JPH059656U - サイクロン型セパレータ - Google Patents

サイクロン型セパレータ

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Publication number
JPH059656U
JPH059656U JP5810091U JP5810091U JPH059656U JP H059656 U JPH059656 U JP H059656U JP 5810091 U JP5810091 U JP 5810091U JP 5810091 U JP5810091 U JP 5810091U JP H059656 U JPH059656 U JP H059656U
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
cyclone
cylinder
cyclone cylinder
particles
gas
Prior art date
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Withdrawn
Application number
JP5810091U
Other languages
English (en)
Inventor
博幸 片山
茂樹 田口
誠 小西
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Heavy Industries Ltd
Original Assignee
Mitsubishi Heavy Industries Ltd
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Filing date
Publication date
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Publication of JPH059656U publication Critical patent/JPH059656U/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 気体中に含まれるミスト等の粒子を分離する
サイクロン型セパレータにおいて、分離された粒子の気
流中への再飛散を防止して粒子の分離効率を高めるよう
にする。 【構成】 円筒状のサイクロン筒2内へ接線方向へ粒子
を含む気体を導入し、サイクロン筒2の上部壁を貫通し
てサイクロン筒2内へ延びる出口管6から気体を排出す
るようにしたサイクロン型セパレータにおいて、サイク
ロン筒2を多孔板で構成し、同サイクロン筒2の外方に
間隔をおいてサイクロン筒2を取囲む外筒3を設けた。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、気体中に混在するミスト等の粒子を除去するサイクロン型セパレー タに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、気流中に混在するミスト等の粒子を遠心力を利用して分離する装置とし てサイクロン型のセパレータが広く利用されている。このサイクロンは用途によ って除じん用と除湿用に区別されるが、その分離原理は同じであり従って形状も 全く同じものを使用している。
【0003】 サイクロン型セパレータでは、気体とその中に含まれる粒子との比重差を利用 し、気流に遠心力を与えることによって粒子の慣性力で外壁へ分離し重力で下方 へ沈降せしめるようにしている。
【0004】 ところが、気流中のミスト等の粒子が細かくかつ比重が小さい場合には、サイ クロン型セパレータの分離性能は極端に低下する。従って、気体とこれに含まれ る粒子の比重差が小さい時には、外筒径を小さくしたり、内部に捕水機構を付設 する等の工夫がこらされることがある。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】
従来のサイクロン型セパレータの欠点は、ミスト等の粒子の分離効果を高める ために遠心力を強める手段を講じても、その割に効果があらわれなかったことで ある。これは、遠心力(慣性力)で一旦はサイクロン外壁に分離した粒子が、重 力で沈降せず再び気流中に巻込まれる。いわゆる、再飛散することによるもので ある。
【0006】 本考案はこのような欠点を解決することができるサイクロン型セパレータを提 供しようとするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本考案は、円筒状に形成されたサイクロン筒への粒子を含む気体の入口管が前 記サイクロン筒の上部に接線方向に接続され、かつ、前記サイクロン筒の上部壁 を貫通してサイクロンの筒の外部から内部まで延びる気体の出口管を備えたサイ クロン型セパレータにおいて、前記サイクロン筒を多孔板で構成し、前記サイク ロン筒の外方に間隔をおいてサイクロン筒を取囲む外筒を設けた。
【0008】
【作用】
本考案では、サイクロン筒内に上部の入口管から接線方向へ流入した粒子を含 む気体は、サイクロン筒内で旋回流となって下降し、その際遠心力によって粒子 を分離した上、反転して出口管の内部を上昇してミストセパレータから排出され る。サイクロン筒内の旋回流による遠心力で気体から分離された粒子は、遠心力 によって多孔板よりなるサイクロン筒と通過して同サイクロン筒と外筒との間の 間隙部へ押し出される。
【0009】 従って、粒子は、サイクロン筒内の気流中に再飛散することがなく、粒子の分 離効果が向上する。
【0010】
【実施例】
本考案の一実施例を、図1ないし図3によって説明する。
【0011】 2は上部が円筒状で下部が逆円錐状に先ほそりに形成されサイクロン筒で、そ の上部の円筒状の部分には、ミストを含む気体の入口管1が接線方向に取付けら れている。同サイクロン筒2は、その全面が多孔板で構成されている。サイクロ ン筒2の外方に間隔をおいてサイクロン筒2を取囲むように上部が円筒状で下部 が逆円錐状に先ほそりに形成された外筒3が配置され、サイクロン筒2と外筒3 によって二重筒構造が形成されている。前記外筒3の下端には箱形のドレン室4 が付設されている。また、サイクロン筒2の上端には上部壁2′が設けられ、同 上部壁2′は外筒3の上端まで延びて、サイクロン筒2と外筒3の上端の部分を 閉鎖している。
【0012】 前記サイクロン筒2の上部壁2′の中央部を貫通してサイクロン筒2の外部か ら内部まで延びる円筒状の出口管6が設けられ、同出口管6の下端は、サイクロ ン筒2の円筒状の部分内に位置している。出口管6のサイクロン筒2の上部壁2 ′の外方の部分には、出口管6内を流れる旋回流に対向する片状の複数の抵抗板 5と複数の排水口10が設けられている。また、サイクロン筒2の上部壁2′の 上面と出口管6を取囲む屋根形の捕水室7と同捕水室のドレンを外部に排出する 排水管8、弁9が付設されている。
【0013】 本実施例では、ミストを含んだ気体が入口管1から接線方向にサイクロン筒2 内へ流入すると、サイクロン筒2の内壁面に沿って流れるため旋回流となる。旋 回流に内在するミスト粒子は、遠心力で外へ外へと押し付けられ旋回下降するに つれてサイクロン筒2の内壁に押し付けられる。内筒2は全面多孔板で形成され ているので、ミストは多孔板の孔から外へ押し出され、サイクロン筒2と外筒3 との間の間隙部へ入り、外筒3の逆円錐状の内壁をつたって下部のドレン室4に 落下する。
【0014】 以上の一次除湿を終った気体は、反転して出口管6を旋回しながら上昇する。 この時まだ気体中に残留したミストは、出口管6の内壁に沿って外へ外へと押し 付けられた状況にある。出口管6の管路途中に取付けられた抵抗板5で方向転換 したミストは排水口10を経て捕水室7に溜る。捕水室7に溜まった水は排水管 8、弁9で間歇的に排水される。
【0015】 以上の通り、本実施例では、サイクロン筒2内へ流入したミストを含む気体が 同筒2内で旋回流となり、気体中に含まれるミストは、遠心力によって多孔板で 形成されるサイクロン筒2を通ってサイクロン筒2と外筒3との間隔の部分へ押 し出された上、ドレン室4へ落下する。従って、遠心力で分離されたミストが再 び気流中に巻込まれて再飛散することがなく、ミストの分離効果を高めることが できる。
【0016】 また、サイクロン筒2内で以上の一次除湿を終った気流は、出口管6を旋回し ながら上昇する時に残留したミストは、出口管6に設けられた抵抗板5によって 、排水口10を経て捕水室7へと分離される。このようにして、気体から十分に ミストを分離することができる。
【0017】 前記実施例は、ミストを含む気体からミストを分離するサイクロン型セパレー タに係るが、本考案は、ミスト以外の粒子の分離のためにも適用することができ る。
【0018】
【考案の効果】
本考案は、接線方向に粒子を含む気体が流入する円筒状のサイクロン筒を多孔 板で構成し、このサイクロン筒の外方に間隔をおいて同サイクロン筒を取囲む外 筒を設けたことによって、気体中に含まれる粒子はサイクロン筒内における気体 の旋回流による遠心力によってサイクロン筒を通ってサイクロン筒と外筒の間の 間隙部へ押し出される。これによって、気体から分離された粒子が気流に巻込ま れて再飛散することがなく、粒子の分離効率を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例の断面図である。
【図2】図1のII−II線における断面図である。
【図3】図1のIII−III線における断面図であ
る。
【符号の説明】
1 入口管 2 サイクロン筒 2′ 上部壁 3 内筒 4 ドレン室 5 抵抗板 6 出口管 7 捕水室 8 排水管 9 弁 10 排水口
フロントページの続き (72)考案者 小西 誠 兵庫県高砂市荒井町新浜二丁目8番25号 高菱エンジニアリング株式会社内

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 【請求項1】 円筒状に形成されたサイクロン筒への粒
    子を含む気体の入口管が前記サイクロン筒の上部に接線
    方向に接続され、かつ、前記サイクロン筒の上部壁を貫
    通してサイクロンの筒の外部から内部まで延びる気体の
    出口管を備えたサイクロン型セパレータにおいて、前記
    サイクロン筒を多孔板で構成し、前記サイクロン筒の外
    方に間隔をおいてサイクロン筒を取囲む外筒を設けたこ
    とを特徴とするサイクロン型。
JP5810091U 1991-07-24 1991-07-24 サイクロン型セパレータ Withdrawn JPH059656U (ja)

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JP5810091U JPH059656U (ja) 1991-07-24 1991-07-24 サイクロン型セパレータ

Applications Claiming Priority (1)

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JP5810091U JPH059656U (ja) 1991-07-24 1991-07-24 サイクロン型セパレータ

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JPH059656U true JPH059656U (ja) 1993-02-09

Family

ID=13074540

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JP5810091U Withdrawn JPH059656U (ja) 1991-07-24 1991-07-24 サイクロン型セパレータ

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JP (1) JPH059656U (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014128745A (ja) * 2012-12-27 2014-07-10 Axis Co Ltd 除湿装置及びその除湿装置を適用した空気清浄器
JP2016010320A (ja) * 2014-06-27 2016-01-21 株式会社寺田製作所 製茶蒸機用茶生葉香気成分捕集装置
KR20160108904A (ko) * 2015-03-09 2016-09-21 (주)신영프레시젼 분진제거용 싸이클론
JP2020028862A (ja) * 2018-08-23 2020-02-27 株式会社テイエルブイ 気液分離器

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Legal Events

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A300 Withdrawal of application because of no request for examination

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Effective date: 19951102