JPS644761Y2 - - Google Patents

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JPS644761Y2
JPS644761Y2 JP6041085U JP6041085U JPS644761Y2 JP S644761 Y2 JPS644761 Y2 JP S644761Y2 JP 6041085 U JP6041085 U JP 6041085U JP 6041085 U JP6041085 U JP 6041085U JP S644761 Y2 JPS644761 Y2 JP S644761Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 (イ) 産業上の利用分野 本考案は長尺走行材をループを介して引取りあ
るいは引出す際に適用されて該ループを保有しつ
つ駆動電動機を運転するためのループ制御装置に
関する。
(ロ) 従来の技術 従来、長尺走行材を駆動する駆動ロールの前ま
たは後にループを保有して移送制御を行うものに
おいては第3図および第5図に示すごときものが
慣用されているところである。なお、駆動ロール
の前にループを有して引出す場合に対してループ
を後に有して送込む場合にはループ制御における
補正が逆極性になる相違を除けば同一なものとな
るのが通常であり、ここでは説明を簡単化するた
めループより引出し駆動する場合に絞り説明する
ことにする。
第3図は従来のループ制御装置が適用された移
送制御運転装置の要部構成を示すもので、1は長
尺走行材、2はループ、3は駆動ロール、4は速
度検出器5を備える駆動電動機である。更に、6
は駆動電動機4の速度制御を行う速度制御回路、
7はループ2の変位を検出するための位置検出
器、8は位置設定器、9は比例演算器、10は速
度比設定器、11は加減算器、12は速度演算
器、13は位置演算器、15はダンサーロール、
NSは基準速度信号、NMは電動機速度信号、ΔP
は偏差信号、SNは速度制御信号である。
すなわち、第3図においては長尺走行材1がル
ープ2に基準速度信号NSに応じて送込まれ、更
に駆動ロール3によつてループ2より引出されて
次段に送られるものとなる。そして、これは長尺
走行材1のループ制御したがつてループ2を有し
て長尺走行材1を移送するため、駆動電動機4
を、ループ2にループ量を保有しつつ速度制御を
行い駆動ロール3を運転するものである。つま
り、位置演算器13にてループ量を決める位置設
定器8出力と実際のループ量の帰還信号を与える
位置検出器7出力がつき合わされてループ2の変
位による偏差信号ΔPが比例演算器9を経て加減
算器11に与えられるものとなる。更に、加減算
器11では、手動速度比設定器10にて長尺走行
材1の変化に見合つた速度分を比率設定された基
準速度信号NSに対して変化補正信号NPが加減演
算のうえ速度制御信号SNを得ることができる。
また、速度演算器12に速度制御信号SNが与え
られて電動機速度信号NMが帰還されることによ
り、速度制御回路6による駆動電動機4の速度制
御が行れるものとなる。そして、かくのごときル
ープ制御の原理は第4図のごとく示される。
第4図は第3図のループ制御原理を説明するた
め示したものであり、aは変位補正信号の状態を
示してbは速度制御信号の状態を示す説明図であ
る。
すなわち、第4図aにおいては変位補正信号
NPが速度基準信号NSの値に無関係に信号発生さ
れることが示され、これより偏差信号ΔPに対応
してそれぞれ補正量Pの最大値+NP,−NPが全
領域で速度補正信号として供給されるものとな
る。このため、第4図bに示す如く速度制御信号
SNとして与えられる基準速度信号NSと変位補正
信号NPの合成値NS1,NS2が基準速度信号NSの値
に無関係に所定の補正量Pを有して信号発生され
るものとなる。そして、かかるループ制御の原理
より基準速度信号NSの値に対する偏差信号ΔPの
割合が大きくなればループ制御が不安定に陥い
る。このため偏差信号ΔPの割合を小さくし、ル
ープ制御を安定にするが、材料としての長尺走行
材1の伸びや縮みによる変化に対して偏差信号
ΔPでは補正量が不足する。故に、手動速度比設
定器10によつて材料変化分に対して比率調整が
行われる。
また、第3図に示すループ制御装置のループ変
位信号、すなわち偏差信号ΔPの回路に有する比
例演算器9と並列に積分器を設けたループ制御装
置は第5図に示され、その原理は第6図に示され
る。
第5図は他の例の要部構成を示し、第3図と相
異する部分は、比例演算器9と並列に公知の積分
演算器14が設けられている。
第5図において、積分演算器14を設けたこと
は材料変化分を第3図に示すものでは手動速度比
設定器10にて調整しなければならないので、こ
れを積分演算器14により補正を行うものであ
る。
すなわち第4図に類する第6図のループ制御原
理において、第4図に示す補正量の不足分は、積
分演算器14によつて補正量を得る。従つて、
a図に示す補正量の最大値+NP〓,−NP〓はP+
となり、b図に示す合成値N″S1,N″S2もP+
となる。
(ハ) 考案が解決しようとする問題点 ここに、第3図に示すループ制御構成では、材
料の変化分を人為的に速度比設定器10の設定位
置をかえて調整を行わなければならない。また第
5図の構成では、積分演算器14の補正出力が時
限要素をもつており、基準速度信号NSの変化に
対応出来ず外乱信号として入り、これが速度系を
不安定にしている。また、材料がループを抜けて
も、駆動ロール3に材料が多くあり、そのままの
速度で継続して運転しなければならない場合、ル
ープ補正信号は異常信号となり大きな速度変動が
発生する。
本考案はこのような点にかんがみて創案された
もので、低速度運転および高速度運転において
も、安定した速度制御が可能となり、且つ、ルー
プが抜け駆動ロール3に材料が残つていて継続運
転しなければならない場合においても、速度変動
がないループ制御装置を提供することにある。
(ニ) 問題点を解決するための手段 その手段は、ループの変位信号を入力する積分
演算器と、この積分演算器の出力信号と基準速度
信号より速度比率を算出する割算器と、この割算
器の出力信号を記憶する記憶装置をそれぞれ設
け、この記憶装置の出力信号にて基準速度信号の
速度補正を加えたのち、ループの変位信号の比例
量を加減算して速度制御信号を得るようにするこ
とにある。以下その作用を、実施例に基づき図面
を参照して詳述する。
(ホ) 実施例 第1図は本考案にかかるループ制御装置の一実
施例を示す要部構成図、第2図a,b,cは第4
図a,bに類した原理図であり、図中、第5図お
よび第6図と同符号のものは同じ機能を有する部
分である。
第1図において、従来の第5図に示すループ制
御装置と異る部分は、一点鎖線で囲まれた部分Q
が追加されたことにある。
すなわち、ループの変位信号、つまり偏差信号
ΔPを入力する積分演算器14は第5図に示した
位置に備えられ、この積分演算器14の出力信号
はリレー111の閉路接点aの一方と演算器11
2に与えられている。そして、閉路接点aの他方
の出力信号N〓は、加減算器11に与えられてい
る。また、演算器112では、基準速度信号NS
と積分演算器14の出力信号の演算が行われる。
そして、その出力値Yと基準速度信号Nsの出力
値Xとの割り算Y/Xが割算器113で行われ、
速度比率が算出される。更にその出力信号は、リ
レー111の閉路接点bを経てこの信号を記憶す
る記憶装置114に与えられる。記憶装置114
の出力値は、リレー111の開路接点cを経て、
出力値Zとなつて掛算器116に与えられる。ま
た、速度比固定設定器115によつて調整された
出力値はリレー111の閉路接点dを経て出力値
Zとなつて掛算器116に与えられる。掛算器1
16では、基準速度信号NSの出力値Xと出力値
Zとの掛け算X・Zが行われたのち、その出力信
号N′Sは加減算器11に与えられる。
次に、かくのごとくしてなるループ制御装置の
作用について、第2図a,b,cを参照しながら
以下に説明する。
第1図および第2図a,b,cにおいて、リレ
ー111は、所定の低速度運転区間では減勢さ
れ、高速度運転区間で付勢される。つまりこのこ
とによつて、第2図aに示す材料の変化分は速度
V1以前は第6図aに示す補正が行われ、速度V1
以降は第4図aに示す補正が行われる。
すなわち、低速度運転区間では、リレー111
の開路接点cのために記憶装置114の出力信号
は掛算器116に伝達されない。一方速度比固定
設定器115の出力信号は掛算器116でZ=1
となるように設定されているので、X・Z=Xと
なり、基準速度信号NSは掛算器116の出力信
号N′Sと等しい速度信号となつて加減算器11に
与えられる。また、第4図で説明した積分演算器
14の出力信号は、閉路接点aを経て比例演算器
9の出力信号NPと共に、加減算器11に与えら
れループ制御される。このときの速度信号と補正
信号の合成値を示した第2図bは第6図bと同じ
である。なお、一点鎖線で囲まれた部分Q以外の
構成要素に関しては、第3図,第5図において説
明したのでここではその説明を省略する。
一方、積分演算器14の出力信号は演算器11
2を経て割算器113に与えられる。この割算器
113で、基準速度信号NSの出力値Xに対して
ループ補正量側の出力値Yの割合、すなわち速度
比率が計算され、その値は記憶装置114に記憶
される。
次に高速度運転に入ると、リレー111は付勢
され、閉路接点a,b,dは開放され、開路接点
cは閉路となる。そして、積分演算器14から加
減算器11に与えられる出力信号および割算器1
13から記憶装置114に与えられる出力信号は
解放される。
更に、記憶装置114に記憶されている速度比
率Y/Xの出力信号は掛算器116に与えられ
る。すなわち、掛算器116の式X・Zから、Z
=Y/Xより、掛算器116はX・Zの値の出力
となる。そしてこの出力、つまりリレー111が
付勢される前の積分演算器14による材料変化分
の補正をした基準速度信号N′Sは加減算器11に
与えられる。比例演算器9の出力信号NPも加減
算器11に与えられる。そして、このときの速度
信号と補正信号の合成値は第2図cのごとく示さ
れ、これは第4図bに示したループ制御に類して
いる。また、第2図cにおいて基準速度信号N′S
は、低速度運転時に記憶されている速度比率の設
定によつては基準速度信号NSに対しかわること
がある。例えば第2図cでは一側に設定されてい
たときの状態を示している。
ここに、第2図a,b,cにおいて、速度V1
以前は第5図に示した構成における積分演算器1
4により材料変化分の速度補正を行い、速度V1
以降は第2図cに示すごとく速度比率信号にて材
料変化分の速度補正を行ない、比例分のみのルー
プ補正信号により高速度領域における加減速時で
の安定性を図るという速度制御特性が示されてい
る。
(ヘ) 考案の効果 以上述べてきたように本考案によれば、極めて
簡単な回路構成で、低速度運転から高速度運転に
至るまで幅広く安定したループ制御が可能とな
る。更に高速度運転時にループが抜けても安定し
た速度制御が得られる。
よつて、本考案にかかるループ制御は、実用上
有用性の高いものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案にかかるループ制御装置の一実
施例を示す要部構成図、第2図a,b,cは第1
図のループ制御原理を説明するための示した原理
図、第3図は従来のものの要部構成図、第4図
a,bは第2図に類した原理図、第5図は従来の
他のものの例を示す要部構成図、第6図a,bは
第4図a,bに類した原理図である。 1……長尺走行材、2……ループ、3……駆動
ロール、4……駆動電動機、14……積分演算
器、113……割算器、114……記憶装置、
NS……基準速度信号、SN……速度制御信号、NI
……積分演算器14の出力信号。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 駆動ロールの前または後に長尺走行材のループ
    を有するとともに、該ループの変位に基づき基準
    速度信号に補正を加えて駆動電動機の速度制御信
    号を与えるループ制御装置において、前記ループ
    の変位信号を入力する積分演算器と、該積分演算
    器の出力信号と前記基準速度信号より速度比率を
    算出する割算器と、該割算器の出力信号を記憶す
    る記憶装置をそれぞれ設け、該記憶装置の出力信
    号にて前記基準速度信号の速度補正を加えたの
    ち、前記ループの変位信号の比例量を加減算して
    速度制御信号を得るようにしたことを特徴とする
    ループ制御装置。
JP6041085U 1985-04-24 1985-04-24 Expired JPS644761Y2 (ja)

Priority Applications (1)

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JP6041085U JPS644761Y2 (ja) 1985-04-24 1985-04-24

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JP6041085U JPS644761Y2 (ja) 1985-04-24 1985-04-24

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Publication Number Publication Date
JPS61176139U JPS61176139U (ja) 1986-11-04
JPS644761Y2 true JPS644761Y2 (ja) 1989-02-07

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ID=30587732

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