JPS64366B2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPS64366B2 JPS64366B2 JP4573285A JP4573285A JPS64366B2 JP S64366 B2 JPS64366 B2 JP S64366B2 JP 4573285 A JP4573285 A JP 4573285A JP 4573285 A JP4573285 A JP 4573285A JP S64366 B2 JPS64366 B2 JP S64366B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- ovulation
- fraction
- ethyl acetate
- inducing agent
- extraction
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
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- Pharmaceuticals Containing Other Organic And Inorganic Compounds (AREA)
- Steroid Compounds (AREA)
Description
〔産業上の利用分野〕
本発明は、β―シトステロール及び/又はカン
ペステロールの脂肪酸エステルを有効成分とし、
性周期の異常によつて生じる障害および副作用を
伴なわない排卵誘起剤およびその製造法に関す
る。 〔技術の背景及び先行技術〕 現在、人に投与されている代表的な排卵誘起剤
としてはクロミフエン及びサイクロヘキシルがあ
り、その薬理効果は臨床的にもある程度満足すべ
きものであることが知られている。しかし、これ
らの医薬は感受性が必ずしも高くなく、性周期の
異常、それに起因する種々の障害(例えば多胎、
妊娠不成立)及びその他の副作用が知られてい
る。これらの医薬は20年以上も使用されている
が、これらに代る医薬は知られていない。 新しい排卵誘起剤の研究も行なわれ、トウモロ
コシ、ライ麦、小麦等の葉に家兎の排卵を誘発す
る物質が存在することが知られている(鈴木雅洲
新潟医学会誌、78巻、305頁、昭和39年)。 一方ハトムギ抽出物又はハトムギ殻皮、果皮を
除去したヨクイニン(〓苡仁)の抽出物の薬理作
用は既にいくつか知られており、稲垣ら(生薬
学、162頁、南江堂、1975年)によれば次のとお
りである。 1 利尿作用があるので浮腫、脚気、腎及び膀胱
結石、神経痛、咳嗽の治療に用いられる。 2 鎮痛及び鎮痙作用があるので筋肉痙れんに用
いられる。 3 イボ、肌あれ等に用いられる。 更に我国では古くから民間療法の催乳剤として
用いられていたが、脱穀しないハトムギ粉末から
抽出した蛋白質が乳汁分泌を促進することが明ら
かにされ(重光政彦:日本婦人科学会熊本地方部
会会報、3巻、191頁、1944年)、ヨクイニンから
抗癌作用を有する物質も単離されている。〔ケミ
カル アンド フアーマシユーチカル ブレチン
日本(Chemical and Pharmaceutical
Bulletin,Japan)9巻、43頁、(1961年)〕。しか
しながらハトムギ又はハトムギ抽出物の排卵誘起
作用については全く知られていない。 本発明者らは、排卵誘起作用を有する物質につ
いて研究を重ね、これらの研究において、ハトム
ギに含有されるβ―シトステロール及び/又はカ
ンペステロールのパルミチン酸又はステアリン酸
エステルが排卵誘起作用を有すること、及びこれ
らのエステルがハトムギのヌカから高い収率で抽
出しうることを見出し、これらの知見に基づいて
本発明に到達した。 〔発明の目的及び発明の要約〕 本発明の目的は、性周期の異常を起こすことな
く、生理的に自然な排卵を誘起する新規な排卵誘
起剤を提供することにある。 本発明の他の目的は、ハトムギから高い収率で
排卵誘起作用を有するフイトステロール脂肪酸エ
ステルを製造する方法を提供することにある。 本発明は、一般式: (ただしR1はパルミチン酸残基又はステアリ
ン酸残基を、そしてR2はメチル基又はエチル基
を表わす) で表わされるフイトステロール脂肪酸エステルを
有効成分とする排卵誘起剤である。 本発明の排卵誘起剤は、ハトムギのヌカに酢酸
エチルを加え、油脂分画を抽出し、該油脂分画か
ら有効成分を抽出することによつて製造される。 本発明の排卵誘起剤の有効成分は、β―シトス
テロール・パルミチン酸エステル、β―シトステ
ロール・ステアリン酸エステル、カンペステロー
ル・パルミチン酸エステル、カンペステロール・
ステアリン酸エステル又はこれらの混合物である
ことができる。 〔発明の具体的な説明〕 本発明の排卵誘起剤は次のように製造される。
ハトムギを常法により脱殻精白してヨクイニン、
ヌカ及び外殻に分ける。ヌカ1部に対して3〜5
部(重量。以下同じ)の酢酸エチルを加え、15〜
20℃で5〜10時間撹拌しながら油脂分画を抽出す
る。次いで、濾過して不溶物を除去する。残渣1
部にエタノール3〜5部を添加し、15〜20℃で5
〜10時間撹拌しながら抽出し、濾過して不溶物を
除去する。エタノール可溶分画からエタノールを
留去し、エタノール抽出分画を得る。このエタノ
ール抽出分画1部に3〜5部の酢酸エチルを加
え、15〜20℃で5〜10時間撹拌しながら抽出し、
のち酢酸エチル可溶分画を得る。 前記酢酸エチル油脂分画とエタノール抽出―酢
酸エチル可溶分画との混合物から酢酸エチルを除
去し、シリカゲル充填カラムに供給し、n―ヘキ
サン―酢酸エチルのグラジエント溶出を行ないn
―ヘキサンと酢酸エチルとの混合比が100:0.5〜
100:1の溶媒で溶出する分画を集める。これら
の分画を混合し、溶媒を留去し、排卵誘起作用を
有する物質を得る。これらの物質を常法により錠
剤、散剤、カプセル剤又は注射剤として製剤とな
し、本発明の排卵誘起剤が得られる。 本発明の排卵誘起剤は、経口・非経口により投
与される。投与量は、治療すべき症状及び投与方
法によつて異なるが、通常成人に経口投与する場
合1回80mgで有効である。 次に本発明の排卵誘起剤について詳述する。な
お、以下に記載する理化学的性状は、実施例1と
同一の方法により得た物質について示した。 本物質を常法による薄層クロマトグラフイーで
分析した結果、硫酸で青紫色に発色し、紫外線下
で識別できる単一スポツトを与える融点64〜65℃
の無色針状結晶として単離され、質量分析におい
て、m/e680にM+に基づくピークが見られた。
また赤外線スペクトルでは、第1図に示す如く、
1740cm-1にカルボニル基に基づくピークが観察さ
れた。核磁気共鳴スペクトル(CHCl3)では、第
2図に示す如く、10.6〜2.0ppmにフイトステロ
ールのメチル基、メチレン基に基づくシグナルが
みられ、1.28ppmには、―(CH2)―基に基づく
シグナルが、また2.25ppmには、メチレン基に基
づくシグナルが三重線、4.6ppmには、C3位の水
素に基づくシグナルが多重線(半値巾12Hz)、
5.35ppmには、ビニル水素に基づくシグナルが多
重線として認められた。そこで、本物質を常法に
よりアルカリ加水分解し、中性画分と酸性画分と
に分け単離した。 中性画分はステロールを含み、ガスクロマトグ
ラフイー質量分析によりβ―シトステロール及び
カンペステロールが確認された。また酸性画分
は、高級脂肪酸の混合物であり、メチル化後、ガ
スクロマトグラフイーにより主成分としてステア
リン酸、パルミチン酸を確認した。以上のことよ
り本物質は、フイトステロールの長鎖脂肪酸エス
テル体の混合物であると結論した。本物質の一部
は、Kuksisら〔ジヤーナル オブ オーガニツ
ク ケミストリ(Journal of Organic
Chemistry),25巻、1209頁、(1960年)〕に記述
するβ―シトステロール誘導体と同一物質であ
る。 (試験 1) この試験は、ハトムギの全穀、ヨクイニン、ヌ
カ及び外皮からの有効成分の収率を知るために行
なつた。 ハトムギ全穀を常法により粉砕し、又脱穀、精
白して、外皮、ヌカ、仁に分割した。全穀を100
とした場合、外皮33、ヌカ15及び仁52(重量比)
であつた。これら4種を出発物質とし、それぞれ
に対し、n―ヘキサン又は酢酸エチルを各3倍量
加え、15〜20℃で5時間撹拌して抽出し、抽出分
の溶媒を留去し、油部分を得た。そして、各油部
分の出発物質に対する重量比を求めたところ表1
のとおりであつた。表1の結果から有効成分はヌ
カに含まれていることが判明した。
ペステロールの脂肪酸エステルを有効成分とし、
性周期の異常によつて生じる障害および副作用を
伴なわない排卵誘起剤およびその製造法に関す
る。 〔技術の背景及び先行技術〕 現在、人に投与されている代表的な排卵誘起剤
としてはクロミフエン及びサイクロヘキシルがあ
り、その薬理効果は臨床的にもある程度満足すべ
きものであることが知られている。しかし、これ
らの医薬は感受性が必ずしも高くなく、性周期の
異常、それに起因する種々の障害(例えば多胎、
妊娠不成立)及びその他の副作用が知られてい
る。これらの医薬は20年以上も使用されている
が、これらに代る医薬は知られていない。 新しい排卵誘起剤の研究も行なわれ、トウモロ
コシ、ライ麦、小麦等の葉に家兎の排卵を誘発す
る物質が存在することが知られている(鈴木雅洲
新潟医学会誌、78巻、305頁、昭和39年)。 一方ハトムギ抽出物又はハトムギ殻皮、果皮を
除去したヨクイニン(〓苡仁)の抽出物の薬理作
用は既にいくつか知られており、稲垣ら(生薬
学、162頁、南江堂、1975年)によれば次のとお
りである。 1 利尿作用があるので浮腫、脚気、腎及び膀胱
結石、神経痛、咳嗽の治療に用いられる。 2 鎮痛及び鎮痙作用があるので筋肉痙れんに用
いられる。 3 イボ、肌あれ等に用いられる。 更に我国では古くから民間療法の催乳剤として
用いられていたが、脱穀しないハトムギ粉末から
抽出した蛋白質が乳汁分泌を促進することが明ら
かにされ(重光政彦:日本婦人科学会熊本地方部
会会報、3巻、191頁、1944年)、ヨクイニンから
抗癌作用を有する物質も単離されている。〔ケミ
カル アンド フアーマシユーチカル ブレチン
日本(Chemical and Pharmaceutical
Bulletin,Japan)9巻、43頁、(1961年)〕。しか
しながらハトムギ又はハトムギ抽出物の排卵誘起
作用については全く知られていない。 本発明者らは、排卵誘起作用を有する物質につ
いて研究を重ね、これらの研究において、ハトム
ギに含有されるβ―シトステロール及び/又はカ
ンペステロールのパルミチン酸又はステアリン酸
エステルが排卵誘起作用を有すること、及びこれ
らのエステルがハトムギのヌカから高い収率で抽
出しうることを見出し、これらの知見に基づいて
本発明に到達した。 〔発明の目的及び発明の要約〕 本発明の目的は、性周期の異常を起こすことな
く、生理的に自然な排卵を誘起する新規な排卵誘
起剤を提供することにある。 本発明の他の目的は、ハトムギから高い収率で
排卵誘起作用を有するフイトステロール脂肪酸エ
ステルを製造する方法を提供することにある。 本発明は、一般式: (ただしR1はパルミチン酸残基又はステアリ
ン酸残基を、そしてR2はメチル基又はエチル基
を表わす) で表わされるフイトステロール脂肪酸エステルを
有効成分とする排卵誘起剤である。 本発明の排卵誘起剤は、ハトムギのヌカに酢酸
エチルを加え、油脂分画を抽出し、該油脂分画か
ら有効成分を抽出することによつて製造される。 本発明の排卵誘起剤の有効成分は、β―シトス
テロール・パルミチン酸エステル、β―シトステ
ロール・ステアリン酸エステル、カンペステロー
ル・パルミチン酸エステル、カンペステロール・
ステアリン酸エステル又はこれらの混合物である
ことができる。 〔発明の具体的な説明〕 本発明の排卵誘起剤は次のように製造される。
ハトムギを常法により脱殻精白してヨクイニン、
ヌカ及び外殻に分ける。ヌカ1部に対して3〜5
部(重量。以下同じ)の酢酸エチルを加え、15〜
20℃で5〜10時間撹拌しながら油脂分画を抽出す
る。次いで、濾過して不溶物を除去する。残渣1
部にエタノール3〜5部を添加し、15〜20℃で5
〜10時間撹拌しながら抽出し、濾過して不溶物を
除去する。エタノール可溶分画からエタノールを
留去し、エタノール抽出分画を得る。このエタノ
ール抽出分画1部に3〜5部の酢酸エチルを加
え、15〜20℃で5〜10時間撹拌しながら抽出し、
のち酢酸エチル可溶分画を得る。 前記酢酸エチル油脂分画とエタノール抽出―酢
酸エチル可溶分画との混合物から酢酸エチルを除
去し、シリカゲル充填カラムに供給し、n―ヘキ
サン―酢酸エチルのグラジエント溶出を行ないn
―ヘキサンと酢酸エチルとの混合比が100:0.5〜
100:1の溶媒で溶出する分画を集める。これら
の分画を混合し、溶媒を留去し、排卵誘起作用を
有する物質を得る。これらの物質を常法により錠
剤、散剤、カプセル剤又は注射剤として製剤とな
し、本発明の排卵誘起剤が得られる。 本発明の排卵誘起剤は、経口・非経口により投
与される。投与量は、治療すべき症状及び投与方
法によつて異なるが、通常成人に経口投与する場
合1回80mgで有効である。 次に本発明の排卵誘起剤について詳述する。な
お、以下に記載する理化学的性状は、実施例1と
同一の方法により得た物質について示した。 本物質を常法による薄層クロマトグラフイーで
分析した結果、硫酸で青紫色に発色し、紫外線下
で識別できる単一スポツトを与える融点64〜65℃
の無色針状結晶として単離され、質量分析におい
て、m/e680にM+に基づくピークが見られた。
また赤外線スペクトルでは、第1図に示す如く、
1740cm-1にカルボニル基に基づくピークが観察さ
れた。核磁気共鳴スペクトル(CHCl3)では、第
2図に示す如く、10.6〜2.0ppmにフイトステロ
ールのメチル基、メチレン基に基づくシグナルが
みられ、1.28ppmには、―(CH2)―基に基づく
シグナルが、また2.25ppmには、メチレン基に基
づくシグナルが三重線、4.6ppmには、C3位の水
素に基づくシグナルが多重線(半値巾12Hz)、
5.35ppmには、ビニル水素に基づくシグナルが多
重線として認められた。そこで、本物質を常法に
よりアルカリ加水分解し、中性画分と酸性画分と
に分け単離した。 中性画分はステロールを含み、ガスクロマトグ
ラフイー質量分析によりβ―シトステロール及び
カンペステロールが確認された。また酸性画分
は、高級脂肪酸の混合物であり、メチル化後、ガ
スクロマトグラフイーにより主成分としてステア
リン酸、パルミチン酸を確認した。以上のことよ
り本物質は、フイトステロールの長鎖脂肪酸エス
テル体の混合物であると結論した。本物質の一部
は、Kuksisら〔ジヤーナル オブ オーガニツ
ク ケミストリ(Journal of Organic
Chemistry),25巻、1209頁、(1960年)〕に記述
するβ―シトステロール誘導体と同一物質であ
る。 (試験 1) この試験は、ハトムギの全穀、ヨクイニン、ヌ
カ及び外皮からの有効成分の収率を知るために行
なつた。 ハトムギ全穀を常法により粉砕し、又脱穀、精
白して、外皮、ヌカ、仁に分割した。全穀を100
とした場合、外皮33、ヌカ15及び仁52(重量比)
であつた。これら4種を出発物質とし、それぞれ
に対し、n―ヘキサン又は酢酸エチルを各3倍量
加え、15〜20℃で5時間撹拌して抽出し、抽出分
の溶媒を留去し、油部分を得た。そして、各油部
分の出発物質に対する重量比を求めたところ表1
のとおりであつた。表1の結果から有効成分はヌ
カに含まれていることが判明した。
【表】
(試験 2)
この試験は、シリカゲルカラムクロマトグラフ
イーによる有効成分の回収、すなわち有効成分が
含有される分画を知るために行なつた。 1 試料の調製 実施例1と同一の方法によるヌカ5Kgより酢酸
エチル及びエタノールを用い油脂分画1250gを得
た。このうち300gを5Kgのシリカゲルを用いた
カラムクロマトグラフイーに付し、はじめn―ヘ
キサン、続いてn―ヘキサン―酢酸エチル混合液
で、次第に酢酸エチルを増しながら溶出し、n―
ヘキサン―酢酸エチル100:1の溶出画分(F―
画分)4.352g、同様に20:1の溶出画分(F
―画分)283gを酢酸エチル溶出画分(F―
画分)8.756gを得た。F―画分を更に250gの
シリカゲルを用いたカラムクロマトグラフイーに
付し、n―ヘキサン―酢酸エチル(100:1)混
合液で溶出させることにより精製し、F―画分
を500gのアルミナカラムクロマトグラフイーに
付し、n―ヘキサン―酢酸エチル(20:1)混合
液で溶出させることにより、F――1画分128
mg、F――2画分1.284g、F――3画分、
F――4画分210mg及びF――5画分55mgが
得られ、F―画分及びF―画分と合わせて7
種類の画分を得た。 2 生理活性試験法 上記7種の画分について、ゴールデンハムスタ
ー(5〜8週令)を用い、各画分を毎日0.2mg及
び0.5mgを0.2mlの大豆油に溶解し、各群10匹宛、
経口で3週間強制投与し、その間性周期を観察
し、投与終了後、と殺し、自然排卵数を調べた。
対照群として、0.2mlの大豆油のみを投与した群
についても同様の試験を行ない比較した。 3 結果 各群の自然排卵数は表2のとおりであつた。
イーによる有効成分の回収、すなわち有効成分が
含有される分画を知るために行なつた。 1 試料の調製 実施例1と同一の方法によるヌカ5Kgより酢酸
エチル及びエタノールを用い油脂分画1250gを得
た。このうち300gを5Kgのシリカゲルを用いた
カラムクロマトグラフイーに付し、はじめn―ヘ
キサン、続いてn―ヘキサン―酢酸エチル混合液
で、次第に酢酸エチルを増しながら溶出し、n―
ヘキサン―酢酸エチル100:1の溶出画分(F―
画分)4.352g、同様に20:1の溶出画分(F
―画分)283gを酢酸エチル溶出画分(F―
画分)8.756gを得た。F―画分を更に250gの
シリカゲルを用いたカラムクロマトグラフイーに
付し、n―ヘキサン―酢酸エチル(100:1)混
合液で溶出させることにより精製し、F―画分
を500gのアルミナカラムクロマトグラフイーに
付し、n―ヘキサン―酢酸エチル(20:1)混合
液で溶出させることにより、F――1画分128
mg、F――2画分1.284g、F――3画分、
F――4画分210mg及びF――5画分55mgが
得られ、F―画分及びF―画分と合わせて7
種類の画分を得た。 2 生理活性試験法 上記7種の画分について、ゴールデンハムスタ
ー(5〜8週令)を用い、各画分を毎日0.2mg及
び0.5mgを0.2mlの大豆油に溶解し、各群10匹宛、
経口で3週間強制投与し、その間性周期を観察
し、投与終了後、と殺し、自然排卵数を調べた。
対照群として、0.2mlの大豆油のみを投与した群
についても同様の試験を行ない比較した。 3 結果 各群の自然排卵数は表2のとおりであつた。
【表】
性周期に関する観察では、対照群及び投与群を
含め、いずれも平均4日で性周期の乱れはなく、
F―画分とF――4画分とに排卵誘起効果の
あることが明らかになつた。本発明による調製物
はF―画分であり、F――4画分とは全く異
なるものであつた。 (試験 3) この試験は、本発明の排卵誘起剤の有効成分で
あるフイトステロール脂肪酸エステルの有効投与
量を知るために行なつた。 1 試料の調製 フイトステロール脂肪酸エステルの調製は、実
施例1と同一の方法によつた。 2 試験方法 試験2と同一の方法によつた。ただし、投与量
は1日1回0.1mg、0.2mg及び0.4mgとした。 3 試験結果 3―1 性周期
含め、いずれも平均4日で性周期の乱れはなく、
F―画分とF――4画分とに排卵誘起効果の
あることが明らかになつた。本発明による調製物
はF―画分であり、F――4画分とは全く異
なるものであつた。 (試験 3) この試験は、本発明の排卵誘起剤の有効成分で
あるフイトステロール脂肪酸エステルの有効投与
量を知るために行なつた。 1 試料の調製 フイトステロール脂肪酸エステルの調製は、実
施例1と同一の方法によつた。 2 試験方法 試験2と同一の方法によつた。ただし、投与量
は1日1回0.1mg、0.2mg及び0.4mgとした。 3 試験結果 3―1 性周期
【表】
いずれの群も規則的な4
日周期を示した。
3―2 自然排卵数
日周期を示した。
3―2 自然排卵数
本発明によつて奏せられる効果は、次のとおり
である。 1 性周期の異常を起すことなく排卵を誘起し得
る。 2 性周期の異常によつて生じる種々の障害及び
副作用を伴なわず排卵を誘起し得る。 3 高い収率で排卵誘起作用を有する物質を製造
し得る。
である。 1 性周期の異常を起すことなく排卵を誘起し得
る。 2 性周期の異常によつて生じる種々の障害及び
副作用を伴なわず排卵を誘起し得る。 3 高い収率で排卵誘起作用を有する物質を製造
し得る。
第1図は、本発明の排卵誘起剤の赤外線スペク
トルを示すチヤートであり、第2図は本発明の排
卵誘起剤の核磁気共鳴スペクトルを示すチヤート
である。
トルを示すチヤートであり、第2図は本発明の排
卵誘起剤の核磁気共鳴スペクトルを示すチヤート
である。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 一般式: (ただしR1はパルミチン酸残基又はステアリ
ン酸残基を、そしてR2はメチル基又はエチル基
をそれぞれ表わす) で表わされるフイトステロール脂肪酸エステルを
有効成分とすることを特徴とする排卵誘起剤。 2 有効成分が、β―シトステロール・パルミチ
ン酸エステル、β―シトステロール・ステアリン
酸エステル、カンペステロール・パルミチン酸エ
ステル及びカンペステロール・ステアリン酸エス
テルの混合物であることを特徴とする特許請求の
範囲第1項に記載の排卵誘起剤。 3 ハトムギのヌカに酢酸エチルを加え、油脂分
画を抽出し、該油脂分画から有効成分を回収する
ことを特徴とする排卵誘起剤の製造法。 4 ハトムギのヌカの抽出残渣にエタノールを加
えて抽出し、このエタノール抽出分画に酢酸エチ
ルを加えて抽出し、得られた酢酸エチル抽出分画
を最初の酢酸エチル抽出分画と混合することを特
徴とする特許請求の範囲第3項に記載の排卵誘起
剤の製造法。 5 有効成分の回収が、n―ヘキサン―酢酸エチ
ルのグラジエント溶出シリカゲルカラムクロマト
グラフイーにより行なわれることを特徴とする特
許請求の範囲第3項または第4項に記載の排卵誘
起剤の製造法。
Priority Applications (7)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4573285A JPS61205212A (ja) | 1985-03-09 | 1985-03-09 | 排卵誘起剤及びその製造法 |
| US06/831,853 US4897224A (en) | 1985-03-05 | 1986-02-24 | Method for producing ferulyl stanol derivatives |
| EP86102817A EP0203277B1 (en) | 1985-03-05 | 1986-03-04 | Fertility drugs containing coix lacryma-jobi extracts or ferulyl stanol derivatives and/or a phytosterol fatty-acid ester |
| CA000503235A CA1271139A (en) | 1985-03-05 | 1986-03-04 | Fertility drug and method of producing the same |
| DE8686102817T DE3688001T2 (de) | 1985-03-05 | 1986-03-04 | Fruchtbarkeitsmittel enthaltend extrakte von coix lacryma-jobi oder ferulylstanolderivate und/oder fettsaeure-phytosterolester. |
| CA000610993A CA1288421C (en) | 1985-03-05 | 1989-09-11 | Fertility drug and method of producing the same |
| US07/433,289 US5023249A (en) | 1985-03-05 | 1989-11-08 | Fertility drug and method of producing the same |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4573285A JPS61205212A (ja) | 1985-03-09 | 1985-03-09 | 排卵誘起剤及びその製造法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS61205212A JPS61205212A (ja) | 1986-09-11 |
| JPS64366B2 true JPS64366B2 (ja) | 1989-01-06 |
Family
ID=12727490
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP4573285A Granted JPS61205212A (ja) | 1985-03-05 | 1985-03-09 | 排卵誘起剤及びその製造法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS61205212A (ja) |
Families Citing this family (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP4210437B2 (ja) | 2000-09-27 | 2009-01-21 | 池田食研株式会社 | 食品用ステロール脂肪酸エステルの製造方法 |
| US20130345454A2 (en) * | 2009-02-25 | 2013-12-26 | Council Of Scientific & Industrial Research | A process for the preparation of phytosteryl ferulate |
-
1985
- 1985-03-09 JP JP4573285A patent/JPS61205212A/ja active Granted
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS61205212A (ja) | 1986-09-11 |
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