JPS641945B2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPS641945B2
JPS641945B2 JP53137251A JP13725178A JPS641945B2 JP S641945 B2 JPS641945 B2 JP S641945B2 JP 53137251 A JP53137251 A JP 53137251A JP 13725178 A JP13725178 A JP 13725178A JP S641945 B2 JPS641945 B2 JP S641945B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
junction
insulating layer
current
deposited
superconducting
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP53137251A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS5475293A (en
Inventor
Ii Gurei Kenesu
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
US Department of Energy
Original Assignee
US Department of Energy
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by US Department of Energy filed Critical US Department of Energy
Publication of JPS5475293A publication Critical patent/JPS5475293A/ja
Publication of JPS641945B2 publication Critical patent/JPS641945B2/ja
Granted legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H10SEMICONDUCTOR DEVICES; ELECTRIC SOLID-STATE DEVICES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • H10NELECTRIC SOLID-STATE DEVICES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • H10N60/00Superconducting devices
    • H10N60/10Junction-based devices
    • H10N60/128Junction-based devices having three or more electrodes, e.g. transistor-like structures
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y10TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC
    • Y10STECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y10S505/00Superconductor technology: apparatus, material, process
    • Y10S505/825Apparatus per se, device per se, or process of making or operating same
    • Y10S505/873Active solid-state device
    • Y10S505/874Active solid-state device with josephson junction, e.g. squid

Landscapes

  • Superconductor Devices And Manufacturing Methods Thereof (AREA)
  • Bipolar Transistors (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は電流増巾装置、特に薄膜超伝導接合装
置に関する。
半導体接合は開発が進められ、接合ダイオー
ド、接合トランジスタ及び他の多くのものを含む
極めて多種の装置が作られている。特に、半導体
接合トランジスタは半導体材料の3つの区域を直
線的に順次配置することによつて形成され、これ
ら区域はドープされて交互の多数キヤリアを順次
生じさせるようになつており、かつ、少数キヤリ
アの拡散の特性的距離に比べて薄い空乏層によつ
て互いに離隔されている。このような半伝導装置
においては、ドーパントを変えて多数キヤリアを
電子又はホールのどちらかにするという可能性が
あるので整流接合を作る可能性がある。しかし、
このような整流は、ここでは接合への注入により
注入の大きさよりも大きな大きさの効果を作りだ
すものと定義するトランジスタ作用と本来的に関
係するものではない。半伝導接合においては、注
入はベース内に入る少数キヤリアのものである。
従つて、電子は、4価の半導体を3価のドーパン
トでドープすることによつて作つた材料であるP
型材料で作つたベースに注入される。これと対応
して、ホールは、5価の材料でドープした4価の
半導体であるN型材料に注入される。
伝導のメカニズムは超伝導体においては異る。
超伝導は、臨界温度よりも下の単一の量子状態に
おいて対をなす(クーパの対)電子の集合的作用
として説明されている。ここには、半導体のドー
ピングに相当するものはなく、また、接合トラン
ジスタのような伝導の優先的方向を呈示する構造
はない。しかし、超伝導装置においてはトランジ
スタ作用を提供するように利用できる2つの現象
がある。その一つは、薄い絶縁層を通る対をなさ
ない電子(準粒子)のトンネリングである。他の
一つは、超伝導トンネリングによつて超伝導領域
に単粒子を注入するという可能性である。
本発明の目的は超伝導装置でトランジスタ作用
をなさしめることである。
本発明の他の目的は超伝導体の薄膜で作つた装
置において正確に調整された電流利得を得ること
である。
他の目的は本発明の詳細な説明から明らかにな
る。
本発明装置は、3つのほぼ平行な薄膜超伝導体
を薄い絶縁層によつて離隔した緊密な関係に沈着
して2つの接合を形成することによつて作られ
る。高い比抵抗を有する接合を、超伝導エネルギ
ーギヤツプに対応する電圧の2倍よりも高い電圧
でバイアスし、低い比抵抗を有する接合を、超伝
導エネルギーギヤツプの2倍に対応する電圧未満
でバイアスすると、一つの接合を通る全電流に変
化が生じ、この変化は中央の超伝導層に注入され
る電流の量よりも大きい。以下、本発明を図面を
参照して詳細に説明する。
第1図は本発明装置の斜視図である。第1図に
おいて、10は、サフアイアのような、蒸着処理
に耐えかつ電気的に絶縁性の表面上に蒸着した諸
物質の相対的位置を保持する材料で作つたサブス
トレートである。第1の膜12は、適当する温度
範囲内で超伝導性である材料の蒸着膜である。第
1の膜12は、蒸着を制御するマスクを用いるこ
とによつて所望の場所に蒸着される。第1の絶縁
層14が、酸化のような方法によりトンネリング
に適当する厚さに第1の膜12上に形成される。
次いで、第2の膜16が形成され、第1の膜12
の一部及び第1の絶縁層14を覆い、これととも
にトンネリング接合を形成する。次いで、第2の
膜16が酸化されるか又は他の処理をなされ、ト
ンネリング距離のオーダの厚さを有する薄い絶縁
層18を形成する。次いで、第3の膜20がマス
クを通じて一つの領域に蒸着され、この領域は、
第1の膜12、第2の膜16及びこれらと第3の
膜20との間の絶縁層でサンドイツチ構造を形成
する。第1図に示すように、上述のマスキング
は、第1の膜12と第2の膜16との間に一つの
接合があり、かつ第2の膜16と第3の膜20と
の間に一つの接合があるが、第1の膜12と第3
の膜20との間には接合がないように行なわれ
る。
上記の構造及びその作動は、諸接合のサンドイ
ツチ組合せ及びそれらの電気的接続を略示する第
2A図及び第2B図において明らかになる。第2
A図及び第2B図において、第1の膜12はサブ
ストレート10に蒸着され、第2の膜16ととも
に第1の絶縁層14によつて離隔されたトンネリ
ング接合を形成する。同様に、第2の膜16は第
2の絶縁層18によつて第3の膜20から離隔さ
れ、第2のトンネリング接合を形成する。第2A
図と第2B図とは、バイアシング接続が異なつて
いるだけである。第2A図の構造は、第1の電源
22を第1の膜12と第2の膜16との間に接続
し、電流Ibを第2の膜16に注入するようにする
ことによつて作動状態にあらしめられる。第2の
電源24が第1の膜12と第3の膜20との間に
接続され、コレクタ電流Icを与えるようになつて
いる。第2B図においては、第2の電源24は第
2の膜16と第3の膜20との間に接続されてい
る。第2の電源24からの電流は第2図に示され
ており、I(o)、コレクタを作動化する休止電流
バイアス、及び第2の膜16に注入される電流に
伴つて変化する△Iから成る。電流Ibの変化によ
つて電流Icに大きな変化が生ずる場合は、装置は
電流利得を得ておつて増巾器としての使用の可能
性を有することは明らかである。この状態は第3
図及び第4図に示す仕方で得られる。
第3図及び第4図は、普通、エネルギーレベ
ル・ダイヤグラムと云われているものであり、こ
れらはまた可能なトンネリング・プロセスを示す
ものである。第3図は、超伝導体のエネルギーギ
ヤツプと関連する電圧の2倍よりも小さい電圧
Vgによつてバイアスされる2つの超伝導体間の
絶縁接合におけるエネルギーレベル・ダイヤグラ
ムである。これはeVgのエネルギー差を表わして
おり、ここにeは電荷である。第4図は、超伝導
エネルギーギヤツプと関連する電圧の2倍よりも
大きな電圧Vgによつて互いにバイアスされる2
つの超伝導体の接合に対するエネルギーレベル・
ダイヤグラムである。第3図及び第4図に示すエ
ネルギーレベルのほかに、縦座標にとつたエネル
ギーの関数としての還元バーデーン・クーパ・シ
ユリフア(BSC)状態密度を示す曲線が横座標
でプロツトしてある。第3図及び第4図に示して
ある他の曲線における横座標は還元BCS状態密
度にフエルミ関数を乗じた積であり、これは或る
与えられた温度において関連するエネルギー状態
の占有確率である。これらの曲線の各々における
縦座標はエネルギーであり、これら曲線は各々が
共通エネルギーレベルと呼ばれ、接合上の印加電
圧の影響の比較に用いられる。
第3図は薄い絶縁膜が2つの薄膜超伝導体間に
接合を作る時の伝導のメカニズムを表わすもので
あり、この接合は上記超伝導体におけるエネルギ
ーギヤツプと関連する電圧の2倍よりも小さい電
圧でバイアスされている。第3図において、エネ
ルギーレベル28は、領域aにおける曲線によつ
て描写される超伝導材料における接地状態を表わ
す。超伝導性の現象は、超伝導材料内のクーパの
対の形の電子の存在によつて説明され、その一つ
を第3図に対30として象徴的に示す。全てのク
ーパの対は同じエネルギーレベルにある。絶縁接
合32を横切る伝導は第3図に示す2つのメカニ
ズムによつて生ずる。その第1のものは準粒子ト
ンネリングである。超伝導体内の準粒子は、多数
の対をなさない電子状態からでき上つた対をなさ
ない荷電粒子である。準粒子34を第3図に、接
合32を通つてトンネリングして接合32を横切
つて準粒子36として現われる状態で示す。この
トンネリングは、準粒子トンネリングの初期及び
終期の各状態間にエネルギーの保存があらねばな
らないから、上記エネルギーレベル・ダイヤグラ
ムに水平に示してある。上述のメカニズムは第2
のメカニズムの数と同じ数で生じ、これは、対3
0のようなクーペの対が領域aに残る1つの準粒
子38と領域bへトンネルして準粒子42ととも
に新たな対44を形成する電子40とになる破壊
である。実際のメカニズムは領域aからbへ接合
32を横切る電子のトンネリングのメカニズムで
あるが、諸対の相互作用のために、準粒子42が
準粒子38として膜内にトンネルしたかのように
みえる。上記のエネルギーの保存には、準粒子4
2及び準粒子すなわち電子40による下方へ行く
垂直距離が準粒子38のエネルギーレベルの垂直
方向上昇と等しくなければならない。
第3図は、通例このようなダイヤグラムに表わ
されている以下の特色を見ることによつてよく理
解される。曲線46は、左方へ正である横座標を
有するエネルギーの関数としての状態密度のプロ
ツトである。曲線46は、レベル28によつて表
わす接地状態の上の超伝導エネルギーギヤツプ△
の量に等しいエネルギーレベルにある直線48へ
の漸近線である。曲線50は、曲線46と、或る
与えられた温度における諸状態の占有確率である
フエルミ関数との積を表わす。領域aに対して述
べた諸曲線の各々は領域bにおける対応曲線を有
し、この対応曲線は、接合32を横切つて印加さ
れる電圧と等価であるエネルギーによつてシフト
されている。従つて、領域bにおいて、レベル5
2は領域bにおける接地状態を表わす。レベル5
2は、印加電圧と等価なエネルギーであるエネル
ギーeVgだけレベル28の下にある。曲線54
は、領域a内の曲線46の領域bにおける等価物
であり、これは、接合32から離れて増加する横
座標を有するエネルギーの関数としての状態密度
の曲線である。曲線54は、レベル52のエネル
ギーギヤツプに等しいエネルギーにある直線56
への漸近線である。曲線58は、領域ab内の諸
エネルギーレベルに諸状態の各々の占有確率を乗
じた積である。これらのプロセスの両方に対応す
る接合を通る諸電流は大きさが等しく、かつ第3
図に斜線を付した領域によつて示す準粒子の数密
度に比例する。
第4図は第3図のダイヤグラムと異るダイヤグ
ラムであり、その相異点は、第4図においては超
伝導領域がエネルギーレベルの2倍よりも大きい
電圧によつてバイアスされていることである。第
4図における対応要素は第3図におけるものと同
じ番号を付してあり、従つてレベル28は領域a
におけるベース・エネルギーレベルである。第3
図におけるように、対30は、準粒子38及びト
ンネルして領域b内に対44を作る電子40に分
割される。前述のように、曲線46及び54はそ
れぞれ領域a及びbにおける状態密度を表わす。
第3図におけるように、準粒子34は接合32を
通つてトンネルし、準粒子36として領域bに現
われる。しかし、領域aにおけるクーパの対のエ
ネルギーレベル28はバイアスされて曲線bのレ
ベル52の上の超伝導エネルギーギヤツプの2倍
よりも大きくなつているので、伝導のための新た
なメカニズムが導き出される。これは、クーパの
対60が領域a内に残る準粒子62及び領域b内
の準粒子64の形成に資する電子に分割されるこ
とである。第4図を見ると、バイアスが超伝導エ
ネルギーギヤツプ△の2倍を越えているので、こ
の状態が許されることが解る。従つて、対60が
分割されると、準粒子62はエネルギーが増加
し、この増加量により準粒子62は領域a内の直
線48の上に位置し、従つてこの準粒子は許容状
態に置かれる。直線28と48との間の状態は許
容されない。大きさが等しくてエネルギーの保存
を許さなければならないクーパの対60及び準粒
子64のエネルギーの間の位置における垂直降下
は、準粒子64が領域b内に在ることを許す。す
なわち、このエネルギーの降下は、レベル52と
直線56との間の距離によつて領域b内に表わさ
れる超伝導エネルギーギヤツプ内にはない場所へ
の降下であるからである。適当にバイアスされた
装置におけるトランジスタ作用の可能性へ導くの
は、対60のようなクーパの対の破壊及び領域b
における準粒子64の出現によつて表わされる準
粒子トンネリングである。超伝導エネルギーギヤ
ツプに対応する電圧の2倍よりも高い電圧でバイ
アスされた接合はクーパの対を破壊し、準粒子を
中央層に注入する。この中央層を用いる第2の接
合は上記第1の接合上のバイアスとは独立にバイ
アスされ、超伝導エネルギーギヤツプの2倍より
も小さいエネルギーに対応する電圧にある。従つ
て、上記第2の接合における電流は準粒子の密度
に比例する。上記第2の接合を通る電流の変化
が、この変化を生じさせるのに必要な注入電流よ
りも大きい場合は、装置は交流利得を提示する。
本発明の原理に従つて作つた実際の装置につい
て得た試験結果を第5図、第6図及び第7図に示
す。第5図は、本発明の原理を実現する超伝導ト
ランジスタに対するインジエクタ電圧の関数とし
てのインジエクタ電流のプロツトである。第6図
は、インジエクタ電流の種々の値に対する上記と
同じトランジスタに対するコレクタ電圧の関数と
してのコレクタ電流のプロツトである。第7図
は、温度の種々の値に対するインジエクタ電流の
関数としてのコレクタ電流の変化のプロツトであ
る。上記の諸曲線に共通な若干の特徴が解るよう
に、第5図、第6図及び第7図を一緒に説明す
る。
第5図の曲線はwを付した点における原点で始
まる。インジエクタ電圧が約375マイクロボルト
の値へ上昇する間はインジエクタ電流は零に留ま
つている。この点において、インジエクタ電流は
増加を始め、この増加は点xを通るほぼ垂直なも
のであり、そして傾いて点y及びzを通り、この
曲線は、接合抵抗を表わす破線への漸近線とな
る。点w,x,y及びzは、次に述べる第6図に
おける対応があるので、第5図にこれらの記号で
示す。第6図は、第5図において記号を付したイ
ンジエクタ電流の種々の固定値に対するコレクタ
電圧の関数としてのコレクタ電流のプロツトであ
り、上記のコレクタ電流は、第6図において、線
70,72,74及び76とそれぞれ関連する上
記と同じ文字w,x,y及びzで示してある。こ
れらの全ての線は線78に合体する。約0.2mVか
ら0.3mVまでのコレクタ電圧の間の第6図の領域
において、点w,x,y及びzで表わす諸値のう
ちのインジエクタ電流の変化により、文字w,
x,y及びzを付した諸曲線のうちの第6図の曲
線における対応のシフトが生ずることが見られ
る。従つて、インジエクタ電流の変化により、コ
レクタ電流−電圧特性の一つの曲線からこのよう
な曲線の他のものへの遷移が生ずる。従つて、パ
ラメータの関数としての1組の値の変化は利得の
可能性を表わす。この利得の確実性は第7図を検
討すれば解る。第7図は、温度の種々の値に対す
る本発明のトランジスタの1組の電流−伝達特性
を示すものである。第7図において、線82は超
伝導体の臨界温度よりも下の或る与えられた温度
に対して得たものであり、線84,86及び88
は、これも臨界温度よりも下の、更に低い温度に
対して得たものである。線88は、第5図及び第
6図の諸曲線を得た作動温度における第5図及び
第6図に示すトランジスタの電流−伝達特性であ
る。第7図の縦座標及び横座標の電流の尺度は同
じにとつてあり、従つて、1よりも大きな勾配を
有する第7図の尺度上の曲線は1よりも大きな電
流利得を表わす。このことは第7図を検討すれば
解る。線82,84,86及び88は全て1より
も大きな勾配を有しており、この勾配は線82か
ら線88へ順次大きくなつている。
本発明の装置における電流利得に関連する物理
的効果は次のようであると考えられる。
一つの電子が中央膜に注入されると一つの準粒
子励起が生じ、この励起により1個よりも多くの
電子が生じてコレクタ接合を横切つて流れる。注
入された粒子はコレクタ障壁を何回も横切ること
ができ、その度毎に一つ電荷がコレクタ接合を通
つて同じ方向に伝達されて電流となる。準粒子は
注入によつて作られ、コレクタ接合内で再結合さ
れてクーパの対を作るまで自由に前後にトンネル
する。このトンネリング率が再結合率を超える
と、そこで電流利得の可能性があることになる。
上述した諸図の諸曲線は、アルゴンヌ・ナシヨ
ナル・ラボラトリ(Argonne National
Laboratory)において、サフアイア・サブスト
レート上にアルミニウムの膜を30ナノメートルの
オーダの厚さに沈着することによつて作つた装置
について得たものである。この膜を、16ミリオー
ムのオーダの比較的低い値の抵抗を持つように酸
化してコレクタ接合を作つた。これは、平方セン
チメートル当り約6マイクロオームの比抵抗に相
当する。また、30ナノメートルのオーダの厚さの
第2のアルミニウム膜を絶縁膜上に沈着してコレ
クタ接合を作つた。次いで、この膜を16オームの
オーダの比較的高い抵抗に酸化してインジエクタ
接合を作つた。この酸化物は充分に厚く、平方セ
ンチメートル当り約6ミリオームの比抵抗を示し
た。アルミニウムの第3の薄膜を3ナノメートル
のオーダの厚さに蒸着して、第1図のものと同様
の構造を作つた。上記の比較的低抵抗のコレクタ
接合を、超伝導エネルギーギヤツプに対応する電
圧の2倍未満の電圧でバイアスした。高い抵抗を
有する上記のインジエクタ接合を、超伝導エネル
ギーギヤツプの2倍に対応する電圧を超える電圧
でバイアスした。第5図及び第6図の諸曲線は、
第7図における線88を得たように、約0.62Kの
温度における装置について得たものである。線8
2,84及び86は、アルミニウムの臨界温度よ
りも下の順次高くした諸温度において得た曲線を
表わすものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の実施例装置の斜視図、第2A
図は外部回路接続を示す本発明の実施例装置の典
形化した断面図、第2B図は他の外部接続を有す
る実施例装置の典形化した断面図、第3図はエネ
ルギーギヤツプの2倍未満でバイアスされた接合
におけるトンネリング・プロセスを示すエネルギ
ーレベルのダイヤグラム、第4図はエネルギーギ
ヤツプの2倍超でバイアスされた接合におけるト
ンネリング・プロセスを示すエネルギーレベルの
ダイヤグラム、第5図は代表的な超伝導トランジ
スタのインジエクタ接合に対する電流対電圧のプ
ロツト図、第6図はインジエクタ電流の種々の値
に対する超伝導トランジスタのコレクタ接合にお
ける電流対電圧のプロツト図、第7図は超伝導ト
ランジスタに対するインジエクタ電流の関数とし
てのコレクタ電流のプロツト図である。 10……サブストレート、12……第1の超伝
導膜、14……第1の絶縁層、16……第2の超
伝導膜、18……第2の絶縁層、20……第3の
超伝導膜。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 サブストレート上に沈着された第1の薄い超
    伝導膜及び上記第1の薄い超伝導膜上に沈着され
    て比較的低い単位面積当り抵抗を呈する第1の絶
    縁層を有する電流増巾のための装置において、上
    記第1の絶縁層上に沈着されてコレクタ接合を作
    る第2の薄い超伝導膜と、上記第2の薄い超伝導
    膜上に沈着されて比較的高い単位面積当り抵抗を
    呈する第2の絶縁層と、上記第2の絶縁層上に沈
    着されてインジエクタ接合を作る第3の薄い超伝
    導膜と、上記コレクタ接合に電気的に接続され、
    上記超伝導膜の超伝導エネルギーギヤツプに対応
    する電圧の2倍未満のバイアス電圧を上記コレク
    タ接合を横切つて設定するコレクタ接合バイアス
    装置と、上記インジエクタ接合に電気的に接続さ
    れ、上記超伝導膜の超伝導エネルギーギヤツプに
    対応する電圧の2倍よりも高いバイアス電圧を上
    記インジエクタ接合を横切つて設定するインジエ
    クタ接合バイアス装置とを備えたことを特徴とす
    る電流増巾装置。 2 上記サブストレートがサフアイアであること
    を特徴とする特許請求の範囲第1項記載の電流増
    巾装置。 3 上記第1の薄い超伝導膜が上記サフアイア上
    に沈着されたアルミニウムであり、上記第1の絶
    縁層がアルミニウムを平方センチメートル当り約
    6マイクロオームの比抵抗に酸化することによつ
    て作つた酸化アルミニウムであることを特徴とす
    る特許請求の範囲第2項記載の電流増巾装置。 4 上記第2及び第3の薄い超伝導膜が沈着され
    たアルミニウムであり、上記第2の絶縁層が上記
    第2の薄い超伝導膜を平方センチメートル当り約
    6ミリオームの比抵抗に酸化することによつて作
    つた酸化アルミニウムであることを特徴とする特
    許請求の範囲第3項記載の電流増巾装置。
JP13725178A 1977-11-07 1978-11-07 Current amplifier Granted JPS5475293A (en)

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
US05/849,201 US4157555A (en) 1977-11-07 1977-11-07 Superconducting transistor

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS5475293A JPS5475293A (en) 1979-06-15
JPS641945B2 true JPS641945B2 (ja) 1989-01-13

Family

ID=25305296

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP13725178A Granted JPS5475293A (en) 1977-11-07 1978-11-07 Current amplifier

Country Status (2)

Country Link
US (1) US4157555A (ja)
JP (1) JPS5475293A (ja)

Families Citing this family (24)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US4263603A (en) * 1978-03-02 1981-04-21 Sperry Corporation Subminiature bore and conductor formation
JPS55164860U (ja) * 1979-05-16 1980-11-27
US4423430A (en) * 1980-02-20 1983-12-27 Fujitsu Limited Superconductive logic device
US4334158A (en) * 1980-06-06 1982-06-08 International Business Machines Corporation Superconducting switch and amplifier device
US4589001A (en) * 1980-07-09 1986-05-13 Agency Of Industrial Science & Technology Quasiparticle injection control type superconducting device
US4494131A (en) * 1980-10-31 1985-01-15 Rikagaku Kenkyusho Josephson junction element and method of making the same
EP0081007B1 (en) * 1981-12-09 1986-08-20 International Business Machines Corporation Superconducting tunnel junction device
JPS60117691A (ja) * 1983-11-30 1985-06-25 Fujitsu Ltd 超伝導デバイス
EP0147482B1 (en) * 1983-12-28 1987-08-19 International Business Machines Corporation Low temperature tunneling transistor
US4575741A (en) * 1984-04-26 1986-03-11 International Business Machines Corporation Cryogenic transistor with a superconducting base and a semiconductor-isolated collector
DE3588086T2 (de) * 1984-11-05 1996-09-19 Hitachi Ltd Supraleiteranordnung
US4837604A (en) * 1986-04-18 1989-06-06 Hypres, Inc. Femtosecond three-terminal switch and vertical tunnel junction
US5179426A (en) * 1987-08-04 1993-01-12 Seiko Epson Corporation Josephson device
JPH0262082A (ja) * 1988-08-29 1990-03-01 Fujitsu Ltd 超伝導トランジスタ
JP2538096B2 (ja) * 1989-05-12 1996-09-25 松下電器産業株式会社 超伝導素子
US5019721A (en) * 1989-08-18 1991-05-28 Wisconsin Alumni Research Foundation Active superconducting devices formed of thin films
DE4010489A1 (de) * 1990-03-31 1991-10-02 Dornier Luftfahrt Supraleitendes element
US5229655A (en) * 1991-12-26 1993-07-20 Wisconsin Alumni Research Foundation Dual control active superconductive devices
JP2002518853A (ja) 1998-06-17 2002-06-25 イシス イノベイション リミテッド 超電導トンネル接合デバイス
EP1182712B1 (en) * 2000-08-21 2008-07-23 National Institute for Materials Science Method for forming high temperature superconducting Josephson junction
US7610071B2 (en) * 2006-03-27 2009-10-27 Uchicago Argonne, Llc Tunable, superconducting, surface-emitting teraherz source
US7977668B2 (en) * 2007-05-23 2011-07-12 Northwestern University Multilayer structure with zirconium-oxide tunnel barriers and applications of same
CN105428517B (zh) * 2015-11-06 2018-05-25 中国科学院上海微系统与信息技术研究所 一种双通道超导连接及其制备方法
IT202100027515A1 (it) 2021-10-27 2023-04-27 Consiglio Nazionale Ricerche Superconducting variable inductance transistor

Family Cites Families (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US3275095A (en) * 1959-09-21 1966-09-27 Schlumberger Well Surv Corp Acoustic well logging apparatus
US3116427A (en) * 1960-07-05 1963-12-31 Gen Electric Electron tunnel emission device utilizing an insulator between two conductors eitheror both of which may be superconductive
US3204115A (en) * 1961-07-31 1965-08-31 Rca Corp Four-terminal solid state superconductive device with control current flowing transverse to controlled output current
US3155886A (en) * 1961-08-16 1964-11-03 Rca Corp Solid state superconductor triode
US3372315A (en) * 1965-08-04 1968-03-05 Texas Instruments Inc Electron tunnel emission device exhibiting approximately 0.9 current transfer ratio
US3447043A (en) * 1966-12-29 1969-05-27 Itt Tunnel cathode in matrix form with integral storage feature

Also Published As

Publication number Publication date
JPS5475293A (en) 1979-06-15
US4157555A (en) 1979-06-05

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPS641945B2 (ja)
JP2571208B2 (ja) 低温トンネル・トランジスタ
JPH0234194B2 (ja)
CN101964364B (zh) 一种晶体管器件及其制造方法
Koval et al. Resistive memory switching in layered oxides: AnBnO3n+ 2 perovskite derivatives and Bi2Sr2CaCu2O8+ δ high‐Tc superconductor
US3231796A (en) Pnpn semiconductor switch with predetermined forward breakover and reverse breakdownvoltages
US4575741A (en) Cryogenic transistor with a superconducting base and a semiconductor-isolated collector
JPH0834320B2 (ja) 超電導素子
US6573526B1 (en) Single electron tunneling transistor having multilayer structure
US4831428A (en) Infrared ray detection device
JPH06112538A (ja) 超電導素子
US3710206A (en) Negative impedance semiconductor device with multiple stable regions
KR910003836B1 (ko) 초전도장치
JPH0337735B2 (ja)
JP2746990B2 (ja) 超電導素子
JPH0394485A (ja) トンネル型ジョセフソン素子および超伝導トランジスタ
JP2955407B2 (ja) 超電導素子
JP2955415B2 (ja) 超電導素子
JP3076503B2 (ja) 超電導素子およびその製造方法
JP2624666B2 (ja) 超伝導素子
JPH0577350B2 (ja)
JP2829201B2 (ja) 超電導素子
JP2506872B2 (ja) 超電導ダイオ―ド
JPS631085A (ja) 超電導三端子素子
JP2949519B2 (ja) 超伝導ベーストランジスタ