置は、MPF救急信号を
送信した中央モデムと関連する複数のモデムをス
キヤンする。このスキヤンニング動作の結果は中
央制御装置で解析され、ネツトワーク中のどのモ
デムが電力供給を断たれたかを決定する。
中央モデム装置11とシステム制御装置15と
の間の伝送回線だけが、送受信用二次データチヤ
ンネルであるため、これらのモデムには停電警報
信号は供給されない、デジタル停電信号が第二段
中央地モデム33に加えられる。二つのモデム1
3と33とのインターフエースはデジタル的であ
るため、このデジタル警報が必要となる。しかし
て、第二段中央モデム33に停電が生じた場合に
は、デジタル警報信号が、これと関連するモデム
13へのDTEインターフエースを介して、存在
する。このモデム13は実質上別の中央回線の遠
隔地モデムであり、デジタル停電警報状態を検出
してアナログ停電信号を送り出す。この信号はシ
ステム制御装置15はアドレスする。このデジタ
ル警報信号リードは両方向性である。ストラツプ
選択により、上記リードは、同期モデムが中央地
モデム11である場合には出力リードであり、同
期モデムが遠隔地モデム13である場合には、入
力リードである。
最後に、非回復供用回線(DNR)メツセージ
が、ダイヤルバツクアツプ接続がなされるもモデ
ムが供用回線に一時的に逆に切り換えられて供用
回線が回復したか否かを決定する状態において、
供給される。こゝで、モデムが、システム制御装
置15よりの送信コンサイス状況(TCS)指令
信号を、スイツチが供用回線に切り換えられた後
10秒間以内に受信しない場合には、ダイヤル回線
への戻し切り換えが自動的に開始され、DNR警
報信号がダイヤル回線を介して伝送される。この
DNR警報信号の目的は、システム制御装置15
にモデムがダイヤル回線に逆に切り換えられたこ
とを示すことにある。システム制御装置15は、
次いでダイヤル回線を介してRTN又はRSI指令
信号を送信して、前記のように、警報メツセージ
をスケルチする。
テスト・制御装置17の別の特徴は、これと関
連するモデムを中央制御装置15により発生した
特定のネツトワーク制御指令信号に応答させる機
能である。この指令信号は、前記のテスト指令信
号と同じフオーマツトを有する。本実施例で供さ
れる指令信号について、次の項で説明する。
スケルチ一次送信装置(SPT)指令信号につ
いては前述した通りである。この指令信号に応じ
て、テスト・制御装置によりアドレスされたモデ
ムの一次チヤンネル送信装置がスケルチされ、テ
スト・制御装置は、モデムの内部RTSをオフ状
態とすることにより、DSRをDTEインターフエ
ースで「オフ」に設定する。
SPT指令信号は、流れが検知されたときに使
用される。中央制御装置がRSI指令信号を供給し
た後の中央制御装置15の次の段階は、SPT指
令信号を送信することである。このSPT指令信
号を受信すると、流れ状態が停止し、DSRがオ
フ(ドロツプ)となる。DSRがオフとなると、
DTEはそのRTS信号をオフとする。この場合に、
流れ状態の原因が除かれる。次いで、システム制
御装置15は、ダンプモデム状況(DMS)指令
を送り、RTSが現在「オフ」状態にあることを
チエツクする。こゝでDSRのドロツプがRTSを
オフに切り換えない場合には、遠隔地で操作者が
介入して故障をなおすことが必要となる。流れ端
子を有する場所のモデムは、一時的に非作動状態
となる。しかし、SPT指令信号がなおも作用し
ているときには、中央回線の他端側のモデムは中
央モデムと通信可能となる。
なお、二つ又はそれ以上のモデムが同じ一次チ
ヤンネルアドレスに応答するとき、例えばDTE
信号が誤つたアドレスに対してプログラムされて
いるとき、SPT指令信号は診断用に供せられる。
このSTP指令信号は、二次チヤンネルアドレス
計画を利用して、ある遠隔地を選択的にスケルチ
するのに使われうる。次いで中央地の操作者が、
どのDTEが誤つて応答しているかを判断する。
さらに追加的ネツトワーク指令信号は、電源故
障を模倣させる信号であり、SPFと名づけられ
る。この指令信号を受信すると、テスト・制御装
置17は電源故障救急回路を動作可能とし、電源
故障トーン(遠隔地)又はデジタル電源故障パル
ス(中央地)を発信させる。このSPF信号は従つ
てテスト機能として使用し得、電源故障回路が正
確に動作することを確認する。
SPF指令信号は、また、実際のネツトワーク配
列をチエツクするのに、中央制御装置15に対す
る助けとして使用しうる。このデータベースにお
いて、システム制御装置15は、記憶された全体
のネツトワーク配列を有する。各遠隔モデムは、
前述の如く、特異の中央回線と関連する。システ
ム制御装置15により記憶された情報配列の正確
さは、遠隔モデムをして電源故障救急信号を送信
させ、次いでどの中央モデム11が中央制御装置
15に対して応答するかをモニタすることにより
チエツクされる。この方法により、特異の遠隔モ
デムが中央制御装置15にとつての中央モデムを
介して動作しているか否かを検知する。
第5図に示すように、本実施例は有利な自動ダ
イヤルバツクアツプ構成を提供する。第5図は第
2図に示すネツトワークの第1段を示す。ダイヤ
ルバツクアツプは、周知の多回線アダプタ71、
多数のデータアクセス構成(DAA)73、これ
に関連する電話と、ダイイヤルバツクアツプ装置
77を使用して行なわれる。このアダプタ71
は、中央モデムの一組の送信及び受信ラインをこ
れを関連する遠隔地モデムと連結するACブリツ
ジを提供する。供用回線に対しては、電話会社が
上記機能をACブリツジ75により与える。この
ACブリツジ75は通常、電話会社の中央切り換
え事務所内に設けてある。ACブリツジ75は各
遠隔地のダイヤルバツクアツプ装置77と通じて
おり、この装置77はダイヤル回線と供用回線と
の間の遠隔モデムを単に切り換える。こゝで、中
央地よりの各呼び出し信号は、無人遠隔地で自動
的に応答される。
故障が起こつた場合には、二つの電話呼び出し
を別々にDAA73に設定して遠隔地に設定する
ことを必要とする。ダイヤルせねばならない遠隔
地の数は、電話回線故障の場所によるものであ
る。中央地モデムと電話会社のACブリツジ75
の間で故障が起こると、全部の遠隔地に対してダ
イヤルされなければならない。又、故障がブリツ
ジ75より遠隔地に到る回線上に起こると、その
遠隔地だけ呼び出される。この場合、電話会社ブ
リツジ75への供用回線が多回線アダプタ71に
も接続されねばならない。
一旦遠隔地モデムがダイヤルされると、システ
ム制御装置15が、スイツチツーダイヤルバツク
アツプ指令をその遠隔モデムに伝えるのに使用さ
れる。これに応答して、テスト・制御装置17が
供用/ダイヤル制御信号の状態からダイヤルモー
ド指示状態、即ちダイヤルバツクアツプ装置77
(第5図)の状態と「同期」する状態に切り換わ
る。連結の可能性の回復は、供用回線切換え
(SDL)指令をダイヤル回線を介して遠隔地のテ
スト・制御装置17へ送ることにより行なわれ
る。このSDL指令を受信すると、テスト・制御
装置17が制御信号をダイヤルバツクアツプ装置
77へ送り出し、この装置77が供用回線へのモ
デムへ切り換わる。テスト・制御装置17は、ダ
イヤル回線より供用回線への切り換えが生じた場
合に動作可能となるタイマ回路を有する。テス
ト・制御装置17が例えば3.4秒の所定期間内で
の供用チヤンネルへの送信コンサイス状況
(TCS)指令を検知した場合には、テスト・制御
装置17が制御信号をダイヤルバツクアツプ装置
77へ送信する。この制御信号によりダイヤルバ
ツクアツプ装置77がダイヤル回線に逆に切り換
わる。また、ダイヤル回線を介して、テスト・制
御装置17が供用回線不復帰(DNR)救急信号
を中央制御装置に送り出す。
供用回線が回復した場合には、エンドツーエン
ドテストが中央モデムと遠隔モデムとの間で行な
われ、回線が満足した状態であるか否かを判断す
る。エラー割合が満足するものである場合には、
システム制御装置15は連結解除ダイヤルバツク
アツプ(DDB)指令を供用回線を通して遠隔地
に送り出す。この指令が受信されると、テスト・
制御装置17は信号をダイヤルバツクアツプ装置
77に送り出し、この装置77によりダイヤル回
線が遮断される。一方、エンドツーエンドテスト
で定まるエラー割合が不満足である場合には、シ
ステム制御装置15がダイヤルバツクアツプ切り
換え(SDB)指令を供用回線を介して遠隔地に
送信する。この指令が受信されると、適当な制御
信号がテスト・制御装置17よりダイヤルバツク
アツプ装置77に送信され、モデムの送受信回線
をダイヤル回線に切り換える。
テスト・制御装置17がダイヤルモードとされ
ておりこれが受信回線の故障を検知した場合に
は、装置17が所望の救急信号を送信して連結解
除ダイヤルパルスを発生する。このパルスは、
DDB指令信号に応じて発生したパルスと同じで
ある。供用回線が回復していない場合には、シス
テム制御装置15の場所の操作者は、ダイヤルバ
ツクアツプ接続を達成せべく、所望の呼び出し信
号を発生させることが出来る。この定式がなけれ
ば、ダイヤル接続を再形成することはできない。
なぜならば、次の呼び出し信号は話中信号とかち
合うためである(ダイヤルバツクアツプはなおも
ダイヤル回線をホールドしている。)。
本実施例によれば、二次チヤンネルをデータチ
ヤンネルとして使用することが可能である。この
目的のために、指令信号のレパートリにはテス
ト・制御阻止(ITC)指令信号が含まれる。シス
テム制御装置15よりの上記指令信号を受信する
と、テスト・制御装置17は、可能性のあるテス
ト・制御指令のために受信した二次チヤンネルの
データをモニタしない。しかして、装置17は、
ランダムデータ流れの指令信号をデコードするテ
ストモードに移行しなくなる。またモデムがITC
モードにあるときに警報状態が生じた場合には、
テスト・制御装置17はこのモードを解除して、
適当な救急信号を送信する。正常復帰(RTN)
指令信号は、これはITCモードより除去すること
が必要である場合には、正常な動作にリセツトす
る。なお、本実施例において、データチヤンネル
としての使用には望ましくは次の制限が課され
る。
1 二次CTSが無いこと。
2 4線動作。
3 二次RTSだけを制御する。一次RTSの制御
の下で、逆チヤンネル動作が無いこと。
4 モデムがマルチドロツプネツトワークの中央
にある場合には、モデムは二次チヤンネル上連
続した搬送モードで動作すること。
5 モデムがマルチドロツプネツトワークの遠隔
地にある場合には、その二次チヤンネルは制御
された搬送モードで動作し、二次DCDはDTE
インターフエースに存在しない。
6 二次チヤンネルによる伝送データにはRTN
又はRSI指令は含まれない。中央モデムにおい
て、受信したデータが300msecより長いスペー
ス状態内にあるときには、上記データはスペー
スよりマークへの転移が起こるまで、マークに
対するDTEインターフエースでクランプされ
る。
データモードで動作するとき、二次チヤンネル
は毎秒当り0―150ビツトの非同期データを受け
入れる。
第6図は本発明の実施例での、テスト・制御装
置17の所定の構成を示す。テスト・制御装置1
7は、4つの多重器55,57,59,61、マ
イクロプロセツサ中央処理装置(CPU)63、
及びプログラム記憶装置(PSU)65を有する。
多重器55,57,59,61はマイクロプロセ
ツサCPU63への入力端子の数を倍加する役割
を有する。各多重器は8つの入力端子An,Bn、
及び4つの出力端子Ynを有する。各多重器は
夫々PSU65より制御信号が出力されるセレク
ト回線64により制御される。セレクト回線64
が活動状態にあるとき(即ち論理1であるとき)、
多重器のBn入力端子への入力は多重器出力端子
Ynへゲートされ、また、セレクト信号が無いと
きには(セレクト回線が論理0であるときには)、
An入力端子への入力は出力端子Ynへゲートされ
る。従つて、マイクロプロセツサ63,65はプ
ログラム制御された所定の動作に必要な一組の入
力端子を選択する。マイクロプロセツサには32個
の入力端子が存在する。種々の入力信号は必要に
応じてレベルが反転される。
入力端子A1への信号は、遠隔地の一次RTS、
中央地の一次DCD、又は論理高又は低を表わす。
ここで、モデムが遠隔装置として地点―地点配列
で動作している場合には、入力は遠隔モデムの
RTS信号である。また、モデムが中央モデムと
して地点―地点配列で動作している場合には、入
力は中央モデムのDCD信号である。また、モデ
ムが多ポイントネツトワーク中の遠隔モデムとし
て動作している場合には、入力は高論理レベルで
ある。これに対し、モデムが多ポイントネツトワ
ーク中の中央モデムとして動作している場合に
は、入力A1は低論理レベルである。B1入力は所
定の低論理レベルであり、入力を表わすものでは
ない。Y1出力はA1又は0のいずれかである。し
かして、地点―地点配列において、RTS/DCD
は状況目的に備えて貯えられる。そうでなけれ
ば、A1入力はモデムが遠隔多ポイント装置であ
るか又は中央多ポイント装置であるかを示す。
モデムが遠隔装置として動作している場合に
は、信号A2はDCDである。またモデムが中央装
置として動作している場合には、信号A2はRTS
である。遠隔装置にとつて、DCD信号は、RTS
信号が中央装置に対しての場合と同様に、常にオ
ンである。入力端師A2のオフ状態は、受信回線
の故障を示す。B2入力はスピードセレクトコー
ドの一方のビツトであり、論理0又は論理1であ
る。出力Y2は受信回線故障信号であるか、又は
スピードセレクト論理コードの一方のビツトであ
る。スピードセレクトコードは、システムの二次
チヤンネルが動作する所定ののデータ速度をプロ
グラムするのに使用される。
入力信号A3は一次DSRであり、入力信号B3
スピードセレクトコードの第2番目のビツトであ
り、論理0又は論理1である。出力Y3はDSR又
は二次速度セレクトビツトである。多重器(マル
チプレクサ)57へのセレクト回線64による適
当な選択に際して、B2,B3入力は二桁スピード
コードを供給する。
入力信号A4は信号質指示である。信号質指示
信号は一次DCD信号及び関連するモデムにより
発生する信号質レベルにより生ずる。モデム信号
質指示信号は反転され、アンドゲートへの入力と
して作用する。アンドゲートへの他の入力信号は
一次DCD信号であり、アンドゲートの出力信号
はA4入力信号である。アンドゲートの出力端子
でのオフ状態は、DCD信号がオンであり信号質
が悪いことを示す。すなわち、一次DCD信号が
存在し、かつ交信状態にあるモデムから送られて
くる信号の品質が一定以上であるときのみ、アン
ドゲートからオンの信号がA4へ入力される。入
力信号B4は二進化論理レベルであり、これは流
れ時間コードの一方のビツト(STL)として作
用する。Y4出力は信号質指示、或いはSTLビツ
トのいずれかである。
入力信号A5は、データ端末装置(DTE)より
の一次RTSである。一次RTS信号は、RTSリー
ド回路の電圧をモニタするウインドウ比較器によ
り、第6図回路に供給される。上記電圧が±3ボ
ルトの範囲内にあり、又は開放回路である場合に
は「オフ」状態がA5入力に供給される。これは
データ端末装置の電源故障を意味する。
ここでRTSを有しないDTEが使用されている
場合には、ストラツプが一次RTSをバイアス電
源に接続するのに使われる。入力B5は流れ時間
コードの他方のビツト(STH)である。出力Y5
は、セレクト回線64に応じて、データ端子
DTEが電源を有しているか否かの指示信号、又
は流れ時間コードビツトの第2のビツトSTHで
ある。
入力信号A6はダイヤルモード状態のビツトで
ある。このビツトはモデムが専用回線又は電話ダ
イヤル回線で動作していることを示す。入力信号
B6はモデムのタイプを表わすコード(MT)の第
1のビツトである。出力信号Y2はダイヤルモー
ド指示又はモデム型指示のいずれかを出力する。
遠隔モデムの入力信号A7は、関連する第2段
の中央モデム指示よりのデジタル電源故障パルス
である。中央モデムにとつて、A7入力は復調さ
れた受信データである。このA7入力はまた電源
故障の指示もする。ここで、所定の中央モデムに
接続されている遠隔モデムが電源故障となつた場
合には、遠隔モデムはスペース状態に対応するト
ーンを二次チヤンネル上に送信する。所定時間内
でのスペース状態の検出により、中央モデムが電
源故障救急信号を送信する。B7入力はモデム型
コード(MT)の第2のコードである。Y7出力
は電源故障指示又は第2のモデム型ビツトとな
る。B6及びB7入力はモデムタイプコード(MT)
を形成する。
A8入力は顧客警報信号である。この信号はモ
デムの操作者により発せられ、これは盗賊警報信
号である。B8入力はモードテスト中に起こるテ
ストエラーの数を表わすビツト流れである。テス
トエラー信号はテストレベルを受信器クロツクに
よりゲートし、その結果をB6入力を供給するこ
とにより与えられる。Y8出力は顧客警報信号或
いはエラー信号である。
A9入力は中央多ポイントモデムでのDCD(テス
ト時オフ)、或いは遠隔多ポイントモデムでの
RTSである。地点―地点モデムにおいて、A9
力はアースされる。A9入力は流れ状態を検知す
る役目を有する。また、中央又は遠隔モデムに
夫々対するDCD又はRTSが過度に長い時間に亘
つて継続的に「オン」とされている場合には、流
れ状態を示すことになる。地点―地点動作におい
て、他のモデムとはインターフエースしないた
め、流れ状態は不必要である。従つて、地点―地
点において、流れ入力はアースへの接続により効
果的に動作不能となる。B9入力は、8ビツトテ
スト・制御装置アドレスの第1のビツトAD0であ
る。出力Y9は、従つて、流れ指示或いは第1の
アドレスビツトである。
A10入力は、受信装置クロツクが正常に動作し
ていることを示す信号を供給する。この信号は、
受信装置クロツクを再トリガ可能な単安定マルチ
バイブレータへ加えることにより生成される。単
安定マルチバイブレータのパルス幅は、受信装置
クロツクが適当な周波数の場合に、連続パルスレ
ベルが単安定マルチバイブレータの出力で生ずる
ように定められる。入力端子B10への入力信号
は、テスト・制御装置アドレスAD1の第2のビツ
トである。出力信号Y10は受信クロツク表示又は
第2のアドレスビツトである。A11入力はモデム
の一次チヤンネル送信データである。
端子B11への入力はマイクロプロセツサアドレ
スAD2の第3のビツトである。出力Y11は、モデ
ム送信データの状態の指示、或いは第3のアドレ
スビツトAD2である。
端子A12への入力信号は受信データ信号であ
り、B12入力はテスト・制御装置アドレスAD3
の第4のビツトである。出力Y12は受信データ状
態、或いは第4のアドレスビツトAD3である。
多重器61への入力A13はモデムクリアーセン
ド信号CTSであり、この電流状態がモニタされ
る。端子B13への入力は第5のアドレスビツト
AD4である。出力Y13はCTS信号或いは第5のア
ドレスビツトAD4である。
入力端子A14への入力信号は送信器クロツク信
号である。この信号は、受信クロツクについて先
に説明したように、再トリガ可能単安定回路を使
用した送信器クロツクより再度発生する。B14
力は、第6のテスト・制御装置アドレスビツト
AD5である。出力Y14は送信クロツク動作の指示
又は第6のアドレスビツトAD5である。
入力A15はモデムがデジタルループテストモー
ドが否かの指示である。デジタルループテストは
マイクロプロセツサPSU65のデジタルループ
制御出力端子より分岐される。入力B15は第7の
テスト・制御装置アドレスビツトAD6である。従
つて、出力Y15はデジタルモード指示或いは第6
のアドレスビツトAD6である。
最後の多重器入力A16はモデムがアナログルー
プテストモードか否かの指示を与える。この信号
はPSU65の出力側のアナログループ制御信号
より再び分岐される。B16入力は最後のテスト・
制御装置アドレスビツトAD7である。出力Y16
モデムがアナログループテストモードか否かの指
示をマイクロプロセツサに与え、又は、第8の及
び最後のアドレスビツトAD7を与える。アドレス
ビツトAD1,AD2,…AD7は論理0及び1レベル
に選択的に接続可能とされ、この接続により、所
望のモデム位置でのテスト・制御装置のアドレス
を設定する。
指令信号を含むデータでフオーマツトされたデ
ータはPSU65のデータ受信端子64により受
信される。このフオーマツトされたデータは、次
いで後述するように、マイクロプロセツサにより
変換される。
PSU65は、信号を送信及び受信すると共に、
多数の制御信号をこれと関連するモデムに供給す
る。また上記の如く、アナログループ制御信号及
びデジタルループ制御信号によりモデムがアナロ
グループ自己テスト又はデジタルループ自己テス
トを行なう。供用/ダイヤル制御信号は、モデム
が送信回線に接続されるか又はダイヤルアツプ・
送信回線へ接続されるかを制御する。この制御信
号によりダイヤル回線と供用回線との間での自動
切換えが行なわれる。遮断回線ループ制御信号は
自己テストモードにおいて活動して、アナログテ
ストモード時に通常生ずる電話回線ループの接続
を不可能とする。同時に、遮断時間ループ制御信
号の逆の信号RCCにより、一次チヤンネルテス
トパターン信号が電話回線上に現われることを不
可能とする。二次チヤンネルは自己テスト結果を
モデムに伝送するのに使用される。SPT制御信
号により、制御装置よりのSPT指令信号に応答
して一次送信装置が適宜時間においてスケルチさ
れる。TPE制御信号は、関連するモデムのテス
トパターン発生器及び検知器を、所定のテスト動
作のために動作可能とする。二次チヤンネル送信
可能信号は二次チヤンネル送信装置の動作を制御
する。接続解除ダイヤル制御信号は13マイクロ秒
のパルスであり、この信号によりモデムがダイヤ
ル回線より外される。システム制御装置に逆に戻
すべくフオーマツトされたメツセージは、メツセ
ージ出力端子より適当なフオーマツトで出力され
る。遠隔地において、メツセージ出力チヤンネル
よりのデータ出力は、二次FSKチヤンネルへの
伝送のために、変調器に印加される。中央地にお
いて、マイクロプロセツサPSUよりのメツセー
ジ出力は、二次チヤンネル受信データによりオア
ゲートされる。この二次チヤンネル受信データ
は、遠隔地より復調されているか、又は、中央地
テスト・制御装置のデジタル出力である。最後
に、SPT出力制御信号は、電源故障回路をチエ
ツクする目的で装置に電源故障をまねさせる制御
信号である。
この電源故障回路を第7図に示す。図示のよう
に、電源故障(停電)検知回路網は電源故障(停
電)検知リレー駆動回路121、リレー123、
コンデンサ125、電源故障(停電)発振器12
7、及び低域波器129を有する。電源故障検
知リレー駆動回路121はAC電源故障、例えば
ヒユーズがとんだこと又はプラグが抜けたことを
検知する。この回路121は、また、いずれかの
モデム供給電源電圧の短絡又は開路状態を検知
し、二次電源側を開放する。停電が検知される
と、リレー接点K1が開き、リレー接点K2が閉じ
る。リレー接点K1が開くことにより、停電発振
器及び低域波器はコンデンサによつてだけ電流
を供給されることになる。コンデンサが放電し終
ると、発振器は動作を停止して、停電トーンは止
む。ここで、このトーンがワンシヨツト形式で送
信されることが望ましい。またリレー接点K2
閉成により、上記トーンがモデムの出力端子に加
えられる。このトーンの周波数は二次チヤンネル
のスペース状態に対応し、トーンの期間は約10秒
間である。
トーンが遠隔モデムにより発信されたとき、中
央地ではスペース状態を600ミリ秒間検知して、
モデム停電救急信号をアドレスとして送信する。
また、モデムが中央地モデムとして動作してい
る場合には、その停電出力はデジタルフオーマツ
トでなければならない。この場合、リレー接点
K2はコンデンサの電圧をパルス発生器131に
印加し、このパルス発生器131が、第2図に示
すモデム13,33のような関連する遠隔地モデ
ムに、デジタル停電信号を約7秒間供給する。
第8図は二次チヤンネルの送受信信号のプロセ
ツサを示す。アナログ状態の受信回線信号は最初
に、中心周波数420Hzの帯域波器91に加えら
れ、二次チヤンネルが主チヤンネルより分離され
る。帯域波器91の出力は比較器93によりス
ライスされ、デジタルフオーマツトで復調器95
に供給される。実際には、FSKデジタル復調器
95は関連するモデムのデジタルLSI回路網の一
部として形成される。復調器95の出力はポスト
波器97に加えられ、この波器97は中心周
波数が130Hzの低域波器である。低域波器9
7の出力は第2の比較器99に加えられ、この出
力は二次チヤンネル復調データである。また、二
次チヤンネル搬送波は、このレベルが所定のの閾
値を越えたときに正指示信号を出す搬送波検知回
路101により検知される。この回路101は搬
送波検知信号をアンドゲート103に出力する。
アンドゲート103の他の入力は第2の比較器9
9の出力信号である。アンドゲート103の出力
は二次チヤンネル受信データであり、これは停電
検出のために第6図中入力端子A7に供給される。
復調器95の出力は搬送波検波によりゲートさ
れ、モデムが二次搬送波を受信していない場合に
は、二次受信データがオフ状態に変化する。第2
の比較器99の出力及び遅延した搬送波検知信号
は共に第2のアンドゲート105に加えられる。
このアンドゲート105は上記アンドゲート10
3と同様に動作する。
遠隔モデムにおいて、アンドゲート105の出
力はマイクロプロセツサの受信データ入力64及
び二次チヤンネル受信データオアゲート108に
出力される。中央モデムにおいて、アンドゲート
105の出力は300ミリ秒スペース阻止タイマ1
07に加えられ、これより復調二次チヤンネル受
信データ出力がオアゲート108を介してシステ
ム制御装置15に供給される。プロセツサ63,
65が中央地にあるときには、オアゲート108
の出力はプロセツサのメツセージ出力である。マ
イクロプロセツサへの受信データは、中央地モデ
ムの二次送信データ入力110により供給され
る。300ミリ秒スペース阻止タイマ107は停電
スペーストーンがネツトワークの第1の段に送ら
れるのを阻止する。
遠隔地において、マイクロプロセツサのメツセ
ージ出力はまずデジタル変換器114、望ましく
はモデムのLSIチツプに加えられ、次いで帯域
波器115に加えられ、伝送回線チヤンネルを通
して伝送される。モデムが中央地にある場合に
は、システム制御装置15よりのデジタルデータ
がオアゲート113を介して変調器114に加え
られ、遠隔地に伝送される。
第6図に示す回路は、第1図に示す正業装置1
7の中心となる部分を示すもので、遠隔モデム1
3及び中央モデム11のいずれにも設けられてい
る。
制御装置17は、システム制御装置15から送
られてくるアドレス信号や命令信号を復調し、そ
の装置17自身がアドレス指定されていれば、命
令信号の内容により予めプログラケされている手
順に従い、モデムのテストを実行する。更に制御
装置17は、テスト結果を固有の信号に変換し、
それをシステム制御装置15に送る。又、制御装
置17は、システム制御装置15から送られてく
る信号とは関係なく、それを結合されているモデ
ム13に異常自体が発生すると、かかる異常を検
知し、適当な警報信号をシステム制御装置15に
送信する。
第6図のプロセツサ63,65の動作を第9図
乃至第21図の流れ図に示す。第9図に示すよう
に、プロセツサは通常はアイドルループで動作
し、種々のシステムパラメータをモニタする。ま
ず最初に、プロセツサは停電指示及び受信回線故
障指示をテストし、警報状態が検知されない場合
には、各タイマをリセツトする。プロセツサは次
いでテストを行ない、関連する状況ビツトでの転
移を保持する。次いで、流れ指示がチエツクさ
れ、流れ状態が悪い場合には、タイマリセツトが
指示される。
第9図中の次のテストはデータスペースについ
てである。データスペースが検知されると、字の
引き続いての受信が指示される。開始ビツトが検
知されると、フラグがセツトされて文の受信を指
示する。開始ビツトが一旦検知されると、字が次
いで受信される。次いで、DNRタイムアウトが
進行しないときには、DNRタイマが零にリセツ
トされる。またDNRタイムアウトが進行すると
きには、タイマは次に動作することを許容し、次
の段階の動作が行なわれる。このの段階におい
て、テストエラー計数状態がチエツクされる。エ
ラーが発生してエラーが計数された場合に、カウ
ンタが積算動作する。次いで、アイドルループが
繰り返えされる。
第10図に示すように、3.348ミリ秒毎にアイ
ドルの中断が起こる。3.348ミリ秒は、各受信ビ
ツトの中央で最高のボー速度でサンプリングし得
るように定めてある。毎秒75ビツトでは、ビツト
時間当り4つのクロツクが用意される。
中断チエインでの第1のテストは、字がアイド
ルループ期間中に設定されたフラグに応じて受信
されているか否かを確認することである。字がフ
ラグに応じて受信されている場合には、プロセツ
サは第12図に示すルーチンに移る。また字がフ
ラグに応じて受信されていない場合には、一時的
警報記憶レジスタ内の警報状態がクリアされ、次
いで多数の警報状態がモニタされる。停電タイム
アウトがモニタされ、タイムアウトが起きた場合
には、停電ビツトが一時的警報記憶レジスタにセ
ツトされる。タイムアウトが起きない場合には、
停電タイマが進み、受信回線故障タイムアウトの
デストが行なわれる。受信回線故障タイムアウト
が起こると、警報レジスタ内の受信回線故障ビツ
トがセツトされ、ダイヤルモードに対するチエツ
クが行なわれる。モデムがダイヤルモードである
場合には、プロセツサはダイヤル回線が欠落され
るべきであることを指令する。受信回線故障タイ
ムアウトが起こらないときには、受信回線故障タ
イマが進行し、次のテストが行なわれる。このテ
ストにおいて、流れタイムアウト指示がモニタさ
れる。流れ状態が起きたときには、一時的警報記
憶レジスタの流れビツトはセツトされる。流れ状
態が起こらないときには、流れタイマが進行し、
プロセスは第11図に移行する。
第11図のプロセスにおいて、顧客警報状態の
テストが行なわれ、一時的記憶レジスタ中の顧客
警報ビツトが必要に応じてセツトされる。次に、
DNRタイミングに対するテストが行なわれる。
ここで、DNRがタイムアウトされると、プロセ
ツサがDNRビツトを警報記憶レジスタ内にセツ
トし、ダイヤル回線にスイツチバツクさせる制御
信号を発生する。
次に、フラグが調べられてメツセージ送信が必
要か否かを指示する。メツセージ送信が必要であ
る場合には、第15図に示すフローが行なわれ
る。メツセージ送信が必要でない場合には、テス
トが行なわれ警報がセツトされたか否かを示す。
警報がセツトされない場合には、再びアイドル状
態となる。警報がセツトされると、警報状態が受
信したRSI指令信号により阻止されないものであ
るときは、警報メツセージが中央システム制御装
置15に戻されることを要する。このような場合
には、ITCモードが解除され、警報タイプが送信
バツフアに記憶される。プログラムは次いで第1
4図に示すフローに移行し、単一のデータバイト
メツセージを構成する。また、字の受信が第9図
及び第10図のフローに応じて検知された場合に
は、第12図に示す受信プロセスに移行する。こ
のプロセスはPSU65中のプログラム可能のカ
ウンタにより制御される。PSU65はスタート
ビツトの開始を示す転移と再び同期する。入力メ
ツセージを受信した際の計数動作を第22図に示
す。第12図中の第1のテストでは、プログラム
可能なカウンタの計数を調べて、ビツトを検知す
る時間か否かを決める。ビツトの時間でない場合
には、RXルーチンが第10図のフローに戻る。
またビツトの時間である場合には、次のテストは
スタートビツトの時間であるか否かを検知するこ
ととなる。この検知は、各サンプリング期間毎に
減じて、ストツプビツト中アイドル状態となる第
2のカウンタを使用して行なわれる。10を計数
することは、スタートビツトを示し、1を計数す
ることは、最後のビツトを示す。サンプリングは
各ビツト時間の中点で起こる。スタートビツトの
時間で、ある場合には、テストが行なわれてスタ
ートビツトが適正か否かを決める。スタートビツ
トが不適正である場合には、エラーが計数され
る。またスタートビツトの時間でない場合には、
テストが行なわれてストツプビツトの時間である
か否かを確認する。ストツプビツトの時間である
場合には、ストツプビツトの質が再度確認され
る。ストツプビツトが適正である場合には、全部
のメツセージ語についてバリテイチエツクが行な
われる。バリテイが適正である場合には、受信プ
ロセスがキヤンセルされ、新しい語が受信スタツ
クに記憶される。ストツプビツトの時間でない場
合には、新しいビツトがサンプルされ、検知さ
れ、電流データ語を記憶するレジスタ内に移行す
る。これで受信ルーチンが終了する。
新しい語が第12図のフローに応じてスタツク
内に記憶された場合には、第13図に示すフロー
に移る。受信した字は、最初に受信した字が次の
字が受信されるにつれて、スタツク中順次上方に
移行されつつ蓄積される。しかして、第13図の
第1の段階はスタツクの頂部(最旧字位置)をチ
エツクし、これが「DEL」字か否かを判断する。
これが「DEL」字であるときには、完全なメツ
セージが受信されると思われる。また「DEL」
字でないときには、プロセスはアイドルモードに
移行する。また「DEL」がスタツクの頂部で検
知された場合には、次のテストはアドレスがグル
ープアドレスか否かを確認することである。アド
レスがグループアドレスでない場合には、アドレ
スがテストされ、これがアドレスビツトAD0,…
AD7により設定されるマイクロプロセツサのアド
レスか否かを確認する。アドレスが不適正である
場合には、プロセツサはアイドルモードに戻る。
アドレスが正しい場合には、プロセツサはブロツ
クチエツク字(BCC)をチエツクする。BCCが
適正である場合には、指令番号が、第14図に示
すフローに応じた後の了解動作のために記憶され
る。次いで、指令信号が調べられ、これが許容し
うる指令セツトのメンバーか否かを判断する。指
令が所定のメンバーでない場合には、プロセスが
アイドルモードに戻る。また指令が適正な指令信
号である場合には、テストが行なわれ、プロセツ
サがITCモードにあるか否かを確認される。プロ
セツサがITCモードにないときには、プロセツサ
は図示の表を介して指令ルーチンに分かれて移行
する。
第14図は了解プロセスを示す。第13図のフ
ロー中に記憶された指令信号は送信スタツクのデ
ータバイト位置に置かれる。次いで、バリテイが
データバイトについて計算され、ブロツクチエツ
クコードが発生して送信スタツクに記憶される。
単一のデータバイトメツセージの場合には、ター
ミネイタが送信スタツク中におかれて単一のデー
タバイトメツセージを表示する。スタツクの頂部
に対する指針はセツトされて送信されるべき次の
字を指し示し、「送信中」フラグがセツトされる。
送信中フラグのセツトにより、第11図中のフロ
ーが第15図の送信ルーチンに移る。マークバイ
トが送られるときには、スタートビツトがマーク
にセツトされる。これにより、字が送信され、こ
の字がスタートビツトが通常起こる位置でのデー
タマークビツトで置換される。全部1を有する字
のバリテイは1(マーク)であり、1つの字の時
間の間、継続したマークホールド状態となる。こ
れにより、同期バイトである2番目の字が、対応
する受信回路がマークホールドが検知してビツト
を何ら失うことなく、受信する用意ができるまで
遅延される。次いで、スタートビツトがスペース
をリセツトして、次の字の正常な送信を可能とす
る。受信回線故障カウンタはRLF警報の送り出
しに合わされ、プロセツサはアイドルモードに復
帰する。
プロセツサは第15図に示す送信モードとな
り、二次チヤンネル搬送波がオンとなる。カウン
タが再び使われてメツセージ送信のタイミングを
とり、このメツセージは送信スタツクに記憶され
る。最初に、テストが行なわれ、ビツトを送り出
す時間にあるか否かを判断する。その時間でない
場合には、再びアイドルモードとなり、計数が調
べられて、スタートビツトの時間か否かを決定す
る。スタートビツトの時間であるるときには、ス
タートビツトが送られる。スタートビツトの時間
でない場合には、テストが行なわれ、ストツプビ
ツトを送る時間か否かを判断し、ストツプビツト
を送る時間であるときには、マークが送られる。
スタートビツト又はストツプビツトの時間でない
ときには、テストが行なわれて送信される字のエ
ンドが到来したか否かを判断する。字のエンドが
到来しないときには、データビツトが送られてプ
ロセツサがアイドルモードに復帰する。字のエン
ドが検知されたときには、ビツトカウンタが再び
セツトされ、ビツトカウンタがリセツトされ、送
信スタツク指針が前進して、送信スタツクの底に
到来したか否かを確認するテストが行なわれる。
送信スタツクの底が到来した場合には、搬送波が
欠落し、送信中フラグが解除され、プロセツサが
アイドルループに戻る。送信スタツクの底に到ら
なかつたときには、第16図に示すフローが行な
われる。
第16図のフローにおいて、メツセージの終端
が到らなかつたときには、送信ビツトカウンタが
再び動作されて、第15図のフローが再び行なわ
れる。メツセージが終端にあるときには、テスト
が行なわれてメツセージが繰り返して送られる警
報メツセージであるか否かを判断する。メツセー
ジが警報メツセージでなかつた場合には、点5よ
り第15図のフローが再び行なわれる。メツセー
ジが警報メツセージであつたときは、テストが行
なわれて、警報メツセージが受信回線故障警報で
あつたか否かを判断する。警報メツセージが受信
回線故障でないときには、送信スタツク指針がス
タツクの頂部に戻されてセツトされ、点竟におい
て第15図のフローに再び移る。また警報が受信
回線故障の場合には、テストが行なわれ、RLF
の送信の時間が終了したか否かを判断する。通常
は10秒間の送信である。この時間は、T7ボー速
度に応じて±2秒変化する。送信時間が終了した
ときには、RLF信号が阻止されて、点において
再び第15図のフローに移る。
第17図のフローは、プロセツサにより了解さ
れる指令信号に対するプロセツサの応答を示す。
RSI指令信号に応答して、警報信号が一時的警報
記憶より救急信号阻止フラグへ移される。また
RTN指令信号に応答して、全部の救急信号阻止
が解除される。了解フローに戻る前に、ITCモー
ドは勿論、SPT、TPE、BLL、ACL、DCL、及
び他の活動警報ビツトがクリアされる。SDB指
令信号は、モデムをダイヤルバツクアツプ回線に
復帰的に切り換えるビツトをセツトする。SEC指
令はエラー計数フラグをクリアする。DCL指令
はDCグループ制御ビツトをセツトし、ACL指令
はACグループ制御ビツトをセツトする。ITC指
令はITCモードを指示するフラグをセツトする。
これらの全部の指令は第14図の了解フローに戻
る。
第18図はDEC及びDMS指令の作用を示し、
この指令はプロセツサが3―データバイトメツセ
ージを形成することを要求する。DEC指令信号
に対しては、エラーカウンタか送信スタツクとな
る。DMS指令信号に対しては、状況ビツトが集
められて、送信スタツクに置かれる。フローは、
次いで第14図の3―バイトメツセージ入口点に
戻る。
第19図のフローは、EEC、STE及びTPE指
令の作用を示す。EEC指令に応答して、テスト
エラーカウンタがクリアされる。エラーカウント
フラグがセツトされ、電流エラービツト状態が記
憶される。STE指令に応じては、ACグループビ
ツト及び遮断回線ループビツトがセツトされ、テ
ストパターン可能ビツトがセツトされる。了解は
第14図のフローに逆戻りすることにより得られ
る。
第20図はSPF及びSPT指令信号を示す。こ
のフローはアイドル状態に戻り、了解は得られな
い。
第21図はSDL及びDDBの動作を示す。SDL
に応答して、制御ビツトがセツトされてスイツチ
が供用回線に切り換えられ、DNRフラグがセツ
トされてDNR救急信号に対するタイムアウトが
開始する。SDL指令に応答する次の段階及び
DDB指令に応答する段階はダイヤル回線を欠落
すること及び了解ルーチンに戻すことである。
本発明の目的及び精神より逸脱することなく、
種々の変形例が考えられることは分るであろう。
【図面の簡単な説明】
第1図a及び第1図bは夫々本発明の実施例方
式の一部を示すブロツク図、第2図は本発明実施
例を適用した二段モデム方式のブロツク図、第3
図は本発明実施例での指令送信用データフオーマ
ツトを示す図、第4図は状態を表わす簡明な用語
のフオーマツトを示す図、第5図は本実施例での
ダイヤルバツクアツプ技術を示すブロツク図、第
6図は本実施例での検査・制御装置の回路図、第
7図は本実施例での停電検知回路網を示す回路
図、第8図は本実施例での受信―送信回路網の回
路図、第9図乃至第21図は検査・制御装置の動
作を示すフローチヤート、及び第22図は検査・
制御装置の受信機能を示す図である。 11……中央地モデム、13……遠隔地モデ
ム、15……中央システム制御装置、17,1
7′……遠隔テスト・制御装置、19……二次送
受信装置、21……テスト・制御装置、23……
モニタ、27……マルチドロツプ回線、29……
遠隔制御装置、31……デジタル混合器、33…
…中央第二段モデム、34……4―ワイアマルチ
ドロツプ回線、35……遠隔第2段モデム、5
5,57,59,61……多重器、63……マイ
クロプロセツサ中央処理装置、65……プログラ
ム記憶装置、67……セレクト回線、71……多
回線アダプタ、73……データアクセス構成、7
5……ACブリツジ、77……ダイヤルバツクア
ツプ装置、91……帯域波器、93……比較
器、95……復調器、97……ポスト波器、9
9……第2の波器、101……搬送波検知回
路、103……アンドゲート、105……第2の
アンドゲート、107……スペースタイマ、10
8……オアゲート、113……オアゲート、11
4……デジタル復調器、115……帯域波器、
121……停電検知リレー駆動回路、123……
リレー、125……コンデンサ、127……停電
発振器、129……低域波器、131……パル
ス発生器。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 中央モデム11と、 少なくとも通常のデータ伝送用の一次チヤンネ
    ルと警報信号伝送用の二次チヤンネル25を有す
    る伝送手段により、該中央モデム11と通信する
    少なくても一つの遠隔モデム13と、 該中央モデム11に接続され、該中央モデム1
    1及び遠隔モデム13を制御するシステム制御手
    段15と、 該遠隔モデム13と協働するよう接続され、シ
    ステム制御手段15から独立して、自律的に該遠
    隔モデム13の動作状態をモニタし、該遠隔モデ
    ム13に所定の異常状態が発生すると警報信号を
    発生し、該二次チヤンネル25を介して該中央モ
    デム11に送信する遠隔テスト制御装置17と、 該中央モデム11と協働するよう接続され、シ
    ステム制御手段15から独立して自律的に該中央
    モデム11の動作状態をモニタし、該中央モデム
    11に所定の異常状態が発生すると警報信号を発
    生し、システム制御手段15に送信する一方、 該遠隔テスト・制御装置17から該中央モデム
    11に送られて来た警報信号もシステム制御手段
    15に送信する中央テスト・制御装置17′から
    成ることを特徴とするモデム診断装置。 2 特許請求の範囲第1項記載のものにおいて、
    該一次チヤンネル及び二次チヤンネルは共に同一
    線上に伝送され、該二次チヤンネル25は、該一
    次チヤンネルよりも、より信頼性の高い伝送特性
    を有することを特徴とするモデム診断装置。 3 特許請求の範囲第1項記載のものにおいて、
    上記所定の異常状態は、顧客により決定される異
    常状態ストリーミングの異常状態、受信回線の欠
    陥による異常状態、モデム電源の異常状態、共用
    回線が復旧していない旨の異常状態の少なくとも
    いずれか1つであることを特徴とするモデム診断
    装置。 4 特許請求の範囲第3項記載のものにおいて、
    上記所定の異常状態のそれぞれは、警報信号中の
    所定ビツトで表されることを特徴とするモデム診
    断装置。
JP60083576A 1977-06-06 1985-04-17 モデム診断装置 Granted JPS62142434A (ja)

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