JPS64857Y2 - - Google Patents
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- JPS64857Y2 JPS64857Y2 JP1984077765U JP7776584U JPS64857Y2 JP S64857 Y2 JPS64857 Y2 JP S64857Y2 JP 1984077765 U JP1984077765 U JP 1984077765U JP 7776584 U JP7776584 U JP 7776584U JP S64857 Y2 JPS64857 Y2 JP S64857Y2
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Landscapes
- Thermally Insulated Containers For Foods (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
産業上利用分野
この考案は、真空空間を断熱空間として持つた
金属製真空二重容器と云つた断熱容器等におい
て、真空空間の真空度を阻害する残留ガスを吸着
捕捉しておくゲツタを、真空空間内壁面に取付け
るのに利用される断熱容器等の真空空間内壁面へ
のゲツタ取付装置に関する。
金属製真空二重容器と云つた断熱容器等におい
て、真空空間の真空度を阻害する残留ガスを吸着
捕捉しておくゲツタを、真空空間内壁面に取付け
るのに利用される断熱容器等の真空空間内壁面へ
のゲツタ取付装置に関する。
従来技術
例えば真空二重瓶に代る耐衝撃性真空断熱容器
として用いられる金属製真空二重容器の場合、金
属製の二重壁間を真空化するのに、金属製二重壁
の各接合部のうち少なくとも最終一箇所を所定真
空度の真空空間内で接合するか、大気中での全接
合完了後二重壁の一部に設けられているバキユー
ムチツプを通じて二重壁内の空気を抜き、所定真
空度に達した時点でバキユームチツプを閉塞する
かして行われる。この際、二重壁内には、その接
合境界部狭小隅部が二重壁の荒れた内面部の一部
に空気が残留し、二重壁間を密閉真空空間とした
後、経時的にその真空度が低下する。このこと
は、真空二重壁による断熱性の低下をもたらし、
真空二重容器が魔法瓶等の断熱容器として用いら
れる場合、最も重要な性能の低下を意味してい
る。
として用いられる金属製真空二重容器の場合、金
属製の二重壁間を真空化するのに、金属製二重壁
の各接合部のうち少なくとも最終一箇所を所定真
空度の真空空間内で接合するか、大気中での全接
合完了後二重壁の一部に設けられているバキユー
ムチツプを通じて二重壁内の空気を抜き、所定真
空度に達した時点でバキユームチツプを閉塞する
かして行われる。この際、二重壁内には、その接
合境界部狭小隅部が二重壁の荒れた内面部の一部
に空気が残留し、二重壁間を密閉真空空間とした
後、経時的にその真空度が低下する。このこと
は、真空二重壁による断熱性の低下をもたらし、
真空二重容器が魔法瓶等の断熱容器として用いら
れる場合、最も重要な性能の低下を意味してい
る。
そこで従来、真空二重壁内にガス吸着物質いわ
ゆるゲツタを収容しておいて、それに残留ガスを
吸着させることにより真空度の低下を防止したも
のが提案されている。ゲツタは、その取扱いや管
理の容易さ等から固形ゲツタが用いられている。
固形ゲツタは真空空間内に収容されているだけで
は、容器使用中その動きに合せて動き回り、ガタ
ガタ音をたてる。このため、真空空間内壁へゲツ
タを金具により取付けるようにもされているが、
従来金具はゲツタを真空空間内壁との間で包持し
ているだけである。
ゆるゲツタを収容しておいて、それに残留ガスを
吸着させることにより真空度の低下を防止したも
のが提案されている。ゲツタは、その取扱いや管
理の容易さ等から固形ゲツタが用いられている。
固形ゲツタは真空空間内に収容されているだけで
は、容器使用中その動きに合せて動き回り、ガタ
ガタ音をたてる。このため、真空空間内壁へゲツ
タを金具により取付けるようにもされているが、
従来金具はゲツタを真空空間内壁との間で包持し
ているだけである。
解決しようとする問題点
前記のような取付構造であれば、金具は、ゲツ
タを真空空間内壁との間で包持する状態に保ちな
がら真空空間内壁面に溶接等して取付けられなけ
ればならないので、取付作業が面倒であり、作業
時間が長く掛かる。またゲツタは真空空間内壁面
および金具間で隙間があつたり生じ易いためにガ
タツキを生じ、使用者に不快感や品質、安全に対
する不信感を与えてしまう。
タを真空空間内壁との間で包持する状態に保ちな
がら真空空間内壁面に溶接等して取付けられなけ
ればならないので、取付作業が面倒であり、作業
時間が長く掛かる。またゲツタは真空空間内壁面
および金具間で隙間があつたり生じ易いためにガ
タツキを生じ、使用者に不快感や品質、安全に対
する不信感を与えてしまう。
そこでこの考案では前記問題を解決し、且つ前
記残留ガスを吸着し易くしてゲツタを有効に働か
せることを目的とする。
記残留ガスを吸着し易くしてゲツタを有効に働か
せることを目的とする。
問題解決の手段
この考案は前記目的を達成するため、真空空間
内壁面に固着されたゲツタ保持金具に、弾性引つ
掛かりや折曲でゲツタを保持するゲツタ保持片を
持つたゲツタ抱持部が設けられ、該ゲツタ抱持部
に後嵌めしたゲツタがゲツタ保持片の前記弾性引
つ掛かりや折曲によつて真空空間内壁面から浮か
された状態で抱持されていることを特徴とする。
内壁面に固着されたゲツタ保持金具に、弾性引つ
掛かりや折曲でゲツタを保持するゲツタ保持片を
持つたゲツタ抱持部が設けられ、該ゲツタ抱持部
に後嵌めしたゲツタがゲツタ保持片の前記弾性引
つ掛かりや折曲によつて真空空間内壁面から浮か
された状態で抱持されていることを特徴とする。
作 用
ゲツタ保持金具のゲツタ抱持部は、そのゲツタ
保持片の弾性や適宜折曲によつて、金具が真空空
間内壁面に固着される前後を問わずに、ゲツタを
受入れ抱持することができるし、抱持されるゲツ
タは、ゲツタ保持片の弾性や折曲によつて脱落や
ガタツキなく係着保持される。
保持片の弾性や適宜折曲によつて、金具が真空空
間内壁面に固着される前後を問わずに、ゲツタを
受入れ抱持することができるし、抱持されるゲツ
タは、ゲツタ保持片の弾性や折曲によつて脱落や
ガタツキなく係着保持される。
またこのように抱持されるゲツタは、真空空間
内壁面から浮かされているため底面が真空空間に
さらされ、その分ガス吸着表面積が増大し、残留
ガスの吸着作用を十分に発揮する。
内壁面から浮かされているため底面が真空空間に
さらされ、その分ガス吸着表面積が増大し、残留
ガスの吸着作用を十分に発揮する。
実施例
第1図から第3図に示される実施例について説
明すれば、ステンレススチール製の内容器1と外
容器2との間を真空空間3とした真空二重壁によ
る金属製容器4を、携帯用保温ボトルとした場合
が示されている。容器4は、内容器1および外容
器2の口部間と、外容器2における胴部2aと底
部2b間とが接合5されて二重壁1,2間を密閉
空間とされている。この密閉二重壁1,2間は、
外容器底部2bの中央に接合5して設けられた銅
製バキユームチツプ6を通じて、内部空気を加熱
しながら吸引除去されることにより所定真空度と
され、所定真空度に達したとき吸引状態を保ちな
がらチツプ6の先端を冷間圧接する等して閉塞7
することによつて、密閉真空空間3とされる。
明すれば、ステンレススチール製の内容器1と外
容器2との間を真空空間3とした真空二重壁によ
る金属製容器4を、携帯用保温ボトルとした場合
が示されている。容器4は、内容器1および外容
器2の口部間と、外容器2における胴部2aと底
部2b間とが接合5されて二重壁1,2間を密閉
空間とされている。この密閉二重壁1,2間は、
外容器底部2bの中央に接合5して設けられた銅
製バキユームチツプ6を通じて、内部空気を加熱
しながら吸引除去されることにより所定真空度と
され、所定真空度に達したとき吸引状態を保ちな
がらチツプ6の先端を冷間圧接する等して閉塞7
することによつて、密閉真空空間3とされる。
容器3の底部は、その外周下端に無理嵌め8さ
れた合成樹脂製底盤9によつて覆われている。容
器3の上端には、内容器1に連通する合成樹脂製
注ぎ口部材10が無理嵌め11され、、注ぎ口部
材10内周に着脱に至らない少しの回動で内容器
1の注出口1aを開閉できる栓体12が螺着13
されている。注ぎ口部材10の上端注ぎ口10a
はその外周に螺着した合成樹脂製蓋体15によつ
て閉じられる。
れた合成樹脂製底盤9によつて覆われている。容
器3の上端には、内容器1に連通する合成樹脂製
注ぎ口部材10が無理嵌め11され、、注ぎ口部
材10内周に着脱に至らない少しの回動で内容器
1の注出口1aを開閉できる栓体12が螺着13
されている。注ぎ口部材10の上端注ぎ口10a
はその外周に螺着した合成樹脂製蓋体15によつ
て閉じられる。
真空二重壁1,2の内面、殊に外容器底部2b
内面のバキユームチツプ6近くにゲツタ16が配
置されている。ゲツタ16は、底部2b内面にス
ポツト溶接17等して固着された保持金具18の
ゲツタ抱持部18Aに抱持して保持されている。
保持金具18は、ステンレススチール等適当な金
属板をプレス加工して形成され、2つの割環状取
付座18a間に、ゲツタ16上面に当てがわれる
小環体18bを幅狭連結腕18cにより連結し、
この連結腕18cの立上がり部と小環体18b外
周の連結腕18c連結部間に形成されている下向
き保持片18dとで、ゲツタ16を周囲から抱持
した状態で、小環体18bと保持片18dの下端
折曲爪18eとの間に挾み付け、底部2b壁から
ゲツタ16を浮かせて保持している。
内面のバキユームチツプ6近くにゲツタ16が配
置されている。ゲツタ16は、底部2b内面にス
ポツト溶接17等して固着された保持金具18の
ゲツタ抱持部18Aに抱持して保持されている。
保持金具18は、ステンレススチール等適当な金
属板をプレス加工して形成され、2つの割環状取
付座18a間に、ゲツタ16上面に当てがわれる
小環体18bを幅狭連結腕18cにより連結し、
この連結腕18cの立上がり部と小環体18b外
周の連結腕18c連結部間に形成されている下向
き保持片18dとで、ゲツタ16を周囲から抱持
した状態で、小環体18bと保持片18dの下端
折曲爪18eとの間に挾み付け、底部2b壁から
ゲツタ16を浮かせて保持している。
ここに、小環体18b、連結腕18c、保持片
18d、折曲爪18eはゲツタ抱持部18Aをな
し、少なくとも一方の保持片18dや折曲爪18
eの折曲を保持金具18の底部2bへの取付後に
行えば、その取付後の保持金具18の抱持部18
Aに対しゲツタ16を後嵌めして保持し得る。ま
た、保持片18dや折曲爪18eを元に戻せば、
ゲツタ16を取替え得る。前記ゲツタ抱持構造
上、ゲツタ16の非挾持部表面を真空空間3にさ
らす連通部19が保持金具18に形成され、また
ゲツタ16は底部2b壁から浮かされている。
18d、折曲爪18eはゲツタ抱持部18Aをな
し、少なくとも一方の保持片18dや折曲爪18
eの折曲を保持金具18の底部2bへの取付後に
行えば、その取付後の保持金具18の抱持部18
Aに対しゲツタ16を後嵌めして保持し得る。ま
た、保持片18dや折曲爪18eを元に戻せば、
ゲツタ16を取替え得る。前記ゲツタ抱持構造
上、ゲツタ16の非挾持部表面を真空空間3にさ
らす連通部19が保持金具18に形成され、また
ゲツタ16は底部2b壁から浮かされている。
さらに保持金具18は、2つ割環状取付座18
aの間隔変化と保持片18dの角度変化によつて
ゲツタ16の太さのバラツキに対応でき、連結腕
18cの取付座8aとの連結側屈曲部の屈曲角変
化によつてゲツタ16の高さのバラツキに対応で
きる。
aの間隔変化と保持片18dの角度変化によつて
ゲツタ16の太さのバラツキに対応でき、連結腕
18cの取付座8aとの連結側屈曲部の屈曲角変
化によつてゲツタ16の高さのバラツキに対応で
きる。
前記のように保持金具18に保持されたゲツタ
16は、前記連通部19を通じて全表面の大半を
占める周りとの非接触面が、真空空間にさらさ
れ、ガス吸着作用を充分に発揮する。しかも、ゲ
ツタ16は、保持金具18によつて脱落は勿論ガ
タツキを起すようなことがないよう抱持され、容
器使用中音を発したりしない。
16は、前記連通部19を通じて全表面の大半を
占める周りとの非接触面が、真空空間にさらさ
れ、ガス吸着作用を充分に発揮する。しかも、ゲ
ツタ16は、保持金具18によつて脱落は勿論ガ
タツキを起すようなことがないよう抱持され、容
器使用中音を発したりしない。
ゲツタ16は、加熱により活性化して旺盛なガ
ス吸着作用を発揮するもので、真空空間3を形成
するのに、加熱しながら内部空気を吸引除去し、
その最終にバキユームチツプ6を冷間圧接により
閉塞してなされるが、この真空密閉空間3を形成
する際のをゲツタ16が受け、容器1,2間が真
空密閉空間3とされる段階でガス吸着作用を発揮
して、加熱により同じく活性化しているN2やO2
と云つた残留ガスを吸着するが、ゲツタ16活性
化の際、既に吸着していたH2ガスをゲツタ16
自身が放出する。ところが、ゲツタ16は、バキ
ユームチツプ6の近くに保持されていることによ
りゲツタ自身からの放出ガスは、容器1,2間の
真空化に伴つて外部へ排出され易くなり、その
分、ゲツタの残留ガス吸着限界が高まる。
ス吸着作用を発揮するもので、真空空間3を形成
するのに、加熱しながら内部空気を吸引除去し、
その最終にバキユームチツプ6を冷間圧接により
閉塞してなされるが、この真空密閉空間3を形成
する際のをゲツタ16が受け、容器1,2間が真
空密閉空間3とされる段階でガス吸着作用を発揮
して、加熱により同じく活性化しているN2やO2
と云つた残留ガスを吸着するが、ゲツタ16活性
化の際、既に吸着していたH2ガスをゲツタ16
自身が放出する。ところが、ゲツタ16は、バキ
ユームチツプ6の近くに保持されていることによ
りゲツタ自身からの放出ガスは、容器1,2間の
真空化に伴つて外部へ排出され易くなり、その
分、ゲツタの残留ガス吸着限界が高まる。
第4図,第5図に示される第2の実施例は、前
記第1の実施例における環状取付座および小環体
を廃した平面より見て十字形保持金具21が用い
られている。保持金具21は相対向する一対の取
付腕21aの端部を底部2bにスポツト溶接17
して取付け、それら取付腕21aの立上がり部
と、取付腕21aとは直角な向きにある両側の保
持片21bの折曲爪21dとによつてゲツタ16
を包囲し、十字形天板部に打ち起し形成した弾性
舌片21cによつてゲツタ16を取付腕21aの
立上がり部途中に内側へ打ち起している折曲片2
1e上へ弾性的に押し付け外周周りおよび上下か
ら抱持している。
記第1の実施例における環状取付座および小環体
を廃した平面より見て十字形保持金具21が用い
られている。保持金具21は相対向する一対の取
付腕21aの端部を底部2bにスポツト溶接17
して取付け、それら取付腕21aの立上がり部
と、取付腕21aとは直角な向きにある両側の保
持片21bの折曲爪21dとによつてゲツタ16
を包囲し、十字形天板部に打ち起し形成した弾性
舌片21cによつてゲツタ16を取付腕21aの
立上がり部途中に内側へ打ち起している折曲片2
1e上へ弾性的に押し付け外周周りおよび上下か
ら抱持している。
この実施例では、取付腕21a、保持片21
b、折曲爪21d、折曲片21eがゲツタ抱持部
21Aをなしており、底部2bに対しゲツタ16
を浮していると共に、連通部19も形成してい
る。少なくとも一方の折曲爪21dを金具21取
付後に行えばゲツタ16の後嵌め抱持が可能であ
り、また折曲爪21dを元に戻せばゲツタ16の
取替えができる。
b、折曲爪21d、折曲片21eがゲツタ抱持部
21Aをなしており、底部2bに対しゲツタ16
を浮していると共に、連通部19も形成してい
る。少なくとも一方の折曲爪21dを金具21取
付後に行えばゲツタ16の後嵌め抱持が可能であ
り、また折曲爪21dを元に戻せばゲツタ16の
取替えができる。
この実施例では、保持具21が第1実施例の場
合よりも単純化するし、弾性舌片21cによる押
圧作用で、少ない接触でゲツタ16を安定させる
ことができ、ゲツタ16の真空空間3への露出面
を増大させることができる。また、金具18はそ
の抱持部18Aにより単独でゲツタ16を保持し
ているから、金具18の取付け前にゲツタ16を
保持しておいても一体に取扱えるから、金具18
の取付け上不便はない。
合よりも単純化するし、弾性舌片21cによる押
圧作用で、少ない接触でゲツタ16を安定させる
ことができ、ゲツタ16の真空空間3への露出面
を増大させることができる。また、金具18はそ
の抱持部18Aにより単独でゲツタ16を保持し
ているから、金具18の取付け前にゲツタ16を
保持しておいても一体に取扱えるから、金具18
の取付け上不便はない。
第6図から第8図に示される第3の実施例は、
ゲツタ取付金具31が、環状取付座31aの直径
線2箇所の内周に円弧形弾性抱持片31b,31
bを形成し、この各抱持片31bに斜め下内向き
の係止片31cおよび水平内向きの折曲片31d
を上下に形成している。係止片31cの突出度が
小さいのに対し、折曲片31dの突出度は小き
い。ゲツタ16は、抱持片31b間へ上方より押
し込むと、抱持片31bおよび係止片31cをそ
れらの弾性により押しのけながら係止片31c間
に進入し、係止片31cから外れた時点で折曲片
31dに当接して止まる。このとき、係止片31
cはその先端エツジがゲツタ16上面に係合し
て、上方への逆動を阻止する。これによりゲツタ
16は、係止片31により折曲片31dに当接し
た状態に係止され、脱落したりガタツキを起した
りしない。31Aはゲツタ抱持部である。
ゲツタ取付金具31が、環状取付座31aの直径
線2箇所の内周に円弧形弾性抱持片31b,31
bを形成し、この各抱持片31bに斜め下内向き
の係止片31cおよび水平内向きの折曲片31d
を上下に形成している。係止片31cの突出度が
小さいのに対し、折曲片31dの突出度は小き
い。ゲツタ16は、抱持片31b間へ上方より押
し込むと、抱持片31bおよび係止片31cをそ
れらの弾性により押しのけながら係止片31c間
に進入し、係止片31cから外れた時点で折曲片
31dに当接して止まる。このとき、係止片31
cはその先端エツジがゲツタ16上面に係合し
て、上方への逆動を阻止する。これによりゲツタ
16は、係止片31により折曲片31dに当接し
た状態に係止され、脱落したりガタツキを起した
りしない。31Aはゲツタ抱持部である。
この実施例は、金具31の取付けの前後を問わ
ずゲツタ16の抱持が簡単に行えるうえ、取替え
も、各抱持片31aを少し押し拡げて容易に行え
る。
ずゲツタ16の抱持が簡単に行えるうえ、取替え
も、各抱持片31aを少し押し拡げて容易に行え
る。
第9図に示される第4の実施例は、前記第3の
実施例の係止片31cが、折曲片31dに当接し
たゲツタ16の外周途中に圧接して食い込み、ゲ
ツタ16を折曲片31dに圧接した状態に係止し
ている。第3実施例の場合と同様の特徴を発揮す
る。
実施例の係止片31cが、折曲片31dに当接し
たゲツタ16の外周途中に圧接して食い込み、ゲ
ツタ16を折曲片31dに圧接した状態に係止し
ている。第3実施例の場合と同様の特徴を発揮す
る。
効 果
この考案によれば、ゲツタ保持金具のゲツタ抱
持部が、そのゲツタ抱持片の弾性や適宜折曲によ
つて、嵌入ゲツタを保持するから、脱落やガタツ
キを起させないし、固着された後の保持金具に対
してゲツタを後嵌めにより保持し得るから、保持
金具の固着作業が容易かつ迅速になされ得るし、
ゲツタの取付けも簡単である。また、真空度が低
下するなどで、真空容器を一旦分解した後作り直
すような場合、金具に保持されている使用済みゲ
ツタを取替えることもできる。
持部が、そのゲツタ抱持片の弾性や適宜折曲によ
つて、嵌入ゲツタを保持するから、脱落やガタツ
キを起させないし、固着された後の保持金具に対
してゲツタを後嵌めにより保持し得るから、保持
金具の固着作業が容易かつ迅速になされ得るし、
ゲツタの取付けも簡単である。また、真空度が低
下するなどで、真空容器を一旦分解した後作り直
すような場合、金具に保持されている使用済みゲ
ツタを取替えることもできる。
更に、ゲツタを真空空間内壁面から浮かすこと
によつて底面が真空空間にさらされるので、その
ガス吸着表面積を増大させて残留ガスを吸着し易
くし、小さなゲツタを有効に働かせることができ
る。
によつて底面が真空空間にさらされるので、その
ガス吸着表面積を増大させて残留ガスを吸着し易
くし、小さなゲツタを有効に働かせることができ
る。
第1図は第1実施例の縦断面図、第2図は要部
の断面図、第3図は要部の斜面図、第4図は第2
実施例の要部断面図、第5図は要部の斜面図、第
6図は第3実施例の要部断面図、第7図は要部の
斜面図、第8図は方向を変えて見た要部断面図、
第9図は第4実施例の要部断面図である。 {1……内容器、2……外容器、3…真空空
間}4……金属製容器、18,21,31……保
持金具、{18b……小環体、18c……連結腕、
18d……保持片、18e……折曲爪}18A…
…ゲツタ抱持部、{21a……取付腕、21b…
…保持片、21d……折曲爪、21e……折曲
片}21A……ゲツタ抱持部、{31b……円弧
形弾性抱持片、31c……係止片、31d……折
曲片、}31A……ゲツタ抱持部17……スポツ
ト溶接、19……連通部。
の断面図、第3図は要部の斜面図、第4図は第2
実施例の要部断面図、第5図は要部の斜面図、第
6図は第3実施例の要部断面図、第7図は要部の
斜面図、第8図は方向を変えて見た要部断面図、
第9図は第4実施例の要部断面図である。 {1……内容器、2……外容器、3…真空空
間}4……金属製容器、18,21,31……保
持金具、{18b……小環体、18c……連結腕、
18d……保持片、18e……折曲爪}18A…
…ゲツタ抱持部、{21a……取付腕、21b…
…保持片、21d……折曲爪、21e……折曲
片}21A……ゲツタ抱持部、{31b……円弧
形弾性抱持片、31c……係止片、31d……折
曲片、}31A……ゲツタ抱持部17……スポツ
ト溶接、19……連通部。
Claims (1)
- 真空空間内壁面に固着されたゲツタ保持金具
が、弾性引つ掛かりや折曲でゲツタを保持するゲ
ツタ保持片を持つたゲツタ抱持部を有し、該ゲツ
タ抱持部に後嵌めしたゲツタがゲツタ保持片の前
記弾性引つ掛かりや折曲によつて真空空間内壁面
から浮かされた状態で抱持されていることを特徴
とする断熱容器等の真空空間内壁面へのゲツタ取
付装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7776584U JPS60188536U (ja) | 1984-05-25 | 1984-05-25 | 断熱容器等の真空空間内壁面へのゲツタ取付装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7776584U JPS60188536U (ja) | 1984-05-25 | 1984-05-25 | 断熱容器等の真空空間内壁面へのゲツタ取付装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS60188536U JPS60188536U (ja) | 1985-12-13 |
JPS64857Y2 true JPS64857Y2 (ja) | 1989-01-10 |
Family
ID=30621132
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP7776584U Granted JPS60188536U (ja) | 1984-05-25 | 1984-05-25 | 断熱容器等の真空空間内壁面へのゲツタ取付装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS60188536U (ja) |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5826435B2 (ja) * | 1979-01-31 | 1983-06-02 | オキシ・メタル・インダストリ−ズ・コ−ポレ−シヨン | 酸性亜鉛電気メッキ溶用光沢剤組成物およびメッキ方法 |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6028Y2 (ja) * | 1981-08-11 | 1985-01-05 | 象印マホービン株式会社 | 金属製まほうびんのゲツタ−保持構造 |
-
1984
- 1984-05-25 JP JP7776584U patent/JPS60188536U/ja active Granted
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5826435B2 (ja) * | 1979-01-31 | 1983-06-02 | オキシ・メタル・インダストリ−ズ・コ−ポレ−シヨン | 酸性亜鉛電気メッキ溶用光沢剤組成物およびメッキ方法 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS60188536U (ja) | 1985-12-13 |
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