JPS646277B2 - - Google Patents

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JPS646277B2
JPS646277B2 JP8238483A JP8238483A JPS646277B2 JP S646277 B2 JPS646277 B2 JP S646277B2 JP 8238483 A JP8238483 A JP 8238483A JP 8238483 A JP8238483 A JP 8238483A JP S646277 B2 JPS646277 B2 JP S646277B2
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JP
Japan
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cooling water
water
corrosion
present
Prior art date
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Expired
Application number
JP8238483A
Other languages
English (en)
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JPS59208082A (ja
Inventor
Fumio Nakaya
Shinichi Wakita
Hisatoshi Murakami
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Tatsuta Electric Wire and Cable Co Ltd
Original Assignee
Tatsuta Electric Wire and Cable Co Ltd
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Publication date
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Priority to JP8238483A priority Critical patent/JPS59208082A/ja
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Publication of JPS646277B2 publication Critical patent/JPS646277B2/ja
Granted legal-status Critical Current

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    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C23COATING METALLIC MATERIAL; COATING MATERIAL WITH METALLIC MATERIAL; CHEMICAL SURFACE TREATMENT; DIFFUSION TREATMENT OF METALLIC MATERIAL; COATING BY VACUUM EVAPORATION, BY SPUTTERING, BY ION IMPLANTATION OR BY CHEMICAL VAPOUR DEPOSITION, IN GENERAL; INHIBITING CORROSION OF METALLIC MATERIAL OR INCRUSTATION IN GENERAL
    • C23FNON-MECHANICAL REMOVAL OF METALLIC MATERIAL FROM SURFACE; INHIBITING CORROSION OF METALLIC MATERIAL OR INCRUSTATION IN GENERAL; MULTI-STEP PROCESSES FOR SURFACE TREATMENT OF METALLIC MATERIAL INVOLVING AT LEAST ONE PROCESS PROVIDED FOR IN CLASS C23 AND AT LEAST ONE PROCESS COVERED BY SUBCLASS C21D OR C22F OR CLASS C25
    • C23F11/00Inhibiting corrosion of metallic material by applying inhibitors to the surface in danger of corrosion or adding them to the corrosive agent
    • C23F11/08Inhibiting corrosion of metallic material by applying inhibitors to the surface in danger of corrosion or adding them to the corrosive agent in other liquids

Landscapes

  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Materials Engineering (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Metallurgy (AREA)
  • Organic Chemistry (AREA)
  • Preventing Corrosion Or Incrustation Of Metals (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕 本発明は、内燃機関用冷却水に防食剤を添加す
ることによつて冷却水系の金属を防食する方法に
関する。 〔従来の技術・発明が解決しようとする課題〕 冷却水が流通する内燃機関の冷却系は、金属材
料としてアルミニウム鋳物、鋳鉄、鋼、黄銅、は
んだおよび銅で構成されており、一方、内燃機関
の構成材料は、主として鋳鉄とアルミニウム合金
とである。したがつて、ラジエータ用防錆剤はそ
れら多種の金属材料の全てに対して充分な防食性
を有することが要求される。 従来、アミン類やリン酸などの防食添加剤が使
用されてきたが、この方法ではアミン類、リン酸
などを5%(重量%、以下同様)以上という高濃
度で添加しなければ効果のないものであり、その
ような高濃度の添加は冷却液用ポンプなどのメカ
ニカルシールの摩耗を助長する結果、冷却水の漏
洩発生の原因となるものである。 またリン酸を低濃度(0.05%以上)に保つて亜
硝酸塩単独または硝酸塩との混合系を0.01%以上
使用することによる改善法があるが、そのばあい
その防食混合液から激しくNOxガスが発生する
ので取扱い上および保管上好ましくない。 また前記のごとく内燃機関の主な構成材料は鋳
鉄とアルミニウム合金とであり、冷却水によるそ
れらの腐食性が異なるので、それらに対して同等
の防食効果を有する防食剤でなければ、内燃機関
の主な構成材料によつて防食剤を使い分けなけれ
ばならないという不都合が生じる。しかしながら
現在そのような内燃機関を構成する多種の金属材
料の全てに対し同時に充分な防食性を発揮するよ
うな防食剤はほとんどない。 また冷却系においてとくに細く複雑な構造であ
るラジエータ部分は熱伝導性の良い銅や黄銅で構
成されており、その接続部分をはんだ溶接するこ
とにより密閉構造を形成している。すなわちはん
だはラジエータ部分にあつてはシール剤の役目を
果たしており、はんだが腐食されラジエータの密
閉構造が崩れると、内燃機関の冷却機能が失なわ
れることになる。 〔課題を解決するための手段〕 本発明者らは叙上の実情に鑑み、鋭意研究を重
ねた結果、本発明を完成した。 すなわち本発明は、内燃機関用冷却水(以下、
単に冷却水という)に対してベンゾトリアゾール
と水溶性アミンとの付加塩(以下、BT・SAと
もいう)0.005〜2.5%(重量%、以下同様)、tert
―ブチル安息香酸と水溶性アミンとの付加塩(以
下、TBA・SAともいう)0.01〜2.5%、亜硝酸塩
0.03〜1.5%、安息香酸塩0.001〜2%、ホウ酸塩
0.7%以下および硝酸塩0.5%以下の範囲で全量が
0.4〜2.9%になるように防食剤を添加することを
特徴とする冷却水系の金属の防食法に関する。 〔実施例〕 本発明に用いられるBT・SAは、ベンゾトリ
アゾールと水溶性アミンとを低温に加熱して反応
させることによりえられ、たとえば千代田化学研
究所製のT・228が用いられうるが、ベンゾトリ
アゾール、水溶性アミンをそれぞれ単独に用いて
もよい。しかしながら、付加塩として用いること
によりベンゾトリアゾールの溶解度が上昇する。 前記水溶性アミンとしては、モノエタノールア
ミン、ジエタノールアミン、トリエタノールアミ
ン、シクロヘキシルアミン、イソプロピルアミン
などがあげられる。 BT・SAは銅、黄銅、アルミニウムに対する
防食性に優れており、その冷却水に対する添加量
は0.005〜2.5%、好ましくは0.05〜1.0%である。
該添加量が0.005%未満になると銅、黄銅、アル
ミニウム鋳鉄、鋼、鋳鉄に対する防食性が劣り、
一方、2.5%を超えると冷却液相が暗褐色となり、
商品価値が低下するとともに、防食効果が飽和
し、不経済になる。 本発明に用いられるTBA・SAはtert―ブチル
安息香酸と水溶性アミンとを水またはイソプロピ
ルアルコールにたとえば1:1.1のモル比で添加
し、60〜70℃に加熱することによりえられる。ま
た、溶媒を用いることなく、tert―ブチル安息香
酸と水溶性アミンとを直接混合することによつて
もえられる。 TBA・SAはとくにはんだに対する防食性に優
れているが、その他の金属に対してもBT・SA
や安息香酸塩との相乗作用の結果、有効に作用す
る。 その添加量は冷却水に対して0.01〜2.5%、好
ましくは0.1〜1.0%である。該添加量が0.01%未
満になると、はんだに対する防食性が劣るととも
に他の成分との相乗作用も期待できない。一方、
2.5%を超えて添加すると冷却水が泡立つととも
に、防食効果が飽和し、不経済となる。 本発明に用いられる亜硝酸塩はナトリウム塩が
好ましいが、カリウム塩も好適に用いられ、その
防食性は鋼、鋳鉄に対して優れている。 その添加量は冷却水に対して0.03〜1.5%であ
り、該添加量が0.03%未満になると、鋼、鋳鉄に
対する防食性が低下し、1.5%を超えて添加して
も防食効果の向上がみられない。 本発明に用いられる安息香酸塩はナトリウム塩
が好ましいが、カリウム塩も好適に用いられる。
安息香酸塩は単独でもはんだに対する防食性に優
れているが、TBA・SAと併用することにより一
層その効果が向上する。また安息香酸塩の使用に
よつて高価なTBA・SAの添加量を抑えることが
できる。 その添加量は冷却水に対して0.001〜2.0%であ
り、該添加量が0.001%未満になるとえられる防
食剤のはんだに対する防食性が劣り、2.0%を超
えて添加しても防食効果の向上がみられない。 本発明に用いられうるホウ酸塩はナトリウム塩
が好ましく、防食剤溶液の緩衝作用にあずかりPH
変動を減少させる。 その添加量は冷却水に対して0.7%以下であり、
該添加量が0.7%を超えるととくに鋳鉄の防食性
が阻害されるとともに、緩衝作用が飽和してしま
う。また、該添加量は0.001%以上であるのが防
食剤溶液の緩衝作用が大きくなるため好ましい。 また本発明に用いられうる硝酸塩はナトリウム
塩が好ましいが、カリウム塩も好適に用いられう
る。 その添加量は冷却水に対して0.5%以下であり、
該量が0.5%を超えると鋼や鋳鉄に悪影響を与え
る。また、該添加量が0.001%以上であるのが防
食剤のアルミニウム鋳物に対する防食性が発揮さ
れるため好ましい。 なお、硝酸塩はアルミニウム鋳物に対する防食
性に優れており、かつ安価であるため、アルミニ
ウム鋳物の防食に限つていえばBT・SAや
TBA・SAの添加を少なくすることができ、防食
処理費用を軽減することができる。 以上のごとく、本発明に用いられる防食剤は
銅、黄銅、アルミニウム鋳物とともに、はんだに
対して優れた防食効果を有するTBA・SAと亜硝
酸塩とを併用することにより、はんだをはじめと
する多種の金属材料に対して網羅的な防食効果を
奏する。それゆえに、本発明の方法はとくに内燃
機関および内燃機関の冷却系、なかんづくラジエ
ータに対し有効に適用しうるが、化学工場や火力
発電所における冷却系統やビルの冷暖房系統など
に対してもまた効果的に適用されうる。さらに本
発明の方法は、エチレングリコールなどの凍結防
止剤がすでに混入している冷却系に対しても何ら
問題なく適用することできる。 以下、実施例に基づいて本発明の防食法を説明
するが、本発明はかかる実施例のみに限定される
ものではない。 実施例 1〜14 1の蒸留水に硫酸ナトリウム148mg、塩化ナ
トリウム165mgおよび炭酸水素ナトリウム138mgを
溶解し、ついで第1表に示す添加量(冷却水に対
する%)に従つて防食成分を添加することにより
試験液を作製した。 かくしてえられた試験液750mlをトールビーカ
ーに取り、試験片として アルミニウム鋳物はJIS H 5202に規定する
AC2A、 鋳鉄はJIS G 5501に規定するFC20、 鋼はJIS G 3141に規定するSPCC―B、 黄銅はJIS H 3100に規定するC2680P、 はんだはJIS Z 3282に規定するH30Aおよび 銅はJIS H 3100に規定するC1100P を用いて、以下JIS K 2408(1981)に従つて本
発明の方法の防食効果を評価した。 結果を第2表に示す。 比較例 1〜13 第3表に示す防食成分およびその添加量に従つ
て実施例1〜14と同様にして試験液を作製し、そ
れらの防食効果を評価した。 ただし比較例8〜13においてはそれぞれ市販品
A〜Fを用いて従来の防食効果の程度を示した。 結果を第4表に示す。
【表】
【表】
【表】
【表】
【表】
【表】
〔発明の効果〕
本発明の防食法によると、低濃度の防食剤で内
燃機関を構成する銅、黄銅、アルミニウム合金、
はんだ、鋼、鋳鉄など多種多様の金属材料に対し
てほぼ網羅的に、充分効果的に防食することがで
きるとともに、内燃機関の主要構成材料によつて
防食剤を使い分ける必要がなく、かつNOxガス
の発生を生じないものである。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 内燃機関用冷却水に対してベンゾトリアゾー
    ルと水溶性アミンとの付加塩0.005〜2.5重量%、
    tert―ブチル安息香酸と水溶性アミンとの付加塩
    0.01〜2.5重量%、亜硝酸塩0.03〜1.5重量%、安
    息香酸塩0.001〜2重量%、ホウ酸塩0.7重量%以
    下および硝酸塩0.5重量%以下の範囲で全量が0.4
    〜2.9重量%になるように防食剤を添加すること
    を特徴とする冷却水系の金属の防食法。
JP8238483A 1983-05-11 1983-05-11 冷却水系の金属の防食法 Granted JPS59208082A (ja)

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JP8238483A JPS59208082A (ja) 1983-05-11 1983-05-11 冷却水系の金属の防食法

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JP8238483A JPS59208082A (ja) 1983-05-11 1983-05-11 冷却水系の金属の防食法

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Publication Number Publication Date
JPS59208082A JPS59208082A (ja) 1984-11-26
JPS646277B2 true JPS646277B2 (ja) 1989-02-02

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ID=13773083

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JP8238483A Granted JPS59208082A (ja) 1983-05-11 1983-05-11 冷却水系の金属の防食法

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JPS59208082A (ja) 1984-11-26

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