JP7045159B2 - フェンス - Google Patents
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Description
図3に示すように、本実施の形態に係るフェンス1は、フェンス本体3と、フェンス本体3を取付けた支柱5とを備えている。図3及び図2に示すように、フェンス本体3は、笠木7と、下弦材9と、笠木7及び下弦材9の左右端部に取付けてある縦材11とを備え、笠木7と下弦材9との間には、左右に間隔をあけて配置された一方の格子材13aと他方の格子材13bが、長手方向の略中央位置と上端と下端とで格子材取付材15、51a、51bに取付けられている。
一方及び他方の格子材13a、13bは、各々凹部17と、正面一方側コーナー部19と、背面他方側コーナー部21と、フィン23とを有し、全体的に正面側(通路側)面25を上底とし、背面側(家側)面27を下底とする略台形状を成した中空形材である。
一方の格子材13aの凹部17は、格子材取付材15、51a、51b側で他方の格子材13b側に設けて、正面側に凹んで形成されている。凹部17の壁面29は、正面側壁面29aと一方側壁面29bから構成され、凹部17の他方の格子材13b側の端部は、背面他方側コーナー部21である。
他方の格子材13bの正面一方側コーナー部19は、正面側面25の一方の格子材13a側の端部である。
一方の格子材13aの正面側面25の他方の格子材13b側の端部は、正面他方側コーナー部30である。
他方の格子材13bのフィン23は、背面側面27の一方側にある基端31から一方の格子材13aの凹部17の一方側壁面29bに向かって延出してあり、一方の格子材13aの凹部の壁面29から離れている。他方の格子材13bのフィンの先端32は、一方の格子材13aの凹部17の正面側壁面29aに向かって曲げてある。
一方の格子材13aには、背面他方側コーナー部21から正面側に向かい、且つ正面側ほど他方の格子材13bから離れるようにして傾斜して正面他方側コーナー部30に連続する他方側対向面35が形成してある。
一方の格子材13aの他方側対向面35と他方の格子材13bの一方側対向面33は、正面側から背面側に向けて、一方及び他方の格子材13a、13bの間隔を漸次狭めてある。
一方及び他方の格子材13a、13bの長手方向の略中央位置、上端及び下端に取付けた格子材取付材15、51a、51bのうちの略中央位置の格子材取付材15には、長手方向に亘って目板15aが嵌め込んであり、左右小口には、格子材取付材キャップ15bがネジ止めしてある。
図4(a)の一部拡大図に示すように、一方及び他方の格子材13a、13bの上下小口に格子材キャップ39をそれぞれ嵌める。
次に、上下小口に格子材キャップ39を嵌めた一方及び他方の格子材13a、13bを、フィン23を一方側に向けて並べて配置する。尚、図1に示すように、一方の格子材13aの背面他方側コーナー部21が、他方の格子材13bのフィンの先端32と、他方の格子材13bの正面一方側コーナー部19とを結ぶ線37より他方側に位置するように、互いに間隔をあけて配置する。また、他方の格子材13bは、他方の格子材13bのフィンの先端32を、一方の格子材13aの凹部の壁面29から離して配置する。
図4(a)に示すように、互いに間隔をあけて配置した一方及び他方の格子材13a、13bの長手方向の略中央位置に格子材取付材15をリベット止めする。一方及び他方の格子材13a、13bの上端には、格子材取付材51aをネジ止めし、下端には、格子材取付材51bをネジ止めする。その後、長手方向の略中央位置の格子材取付材15に目板15aを嵌め込み、格子材取付材15の左右小口に格子材取付材キャップ15bをネジ止めする。
図4(b)に示すように、一方及び他方の格子材13a、13bの上端にネジ止めした格子材取付材51aには、笠木7をネジ止めし、一方及び他方の格子材13a、13bの下端にネジ止めした格子材取付材51bには、下弦材9をネジ止めする。
以上により、図3に示す、縦材11を除くフェンス本体3の組立が完了する。
以上により、図3に示すフェンス1の施工が完了する。
まず、遮視について説明する。
図1に示すように、フェンス1は、一方の格子材13aの背面他方側コーナー部21が、他方の格子材13bのフィンの先端32と、他方の格子材13bの正面一方側コーナー部19とを結ぶ線37より他方側に位置するようにして一方及び他方の格子材13a、13bが配置してあるので、フェンス1を、正面側のいずれの方向から見ても背面側への視線を遮ることができる。
例えば、フェンス1を、正面側A1方向から見た場合には、一方の格子材13aの正面側面25と他方の格子材13bの一方側対向面33とで、正面側から背面側への視線を遮ることができる。
フェンス1を、正面側A2方向から見た場合には、他方の格子材13bのフィン23と一方側対向面33、一方の格子材13aの他方側対向面35とで、正面側から背面側への視線を遮ることができる。
フェンス1を、正面側A3方向から見た場合には、他方の格子材13bの正面側面25と正面一方側コーナー部19と、一方の格子材13aの他方側対向面35とで、正面側から背面側への視線を遮ることができる。正面側A3方向は、線37に沿う方向である。
尚、一方及び他方の格子材13a、13bを、一方の格子材13aの背面他方側コーナー部21が、他方の格子材13bのフィンの先端32と、他方の格子材13bの正面一方側コーナー部19とを結ぶ線37より一方側に位置するようにして配置した場合には、正面側A3方向から見ると、他方の格子材13bのフィン23と、一方の格子材13aの凹部の壁面29の隙間を通じて、正面側から背面側が見える虞がある。
そのため、フェンス1は、一方の格子材13aの背面他方側コーナー部21が、他方の格子材13bのフィンの先端32と、他方の格子材13bの正面一方側コーナー部19とを結ぶ線37より他方の格子材13b側に位置することで、いずれの方向から見ても遮視できる。
次に、通風について説明する。
フェンス1は、他方の格子材13bのフィン23が、一方の格子材13aの凹部の壁面29から離れているので、正面側から背面側に吹く風は、一方の格子材13aの他方側対向面35と他方の格子材13bの一方側対向面33との間を通り、他方の格子材13bのフィン23と一方の格子材13aの凹部の壁面29との隙間を通って背面側へ抜ける。従って、フェンス1は通風を確保できる。
以上のように、本実施の形態に係るフェンス1は、通風を確保しつつ、遮視できる。
図1に示すように、他方の格子材13bは、フィンの先端32が曲げてあるので、遮視のためのフィン23の長さを短くできる。
例えば、一方及び他方の格子材13a、13bは、横にして上下に間隔をあけて配置してもよい。
他方の格子材13bのフィンの先端32は、一方の格子材13aの背面他方側コーナー部21が、他方の格子材13bのフィンの先端32と、他方の格子材13bの正面一方側コーナー部19とを結ぶ線37より他方側に位置する範囲であれば、正面側に向かって曲げることができる。尚、他方の格子材13bのフィンの先端32を、一方の格子材13aの凹部17の正面側壁面29aに向かって曲げる角度は制限されない。
凹部の壁面29は、正面側壁面29aと一方側壁面29bの2面で形成することに限らず、連続する湾曲面としてもよい。
格子材取付材15、51a、51bは、3つ設けることに限らず、長手方向の略中央位置の格子材取付材15だけであってもよいし、上下端の格子材取付材51a、51bの2つであってもよいし、格子材取付材15、51a、51bの取付け位置や取付ける数は、制限されない。
13a 一方の格子材
13b 他方の格子材
15、51a、51b 格子材取付材
17 凹部
19 正面一方側コーナー部
21 背面他方側コーナー部
23 フィン
29 凹部の壁面
32 フィンの先端
37 線
Claims (1)
- 互いに間隔をあけて配置した一方及び他方の格子材と、格子材取付材とを備え、格子材は、正面側面と、背面側面と、一方側に対向する一方側対向面と、他方側に対向する他方側対向面とから中空部を構成する中空形材であり、背面側面の他方側に正面側に凹んで形成された凹部と、正面側面と一方側対向面のコーナーに位置する正面一方側コーナー部と、他方側対向面と凹部の壁面とのコーナーに位置する背面他方側コーナー部と、一方側対向面の背面側から一方側に突出するフィンとを有し、一方の格子材の凹部は、格子材取付材側で他方の格子材側に位置し、一方の格子材の背面他方側コーナー部は、他方の格子材のフィンの先端と、他方の格子材の正面一方側コーナー部とを結ぶ線より他方側に位置し、他方の格子材のフィンは、一方の格子材の凹部の壁面から離れていることを特徴とするフェンス。
Priority Applications (1)
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JP2017194442A JP7045159B2 (ja) | 2017-10-04 | 2017-10-04 | フェンス |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2017194442A JP7045159B2 (ja) | 2017-10-04 | 2017-10-04 | フェンス |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2019065651A JP2019065651A (ja) | 2019-04-25 |
JP7045159B2 true JP7045159B2 (ja) | 2022-03-31 |
Family
ID=66340277
Family Applications (1)
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JP2017194442A Active JP7045159B2 (ja) | 2017-10-04 | 2017-10-04 | フェンス |
Country Status (1)
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Families Citing this family (2)
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2017
- 2017-10-04 JP JP2017194442A patent/JP7045159B2/ja active Active
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