JPS641752Y2 - - Google Patents

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JPS641752Y2
JPS641752Y2 JP1983004856U JP485683U JPS641752Y2 JP S641752 Y2 JPS641752 Y2 JP S641752Y2 JP 1983004856 U JP1983004856 U JP 1983004856U JP 485683 U JP485683 U JP 485683U JP S641752 Y2 JPS641752 Y2 JP S641752Y2
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JP
Japan
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waveguide
heating furnace
exhaust port
mode
powder
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JP1983004856U
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JPS59112498U (ja
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  • Constitution Of High-Frequency Heating (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、粉状物(粉状体あるいはスラリー等
の粉状体を含んだ液体)をマイクロ波を使用して
加熱するマイクロ波加熱装置に関する。
粉状物は、熱伝導が悪いため、熱風や電熱等を
使用して外部から加熱する方式では熱効率が悪い
ところから、近年では、マイクロ波を使用して、
粉状物自体を発熱体として加熱させて、熱効率の
向上を図つている。
この場合、粉状物の処理温度が低いときには、
電子レンジ等のオーブンを使用することができる
が、焼却灰等の粉状物を高温に加熱し、溶融固化
し、ガラス化するような場合には適していない。
そこで、このような場合には、加熱炉をマイク
ロ波共振器として使用し、高次モードで動作させ
て部分的に電界の強い場所を作つて焼却灰を高温
にし、また加熱炉の熱的変形を避けて均一加熱を
行うために、その加熱炉に円形で耐熱性のあるパ
イプを用いている。使用している高次モードとし
ては、点対称であるTM01モードが一般的であ
る。
しかし、加熱炉にこのような高次モードである
TM01を使用すれば、焼却灰は、基本波である
TE11モードに比較し、格段に均一に加熱される
が、基本波でないために、その焼却灰がマイクロ
波導入用の導波管の部分に付着すると、基本波で
あるTE11モードが発生して、加熱温度が不均一
になるという欠点があつた。
本考案は斯かる点に鑑みて成されたもので、そ
の目的は、粉状物が導波管に付着し得ないように
して上記問題を解決したマイクロ波加熱装置を提
供することである。
以下、本考案の実施例について説明する。第1
図はその一実施例を示し、1はステンレス、鉄等
の耐熱性のある円形金属製の加熱炉であり、その
一側には排気口1a、粉状物の投入口1bが、ま
た対向する他側には、導波管2の接続口1cが、
各々形成されている。3はその溶融炉1の上部終
端に取り付けられたモード変換器、4は導波管2
に取り付けられた気体流入口、5はインピーダン
ス整合器、6はマイクロ波発振器に接続される導
波管、7は気体流入口4から流入する気体がイン
ピーダンス整合器5側に流入することを防ぐ仕切
窓である。
例えば、使用マイクロ波の周波数が2450MHzの
場合は、上記加熱炉1としては内径が109mmの金
属パイプを使用し、また導波管2,6はWRJ−
2の矩形導波管を使用してTE10モードで動作さ
せる。
モード変換器3は、TE10モードをTM01モード
に変換して、そのTM01モードが加熱炉1内に定
在するようにするためのもので、所定の金属の棒
状物で成る。
排気口1aは、その中心が導波管2の接続口1
cの中心よりも下方となる位置に形成され、使用
マイクロ波に対し遮断となる寸法の金属パイプ8
が接続されている。
粉状物の投入口1bも排気口1aと同様に構成
され金属パイプ9が接続されているが、その排気
口1aよりも更に下方に設けられている。そし
て、金属パイプ9内には粉状物搬送用のスクリユ
ーが挿入され、全体的にスクリユー・コンベアを
構成している。
インピーダンス整合器5は、加熱炉1内の加熱
面の変動によつて変動する反射波を打ち消すため
のもので、スリー・スタブ整合器やE.Hチユーナ
等が用いられる。なお、このインピーダンス整合
器5は、モード変換器3と共用することができ、
またそのモード変換器3とは別個に加熱炉1に設
けることもできる。
気体流入口4は、加熱炉1側から導波管5中に
飛来する粉状物を押し戻すよう気体を内部に供給
するためのもので、パイプ状のもので構成されて
いる。
仕切窓7は、マイクロ波損失の少ないテフロ
ン、セラミツク等で構成されている。
以上において、粉状物Aを投入口1bから加熱
炉1内に投入し、マイクロ波発振器(図示せず)
を動作させ、所定のマイクロ波を導波管6、イン
ピーダンス整合器5、仕切窓7、および導波管2
を通して加熱炉1内に供給すると、その加熱炉1
内の粉状物Aがマイクロ波を吸収して発熱し、乾
燥、焼結あるいは溶融するようになる。
この場合、加熱炉1内に定在波を形成している
TM01モードは高次モードであるから、何等かの
機械的歪があると、基本波であるTE11モードが
発生する。特に導波管2中に粉状物がある程度付
着すると、その粉状物が加熱されて導波管2を焦
し、またTM01モードが溶融炉1内に発生しなく
なり、TE11モードだけが定在し、均一加熱がで
きなくなる。
そこで、本実施例では、排気口1aをその中心
が導波管2の接続口1cの中心よりも下方に位置
するように加熱炉1に設け、気体流入口4から導
波管2を通つて流入する気体が、加熱炉1内を下
方に流れ、排気口1aから流出するようにし、粉
状物の投入口1bの上方に一種のエアー・カーテ
ンが出来るようにしている。これは、気体流入口
4から気体を強制的に流入し、および/又は排気
口1aにブロアを接続して強制的に排気して行
う。この場合、排気口1aと気体流入口4との間
に、気体強制循環器、その気体を冷却する冷却装
置その他を接続して、閉ループを形成しても良
い。
以上から、粉状物Aが舞い上がつても、エア
ー・カーテンで遮られるので、その粉状物が導波
管2内に入る可能性は極めて少なくなる。また、
例え導波管2中に細かい粉体が飛来しても、気体
流によつて押し戻され、その導波管2内に堆積す
る虞はない。
第2図は別の実施例を示すものであり、モード
変換器3′を使用マイクロ波に対して遮断となる
寸法の金属パイプで構成し、同時にこのモード変
換器3′を粉状物の投入口として使用したもので
ある。この場合は、このモード変換器3′の下端
開口部3′aを、導波管2の接続口1cと排気口
1aを結ぶラインよりも下方、つまり排気口1a
よりも下方に突出させる必要がある。
第3図は更に別の実施例を示すものであり、排
気口1aを導波管2の接続口cよりも上方に設置
したものである。この場合でも、エアー・カーテ
ンが投入口1bの上方に形成されるので、粉状物
の舞い上がりによる導波管2への付着が防止され
る。
第4図は更なる別の実施例を示すものであり、
排気口1aを導波管2の接続口1cの側でかつそ
の接続口1cの下方に設けたものである。この場
合は気体が接続口1cから加熱炉1に流入して直
ちに排気口1aから流出し、投入口1bの上方に
エアー・カーテンは形成されないが、導波管2の
接続口1c側には加熱炉1方向に流れる気体流が
形成されるので、例え粉状物が舞い上がつても、
加熱炉1の内部に押し戻され、その導波管2の内
部に粉状物が付着する虞はない。
この第4図の実施例に第2図に示した実施例の
粉状物の投入口を兼ねるモード変換器3′を使用
することもできるが、この場合は、投入粉状物が
接続口1cから排気口1aに向けて流れる気体流
を遮らない位置に、そのモード変換器3′を設け
必要がある。
以上のように本考案によれば、気体流入口から
導波管を介し加熱炉に流入した気体流が排気口か
ら流出するので、その導波管に絶えず気体流が流
れ、よつてその導波管には物状物が付着する虞は
なく、安定にTM01モードのマイクロ波を加熱炉
内を定在させ、粉状物を均一に加熱させることが
できるようになるという特徴がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例のマイクロ波加熱装
置の断面図、第2図乃至第4図は別の実施例のマ
イクロ波加熱装置の断面図である。 A……粉状物、1……加熱炉、1a……排気
口、1b……投入口、1c……導波管の接続口、
2……導波管、3,3′……モード変換器、4…
…気体流入口、5……インピーダンス整合器、6
……導波管、7……仕切窓、8,9……金属パイ
プ。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 粉状物を乾燥、焼結あるいは溶融する加熱炉
    と、該加熱炉にマイクロ波を供給するように該加
    熱炉に接続された導波管と、該導波管に設けられ
    た仕切窓と、上記導波管における該仕切窓と上記
    加熱炉への導入口との間に設けられた気体流入口
    と、上記加熱炉に設けられた排気口と、上記加熱
    炉に設けられた粉状物投入用の投入口とを具備
    し、上記投入口から投入される上記粉状物が上記
    気体流入口と上記排気口との間に形成される気体
    流を遮らない位置に、上記投入口を設定したこと
    を特徴とするマイクロ波加熱装置。
JP485683U 1983-01-19 1983-01-19 マイクロ波加熱装置 Granted JPS59112498U (ja)

Priority Applications (1)

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JP485683U JPS59112498U (ja) 1983-01-19 1983-01-19 マイクロ波加熱装置

Applications Claiming Priority (1)

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JP485683U JPS59112498U (ja) 1983-01-19 1983-01-19 マイクロ波加熱装置

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Publication Number Publication Date
JPS59112498U JPS59112498U (ja) 1984-07-30
JPS641752Y2 true JPS641752Y2 (ja) 1989-01-17

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ID=30136456

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JP485683U Granted JPS59112498U (ja) 1983-01-19 1983-01-19 マイクロ波加熱装置

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JPS5432232Y2 (ja) * 1976-12-13 1979-10-06

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JPS59112498U (ja) 1984-07-30

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