JP2002130955A - 連続焼成炉、焼成体の製造方法及び焼成体 - Google Patents

連続焼成炉、焼成体の製造方法及び焼成体

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JP2002130955A
JP2002130955A JP2000319417A JP2000319417A JP2002130955A JP 2002130955 A JP2002130955 A JP 2002130955A JP 2000319417 A JP2000319417 A JP 2000319417A JP 2000319417 A JP2000319417 A JP 2000319417A JP 2002130955 A JP2002130955 A JP 2002130955A
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firing
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microwave
chamber
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Motoyasu Sato
元泰 佐藤
Sadaji Takayama
定次 高山
Masatoshi Mizuno
正敏 水野
Toshio Hirai
敏夫 平井
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 各処理工程に対応する温度分布を炉内に容易
に形成することができ、被焼成体を連続的に焼成して焼
成体を製造することができる連続焼成炉、焼成体の製造
方法及び焼成体を提供する。 【解決手段】 トンネル状の炉壁11の内部には、その
長手方向に沿って直線状に延びる焼成室17が断熱壁1
8により区画形成されている。断熱壁18は、断熱性を
有するとともにマイクロ波の透過を許容し、入口側から
出口側に向かうにつれて厚みが漸次増大するように形成
されている。また、連続焼成炉には台車が備えられ、そ
の台車により焼成室17内において被焼成体10が入口
から出口へと搬送されるようになっている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、陶磁器材料やファ
インセラミックス材料などで形成された被焼成体を焼成
して焼成体を製造するための連続焼成炉、焼成体の製造
方法及び焼成体に関するものである。
【0002】
【従来の技術】マイクロ波による被焼成体の焼成は、焼
成時間の短縮及び均一な焼成が可能であるため、焼成体
の生産、特に工業用セラミックスの生産を合理化・省エ
ネルギー化する手段として期待が寄せられている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、焼成体の大
量生産を図る場合には、トンネル形式の連続焼成炉が好
適である。この連続焼成炉においては、被焼成体の搬送
方向において炉内の温度を変化させて炉内に適当な温度
分布を形成することが必要である。これは、炉内の特定
の温度の領域においてそれに対応する焼成過程における
処理工程(乾燥、予備焼成、本焼成など)が行われなけ
ればならないからである。
【0004】ところが、マイクロ波による焼成の場合に
は、マイクロ波が炉内で多重反射を繰り返してその電力
密度が拡散均一化してしまうため、連続した一つの空洞
である炉内に適当な温度分布を形成することは困難であ
った。
【0005】本発明は、上記のような従来技術に存在す
る問題点に着目してなされたものである。その目的とす
るところは、各処理工程に対応する温度分布を炉内に容
易に形成することができ、被焼成体を連続的に焼成して
焼成体を製造することができる連続焼成炉、焼成体の製
造方法及び焼成体を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、請求項1に記載の発明は、マイクロ波透過性を有
する断熱壁によって区画された焼成室と、その焼成室内
に配設される被焼成体に対してマイクロ波を照射するマ
イクロ波発生手段と、焼成室内において被焼成体を搬送
する搬送手段とを備え、前記焼成室内の温度を被焼成体
の搬送方向において被焼成体の焼成過程に対応するよう
に変化させたことを要旨とする。
【0007】請求項2に記載の発明は、請求項1に記載
の連続焼成炉において、前記断熱壁の厚みを被焼成体の
搬送方向において変化させることにより、前記焼成室内
の温度をその搬送方向において被焼成体の焼成過程に対
応するように変化させたことを要旨とする。
【0008】請求項3に記載の発明は、請求項1又は請
求項2に記載の連続焼成炉において、前記焼成室を平面
円弧形状に湾曲形成したことを要旨とする。請求項4に
記載の発明は、請求項3に記載の連続焼成炉において、
前記搬送手段が、炉床の回転によるものであることを要
旨とする。
【0009】請求項5に記載の発明は、請求項1から請
求項4のいずれか一項に記載の連続焼成炉において、前
記焼成室に並行するように前処理室を設け、マイクロ波
発生手段により焼成室内に照射されるマイクロ波に由来
する、断熱壁の外面からの放射熱あるいは透過マイクロ
波によって、その前処理室内に配設される被焼成体を乾
燥あるいは素焼きできるように構成したことを要旨とす
る。
【0010】請求項6に記載の発明は、マイクロ波透過
性を有する断熱壁によって区画された焼成室の内部に被
焼成体を配設し、搬送手段によって焼成室内を搬送され
る被焼成体に対して焼成室の外部からマイクロ波を照射
して被焼成体を焼成する焼成体の製造方法であって、前
記焼成室内の温度を被焼成体の搬送方向において被焼成
体の焼成過程に対応するように変化させたことを要旨と
する。
【0011】請求項7に記載の発明は、マイクロ波透過
性を有する断熱壁によって区画された焼成室の内部に被
焼成体を配設し、搬送手段によって焼成室内を搬送され
る被焼成体に対して焼成室の外部からマイクロ波を照射
して被焼成体を焼成することにより得られる焼成体であ
って、前記焼成室内の温度を被焼成体の搬送方向におい
て被焼成体の焼成過程に対応するように変化させたこと
を要旨とする。
【0012】
【発明の実施の形態】(第1実施形態)以下、本発明の
第1実施形態を図面に基づいて詳細に説明する。
【0013】図1は、本実施形態における連続焼成炉の
概略側断面図、図2は、同じく連続焼成炉を概念的に示
す平断面図である。これらの図に示す連続焼成炉は被焼
成体10を連続的に焼成して焼成体を製造するためのも
のである。被焼成体10は、陶磁器材料又はファインセ
ラミックス材料を所定形状に成形した成形体よりなるも
ので、その成形体、成形体を素焼きしたもの、成形体に
施釉をしたもの、あるいは素焼きした成形体に施釉をし
たものでもよい。
【0014】連続焼成炉は、直線状に延びるトンネル状
の炉壁11を備えている。炉壁11は少なくとも内面が
マイクロ波を反射可能な構成になっている。本実施形態
の場合、炉壁11はステンレス鋼により形成されてい
る。また、図2に示すように、炉壁11の両端部には開
口が設けられており、一方(図2において左側の開口)
が入口12、他方(図2において右側の開口)が出口1
3となっている。
【0015】図1に示すように、連続焼成炉には、マイ
クロ波発生手段としてのマイクロ波発振器14が備えら
れている。このマイクロ波発振器14は、導波管15を
介して炉壁11に接続され、マイクロ波発振器14から
出力されるマイクロ波は、導波管15を経由して炉壁1
1で囲まれた空間(炉室16)に入射されるようになっ
ている。マイクロ波の周波数は、0.9〜100GHz
が好ましく、0.9〜10GHzがより好ましく、特に
2.45GHzが好ましい。この周波数が0.9GHz
未満では、波長が長くなりすぎるとともにマイクロ波の
吸収率が低下するため好ましくない。逆に100GHz
を超える場合には、高価なマイクロ波発振器14が必要
となるため好ましくない。マイクロ波発振器14から出
力されるマイクロ波を2.45GHzとした場合には、
マイクロ波発振器14を比較的小型で低価格なもので済
ますことができる。
【0016】炉室16には、その長手方向に沿って直線
状に延びる焼成室17が断熱壁18により区画形成され
ている。断熱壁18の両端部には開口が設けられてお
り、一方(図2において左側の開口)が入口19、他方
(図2において右側の開口)が出口20となっている。
【0017】前記断熱壁18は、断熱性を有するととも
にマイクロ波の透過を許容し、入口19側から出口20
側に向かうにつれて厚みが漸次増大するように形成され
ている。この断熱壁18を構成する材料としては、アル
ミナファイバーや発泡アルミナなどが挙げられる。尚、
本実施形態の場合、断熱壁18は第1層18aと第2層
18bとからなる二層構造になっている。
【0018】前記断熱壁18の内側には、マイクロ波に
よって自己発熱する内殻21を設けることが好ましい。
この内殻21のマイクロ波による単位体積当たりの発熱
量は、被焼成体10の単位体積当たりの発熱量よりも大
きいことが好ましく、2倍以下であることがより好まし
い。内殻21を構成する材料としては、ムライト系材
料、窒化ケイ素系材料、アルミナなどが挙げられ、焼成
する被焼成体10に応じてそれらの中から適宜選択され
る。この内殻21を構成する材料は、マイクロ波吸収率
の大きい金属酸化物(例えばマグネシア、ジルコニア、
酸化鉄など)又は無機材料(例えば炭化ケイ素など)を
少量添加して用いてもよい。また、内殻21の厚みは1
〜2mmが好ましい。
【0019】さらに、この連続焼成炉には、焼成室17
内において被焼成体10を入口19から出口20へと搬
送する搬送手段が備えられている。本実施形態の場合、
搬送手段は台車22により構成されている。この台車2
2は、図1に示すように、上部に被焼成体10を載せる
ための載置部22aを有し、下部に設けられたローラ2
2bにより移動可能に構成されている。尚、この台車2
2は、被焼成体10を焼成室17内において搬送するだ
けでなく、炉室16の入口12から焼成室17の入口1
9への搬送及び焼成室17の出口20から炉室16の出
口13への搬送も行う。台車22による被焼成体10の
搬送は、一定の送り速度でもって行われることが好まし
い。
【0020】次に、この連続焼成炉を使用した焼成体の
製造方法について説明する。焼成体を製造する場合に
は、まず陶磁器材料又はファインセラミックス材料を所
定形状に成形して被焼成体10を作製し、その被焼成体
10を台車22の載置部22aに載せて入口19から焼
成室17内へ搬送させる。このとき、マイクロ波発振器
14を作動させてマイクロ波を炉室16内に入射させる
と、マイクロ波は、断熱壁18を透過して内殻21及び
被焼成体10に吸収され、熱エネルギーに変換されて内
殻21及び被焼成体10の温度を上昇させる。
【0021】本実施形態においては、断熱壁18の厚み
が入口19側から出口20側に向かうにつれて漸次増大
しているため、その断熱壁18による断熱効果は入口1
9側ほど小さく、出口20側に向かうほど大きい。よっ
て、焼成室17内の温度は入口19側から出口20側に
向かうほど高くなる。従って、焼成室17内を入口19
から出口20へと搬送される被焼成体10は、低温域か
ら徐々に高温域へと搬送されることになる。
【0022】尚、図3は、断熱壁18の複素誘電損失の
温度依存性を示すグラフである。同図に示すように、断
熱壁18の複素誘電損失は、数百℃までは温度に略比例
するが、さらに高温域では指数関数的に増加する特性が
ある。
【0023】以上詳述した本実施形態によれば次のよう
な効果が発揮される。・ 断熱壁18の厚みを入口19
側から出口20側に向かうにつれて漸次増大させること
により、焼成室17内の温度を入口19側から出口20
側に向かうにつれて高くすることができるので、例え
ば、被焼成体10の乾燥、予備焼成、本焼成と、被焼成
体10の焼成過程における各処理工程を順次適切な温度
において行うことができる。従って、被焼成体10を連
続的に焼成して焼成体を製造することができる。
【0024】・ 断熱壁18の厚みを被焼成体10の搬
送方向において変化させることにより、焼成室17内に
特定の温度分布を形成することを容易に実現することが
できる。
【0025】・ 断熱壁18の内側にマイクロ波によっ
て自己発熱しうる内殻21を設けたことにより、焼成室
17内において被焼成体10は内殻21に囲まれてい
る。この場合、熱伝導によって内殻21から外部に失わ
れる熱エネルギーの量に比べて、内殻21がマイクロ波
によって得る熱エネルギーの量の方が十分に大きいため
に、内殻21の内側表面と被焼成体10との間において
熱平衡が保たれ、その結果、被焼成体10は擬似的に完
全に断熱される。よって、放射冷却により被焼成体10
に熱勾配が生じるのを抑制することができ、より一層の
均一な焼成が可能である。
【0026】(第2実施形態)次に、本発明の第2実施
形態について、前記第1実施形態と異なる点を中心にし
て図面に基づいて詳細に説明する。
【0027】図4は、本実施形態における連続焼成炉を
概念的に示す平面図である。同図に示す連続焼成炉は、
炉壁11が平面C字状に湾曲形成され、それに合わせて
焼成室17も平面C字状に湾曲形成されている。
【0028】また、この連続焼成炉は円盤状の炉床23
を備えている。炉床23は中心点Cを中心に回転可能に
構成されている。そして、被焼成体10は炉床23の上
に載置され、炉床23の回転により焼成室17内を入口
19から出口20へと搬送されるようになっている。本
実施形態における搬送手段は、炉床23と炉床23を回
転駆動させるモータなどの駆動装置(図示せず)を含ん
で構成されている。
【0029】本実施形態によれば次のような効果が発揮
される。 ・ 前記第1実施形態のように直線状に焼成室17を形
成した場合には、焼成室17内の被焼成体10から搬送
方向前後に断熱壁18の内面全体が見える。このように
異なる温度の断熱壁18が見えてしまうことが原因で、
被焼成体10に焼成斑が発生することがあった。しか
し、本実施形態の場合は、焼成室17が平面C字状に湾
曲形成されているため、同じ長さで直線状に焼成室17
を形成した場合に比べて、焼成室17内の被焼成体10
から搬送方向前後に見える断熱壁18内面の量が少なく
なる。このため、焼成斑の発生を抑制することができ
る。
【0030】・ 本実施形態における搬送手段は炉床2
3と炉床23を回転駆動させる駆動装置(図示せず)を
含んで構成されているので、前記第1実施形態における
台車22など複雑な構成を必要とすることなく簡単な構
成でもって搬送手段を実現することができる。
【0031】なお、前記各実施形態を次のように変更し
て構成することもできる。 ・ 前記各実施形態において、被焼成体10を予め乾燥
又は素焼きするための前処理室を備える構成としてもよ
い。この場合、前処理室は焼成室17に並行するように
設けられる。そして、マイクロ波発振器14から焼成室
17内に照射されるマイクロ波に由来する、外部への放
射熱あるいは透過マイクロ波によって、その前処理室内
に配設される被焼成体10は乾燥あるいは素焼きされ
る。このため、熱効率を向上させることができる。
【0032】・ 前記各実施形態においては、断熱壁1
8の厚みを変えて断熱効果を変化させることによって焼
成室17内の温度を搬送方向において変化させるように
構成した。それに対して、断熱壁18の一部を他の部分
とは異なる材質で形成して断熱壁18のマイクロ波吸収
特性又は断熱特性を被焼成体10の搬送方向において変
化させることにより、焼成室17内の温度を搬送方向に
おいて変化させるようにしてもよい。あるいは、断熱壁
18の一部を他の部分とは異なる密度となるように形成
して断熱壁18のマイクロ波吸収特性又は断熱特性を被
焼成体10の搬送方向において変化させることにより、
焼成室17内の温度を搬送方向において変化させるよう
にしてもよい。
【0033】・ 前記各実施形態における搬送手段を、
ベルトコンベアとそのベルトコンベアを駆動するモータ
などの駆動装置を含んで構成される搬送手段に変更して
もよい。また前記第2実施形態における搬送手段を、第
1実施形態と同様、台車22を含んで構成される搬送手
段に変更してもよい。
【0034】・ 前記各実施形態においては、入口19
側から出口20側に向かうにつれて断熱壁18の厚みを
漸次増大させたが、一部に厚みが変化しない部分や、逆
に厚みが減少する部分を設けたりしてもよい。また、厚
みの変化は必ずしも連続的でなくてもよく、段階的であ
ってもよい。
【0035】・ 前記各実施形態においては、入口19
側から出口20側に向かうにつれて焼成室17内の温度
が上昇する構成であったが、一部に搬送方向において温
度が変化しない部分や、逆に温度が低下する部分を設け
たりしてもよい。また、焼成室17内の温度変化は必ず
しも連続的でなくてもよく、段階的であってもよい。
【0036】次に、前記実施形態から把握できる技術的
思想について以下に記載する。 ・ 前記断熱壁の断熱特性又はマイクロ波吸収特性を被
焼成体の搬送方向において変化させることにより、前記
焼成室内の温度をその搬送方向において被焼成体の焼成
過程に対応するように変化させたことを特徴とする請求
項1から請求項5のいずれか一項に記載の連続焼成炉。
このように構成した場合、被焼成体の搬送方向における
焼成室内の温度を被焼成体の焼成過程に対応するように
容易に変化させることができる。
【0037】・ 前記断熱壁の内側に、マイクロ波によ
って自己発熱しうる内殻を設け、被焼成体がその内殻で
囲まれることを特徴とする請求項1から請求項5のいず
れか一項に記載の連続焼成炉。このように構成した場
合、放射冷却により被焼成体に熱勾配が生じるのを抑制
することができ、より一層の均一な焼成が可能である。
【0038】
【発明の効果】以上詳述したように、本発明によれば、
各処理工程に対応する温度分布を炉内に容易に形成する
ことができ、被焼成体を連続的に焼成して焼成体を製造
することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 第1実施形態の連続焼成炉を示す概略側断面
図。
【図2】 第1実施形態の連続焼成炉を概念的に示す平
断面図。
【図3】 複素誘電損失の温度依存性を示すグラフ。
【図4】 第2実施形態の連続焼成炉を概念的に示す平
面図。
【符号の説明】
10…被焼成体、14…マイクロ波発生手段としてのマ
イクロ波発振器、17…焼成室、18…断熱壁、22…
搬送手段を構成する台車、23…搬送手段を構成する炉
床。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) F27B 9/40 F27D 7/06 C F27D 7/06 11/12 11/12 H05B 6/64 D H05B 6/64 B22F 3/10 K // B22F 3/10 C04B 35/64 F (72)発明者 高山 定次 岐阜県多治見市星ヶ台3丁目11番地 岐阜 県セラミックス技術研究所 内 (72)発明者 水野 正敏 岐阜県多治見市星ヶ台3丁目11番地 岐阜 県セラミックス技術研究所 内 (72)発明者 平井 敏夫 岐阜県多治見市星ヶ台3丁目11番地 岐阜 県セラミックス技術研究所 内 Fターム(参考) 3K090 AA01 AB13 BA01 EA01 4K018 AA40 DA11 DA21 4K050 AA04 BA07 CA09 CF02 CF12 CG22 EA05 4K063 AA07 AA12 BA04 BA05 CA03 CA09 DA32 FA82

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 マイクロ波透過性を有する断熱壁によっ
    て区画された焼成室と、その焼成室内に配設される被焼
    成体に対してマイクロ波を照射するマイクロ波発生手段
    と、焼成室内において被焼成体を搬送する搬送手段とを
    備え、前記焼成室内の温度を被焼成体の搬送方向におい
    て被焼成体の焼成過程に対応するように変化させたこと
    を特徴とする連続焼成炉。
  2. 【請求項2】 前記断熱壁の厚みを被焼成体の搬送方向
    において変化させることにより、前記焼成室内の温度を
    その搬送方向において被焼成体の焼成過程に対応するよ
    うに変化させたことを特徴とする請求項1に記載の連続
    焼成炉。
  3. 【請求項3】 前記焼成室を平面円弧形状に湾曲形成し
    たことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の連続
    焼成炉。
  4. 【請求項4】 前記搬送手段が、炉床の回転によるもの
    である請求項3に記載の連続焼成炉。
  5. 【請求項5】 前記焼成室に並行するように前処理室を
    設け、マイクロ波発生手段により焼成室内に照射される
    マイクロ波に由来する、断熱壁の外面からの放射熱ある
    いは透過マイクロ波によって、その前処理室内に配設さ
    れる被焼成体を乾燥あるいは素焼きできるように構成し
    たことを特徴とする請求項1から請求項4のいずれか一
    項に記載の連続焼成炉。
  6. 【請求項6】 マイクロ波透過性を有する断熱壁によっ
    て区画された焼成室の内部に被焼成体を配設し、搬送手
    段によって焼成室内を搬送される被焼成体に対して焼成
    室の外部からマイクロ波を照射して被焼成体を焼成する
    焼成体の製造方法であって、前記焼成室内の温度を被焼
    成体の搬送方向において被焼成体の焼成過程に対応する
    ように変化させたことを特徴とする焼成体の製造方法。
  7. 【請求項7】 マイクロ波透過性を有する断熱壁によっ
    て区画された焼成室の内部に被焼成体を配設し、搬送手
    段によって焼成室内を搬送される被焼成体に対して焼成
    室の外部からマイクロ波を照射して被焼成体を焼成する
    ことにより得られる焼成体であって、前記焼成室内の温
    度を被焼成体の搬送方向において被焼成体の焼成過程に
    対応するように変化させたことを特徴とする焼成体。
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