JPS642508B2 - - Google Patents

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JPS642508B2
JPS642508B2 JP56042689A JP4268981A JPS642508B2 JP S642508 B2 JPS642508 B2 JP S642508B2 JP 56042689 A JP56042689 A JP 56042689A JP 4268981 A JP4268981 A JP 4268981A JP S642508 B2 JPS642508 B2 JP S642508B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
adhesive
hard
base sheet
sheet
resin
Prior art date
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Expired
Application number
JP56042689A
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English (en)
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JPS57156244A (en
Inventor
Tadashi Bando
Nakatsugu Nakamura
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Individual
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Publication of JPS57156244A publication Critical patent/JPS57156244A/ja
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Description

【発明の詳細な説明】 本発明は耐摩性、作業性、経済性にすぐれた転
写式摩耗防止材に関する。
粉粒体または粉粒体を含む気液の取扱装置や輸
送管は殊にその内面の摩耗、腐蝕による損傷が甚
大で、耐摩、防蝕は産業界の重要な課題である。
装置、管材などの耐摩、防蝕については近時、
セラミツクコートや、タイル、セラミツク板をゴ
ムシートに固着したユニツトを接着コートする方
法が行なわれるようになつた。しかしセラミツク
コートは、被コート材を工場に持ちこんで焼成炉
により焼結加工しなければならないので製造加工
が容易でなく経済的にも不利である。後者は予め
製作したタイルユニツトを被コート面に合わせて
現地加工ができるなどすぐれた面もあるが、曲げ
加工等の自由性に今一つ乏しく、さらに耐衝撃性
が充分とは云えない。
本発明者らはこのような観点から耐摩性付与方
法を検討し本発明に至つた。すなわち本発明の目
的は改良された耐摩性、加工性、作業性を有する
経済的にも有利な摩耗防止材および耐摩付与方法
を提供するものであり、その特色は、ベースシー
トと、該ベースシートに接着剤で貼着させた硬質
粒体層とから成り、該硬質粒体層を被コート面に
接着した後、ベースシートが容易に離脱できるよ
うにしてなる摩耗防止材転写シートである。さら
に、該硬質粒体を把持する接着剤が重層からな
り、特に硬化樹脂の固いものを外層に、可撓性の
ある接着剤をベースシート側にした積層接着剤と
することは本発明耐摩効果を最良にする特徴であ
る。
本発明に使用するベースシートは、硬質粒体−
接着剤層を、製造、保管およびコーテイング作業
する際の支持体として使用することができるもの
ならば、その形状、材質等特に制限するものでは
ない。例えば紙、布、ゴム、不織布、プラスチツ
ク等を単独又は併用し、単層または積層して用い
られるが、薄い金属板を使用することもできる。
本発明に使用する硬質粒体は、通常研磨材とし
て使用される各種砥粒程度の大きさ、形状がよ
く、好ましいのは通常セラミツクと呼ばれるアル
ミナ、シリカ、ジルコン、ジルコニア、ムライト
等の金属酸化物、炭化珪素、窒化ほう素、窒化珪
素等の天然又は人造の高硬度材料化合物を焼結、
細枠して得られる粉粒体である。
本発明に使用するセラミツク等の硬質粒体を保
持し、かつベースシートに仮着させる接着剤とし
ては天然または合成樹脂、例えば膠、変性尿素樹
脂、ウレタン樹脂、エポキシ樹脂、常温硬化型フ
エノール樹脂、加熱硬化型フエノール樹脂、ゴム
系接着剤等が好適例として挙げられるが、これら
に制限されるものではなく、またこれら接着剤は
単独または併用することができ、コーテイング目
的によつて選別使用するのが望ましい。
本発明摩耗防止材転写シートは、例えば以下の
ようにして製造される。ベースシートに直接また
はシリコン樹脂のような剥離剤をコートした上に
接着剤を塗布して硬質粒体を静電塗布などの方法
によつて撒布植設し、放置乾燥するなどして接着
硬化させる。接着剤は硬質粒体を埋没するように
しても差支えないが、好ましくは硬質粒体が表面
に突出し、硬質粒体−接着剤層の外層は凹凸な表
面としておく。また、耐摩性を向上させるにはベ
ースシートに先ず可撓性樹脂からなる接着剤を塗
布したのち硬質粒体を撒布植設して樹脂を硬化さ
せ、次いで固い樹脂成分からなる接着剤を上塗り
再硬化させる。
斯くして得られた本発明の摩耗防止材転写シー
トは硬質粒体−接着剤層の外層を接着剤等によつ
て被コート面に接着コートされる。しかる後、ベ
ースシートを離脱するのであるが、金属や合成樹
脂製ベースシートは比較的容易に剥離できるし、
剥離剤加工しておいた各種材料ベースシートはさ
らに容易に剥離させられる。しかしベースシート
が紙や布製の場合は接着剤によつては容易にとれ
ないこととがあるが、コーテイング後、操業によ
つて摩擦により簡単に剥落することができるなら
ば本発明範囲に属する。
本発明摩耗防止材転写シートはこのような構造
から成つているので、予め大量一連のシートとし
て製造、保管しておくことが出来、施工に当つて
は、切断、曲げ加工等微細な細工も可能であり、
工程としても接着だけのために現地加工や補修に
あつても、誰でもが特殊な技術を要することなく
どこに於ても簡単に実施できる。また被コート面
への接着はベースシートを介することなく硬質粒
体層を直接接着するので固着強度が大であり、ベ
ースシートに特別の補強や耐水性加工するなどの
無駄もない。また、ベースシート側に可撓性樹脂
を、被コート両側に固い樹脂を重層固化させた場
合には、被コート面に固着、操業後、流体から受
ける衝撃の吸収が大きく、可撓性樹脂または固い
樹脂ばかりからなる同種コートに比較して耐摩性
が向上され、結果的に経済性もすぐれる。
実施例 1 シリコン処理したクラフト紙にロールコーター
でフエノール樹脂系接着剤を塗布し、平均粒径
1000μの褐色アルミナ粒体を静電塗布、80℃で30
分乾燥後、さらにフエノール樹脂を上塗りし、次
いで平均粒径700μの褐色アルミナ粒体を塗布し
て乾燥後、150℃で2時間保持して摩耗防止材転
写シートを作製した。
この転写シートのアルミナ面にフエノール樹脂
系接着剤を塗布し、サンドブラスト、脱脂した10
×30cm軟鋼板に重ね合せて150℃で2時間加熱硬
化させて接着した。表面のクラフト紙を半分だけ
剥ぎ取つた。
セラミツク面およびクラフト紙面に、粒度40番
のレヂノイド型丸砥石(直径205mm、幅25mm、回
転数3600RPM)を1分間軽く接触させたところ、
クラフト紙は瞬時に剥落したが、アルミナ粒体面
は何れも僅かな擦過傷を認めるだけであつた。こ
れに対して未コート軟鋼板は丸砥石1分接着で著
るしい削傷を受けた。
次いで耐衝撃性を測定するために、アルミナ粒
体コート面25×50mmに対して前記丸砥石を5秒間
隔で5秒間強く接触動作を10サイクル実施し、粒
体の欠落を調べたところ、貼着粒体の約2.5%の
欠損しか認められなかつた。
実施例 2 塩ビシートにウレタン接着剤をロールコーター
で塗布し、平均粒径1500μおよび800μの褐色アル
ミナ粒体混合体を静電塗布し、乾燥後さらにフエ
ノール樹脂系接着剤を上塗りし、80℃で30分乾燥
後、150℃で2時間保持して摩耗防止材転写シー
トを作製した。
この転写シートのアルミナ粒体側面にフエノー
ル樹脂系接着剤を塗布し、サンドブラスト、脱脂
した10×30cm軟鋼板に重ね合わせて150℃で2時
間加熱硬化させて接着した。表面の塩ビシートは
容易に剥離するが半分だけ残した。
アルミナ粒体面及び塩ビシート面に、実施例1
に使用した丸砥石を使用して耐摩性および耐衝撃
性を調べた。塩ビシートは瞬時にして剥離したが
アルミナ粒体面は何れも痕跡程度の傷しか認めな
かつたし、粒体の欠落は殆んど認められなかつ
た。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 ベースシートと、該ベースシートに接着剤で
    貼着させた硬質粒体層とから成り、該硬質粒体層
    を被コート面に接着した後、ベースシートが容易
    に離脱できるようにしてなる摩耗防止材転写シー
    ト。 2 硬質粒体と貼着する接着剤が性質の異つた接
    着剤の重層であることを特徴とする特許請求の範
    囲第1項記載の摩耗防止材転写シート。 3 硬質粒体を貼着する重層接着剤において、ベ
    ースシート側に可撓性のあるものを、外層側に固
    い樹脂を使用することを特徴とする特許請求の範
    囲第2項記載の摩耗防止材転写シート。
JP56042689A 1981-03-23 1981-03-23 Abrasion preventive material transfer sheet Granted JPS57156244A (en)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP56042689A JPS57156244A (en) 1981-03-23 1981-03-23 Abrasion preventive material transfer sheet

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP56042689A JPS57156244A (en) 1981-03-23 1981-03-23 Abrasion preventive material transfer sheet

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Publication Number Publication Date
JPS57156244A JPS57156244A (en) 1982-09-27
JPS642508B2 true JPS642508B2 (ja) 1989-01-17

Family

ID=12642999

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP56042689A Granted JPS57156244A (en) 1981-03-23 1981-03-23 Abrasion preventive material transfer sheet

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JP (1) JPS57156244A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2625512B2 (ja) * 1988-08-03 1997-07-02 株式会社日立製作所 ガス絶縁開閉装置

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS59128287A (ja) * 1983-01-06 1984-07-24 昭和電工株式会社 被覆管体の製造法

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2625512B2 (ja) * 1988-08-03 1997-07-02 株式会社日立製作所 ガス絶縁開閉装置

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JPS57156244A (en) 1982-09-27

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