JPS643991Y2 - - Google Patents
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- JPS643991Y2 JPS643991Y2 JP4661384U JP4661384U JPS643991Y2 JP S643991 Y2 JPS643991 Y2 JP S643991Y2 JP 4661384 U JP4661384 U JP 4661384U JP 4661384 U JP4661384 U JP 4661384U JP S643991 Y2 JPS643991 Y2 JP S643991Y2
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- radiator
- scc
- copper
- heat exchanger
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Landscapes
- Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)
- Heat-Exchange Devices With Radiators And Conduit Assemblies (AREA)
Description
本考案は、自動車用熱交換器に関し、特に樹脂
製タンクを使用した熱交換器において、経済的に
応力腐食割れや液漏れを防止し、信頼性の向上と
軽量化を図つたものである。 一般に自動車用熱交換器にはエンジン冷却用の
ラジエーターと、暖房用ヒーターとがあるが、基
本的な構造は同一であるので、以下ラジエーター
について述べる。 ラジエーターはエンジン部を冷却するためのも
ので、ラジエーターとエンジン部間に熱交媒体、
例えば水又は水にグリコールやグリコールエーテ
ルを添加した不凍性液を循環させ、エンジン部で
昇温した媒体をラジエーターにより外気と熱交換
させて冷却している。通常ラジエーターは第1図
に示すように媒体を通す多数の黄銅製チユーブ1
間にコルゲート状の銅製フイン2を半田付けによ
り装着してコアー3を形成し、該コアー3のチユ
ーブ1両端に黄銅製座板4,4′を設け、該座板
4,4′に黄銅製タンク5,5′の開放端を取付け
て半田付けしたものである。しかるに近年自動車
の軽量化の要請からラジエーターにおいても上記
タンクを樹脂化することが行なわれ、例えば第2
図に示すように座板4,4′の周縁部を折曲げて
外側に開く凹溝6を形成し、該凹溝6内に弾性シ
ール材7を設けて樹脂製タンク5のフランジ部5
aを挿着し、凹溝6の外側辺上部8を内側に折曲
げて固定するか、又は第3図に示すように凹溝6
の外側辺上部8に穴9を設け、該穴9にフランジ
部5aの側壁に形成した凸部5b嵌着して固定し
ている。 通常タンクにはガラス繊維を充填したナイロン
等の強化プラスチツクが用いられ、また座板には
Zn分30〜35wt%のα黄銅板(厚さ0.5〜1.2mm)が
用いられている。α黄銅は優れた強度と良好な加
工性を有し、最も安価な合金として知られてい
る。しかしながら樹脂製タンクを用いたラジエー
ターは使用中に内部から割れが発生することが報
告されている。割れは凹溝底部に高頻度で起り、
特に軽量化のために座板を薄肉化するほど顕著に
発生する。また、薄肉化に於いてはラジエーター
内には80℃以上の高温の熱媒体が循環しており長
期の使用で、座板の固定部が応力緩和して液漏れ
の危険が生ずる。 本考案はこれに鑑み種々検討の結果、前記の割
れは一種の応力腐食割れ(以下SCCと略記)であ
り、黄銅粒界に沿つた脆性破壊となること、SCC
は通常アンモニヤにより起るとされているが、不
凍性媒体、特に防錆インヒビター成分の欠乏した
媒体や一般用水でもラジエーターの運転時の高温
条件によりSCCが活性となることを知見し、更に
検討の結果、樹脂製タンクを使用したラジエータ
ー等の液漏れを経済的に防止し、信頼性の高い自
動車用ラジエーター及びヒーターを開発したもの
で、熱交媒体を流通する上下方向の多数のチユー
ブ間にフインを装着してコアーを形成し、該コア
ーのチユーブ両端に座板を設けて樹脂製タンクを
取付けた自動車用熱交換器において、座板に3〜
10%のAl又は2〜5%のSi又は両者を合計で2
%〜15%含有し、残部が実質的に銅から成る合金
を用い、その周縁部外側に凹溝を形成し、該凹溝
内に弾性シール材を設けて樹脂製タンクの開口端
を挿着したことを特徴とするものである。 即ち本考案は樹脂製タンクを使用したラジエー
ターやヒーターのSCCについて検討の結果、SCC
に不可欠の一つの条件である引張応力は凹溝の形
成やタンクの機械的接合の際の残留応力であり、
通常前記媒体を用いた環境条件ではZn分30〜
35wt%のα黄銅で大略10Kg/mm2以上である。こ
れに対し前記残留応力は通常10Kg/mm2以下の場合
が多いが、凹溝部に集中するSCCの発生は樹脂製
タンクの機械的接合に加えて次の加速因子が作用
し、樹脂製タンク特有の隙間構造によつてSCCが
著しく促進されることを知見した。 (1) 凹溝、特に底部と外部との間のO2濃淡電池
が作用し、凹溝部の黄銅が周囲に対してより卑
となる。 (2) 媒体中のインヒビターの供給が不足する。 本考案は上記の知見及び長期の高温媒体の循環
による「液漏れ」という経験的知見に基づき、更
に検討の結果、銅に3%〜10%のAl又は2%〜
5%のSiを単独、又は両者で合計2〜15%含有さ
せることにより耐SCC性と耐応力緩和性を向上さ
せ樹脂製タンクを用いたラジエーター等の致命的
欠陥である液漏れを経済的に防止し得たものであ
る。 しかして、Al及Siの含有量を各々3〜10%及
び2〜5%、合計量では2〜15%と限定したの
は、この範囲未満ではSCC応力緩和耐性に劣り液
漏れを防止できないためであり、またこの範囲を
越えると強度とプレス加工の関係に於いて実用上
満足できる特性が得られないためである。 AlとSiの添加効果は必ずしも明らかではない
が銅に固溶硬化作用を有し結晶粒を安定強化して
機械的特性と共にSCC感受性を大巾に低下せしめ
るためと思われる。 なおAlとSiの他に少量のSn等を添加すること
もできる。 本考案は樹脂製タンクを用いた自動車用ラジエ
ーター等において、前記の如く座板にAl又はSi
又は両者を含有する銅を用いたもので、特に座板
の薄肉軽量化に有効であり経済的効果も大きい。
即ち、一般に使用される黄銅材は、Zn含有量を
20wt%未満とするとSCCを実質的に防止できる
が機械的特性の点で適さない。一方、高価なリン
青銅はSCC、機械的特性に優れるが、コストの点
で適さない。 なお、座板はプレス工程に必要な加工性を満足
するため、通常は鈍し材や半硬材が用いられる。
また結晶粒径として50〜100μであるが、フラツ
シユアニーリングなどの手法により8〜20μの微
細粒鈍し材とすることができるので一層有利であ
る。 以下本考案の実施例について詳細に説明する。 座板として第1表に示す組成の銅合金を用い、
第1図に示す形状のラジエーターを組立てた。樹
脂製タンクにガラス短繊維を充填したナイロン6
を用い、弾性シール材にシリコンゴムOリングを
用いて第2図に示すように座板の周縁部外側の凹
溝に樹脂製タンクのフランジ部を挿入し、機械的
に固定した。 このようにして組立てたラジエーター内に市販
の自動車用不凍性媒体を充填してから、85℃の恒
温槽内に1ケ月及び6ケ月間保持した。これを解
体してから割れの有無を検査した。又、6ケ月保
持後の解体に先立ち、ラジエーター内部に3気圧
を1時間保持し、液漏れの有無を見る耐圧試験を
行なつた。これらの結果を第1表に併記した。
製タンクを使用した熱交換器において、経済的に
応力腐食割れや液漏れを防止し、信頼性の向上と
軽量化を図つたものである。 一般に自動車用熱交換器にはエンジン冷却用の
ラジエーターと、暖房用ヒーターとがあるが、基
本的な構造は同一であるので、以下ラジエーター
について述べる。 ラジエーターはエンジン部を冷却するためのも
ので、ラジエーターとエンジン部間に熱交媒体、
例えば水又は水にグリコールやグリコールエーテ
ルを添加した不凍性液を循環させ、エンジン部で
昇温した媒体をラジエーターにより外気と熱交換
させて冷却している。通常ラジエーターは第1図
に示すように媒体を通す多数の黄銅製チユーブ1
間にコルゲート状の銅製フイン2を半田付けによ
り装着してコアー3を形成し、該コアー3のチユ
ーブ1両端に黄銅製座板4,4′を設け、該座板
4,4′に黄銅製タンク5,5′の開放端を取付け
て半田付けしたものである。しかるに近年自動車
の軽量化の要請からラジエーターにおいても上記
タンクを樹脂化することが行なわれ、例えば第2
図に示すように座板4,4′の周縁部を折曲げて
外側に開く凹溝6を形成し、該凹溝6内に弾性シ
ール材7を設けて樹脂製タンク5のフランジ部5
aを挿着し、凹溝6の外側辺上部8を内側に折曲
げて固定するか、又は第3図に示すように凹溝6
の外側辺上部8に穴9を設け、該穴9にフランジ
部5aの側壁に形成した凸部5b嵌着して固定し
ている。 通常タンクにはガラス繊維を充填したナイロン
等の強化プラスチツクが用いられ、また座板には
Zn分30〜35wt%のα黄銅板(厚さ0.5〜1.2mm)が
用いられている。α黄銅は優れた強度と良好な加
工性を有し、最も安価な合金として知られてい
る。しかしながら樹脂製タンクを用いたラジエー
ターは使用中に内部から割れが発生することが報
告されている。割れは凹溝底部に高頻度で起り、
特に軽量化のために座板を薄肉化するほど顕著に
発生する。また、薄肉化に於いてはラジエーター
内には80℃以上の高温の熱媒体が循環しており長
期の使用で、座板の固定部が応力緩和して液漏れ
の危険が生ずる。 本考案はこれに鑑み種々検討の結果、前記の割
れは一種の応力腐食割れ(以下SCCと略記)であ
り、黄銅粒界に沿つた脆性破壊となること、SCC
は通常アンモニヤにより起るとされているが、不
凍性媒体、特に防錆インヒビター成分の欠乏した
媒体や一般用水でもラジエーターの運転時の高温
条件によりSCCが活性となることを知見し、更に
検討の結果、樹脂製タンクを使用したラジエータ
ー等の液漏れを経済的に防止し、信頼性の高い自
動車用ラジエーター及びヒーターを開発したもの
で、熱交媒体を流通する上下方向の多数のチユー
ブ間にフインを装着してコアーを形成し、該コア
ーのチユーブ両端に座板を設けて樹脂製タンクを
取付けた自動車用熱交換器において、座板に3〜
10%のAl又は2〜5%のSi又は両者を合計で2
%〜15%含有し、残部が実質的に銅から成る合金
を用い、その周縁部外側に凹溝を形成し、該凹溝
内に弾性シール材を設けて樹脂製タンクの開口端
を挿着したことを特徴とするものである。 即ち本考案は樹脂製タンクを使用したラジエー
ターやヒーターのSCCについて検討の結果、SCC
に不可欠の一つの条件である引張応力は凹溝の形
成やタンクの機械的接合の際の残留応力であり、
通常前記媒体を用いた環境条件ではZn分30〜
35wt%のα黄銅で大略10Kg/mm2以上である。こ
れに対し前記残留応力は通常10Kg/mm2以下の場合
が多いが、凹溝部に集中するSCCの発生は樹脂製
タンクの機械的接合に加えて次の加速因子が作用
し、樹脂製タンク特有の隙間構造によつてSCCが
著しく促進されることを知見した。 (1) 凹溝、特に底部と外部との間のO2濃淡電池
が作用し、凹溝部の黄銅が周囲に対してより卑
となる。 (2) 媒体中のインヒビターの供給が不足する。 本考案は上記の知見及び長期の高温媒体の循環
による「液漏れ」という経験的知見に基づき、更
に検討の結果、銅に3%〜10%のAl又は2%〜
5%のSiを単独、又は両者で合計2〜15%含有さ
せることにより耐SCC性と耐応力緩和性を向上さ
せ樹脂製タンクを用いたラジエーター等の致命的
欠陥である液漏れを経済的に防止し得たものであ
る。 しかして、Al及Siの含有量を各々3〜10%及
び2〜5%、合計量では2〜15%と限定したの
は、この範囲未満ではSCC応力緩和耐性に劣り液
漏れを防止できないためであり、またこの範囲を
越えると強度とプレス加工の関係に於いて実用上
満足できる特性が得られないためである。 AlとSiの添加効果は必ずしも明らかではない
が銅に固溶硬化作用を有し結晶粒を安定強化して
機械的特性と共にSCC感受性を大巾に低下せしめ
るためと思われる。 なおAlとSiの他に少量のSn等を添加すること
もできる。 本考案は樹脂製タンクを用いた自動車用ラジエ
ーター等において、前記の如く座板にAl又はSi
又は両者を含有する銅を用いたもので、特に座板
の薄肉軽量化に有効であり経済的効果も大きい。
即ち、一般に使用される黄銅材は、Zn含有量を
20wt%未満とするとSCCを実質的に防止できる
が機械的特性の点で適さない。一方、高価なリン
青銅はSCC、機械的特性に優れるが、コストの点
で適さない。 なお、座板はプレス工程に必要な加工性を満足
するため、通常は鈍し材や半硬材が用いられる。
また結晶粒径として50〜100μであるが、フラツ
シユアニーリングなどの手法により8〜20μの微
細粒鈍し材とすることができるので一層有利であ
る。 以下本考案の実施例について詳細に説明する。 座板として第1表に示す組成の銅合金を用い、
第1図に示す形状のラジエーターを組立てた。樹
脂製タンクにガラス短繊維を充填したナイロン6
を用い、弾性シール材にシリコンゴムOリングを
用いて第2図に示すように座板の周縁部外側の凹
溝に樹脂製タンクのフランジ部を挿入し、機械的
に固定した。 このようにして組立てたラジエーター内に市販
の自動車用不凍性媒体を充填してから、85℃の恒
温槽内に1ケ月及び6ケ月間保持した。これを解
体してから割れの有無を検査した。又、6ケ月保
持後の解体に先立ち、ラジエーター内部に3気圧
を1時間保持し、液漏れの有無を見る耐圧試験を
行なつた。これらの結果を第1表に併記した。
【表】
第1表から明らかなように本発明品No.1〜7は
何れも割れや液漏れが全く認められないのに対
し、比較品No.8〜11から判るように本考案で規定
する範囲外では割れを生じないが、いづれも機械
的強度の低下と共に、応力緩和による液漏れを生
じている。No.12〜14は黄銅の例であり、Zn量を
18%に低下することにより割れを防止できるが上
述同様に機械的強度の低下により液漏れを生じて
いる。 このように本考案によれば省エネルギーによる
強い要請に応じて自動車の軽量化に有効な軽量か
つ経済的なラジエーター及びヒーターを提供し得
るもので、工業上顕著な効果を奏するものであ
る。
何れも割れや液漏れが全く認められないのに対
し、比較品No.8〜11から判るように本考案で規定
する範囲外では割れを生じないが、いづれも機械
的強度の低下と共に、応力緩和による液漏れを生
じている。No.12〜14は黄銅の例であり、Zn量を
18%に低下することにより割れを防止できるが上
述同様に機械的強度の低下により液漏れを生じて
いる。 このように本考案によれば省エネルギーによる
強い要請に応じて自動車の軽量化に有効な軽量か
つ経済的なラジエーター及びヒーターを提供し得
るもので、工業上顕著な効果を奏するものであ
る。
第1図は自動車用ラジエーターの一例を示す正
面図、第2図及び第3図はそれぞれ樹脂製タンク
の挿着部の一例を示す要部拡大断面図である。 1……チユーブ、2……フイン、3……コア
ー、4,4′……座板、5,5……タンク、6…
…凹溝、7……弾性シール材。
面図、第2図及び第3図はそれぞれ樹脂製タンク
の挿着部の一例を示す要部拡大断面図である。 1……チユーブ、2……フイン、3……コア
ー、4,4′……座板、5,5……タンク、6…
…凹溝、7……弾性シール材。
Claims (1)
- 熱交換体を流通する上下方向の多数のチユーブ
間に、フインを装着してコアーを形成し、該コア
ーのチユーブ両端に座板を設けて樹脂製タンクを
取付けた自動車用熱交換器に於いて、座板に3〜
10%のAl又は2〜5%のSi又は両者を合計で2
〜15%含有し、残部が実質的に銅からなる合金を
用いて、その周縁部外側に凹溝を形成し、該凹溝
内に弾性シール材を設けて樹脂製タンクの開口端
を挿着したことを特徴とする自動車用熱交換器。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4661384U JPS60160389U (ja) | 1984-03-30 | 1984-03-30 | 自動車用熱交換器 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4661384U JPS60160389U (ja) | 1984-03-30 | 1984-03-30 | 自動車用熱交換器 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS60160389U JPS60160389U (ja) | 1985-10-24 |
JPS643991Y2 true JPS643991Y2 (ja) | 1989-02-02 |
Family
ID=30561174
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP4661384U Granted JPS60160389U (ja) | 1984-03-30 | 1984-03-30 | 自動車用熱交換器 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS60160389U (ja) |
-
1984
- 1984-03-30 JP JP4661384U patent/JPS60160389U/ja active Granted
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS60160389U (ja) | 1985-10-24 |
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