JPS643196Y2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPS643196Y2 JPS643196Y2 JP1981157238U JP15723881U JPS643196Y2 JP S643196 Y2 JPS643196 Y2 JP S643196Y2 JP 1981157238 U JP1981157238 U JP 1981157238U JP 15723881 U JP15723881 U JP 15723881U JP S643196 Y2 JPS643196 Y2 JP S643196Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- work
- heater
- plate
- metal plate
- side plate
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
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Landscapes
- Securing Of Glass Panes Or The Like (AREA)
- Resistance Heating (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
本考案は表装具作業盤に関し、その目的とする
ところは未経験者にも手軽に本格的な表具をなし
得る新規な表装具作業盤を提供せんとするにあ
る。
ところは未経験者にも手軽に本格的な表具をなし
得る新規な表装具作業盤を提供せんとするにあ
る。
近年、書画の隆盛に伴い、その表装の需要もま
た益々増大の傾向にある。然しながら、表装は作
品と紙、布等の表装部材を、更には表装部材同志
を二重、三重に、シワ、ズレ、ソリを生じせしめ
ることなく、かつゴワゴワ感を生じせしめないよ
うにできるだけ希薄な糊で均一確実に貼り合せる
ものであるため、永年の経験と勘を必要とする所
謂熟練技術であつて、未経験者が一朝一夕になし
得るものではない。
た益々増大の傾向にある。然しながら、表装は作
品と紙、布等の表装部材を、更には表装部材同志
を二重、三重に、シワ、ズレ、ソリを生じせしめ
ることなく、かつゴワゴワ感を生じせしめないよ
うにできるだけ希薄な糊で均一確実に貼り合せる
ものであるため、永年の経験と勘を必要とする所
謂熟練技術であつて、未経験者が一朝一夕になし
得るものではない。
然るに、一方では、特に書画の作成者間に於て
は、自身の手で表装したいと云う強い願望があ
る。
は、自身の手で表装したいと云う強い願望があ
る。
そこで、本考案者は表装技術の困難性を払拭
し、斯かる要望に応じ得る斬新な表装技術を開発
すべく種々検討を重ねた結果、表装作業特に上述
の貼り合せ作業を容易かつ確実になし得る本考案
表装具作業盤を案出したものである。
し、斯かる要望に応じ得る斬新な表装技術を開発
すべく種々検討を重ねた結果、表装作業特に上述
の貼り合せ作業を容易かつ確実になし得る本考案
表装具作業盤を案出したものである。
すなわち、本考案は金属板下面に加熱器を取り
付けたことを特徴とする表装具作業盤である。
付けたことを特徴とする表装具作業盤である。
以下更に本考案をその一実施例を示す図面につ
いて説明する。
いて説明する。
1は長方形状の金属板で、その上面が作業面と
なるものである。この金属板1の材質はその種類
の如何を問わないが、例えばアルミニウム、鉄、
或いはこれらに塗装、メツキ等の表面処理を施し
たものが挙げられ、特に熱伸縮率の大なるものが
好適である。また、この金属板1の上面は平坦面
としても良いが、短手側面方向から見てやや凸面
形状とするのが作業性に良い結果を与える。
なるものである。この金属板1の材質はその種類
の如何を問わないが、例えばアルミニウム、鉄、
或いはこれらに塗装、メツキ等の表面処理を施し
たものが挙げられ、特に熱伸縮率の大なるものが
好適である。また、この金属板1の上面は平坦面
としても良いが、短手側面方向から見てやや凸面
形状とするのが作業性に良い結果を与える。
2は金属板1の上面に適宜数表記されている平
行枠線であつて、作業位置の目安となるものであ
る。
行枠線であつて、作業位置の目安となるものであ
る。
3は金属板1の下面に取り付けられている加熱
器である。この加熱器3としては温度調節可能な
電熱器が好ましく、5はそのスイツチ、6はその
パイロツトランプ、7はその温度調節ツマミであ
つて、何れも一方の短手側板4aに付設せられて
いるものである。
器である。この加熱器3としては温度調節可能な
電熱器が好ましく、5はそのスイツチ、6はその
パイロツトランプ、7はその温度調節ツマミであ
つて、何れも一方の短手側板4aに付設せられて
いるものである。
9aは連結樋で、一方の長手側板8aに形設せ
られ、上方に開口突出しているものである。9b
は連結板で、他方の長手側板8bに形設せられ、
下方に開口突出しているものである。これら連結
樋9aと連結板9bとは、相互の係合により複数
の本考案作業盤を短手方向に順次連結可能ならし
めるものである。尚、連結樋9aは同時に金属板
1上の不必要な水を集合するための樋としての機
能をも果すものであつて、樋底部を一方向、例え
ば短手側板4a方向に傾斜せしめて形設するのが
望ましい。
られ、上方に開口突出しているものである。9b
は連結板で、他方の長手側板8bに形設せられ、
下方に開口突出しているものである。これら連結
樋9aと連結板9bとは、相互の係合により複数
の本考案作業盤を短手方向に順次連結可能ならし
めるものである。尚、連結樋9aは同時に金属板
1上の不必要な水を集合するための樋としての機
能をも果すものであつて、樋底部を一方向、例え
ば短手側板4a方向に傾斜せしめて形設するのが
望ましい。
10は短手側板4bに付設せられた連結用マグ
ネツト板で、本考案作業盤を長手方向に二台連結
可能ならしめるものである。
ネツト板で、本考案作業盤を長手方向に二台連結
可能ならしめるものである。
尚、11は底板、12は脚である。
次に、以上の如く構成される本考案作業盤を用
いた表具製作の一例を示す。
いた表具製作の一例を示す。
まず、書画等の作品を金属板1上面に置き、
加熱器3を作動せしめれば、染料を書画基材に
強固に定着せしめることができる。
加熱器3を作動せしめれば、染料を書画基材に
強固に定着せしめることができる。
次いで、一旦加熱器を停止して作品に吸水限
度以上の水を加えると共に、作品裏面に水の流
動性を利用しつつ糊を薄く塗布伸展する。
度以上の水を加えると共に、作品裏面に水の流
動性を利用しつつ糊を薄く塗布伸展する。
然る後、加熱器を作動させ作品を加熱乾燥せ
しめる。この際、余分な水は作業盤を連結樋9
a側に傾斜せしめて金属板1上面から排除する
こともできる。
しめる。この際、余分な水は作業盤を連結樋9
a側に傾斜せしめて金属板1上面から排除する
こともできる。
乾燥終了後加熱器を停止せしめると、金属板
1と作品との熱伸縮率の差により作品が金属板
1より自然に剥離し、裏面に乾燥糊層が形成せ
られた作品が得られる。
1と作品との熱伸縮率の差により作品が金属板
1より自然に剥離し、裏面に乾燥糊層が形成せ
られた作品が得られる。
斯かる作品に裏打ち材を載せ、再び吸水限度
以上の水を加え、作品と裏打ち材とにズレが生
じないよう、かつまた両者の間に空気層が介在
しないよう密着重合せしめる。
以上の水を加え、作品と裏打ち材とにズレが生
じないよう、かつまた両者の間に空気層が介在
しないよう密着重合せしめる。
次いで、加熱器3を作動させ加熱乾燥せしめ
た後、加熱器3を停止すれば、シワ、ズレ、ソ
リなく貼合された裏打ち作品が自然に金属板1
から剥離してくる。
た後、加熱器3を停止すれば、シワ、ズレ、ソ
リなく貼合された裏打ち作品が自然に金属板1
から剥離してくる。
斯様にして得られた裏打作品を一旦金属板1
から取り除き、新たに裏貼材を金属板1上面に
載せ、前述の〜と同様にして乾燥糊層を形
成せしめた裏貼材を得る。
から取り除き、新たに裏貼材を金属板1上面に
載せ、前述の〜と同様にして乾燥糊層を形
成せしめた裏貼材を得る。
斯かる裏貼材に先に得た裏打ち作品を載せ、
前述の〜と同様に処理すれば、シワ、ズ
レ、ソリなく裏打作品に裏貼りすることができ
る。
前述の〜と同様に処理すれば、シワ、ズ
レ、ソリなく裏打作品に裏貼りすることができ
る。
以下同様に水の添加〜加熱乾燥処理を行いつ
つ、一文字、柱、天地等の貼合を行えば、シ
ワ、ズレ、ソリのない美麗な表具を作製するこ
とができる。
つ、一文字、柱、天地等の貼合を行えば、シ
ワ、ズレ、ソリのない美麗な表具を作製するこ
とができる。
以上説述した如く、本考案表装具作業盤を使用
すれば、書画等の作品の染料を強制的に定着せし
めることができるので、作品の創作直後に於ても
直ちに表装が可能であり、またその定着は強固な
ものであるため、水の添加によつても染料が溶出
し、所謂にじみが生じることもない。しかも、本
考案によるときは水を充分に添加しつつ糊を塗布
伸展した上で加熱乾燥するので、作品並びに表装
部材に極く薄い均一な乾燥糊層を形成することが
できる。更に、従来特に困難とされていた各部材
の貼り合せ作業も、本考案に於ては水の潤滑性を
利用し得るので、極めて容易かつ正確に重ね合せ
ることができる。更にまた、加熱乾燥後に於ては
熱伸縮率の差により自然に貼合物が剥離する。
すれば、書画等の作品の染料を強制的に定着せし
めることができるので、作品の創作直後に於ても
直ちに表装が可能であり、またその定着は強固な
ものであるため、水の添加によつても染料が溶出
し、所謂にじみが生じることもない。しかも、本
考案によるときは水を充分に添加しつつ糊を塗布
伸展した上で加熱乾燥するので、作品並びに表装
部材に極く薄い均一な乾燥糊層を形成することが
できる。更に、従来特に困難とされていた各部材
の貼り合せ作業も、本考案に於ては水の潤滑性を
利用し得るので、極めて容易かつ正確に重ね合せ
ることができる。更にまた、加熱乾燥後に於ては
熱伸縮率の差により自然に貼合物が剥離する。
而して、本考案によるときは、水と加熱乾燥の
利用により未経験者であつてもシワ、ズレ、ソリ
がなく、しかもゴワゴワした感じのない表装を短
時間にかつ美麗に仕上げることができるものであ
る。
利用により未経験者であつてもシワ、ズレ、ソリ
がなく、しかもゴワゴワした感じのない表装を短
時間にかつ美麗に仕上げることができるものであ
る。
図面は本考案の一実施例を示すもので、第1図
はその斜視図、第2図はA−A線断面図、第3図
は底板を取り除いた状態の底面図である。 1……金属板、3……加熱器、9a……連結
樋、9b……連結板。
はその斜視図、第2図はA−A線断面図、第3図
は底板を取り除いた状態の底面図である。 1……金属板、3……加熱器、9a……連結
樋、9b……連結板。
Claims (1)
- 上面に平行枠線2を表記した金属板1下面に加
熱器3を取り付けると共に、連結樋9aを有する
長手側板8aと連結板9bを有する長手側板8b
並びに加熱器スイツチ5を有する短手側板4aと
連結用マグネツト板10を有する短手側板4bと
を当該加熱器3周囲に取り付けたことを特徴とす
る表装具作業盤。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP15723881U JPS5862582U (ja) | 1981-10-22 | 1981-10-22 | 表装具作業盤 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP15723881U JPS5862582U (ja) | 1981-10-22 | 1981-10-22 | 表装具作業盤 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS5862582U JPS5862582U (ja) | 1983-04-27 |
JPS643196Y2 true JPS643196Y2 (ja) | 1989-01-26 |
Family
ID=29949765
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP15723881U Granted JPS5862582U (ja) | 1981-10-22 | 1981-10-22 | 表装具作業盤 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS5862582U (ja) |
Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS4838264U (ja) * | 1971-09-10 | 1973-05-11 | ||
JPS5551858B2 (ja) * | 1977-04-30 | 1980-12-26 |
Family Cites Families (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5551858U (ja) * | 1978-10-02 | 1980-04-05 | ||
JPS56113774U (ja) * | 1980-01-31 | 1981-09-02 |
-
1981
- 1981-10-22 JP JP15723881U patent/JPS5862582U/ja active Granted
Patent Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS4838264U (ja) * | 1971-09-10 | 1973-05-11 | ||
JPS5551858B2 (ja) * | 1977-04-30 | 1980-12-26 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS5862582U (ja) | 1983-04-27 |
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