JPS643496Y2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPS643496Y2
JPS643496Y2 JP1981026390U JP2639081U JPS643496Y2 JP S643496 Y2 JPS643496 Y2 JP S643496Y2 JP 1981026390 U JP1981026390 U JP 1981026390U JP 2639081 U JP2639081 U JP 2639081U JP S643496 Y2 JPS643496 Y2 JP S643496Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
cyclone
outer cylinder
mist
inner cylinder
resistance plate
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP1981026390U
Other languages
English (en)
Other versions
JPS57140855U (ja
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed filed Critical
Priority to JP1981026390U priority Critical patent/JPS643496Y2/ja
Publication of JPS57140855U publication Critical patent/JPS57140855U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPS643496Y2 publication Critical patent/JPS643496Y2/ja
Expired legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Cyclones (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は気流中に混在するミストを除去するミ
ストセパレータ、特に遠心力を利用してミストを
気流中から分離するサイクロン式のミストセパレ
ータに関する。
まず従来のミストセパレータを第1図、第2図
に基づいて説明する。
上部が円筒状に形成され、下部が逆円錐形状に
先ぼそりに形成されたサイクロン外筒2の上部
に、サイクロン外筒2の接線方向に伸る入口1が
設けられている。サイクロン外筒2の上壁を貫通
し、サイクロン外筒2の外部から内部迄伸びるサ
イクロン内筒5が設けられている。サイクロン外
筒2の下端部の開口には、貯水タンク3が取付け
られている。
ミストが混在する気体が入口1からサイクロン
外筒2内に導入される。サイクロン外筒2内に入
つた気体は旋回流となる。このとき気体が旋回す
ることにより気体中に混在するミストには遠心力
が与えられ、ミストはサイクロン外筒2の内壁に
分離され、重力で内壁に沿つて下降し貯水タンク
3内に貯えられる。ミストが分離された気体はサ
イクロン内筒5内に流入し、サイクロン内筒5を
通つて排出される。
このミストセパレータでは、気体とミストとの
比重差が小さく、気体の旋回によるミストの分離
性能は悪く、サイクロン内筒5から排出される気
体中にも多くのミストが含まれるという欠点があ
つた。
そこで本考案は、上部が円筒形状に形成され、
かつ、下部が逆円錐状に先ほそりに形成されたサ
イクロン外筒の上部にミストを含むガス入口が前
記サイクロン外筒の接線方向に伸びて設けられ、
前記サイクロン外筒の上部壁を貫通して前記サイ
クロン外筒の外部から内部まで伸びるサイクロン
内筒が設けられたミストセパレータにおいて、前
記サイクロン外筒の上部円筒部側壁の内側適宜箇
所に旋回流に対向する方向に同上部円筒部内壁か
ら内方に突出する片状又はアングル状の抵抗板を
1板のみ付設し、前記サイクロン内筒の途中に旋
回流に対向する方向に片状の抵抗板を設けるとと
もに、同抵抗板取付部のすぐ上流側のサイクロン
内筒に排水口を設けたことを特徴とするミストセ
パレータを提供するものである。
本考案のミストセパレータによれば、サイクロ
ン外筒の上部円筒部の内側適宜箇所に抵抗板を付
設したことにより抵抗板にミスト粒子が衝突しミ
スト粒子が次第に粗大化し、やがてドレン状とな
りサイクロン外筒内を下降した。
サイクロン外筒内で除去しきれないサイクロン
内筒より排出されようとする微細ミストはサイク
ロン内筒中の旋回力を利用して抵抗板にミストを
衝突させて粗大化させ、遠心力で排出口からサイ
クロン内筒外へ出して2次捕集するのでミスト分
離効果がよくなり、又、片状の抵抗板を設置する
ことにより、サイクロン内の圧力損失の最も大き
な原因となる旋回気流(渦流)を弱め、これによ
つて気体の圧力損失を減少することが可能とな
る。
即ち、サイクロン内の圧力損失は、流路や壁面
の摩擦損失、流体の縮流、拡大、屈曲等の損失及
び渦巻流の損失の総和として、サイクロン入口か
ら出口管の圧力損失として表わされ、従来型では
100〜150mmH2Oが一般的な目安となつている。
本考案者等の実験によると、この圧力損失で最も
大きな比率を占めるのは、渦巻流による損失であ
ることが判明した。いま本考案で、前記抵抗板や
フラツプ板が、「流れを阻害する」ために抵抗が
増大するという流体力学の常識とは裏腹に、“渦
巻流を弱める”事の方が圧力損失に大きく寄与す
る事実を実験的につきとめた(第7図参照)。
次に本考案を第3図ないし第6図に示す1実施
例に基づいて具体的に説明する。
気流を導くための入口1が、サイクロン外筒2
に接線状に接続されている。サイクロン外筒2は
上部の円筒部と下部の円錐部で構成され、下部に
貯水タンク3を設けている。更にサイクロン外筒
2の中央位置にサイクロン内筒5が設置され処理
後の流体を排出する。サイクロン外筒2の円筒部
内壁に捕水板4が取付けられ、サイクロン内筒5
の途中に片状の抵抗板6および2次捕集のための
排水口10が設けられ、サイクロン内筒5で捕集
したミストを溜めるドレンタンク7とこのドレン
を外部に排出する排水管8および弁9が設けられ
ている。入口1より導入された含湿気流は、旋回
流となつてサイクロン外筒2の内壁に沿つて旋回
するが、気流中に含まれたミストは、遠心力でサ
イクロン外筒2の周壁部に押しやられる。この時
ミストはサイクロン外筒2の円筒部に取付けられ
た捕水板4に衝突し、ミスト粒子相互の干渉で凝
集、肥大しドレン状となつてサイクロン外筒2の
下部円錐部を経て貯水タンク3に落下し捕集され
る。
第5図に示すように抵抗板である捕水板4をア
ングル状にした場合はその曲り部の存在によりガ
ス中のミスト捕水効率が高まる。又、ガス中に含
まれるミストが比較的少ない場合は片状のものと
してもよい。
一方、気流は旋回し乍ら中央部に設置されたサ
イクロン内筒5に縮流され乍ら上昇するが、この
気流中にはまだ細かい粒子を含んでいる。サイク
ロン内筒5を通過する気流は途中に設けられた片
状の抵抗板6でせき止められ、旋回力が弱めら
れ、その時微細ミストは抵抗板6に衝突、肥大
し、遠心力で排水口10から外へ飛び出す。サイ
クロン内筒5の外周に設けたドレンタンク7に溜
つた水は排水管8から周期的に排出する。細かい
粒子まで除去された気流は、サイクロン内筒5を
上昇し排出される。
このミストセパレータによれば、次のような効
果が得られる。
(1) サイクロン外筒2に取付けられた捕水板4に
より、ミスト粒子は肥大化し除湿効果が増大す
る。
(2) サイクロン内筒5の途中に設けた片状の抵抗
板6と排水口10によつて排気中の残留ミスト
を2次捕集するとともに、旋回気流(渦流)を
弱めることによつて圧力損失を減少させる一石
二鳥の効果をはたす。
第3図ないし第6図に示す本考案のミストセパ
レータを用いた場合、第1図及び第2図に示す従
来のミストセパレータに比べ第7図に示すように
除湿効率は上昇し、圧力損失は低下する。
以上本考案を1実施例に基づいて具体的に説明
したが、本考案はこの実施例だけに限定されるも
のではなく、本考案の要旨を逸脱しない限り種々
のものが考えられる。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来のミストセパレータの正面断面
図、第2図は第1図の平面図、第3図は本考案の
1実施例の正面断面図、第4図は第3図の平面
図、第5図及び第6図は夫々第3図中の−、
−矢視図、第7図は従来のミストセパレータ
と本考案のミストセパレータの除湿効率、圧力損
失を比較したグラフである。 1……入口、2……サイクロン外筒、3……貯
水タンク、4……捕水板、5……サイクロン内
筒、6……抵抗板、7……ドレンタンク、8……
排水管、9……弁、10……排水口。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 上部が円筒形状に形成され、かつ、下部が逆円
    錐状に先ほそりに形成されたサイクロン外筒の上
    部にミストを含むガス入口が前記サイクロン外筒
    の接線方向に伸びて設けられ、前記サイクロン外
    筒の上部壁を貫通して前記サイクロン外筒の外部
    から内部まで伸びるサイクロン内筒が設けられた
    ミストセパレータにおいて、前記サイクロン外筒
    の上部円筒部側壁の内側適宜箇所に旋回流に対向
    する方向に同上部円筒部内壁から内方に突出する
    片状又はアングル状の抵抗板を1板のみ付設し、
    前記サイクロン内筒の途中に旋回流に対向する方
    向に片状の抵抗板を設けるとともに、同抵抗板取
    付部のすぐ上流側のサイクロン内筒に排水口を設
    けたことを特徴とするミストセパレータ。
JP1981026390U 1981-02-26 1981-02-26 Expired JPS643496Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1981026390U JPS643496Y2 (ja) 1981-02-26 1981-02-26

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1981026390U JPS643496Y2 (ja) 1981-02-26 1981-02-26

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS57140855U JPS57140855U (ja) 1982-09-03
JPS643496Y2 true JPS643496Y2 (ja) 1989-01-30

Family

ID=29824103

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1981026390U Expired JPS643496Y2 (ja) 1981-02-26 1981-02-26

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS643496Y2 (ja)

Families Citing this family (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4978981B2 (ja) * 2005-06-07 2012-07-18 兼松エンジニアリング株式会社 吸引作業車の水・空気分離装置及びこの装置を搭載した吸引作業車
JP6226532B2 (ja) * 2013-02-22 2017-11-08 昭和電機株式会社 サイクロン式ミストコレクタ
WO2016035204A1 (ja) * 2014-09-05 2016-03-10 東京濾器株式会社 オイルセパレータ

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS4833105U (ja) * 1971-08-23 1973-04-21
JPS5150065A (ja) * 1974-10-26 1976-05-01 Shinnippon Shunsetsu Kogyo Kk Bunrisochi

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS4833105U (ja) * 1971-08-23 1973-04-21
JPS5150065A (ja) * 1974-10-26 1976-05-01 Shinnippon Shunsetsu Kogyo Kk Bunrisochi

Also Published As

Publication number Publication date
JPS57140855U (ja) 1982-09-03

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US7381235B2 (en) Cyclone separator, liquid collecting box and pressure vessel
US5460147A (en) Cyclone separator for an internal combustion engine
EP1938733A1 (en) Cyclonic separation apparatus and vacuum cleaner having such a separation apparatus
JPS643496Y2 (ja)
US4036615A (en) Mist separator
US20040139709A1 (en) Dynamic transfer chamber separator
JPH0721206Y2 (ja) 気液分離装置
JPH08128366A (ja) エアクリ−ナ
JPH03193151A (ja) 蒸気と水を分離するための圧力降下の低い円錐形サイクロン分離器
JP4657422B2 (ja) 気液分離器
JPS6344117Y2 (ja)
JP4722273B2 (ja) 気液分離器
JP4610699B2 (ja) 気液分離器
JPS5916099Y2 (ja) 遠心分離型エアクリ−ナ
JPS5925491Y2 (ja) サイクロン
JP2005000864A (ja) 気液分離器
JPH0310336Y2 (ja)
JPH0717368Y2 (ja) ミスト除去装置
JPH059656U (ja) サイクロン型セパレータ
JPH02223703A (ja) 旋回式セパレータ
JP4554057B2 (ja) 気液分離器
JP4554053B2 (ja) 気液分離器
JP2002161818A (ja) エアクリーナ
US911969A (en) Steam and oil separator.
JPH0325514Y2 (ja)