JPS642794B2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPS642794B2 JPS642794B2 JP142579A JP142579A JPS642794B2 JP S642794 B2 JPS642794 B2 JP S642794B2 JP 142579 A JP142579 A JP 142579A JP 142579 A JP142579 A JP 142579A JP S642794 B2 JPS642794 B2 JP S642794B2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- scroll
- oscillating
- center
- base plate
- oscillating scroll
- Prior art date
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- Expired
Links
- 230000005484 gravity Effects 0.000 claims description 10
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 2
- 239000012530 fluid Substances 0.000 description 2
- 230000003068 static effect Effects 0.000 description 2
- 230000006835 compression Effects 0.000 description 1
- 238000007906 compression Methods 0.000 description 1
- 238000005516 engineering process Methods 0.000 description 1
- 239000007788 liquid Substances 0.000 description 1
- 238000004804 winding Methods 0.000 description 1
Description
【発明の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕
この発明は、スクロール圧縮機、特に揺動スク
ロールのバランスとりに関するものである。
ロールのバランスとりに関するものである。
スクロール圧縮機は、スクロール歯を表面に設
けた２個のスクロール部材を互いに対面して組み
合わせ、その一方を他方に対していわゆる公転運
動すなわち揺回動を行なわせることによつて、相
互のスクロール歯に挟まれた空間が中心部に向か
つて移動しつつ小さくなることを利用して、この
空間被圧縮流体を流入させて圧縮する圧縮機であ
る。
けた２個のスクロール部材を互いに対面して組み
合わせ、その一方を他方に対していわゆる公転運
動すなわち揺回動を行なわせることによつて、相
互のスクロール歯に挟まれた空間が中心部に向か
つて移動しつつ小さくなることを利用して、この
空間被圧縮流体を流入させて圧縮する圧縮機であ
る。
また、このスクロール歯は、それぞれ、ピツチ
及び歯厚が同一であつて半径の異なる複数個の半
円弧を順次渦巻き状に接続したものであつて、そ
の最小半径の半円弧の端部は、歯厚を直径とする
小半円弧を形成している。
及び歯厚が同一であつて半径の異なる複数個の半
円弧を順次渦巻き状に接続したものであつて、そ
の最小半径の半円弧の端部は、歯厚を直径とする
小半円弧を形成している。
このようなスクロール歯を有するスクロール圧
縮機の従来の構造を、その一例である全密閉形ス
クロール圧縮機を示す添付図面第１図、並びに、
その揺動スクロール部材を示す第２及び３図によ
つて説明すると、符号１は揺動スクロール部材、
１ａは揺動スクロール軸、２は固定スクロール部
材、３は揺動スクロール軸１ａを挿入する偏心穴
３ａを有するクランク軸、４はクランク軸３に連
結されたロータ５によつてクランク軸３を回転さ
せるモータ、５ａ及び５ｂはロータ５に取り付け
られたバランスウエイトである。
縮機の従来の構造を、その一例である全密閉形ス
クロール圧縮機を示す添付図面第１図、並びに、
その揺動スクロール部材を示す第２及び３図によ
つて説明すると、符号１は揺動スクロール部材、
１ａは揺動スクロール軸、２は固定スクロール部
材、３は揺動スクロール軸１ａを挿入する偏心穴
３ａを有するクランク軸、４はクランク軸３に連
結されたロータ５によつてクランク軸３を回転さ
せるモータ、５ａ及び５ｂはロータ５に取り付け
られたバランスウエイトである。
また、揺動スクロール部材１には、第２，３図
に示すように、揺動スクロール軸１ａの軸心０1
−０11の透影点０と、揺動スクロール歯１ｂの重
心点Ｇとを結ぶ線上に重心を有するバランスウエ
イト６が揺動スクロール台板１ｅ上に設けられて
おり、バランスウエイト６はその内線６ａが揺動
スクロール部材１と組み合わされる固定スクロー
ル部材２に対して揺動スクロール部材１がその作
動を妨害されない位置、すなわち、固定スクロー
ル部材２の相対軌跡の最外形線７の外側の揺動ス
クロール台板１ｃ上に設けられている。
に示すように、揺動スクロール軸１ａの軸心０1
−０11の透影点０と、揺動スクロール歯１ｂの重
心点Ｇとを結ぶ線上に重心を有するバランスウエ
イト６が揺動スクロール台板１ｅ上に設けられて
おり、バランスウエイト６はその内線６ａが揺動
スクロール部材１と組み合わされる固定スクロー
ル部材２に対して揺動スクロール部材１がその作
動を妨害されない位置、すなわち、固定スクロー
ル部材２の相対軌跡の最外形線７の外側の揺動ス
クロール台板１ｃ上に設けられている。
従来装置はこのように構成されており、従つ
て、モータ４のロータ５の回転により、これに連
結されたクランク軸３がその軸心のまわりに回転
し、この回転に伴なつて、クランク軸３の偏心穴
３ａに挿入された揺動スクロール軸１ａに支承さ
れた揺動スクロール部材１はクランク軸３の軸心
の回りに公転すなわち揺回動する。
て、モータ４のロータ５の回転により、これに連
結されたクランク軸３がその軸心のまわりに回転
し、この回転に伴なつて、クランク軸３の偏心穴
３ａに挿入された揺動スクロール軸１ａに支承さ
れた揺動スクロール部材１はクランク軸３の軸心
の回りに公転すなわち揺回動する。
この揺動スクロール部材１の公転による、固定
スクロール部材２のスクロール歯と、揺動スクロ
ール部材１のスクロール歯との間において形成さ
れる空間の容積変化に基づいて、被圧縮流体例え
ばガスを第１図に示す吸入口８から吸入して上記
スクロール歯間において圧縮したのち、吐出穴９
から吐出して送出穴１０から送り出す。
スクロール部材２のスクロール歯と、揺動スクロ
ール部材１のスクロール歯との間において形成さ
れる空間の容積変化に基づいて、被圧縮流体例え
ばガスを第１図に示す吸入口８から吸入して上記
スクロール歯間において圧縮したのち、吐出穴９
から吐出して送出穴１０から送り出す。
このような揺動スクロール部材１の公転の際し
て、揺動スクロール部材１はバランスウエイト６
によつて揺動スクロール軸１ａの軸心の回りに、
また、クランク軸３及び揺動スクロール部材１を
含め系はバランスウエイト５ａ及び５ｂによつて
クランク軸３の軸心の回りに、それぞれバランス
がとられて回転する。
て、揺動スクロール部材１はバランスウエイト６
によつて揺動スクロール軸１ａの軸心の回りに、
また、クランク軸３及び揺動スクロール部材１を
含め系はバランスウエイト５ａ及び５ｂによつて
クランク軸３の軸心の回りに、それぞれバランス
がとられて回転する。
従来装置は上記のように構成されているので、
揺動スクロールの軸心は台板中心にあり、スクロ
ール歯の渦巻中心もこれと一致して作られてお
り、更に、スクロール歯の渦巻そのものが非対称
形のために、その重心は渦巻中心と一致せず、従
つて、上記軸心と渦巻重心は一致しない。この状
態のままでクランク軸上において、揺動スクロー
ルを回転させた場合、クランク軸心に対して揺動
スクロールが偏心した分だけ静的および動的バラ
ンスを取るために、バランスウエイト５ａ，５ｂ
が設けられているが、これらのバランスウエイト
５ａ，５ｂを設けたとしても、揺動スクロールの
軸心から揺動スクロールの渦巻重心がずれた分だ
けのアンバランスは取ることができないので、更
に、揺動スクロール台板上にバランスウエイト６
を取り付けてバランスをとることが必要であり、
従つて、揺動スクロール部材１の揺動スクロール
台板１ｃの外半径r1は、当然にバランスウエイト
６の取付けのために、圧縮作用に本来必要な大き
さ以上の大きさとなり、更に、バランスウエイト
６自体の重量も加わつて、揺動スクロール部材１
を非常に重量の大きなものとすると共に、それに
基づいて上記バランスウエイト５ａ，５ｂも大き
くなり、従つて、全体重量が増加すると共にバラ
ンスウエイトの加工、取付のためや大形となるた
めに不経済であるばかりか、これらの自重による
機械的損失も増大するという欠点を有している。
揺動スクロールの軸心は台板中心にあり、スクロ
ール歯の渦巻中心もこれと一致して作られてお
り、更に、スクロール歯の渦巻そのものが非対称
形のために、その重心は渦巻中心と一致せず、従
つて、上記軸心と渦巻重心は一致しない。この状
態のままでクランク軸上において、揺動スクロー
ルを回転させた場合、クランク軸心に対して揺動
スクロールが偏心した分だけ静的および動的バラ
ンスを取るために、バランスウエイト５ａ，５ｂ
が設けられているが、これらのバランスウエイト
５ａ，５ｂを設けたとしても、揺動スクロールの
軸心から揺動スクロールの渦巻重心がずれた分だ
けのアンバランスは取ることができないので、更
に、揺動スクロール台板上にバランスウエイト６
を取り付けてバランスをとることが必要であり、
従つて、揺動スクロール部材１の揺動スクロール
台板１ｃの外半径r1は、当然にバランスウエイト
６の取付けのために、圧縮作用に本来必要な大き
さ以上の大きさとなり、更に、バランスウエイト
６自体の重量も加わつて、揺動スクロール部材１
を非常に重量の大きなものとすると共に、それに
基づいて上記バランスウエイト５ａ，５ｂも大き
くなり、従つて、全体重量が増加すると共にバラ
ンスウエイトの加工、取付のためや大形となるた
めに不経済であるばかりか、これらの自重による
機械的損失も増大するという欠点を有している。
この発明は、揺動スクロール台板上のバランス
ウエイトを不要とすることにより、揺動スクロー
ル部材の重量を軽量化し、もつて、経済的かつ機
械的損失等の少ないスクロール圧縮機を提供する
ことを目的とするものである。
ウエイトを不要とすることにより、揺動スクロー
ル部材の重量を軽量化し、もつて、経済的かつ機
械的損失等の少ないスクロール圧縮機を提供する
ことを目的とするものである。
この発明におけるスクロール圧縮機は、揺動ス
クロールの台板上に形成されるスクロール歯の重
心点を、上記台板の中心線に一致させるようにし
たものである。
クロールの台板上に形成されるスクロール歯の重
心点を、上記台板の中心線に一致させるようにし
たものである。
この発明におけるスクロール圧縮機の揺動スク
ロールは、静的にバランスする。
ロールは、静的にバランスする。
以下、この発明をその一実施例を示す添付図面
第４図及び第５図に基づいて説明する。
第４図及び第５図に基づいて説明する。
図において、揺動スクロール部材１１の揺動ス
クロール軸１１ａは、その軸心０−０が、揺動ス
クロール歯１１ｂの重心点Ｇを通るように設けら
れると共に、揺動スクロール台板１１ｃは、軸心
０を中心とし、揺動スクロール歯１１ｂの巻終り
外端Ｐと軸心０との距離r2を半径とする円形を形
成している。
クロール軸１１ａは、その軸心０−０が、揺動ス
クロール歯１１ｂの重心点Ｇを通るように設けら
れると共に、揺動スクロール台板１１ｃは、軸心
０を中心とし、揺動スクロール歯１１ｂの巻終り
外端Ｐと軸心０との距離r2を半径とする円形を形
成している。
以上のように、この発明は揺動スクロール台板
上に形成されるスクロール歯の重心点を、上記台
板の中心線に一致させて揺動スクロールの静的バ
ランスをとり、台板上のバランスウエイトを不要
にしたことにより、揺動スクロール部材の重量を
軽量化し、もつて、経済的かつ機械的損失等の少
ないスクロール圧縮機を提供することができる。
上に形成されるスクロール歯の重心点を、上記台
板の中心線に一致させて揺動スクロールの静的バ
ランスをとり、台板上のバランスウエイトを不要
にしたことにより、揺動スクロール部材の重量を
軽量化し、もつて、経済的かつ機械的損失等の少
ないスクロール圧縮機を提供することができる。
第１図は従来の全密閉形スクロール圧縮機の縦
断面図、第２図はその揺動スクロール部材の平面
図、第３図は第２図の−線による断面図、第
４図は本発明にかかる揺動スクロールの一実施例
の平面図、第５図はその−線による断面図で
ある。 １，１１……揺動スクロール部材、１ａ，１１
ａ……揺動スクロール軸、１ｂ，１１ｂ……揺動
スクロール歯、１ｃ，１１ｃ……揺動スクロール
台板、２……固定スクロール部材、３……クラン
ク軸、３ａ……偏心穴、０……揺動スクロール軸
軸心、Ｇ……揺動スクロール歯重心点。
断面図、第２図はその揺動スクロール部材の平面
図、第３図は第２図の−線による断面図、第
４図は本発明にかかる揺動スクロールの一実施例
の平面図、第５図はその−線による断面図で
ある。 １，１１……揺動スクロール部材、１ａ，１１
ａ……揺動スクロール軸、１ｂ，１１ｂ……揺動
スクロール歯、１ｃ，１１ｃ……揺動スクロール
台板、２……固定スクロール部材、３……クラン
ク軸、３ａ……偏心穴、０……揺動スクロール軸
軸心、Ｇ……揺動スクロール歯重心点。
Claims (1)
- １ 回転するクランク軸端面に揺動スクロールを
揺回動させる駆動装置の駆動中心に上記揺動スク
ロール台板の中心が一致しているスクロール圧縮
機において、上記揺動スクロールの台板上に形成
されるスクロール歯の重心点が上記台板の中心線
上に在ることを特徴とするスクロール圧縮機。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP142579A JPS5593992A (en) | 1979-01-08 | 1979-01-08 | Scroll compressor |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP142579A JPS5593992A (en) | 1979-01-08 | 1979-01-08 | Scroll compressor |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS5593992A JPS5593992A (en) | 1980-07-16 |
| JPS642794B2 true JPS642794B2 (ja) | 1989-01-18 |
Family
ID=11501091
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP142579A Granted JPS5593992A (en) | 1979-01-08 | 1979-01-08 | Scroll compressor |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS5593992A (ja) |
Families Citing this family (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS58110886A (ja) * | 1981-12-25 | 1983-07-01 | Hitachi Ltd | スクロ−ル流体機械 |
| JPS6369793U (ja) * | 1986-10-24 | 1988-05-11 |
Family Cites Families (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US3874827A (en) * | 1973-10-23 | 1975-04-01 | Niels O Young | Positive displacement scroll apparatus with axially radially compliant scroll member |
-
1979
- 1979-01-08 JP JP142579A patent/JPS5593992A/ja active Granted
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS5593992A (en) | 1980-07-16 |
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