JPS646864B2

JPS646864B2 -

Info

Publication number: JPS646864B2
Application number: JP972082A
Authority: JP
Inventors: Kunyasu Mori
Original assignee: SHINTO IND
Current assignee: SHINTO IND
Priority date: 1982-01-25
Filing date: 1982-01-25
Publication date: 1989-02-06
Also published as: JPS58128266A

Description

【発明の詳細な説明】本発明は鋳型バラシ装置に関する。一般に、鋳
枠内の注湯済鋳型はシエイクアウトマシン上面に
パンチアウトして落下させるようにしているが、
パンチアウト装置が鋳型を介してシエイクアウト
マシンを押圧し、シエイクアウトマシンを破損す
ることのないように、それらの間に一定距離の間
隔を保つ必要がある。そのために、落差が大きく
なり、製品はシエイクアウトマシン上面に衝突し
て損傷したり、或いは割れが生じたりする問題が
あつた。また、パンチアウト装置の対向下方に、
鋳型受け装置を設けて、鋳型を受け止め、受け止
められた製品はプツシヤ等でシエイクアウトマシ
ンに搬送するようにしているのもあるが、鋳型受
け装置の昇降シリンダがピツト内に設けてあつ
て、常時砂をかぶることになるため、砂がピスト
ンロツド或いはガイドロツドの摺動部にかみ込ん
で摩耗を早め、これらのピストンロツド、ガイド
ロツドを頻繁に取換える必要が生じ、またピツト
内のため取換、点検作業がやりにくいなどの問題
があつた。

また、湯口が付いたまゝの鋳型から取り出した
製品は砂分離が悪く、そのため、振動時間も長く
なり、製品の傷付きの原因にもなるなどの問題が
あつた。本発明はこれらの問題点を解決すること
を目的とするものである。

以下に、本発明の構成を第１図及び第２図の実
施例に基づき説明する。１は下型造型ライン、２
は上型造型ライン、３は鋳型・冷却ラインで、こ
れらのラインは互いに一定の間隔を保つて並行に
敷設され、下型造型ライン１は先端を下型移し替
えトラバーサ４を介して上型造型ライン２の中間
位置附近に連接されるとともに、後端を下型移し
替えリフター５を経て上型造型ライン２の後端に
連接され、また上型造型ライン２と鋳型・冷却ラ
イン３は両端を鋳型移し替えトラバーサ６及び上
枠分離装置７でそれぞれ連接されていて、鋳枠循
環ラインを構成している。下型造型ライン１上に
は、下型造型機８が設置してあるとともに、下型
造型機８前方の下型造型ライン１と鋳型・冷却ラ
イン３の間には、定盤移し替え装置９が架設して
ある。また、上型造型ライン２上には、上型造型
機１０と枠合せ装置１１が鋳枠の進行方向に沿つ
て順に配置してあるとともに、枠合せ装置１１前
方の上型造型ライン２と鋳型・冷却ライン３の間
には、重り乗せ替え装置１２が架設してある。ま
た、鋳型・冷却ライン３の前方両側には、上型バ
ラシライン１３とシエイクアウトマシン１４が鋳
型・冷却ライン３と並行に設けてあつて、上型バ
ラシライン１３から鋳型・冷却ライン３を経てシ
エイクアウトマシン１４に至る間には、これらと
交差してフレーム１５が跨設してあり、該フレー
ム１５上には、上枠吊り出し装置１６と製品吊り
出し装置１７を並設した走行台車１８が車輪１９
を介して走行移動自在に設けられている。走行台
車１８の端部には、フレーム１５上面に回動自在
に支持された走行シリンダ２０のピストンロツド
２０ａが連結してあつて、走行シリンダ２０の作
動により、走行台車１８はフレーム１５上面を走
行移動されるようになつている。

上枠吊り出し装置１６は、走行台車１８上面に
上向きに取付けられた持上げシリンダ２１と、そ
のピストンロツド２１ａ先端に固着連結された連
結板２２と、この連結板２２に上端部を連結接続
されて下端部を昇降フレーム２３に連結接続され
た連結棒２４と、昇降フレーム２３に基端部を回
動自在に支持された上枠クランプ爪２５と、この
上枠クランプ爪２５を開閉操作するためのクラン
プシリンダ２６と、を備えた構成とされていて、
持上げシリンダ２１及びクランプシリンダ２６の
作動により、上枠クランプ爪２５は昇降、かつ開
閉されるようになつている。２７は上枠２７ａと
下枠２７ｂを枠合せして成る完成鋳枠で、内部に
鋳造品２８を内蔵した鋳型２９が保持されてい
る。また、製品吊り出し装置１７は、前記上枠吊
り出し装置１６と略同じ構成になつていて、持上
げシリンダ３０と、そのピストンロツド３０ａの
先端に連結接続された連結板３１と、この連結板
３１に上端を連結接続されて下端を昇降フレーム
３２に連結接続された連結棒３３と、基端を昇降
フレーム３２に回動自在に枢支された製品クラン
プ爪３４と、この製品クランプ爪３４を開閉操作
するためのクランプシリンダ３５と、を備えた構
成とされていて、持上げシリンダ３０及びクラン
プシリンダ３５の作動により、製品クランプ爪３
４は昇降、かつ開閉されるようになつている。３
６は製品受けテーブルで、シエイクアウトマシン
１４の延長線上に配置されている。３７は上型バ
ラシライン１３の搬送端に直交して連結された上
空枠移し替え装置で、鋳型・冷却ライン３の中間
位置に連接されている。３８は上型バラシライン
１３の中間部に配置された上型パンチアウト装
置。

３９は上空枠移し替え装置３７と鋳型・冷却ラ
イン３上に位置された上枠吊り出し装置１７の間
の鋳型・冷却ライン３上方に配置された下型パン
チアウト装置。

４０は砂回収コンベヤで、上型パンチアウト３
８から下型パンチアウト３９を経てシエイクアウ
トマシン１４に至る下方に、シエイクアウトマシ
ン１４と交差して延長敷設されている。４１はプ
ツシヤシリンダで、シエイクアウトマシン１４延
長線上の製品受けテーブル３６の外側に先端をシ
エイクアウトマシン１４に向けて配置されてい
る。４２，４３は下型造型ライン１、または上型
造型ライン２の外側にそれぞれ配置されたプツシ
ヤシリンダ。また、４４は鋳型・冷却ライン３の
外側に配置されたプツシヤシリンダ。

次に、このように構成されたものの作動につい
て説明する。上型造型機１０で造型された上型を
内部に保持した上枠が、プツシヤシリンダ４３の
作動により、上型造型ライン２上を枠合せ装置１
１位置に送られ、一方、下型造型機８で造型され
た下型を内部に保持した下枠は、プツシヤシリン
ダ４２の作動により、下型造型ライン１上を搬送
され、途中反転されて定盤移し替え装置９で定盤
をセツトされるとともに、中子ステーシヨン１０
で中子をセツトされ、下型移し替えトラバーサ４
を介して上型造型ライン２に送られ、枠合わせ装
置１１で前記上枠に枠合わせされる。枠合わせさ
れた一対の上・下枠より成る完成鋳枠は、途中、
重り乗せ替え装置１２で重りを積載されるととも
に、注湯ステーシヨン２ａで注湯され、次いで鋳
型移し替えトラバーサ６を介して鋳型・冷却ライ
ン３に送られる。

注湯後、注湯済鋳型を内部に保持した完成鋳枠
は鋳型・冷却ライン３に送られ、重り乗せ替え装
置１２で重りを、また定盤移し替え装置９で定盤
を、それぞれ取外され、鋳型・冷却ライン３上に
位置された上枠吊り出し装置１６の直下に、プツ
シヤシリンダ４４の作動により、移送される。

次いで、昇降シリンダ２１が縮引作動し、昇降
フレーム２３が下降し、開閉シリンダ２６の押し
出し作動により、上枠クランプ爪２５が閉じら
れ、上枠２７ａが挾持されると、昇降シリンダ２
１の押し出し作動により、昇降フレーム２３が上
昇し、上枠２７ａは内部に上鋳型を保持した
まゝ、鋳造品２８及び下鋳型を下枠２７ｂ内に残
して上枠クランプ爪２５に挾持されて持上げられ
る。引続き、走行シリンダ２０が縮引作動して走
行台車１８はフレーム１５上面を移動し、上枠吊
り出し装置１６は上型バラシライン１３直上に、
また製品吊り出し装置１７は鋳型・冷却ライン３
直上に、それぞれ移動される。そして、上枠吊り
出し装置１６においては、昇降シリンダ２１が縮
引作動して昇降フレーム２５が下降するととも
に、開閉シリンダ２６の縮引作動により、上枠ク
ランプ爪２５が開き内部に上鋳型を保持した上枠
２７ａは上型バラシライン１３上に移し替えられ
る。次いで、この上枠２７ａは図示されないプツ
シヤシリンダにより、上型バラシライン１３上を
上型パンチアウト３８まで移動され、上型パンチ
アウト３８のパンチアウトシリンダにより、上枠
２７ａ内の上鋳型を下方の砂回収コンベヤ４０上
にパンチアウトしたあと、空となつた上枠２７ａ
は上空枠移し替え装置３７を経て鋳型・冷却ライ
ン３位置まで移動され下空枠２７ｂが移送されて
くるまで待機する。一方、製品吊り出し装置１７
においては、昇降シリンダ３０が縮引作動し、昇
降フレーム３２が下降して製品クランプ爪２５の
先端フツクを鋳造品２８の両側に対向して位置せ
しめるとともに、開閉シリンダ３５及び昇降シリ
ンダ３０の作動により、鋳造品２８を挾持して上
方に持上げる。そして、下鋳型を内部に保持した
下枠２７ｂは図示されないプツシヤシリンダによ
り、鋳型・冷却ライン３上を下型パンチアウト３
９位置まで移動され、下型のパンチアウトシリン
ダにより、下枠２７ｂ内の下鋳型が下方の砂回収
コンベヤ４０上にパンチアウトされたあと、さら
に空枠合わせ位置まで移動され、前記待機中の上
空枠に枠合わせされて上枠分離装置７に移送され
る。他方、この間に、走行シリンダ２０が押し出
し作動し、鋳造品２８を懸吊支持した製品吊り出
し装置１７は製品受けテーブル３６の直上に、ま
た上枠吊り出し装置１６は鋳型・冷却ライン３の
直上に、それぞれ移動されるとともに、製品吊り
出し装置１７においては、昇降シリンダ３０が縮
引作動して昇降フレーム３２が下降するととも
に、開閉シリンダ３５の作動により、製品クラン
プ爪３４が開いて鋳造品２８は製品受けテーブル
３６上面に載置され、昇降フレーム３２が上昇し
たあと、プツシヤシリンダ４１の作動により、製
品受けテーブル３６上面に載置された鋳造品２８
はシエイクアウトマシン１４上に押し出され、シ
エイクアウトマシン１４上で振動作用を受けなが
ら前進され図示されない製品収納箱に取出され
る。

また、上枠吊り出し装置１６においては、昇降
シリンダ２１及び開閉シリンダ２６が作動し、新
規の注湯済鋳型を保持した完成鋳枠の上枠２７ａ
が挾持されて前記操作が繰り返される。そして、
再び、枠合せされた空の完成鋳枠は上枠分離装置
７で上枠を分離され、分離された上空枠は上型造
型ライン２上に、また下空枠は下型移し替え装置
５で下型造型ライン１上に、それぞれ送られる。
以後、前記操作が繰り返される。

次に、前記上枠吊り出し装置１６、製品吊り出
し装置１７に堰折り装置５０を附加した他の実施
例を第３図及び第４図に基づいて説明する。

前記実施例と同じ構成のものは同じ番号を附し
て説明を省略する。

堰折り装置５０は走行台車５１の先端側に、上
枠吊り出し装置１６及び製品吊り出し装置１７に
並設してあつて、昇降シリンダ５２と、そのピス
トンロツド５２ａ先端に固着された連結板５３
と、連結棒５４を介して連結板５３に連結接続さ
れた昇降フレーム５５と、昇降フレーム５５に下
向きに取付けられた湯口押しシリンダ５６と、鋳
造品押えシリンダ５７と、を備えた構成とされて
いて、鋳造品押えシリンダ５７により鋳造品２８
を押さえ、湯口押しシリンダ５６で湯口部２８ａ
と製品部２８ｂを接ぐ堰部を析つて製品部２８ｂ
から湯口部２８ａを分離・除去できるようになつ
ている。

また、走行台車５１はフレーム５８上面を車輪
５９を介して走行移動されるようになつていて、
走行シリンダ２０の作動により、上枠吊り出し装
置１６は上型バラシライン１３の端部位置と鋳
型・冷却ライン３の間の上方を、また製品吊り出
し装置１７は鋳型・冷却ライン３とシエイクアウ
トマシン１４の間における上方を、また堰折り装
置５０はシエイクアウトマシン１４と側方の待機
位置の間における上方を、それぞれ一体状になつ
て走行移動されるようになつている。

このように構成されたものは、走行シリンダ２
０の縮引作動により、上枠吊り出し装置１６が上
型バラシライン１３上方に、製品吊り出し装置１
７がシエイクアウトマシン１４上方に、それぞれ
位置して前述（第１図及び第２図の実施例に於て
説明）した所定の操作をしている間に、堰折り装
置５０は製品受けテーブル３６直上に位置し、昇
降シリンダ５３が縮引作動して昇降フレーム５５
が下降し、次いで鋳造品押えシリンダ５７が押し
出し作動して、そのピストンロツド５７ａの先端
で、製品受けテーブル３６上面に載置された鋳造
品２８を押さえ付けるとともに、湯口押しシリン
ダ５６が押し出し作動して、そのピストンロツド
５６ａ先端のロツド部材で湯口部２８ａを押圧し
て湯口部２８ａと製品部２８ｂを接ぐ堰部を折
り、湯口部２８ａを製品部２８ｂから分離除去す
る。

その後、昇降シリンダ５２、湯口押しシリンダ
５６及び鋳造品押えシリンダ５７が逆作動し、そ
れぞれが原位置に戻り、製品受けテーブル３６に
載置されて湯口部２８ａを分離・除去された製品
部２８ｂは、プツシヤシリンダ４１の押し出し作
動により、シエイクアウトマシン１４上面に押し
出される。そして、再び走行シリンダ２０が押し
出し作動し、製品吊り出し装置１７は製品クラン
プ爪３４で鋳造品２８を挾持して製品受けテーブ
ル３６上方に、上枠吊り出し装置１６は鋳型・冷
却ライン３上方に、また堰折り装置５０は側方の
待機位置に、それぞれ移動して前記操作が繰り返
される。

尚、鋳型バラシ装置を採用したライン構成とし
ては第５図のようなライン構成としても良い。こ
こで、前記実施例と同じ構成のものは同じ番号を
附して説明を省略する。

６０は上型造型ライン、６１は下型造型ライ
ン。このように構成されたものは、注湯済鋳型を
保持した完成鋳枠が鋳型・冷却ライン３上を搬送
されて、上枠吊り出し装置１６の直下に位置され
ると、上枠は上枠吊り出し装置１６により挾持さ
れて上型パンチアウト装置３８に、また下枠上に
残された鋳造品は、製品吊り出し装置１７により
シエイクアウトマシン１４上に、それぞれ移動さ
れ、そして上枠は上型パンチアウト装置３８でパ
ンチアウトされて上型造型ライン６０に、また下
枠は下型パンチアウト装置３９でパンチアウトさ
れて下型造型ライン６１に、それぞれ送られる。
このように、上・下枠はパンチアウト後、枠合わ
せされることなく、直接に上型、或いは下型造型
ラインに送られるものである。

以上の説明によつて、明らかなように、本発明
によれば、シエイクアウトマシン或いはオシレー
テイングコンベヤ等の振動装置上面への鋳造品の
落下高さを低くすることができるので、鋳造品は
損傷したり、折れ曲がることもなく、また振動装
置も鋳造品との衝突により、損傷することもな
く、また、パンチアウト装置の押圧による振動装
置の破損を防止することができ、さらには、湯口
部を鋳造品から分離・除去したあと、付着鋳物砂
を振い落とすようにしたので、付着鋳物砂は容易
に剥離されて、振動時間が短かくて済むなどいろ
いろな効果を有し、この種の業界に寄与する効果
は著大である。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の実施例を示す平面図、第２図
は第１図におけるＡ−Ａ矢視図、第３図は本発明
の実施例を示す平面図、第４図は第３図における
Ｂ−Ｂ矢視図、第５図は本発明の他の実施例を示
す平面図である。３：鋳型・冷却ライン、１４：振動ふるい装
置、１６：上枠吊り出し装置、１７：製品吊り出
し装置、５０：堰折り装置。

Claims

【特許請求の範囲】１鋳型・冷却ラインの両側に、所定間隔を保つ
て振動ふるい装置と上枠受け装置を配置するとと
もに、該鋳型・冷却ラインを中心にして、前記振
動ふるい装置との間の上方には、製品吊り出し装
置を、また前記上枠受け装置との間の上方には、
上枠吊り出し装置を、それぞれ交互に前記鋳型・
冷却ラインに交差して走行移動自在に設けたこと
を特徴とする鋳型バラシ装置。２鋳型・冷却ラインの両側に、所定間隔を保つ
て振動ふるい装置と上枠受け装置を配置するとと
もに、該鋳型・冷却ラインを中心にして、前記振
動ふるい装置との間の上方には、製品吊り出し装
置を、また前記上枠受け装置との間の上方には、
上枠吊り出し装置を、さらに前記振動ふるい装置
と側方の待機位置との間の上方には、堰折り装置
を、それぞれ交互に前記鋳型・冷却ラインに交差
して走行移動自在に設けたことを特徴とする鋳型
バラシ装置。