JPS643624Y2 - - Google Patents

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JPS643624Y2
JPS643624Y2 JP1983169399U JP16939983U JPS643624Y2 JP S643624 Y2 JPS643624 Y2 JP S643624Y2 JP 1983169399 U JP1983169399 U JP 1983169399U JP 16939983 U JP16939983 U JP 16939983U JP S643624 Y2 JPS643624 Y2 JP S643624Y2
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JP
Japan
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screw shaft
screw
support member
way clutch
base material
Prior art date
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JP1983169399U
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English (en)
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JPS6078230U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は基板等の基材に円筒状ねじ軸をボルト
又はナツトで締結して取り付ける際に、当該ねじ
軸の空回りを上記円筒状部を把持して防止するた
めの装置に係り、特にねじ軸の空回りを一方向ク
ラツチにより阻止する構成とした空回り防止装置
に関する。
自動組立装置等において、基材に、取付用の雄
ねじ又は雌ねじ(以下ねじ取付部分という)が同
軸に形成されている軸(以下ねじ軸という)をボ
ルト又はナツトでねじ止めする場合には、基材を
載置する搬送装置の基台(パレツト等)上に配設
されているねじ軸支承部材にねじ軸を挿入してこ
れを支承させ、その上から基材を載置してねじ軸
のねじ取付部分を基材の裏面にのぞかせてボルト
又はナツトでねじ止めすることが行われるが、こ
の場合、ねじ軸の空回りを阻止する必要がある。
このねじ軸を固定する手段としては、ねじ軸に回
り止めのための係合部を形成し、ねじ軸支承部材
に形成した係合部と係合させる方法(例えば特開
昭58−177242号公報参照)、又はねじ軸を機械的
に把持して固定する機構を設ける方法等がとられ
ている。しかし、前者の方法はねじ軸に係合部を
形成する加工を必要とし、また係合部を形成し得
ない形状、例えば外形が円筒状のねじ軸には適用
できない。また後者の方法は、ねじ軸を把持する
ための複雑な機構を必要とし、また把持固定のた
めの操作を必要とするので取扱いが煩雑となる難
点がある。
本考案はかかる難点の解消を目的としてなされ
たもので、その要旨とする処が、基台に配設され
ているねじ軸支承部材に、挿入されたねじ軸の円
筒状の軸周面に係合してそのねじ止め方向への回
動を阻止する一方向クラツチを備えた点にあるね
じ軸の空回り防止機構を提供するものである。
上記構成要素中の一方向クラツチは、円周面に
対して傾斜した傾斜面が形成されているハウジン
グと、この傾斜面とねじ軸の軸周面との間にあつ
て両者を係合する鋼球又はローラとで構成される
もの等の外、簡単な構成のものでは取付用のねじ
と逆巻きに形成されているつる巻ばね等でも構成
できる。即ちこの一方向クラツチは、要するにね
じ軸にねじ止めのための回動力が加えられた時
に、当該ねじ軸の軸周面との間に大きな摩擦力を
発生して、その回動を阻止し、逆方向の回動力が
与えられるとねじ軸との係合を解除する機能を発
揮する全ての機構を含むものである。
続いて第1図以下の添付図面を参照しつつ、本
考案を具体化した実施例に付き説明し、本考案の
理解に供する。
第1図は本考案の一実施例の一部を断面で示し
た側面図、第2図は第1図−線より見たねじ
軸支承部材を示す平面図で、ねじ軸が一方向クラ
ツチにより係止されていない時の状態を示す図、
第3図は同じくねじ軸が一方向クラツチにより係
止されている時の締付(固定)状態を示す図、第
4図はその係止状態におけるねじ軸支承部材の回
り止め機構を示す平面図、第5図は同じくその一
方向クラツチにより係止されたねじ軸の解除機構
を示す平面図である。
以下上記実施例に付き詳しく説明し本考案の理
解に供する。
第1図において、基台1にはねじ軸支承部材2
が回動自在に植設されており、待機時は第4図に
示すように一体に形成されているレバー10がス
トツパ11に当接する位置に引つぱりばねにより
ひき留められている。ねじ軸支承部材2には第2
図に示すようにハウジング3aと、ローラ3bと、
ホルダ3cとで構成された一方向クラツチ3をね
じ軸が挿入される部分に備えており、挿入された
ねじ軸8は、その円筒状の軸周面がローラ3b
当接する。軸受台4及び押上げばね5は挿入され
たねじ軸8を押上げ、ねじ軸8の挿入後に横位置
決め部材6及び、図示していないその他の位置決
め部材によつて案内された高さ位置決め部材7に
当接する位置に載置される基材の一種である基板
9の下面にねじ軸8を密着させるためのものであ
る。この時のねじ軸8と一方向クラツチ3との関
係は第2図に示すようにローラ3bとねじ軸8の
円筒状軸周面とは単に接触しているだけであり、
従つてねじ軸8は自由に上下し得る。
次に図示していないナツトを周知のナツト締機
(不図示)によりねじ軸8のねじ部8′にねじ込む
と、ねじ軸8はそのナツトの回転方向に共に回転
しようとする。この例は右ねじの場合を示してい
るので、第2図においてねじ軸8は矢印Xで示す
如く右回りに回転する。すると軸周面に当接して
いるローラ3bは左回りに自転しながらホルダ3c
と共にケーシング3aの傾斜面3dに沿つて右回り
方向に移動し、第3図に示すようにハウジング3
の傾斜面3dとねじ軸8の軸周面との間にローラ
bが挟まれ、ハウジング3aの傾斜面3dのくさ
び作用により大きな摩擦力を生じ、ねじ軸8はロ
ーラ3bを介してハウジング3aに係止される。従
つてねじ軸8に対する付勢力によりねじ軸支承部
材2は右回りに回転しようとするが、第4図に示
すようにねじ軸支承部材2に一体的に設けられた
レバー10が解除可能に構成されているストツパ
13に当接して停止するので、ナツトは所定トル
クでねじ込まれ、ねじ軸8は基板9にねじ止めさ
れる。
次にねじ軸8のねじ止めを終えた基板9を基台
1から脱着するには一方向クラツチ3によるねじ
軸8のねじ軸支承部材に対する係止を解除する必
要がある。即ち第5図に示すように、解除可能に
構成されているストツパ13によるレバー10の
拘束を解き、レバー10を矢印方向に適当量回動
させるとこれに従つてねじ軸支承部材2及び一方
向クラツチ3のハウジング3aが右回り方向に回
動し、ねじ軸8は基板9に固定されているので一
方向クラツチ3は第3図の係止状態から第2図の
解除状態に移行し、基板9の脱着が可能となる。
なお、第5図におけるレバー10の矢印方向へ
の回動は、基台1がコンベア等に載つて矢印Yの
方向に進行しているとすれば、コンベア等のフレ
ーム(図示省略)に固定されているストツパ14
によりストツパ13の解除とレバー10の回動と
を行わせる機構を設ければよい。なお、基板が脱
着された後レバー10はばね12により、ストツ
パ11に当接する位置に戻され、ストツパ13も
係止機能を回復するよう構成されている。上記の
ようなストツパ13の係脱機能もコンベア3等の
フレームに設けたカム等とストツパ13との周知
の係合機構により達成することも可能であり、ま
たねじ軸支承部材2に同軸の歯車を設け、該歯車
を直接に、又は他の歯車を介してコンベア外の駆
動機構によつて一方向クラツチが緩む方向に回動
するようになしてもよい。
なお上記実施例ではねじ軸の先端部分を一方向
クラツチで係止する構成を示したが、ねじ軸を係
止する位置は根本部分であつてもよく、ねじ軸の
形状、長さ等に応じて適宜選択できるものであ
る。
また上記実施例では雄ねじ(ねじ部8′)が同
軸に形成されているねじ軸8をナツトで基板9に
ねじ止めする例を示したが、雌ねじが同軸に形成
されているねじ軸であつて、ボルトにより基板9
にねじ止めするものであつても同様に適用し得る
ことはいうまでもない。またねじ軸8を取り付け
る対象物(基材)は板物の上記基板9のみでなく
あらゆる形状の物品に適用される。
本考案は以上述べたように、基台に配設されて
いるねじ軸支承部材に取付用のねじが同軸に形成
されている円筒状ねじ軸を挿入してこれを支承さ
せ、次に基材を載置して上記ねじ軸を上記基材に
ボルト又はナツトでねじ止めするように構成され
たねじ締め機構において、上記ねじ軸支承部材に
設けられ、挿入されたねじ軸の円筒状の軸周面に
係合してそのねじ止め方向への回動を阻止する一
方向クラツチを備えたことを特徴とするねじ軸空
回り防止装置であるから、ねじ軸に角軸加工や平
面部加工等といつた回り止め用の加工を要せず、
ねじ軸の丸棒状の円筒状部を直接把持してねじ締
めすることが可能で、その際、上記円筒状部に傷
が付くような不都合もなく、ねじ軸の径が多少バ
ラツいてもこれを吸収しうる。またねじ軸の固定
のための操作を必要としない。更にねじ軸支承部
材を逆方向にわずかに回動させるだけでねじ軸と
の係合が解除されると共に、ねじ締め時に自動的
に芯が調心されるので特に自動組立装置に適用し
て大きな効果が得られるものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例の一部を断面で示し
た側面図、第2図は第1図−線よりねじ軸支
承部材を見た平面図でねじ軸が一方向クラツチに
より係止されていない時の状態を示す図、第3図
は同じくねじ軸が一方向クラツチにより係止され
ている時の状態を示す図、第4図はねじ支承部材
の回り止め機構を示す平面図、第5図は同じく一
方向クラツチにより係止されたねじ軸の解除機構
を示す平面図である。 符号の説明、1……基台、2……ねじ軸支承部
材、3……一方向クラツチ、4……軸受台、5…
…押上げばね、8……ねじ軸、9……基板(基
材)、10……レバー、11,13,14……ス
トツパ、12……引つぱりばね。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 機台に配設されているねじ軸支承部材に取付用
    のネジが同軸に形成されている円筒状ねじ軸を挿
    入してこれを支承させ、次に基材を載置して上記
    ねじ軸を上記基材にボルト又はナツトでねじ止め
    するように構成されたねじ締め機構において、上
    記ねじ軸支承部材に設けられ、挿入されたねじ軸
    の円筒状の軸周面に係合してそのねじ止め方向へ
    の回動を阻止する一方向クラツチを備えたことを
    特徴とするねじ軸の空回り防止装置。
JP16939983U 1983-10-31 1983-10-31 ねじ軸の空回り防止装置 Granted JPS6078230U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP16939983U JPS6078230U (ja) 1983-10-31 1983-10-31 ねじ軸の空回り防止装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP16939983U JPS6078230U (ja) 1983-10-31 1983-10-31 ねじ軸の空回り防止装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS6078230U JPS6078230U (ja) 1985-05-31
JPS643624Y2 true JPS643624Y2 (ja) 1989-01-31

Family

ID=30370088

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP16939983U Granted JPS6078230U (ja) 1983-10-31 1983-10-31 ねじ軸の空回り防止装置

Country Status (1)

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JP (1) JPS6078230U (ja)

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS58177242A (ja) * 1982-04-08 1983-10-17 Hitachi Metals Ltd ナツト締め付け装置

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS58177242A (ja) * 1982-04-08 1983-10-17 Hitachi Metals Ltd ナツト締め付け装置

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JPS6078230U (ja) 1985-05-31

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