JPS647032Y2 - - Google Patents

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JPS647032Y2
JPS647032Y2 JP11477082U JP11477082U JPS647032Y2 JP S647032 Y2 JPS647032 Y2 JP S647032Y2 JP 11477082 U JP11477082 U JP 11477082U JP 11477082 U JP11477082 U JP 11477082U JP S647032 Y2 JPS647032 Y2 JP S647032Y2
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JP
Japan
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plate
holding
holding member
recess
steel plate
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JP11477082U
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JPS5920996U (ja
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  • Butt Welding And Welding Of Specific Article (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 この考案は板状物の直立保持装置に関し、特
に、曲面板のような板状物を溶接等により複数枚
接合して、鋼板セルのような大口径の円筒状構造
物を浮きドツク上で製作する場合の板状物の直立
保持装置に関する。
近年、狭い国土を有効に利用するために海洋開
発の必要性が高まつており、空港や廃棄物処理場
を海上に求めたり、港湾や沿岸の埋めたてなどが
さかんに行なわれている。このような場合、鋼板
セルと呼ばれる円筒状構造物を海底に打設し、こ
のセル内に中詰土を入れて岸壁を形成していた。
これまでの鋼板セル施工法では、陸上のヤー
ド、または造船所において複数に分割された円弧
状の曲面板(鋼製)を所定位置で組み合せ、これ
を溶接により接合して円筒状に組み立てていた。
そして組みあがつた鋼板セルを陸上クレーンや起
重機船により台船上に積み込み、打設現場へ運搬
してセルの打設を行なつていた。
ところが、陸上ヤードや造船所が打設現場付近
にない場合、海上運搬距離が長くなり作業効率が
悪くなる。このような場合には鋼板セルを海上の
浮きドツクを利用することが考えられる。海上の
浮きドツクで鋼板セルを製作する場合、陸上ヤー
ド、造船所で製作する設備に加えて円弧状の曲面
板をクレーン等によりドツク上に降ろした際に、
この曲面板を保持する設備がないと浮きドツクの
波による動揺の影響で溶接作業が安全に効率よく
行なえない。
この考案の目的は前記のように鋼板セルを海上
の浮きドツクで組み立てて製作する場合に、曲面
板を浮きドツク上の組立位置に安全に保持するこ
とができる保持装置を提供することである。
前記目的を達成するこの考案の板状物の直立保
持装置は、上方に向つて開いた各傾斜面とこの各
傾斜面の下方に連続する垂直面とを有し、この垂
直面が所定の間隙を有する凹部を形成し、さらに
この凹部底壁にはこの凹部に挿入される板状物の
支持枠を備えたガイド部材を設け、前記凹部の両
対向面には前記板状物を両側から挾むことができ
る保持部材を設け、この保持部材は前記ガイド部
材近傍に設けた油圧シリンダによりアームを介し
て前後方向に移動されるようにすると共に、前記
保持部材の移動方向の後方には、ハンドルの回転
により前後進して保持部材に接離自在となり、か
つ螺合により位置固定される手動ロツク装置を設
けたことを特徴としている。
以下図面を用いてこの考案の実施例を説明す
る。
第1図はこの考案の板状物の直接保持装置2の
一実施例の半断面図を含む側面図であり、第2図
A,B,Cは円筒状構造物である鋼板セル10を
組み立てる浮きドツク等の鋼板セル組立船1の平
面図、側面図、正面図であり、第1の保持装置の
設置場所を示すものである。
鋼板セル10を海上で組立てる際には、その構
成板状部材である曲面板12を、第2図Bに示す
ように曲面板運搬船3上に曲面支持部材13にて
支持して鋼板セル組立船1まで延び、この組立船
上で曲面板12の直線縁11同志を溶接する等し
て円筒状の鋼板セルにする。
前記鋼板セル組立船1は、一般に第2図Cに示
すように正面視コ字状の方形船で、船首、船尾方
向に突き出たノーズ部15を有する側壁16の上
甲板14上には、走行橋型クレーン4が移動自在
に設けられており、さらにその梁部44には船幅
方向に移動自在の横行体45が設けられている。
そして前記側壁16の間には鋼板セル10を組み
立てるための下甲板7があり、この下甲板7の前
記曲面板12を載置する位置には保持装置2、支
持台5および曲面板12の直線縁位置に継手部台
6が設置されている。8は係船索、9は操船ウイ
ンチである。
また、前記クレーン4の横行体45にはワイヤ
42を介して上下動自在のシヤツクル43が設け
られており、このシヤツクル43に取り付けられ
ているフツク41により第2図Bのように運搬船
3に運ばれてきた前記曲面板12を吊り上げ、こ
れを前記下甲板7上の所定位置に移動させて、そ
の直線縁11の端部が前記継手部台6上に載置さ
れるように下甲板7上に降下させる。
この時、前記曲面板12が下甲板7上の所定位
置に垂直に立つたまま保持固定する装置がこの考
案の曲面板等の板状物の直接保持装置2であり、
この保持装置2に保持された曲面板12の直線縁
11同志を継手部台6上で溶接等により接合すれ
ば第2図の2点鎖線で示す位置に鋼板セル10が
組み上がる。
前記板状物の直接保持装置2は、第1図に示す
ように下甲板7に設けられた台座33上にその外
枠21がボルト34、ナツト35で固定されて設
置されている。この外枠21の上方には互いに上
方に向つて開いた2つの傾斜面22とこれら傾斜
面22の下方に連続する垂直面23とを有するガ
イド部材20が設けられており、垂直面23同志
は一定の間隙Tをもつて下方に延長され、外枠2
1の中程で支持枠36によつて連絡され、全体と
して凹部19を形成している。この凹部19は鎖
線Lで示す組み立てられるべき鋼板セルの予定円
周上に位置し、その間隙Tはこの凹部19に挿入
される曲面板10の厚さより大きく形成されてい
る。
さらに、この考案の保持装置2には前記垂直面
23の内部に、前記凹部19に挿入される曲面板
10を両側から挾んで固定する保持部材であるチ
ヤツク24が設けられている。このチヤツク24
は、外枠21内に設けられた押圧装置の一種であ
る油圧シリンダ28によりアーム29を介して曲
面板10を両側から挾んだり離したりできるよう
にすると共に、チヤツク24の後端部の延長方向
に、外枠21間を結ぶ横枠30に歯合させたねじ
31および外枠21外から回転させることができ
るハンドル32を設け、チヤツク24が曲面板1
0を挾んだ状態で、これを外方から前記ねじ31
の移動によりロツクできるようにしておく。な
お、25はチヤツク24とアーム29とを回動自
在に連結するピン、26はアーム29の支点ピ
ン、27はアーム29と油圧シリンダ28に設け
られた移動片37とを回動自在に連結するピンで
ある。
以上のように構成されたこの考案の保持装置2
は、運搬船3によつて運ばれてきた曲面板12を
クレーン4により吊り上げて下甲板7上の所定位
置で降下させると、この曲面板12をガイド部材
20の傾斜面22によりスムーズに凹部19に導
き、曲面板12が支持枠36上に載置されたとこ
ろで油圧シリンダ28を作動させてチヤツク24
によりこの曲面板12を両側から挾んで強固に、
正確に組み立てられるべき鋼板セルの予定円周上
に保持することができる。従つて組立船が多少揺
れても円筒状構造物である鋼板セルの組み立てを
確実に行なうことができる。
以上説明したように、この考案の板状物の直立
保持装置は、傾斜面を有するガイド部材により円
筒状の型枠を構成する曲面板等の板状物を正確に
凹部に導き、この凹部に設けられた保持部材によ
りこれを強固に固定することができるので、陸上
における板状物の固定や組み立てに対して有効に
利用できるのはもちろんのこと、これを海上に浮
かべた浮きドツク等の組立船に設置、例えば鋼板
セル組立船の下甲板上の組み立てられるべき円筒
状構造物の予定円周上に複数個設置しておけば、
組立船上での鋼板セルの組み立てが確実容易に行
なえるという効果がある。
さらに、この考案の板状物の直立保持装置は、
板状物がガイド部材に導かれて凹部に挿入される
と、直ちに押圧装置により保持部材がこの板状物
を保持することができ、その後に手動ロツク装置
により前記保持部材を板状物保持状態で固定する
ことができるので、例え保持後に押圧装置が故障
しても板状物には影響がないという利点がある。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案の板状物の直立保持装置の一
実施例を示す半断面図を含む側面図、第2図A,
B,Cは円筒状構造物である鋼板セルを組み立て
る鋼板セル組立船上の第1図の装置の設置位置を
示す鋼板セル組立船の平面図、側面図、正面図で
ある。 1……鋼板セル組立船、2……保持装置、3…
…運搬船、4……クレーン、7……下甲板、10
……鋼板セル、11……直線縁、12……曲面
板、19……凹部、20……ガイド部材、22…
…傾斜面、23……垂直面、24……チヤツク、
28……油圧シリンダ、29……アーム、31…
…ねじ、32……ハンドル。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 上方に向つて開いた各傾斜面とこの各傾斜面の
    下方に連続する垂直面とを有し、この垂直面が所
    定の間隙を有する凹部を形成し、さらにこの凹部
    底壁にはこの凹部に挿入される板状物の支持枠を
    備えたガイド部材を設け、前記凹部の両対向面に
    は前記板状物を両側から挾むことができる保持部
    材を設け、この保持部材は前記ガイド部材近傍に
    設けた油圧シリンダによりアームを介して前後方
    向に移動されるようにすると共に、前記保持部材
    の移動方向の後方には、ハンドルの回転により前
    後進して保持部材に接離自在となり、かつ螺合に
    より位置固定される手動ロツク装置を設けたこと
    を特徴とする板状物の直立保持装置。
JP11477082U 1982-07-30 1982-07-30 板状物の直立保持装置 Granted JPS5920996U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11477082U JPS5920996U (ja) 1982-07-30 1982-07-30 板状物の直立保持装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11477082U JPS5920996U (ja) 1982-07-30 1982-07-30 板状物の直立保持装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS5920996U JPS5920996U (ja) 1984-02-08
JPS647032Y2 true JPS647032Y2 (ja) 1989-02-23

Family

ID=30265174

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JP11477082U Granted JPS5920996U (ja) 1982-07-30 1982-07-30 板状物の直立保持装置

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JPS5920996U (ja) 1984-02-08

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