JPS642681Y2 - - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は使い捨て形の集塵袋を使用する電気掃
除機に関する。

〔従来の技術〕

この種の電気掃除機において、集塵袋の交換は
多くても月１回程度の頻度で行われるが、従来、
予備の集塵袋は、電気掃除機とは別に定めた保管
場所に保管されるか、又は掃除機本体が着脱され
る付属品収納ケースを電気掃除機が備える場合、
この収納ケースに確保された保管スペースに収納
されるようになつていた。

〔考案が解決しようとする問題点〕

しかし、いずれの場合であつても集塵袋の交換
を行なうには、まず保管場所から予備の集塵袋を
取出した後、集塵室の開口を塞いだ蓋体を開けて
使用済みの集塵袋が取出された状態の集塵室に、
上記予備の集塵袋を収納してこれを吸込口にセツ
トし、次ぎにこのセツト状態が損われないように
上記蓋体を閉じるという一連の作業を必要とす
る。

このように、従来においては集塵袋の交換に多
くの手数と時間が必要であり、集塵袋の交換は掃
除機使用上において最も煩わしかつた。そして、
このために目詰まりした集塵袋を、そのまま使用
し続けることが多々あり、この場合には掃除効率
が悪いことは勿論のこと、電動送風機の負荷が増
えて寿命を損う傾向があつた。

本考案の目的は、使い捨て形の集塵袋の交換を
すこぶる簡単に行なうことができる電気掃除機を
提供することにある。

〔問題点を解決するための手段〕

本考案は、吸込口を設けた掃除機本体に回動自
在に取付けられた蓋体を備え、この蓋体により掃
除機本体が備えた集塵室の開口する開閉するとと
もに、上記吸込口の上記集塵室側に設けられた口
枠ホルダに、上記集塵室に出し入れ自在に収納さ
れる使い捨て形の集塵袋の口枠が、着脱自在に保
持されるようにした電気掃除機に適用される。そ
して、上記目的を達成するために、本考案の電気
掃除機においては、複数の予備の集塵袋を出し入
れ自在に保持して上記蓋体の裏側に配設され、か
つ、上記蓋体と反対側に、上記口枠ホルダが挿脱
されるとともに上記予備の集塵袋の口枠を露出さ
せた取出し開口を有してなる袋収納体の前端部
を、上記蓋体の前端側に軸を介して回動自在に取
付け、上記蓋体の閉蓋時この蓋体によつて動作さ
れ上記袋収納体を上記吸込口に向けて回動させる
連動機構を設け、この連動機構を、上記軸に止着
されたピニオンと、このピニオンに噛合うラツク
を前側部分に備えるとともに、途中に係合部を有
したカム溝を備えて、上記蓋体の前後方向に往復
動自在に設けられた連動体と、一端部を上記集塵
室の開口縁部に枢着するとともに他端部に形成さ
れたカムを上記カム溝に摺動自在に係合させて設
けられ、上記蓋体を閉じぬ際この蓋体によつて動
作され上記カムの上記係合部への係合を介して上
記連動体を前進させる駆動体と、上記連動体を常
に後方に付勢して設けられ上記連動体を後退させ
るコイルばねとを備えて形成したものである。

〔作用〕

本考案によれば、使用済みの集塵袋が集塵室か
ら取除かれた状態で、蓋体を閉じることにより、
この際の蓋体の回動に伴つて袋収納体は連動機構
を介して動作し、吸込口に向けて回動された後、
蓋体の裏面に沿う位置に回動する。つまり、蓋体
が閉じられるにつれて、この蓋体とともに回動す
る駆動体の変位により、このカムがカム溝を摺動
し係合部に係合して連動体を押すから、この連動
体はコイルばねの付勢力に抗して前進する。この
前進によりラツクを介してピニオンが回転される
から、これと同時に蓋体の裏面に沿つていた袋収
納体が軸を中心に時計方向に回動する。この回動
により袋収納体は蓋体の全閉間近に略90゜回動し
略垂直状態に変位する。そして、この直後にカム
が係合部から外れて、駆動体が連動体を前進させ
る作用が消失するので、コイルばねが連動体を後
退させる。このため、ラツクとピニオンとの噛合
いの変化を介して袋収納体は、反時方向に回動し
て、蓋体の裏面に沿う位置に戻される。そして、
この直後に蓋体の全閉が完了する。以上のような
袋収納体の往復回動により、これが蓋体の裏面に
沿つた位置から略90゜回動した状態において、そ
の取出し口に対して吸込み口の集塵室側に設けら
れた口枠ホルダが相対的に挿脱される。この挿脱
によつて、袋収納体に保持された予備の集塵袋の
口枠が口枠ホルダに係合保持された後に、集塵袋
が袋収納体の取出し開口から取出されて、集塵室
にセツトされる。

すなわち、以上のように蓋体を単に閉じるだけ
で、予備の集塵袋の装着を行なえる。このため、
掃除機の構造に精通していない主婦等においても
すこぶる簡単に集塵袋を交換できる。

そして、このために吸込力が低下した場合に、
使用者に直ちに集塵袋の交換意欲を起こさせるこ
とができる。したがつて、集塵袋が目詰まりした
ままで使用され続けることを防止するのに役立つ
ものである。

〔実施例〕

以下本考案の一実施例を第１図から第７図を参
照して説明する。

図中１は掃除機本体で、この前部には吸塵ホー
ス等が着脱自在に差込まれる吸込口２が設けられ
ているとともに、内部には電動送風機３が収納さ
れている。掃除機本体１の吸込口２と電動送風機
３との間に集塵室４となつており、この室４の上
面は開口されている。集塵室４内には使い捨て形
の例えば紙製集塵袋５が上記上面開口を通して出
し入れ自在に収納されるとともに、細塵捕捉用の
フイルタ６が取付けられている。

吸込口２の集塵室側には吸込口シール７を固定
する板体８が取付けられ、この板体８には口枠ホ
ルダ９が設けられている。口枠ホルダ９は左右一
対あつて、いずれもばね性を有しているととも
に、先端側対向面に係止部を有しかつこれより先
が徐々に細くなつた断面略矢尻状の構造である。
また、板体８は吸込口２より下側において口枠係
止部８ａを有しているとともに、後述の摘み用の
逃げ部８ｂを有している。上記集塵袋５は厚紙製
の矩形状口枠５ａの一面に通気性の袋本体５ｂの
開口縁を接着して形成されている。この集塵袋５
はその口枠５ａを上記口枠ホルダ９に係合保持さ
れて、集塵室４に収納されるようになつている。
かつこの取付状態では口枠５ａは吸込口シール７
に密接して、吸込口２と集塵袋５との気密が図ら
れるようになつている。

なお、第１図から第５図中１０はキヤスタ、１
１は集塵袋５の目詰り状態を表示するダストイン
ジケータ、１２は集塵室４の開口縁に装着したシ
ール材、１ａはリブである。

上記掃除機本体１には集塵室４の開口を開閉す
る蓋体１３が回動自在に取付けられている。第１
図から第５図中１４は蓋体１３の回動中心となる
枢軸を示している。この蓋体１３は枢軸１４を巻
いて設けた捻りばね１５により、常に開く方向に
付勢されている。そして、蓋体１３の先端部には
クランプ受け１６が設けられており、これは掃除
機本体１に回動可能に取付けたクランプ１７に掛
脱されるようになつている。なお、第１図から第
５図中１８はクランプ１７の枢軸、１９はクラン
プ付勢ばねである。上記クランプ１７へのクラン
プ受け１６の掛合により、蓋体１３は閉じ状態に
保持される。さらに、蓋体１３は後述する袋収納
体と対向する透視部材２０を備えて形成されてい
る。なお、第１図から第５図中２１は透視部材取
付ねじ、２２はパツキング、２３は上記シール１
２に密接されるシール突部である。

蓋体１３の裏側には開口（図示しない）を有し
た裏板２４がねじ止めされている。これら蓋体１
３と裏板２４との間には袋収納体２５が回動自在
に設けられ、この袋収納体２５は裏板２４の上記
開口を通過可能となつている。袋収納体２５は第
７図に例示したように、蓋体１３と反対側に取出
し開口２６を有するとともに、一端面に一対の取
付部２７を突設して形成されているとともに、本
実施例の場合には蓋体１３との対向面に確認窓２
８を設けてある。そして、袋収納体２５は、取付
部２７にわたつて貫通止着された軸２９を、例え
ば裏板２４に設けた軸受部３０に貫通支持させる
ことにより、軸２９を中心に回動自在に取付けら
れている。この袋収納体２５には予備の集塵袋
５′が複数出し入れ自在に収納保持されている。
予備の集塵袋５′は上記集塵袋５と同一構造であ
り、これらは口枠５ａを上記取出し開口２６に露
出させて（第７図参照）、袋収納体２５に収納保
持されるようになつている。なお、第７図中３１
は取出し開口２６に連なる切欠であり、ここには
上記口枠ホルダ９が袋収納体２５の回動に伴つて
相対的に挿脱されるようになつている。また、２
５ａは摘みである。

さらに、蓋体１３の裏側には、この蓋体１３の
閉蓋時にこの蓋体１３によつて動作され、袋収納
体２５を上記吸込口２に向けて回動させるととも
に、その後に蓋体１３の裏面に沿う位置に回動さ
せる連動機構３２が設けられている。連動機構３
２は本実施例の場合、連動体３３、ラツク３４、
ピニオン３５、コイルばね３６、駆動部材３７、
および捻りばね３８によつて構成されている。つ
まり、連動体３３は裏板２４の内側に位置され
て、裏板２４の図示しないガイドに案内されて略
前後方向に沿つて移動自在に設けられる。なお、
連動体３３は裏板２４によつて後方への動きを止
められている。この連動体３３の前側には上記ラ
ツク３４が設けられ、かつ後側にはカム溝３９が
形成されている。カム溝３９は中間に係合部とし
ての斜状の当り部３９ａを設けて段違い状になつ
ているとともに、後端には係止溝部３９ｂが設け
られている。ピニオン３５は上記軸２９の端部に
止着されて、ラツク３４に噛合わされている。そ
して、コイルばね３６は裏板２４と連動体３３と
にわたつて設けられ、連動体３３を常に後側に向
けて付勢している。また、駆動部材３７はロツド
状であつて、これは、上記集塵室４の開口縁部に
設けられた軸受部４０に一端部を回動自在に取付
けるとともに、カムとしての他端摺動部３７ａを
上記カム溝３９に摺動自在に係合させて設けられ
ている。この駆動部材３７は軸受部４０側に設け
た捻りばね３８により第１図から第６図中反時計
方向に常時付勢されている。このばね３８の力は
上記捻りばね１５の力よりも小さい。

次に上記構造の電気掃除機において集塵袋５を
交換する場合について説明する。

使用者は、まず、クランプ１７を押圧して、こ
れとクランプ受け１６との掛合を解除する。そう
すると、捻りばね１５の力により蓋体１３が自動
的に回動して開く。この状態は第１図に示されて
おり、この場合、袋収納体２５は蓋体１３の裏面
に沿うような姿勢に保持されているとともに、摺
動部３７ａはカム溝３９の係止溝部３９ｂから外
れた場所に位置されている。次に、使用者は使用
済みの集塵袋５を集塵室４外に取り出す。この
後、使用者は蓋体１３を閉じることで、予備の集
塵袋５′を自動的に集塵室４にセツトでき、以上
で交換作業が完了される。

予備の集塵袋５′の自動装着は第２図から第４
図に示す過程を得て行われる。第２図は、枢軸１
４を中心とする当り部３９ａの回転半径Ａと、軸
受部４０を中心とする摺動部３７ａの回転半径Ｂ
との差により、摺動部３７ａがカム溝３９内を前
側に摺動して当り部３９ａに当つた時点の状態を
示している。この時点以降、駆動部材３７により
連動体３３がコイルばね３６の力に抗して前に押
出される。したがつて、これとともにラツク３４
によりピニオン３５が回動されるため、同時に袋
収納体２５が軸２９を中心にして時計方向に回動
される。そうすると、蓋体１３の全閉が完了する
間際に第３図に示したように、袋収納体２５が第
２図の状態から約90゜回動されて、取出し開口２
６に露出された予備の集塵袋５′の口枠５ａが口
枠ホルダ９の係止部を乗り越える。つまり、相対
的には口枠ホルダ９が取出し開口２６に挿入され
るものであり、このことにより口枠５ａは口枠ホ
ルダ９に係合保持される。なお、上記の乗り越え
は口枠ホルダ９の弾性変形によつて可能である。
そして、第３図に示した時点の直後に連動体３３
の前進が裏板２４に当たつて制限される。このた
め、この時点の直後に駆動部材３７の摺動部が３
７ａが当り部３９ａを乗り越える。このためコイ
ルばね３６の力で駆動部材３７が引戻されるか
ら、ラツク３４とピニオン３５との噛合いにより
袋収納体２５が反時計方向に回動されて、蓋体１
３の裏面に沿う位置に戻される。それによつて、
この時、口板５ａが口枠ホルダ９によつて係合保
持されるため、予備の集塵袋５′は袋収納体２５
の取出し開口２６から取出されて、集塵室２４に
セツトされる。その直後、クランプ受け１６とク
ランプ１７との掛合がなされて、蓋体１３が閉じ
た状態に保持される。この状態は第４図に示され
ている。

また、本実施例においては、蓋体１３が透視部
材２０を備えているので、外部より袋収納体２５
を視認して、袋収納体２５に予備の集塵袋５′が
収納されているか否かを簡単に知ることができ
る。このため、予備の集塵袋５′の補充時期が分
かる。そして、予備の集塵袋５′を袋収納体２５
に補充するには、まず蓋体１３を開放した後に、
第５図に示すように摘み２５ａを掴んで袋収納体
２５を略90゜回動させる。そうすると、連動体３
３が前進されるから摺動部３７ａと係止溝部３９
ｂとが対向した時点で、捻りばね３８の力によつ
て摺動部３７ａが係止溝部３９ｂに入り込んで係
合される。このため、袋収納体２５は取出し開口
２６を上に向けた状態に固定される。したがつ
て、この状態で予備の集塵袋５′を袋収納体２５
に取出し開口２６等から補充すればよい。このよ
うに袋収納体２５を人手によらず固定できるか
ら、補充作業を容易に行える。そして、補充後に
おいては手で駆動部材３７を少し回動させて、摺
動部３７ａを係止溝部３９ｂから外すことによ
り、袋収納体２５を元の位置に戻すことができ
る。

上記一実施例は以上のように構成したが、予備
の集塵袋５′の補充は第８図および第９図又は第
１０図に示すようにしてもよい。

第８図および第１０図の場合は、袋収納体２５
の対向壁に口枠ホルダと同様構造の係止爪部４１
を夫々設けて、これに集塵袋カセツト４２が取出
し開口２６を通して着脱自在に保持されるように
構成してある。集塵袋カセツト４２は紙箱であつ
て、内部に複数の予備の集塵袋５′を収納してい
るとともに、この袋５′の口枠５ａ側の部位４２
ａは図示しないミシン目で区画されて、切取られ
るようになつている。そして、この集塵袋カセツ
ト４２は上記部位４２ａを切取つた後に、袋収納
体２５に取付け保持され、このことにより補充作
業が完了されるものである。なお、この場合、袋
収納体２５の回動時において口枠ホルダは、集塵
袋５′の口枠５ａと集塵袋カセツト４２の切取縁
との間に挿入されるようになつている。

したがつて、この例によれば、個々の予備の集
塵袋５′は保管時にばらばらにならないので、保
管が容易であるとともに、袋収納体２５へ補充も
一括して片手で頗る簡単に行える。しかも集塵袋
カセツト４２への予備の集塵袋５′の補充で、集
塵袋５′をばらばらにしておいた場合よりもコン
パクト化が図れ、このため輸送費等の低減に役立
つ。

また、第１０図の場合、蓋体１３にその一部を
なす開閉体４３をヒンジ４７を介して回動自在に
取付ける。また、袋収納体２５には開閉体４３の
内面に接する突起４４を設ける。そして開閉体４
３の先端部は蓋体１３に設けたクランプ部４５に
掛脱自在になつており、また蓋体１３にはヒンジ
４７側においてストツパ部４６が形成されてい
る。また、連動体３３の後端は裏板２４から離れ
ており、このことによつて連動体３３はコイルば
ね３６によつて後方に移動可能に設けられてい
る。なお、この例においてカム溝３９は係止溝部
を備えない構造となつているとともに、上記突起
４４は開閉体４３から突設して袋収納体２５に接
するようにしても差支えない。

この構造において開閉体４３を開けると、コイ
ルばね３６の力によつて連動体３３が後進される
と同時に、ラツク３４とピニオン３５との噛合い
を介して袋収納体２５が軸２９を中心に開閉体４
３に追従して反時計方向に回動される。この袋収
納体２５の回動は、ストツパ部４６に当つた時点
で停止される。この時の状態は第１０図中２点鎖
線で示され、袋収納体２５の軸２９と反対側の端
部は蓋体１３外に突出される。したがつて、この
状態で上記突出された端部から余備の集塵袋５′
を袋収納体２５に補充すればよく、その後開閉体
４３を閉じることで、すべてが元の状態に実線で
示すように戻される。

このような補充構造によれば、蓋体１３を開け
ることなく、この蓋体１３の外側から予備の集塵
袋５′を補充できるので、細かい微細塵が付着し
た部位に触れることなく、衛生的に作業を行うこ
とができる。

なお、この例において開閉体４３は上記一実施
例の透視部材２０を兼ねてもよい。

また、上記一実施例において掃除機本体１は上
下又は左右一対のケース構成体を組立ててなる構
造であるが、本考案においては本体ケースの前側
に集塵ケースを着脱自在に接続してなる構造であ
つてもよい。さらに、一対の口枠ホルダ９は相互
の間隔が予備の集塵袋５′のセツト時に一時開く
ようにしても差支えない。そして、上記一実施例
において捻りばね３８は駆動部材３７を反時計方
向に付勢したが、カム溝３９が係止溝部を備えな
い場合、又は係止溝部３９ｂを備える場合であつ
てもこの溝部３９ｂが上記一実施例とは逆向きに
設けられている場合には、捻りばね３８は駆動部
材３７を時計方向に付勢するようにしてもよい。

その他、本考案の実施に当つては、考案の要旨
に反しない限り、掃除機本体、吸込口、蓋体、集
塵室、口枠ホルダ、袋収納体、連動機構、取出し
開口、集塵袋、口枠等の具体的な構造、形状、位
置、材質等は、上記一実施例に制約されることな
く、種々の態様に構成して実施できることは勿論
である。

〔考案の効果〕

以上説明した本考案は上記実用新案登録請求の
範囲に記載の構成を要旨とするから、蓋体の裏面
側に保管された予備の使い捨て形集塵袋を、蓋体
の閉じ操作だけによつて自動的に装着できる。し
たがつて、集塵袋の交換を頗る簡単に行えるとい
う効果がある。

【図面の簡単な説明】

第１図から第７図は本考案の一実施例を示し、
第１図から第５図は夫々異なる状態を示す一部の
縦断側面図、第６図は連動機構部の斜視図、第７
図は袋収納体を裏返しにした状態の斜視図であ
る。第８図は他の袋収納体と袋収納箱とを示す分
解斜視図、第９図は袋収納箱を裏返しにした状態
の斜視図、第１０図は集塵袋補給構造の他の例を
示す一部の縦断側面図である。 １……掃除機本体、４……集塵室、５，５′…
…集塵袋、５ａ……口枠、９……口枠ホルダ、１
３……蓋体、１４……枢軸、２０……透視部材、
２４……裏板、２５……袋収納体、２６……取出
し開口、２８……確認窓、２９……軸、３０……
軸受部、３２……連動機構、３３……連動体、３
４……ラツク、３５……ピニオン、３６……コイ
ルばね、３７……駆動部材、３７ａ……カム（摺
動部）、３８……捻りばね、３９……カム溝、３
９ａ……係合部（当り部）、４０……軸受部。

Claims (1)

1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) 吸込口を設けた掃除機本体に回動自在に取付
   けられた蓋体を備え、この蓋体により掃除機本
   体が備えた集塵室の開口を開閉するとともに、
   上記吸込口の上記集塵室側に設けられた口枠ホ
   ルダに、上記集塵室に出し入れ自在に収納され
   る使い捨て形の集塵袋の口枠が、着脱自在に保
   持されるようにした電気掃除機において、 複数の予備の集塵袋を出し入れ自在に保持し
   て上記蓋体の裏側に配設され、かつ、上記蓋体
   と反対側に、上記口枠ホルダが挿脱されるとと
   もに上記予備の集塵袋の口枠を露出させた取出
   し開口を有してなる袋収納体の前端部を、上記
   蓋体の前端側に軸を介して回動自在に取付け、 上記蓋体の閉蓋時にこの蓋体によつて動作さ
   れ上記袋収納体を上記吸込口に向けて回動させ
   る連動機構を設け、 この連動機構を、上記軸に止着されたピニオ
   ンと、このピニオンに噛合うラツクを前側部分
   に備えるとともに、途中に係合部を有したカム
   溝を備えて、上記蓋体の前後方向に往復動自在
   に設けられた連動体と、一端部を上記集塵室の
   開口縁部に枢着するとともに他端部に形成され
   たカムを上記カム溝に摺動自在に係合させて設
   けられ、上記蓋体を閉じる際この蓋体によつて
   動作され上記カムの上記係合部への係合を介し
   て上記連動体を前進させる駆動体と、上記連動
   体を常に後方に付勢して設けられ上記連動体を
   後退させるコイルばねとを備えて形成したこと
   を特徴とする電気掃除機。 (2) 上記蓋体は上記袋収納体と対向する透視部材
   を備えて形成されていることを特徴とする実用
   新案登録請求の範囲(1)項記載の電気掃除機。