JP2608282B2 - 小型水上乗物の把手構造 - Google Patents
小型水上乗物の把手構造Info
- Publication number
- JP2608282B2 JP2608282B2 JP62053860A JP5386087A JP2608282B2 JP 2608282 B2 JP2608282 B2 JP 2608282B2 JP 62053860 A JP62053860 A JP 62053860A JP 5386087 A JP5386087 A JP 5386087A JP 2608282 B2 JP2608282 B2 JP 2608282B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- handle
- hull
- recess
- propulsion device
- width direction
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Landscapes
- Passenger Equipment (AREA)
- Details Of Rigid Or Semi-Rigid Containers (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) この発明は、船底の凹部に推進装置を取付けた一人乗
りの小型水上乗物の把手構造に関するものである。
りの小型水上乗物の把手構造に関するものである。
(従来技術) 最近、水上乗物としてボード上に腹這いになって乗
り、水面を航走する一人乗りの艇体である水上乗物が提
案されている。この水上乗物は推進装置を具備し、その
推進力で水面上を航走するようにしている。そしてこの
水上乗物は運搬などの取扱い上、簡単に手で持ち運びが
できるようにすることが好ましい。
り、水面を航走する一人乗りの艇体である水上乗物が提
案されている。この水上乗物は推進装置を具備し、その
推進力で水面上を航走するようにしている。そしてこの
水上乗物は運搬などの取扱い上、簡単に手で持ち運びが
できるようにすることが好ましい。
従来のこの種の水上乗物は、推進装置を船底の凹部を
取付けており、この取付け状態では推進装置の一部が船
底から突出するために推進装置を艇体に取付けた状態で
は持ち運びなどの取扱いが不便であるという問題があ
る。
取付けており、この取付け状態では推進装置の一部が船
底から突出するために推進装置を艇体に取付けた状態で
は持ち運びなどの取扱いが不便であるという問題があ
る。
(発明の目的) この発明は、このような従来の欠点を解消するために
なされたものであり、簡単な構成で推進装置を艇体に取
付けた状態でも容易に持ち運びができる小型水上乗物の
把手構造を提供するものである。
なされたものであり、簡単な構成で推進装置を艇体に取
付けた状態でも容易に持ち運びができる小型水上乗物の
把手構造を提供するものである。
(発明の構成) この発明は、艇体の底部のほぼ中央に開口する凹部が
形成され、この凹部に推進機が嵌入されて取付けられる
構造において、上記凹部の船体幅方向外側における船底
外板は船体幅方向の断面において曲面形状に形成され、
上記凹部の艇体幅方向外側の縁部の少なくとも一方に、
凹部側に突出する把手が設けられ、この把手の表面は船
底外板の表面と滑らかに連続するように構成されている
ものである。
形成され、この凹部に推進機が嵌入されて取付けられる
構造において、上記凹部の船体幅方向外側における船底
外板は船体幅方向の断面において曲面形状に形成され、
上記凹部の艇体幅方向外側の縁部の少なくとも一方に、
凹部側に突出する把手が設けられ、この把手の表面は船
底外板の表面と滑らかに連続するように構成されている
ものである。
上記構成では、把手の表面を船底外板の表面と滑らか
に連続するように構成したので、航走時に推進抵抗を増
大させることがない。また凹部の船体幅方向外側におけ
る船底外板を、艇体幅方向の断面において曲面形状にす
るとともに、把手の表面を船底外板の表面と滑らかに連
続するように構成したので、把手を持つ際に把手の表面
と船底外板とに手を沿わせやすく、艇体を安定した状態
で持ち運ぶことができる。
に連続するように構成したので、航走時に推進抵抗を増
大させることがない。また凹部の船体幅方向外側におけ
る船底外板を、艇体幅方向の断面において曲面形状にす
るとともに、把手の表面を船底外板の表面と滑らかに連
続するように構成したので、把手を持つ際に把手の表面
と船底外板とに手を沿わせやすく、艇体を安定した状態
で持ち運ぶことができる。
(実施例) 第1図〜第3図において、艇体1は板状に偏平に形成
され、その上面のデッキ2が滑らかに後方に傾斜して形
成され、その上に人10がハンドル11を握って腹這いにな
って乗るように構成されている。艇体1の下部には外板
3が凹入されて下方に開口する凹部4が形成され、この
凹部4に推進装置5の上部のタンク50が下方から嵌入さ
れることにより着脱可能に取付けられている。このタン
ク50は、燃料タンクおよび空気タンクから構成されてい
る。
され、その上面のデッキ2が滑らかに後方に傾斜して形
成され、その上に人10がハンドル11を握って腹這いにな
って乗るように構成されている。艇体1の下部には外板
3が凹入されて下方に開口する凹部4が形成され、この
凹部4に推進装置5の上部のタンク50が下方から嵌入さ
れることにより着脱可能に取付けられている。このタン
ク50は、燃料タンクおよび空気タンクから構成されてい
る。
上記凹部4は、推進装置5の上部のタンク50に対応す
る形状に形成され、取付け状態で上方の空気タンク51に
空気供給管31を介して接続されるとともに、その後方で
は燃料供給口52がデッキ2上に臨むように構成されてい
る。
る形状に形成され、取付け状態で上方の空気タンク51に
空気供給管31を介して接続されるとともに、その後方で
は燃料供給口52がデッキ2上に臨むように構成されてい
る。
また上記凹部4は、第2図に示すように艇体1の底部
のほぼ中央に配置され、上記凹部4の一方の側部の縁部
40には板状の把手6が一対のボルト60によって外板3の
底部に対して取付けられている。この把手6は凹部4側
に突出して形成され、またこの把手6は船底外板3の曲
面に沿うように、すなわち船底の曲面から外方に突出し
ないように構成されている。またこの把手6の凹部4側
には推進装置5との間に空間が形成され、その空間に人
10の指13を入れて把手6を握ることができる。
のほぼ中央に配置され、上記凹部4の一方の側部の縁部
40には板状の把手6が一対のボルト60によって外板3の
底部に対して取付けられている。この把手6は凹部4側
に突出して形成され、またこの把手6は船底外板3の曲
面に沿うように、すなわち船底の曲面から外方に突出し
ないように構成されている。またこの把手6の凹部4側
には推進装置5との間に空間が形成され、その空間に人
10の指13を入れて把手6を握ることができる。
上記把手6は、凹部4の一方の縁部40のみに取付けて
もよく、あるいは凹部4の両方の縁部40に取付けてもよ
い。
もよく、あるいは凹部4の両方の縁部40に取付けてもよ
い。
上記構成では、人10が第3図および第4図に示すよう
に推進装置5を外側に向けて把手6を握ることにより艇
体1を持つことができる。この状態では、推進装置5を
含む艇体全体の重心100は、把手6に加える持上げ力の
作用線の付近に位置することになり、このため人10の体
に当る荷重が小さく、非常に持ちやすい。また推進装置
5を外側に向けて持つことにより、推進装置5により体
が汚されたり傷付けられたりすることを防止することが
できる。さらに、把手6は船底外面と滑かに連続するよ
うに構成されているために、推進抵抗を増大させること
もない。
に推進装置5を外側に向けて把手6を握ることにより艇
体1を持つことができる。この状態では、推進装置5を
含む艇体全体の重心100は、把手6に加える持上げ力の
作用線の付近に位置することになり、このため人10の体
に当る荷重が小さく、非常に持ちやすい。また推進装置
5を外側に向けて持つことにより、推進装置5により体
が汚されたり傷付けられたりすることを防止することが
できる。さらに、把手6は船底外面と滑かに連続するよ
うに構成されているために、推進抵抗を増大させること
もない。
なお、上記構成では推進装置5を艇体1から取外した
状態で艇体1を持ち運ぶこともでき、その際にも把手6
は有効に作用する。
状態で艇体1を持ち運ぶこともでき、その際にも把手6
は有効に作用する。
(発明の効果) 以上説明したように、この発明によれば、把手の表面
を船底外板の表面と滑らかに連続するように構成したの
で、航走時に推進抵抗を増大させることがない。また凹
部の船体幅方向外側における船底外板を、艇体幅方向の
断面において曲面形状にするとともに、把手の表面を船
底外板の表面と滑らかに連続するように構成したので、
把手を持つ際に把手の表面と船底外板とに手を沿わせや
すく、艇体を安定した状態で持ち運ぶことができる。
を船底外板の表面と滑らかに連続するように構成したの
で、航走時に推進抵抗を増大させることがない。また凹
部の船体幅方向外側における船底外板を、艇体幅方向の
断面において曲面形状にするとともに、把手の表面を船
底外板の表面と滑らかに連続するように構成したので、
把手を持つ際に把手の表面と船底外板とに手を沿わせや
すく、艇体を安定した状態で持ち運ぶことができる。
第1図はこの発明の実施例を示す側面図、第2図はその
底面図、第3図は第2図のIII−III線断面図、第4図は
艇体の持ち運び状態の斜視図である。 1……艇体、2……デッキ、3……外板、4……凹部、
6……把手、10……人、40……凹部の縁部。
底面図、第3図は第2図のIII−III線断面図、第4図は
艇体の持ち運び状態の斜視図である。 1……艇体、2……デッキ、3……外板、4……凹部、
6……把手、10……人、40……凹部の縁部。
Claims (1)
- 【請求項1】艇体の底部のほぼ中央に開口する凹部が形
成され、この凹部に推進機が嵌入されて取付けられてい
る構造において、上記凹部の船体幅方向外側における船
底外板は艇体幅方向の断面において曲面形状に形成さ
れ、上記凹部の船体幅方向外側の縁部の少なくとも一方
に、凹部側に突出する把手が設けられ、この把手の表面
は船底外板の表面と滑らかに連続するように構成されて
いることを特徴とする小型水上乗物の把手構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP62053860A JP2608282B2 (ja) | 1987-03-09 | 1987-03-09 | 小型水上乗物の把手構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP62053860A JP2608282B2 (ja) | 1987-03-09 | 1987-03-09 | 小型水上乗物の把手構造 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS63219497A JPS63219497A (ja) | 1988-09-13 |
JP2608282B2 true JP2608282B2 (ja) | 1997-05-07 |
Family
ID=12954530
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP62053860A Expired - Fee Related JP2608282B2 (ja) | 1987-03-09 | 1987-03-09 | 小型水上乗物の把手構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2608282B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US5399111A (en) * | 1992-11-17 | 1995-03-21 | Yamaha Hatsudoki Kabushiki Kaisha | Watercraft |
CN102971209B (zh) * | 2010-07-01 | 2015-11-25 | 布姆邦德有限责任公司 | 具有可互换的电机模块的机动水上工具系统 |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS55178500U (ja) * | 1979-06-11 | 1980-12-22 |
-
1987
- 1987-03-09 JP JP62053860A patent/JP2608282B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS63219497A (ja) | 1988-09-13 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JPS6139695U (ja) | 小型滑走艇 | |
JP2608282B2 (ja) | 小型水上乗物の把手構造 | |
JPS61172889U (ja) | ||
JPS641920Y2 (ja) | ||
JPS6425995U (ja) | ||
JPS61169787U (ja) | ||
JPS62125989A (ja) | 小型ジエツト推進艇 | |
JPS6365593U (ja) | ||
JPS626196U (ja) | ||
JPS6456387U (ja) | ||
JPS61180895U (ja) | ||
JPS63100397U (ja) | ||
JPS62213774A (ja) | 小型水上乗物 | |
JPS6452995U (ja) | ||
JPS5981691U (ja) | 氷海中を航行する船舶の氷抵抗減少装置 | |
JPS63220888A (ja) | 小型水上乗物 | |
JPS6414596U (ja) | ||
JPH0268295U (ja) | ||
JPS6297094U (ja) | ||
JPS6116997U (ja) | 小型滑走艇 | |
JPS6340297U (ja) | ||
JPS63166895U (ja) | ||
JPS63102593U (ja) | ||
JPS61176096U (ja) | ||
JPH01106392U (ja) |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |