JPS641519Y2 - - Google Patents

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JPS641519Y2
JPS641519Y2 JP1983197130U JP19713083U JPS641519Y2 JP S641519 Y2 JPS641519 Y2 JP S641519Y2 JP 1983197130 U JP1983197130 U JP 1983197130U JP 19713083 U JP19713083 U JP 19713083U JP S641519 Y2 JPS641519 Y2 JP S641519Y2
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JP
Japan
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wall
impeller
vortex chamber
blower
fluid
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JP1983197130U
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JPS60107398U (ja
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  • Structures Of Non-Positive Displacement Pumps (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 産業上の利用分野 本考案は、遠心送風機や斜流送風機などの送風
機に関する。
従来の技術 従来の送風機として、例えば第1および2図に
示すようなものがある。
これらの図において、羽根車1は、回転軸5に
取付けた羽根車主板3と、流体吸込口30側に配
置した羽根車側板4とが複数枚の羽根2により連
結されている構成となつている。そして、この羽
根車1が、前述した流体吸込口30および流体吐
出口31をもつ渦巻状ケーシング9からなる渦室
32によつて覆設されている。
次に、その作用について説明する。羽根車1の
回転軸5の回転に応じて回転する複数枚の羽根2
によつて流体吸込口30から渦室32内に流入し
た流体流れ6が羽根車1の半径方向に流出して流
れ7となり、この流れ7が羽根車1の回転方向の
旋回流れ8になるとともに、渦室32内で収集さ
れて一方向の流れ10になつて、流体吐出口31
から系外に吐出される。
考案が解決しようとする課題 以上述べた従来の送風機は、しかし、次のよう
な欠点があつた。すなわち、従来の送風機におい
ては、第3図に示すその特性曲線から判断する
と、渦室32は、その設計流量Q※11でだけ損
失が少なく、該設計流量からはずれた流量Qの大
流量および小流量では損失が増大する特性があ
り、そのため送風機効率η12は前記設計流量時
に最大であるが、その他の流量時には低下する欠
点がある。
課題を解決するための手段 本考案は、このような従来技術の課題を解決す
るために、回転軸に取付けた羽根車主板と流体吸
込口側に配置した羽根車側板とが複数枚の羽根に
より連結されている羽根車を前記流体吸込口およ
び流体吐出口をもつ渦巻状ケーシングからなる渦
室で覆設してなる送風機において、一端が前記流
体吐出口の壁に枢着され、他端が前記羽根車を囲
むように渦巻状に延びる可動外壁を前記渦巻状ケ
ーシングの渦室外壁の内側に配置し、この可動外
壁を前記羽根車の半径方向に可動する複数の駆動
装置を周方向に適当な間隔を置いて設けたもので
ある。
作 用 このような手段によれば、したがつて、可動外
壁によつて渦室内に形成される流体流路の断面積
を、渦室の巻始めから巻終りに向つてしだいに増
加する関係を保ちながら、流体流量に応じて増減
することができる。
実施例 以下図面を参照して、本考案の好適な実施例に
ついて詳述する。
第5および6図において、羽根車1は、第1お
よび2図に示したものと同様に、回転軸5に取付
けた羽根車主板3と、流体吸込口30側に配置し
た羽根車側板4とが複数枚の羽根2により連結さ
れている構成となつている。そして、この羽根車
1が、前述した流体吸込口30および流体吐出口
31をもつ渦巻状ケーシング9からなる渦室32
によつて覆設されている。しかして、本実施例に
よれば、渦巻状ケーシング9の渦室外壁13の内
側には、渦室内可動外壁14が配置されている、
そして、この渦室内可動外壁14の一端は流体吐
出口31の壁33に回動ヒンジ16を介して枢着
され、またその他端は羽根車3を囲むように渦巻
状に延びている。
また、この渦室内可動外壁14を羽根車1の半
径方向に可動する3基の油圧シリンダ17が周方
向に適当な間隔を置いて渦巻状ケーシング9の渦
室外壁13の外側に設けられ、その各ピストンロ
ツド34が渦室外壁13を貫通して延びて、渦室
内可動外壁14の適所に連結されている。
更に、渦室端可動外壁15が配置され、その一
端は流体吐出口31の上壁に回動ヒンジ20を介
して枢着され、またその他端は渦室内可動外壁1
4の他端と滑らかに連接するように係合されてい
る。そして、この渦室端可動外壁15の他端には
油圧シリンダ21のピストンロツド35が連結さ
れ、油圧シリンダ21は前述した油圧シリンダ1
7を同様に渦巻状ケーシング9の渦室外壁13の
外側に設けられ、そのピストンロツド35は渦室
外壁13を貫通して延びている。
しかして、これらの油圧シリンダ17,21を
作動して、その各ピストンロツド34,35を伸
縮させることにより、渦室内および端可動外壁1
4および15を羽根車1の半径方向に移動させる
ことができる。
この移動において、渦室内可動外壁14の羽根
車1の中心からの半径R18の周方向の変化は、
いま回転軸5の周りの回転角度をθとすると、R
=f(θ)であらわされるが、これを渦室外壁1
3の前記羽根車中心からの半径R※の周方向変化
式R※=f※(θ)にほぼ比例するように変化さ
せ、これにより渦室内可動外壁14によつて渦室
32内に形成される流体流路の断面積を、渦室3
2の巻始めから巻終りに向つてしだいに増加する
関係を保ちながら、流体流量に応じて増減するこ
とができる。
このように、本実施例によれば、油圧シリンダ
17および21の夫々のピストンロツド34およ
び35を伸縮させることにより、渦室内および端
可動外壁14および15が移動して、これらの可
動外壁によつて渦室32内に形成される流体流路
の断面積を可変にできるから、第4図において、
羽根車1と渦室外壁13との間の中間位置に可動
外壁14および15を位置させた場合に送風機効
率ηの最大となる流量Q1※とし該流量より大き
い流量Q2※では可動外壁14および15の半径
方向位置を大きくして前記渦室の流体流路断面積
を大きくしていくと渦室損失が極小になる断面積
の値があるが、この効率η22は前記流量Q1※で設
計された場合の効率η23よりも高く、一方、前記
流量Q1※よりも小さい流量Q3※では可動外壁1
4および15の半径方向位置を小さくして前記渦
室の流体流路断面積を小さくしていくと渦室損失
が極小になる断面積の値があるが、この効率η24
は前記流量Q1※で設計した場合の効率η25よりも
高くなるので、大流量側で渦室の断面積を大き
く、小流量側で渦室の断面積を小さく可変制御さ
せると三流量Q1※で設計された固定断面積をも
つ渦室からなる送風機に比較して、前記流量
Q1※以外でも送風機効率の高い効率特性曲線26
が得られることになる。
考案の効果 以上述べたように、本考案によれば、送風機に
おいて、可動外壁によつて渦室内に形成される流
体流路の断面績を、渦室の巻始めから巻終りに向
つてしだいに増加する関係を保ちながら、流体流
量に応じて増減することができるので、設計流量
をはずれた大流量および小流量時における損失増
加を減少させて、送風機効率の高い流量範囲を拡
大させることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来の送風機を示す縦断側面図、第2
図は第1図の−線断面図、第3図は従来送風
機の特性曲線を示す図、第4図は本考案による送
風機の特性曲線の一例を示す図、第5図は本考案
による送風機の一例を示す縦断側面図、第6図は
第5図の−線断面図である。 1…羽根車、2…羽根、3…羽根車主板、4…
羽根車側板、5…回転軸、9…渦巻状ケーシン
グ、11…設計流量Q※、12…送風機効率η、
13…渦室外壁、14…渦室内可動外壁、15…
渦室端可動外壁、16…回動ヒンジ、17…油圧
シリンダ、18…渦室内可動外壁の半径R、19
…渦室外壁の半径R※、20…回動ヒンジ、21
…油圧シリンダ、30…流体吸込口、31…流体
吐出口、32…渦室、33…吐出口壁、34…ピ
ストンロツド、35…ピストンロツド。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 回転軸に取付けた羽根車主板と流体吸込口側に
    配置した羽根車側板とが複数枚の羽根により連結
    されている羽根車を前記流体吸込口および流体吐
    出口をもつ渦巻状ケーシングからなる渦室で覆設
    してなる送風機において、一端が前記流体吐出口
    の壁に枢着され、他端が前記羽根車を囲むように
    渦巻状に延びる可動外壁を前記渦巻状ケーシング
    の渦室外壁の内側に配置し、この可動外壁を前記
    羽根車の半径方向に可動する複数の駆動装置を周
    方向に適当な間隔を置いて設けたことを特徴とす
    る送風機。
JP19713083U 1983-12-23 1983-12-23 送風機 Granted JPS60107398U (ja)

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JP19713083U JPS60107398U (ja) 1983-12-23 1983-12-23 送風機

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JP19713083U JPS60107398U (ja) 1983-12-23 1983-12-23 送風機

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Publication Number Publication Date
JPS60107398U JPS60107398U (ja) 1985-07-22
JPS641519Y2 true JPS641519Y2 (ja) 1989-01-13

Family

ID=30755189

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JP19713083U Granted JPS60107398U (ja) 1983-12-23 1983-12-23 送風機

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Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5832106B2 (ja) * 2011-03-08 2015-12-16 三菱重工業株式会社 回転機械
JP6425325B2 (ja) * 2012-12-26 2018-11-21 新晃工業株式会社 空気調和機におけるプラグファンのガイド板部

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS53105904U (ja) * 1977-01-31 1978-08-25
JPS57145798U (ja) * 1981-03-10 1982-09-13

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JPS60107398U (ja) 1985-07-22

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