JPS642162B2 - - Google Patents

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Publication number
JPS642162B2
JPS642162B2 JP18314283A JP18314283A JPS642162B2 JP S642162 B2 JPS642162 B2 JP S642162B2 JP 18314283 A JP18314283 A JP 18314283A JP 18314283 A JP18314283 A JP 18314283A JP S642162 B2 JPS642162 B2 JP S642162B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
tank
nozzle pipe
pipe
cylindrical frame
multifunctional
Prior art date
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Expired
Application number
JP18314283A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS6075502A (ja
Inventor
Junichi Iguchi
Koichi Fuje
Jun Ishikawa
Hidechika Yagi
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nissei Ltd
Original Assignee
Nissei Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Nissei Ltd filed Critical Nissei Ltd
Priority to JP18314283A priority Critical patent/JPS6075502A/ja
Publication of JPS6075502A publication Critical patent/JPS6075502A/ja
Publication of JPS642162B2 publication Critical patent/JPS642162B2/ja
Granted legal-status Critical Current

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  • Powder Metallurgy (AREA)
  • Application Of Or Painting With Fluid Materials (AREA)
  • Coating Apparatus (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
本発明は、床面上に含浸液供給タンク,含浸タ
ンク,液回収機,第1次水洗槽,第2次水洗槽,
熱硬化槽及び水切機を順次配置して成る真空含浸
設備に関するものであり、更に詳しくは、有孔性
物体例えば鋳造品,焼結品,合成樹脂成型品等に
生ずるピンホールのような粗密部分に有機系の合
成樹脂含浸液を真空含浸する有孔性物体の真空含
浸設備における多機能後処理装置に係るものであ
る。 従来、前記種類の真空含浸設備においては、有
機系の合成樹脂含浸液が入つている含浸タンク内
で有孔性物体の粗密部分に前記含浸液を真空下に
て加圧含浸せしめてから後処理として次のような
処理工程をそれぞれ別個独立の機器乃至装置で行
つて製品としていた。 (1) 被処理物の表面に付着している余分な含浸液
を間欠回転方式による液回収機にて除去回収す
る。 (2) 第1次水洗槽内にて含浸処理物を水浴噴流ま
たは空気撹拌して濃廃液にする。 (3) 第2次水洗槽内で前同様手段にて処理して稀
釈液にする。 (4) 予備槽を付設した熱硬化槽内で前記含浸処理
物を湯面制御しながら熱湯循環せしめた約90〜
98℃の熱湯浴で含浸液を硬化せしめる。 (5) 間欠回転方式よる水切機にて付着湯水を除去
する。 従つて、従来方式では前記5段階のプロセスに
対して5ユニツトの設備を必要とし且つ各プロセ
ス毎に被処理物を出し入れしなければならないか
ら設備費,操作性,安全性において未だ改善すべ
き余地が充分に残されているのが現状である。 そこで、本発明は前記課題を解決するために従
来方式による5ユニツトから成つていた処理機能
を集約一体化した多機能後処理装置を提供しよう
とするものであつて、その要旨とするところは、
液回収,第1次水洗,第2次水洗,熱硬化槽及び
水切りの5プロセスに使用される5ユニツトを1
ユニツトにまとめるための多機能槽内に、含浸被
処理物を収納する有底筒状フレームを回転可能に
設置し、該多機能槽の上部及び下部にそれぞれ開
閉自在な蓋とドレーンパイプを設け、前記有底筒
状フレームの長手方向に囲繞して円弧状ノズルパ
イプと欠円状ノズルパイプとから成る円形ノズル
手段を並設し、前記有底筒状フレームの上方開放
端に左右に開閉可能な半円状の押え蓋を枢着する
と共に、前記円弧状ノズルパイプと欠円状ノズル
パイプにそれぞれスチーム注入用及び給水用のフ
レキシブルホースを接続した点に存するものであ
り、かくして、本発明によれば従来方式による各
プロセスを多機能槽と称する1ユニツトの装置本
体内で一括処理することを可能としたことから低
コスト,小型化,省力化,高安全性等を図ること
ができ、特に装置の構成材及び製作費並びに設置
面積が約1/5で済むと共に含浸液の輸送及び撹拌
用ポンプ4台が1台で済み、液回収と液切装置2
基が1基で兼用することができ、加えてその他制
御装置、バルブ類等の付属機器、資材及び製作費
等が約1/2となる等の利点を有するものである。 また、含浸タンク内で液切その他後処理を複合
処理する方式が別に提案されているが、これは含
浸タンク自体の時間当り処理能力が減殺されて多
量処理方式としては不適切であるのに対し、本発
明によれば、含浸タンク自体は含浸処理専用に連
続使用され、その後処理を含浸処理時間に合せて
行うことができるために多量処理において最も効
率的である。 次に、第1図乃至第3図に示されている一実施
例により本発明を更に詳細に説明する。 第1図において、1は従来方式による5段階の
含浸処理プロセスに対して必要な液回収機,第1
次水洗槽,第2次水洗槽,熱硬化槽,予備槽及び
水切機の5ユニツトの設備を1ユニツトにした本
発明に係る多機能後処理装置,2は含浸液供給タ
ンク3に連通している含浸タンク,4は冷凍機,
5は該冷凍機の制御盤,6は真空ポンプ,7は総
合制御盤をそれぞれ示すものであつて、本発明装
置は、第2図及び第3図に示すように、主として
方形状の多機能槽8と該槽内に回転可能に設置さ
れるべき有底筒状フレーム9と該フレームに囲繞
して併設されるべき円形状ノズル手段10とから
構成されてり、この場合、前記多機能槽の漏斗状
に形成されている底部はベース11上に載置され
且つ中央には廃水乃至含浸液のドレーンパイプ1
2が取付けてあり、槽周壁はグラスウール等の断
熱材13にて被覆してある。また、多機能槽8の
上部に開閉自在に装着されるべき蓋14は一端が
横側壁上端に対向的に配置してある1対のブラケ
ツト15に軸架されている回動シヤフト16に取
付けてある2本の併設支持フレーム17に固着さ
れており、前記回動シヤフトは揺動アーム18を
介して槽側壁に固設されている流体圧シリンダ1
9のピストンロツド20に枢着連結してあり、回
転可能な有底筒状フレーム9の閉放端には半円状
の押え蓋21,22が中央から左右に開閉できる
ように枢着してあつて、前記フレームの回転中は
内部のバスケツト23に収納してある被処理物が
こぼれるのを防止するために前記両押え蓋に適宜
ロツク手段を設けて錠固する必要がある。更に、
多機能槽8内に設置してある鞍状支持架台24の
ベアリング対25に枢支されている駆動トラニオ
ン対26には有底筒状フレーム9の中央部が一体
的に取付けられており、該トラニオン対の入力側
は槽外に突出し且つ載置架台27上の駆動モータ
28と直結の減速機29にカツプリング30を介
して駆動連結せしめられている。 また、有底筒状フレーム9に囲繞して併設され
るべき円形状ノズル手段10は、円弧状ノズルパ
イプ31と欠円状ノズルパイプ32とから円形状
に組立てられるものであつて、この場合、前記両
円弧状及び欠円状ノズルパイプはそれぞれ1対の
支持金具33,34を介して蓋14及び多機能槽
8の内側に取付けられ、更に前記欠円状ノズルパ
イプは鞍状支持架台24の内側にも固着されてお
り、前記両円弧状及び欠円状ノズルパイプにはそ
れぞれスチーム注入及至給水用のフレキシブルホ
ース35と他のフレキシブルホース乃至パイプ3
6が取付けてある。 なお、円弧状及び欠円状ノズルパイプ31,3
2への流体給送は別個独立して個々的に行うか、
または第3図に示すように分岐管37,38を使
用して連通せしめて行うものである。 次に、第1図において、含浸タンク2(耐圧約
10Kg/cm2)は、上部にヒンジ39を介して対向配
置の流体圧シリンダ40にて作動するクラツチド
ア式の蓋41が開閉自在に装着されており、且つ
パイプ42及びバルブ43にて含浸液供給タンク
3に連通し、該供給タンク内にはアクリルを主成
分とし且つ界面活性剤を含んでいない含浸液が冷
凍機4にて5〜15℃の液温に保持された状態で収
納してある。 かくして、前記構成を有する本発明装置による
実施例としてアルミニウムのダイカスト製品(自
動車用シリンダヘツド)について述べれば次の通
りである。 先ず、有孔性物体乃至被処理物(自動車用シリ
ンダヘツド)に油,水等が付着しているかどうか
を表面だけでなく欠陥孔の内部も調べて、若し付
着している場合は前処理工程として自体周知の手
段にて脱脂を行い(脱脂液に2〜5分浸漬),水
洗いをなし(清浄水に2分浸漬),防錆を施し
(防錆液2〜5分浸漬),熱風乾燥して(120℃以
上,1〜2時間),手で触れられる程度まで自然
冷却する。 次に、前述したような前処理を施したか、また
は前処理不要のシリンダヘツド約80個をバスケツ
ト23に収納し、該バスケツトを適宜ホイストに
て含浸タンク2内に入れ、蓋41を閉めて密封し
た後、真空ポンプ6にて真空度を水銀マノメータ
5mmHg以下となし、予めアクリルを主成分とし
て少量の硬化剤(過酸化物)を含有し且つ界面活
性剤の添加してない含浸液が入れてある供給タン
ク3より含浸タンク2へ浸漬必要量を吸引し、次
に適宜図示してないコンプレツサーにて5〜7
Kg/cm2,10〜15分間加圧した後、バルブ操作にて
前記含浸タンク内の圧力を放出し、蓋41を開け
て前記ホイストにより前記バスケツトを吊上げ、
これを本発明に係る多機能後処理装置1の多機能
槽8内に入れて含浸処理するものであるが、以下
に従来装置による処理工程と本発明装置による連
続自動処理工程を次表により対比して説明する。
【表】 次いで、最終工程の水切りを行つた被処理物は
70〜80℃の熱風乾燥を20〜30分程度行つて自然放
冷し、全含浸処理工程を完了するものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明に係る多機能後処理装置を付設
した有孔性物体の真空含浸設備を示す配置図、第
2図は本発明装置の切断正面図、第3図は前同様
の軸線半部を断面にて示す側面図である。 なお、図示された主要部と符号との対応関係は
下記の通りである。1……本発明装置、2……含
浸タンク、8……多機能槽、9……有底筒状フレ
ーム、10……円形状ノズル手段、31……円弧
状ノズルパイプ、32……欠円状ノズルパイプ。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 床面上に含浸液供給タンク,含浸タンク,液
    回収機,第1次水洗槽,第2次水洗槽,熱硬化槽
    及び水切機を順次配置して成る有孔性物体の真空
    含浸設備において、液回収,第1次水洗,第2次
    水洗,熱硬化及び水切りの5プロセスに使用され
    る5ユニツトを1ユニツトにまとめるための多機
    能槽内に、含浸被処理物を収納する有底筒状フレ
    ームを回転可能に設置し、該多機能槽の上部及び
    下部にそれぞれ開閉自在な蓋とドレーンパイプを
    設け、前記有底筒状フレームの長手方向に囲繞し
    て円弧状ノズルパイプと欠円状ノズルパイプとか
    ら成る円形ノズル手段を並設し、前記有底筒状フ
    レームの上方開放端に左右に開閉可能な半円状の
    押え蓋を枢着すると共に、前記円弧状ノズルパイ
    プと欠円状ノズルパイプにそれぞれスチーム注入
    用及び給水用のフレキシブルホースを接続したこ
    とを特徴とする有孔性物体の真空含浸設備におけ
    る多機能後処理装置。 2 円弧状ノズルパイプと欠円状ノズルパイプへ
    のスチームを注入及び給水を前記両ノズルパイプ
    に連通する分岐管にて行うようにした特許請求の
    範囲1記載の有孔性物体の真空含浸設備における
    多機能後処理装置。
JP18314283A 1983-10-03 1983-10-03 有孔性物体の真空含浸設備における多機能後処理装置 Granted JPS6075502A (ja)

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JP18314283A JPS6075502A (ja) 1983-10-03 1983-10-03 有孔性物体の真空含浸設備における多機能後処理装置

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JPS6075502A JPS6075502A (ja) 1985-04-27
JPS642162B2 true JPS642162B2 (ja) 1989-01-13

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JP18314283A Granted JPS6075502A (ja) 1983-10-03 1983-10-03 有孔性物体の真空含浸設備における多機能後処理装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5093719B2 (ja) * 2007-05-31 2012-12-12 株式会社日本技研 有機含浸シール処理法における残留洗浄液の除去方法
JP5533388B2 (ja) * 2010-07-21 2014-06-25 マツダ株式会社 鋳巣封孔処理装置

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JPS6075502A (ja) 1985-04-27

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