JPH0717368Y2 - ミスト除去装置 - Google Patents

ミスト除去装置

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JPH0717368Y2
JPH0717368Y2 JP1989083537U JP8353789U JPH0717368Y2 JP H0717368 Y2 JPH0717368 Y2 JP H0717368Y2 JP 1989083537 U JP1989083537 U JP 1989083537U JP 8353789 U JP8353789 U JP 8353789U JP H0717368 Y2 JPH0717368 Y2 JP H0717368Y2
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JP
Japan
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mist
chimney
catcher
lower tray
swirl
Prior art date
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Expired - Lifetime
Application number
JP1989083537U
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English (en)
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JPH0332918U (ja
Inventor
和義 辻田
賢一 古賀
雅章 谷口
坦也 志田
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Mitsubishi Heavy Industries Ltd
Original Assignee
Mitsubishi Heavy Industries Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、ボイラ等の煙突の排出口内部に設置され、排
ガス中のミストを除去するミスト除去装置に関するもの
である。
〔従来の技術〕
ボイラの排ガス温度の低下に伴なう煙突頂部からのミス
トの飛散は環境上大きな問題で、煙突上部にミストキャ
ッチャーを設置してミストを捕集除去することが必要で
あり、煙突上部でミストを除去するには排ガス中に含ま
れるミストを先ず煙突内壁に付着させ、この付着ミスト
を除去する方が効率的である。
第4図及び第5図は従来の煙突用ミストキャッチャーの
一例を示し、(a)は煙突外筒で、(b)は煙突内に旋
回流を発生させるため、同煙突内に設置された旋回羽根
である。(c)は前記旋回羽根(b)の上方において煙
突内に取付けられたドラム状のミストキャッチャーで、
その上下端部は煙突外筒(a)の内壁に接合されてお
り、側壁には複数の縦型ミスト捕集スリット(d)が設
けられている。
(e)は煙突外筒(a)とミストキャッチャー(c)と
の間に形成されたミスト捕集部で、同捕集部(e)に開
口する排水口(f)に排水パイプ(g)が接続されてい
る。なお第5図の矢印xはミストキャッチャー(c)内
におけるガスの旋回方向を示す. 従って前記ミストキャッチャー(c)の内壁に付着した
ミストは、同ミストキャッチャー(c)に設けたスリッ
ト(d)を通ってミスト捕集(c)に溜った後、排水口
(f)を出て排水ポイプ(g)により排出されるように
なっている。
〔考案が解決しようとする課題〕
しかしながらミストは低流速度(流速15m/s以下)にお
いては旋回力が、弱くなるので、前記従来のミスト除去
装置においてはミストキャッチャーで捕集されない分は
煙突外筒内を下降し、旋回羽根に当って再飛散をくり返
す。従って効率のよいミスト除去が困難である。
本考案は前記従来技術の有する問題点に鑑みて提案され
たもので、その目的とする処は、ガスが低速度で旋回力
が弱くなった場合でも高効率のミスト除去が可能なミス
ト除去装置を提供する点にある。
〔課題を解決するための手段〕
前記の目的を達成するため、本考案に係るミスト除去装
置は、煙突内に配設された排ガスに旋回流を与える旋回
羽根と、同旋回羽根の上方に配設され、且つ下端縁が前
記煙突内周壁全周に亘って接合された上方に至るに伴っ
て内径が漸減する逆漏斗状の下部トレイと、同下部トレ
イの上方に設置され複数の縦型ミスト捕集スリットを有
するミストキャッチャーと煙突外筒の上端部に配設され
た逆漏斗状のバッフルプレートと同バッフルプレートの
直下で前記下部トレイと同形状に配設された上部トレイ
とより構成されている。
〔作用〕
本考案に係るミスト除去装置は前記したように構成され
ているので、ガスが低速域で旋回力が弱くなった場合で
も、煙突内における旋回羽根を通過したミストは、同旋
回羽根の上方とミストキャッチャーの下方との間におい
て配設され、下端縁が煙突内周面の全周に亘って接合さ
れた逆漏斗状の下部トレイと、前記ミストキャッチャー
と、煙突外筒の上端部に配設された逆漏斗状のバッフル
プレート及び前記上部トレイとによって、ミストが高効
率で除去される。
〔1実施例〕 以下本考案を第1図及び第2図に示した実施例について
説明する。
図中、1は煙突外筒、2は煙突内に旋回流を発生させる
ために設置された旋回羽根、3は旋回羽根2の直上の、
煙突内周壁全周に亘って下端部周縁が接合した状態で取
付けられた、上方に至るに伴って内径が漸減した逆漏斗
状の下部トレイで、同トレイ3の外側方において煙突外
筒1に排水孔4が穿設されるとともに、煙突外筒1の外
壁に前記排水孔4を掩蔽するようにミスト捕集部5が設
けられ、同ミスト捕集部5には排水パイプ6が接続され
ている。
前記下部トレイ3の上方にドラム状のミストキャッチャ
ー7が設置され、同ミストキャッチャー7の上下端部は
煙突外筒1の内壁に接合されており、側壁には複数の縦
形ミスト捕集スリット8が穿設されている。
9は前記煙突外筒1とミストキャッチャー7との間に形
成されたミスト捕集部で、同部に設けられた排水口10に
排水パイプ11が接続されている。
なお第2図の矢印yはミストキャッチャー7内における
ガスの旋回方向を示す。
図示の実施例は前記したように構成されているので、旋
回羽根2を通過して旋回流となったガスはミストキャッ
チャー7に入る。この場合、ミストキャッチャー7の内
壁に付着したミストは、スリット8を通ってミスト捕集
部9に溜った後、排水口10から出て排水パイプ11によっ
て排出される。
なお、ミストは、低流速域では旋回力が弱く、ミストキ
ャッチャー7で捕集されない分は、煙突外筒1内を下降
して下部トレイ3に入り、ミスト捕集部5を経て排水パ
イプ6により除去される。
14は上記ミストキャッチャー7の上方で煙突外筒1の上
端部に取付けられた逆漏斗状のバッフルプレート、13は
上部トレイで、上記バッフルプレート14と傾斜角の異な
る逆漏斗状をなし、上記バッフルプレート14の直下に、
しかも同心状に取付けられている。
15は煙突外筒1の上端外周壁に取付けられた複数のミス
ト捕集部、16は上記ミスト捕集部15に取付けられた排水
パイプ、17、18はミスト捕集部15に連通する外周壁に部
分的に配設した排水孔、矢印yはガスの旋回方向を示
す。
旋回羽根2を通過して旋回流となったガスはミストキャ
ッチャー7に入る。この場合、ミストキャッチャー7の
内壁に付着したミストは、スリット8を通ってミスト捕
集部9に溜った後、排水口10から出て排水パイプ11によ
り排出される。ミストは、低流速域では旋回力が弱く、
ミストキャッチャー7で捕集されない分は下降して下部
トレイ3に入り、ミスト捕集部5を経て排水パイプ6に
より除去される。
なおミストキャッチャー7より後流側(上方)で凝縮に
よって発生したミストは、外部に放出されるので、煙突
上端部に取付けられたバッフルプレート14に付着したの
ち、上部トレイ13にて捕集され、排水孔17、18、ミスト
捕集部15、排水パイプ16を経て排出除去される。
従って煙突内のガスが、低流速域で、旋回力が弱くミス
トキャッチャー7では捕集できなくなった場合でも下部
トレイ3によって除去されて再度飛散することがなくミ
ストを除去できるとともに、ミストキャッチャー7の上
方で発生するミストは、バッフルプレート14に付着した
のち、下部トレイ3によって除去されて再度飛散するこ
となくミストを捕集除去できる。
〔考案の効果〕
このように本考案によるときは、煙突内に配設された排
ガスに旋回流を与える旋回羽根と、同旋回羽根の上方に
配設され且つ下端縁が前記煙突内周壁全面に渉って接合
された上方に至るに伴って内径が漸減する逆漏斗状の下
部トレイと、同下部トレイの上方に配置され、複数の縦
形ミスト捕集スリットを有するミストキャッチャーと、
煙突外筒の上端部に配設された逆漏斗状のバッフルプレ
ートと、同バッフルプレートの直下で前記下部トレイと
同形状に配設された上部トレイとよりなるものであるか
ら旋回羽根で旋回される煙突内のガス流はミストキャッ
チャーで捕集されると共にガスが低速域で旋回力が弱っ
てミストキャッチャーで捕集されない場合でも煙突内を
下降したミストは下部トレイで捕集されて再度飛散をく
り返すことがなく、捕集され而もミストキャッチャーの
上方で発生したミストは、バッフルプレートに付着した
のち上部トレイで捕集されて、煙突外に飛散することな
く捕集除去されるためミスト捕集効率が著しく高くなる
等の効果を有する。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案に係るミスト除去装置の一実施例を示す
縦断面図、第2図は第1図の矢視A-A図、第3図は第1
図のC部拡大図、第4図は従来のミスト除去装置を示す
縦断面図、第5図は第4図の矢視D-D図である。 1……煙突外筒、2……旋回羽根、3……下部トレイ、
7……ミストキャッチャー、8……スリット、13……上
部トレイ、14……バッフルプレート
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)考案者 志田 坦也 長崎県長崎市飽の浦町1番1号 三菱重工 業株式会社長崎研究所内 (56)参考文献 実開 昭61−23043(JP,U)

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】煙突内に配設された排ガスに旋回流を与え
    る旋回羽根と、同旋回羽根の上方に配設され、且つ下端
    縁が前記煙突内周壁全周に亘って接合された上方に至る
    に伴って、内径が漸減する逆漏斗状の下部トレイと同下
    部トレイの上方に設置された複数の縦型ミスト捕集スリ
    ットを有するミストキャッチャーと、煙突外筒の上端部
    に配設された逆漏斗状のバッフルプレートと同バッフル
    プレートの直下で前記下部トレイと同形状に配設された
    上部トレイとよりなることを特徴とするミスト除去装
    置。
JP1989083537U 1989-04-12 1989-07-18 ミスト除去装置 Expired - Lifetime JPH0717368Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1989083537U JPH0717368Y2 (ja) 1989-04-12 1989-07-18 ミスト除去装置

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1-41988 1989-04-12
JP4198889 1989-04-12
JP1989083537U JPH0717368Y2 (ja) 1989-04-12 1989-07-18 ミスト除去装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0332918U JPH0332918U (ja) 1991-03-29
JPH0717368Y2 true JPH0717368Y2 (ja) 1995-04-26

Family

ID=31717894

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1989083537U Expired - Lifetime JPH0717368Y2 (ja) 1989-04-12 1989-07-18 ミスト除去装置

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Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2000084352A (ja) * 1998-09-09 2000-03-28 Ishikawajima Harima Heavy Ind Co Ltd 煙突一体型排煙脱硫装置
JP5495181B2 (ja) * 2010-03-02 2014-05-21 日本電気硝子株式会社 排ガス処理装置および排ガス処理方法

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6123043U (ja) * 1984-07-11 1986-02-10 鹿島建設株式会社 スタツクレイン防止装置

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JPH0332918U (ja) 1991-03-29

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