JPS647275Y2 - - Google Patents

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JPS647275Y2
JPS647275Y2 JP4256782U JP4256782U JPS647275Y2 JP S647275 Y2 JPS647275 Y2 JP S647275Y2 JP 4256782 U JP4256782 U JP 4256782U JP 4256782 U JP4256782 U JP 4256782U JP S647275 Y2 JPS647275 Y2 JP S647275Y2
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Japan
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electric motor
support
shaft
case
wall
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  • Structures Of Non-Positive Displacement Pumps (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 本案は板金プレス成型にて形設されたケースを
有する電動機を備えた扇風機に関する。
従来、扇風機に組み込まれる電動機は、アルミ
ダイカスト製のケースを備えていた。よつて前記
電動機の両側をU字状支持具にて軸支せしめる場
合、前記ケースの両側に突部を形設し、該突部を
切削せしめて、軸体を一体形設していた。だがア
ルミダイカスト製のケースはその成型に複雑な金
型を必要とし、成型を容易に行なえず、扇風機以
外の電気機器への転用も行ないにくいものであつ
た。そこで前記電動機のケースを成型が容易な板
金をプレス成型して行なうことで、前述の欠点を
解消できるものであるが、板金プレス成型におい
て前記軸体を一体に形設することは成型上並びに
精度上むつかしいものであつた。
本案は上記点に鑑みなされたもので、別体の軸
体を用いることで、板金製ケースの電動機の位置
決めと軸支を容易に行なうことを目的とし、送風
羽根を回転せしめると共に板金製ケースを有する
電動機と、扇風機スタンドに俯仰角調整自在に枢
支されるネツクピースと、該ネツクピースに枢支
されると共に前記電動機を先端部間に軸体を介し
て枢支するU字状支持具とを備え、前記軸体には
前記ケースの側部に形設した係止孔に係合する突
起と、前記支持具の先端部に形設した軸受に軸支
される軸部と、前記ケースと軸体と支持具とを連
結する軸受係止杆が挿通する貫通孔とを形設した
構成としたものである。
以下図示する実施例に基づき本案を説明する。
1は本案扇風機で、基台2と該基台に突設した
支柱とよりなるスタンド4と、前記支柱3に上下
動自在に挿入支持されるスライドパイプ5と、該
パイプの上部に回動自在に被嵌された連結体6
と、該連結体6に俯仰角調整自在に枢支されるネ
ツクピース7と、該ネツクピース7に回動自在に
枢支される扇風機主体8とよりなる。
前記扇風機主体8は前記ネツクピース7に形設
した軸受穴に挿入軸支される枢軸9を垂設した板
金製略U字状支持具10と、該支持具10の両先
端部間に挟持する如く、上下方向に回動自在に枢
支される電動機11と、該電動機11の前面に螺
子12にて装着される合成樹脂製円板状前カバー
13と、該前カバー13の中央部に前記電動機1
1の回転軸14を囲む如く突設された筒部15外
周に捩じ込まれるナツト16にて前記前カバー1
3に着脱自在に装着される後ガード17と、前記
回転軸14にスピンナ18にて着脱自在に装着さ
れる送風羽根19と、該羽根19の前面を被う如
く前記後ガード17の外周部に着脱自在に装着さ
れる前ガードと、前記支持具10の下部後端部よ
り後方に延設した取付板21と、該取付板21の
後端部に螺子22にて固定される左右首振用モー
タ装置23と、前記電動機11の後面に装着され
る上下首振機構24と、前記電動機11等を被
い、前記開口縁部が前記前カバー13の外周に嵌
合するカツプ状後カバー25とよりなる。前記扇
風機1を上下方向に首振せしめた時、前記支持具
10に枢支された前記電動機11と前カバー13
と後ガード17と送風羽根19と前ガード20と
上下首振機構24と後カバー25とが上下方向に
動き、前記支持具10と取付板21と左右首振用
モータ装置23とは上下方向に動かない。前記扇
風機1を左右方向に首振せしめた時前記扇風機主
体8が前記支持具10の枢軸9を中心に左右方向
に動く。
前記電動機11は板金プレス成型にて形設され
る前ケース30と後ケース31と、該両ケース3
0,31内に収納される固定子と、該固定子内に
回動自在に位置せしめられる回転子とよりなる。
前記前ケース30と後ケース31の端面中央には
軸受をその内部に収納する突部32,33を形設
しており、該突部32,33に収納される軸受に
て前記回転子の前記回転軸14が軸支される。前
記前ケース30と後ケース31の結合はその開口
端に張設した鍔部34,35を当接せしめ、両鍔
部34,35に螺子36を捩じ込んで行なう。前
記突部32,33の中央からは、前記回転軸14
が突出する。前記鍔部34,35はその外縁が円
形に形成されるのではなく、上下左右側縁部が直
線にて切断され、前記後カバー25内面との間に
空隙部37,38,39が形成される。
前記前カバー13の前面には前記筒部15を形
設しており、後面には前記螺子12が挿通され前
記前ケース30の前面に当接するボス部40を複
数個形設している。該ボス部40が前記前ケース
30前面に当接することで、前記前カバー13と
前記前ケース30前面との間に空隙部41を形成
している。前記前カバー13の外周部には前記前
ケース30の前端部側方にまで被さる鍔部42を
形設している。該鍔部42には前記後カバー25
の開口縁が嵌合する嵌合部43を形設している。
前記支持具10は前記取付板21と枢軸9が装
着される底板部50と、該底板部50の前端両側
より立ち上る支持部51とよりなる。前記底板部
50と取付板21と枢軸9との結合は、前記取付
板21の前端部に形設した突部52を前記底板部
50に形設した透孔53に挿入して位置決めを行
ない、前記底板部50と取付板21に形設した合
致する透孔に前記枢軸9上端部を挿入し、その先
端部をかしめることで行なつている。前記枢軸9
は前記底板部50の後端部中央に垂設される。前
記支持部51は先端部が基端部より拡がる如く折
曲されており、先端部の軸受54にて枢支される
前記電動機11下面を受けるように近接して位置
している。
前記電動機11の前記支持具10への枢支は含
油性合成樹脂にて成型された軸体60を介して行
なわれる。該軸体60には前記支持具10の軸受
54に軸支される軸部61と、軸受係止杆62が
挿通する貫通孔63と、前記電動機11の前ケー
ス30前端部両側に穿設した係止孔64,64に
嵌合する突部65,65と、前記前カバー13後
面に向い突出した規制突部66とを形設してい
る。前記前ケース30には前記軸体60を装着し
たとき前記貫通孔63と合致する透孔67を形設
している。前記前ケース30に前記軸体60を装
着し、該軸体60の軸部61を前記支持具10を
拡げて前記軸受54に軸支せしめることで、前記
前ケース30を前記支持具10に枢支できる。そ
の後前記支持具10の支持部51の拡がりを防止
するために前記前ケース30の内側より前記透孔
67及び貫通孔63に前記係止杆62を挿通し、
該係止杆62の突出端部をワツシヤー68を介し
てかしめる。よつて前記前ケース30が板金製で
あることで、前記軸体60相当部を一体に形成す
ることは成型上および精度上むつかしいものであ
つたが別体の前記軸体60を用いることで、前記
電動機11の前記支持具10への位置決めおよび
枢支を容易に行なえるものである。前記電動機1
1への給電コード70及び後述する前記上下首振
機構24の係脱を行なう操作インナーワイヤー体
71は前記支柱3内から前記ネツクピース7内に
挿通して、前記支持具10の底板部50に形設し
た透孔72に挿通し、前記前カバー13と電動機
11前面間の右側空隙部41内を挿通した後、前
記電動機11上面および前記後カバー25と鍔部
34,35との間の上側空隙部37を挿通して前
記上下首振機構24並びに前記電動機11の固定
子巻線からの引出線73に接続される。前記前カ
バー13と電動機11前面間の右側空隙部41内
に挿通された時前記インナーワイヤー体71およ
び給電コード70は前記電動機11前面の突部3
2と前記軸体60の規制突部66間に位置する。
よつて前記電動機11が上下方向の首振を行なつ
た時前記インナーワイヤー体71と給電コード7
0は伸縮して前記右側空隙部41内を移動するも
のであるが、前記規制突部66と突部32にてそ
の移動を前記右側空隙部41内にのみ規制される
ので、前記支持具10の支持部51側方に移動す
ることがない。
前記電動機11の後面に装着される上下首振機
構24は、板金を折曲せしめて形成される断面コ
字型歯車ケース80と、該ケース80の二側開口
部を閉塞する合成樹脂製蓋体81と、前記歯車ケ
ース80及び蓋体81に組み込み装着される複数
の歯車構成体と、該歯車構成体の動力伝達の係脱
を行なう係脱体82とよりなる。前記歯車ケース
80の各側壁端縁には折曲形設した取付片83を
形設している。前記歯車ケース80は、その各側
壁が前記上下首振機構24の上壁80aと右側壁
80bと下壁80cを形成する如く、螺子にて前
記後ケース31に固定される。前記螺子は前記後
ケース31の内側より前記取付片83に捩じ込ま
れる。前記蓋体81は、前記上壁80a上面に被
さる主上壁81aと、前記上下首振機構24の左
側壁81bと、背壁81cと、前記後ケース31
の突部33に被嵌される位置決め被嵌奥壁81d
と、前記下壁80cに連結される補助下壁81e
と、前記主上壁81aの左側部上面に形設した前
記係脱体82の取付部84と、前記左側壁81b
外面下縁に張設した前記電動機11の駆動用コン
デンサ85の載置部86と、前記左側壁81b外
面後縁に張設した前記コンデンサ85の端子被部
87とよりなる。前記蓋体81は前記被嵌奥壁8
1dを前記突部33に被嵌せしめると共に前記背
壁81c端部に形設した突起を前記歯車ケース8
0の右側壁80bの係合穴に嵌合せしめて、前記
蓋体81の前記歯車ケース80及び後ケース33
への位置決めを行なう。前記歯車ケース80への
蓋体81の係止は該蓋体81の主上壁81a及び
補助下壁81eに形設した弾性爪片88を前記歯
車ケース80の上壁80aと下壁80cに形設し
た透孔89に係合せしめて行なう。前記歯車ケー
ス80と蓋体81内に収納される歯車構成体は、
前記歯車ケース80と蓋体81内に突出する前記
回転軸14に形設されたウオーム90と、前記蓋
体81の左側壁81b内に形設した軸受91と前
記歯車ケース80の右側壁80bに穿設した軸受
穴92とで軸支され前記ウオーム90の上方に位
置するピニオン軸93と、該ピニオン軸93にて
軸支される前記ウオーム90に噛み合うウオーム
ホイール94と、前記ピニオン軸93に穿設した
貫通孔内に収納されるバネ95にて外方に付勢さ
れたクラツチボール96が係合し前記ピニオン軸
93と一体的に回転する該ピニオン軸93に軸支
された筒状クラツチ体97と、前記ピニオン軸9
3の前記軸受穴92より突出するピニオン98に
噛み合う前記右側壁80bの外面に軸支されたカ
ム歯車99とよりなる。前記筒状クラツチ体97
は前記ピニオン軸93の軸方向に移動自在に装着
されており、軸方向に移動せしめられることで、
前記ウオームホイール94の筒軸部の端部と前記
クラツチ体97との係脱が行なわれ、前記ウオー
ムホイール94と前記クラツチ体97間の回転力
伝達の切入が行なわれる。前記クラツチ体97は
バネ100にて常に前記ウオームホイール94に
係合する方向に付勢されている。前記クラツチ体
97の外周には鍔部を形設しており、該鍔部に前
記係脱体82が係合している。該係脱体82は前
記取付部84に回動自在に枢支されている。前記
係脱体82には前記インナーワイヤー体71のワ
イヤー101が接続され、該ワイヤー101にて
前記係脱体82が回動操作されることで、前記ク
ラツチ体97が移動せしめられる。前記インナー
ワイヤー体71は前記ワイヤー101の引張移動
が阻止されない程度に、前記取付部84のボス1
02に捩じ込まれる螺子103にて保持される。
前記カム歯車99は前記ピニオン98の下方に枢
軸104が位置する如く前記右側壁80bに枢支
される。前記ピニオン軸93は、前記ウオーム9
0の上方に位置せしめられ、該ウオーム90の下
方には部品が組み込まれないので、前記背壁81
cは前記ピニオン軸93とウオーム90の後方を
垂直壁部とし、前記背壁81cの下部を前記電動
機11後面に向い凹ますことができ、前記上下首
振機構24を前記電動機11の後面上部に形設し
て、前記上下首振機構24の下方に余空間部10
5を形設できる。本実施例においては前記背壁8
1cを前記電動機11に向い傾斜せしめること
で、前記余空間部105を形成している。前記歯
車ケース80の右側壁80bは前記ウオーム90
寄りに位置せしめており、前記ピニオン98とカ
ム歯車99は前記電動機11の後方内に位置せし
められる。前記カム歯車99と前記支持具10は
略L字形上下首振リンク106にて連結されてい
る。該リンク106の一端部は前記支持具10の
右側支持部51の基端に枢支されて該支持部51
の外側に添つて上方に伸びた後、前後電動機11
の鍔部34,35と後カバー25内面との右側空
隙部39を通して前記カム歯車99の外周部に前
記リンク106の他端部を枢支している。該リン
ク106は前記電動機11の鍔部34,35を直
線に切断せしめて形成した前記空隙部39に挿通
せしめられるので、前記後カバー25を前記鍔部
34,35の円弧部分にも近接する内径の断面略
円筒形にでき、外観をコンパクトに形成できるも
のである。
前記電動機11が運転せしめられると前記回転
軸14が回転し、該回転軸14のウオーム90か
らウオームホール94に回転が伝わり、前記クラ
ツチ体97から前記クラツチボール96を介して
前記ピニオン軸93に回転が伝わる。該ピニオン
軸93の回転により前記ピニオン98から前記カ
ム歯車99に回転が伝わり、前記上下首振リンク
106は前記支持具10の枢支点を中心にクラン
ク運動を行なう。該クランク運動に伴ない前記電
動機11は前記軸体60を中心として上下首振を
行なう。
前記給電コード70と引出線73は圧着端子に
て接続され、該接続された部分は前記蓋体81の
主上壁81aにバンド110にて縛り付けて保持
される。前記インナーワイヤー体71は前記蓋体
81の主上壁81aの左側部上面に形成された取
付部84から前記前カバー13と電動機11との
右側空隙部41に挿通されるので、前記インナー
ワイヤー体71は大きな曲率半径でもつて配線さ
れるので、前記インナーワイヤー体71内を移動
するワイヤー101の摺動抵抗を小さくでき、前
記基台2内の図示しない操作つまみによる操作力
を小さくできるものである。また前記インナーワ
イヤー体71並びに前記給電コード70は前記電
動機11の上下回動中心に近接して配線されるこ
とで前記電動機11の上下首振に伴なう伸縮、屈
曲、左右移動動作が少なくなるものである。
前記駆動用コンデンサ85はコンデンサ85の
端子111が前記電動機11と逆方向、前記端子
被部87に向く如く前記載置部86に載置され、
前記蓋体81の左側壁81bにバンド112にて
縛り付けられる。前記コンデンサ85の前記左側
壁81bへの装着は前述のバンド112による縛
り付けだけでなく弾性係止片による挟持、螺子に
よる固定等、種々考えられるものである。前記引
出線73と前記給電コード70と前記コンデンサ
85の端子111とは連絡線113にて接続され
る。前記端子111と給電コード70と引出線7
3と連絡線113との電気的接続は圧着端子にて
行なわれる。前記コンデンサ85の端子111を
前記電動機11とは逆方向に向けたことで前記コ
ンデンサ85を漏電の心配なく前記電動機11に
近接せしめることができる。また、前記端子11
1が上方に向いていないことで、前記上下首振機
構24の係脱体82に前記端子111が接触して
前記係脱体82の操作を阻げることがない。さら
に本実施においては前記端子111を前記端子被
部87にて被うと共に前記載置部86に前記コン
デンサ85を載置していることで、前記後カバー
25と載置部86と端子被部87でもつて前記コ
ンデンサ85を被い、該コンデンサ85へのほこ
りの付着を防止している。前記連絡線113と引
出線73と給電コード70を圧着端子にて接続し
た部分は前記給電コード70と引出線73との接
続部分を前記蓋体81の主上壁81aに縛り付け
たバンド110にて行なわれる。よつて前記給電
コード70と連絡線113と引出線73との絶縁
被覆が欠如しやすい接続部分は、導電性の前記歯
車ケース80に直接装着されるのではなく、絶縁
材料である前記蓋体81の主上壁81aに縛り付
けられるので、電気的絶縁が良好に行なえるもの
である。なお本実施例では前記バンド110にて
縛り付けたものであるが、前記主上壁81aに弾
性係止片を一体形設して挟持せしめてもよい。
前記歯車ケース80の右側壁80bには後方に
伸びる仕切壁120を形設している。該仕切壁1
20の後端部には折曲切起片121を形設してお
り、該切起片121に捩じ込まれる螺子122に
て前記後カバー25を固定している。前記右側壁
80bは前述の如く前記ウオーム90寄りに位置
せしめていることで、前記仕切壁120と前記後
カバー25との間には余空間が形成される。該余
空間はバランスウエート123の収納部124と
され、前記仕切壁120は前記バランスウエート
123の装着部となる。前記仕切壁120にはバ
ランスウエート取付用螺子125が捩じ込まれる
ボス部126が突設される。前記バランスウエー
ト123には前記螺子125が挿通する透孔12
7と前記仕切壁120上縁部に引掛ける溝部が形
成される鍔部128を形設している。該鍔部12
8の一部には前記バランスウエート123を前記
仕切壁120に引掛けた時、前記ボス部126が
位置する切欠129を形設している。よつて前記
バランスウエート123を前記仕切壁120へ引
掛けるのみで、該仕切壁120への前記バランス
ウエート123の仮保持と位置決めを容易に行な
える。
前記支持具10より後方に延設した前記取付板
21は前記支持具10の底板部50より水平に延
びる固定部130と、該固定部130の後縁より
斜め上方に延びる中間傾斜部131と、前記上下
首振機構25の後方に位置して水平に延びる前記
左右首振用モータ装置23の取付部132とより
なる略〓状に形成されている。前記取付板21は
前記底板部50の左半側に固定され、前記モータ
装置23は前記歯車ケース80の仕切板120の
左側余空間内に位置する。よつて前記電動機11
の後方空間内の一半側(本実施例では左半側)に
前記首振モータ装置23を寄せて位置せしめ、他
半側(本実施例では右半側)に前記バランスウエ
ート123およびピニオン98とカム歯車99を
位置せしめたもので、前記電動機11の後方空間
を有効に利用して各部材を収納でき、前記後カバ
ー25の外径をコンパクトに形成できるものであ
る。
前記モータ装置23は電動機部と歯車部とより
なり、該歯車部より低速回転する出力軸140が
突出している。前記取付部132へは前記出力軸
140が下面に垂下する如く基板133を介して
前記螺子22にて固定される。前記出力軸140
にはカム体141が固定される。前記カム体14
1の外周部には左右首振リンク142の一端が枢
支され、該リンク142の他端は前記ネツクピー
ス7に枢支される。よつて前記モータ装置23が
運転されると前記左右首振リンク142は前記ネ
ツクピース7の枢支点を中心にクランク運動を行
なう。該クランク運動に伴ない前記支持具10が
枢軸9を中心に左右方向の往復運動を行ない、そ
れに伴なつて前記電動機11は左右首振りを行な
う。
前記取付板21に中間傾斜部131を形設した
ことで、該傾斜部131の後方および前記取付部
132の下方に余空間134が形成される。該余
空間134は、第2図に示す如く前記電動機11
が水平に向いている時には単なる余空間である
が、第10図に示す如く前記電動機11が下方を
向いた時には前記後カバー25の下側が前記取付
板21下面に近接して、前記後カバー25の運動
逃し空間となる。よつて前記電動機11の下方向
への首振時の前記取付板21の逃し部を前記後カ
バー25に形設する必要がなく、前記後カバー2
5をコンパクトにすることができると共に、前記
電動機11の下方向への首振角度を拡大できるも
のである。
前記中間傾斜部131は斜め上方に延びている
ものであるが、前記上下首振機構24の下方に余
空間部105を形設しているので、第9図に示す
如く、前記電動機11が上方を向いた時には前記
中間傾斜部131が前記上下首振機構24の背壁
81cに近接して、前記余空間部105が逃し空
間となり、前記電動機11の上方向への首振角度
を拡大できるものである。また本実施例において
は前記取付板21の中間傾斜部131および、該
傾斜部131と前記取付部132と固定部130
との近傍上面には凹所135を形設している。よ
つて前記電動機11を上方向に首振せしめた時、
該電動機11の後下角部が前記凹所135内に位
置し、上方向への首振をより大きくできるもので
ある。さらに前記凹所135は前記取付板21の
補強も行うものであり、前記取付板21成型用板
金の材厚を薄くする事ができ、成型を容易に行な
えるものである。
前記取付板21の右側縁部には、切欠部136
と突片137とを形設している。前記首振モータ
装置23への給電コード143は前記切欠部13
6に蛇行状に係止し、前記突片137に当接案内
されることで、前記取付板21の右側縁部に添つ
て、たるみなく配線できるものである。本実施例
においては前記取付板21に凹所135を形設し
たことで、前記取付板21の両側縁部下面に凹所
138が形成され、該凹所138に添つて前記給
電コード143が配線されることで、前記給電コ
ード143の前記取付板21からの突出が少なく
なる。よつて前記左右首振リンク143が前記取
付板21に近接して配された場合の、前記リンク
142への給電コード143の巻き付きが防止で
きるものである。前記給電コード143は前記ネ
ツクピース7内に挿通される前に、左右首振によ
るたるみを防止するために、前記支持具10の底
板部50に切り起こした垂下片144にバンド1
45にて固定される。
前記扇風機1の運転は、前記基台2に組み込ん
だ前記電動機11の図示しない制御スイツチ及び
タイマーにより制御される。よつて前記給電コー
ド70は前記ネツクピース7内を通した後前記ス
ライドパイプ5内に挿通され、前記スイツチ及び
タイマーに接続される。前記扇風機1の上下首振
は前記インナーワイヤー体71を前記スライドパ
イプ5内に挿通し、前記基台2に組み込んだ操作
用つまみに接続され、該つまみによる前記インナ
ーワイヤー体71のワイヤー101の引張操作に
より、停動される。前記扇風機1の左右首振は前
記給電コード143を前記スライドパイプ5内に
挿通した後、前記基台2に組込んだ図示しないス
イツチに接続され、該スイツチにより前記首振モ
ータ装置23を停動せしめて行なう。前記扇風機
1の首振制御を円滑に行なうために、前記スイツ
チをロータリースイツチとし、該スイツチの回動
軸にカム板を装着し、該カム板に前記インナーワ
イヤー体71を接続することで、単一の摘みでも
つて左右方向の首振と上下方向の首振と両首振を
組み合わせた曲線軌道首振とを切換操作できるも
のである。
なお、本実施例において、前ケース30と軸体
60と支持具10とを連結する軸受係止杆62を
かしめピンにて形成したものであるが、先端にの
み螺子部を形設した螺子を前記支持具10側より
前記貫通孔63に挿通し、前記前ケース30の透
孔67に捩じ込んで行なつてもよい。また前記軸
体60の突部65が係合する係止孔64を前記前
ケース30の前記透孔67の上下に一対形設した
ものであるが、前後に設けてもよいし、前記前ケ
ース30の前面端部に設けて角部に被さるように
前記軸体60を装着してもよい。また前記係止孔
64を前記突部65の外径より小さくして圧入保
持せしめてもよいし、弾性係止せしめてもよい。
前記軸体60を前ケース30に保持する構造にす
ることで、より組み立てを能率が向上するもので
ある。
以上の如く本案は、送風羽根を回転せしめると
共に板金製ケースを有する電動機と、扇風機スタ
ンドに俯仰角調整自在に枢支させるネツクピース
と、該ネツクピースに枢支されると共に前記電動
機を先端部間に軸体を介して枢支するU字状支持
具とを備え、前記軸体には、前記ケースの側部に
形設した係止孔に係合する突起と、前記支持具の
先端部に形設した軸受に軸支される軸部と、前記
ケースと軸体と支持具とを連結する軸受係止杆が
挿通する貫通孔とを形設したもので、前記軸体に
よつて前記電動機の位置決めと軸支を容易に行な
え、組立作業能率が向上する等、実用的効果が大
なるものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本案扇風機の一部断面側面図、第2図
はガードバランスウエート等を除いた水平方向を
向いた状態の扇風機主体の右側断面図、第3図は
ガード等を除いた扇風機主体の平断面図、第4図
はガード等を除いた扇風機主体の左側断面図、第
5図は第2図の−断面図、第6図は第2図の
−断面図、第7図はガード後カバー等を除い
た扇風機主体の斜視図、第8図は本案要部の分解
断面図、第9図は上方向を向いた第2図と同様の
扇風機主体の右側断面図、第10図は下方向を向
いた第2図と同様の扇風機主体の右側断面図、第
11図は支持具と取付板と左右首振用モータ装置
の側面図、第12図は同平面図である。 1…扇風機、7…ネツクピース、8…扇風機主
体、9…枢軸、10…支持具、11…電動機、2
1…取付板、23…左右首振用モータ装置、24
…上下首振機構、30…前ケース、51…支持
部、54…軸受、60…軸体、61…軸部、62
…軸受係止杆、63…貫通孔、64…係止孔、6
5…突部、67…透孔。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 送風羽根を回転せしめると共に板金製ケースを
    有する電動機と、扇風機スタンドに俯仰角調整自
    在に枢支されるネツクピースと、該ネツクピース
    に枢支されると共に前記電動機を先端部間に軸体
    を介して枢支するU字状支持具とを備え、前記軸
    体には、前記ケースの側部に形設した係止孔に係
    合する突起と、前記支持具の先端部に形設した軸
    受に軸支される軸部と、前記ケースと軸体と支持
    具とを連結する軸受係止杆が挿通する貫通孔とを
    形設してなる扇風機。
JP4256782U 1982-03-25 1982-03-25 扇風機 Granted JPS58144099U (ja)

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JP4256782U JPS58144099U (ja) 1982-03-25 1982-03-25 扇風機

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JPS58144099U JPS58144099U (ja) 1983-09-28
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