JPS5910996B2 - 防錆剤 - Google Patents
防錆剤Info
- Publication number
- JPS5910996B2 JPS5910996B2 JP49045717A JP4571774A JPS5910996B2 JP S5910996 B2 JPS5910996 B2 JP S5910996B2 JP 49045717 A JP49045717 A JP 49045717A JP 4571774 A JP4571774 A JP 4571774A JP S5910996 B2 JPS5910996 B2 JP S5910996B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- rust
- rust preventive
- treatment
- preventive agent
- aqueous solution
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
Classifications
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C01—INORGANIC CHEMISTRY
- C01F—COMPOUNDS OF THE METALS BERYLLIUM, MAGNESIUM, ALUMINIUM, CALCIUM, STRONTIUM, BARIUM, RADIUM, THORIUM, OR OF THE RARE-EARTH METALS
- C01F5/00—Compounds of magnesium
- C01F5/42—Magnesium sulfites
Landscapes
- Chemical & Material Sciences (AREA)
- Organic Chemistry (AREA)
- Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
- Geology (AREA)
- Inorganic Chemistry (AREA)
- Cleaning And De-Greasing Of Metallic Materials By Chemical Methods (AREA)
- Preventing Corrosion Or Incrustation Of Metals (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
本発明は鉄、特に鋳鉄に有効なアルキル安息香酸アルカ
リ塩を有効成分とする洗浄性防錆剤に関する。
リ塩を有効成分とする洗浄性防錆剤に関する。
従来、鉄用水溶性防錆剤としては、亜硝酸塩、クロム酸
塩、リン酸塩、界面活性剤、有機アミン、リン酸エステ
ル等種々のものが用いられてているが、これらのものは
鋳鉄に対し効果がなく、また有していても、防錆持続性
が悪くかつ防錆処理後の塗料密着性が悪い等、多くの欠
点を有している。
塩、リン酸塩、界面活性剤、有機アミン、リン酸エステ
ル等種々のものが用いられてているが、これらのものは
鋳鉄に対し効果がなく、また有していても、防錆持続性
が悪くかつ防錆処理後の塗料密着性が悪い等、多くの欠
点を有している。
特に最近では、水溶性防錆剤の毒性が問題となつており
、低毒性、廃液処理の容易性等の性能が要求されている
。本発明者らは、安息香酸アルカリ塩が低毒性かつ廃液
処理に適し、かつ多少の防錆効果を有する点に着目しそ
の誘導体を検討した結果、アリキル安息香酸アルカリ塩
が鉄、特に鋳鉄に対して極めて優れた防錆効果を有する
と同時に銅、アルミニウムに対しても悪影響のないこと
が判明した。
、低毒性、廃液処理の容易性等の性能が要求されている
。本発明者らは、安息香酸アルカリ塩が低毒性かつ廃液
処理に適し、かつ多少の防錆効果を有する点に着目しそ
の誘導体を検討した結果、アリキル安息香酸アルカリ塩
が鉄、特に鋳鉄に対して極めて優れた防錆効果を有する
と同時に銅、アルミニウムに対しても悪影響のないこと
が判明した。
こ5 こでアルキル基の炭素数が増加するにつれて防錆
効果は向上し、炭素数2以下では十分な防錆効果は得ら
れず、11以上では油溶性防錆剤となる。炭素数6〜1
0のアルキル基を有する安息香酸アルカリ塩は水溶性な
いし水分散性であつて、それ10自体洗浄性を有する防
錆剤を与える。使用できるアルカリとしては各種のアル
カリ性アルカリ金属類、アンモニア、アルキルアミン類
、エタノールアミン類、芳香族アミン類、ポリアミン、
複素環式アミン等いづれも良好な性質を有するが、工業
15上最も使用し易いのはエタノールアミン類、エチレ
ンジアミン、ジエチレントリアミン、水酸化ナトリウム
、水酸化カリウム等である。本発明の最も大きい特徴は
、既述のごとく、(1)従来多孔質表面を有するため防
錆困難とされてい20た鋳鉄の防錆に卓効を有する。
効果は向上し、炭素数2以下では十分な防錆効果は得ら
れず、11以上では油溶性防錆剤となる。炭素数6〜1
0のアルキル基を有する安息香酸アルカリ塩は水溶性な
いし水分散性であつて、それ10自体洗浄性を有する防
錆剤を与える。使用できるアルカリとしては各種のアル
カリ性アルカリ金属類、アンモニア、アルキルアミン類
、エタノールアミン類、芳香族アミン類、ポリアミン、
複素環式アミン等いづれも良好な性質を有するが、工業
15上最も使用し易いのはエタノールアミン類、エチレ
ンジアミン、ジエチレントリアミン、水酸化ナトリウム
、水酸化カリウム等である。本発明の最も大きい特徴は
、既述のごとく、(1)従来多孔質表面を有するため防
錆困難とされてい20た鋳鉄の防錆に卓効を有する。
(2)防錆効果の持続性が特に優れており、酸洗後、防
錆処理して長時間の放置を余儀なくされる被塗装材料の
防錆剤とて特に有用である。特に炭素数6以上のアルキ
ル基を有するアルキル安息香酸塩はそれ自体界面活25
性作用を有しているため、被塗装材料を脱脂洗浄し防錆
処理後の塗装面の仕上りがよくしたがつて塗装前処理用
防錆剤として特に有用である。(3)適当な活性汚泥を
選択することにより微生物処理が可能であり、この際、
アルキル安息香酸塩が起泡30性を有さないため一層活
性汚泥処理に適したものとなる。またこれ自体焼却処理
が可能である。(4)アルキル芳香族カルボン酸はそれ
自体研削性が優れ、かつ起泡性がなく、殺菌性防腐性に
優れ、更に毒性が低いので研削剤用防錆剤として卓越し
た35効果のあることは特願昭48−009326号に
示す通りである。(5)更に水圧テスト用防錆剤、潤滑
油用防錆剤としても有用であることは云うまで(”、0
−もない。
錆処理して長時間の放置を余儀なくされる被塗装材料の
防錆剤とて特に有用である。特に炭素数6以上のアルキ
ル基を有するアルキル安息香酸塩はそれ自体界面活25
性作用を有しているため、被塗装材料を脱脂洗浄し防錆
処理後の塗装面の仕上りがよくしたがつて塗装前処理用
防錆剤として特に有用である。(3)適当な活性汚泥を
選択することにより微生物処理が可能であり、この際、
アルキル安息香酸塩が起泡30性を有さないため一層活
性汚泥処理に適したものとなる。またこれ自体焼却処理
が可能である。(4)アルキル芳香族カルボン酸はそれ
自体研削性が優れ、かつ起泡性がなく、殺菌性防腐性に
優れ、更に毒性が低いので研削剤用防錆剤として卓越し
た35効果のあることは特願昭48−009326号に
示す通りである。(5)更に水圧テスト用防錆剤、潤滑
油用防錆剤としても有用であることは云うまで(”、0
−もない。
(6)銅、アルミニウムに対して悪影響を及ぼさないの
で、これらの金属を含む装置の防錆にも有用である。以
下実施例および参考例をあげて具体的に上記効果を示す
。
で、これらの金属を含む装置の防錆にも有用である。以
下実施例および参考例をあげて具体的に上記効果を示す
。
参考例 1
上記の配合で中和し、t−ブチル安息香酸トリエタノー
ルアミン水溶液を作り、それを有効固形分063〜4.
0q6水溶液となるよう稀釈する。
ルアミン水溶液を作り、それを有効固形分063〜4.
0q6水溶液となるよう稀釈する。
この水溶液に鋳鉄(FC−20)のドライカツテイング
切粉を浸漬した後、液を切つてシヤーレに入れ、72時
間後の発錆状態を観察する。その結果を表1に示す。な
お試験に用いたt−ブチル安息香酸トリエタノールアミ
ンのマウスに対するLD5O(経口)は3000W9で
あり、亜硝酸ソーダの220〜に対し著しく低い毒性で
ある。実施例 1 上記処方で調整したn−ヘキシル安息香酸トリエタノー
ルアミン塩水溶液を参考例1と同様にして防錆試験を行
う。
切粉を浸漬した後、液を切つてシヤーレに入れ、72時
間後の発錆状態を観察する。その結果を表1に示す。な
お試験に用いたt−ブチル安息香酸トリエタノールアミ
ンのマウスに対するLD5O(経口)は3000W9で
あり、亜硝酸ソーダの220〜に対し著しく低い毒性で
ある。実施例 1 上記処方で調整したn−ヘキシル安息香酸トリエタノー
ルアミン塩水溶液を参考例1と同様にして防錆試験を行
う。
結果は表1に示す。得られたn−ヘキシル安息香酸トリ
エタノールアミン塩の2(L水溶液で冷間圧延鋼板(J
ISG33lO)を洗浄し、表面に付着した油を除去し
た後そのまま空気中で72時間放置したが発錆は全く認
められなかつた。実施例 2 ▼−VHビ 以上の処方で調整したn−オクチル安息香酸トリエタノ
ールアミン塩水溶液を参考例1と同様にして防錆試験を
行う。
エタノールアミン塩の2(L水溶液で冷間圧延鋼板(J
ISG33lO)を洗浄し、表面に付着した油を除去し
た後そのまま空気中で72時間放置したが発錆は全く認
められなかつた。実施例 2 ▼−VHビ 以上の処方で調整したn−オクチル安息香酸トリエタノ
ールアミン塩水溶液を参考例1と同様にして防錆試験を
行う。
その結果を表1に示す。なおこの0.5(!)水溶液を
機械部品(FC−20)の防錆に用いたところ防錆期間
が大幅に延長し、しかも附着している油が除去できる。
実施例 3 実施例2で調整したn−オクチル安息香酸トリエタノー
ルアミン塩0.5(F6水溶液に、アルミニウム、銅、
黄銅各切片を40℃、80時間浸漬し状態を観察する。
機械部品(FC−20)の防錆に用いたところ防錆期間
が大幅に延長し、しかも附着している油が除去できる。
実施例 3 実施例2で調整したn−オクチル安息香酸トリエタノー
ルアミン塩0.5(F6水溶液に、アルミニウム、銅、
黄銅各切片を40℃、80時間浸漬し状態を観察する。
比較例としてクロム酸ソーダ、亜硝酸ソーダ、安息香酸
トリエタノールアミン塩を用いた。結果は表2に示す。
実施例 4 実施例2で調整したn−オクチル安息香酸トリエタノー
ルアミン塩水溶液に、脱脂した冷間圧延鋼板(JISG
33lO)を浸漬し乾燥後、各種塗料で塗装し焼付する
。
トリエタノールアミン塩を用いた。結果は表2に示す。
実施例 4 実施例2で調整したn−オクチル安息香酸トリエタノー
ルアミン塩水溶液に、脱脂した冷間圧延鋼板(JISG
33lO)を浸漬し乾燥後、各種塗料で塗装し焼付する
。
1日放置した後の塗料密着性を基盤目試験により評価す
る。
る。
Claims (1)
- 1 炭素数6〜10のアルキル基を有するアルキル安息
香酸のアルカリ塩を有効成分とする洗浄性防錆剤。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP49045717A JPS5910996B2 (ja) | 1974-04-22 | 1974-04-22 | 防錆剤 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP49045717A JPS5910996B2 (ja) | 1974-04-22 | 1974-04-22 | 防錆剤 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS5029440A JPS5029440A (ja) | 1975-03-25 |
JPS5910996B2 true JPS5910996B2 (ja) | 1984-03-13 |
Family
ID=12727091
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP49045717A Expired JPS5910996B2 (ja) | 1974-04-22 | 1974-04-22 | 防錆剤 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS5910996B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS59208082A (ja) * | 1983-05-11 | 1984-11-26 | Tatsuta Electric Wire & Cable Co Ltd | 冷却水系の金属の防食法 |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US2832742A (en) * | 1954-06-09 | 1958-04-29 | Alox Corp | Corrosion inhibitor composition |
-
1974
- 1974-04-22 JP JP49045717A patent/JPS5910996B2/ja not_active Expired
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US2832742A (en) * | 1954-06-09 | 1958-04-29 | Alox Corp | Corrosion inhibitor composition |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS5029440A (ja) | 1975-03-25 |
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