JPS643685Y2 - - Google Patents

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JPS643685Y2
JPS643685Y2 JP1980151559U JP15155980U JPS643685Y2 JP S643685 Y2 JPS643685 Y2 JP S643685Y2 JP 1980151559 U JP1980151559 U JP 1980151559U JP 15155980 U JP15155980 U JP 15155980U JP S643685 Y2 JPS643685 Y2 JP S643685Y2
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damper
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は自動車に使用される自動車用空調装置
に関し、特にそのヒータユニツトの構造の改良に
関するものである。
従来の自動車用空調装置として、例えば第1図
aおよびbに示すように、ヒータユニツトのケー
シングa内に、ブロワbの吹出口cからヒータコ
アdを経て下部吹出口eへ通じる第1通路f、ブ
ロワb吹出口cから上部吹出口gへ通じる第2通
路h、および該第2通hから分岐し、上記ヒータ
コアdをバイパスして下部吹出口eへ通じる第3
通路iを設け、上記ブロワbの吹出口cに、上記
第1通路fおよび第2通路hをブロワbに対し交
互にかつ選択的に連通せしめる第1ダンパjを設
ける一方、第2通路hの第3通路iとの分岐点
に、上部吹出口gおよび第3通路iをブロワbに
対して交互にかつ選択的に連通せしめる第2ダン
パkを設け、さらに上記ヒータコアdと下部吹出
口eとの間の第1通路fに左右両側方に開口する
デフロスタ吹出口1,1を設けたものが知られて
いる(例えば実公昭53−44193号公報参照)。
この従来のものは、2つのダンパj,kの開閉
状態を組合せることにより、簡単な構造でもつて
種々の切換モードを得ることができるという優れ
た長所があるが、反面、デフロスタ吹出口1,1
がヒータコアdと下部吹出口eとの間の第1通路
fに開口されているため、すなわちケーシングa
の下部に設けられているため、第1図bに示すよ
うに、該デフロスタ吹出口1,1にデフロスタノ
ズルm,mを連結する場合にはデフロスタホース
n,nを使用する必要があり、外観の見映えが悪
くなるとともに、デフロスタノズルmの組付作業
が面倒となり、さらには部品点数も増加するとい
う欠点があつた。
このため、このようなデフロスタホースn,n
を省略して、外観の見映えやデフロスタノズルm
の組付作業性を高めるようにした自動車用空調装
置としては、例えば第2図に示すように、ヒータ
ユニツトのケーシングa′の前側壁を2重壁構造に
形成し、該2重壁内にデフロスタ通路oを形成す
るとともに、該デフロスタ通路oの出口をケーシ
ングa′の上部に開口せしめるようにしたものが提
案されている。しかし、このものは、反面、ケー
シングa′の前側壁が2重壁構造であるので、全体
の大きさが大となつて大きな取付スペースを要
し、逆に全体の大きさを取付スペースに合せて小
さくすると、デフロスタ通路oの通路面積が小さ
くなり、この通路面積の減少により大きな通路抵
抗が生じて、デフロスタモード時の空気流速が低
下し、また構造も複雑になるという不具合を有し
ていた。
そこで、本考案はかかる諸点に鑑み、上記した
第1図aに示す構造の自動車用空調装置におい
て、デフロスタ吹出口を、ヒータコアと下部吹出
口との間の第1通路に開口せしめるのではなく、
第1ダンパと第2ダンパとの間の第2通路に開口
せしめて、ケーシングの上面に設けるという簡単
な構成により、簡単な構造でもつてかつ全体の大
きさもコンパクトにしつつ、デフロスタホースを
省略して外観の見映えが組付作業性を向上させる
ようにし、よつて自動車への装置性に優れた自動
車用空調装置を提供せんとするものである。
さらに、本考案は、上記第1および第2ダンパ
の切換位置をそれぞれ中間位置を含む3段階とす
ることにより、換気性の向上を図るとともに、バ
イレベルモードやデフロストモードでの性能向上
を図ることを目的とする。
以下、本考案を図面に示す実施例に基づいて詳
細に説明する。
第3図ないし第5図において、1は本考案に係
る自動車用空調装置のヒータユニツトのケーシン
グであつて、該ケーシング1は前半部のブロワケ
ース部1aと後半部のヒータケース部1bとから
なる。上記ブロワケース部1a内にはブロワモー
タ2により駆動されるブロワ3が配設され、また
ブロワケース部1aのブロワモータ2取付面と反
対側側面には空気取入口4が開設され、該空気取
入口4は第5図に詳示するように、空気導入通路
5を介して外気導入口6および内気導入口7に連
通し、該両導入口6,7の境界部分にはブロワ3
に対して両導入口6,7を交互にかつ選択的に連
通せしめるインテークダンパ8が配設されてい
る。さらにブロワケース部1aの後面上部にはブ
ロワ吹出口9が開設されており、インテークデン
パ8の切換えにより外気導入口6または内気導入
口7から導入された外気または内気を空気取入口
4からブロワケース1a内に取入れて、ブロワ3
の回転駆動によりブロワ吹出口9から上記ヒータ
ケース部1b内に吹出すように設けられている。
一方、上記ヒータケース部1b内にはヒータコ
ア10が配設され、またヒータケース部1bの後
面上部には上部吹出口11が、また左右側面の後
端下部には下部吹出口12,12がそれぞれ開設
されている。
また、上記ケーシング1のヒータケース部1b
内には、ブロワ3の吹出口9からヒータコア10
を経て下部吹出口12へ通じる第1通路13と、
ブロワ3の吹出口9から直接上部吹出口11へ通
じる第2通路14と、該第2通路14の途中から
分岐し、上記ヒータコア10をバイアスして下部
吹出口12へ通じる第3通路15との3つの空気
通路が形成されている。そして、上記ブロワ3の
吹出口9には例えば3段階の切換位置イ,ロ,ハ
に切換可能な第1ダンパ16が配設され、該第1
ダンパ16は上記第1通路13および第2通路1
4を交互にかつ選択的にブロワ3に連通せしめる
第1位置イおよび第2位置ハと、第1通路13お
よび第2通路14の両方をブロワ3に連通せしめ
る第3位置ロとをとるように設けられている。一
方、上記第2通路14の第3通路15との分岐点
には例えば3段階の切換位置ニ,ホ,ヘに切換可
能な第2ダンパ17が配設され、該第2ダンパ1
7は上記上部吹出口11および第3通路15を交
互にかつ選択的にブロワ3に連通せしめる第1位
置ヘおよび第2位置ニと、この第1位置ヘと第2
位置ニとの間に位置し、第2通路14開時は空気
を上部吹出口11と下部吹出口12とに、第2通
路14閉時は第3通路15から第2通路14側へ
案内する第3位置ホとをとるように設けられてい
る。さらに、上記下部吹出口12には下部吹出口
12を開閉せしめる第3ダンパ18が配設されて
いる。
さらにまた、上記第1ダンパ16と第2ダンパ
17との間の第2通路14には上方に開口するデ
フロスタ吹出口19が形成され、該デフロスタ吹
出口19には第4図に示すようにデフロスタノズ
ル20が直接連結されている。以上により、本考
案の自動車用空調装置が構成されている。
次に、上記実施例における作動モードの例を説
明すると、先ず、デフロスタモードの場合には、
第3図に示すように、第3ダンパ18を閉じて下
部吹出口12を閉じるとともに、第1ダンパ16
をイ位置に、第2ダンパ17をニ位置にそれぞれ
切換えると、ブロワ3の吹出口9からヒータケー
ス部1a内に吹出された空気は第1通路13を流
れ、該第1通路13を流れる間にヒータコア10
に加熱されて温風となり、その温風は第3通路1
5および第2通路14を経てデフロスタ吹出口1
9からデフロスタノズル20に至り、上方に吹出
される。
また、暖房モードの場合には、第6図aに示す
ように、第3ダンパ18を開いて下部吹出口12
を開くとともに、第1ダンパ16をイ位置に、第
2ダンパ17をヘ位置にそれぞれ切換えると、ブ
ロワ3の吹出口9から吹出された空気は第1通路
13を流れ、該第1通路13のヒータコア10に
より加熱されて温風として下部吹出口12から吹
出される。また、この状態から第6図bに示すよ
うに、第2ダンパ17をホ位置に切換えると、第
1通路13のヒータコア10で加熱された温風は
第3通路15および第2通路14を経てデフロス
タ吹出口19および上部吹出口11から吹出され
るようになり、上部吹出口11と連通するサイド
吹出口からサイドウインドへも送風することが可
能となり、デフロスト効果が大きくなる。さら
に、温風の温度が高すぎる際には、第6図cに示
すように第1ダンパ16をロ位置に、第2ダンパ
17をニ位置にそれぞれ切換操作すると、第1通
路13を経由した温風と第2通路14および第3
通路15を経由した冷風とがエアミツクスされな
がら下部吹出口12から吹出され、所望温度の温
風を得ることができる。なお、第1ダンパ16の
開度を調整することにより温風の温度を調整でき
る。
また、換気を行う場合には、第7図aに示すよ
うに、第1ダンパ16をハ位置に、第2ダンパ1
7をヘ位置にそれぞれ切換えると、ブロワ3の吹
出口9から吹出された空気は第2通路14を流れ
て、直接上部吹出口11から吹出される。この状
態から第2ダンパ17のみを第7図bに示すよう
にニ位置に切換えると、空気は第2通路14から
第3通路15を経て下部吹出口12から吹出さ
れ、また第7図cに示すようにホ位置に切換える
と、空気は第2および第3通路14,15の両方
を流れて上部および下部吹出口11,12の両方
から吹出される。このため、換気時において、下
部吹出口12からも吹出されることによつて、乗
員の足元にとどまつている空気が流れ、スムーズ
な換気を行うことができる。
さらにまた、冷風および温風をそれぞれ別々に
分けて上下部吹出口11,12から吹出させるい
わゆるバイレベルモードの場合には、第8図aに
示すように、第1ダンパ16をロ位置に、また第
2ダンパ17をヘ位置にそれぞれ切換えると、第
1通路13を経た温風が下部吹出口12から、第
2通路14を経た冷風が上部吹出口11からそれ
ぞれ吹出される。また、この状態から第2ダンパ
17を第8図bに示すようにホ位置へ切換える
と、下部吹出口12からは第1通路13からの温
風と第2および第3通路14,15を経た冷風と
がミツクスされたエアミツクス風が吹出され、下
部吹出口12からの温風が熱くなりすぎないよう
にするメリツトがある。
尚、以上の各作動モードにおいて、デフロスタ
モード以外の場合に、冷風または温風がデフロス
タ吹出口19から若干吹出されるが、その空気流
量は僅かであり、使用上には何ら差支えのないも
のである。
このように、上記実施例においては、ヒータユ
ニツトのケーシング1の上面にデフロスタ吹出口
19が開設され、該デフロスタ吹出口19にデフ
ロスタノズル20が直接連結されているため、デ
フロスタホースを省略することができ、外観の見
映えが良いとともに、デフロスタノズル20のデ
フロスタ吹出口19に対する組付作業を容易に行
うことができ、しかも部品点数を減少させること
ができる。また、第2通路14をデフロスタ通路
として兼用することができるので、構造が簡単で
あり、かつ全体の大きさをコンパクト化すること
ができる。
以上説明したように、本考案によれば、ヒータ
ユニツトのケーシング内に、ブロワの吹出口から
ヒータコアを経て下部吹出口へ通じる第1通路
と、ブロワの吹出口から上部吹出口へ通じる第2
通路と、該第2通路から分岐し、上記ヒータコア
をバイパスして下部吹出口へ通じる第3通路とを
設け、上記ブロワの吹出口に、上記第1通路およ
び第2通路を交互にかつ選択的にブロワに連通せ
しめる第1位置および第2位置と、第1通路およ
び第2通路の両方をブロワに連通せしめる第3位
置とをとりうる第1ダンパを設ける一方、第2通
路の第3通路との分岐点に、上部吹出口および第
3通路を交互にかつ選択的にブロワに連通せしめ
る第1位置および第2位置と、この第1位置と第
2位置との間に位置し、第2通路開時は空気を上
部吹出口と下部吹出口とに、第2通路閉時は第3
通路から第2通路側へ案内する第3位置とをとり
うる第2ダンパを設け、さらに上記第1ダンパと
第2ダンパとの間の第2通路に上方に開口するデ
フロスタ吹出口を設けたことにより、デフロスタ
ホースを用いることなくデフロスタノズルをデフ
ロスタ吹出口に直接連結することができ、外観の
見映えが優れているとともにデフロスタノズルの
組付作業性がよく、しかも部品点数が少なくかつ
構造が簡単でコンパクトな自動車用空調装置を提
供することができるものである。さらに、換気
時、上部および下部吹出口の両方から空気を吹出
すことが可能であるので、この下部吹出口からの
吹出しによつて乗員の足元にとどまつている空気
がスムーズに流れて換気性の向上を図ることがで
きる、また、バイレベルモード時に下部吹出口か
らの温風と冷風とのミツクス風の吹出しによる温
風の過熱防止効果、並びにデフロスト時に温風の
デフロスタ吹出口および上部吹出口からの吹出し
によるデフロスト効果の向上を図ることができ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図および第2図はそれぞれ従来例を示す概
略説明図、第3図ないし第8図は本考案の実施態
様を例示し、第3図は縦断側面図、第4図は正面
図、第5図は第4図のV−V線断面図、第6図は
暖房モード時の作動説明図、第7図は換気モード
時の作動説明図、第8図はバイレベルモード時の
作動説明図である。 1……ケーシング、3……ブロワ、9……ブロ
ワ吹出口、10……ヒータコア、11……上部吹
出口、12……下部吹出口、13……第1通路、
14……第2通路、15……第3通路、16……
第1ダンパ、17……第2ダンパ、19……デフ
ロスタ吹出口、20……デフロスタノズル。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) ヒータユニツトのケーシング内に、ブロワの
    吹出口からヒータコアを経て下部吹出口へ通じ
    る第1通路と、ブロワの吹出口から上部吹出口
    へ通じる第2通路と、該第2通路から分岐し、
    上記ヒータコアをバイパスして下部吹出口へ通
    じる第3通路とを設け、 上記ブロワの吹出口に、上記第1通路および
    第2通路を交互にかつ選択的にブロワに連通せ
    しめる第1位置および第2位置と、第1通路お
    よび第2通路の両方をブロワに連通せしめる第
    3位置とをとりうる第1ダンパを設ける一方、 第2通路の第3通路との分岐点に、上部吹出
    口および第3通路を交互にかつ選択的にブロワ
    に連通せしめる第1位置および第2位置と、こ
    の第1位置と第2位置との間に位置し、第2通
    路開時は空気を上部吹出口と下部吹出口とに、
    第2通路閉時は第3通路から第2通路側へ案内
    する第3位置とをとりうる第2ダンパを設け、 さらに、上記第1ダンパと第2ダンパとの間
    の第2通路に上方に開口するデフロスタ吹出口
    を設けたことを特徴とする自動車用空調装置。 (2) デフロスタ吹出口はデフロスタノズルと直接
    連結されていることを特徴とする実用新案登録
    請求の範囲第(1)項記載の自動車用空調装置。
JP1980151559U 1980-10-22 1980-10-22 Expired JPS643685Y2 (ja)

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JP1980151559U JPS643685Y2 (ja) 1980-10-22 1980-10-22

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JP1980151559U JPS643685Y2 (ja) 1980-10-22 1980-10-22

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Publication Number Publication Date
JPS5773212U JPS5773212U (ja) 1982-05-06
JPS643685Y2 true JPS643685Y2 (ja) 1989-02-01

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ID=29510881

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1980151559U Expired JPS643685Y2 (ja) 1980-10-22 1980-10-22

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5090344U (ja) * 1973-12-21 1975-07-30

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Publication number Publication date
JPS5773212U (ja) 1982-05-06

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