JPS641920Y2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPS641920Y2 JPS641920Y2 JP1925984U JP1925984U JPS641920Y2 JP S641920 Y2 JPS641920 Y2 JP S641920Y2 JP 1925984 U JP1925984 U JP 1925984U JP 1925984 U JP1925984 U JP 1925984U JP S641920 Y2 JPS641920 Y2 JP S641920Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- hull
- base
- floor
- fins
- fin
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
- XLYOFNOQVPJJNP-UHFFFAOYSA-N water Substances O XLYOFNOQVPJJNP-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 8
- 238000004026 adhesive bonding Methods 0.000 description 1
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 1
- 239000002828 fuel tank Substances 0.000 description 1
Landscapes
- Body Structure For Vehicles (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
(産業上の利用分野)
この考案は、小型舟艇におけるフインの形状に
関する。
関する。
(従来技術)
たとえば、立ち姿勢あるいは座り姿勢で操縦さ
れ水上を滑走する小型舟艇においては、その後部
に乗員が搭乗するためのフロアをを設けるととも
に、そのフロアの両側に上方に突出するフインを
設けてある(特開昭9−58593号公報参照)。
れ水上を滑走する小型舟艇においては、その後部
に乗員が搭乗するためのフロアをを設けるととも
に、そのフロアの両側に上方に突出するフインを
設けてある(特開昭9−58593号公報参照)。
その概要を第1図によつて説明すると、船体1
は、下部のハル2と上部のデツキ3とを、周縁の
フランジ4でもつて接着することにより構成され
るとともに、デツキ3の中央にフロア5を設け、
このフロア5の両側にフイン6を設けることによ
つて構成されている。
は、下部のハル2と上部のデツキ3とを、周縁の
フランジ4でもつて接着することにより構成され
るとともに、デツキ3の中央にフロア5を設け、
このフロア5の両側にフイン6を設けることによ
つて構成されている。
この場合のフイン6は、浮力を確保して舟艇後
部の沈み込みを防止する鑑点から、大きな容量が
必要とされる。
部の沈み込みを防止する鑑点から、大きな容量が
必要とされる。
一方、フイン6は、落水した乗員Aが第1図の
ように舟艇に乗り込む際に乗り込みやすいように
構成しておくことが必要であり、たとえば、各フ
イン6の上端部の幅Bは、乗員Aがつかみやすい
ように十分狭くし、かつ、両フイン6の中心間の
間隔Wは、乗り込み時に力を入れやすくするよう
に乗員Aの肩幅程度にしておく、また、フロア5
の幅、すなわち、フイン6の内側部61間の間隔
Dは、乗員Aの足まわりのスペースを十分確保す
るために、上記肩幅程度の間隔Wより若干狭いだ
けの大きなものとする必要がある。
ように舟艇に乗り込む際に乗り込みやすいように
構成しておくことが必要であり、たとえば、各フ
イン6の上端部の幅Bは、乗員Aがつかみやすい
ように十分狭くし、かつ、両フイン6の中心間の
間隔Wは、乗り込み時に力を入れやすくするよう
に乗員Aの肩幅程度にしておく、また、フロア5
の幅、すなわち、フイン6の内側部61間の間隔
Dは、乗員Aの足まわりのスペースを十分確保す
るために、上記肩幅程度の間隔Wより若干狭いだ
けの大きなものとする必要がある。
これらの条件を満足すると、第1図のように各
フイン6が全体的にみて狭幅のものとなり、しか
も、両フイン6の中心間の間隔Wが狭いものとな
る結果、水中からの乗り込み時に力は入るが、上
記した浮力を確保できないことがあつた。
フイン6が全体的にみて狭幅のものとなり、しか
も、両フイン6の中心間の間隔Wが狭いものとな
る結果、水中からの乗り込み時に力は入るが、上
記した浮力を確保できないことがあつた。
上記の対策としては、まず、第2図に2点鎖線
で示すように、船体1の幅を大きくすることが考
えられるが、こうすると、フイン6が外側方へ移
動する結果、左右両フイン6の間隔が、乗員Aの
肩幅程度であつた従来の間隔Wよりも大きくな
り、乗り込み時に腕に力が入りにくくなる。
で示すように、船体1の幅を大きくすることが考
えられるが、こうすると、フイン6が外側方へ移
動する結果、左右両フイン6の間隔が、乗員Aの
肩幅程度であつた従来の間隔Wよりも大きくな
り、乗り込み時に腕に力が入りにくくなる。
また、第3図に示すように、船体1の幅を若干
大きくするとともに、フイン6の外側部62を外
側方へ張り出すことも考えられるが、こうする
と、フイン6の幅B1が大きくなつて、つかみに
くくなり、やはり、乗り込み時に腕に力が入りに
くくなる。
大きくするとともに、フイン6の外側部62を外
側方へ張り出すことも考えられるが、こうする
と、フイン6の幅B1が大きくなつて、つかみに
くくなり、やはり、乗り込み時に腕に力が入りに
くくなる。
さらに、第1図のフイン6の高さを大きくする
ことも考えられるが、この高さを余り大きくする
と、水面Lからフイン6の上面までの高さH1が
高くなり過ぎ、やはり、腕に力が入らなくなる。
ことも考えられるが、この高さを余り大きくする
と、水面Lからフイン6の上面までの高さH1が
高くなり過ぎ、やはり、腕に力が入らなくなる。
(考案の目的)
この考案は上記に鑑みてなされたもので、浮力
を十分大きくとることにより、乗り込み性を向上
させるとともに、落水時に乗り込みやすくするこ
とを目的とする。
を十分大きくとることにより、乗り込み性を向上
させるとともに、落水時に乗り込みやすくするこ
とを目的とする。
(考案の構成)
上記目的を達成するため、この考案は、フイン
の少なくとも後部を、幅広の基部と、この基部の
上面における船体の中心寄りに突設されて上記基
部より幅が狭い突出部とで形成してある。
の少なくとも後部を、幅広の基部と、この基部の
上面における船体の中心寄りに突設されて上記基
部より幅が狭い突出部とで形成してある。
(実施例)
以下、この考案の実施例を図面にしたがつて説
明する。
明する。
第4図は、立ち姿勢あるいは座り姿勢で操縦さ
れ水上を滑走する小型滑走艇を示し、その船体1
は、FRP製で、下部のハル2と上部のデツキ3
とから構成され、これらハル2とデツキ3は、周
縁のフランジ4において接着されることにより、
互いに結合されている。
れ水上を滑走する小型滑走艇を示し、その船体1
は、FRP製で、下部のハル2と上部のデツキ3
とから構成され、これらハル2とデツキ3は、周
縁のフランジ4において接着されることにより、
互いに結合されている。
この船体1内には、第5図のように燃料タンク
7を有するエンジン8が搭載され、このエンジン
8によつて船体後部の水ジエツト推進装置9が駆
動される。
7を有するエンジン8が搭載され、このエンジン
8によつて船体後部の水ジエツト推進装置9が駆
動される。
船体1の上部を構成するデツキ3の前部には、
船首部10が形成され、この船首部10に設けた
ハンドルポールブラケツト11に、ピボツト軸1
2を介して上下回動自在なハンドルポール13を
支持し、このハンドルポール13に突設したハン
ドルレバー14を乗員Aが両手で把持して操縦す
るように構成されている。さらに、デツキ3の後
部には、乗員Aが搭乗するフロア5が設けられ、
このフロア5の両側に、上方へ突出するフイン6
を設けてある。
船首部10が形成され、この船首部10に設けた
ハンドルポールブラケツト11に、ピボツト軸1
2を介して上下回動自在なハンドルポール13を
支持し、このハンドルポール13に突設したハン
ドルレバー14を乗員Aが両手で把持して操縦す
るように構成されている。さらに、デツキ3の後
部には、乗員Aが搭乗するフロア5が設けられ、
このフロア5の両側に、上方へ突出するフイン6
を設けてある。
この場合の各フイン6は、第6図に示すように
幅広の基部6aと、この基部6aの上面における
船体1の中心寄りに突設されて上記基部6aより
幅が狭い突出部6bとで形成されている。
幅広の基部6aと、この基部6aの上面における
船体1の中心寄りに突設されて上記基部6aより
幅が狭い突出部6bとで形成されている。
上記基部6aは、第1図のフイン幅よりも広く
形成されるとともに、これら左右の基部6aの内
側部61間の間隔は、従来と同程度の大きさDに
設定されている。また、上記各突出部6bの幅
は、落水した乗員Aがつかめるように従来と同程
度の大きさB、その左右の中心間の間隔も従来と
同程度のWとして、乗員Aがつかんで力を入れて
フロア5に乗り込めるように構成されている。な
お、第6図のように突出部6bの高さH1(第1
図)より高いH2に設定することにより乗り込み
やすく構成されている。また、より乗り込みやす
くするために、第5図のようにフロア5の尾端を
後下がり状に傾斜させて乗込斜面部5aを構成し
てもよい。さらに、上記実施例では、突出部6b
を、フイン6の後部にのみ設けてあるが、フイン
6の全長にわたつて設けてもよい。また、上記基
部6aの幅については、第6図に示すものよりも
外側方に延長してより広く形成することもでき
る。
形成されるとともに、これら左右の基部6aの内
側部61間の間隔は、従来と同程度の大きさDに
設定されている。また、上記各突出部6bの幅
は、落水した乗員Aがつかめるように従来と同程
度の大きさB、その左右の中心間の間隔も従来と
同程度のWとして、乗員Aがつかんで力を入れて
フロア5に乗り込めるように構成されている。な
お、第6図のように突出部6bの高さH1(第1
図)より高いH2に設定することにより乗り込み
やすく構成されている。また、より乗り込みやす
くするために、第5図のようにフロア5の尾端を
後下がり状に傾斜させて乗込斜面部5aを構成し
てもよい。さらに、上記実施例では、突出部6b
を、フイン6の後部にのみ設けてあるが、フイン
6の全長にわたつて設けてもよい。また、上記基
部6aの幅については、第6図に示すものよりも
外側方に延長してより広く形成することもでき
る。
上記構成においては、幅広の基部6aと、この
基部6aの上面における船体中心寄りに基部6a
よりも幅の狭い突出部6bを設けてフイン6を形
成してあるので、幅広の基部6aにより船体後部
の浮力を大きくすることができるとともに、幅狭
の突出部6bはつかみやすいため、落水時に乗り
込みやすくなる。しかも、突出部6bが基部6a
の船体中心寄りに位置するので、基部6aの内側
部61間の間隔D、すなわち、フロア5の幅を十
分大きくとつて、乗員の足まわりに広いスペース
を確保できる。
基部6aの上面における船体中心寄りに基部6a
よりも幅の狭い突出部6bを設けてフイン6を形
成してあるので、幅広の基部6aにより船体後部
の浮力を大きくすることができるとともに、幅狭
の突出部6bはつかみやすいため、落水時に乗り
込みやすくなる。しかも、突出部6bが基部6a
の船体中心寄りに位置するので、基部6aの内側
部61間の間隔D、すなわち、フロア5の幅を十
分大きくとつて、乗員の足まわりに広いスペース
を確保できる。
(考案の効果)
以上説明したように、この考案によれば、フイ
ンの少なくとも後部を、幅広の基部と、この基部
の上面における船体中心寄りに突設されて上記基
部より幅が狭い突出部とで形成したので、幅広の
基部により大きな浮力が得られ、一方、幅狭の突
出部はつかみやすいため、乗り込み性が向上し、
また、基部が中心寄りに位置しているから、広い
スペースを確保できる。
ンの少なくとも後部を、幅広の基部と、この基部
の上面における船体中心寄りに突設されて上記基
部より幅が狭い突出部とで形成したので、幅広の
基部により大きな浮力が得られ、一方、幅狭の突
出部はつかみやすいため、乗り込み性が向上し、
また、基部が中心寄りに位置しているから、広い
スペースを確保できる。
第1図は従来構造を示す小型舟艇の背面図、第
2図は従来考えられていた構造の一例を示す小型
舟艇の背面図、第3図は従来考えられていた構造
の他の一例を示す小型舟艇の背面図、第4図はこ
の考案の一実施例を示す小型舟艇の斜視図、第5
図は第4図の小型舟艇を後部切欠断面として示す
側面図、第6図は第5図の背面図である。 1……船体、5……フロア、6……フイン、6
a……フインの基部、6a……フインの突出部、
A……乗員。
2図は従来考えられていた構造の一例を示す小型
舟艇の背面図、第3図は従来考えられていた構造
の他の一例を示す小型舟艇の背面図、第4図はこ
の考案の一実施例を示す小型舟艇の斜視図、第5
図は第4図の小型舟艇を後部切欠断面として示す
側面図、第6図は第5図の背面図である。 1……船体、5……フロア、6……フイン、6
a……フインの基部、6a……フインの突出部、
A……乗員。
Claims (1)
- 船体の後部に、乗員が乗り込むフロアと、この
フロアの両側に位置して上方へ突出するフインと
を設けた小型舟艇において、上記フインの少なく
とも後部を、幅広の基部と、この基部の上面にお
ける船体の中心寄りに突設されて上部基部より幅
が狭い突出部とで形成したことを特徴とする小型
舟艇。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1925984U JPS60131493U (ja) | 1984-02-13 | 1984-02-13 | 小型舟艇 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1925984U JPS60131493U (ja) | 1984-02-13 | 1984-02-13 | 小型舟艇 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS60131493U JPS60131493U (ja) | 1985-09-03 |
JPS641920Y2 true JPS641920Y2 (ja) | 1989-01-17 |
Family
ID=30508668
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1925984U Granted JPS60131493U (ja) | 1984-02-13 | 1984-02-13 | 小型舟艇 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS60131493U (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2621113B2 (ja) * | 1985-11-26 | 1997-06-18 | ヤマハ発動機 株式会社 | 小型ジエツト推進艇 |
JP2849578B2 (ja) * | 1996-11-26 | 1999-01-20 | ヤマハ発動機株式会社 | 小型ジェット推進艇 |
-
1984
- 1984-02-13 JP JP1925984U patent/JPS60131493U/ja active Granted
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS60131493U (ja) | 1985-09-03 |
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