JPS646592Y2 - - Google Patents

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JPS646592Y2
JPS646592Y2 JP17771781U JP17771781U JPS646592Y2 JP S646592 Y2 JPS646592 Y2 JP S646592Y2 JP 17771781 U JP17771781 U JP 17771781U JP 17771781 U JP17771781 U JP 17771781U JP S646592 Y2 JPS646592 Y2 JP S646592Y2
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electrodes
electrode
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vibration
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JP17771781U
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  • Piezo-Electric Or Mechanical Vibrators, Or Delay Or Filter Circuits (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 本考案はAMラジオの中間周波数増幅回路など
に用いられるセラミツクフイルタに関するもの
で、特にスプリアス特性の改善を目的としたエツ
ジモードセラミツクフイルタに係る。
本考案者らのうち清水洋等は特公昭60−46890
号(特開昭56−79517号)にエツジモードセラミ
ツクフイルタとして、矩形圧電磁器板のエツジモ
ード振動を利用し磁器板の支持やリード線の取付
けの容易な、信頼性の高いセラミツクフイルタを
提案した。
矩形圧電磁器板のエツジモード振動における面
積歪分布は第1図に示す如く端部近傍のみが振動
しており、端部から幅寸法のおよそ1.5倍以上の
部分はほとんど振動しておらず、この部分を固定
してもエツジモード振動にはほとんど影響しない
ばかりか、固定することにより幅振動や長さ振動
などのスプリアス振動を抑制することができる。
なお図中の数値は面積歪の相対値を示している。
先の特公昭60−46890号に示されている代表的
なエツジモードセラミツクフイルタの構成例を第
2図および第3図に示す。第2図および第3図に
おいてaは表面電極、bは裏面電極、cは駆動電
極部の断面模型図である。第2図において駆動電
極2a,2bおよびこれらと対向する駆動電極3
は概略半円状をしており、第1図に示したエツジ
モード振動の面積歪の大きな部分に対応した形状
となつておりエツジモード振動を効率的に励振す
ることができる。一方第3図においては第2図と
同様の半円状の駆動電極(主電極)6a,6bお
よび4に加えて第1図において面積歪の符号が前
記半円電極部と逆の符号となつている位置に対向
してそれぞれ逆位相駆動用補助電極5a,7aお
よび5b,7bが形成されており6aと7aおよ
び6bと7bは電気的に接続されている。第3図
cに示すように半円状電極4をアース電極逆位相
駆動用補助電極5aおよび5bをそれぞれ入・出
力電極とした場合、半円電極部と逆位相駆動用補
助電極部の電界の向きが逆向きになるため第2図
の半円駆動電極のみの場合に比べてさらに効率良
くエツジモード振動を励振することができる。
第4図および第5図はそれぞれ第2図および第
3図に示したエツジモードセラミツクフイルタの
フイルタ特性例を示し、aは通過域特性、bはス
プリアス特性である。ここに圧電磁器板の寸法は
幅3.1mm、厚さ0.2mm、長さ9mmで中心周波数は約
455KHzである。第4図と第5図を比較すると、
半円駆動電極のフイルタと逆位相駆動用補助電極
付のフイルタ特性にはそれぞれ次の、に示す
ような特徴がある。
通過帯域幅は逆位相駆動用補助電極付フイル
タが半円状駆動電極のみの場合の約1.3倍とな
る。
スプリアス特性については半円状駆動電極の
場合、幅たて振動の1次および2次のモード
WE1,WE2が大きなスプリアスになつて現
われ他のモードは小さく抑制されているのに対
して逆位相駆動用補助電極付の場合、幅振動の
1次のモードWE1はほとんど現われないが幅
振動の2次、3次および4次のモードモード
WE2,WE3,WE4がスプリアスとなつて
現われ、特に3次のスプリアスが大きいことが
わかる。
本考案は通過帯域幅が広くとれる逆位相駆動用
補助電極付の駆動電極を用いて特に幅振動の3次
WE3のスプリアスを抑えたエツジモードセラミ
ツクフイルタを提供するものであり、逆位相駆動
用補助電極を設けたエツジモードセラミツクフイ
ルタにおいて、前記逆位相駆動用補助電極の形状
を、3次の幅たて振動の応力が最大となる位置す
なわち圧電磁器板の両側端部からそれぞれ幅寸法
の6分の1だけ内側の位置付近の電極をできるだ
け小さくした形状としたことを特徴とする。以下
本考案の一実施例を図面について説明する。
第6図は本考案によるエツジモードセラミツク
フイルタの電極パターン例を示す。図においてa
は表面電極、bは裏面電極、cはA−A′線に沿
う断面図、dはA−A′断面に対応した第3次WE
3幅振動の応力分布図を示す。
エツジモード振動を励振するために、長方形圧
電磁器板1の端部近傍の表裏両面に対向して駆動
電極8および9a,9bを形成し、さらに第1図
の面積歪分布で示すように駆動電極8および9
a,9bの部分の面積歪の符号と反対の符号で相
対値が大きい磁器板1の端部近傍両側部の表裏両
面に対向して2組の逆位相用補助電極10a,1
0bおよび11a,11bを形成する。第6図
a,bと従来の構造を示す第3図とを比較すれば
明らかなように、逆位相用補助電極は幅振動モー
ドの3次モードを軽減するため第6図dに示すよ
うに、この3次モードの応力が最大となる部分の
電極を小さくするか、或いは12で示すように取
り除いて電極を構成する。即ちc,d図から明ら
かなように板幅の両側より1/6となる部分近傍の
電極を形成しないようにあきとし電極10a,1
0bおよび11a,11bを形成する。第6図に
おいて表面の駆動電極8はリード端子8′より共
通接地され、表面の逆位相用補助電極10aおよ
び10bは入力電極および出力電極とし、振動に
影響がない側の端部にそれぞれ10a′,10b′と
して端子を引き出し、入力リード端および出力リ
ード端子として位置づける。裏面の分割された中
央から駆動電極9a,9bと逆位相電極11aお
よび11bとは同b図の如く電気的に接続され浮
遊電極となつている。
このように電極構造を形成し、入力端子対10
a′−8′間に入力信号を印加することにより出力
端子10b′−8′に出力信号が現われる3端子エ
ツジモードセラミツクフイルタが実現できる。
第7図は第6図に示した電極パターンを用いた
場合のフイルタ特性例であり、aは通過域特性、
bはスプリアス特性である。圧電磁器板の材質お
よび寸法は第5図の場合と同じである。
第5図と第7図を比較すると、通過帯域幅は第
5図が6.9KHzなのに対して本考案の場合は6.7K
Hzとほとんど変化していない。これに対してスプ
リアス特性については、第5図bに示した従来の
エツジモードセラミツクフイルタの幅たて振動3
次モードのスプリアスが約9dBであるのに対して
本考案のエツジモードセラミツクフイルタの場合
約15dBとなつており大幅に改善されていること
がわかる。
以上説明したように本考案によれば帯域幅が広
くスプリアス特性の優れたフイルタを得ることが
でき複数個のフイルタを縦続接続する場合必要な
スプリアス減衰量をより少ない素子数で実現する
ことが可能となる。
【図面の簡単な説明】
第1図はエツジモード振動の面積歪分布を示
す。第2図、第3図は従来のエツジモードセラミ
ツクフイルタの電極構造例、第4図、第5図は従
来のエツジモードセラミツクフイルタの特性例、
第6図は本考案のエツジモードセラミツクフイル
タの電極構造を、また第7図はそのフイルタ特性
図を示す。 図において1:圧電磁器板、2a,2b,3,
4,6a,6b,8,9a,9b:半円駆動電
極、5a,5b,7a,7b,10a,10b,
11a,11b:逆位相駆動用補助電極、10
a′,8′,10b′:外部リード接続用端子、1
2:電極除去部。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) 矩形圧電磁器板1の長さ方向端部近傍の中央
    部の表面に略半円形の駆動電極8を形成し、こ
    れに対向して裏面に半円形を更に左右に2等分
    した駆動電極9a,9bを形成し、前記矩形圧
    電磁器板の長さ方向の左右並びに表裏両面側端
    面にエツジモード振動により発生する歪の向き
    が前記駆動電極部と逆の向きに発生する部分の
    形状に対応した逆位相駆動用補助電極10a,
    10b,11a,11bを設け、前記2組の逆
    位相駆動用補助電極の幅振動モードの3次の幅
    たて振動の応力が最大となる位置付近の電極の
    幅を極力小とするか、或いは該部分の電極を取
    り除き、裏面の逆位相駆動用補助電極11a,
    11bは夫々駆動電極9a,9bに電気的に接
    続して浮遊電極とし、前記矩形圧電磁器板の表
    面に形成された駆動電極8並びに逆位相補助電
    極10a,10bを前記矩形圧電磁器板の他方
    の端部まで延長して夫々外部端子8′,10a′,
    10b′としたエツジモードセラミツクフイル
    タ。 (2) 3次の幅たて振動の応力が最大となる位置は
    前記圧電磁器板の両側端部からそれぞれ幅寸法
    の6分の1に相当する位置付近である実用新案
    登録請求の範囲第1項記載のエツジモードセラ
    ミツクフイルタ。
JP17771781U 1981-12-01 1981-12-01 エツジモ−ドセラミツクフイルタ Granted JPS5883825U (ja)

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JP17771781U JPS5883825U (ja) 1981-12-01 1981-12-01 エツジモ−ドセラミツクフイルタ

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Publication Number Publication Date
JPS5883825U JPS5883825U (ja) 1983-06-07
JPS646592Y2 true JPS646592Y2 (ja) 1989-02-21

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ID=29971853

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JP17771781U Granted JPS5883825U (ja) 1981-12-01 1981-12-01 エツジモ−ドセラミツクフイルタ

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JPS5883825U (ja) 1983-06-07

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